(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6017499
(24)【登録日】2016年10月7日
(45)【発行日】2016年11月2日
(54)【発明の名称】電子機器および報知音出力プログラム
(51)【国際特許分類】
B41J 29/46 20060101AFI20161020BHJP
H04N 1/00 20060101ALI20161020BHJP
G03G 21/00 20060101ALI20161020BHJP
【FI】
B41J29/46 Z
H04N1/00 C
G03G21/00 386
G03G21/00 500
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-131546(P2014-131546)
(22)【出願日】2014年6月26日
(65)【公開番号】特開2016-7840(P2016-7840A)
(43)【公開日】2016年1月18日
【審査請求日】2016年3月18日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140796
【弁理士】
【氏名又は名称】原口 貴志
(72)【発明者】
【氏名】大岸 良輔
【審査官】
大浜 登世子
(56)【参考文献】
【文献】
特開平05−048804(JP,A)
【文献】
特開昭59−044680(JP,A)
【文献】
特開2011−176448(JP,A)
【文献】
特開昭52−038259(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 29/38
B41J 29/46
G03G 21/00
H04N 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
音を出力する音出力部と、
前記音出力部による報知音の出力を制御する報知音制御手段と、
前記報知音の停止の指示を受け付ける停止指示受付手段と、
前記報知音の周波数の上限の指定を受け付ける上限受付手段とを備え、
前記報知音制御手段は、前記音出力部によって前記報知音を出力する場合に、前記上限受付手段によって受け付けられた前記上限まで、前記報知音の周波数を時間の経過に連れて段階的に上げ、
前記報知音制御手段は、前記停止指示受付手段によって前記指示が受け付けられた場合に、前記音出力部による前記報知音の出力を停止することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記上限受付手段は、前記報知音の対象者の年齢の指定を受け付けることによって、前記年齢に対応付けられた前記上限を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
音を出力する音出力部を備える電子機器によって実行される報知音出力プログラムであって、
前記音出力部による報知音の出力を制御する報知音制御手段、
前記報知音の停止の指示を受け付ける停止指示受付手段、および、
前記報知音の周波数の上限の指定を受け付ける上限受付手段として前記電子機器を機能させ、
前記報知音制御手段は、前記音出力部によって前記報知音を出力する場合に、前記上限受付手段によって受け付けられた前記上限まで、前記報知音の周波数を時間の経過に連れて段階的に上げ、
前記報知音制御手段は、前記停止指示受付手段によって前記指示が受け付けられた場合に、前記音出力部による前記報知音の出力を停止することを特徴とする報知音出力プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、報知音を出力する電子機器および報知音出力プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、報知音を出力する電子機器として、報知音の対象者の年齢に応じた周波数で報知音を出力するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−134971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、対象者の年齢に応じて報知音の周波数が変更されたとしても、対象者の年齢に応じた一定の周波数で報知音が出力され続けた場合には、対象者が報知音に慣れてしまうので、対象者によって報知音が認識され難くなるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、報知音の認識され易さを向上することができる電子機器および報知音出力プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電子機器は、音を出力する音出力部と、前記音出力部による報知音の出力を制御する報知音制御手段と、前記報知音の停止の指示を受け付ける停止指示受付手段とを備え、前記報知音制御手段は、前記音出力部によって前記報知音を出力する場合に前記報知音の周波数を時間の経過に連れて段階的に上げ、前記報知音制御手段は、前記停止指示受付手段によって前記指示が受け付けられた場合に、前記音出力部による前記報知音の出力を停止することを特徴とする。
【0007】
この構成により、本発明の電子機器は、報知音を出力する場合に報知音の周波数を時間の経過に連れて段階的に上げるので、報知音の認識され易さを向上することができる。また、本発明の電子機器は、報知音を出力する場合に報知音の周波数を時間の経過に連れて段階的に上げる構成において、指示に応じて報知音の出力を停止するので、早目に報知音の出力が停止されることによって、高い周波数の報知音によって対象者を不快にさせることを抑えることができる。
【0008】
また、本発明の電子機器は、前記報知音の周波数の上限の指定を受け付ける上限受付手段を備え、前記報知音制御手段は、前記音出力部によって前記報知音を出力する場合に、前記上限受付手段によって受け付けられた前記上限まで、前記報知音の周波数を時間の経過に連れて段階的に上げても良い。
【0009】
この構成により、本発明の電子機器は、報知音の周波数の上限が指定されるので、対象者の加齢による可聴域の上限の低下など、対象者の種々の事情に応じた適切な上限が指定されることによって、対象者に応じた適切な報知音を出力することができる。
【0010】
また、本発明の電子機器において、前記上限受付手段は、前記報知音の対象者の年齢の指定を受け付けることによって、前記年齢に対応付けられた前記上限を受け付けても良い。
【0011】
この構成により、本発明の電子機器は、対象者の年齢が指定されるだけで報知音の上限の指定を受け付けるので、報知音の上限の指定を容易化することができる。
【0012】
本発明の報知音出力プログラムは、音を出力する音出力部を備える電子機器によって実行される報知音出力プログラムであって、前記音出力部による報知音の出力を制御する報知音制御手段、および、前記報知音の停止の指示を受け付ける停止指示受付手段として前記電子機器を機能させ、前記報知音制御手段は、前記音出力部によって前記報知音を出力する場合に前記報知音の周波数を時間の経過に連れて段階的に上げ、前記報知音制御手段は、前記停止指示受付手段によって前記指示が受け付けられた場合に、前記音出力部による前記報知音の出力を停止することを特徴とする。
【0013】
この構成により、本発明の報知音出力プログラムは、報知音を出力する場合に報知音の周波数を時間の経過に連れて段階的に上げるので、報知音の認識され易さを向上することができる。また、本発明の報知音出力プログラムは、報知音を出力する場合に報知音の周波数を時間の経過に連れて段階的に上げる構成において、指示に応じて報知音の出力を停止するので、早目に報知音の出力が停止されることによって、高い周波数の報知音によって対象者を不快にさせることを抑えることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の電子機器および報知音出力プログラムは、報知音の認識され易さを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の一実施の形態に係るMFPのブロック図である。
【
図3】報知音を出力する場合の
図1に示すMFPの動作のフローチャートである。
【
図4】
図3に示す動作において出力される報知音の周波数の変化の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0017】
まず、本実施の形態に係る電子機器としてのMFP(Multifunction Peripheral)の構成について説明する。
【0018】
図1は、本実施の形態に係るMFP10のブロック図である。
【0019】
図1に示すように、MFP10は、種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部11と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部12と、音を出力するチャイム、ブザー、ベル、スピーカーなどの音出力デバイスである音出力部13と、原稿から画像データを読み取る読取デバイスであるスキャナー14と、用紙などの記録媒体に印刷を実行する印刷デバイスであるプリンター15と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部16と、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワーク経由で外部の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部17と、各種のデータを記憶しているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶デバイスである記憶部18と、MFP10全体を制御する制御部19とを備えている。
【0020】
記憶部18は、音出力部13に報知音を出力させるための報知音出力プログラム18aを記憶している。報知音出力プログラム18aは、MFP10の製造段階でMFP10にインストールされていても良いし、SDカード、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの記憶媒体からMFP10に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からMFP10に追加でインストールされても良い。
【0021】
また、記憶部18は、MFP10の利用者、すなわち、報知音の対象者の年齢と、報知音の周波数の上限との関係を示すテーブル18bを記憶することができる。
【0022】
図2は、テーブル18bの一例を示す図である。
【0023】
図2に示すテーブル18bには、報知音の対象者の年齢が「50歳未満」、「50歳以上60歳未満」、「60歳以上70歳未満」、「70歳以上75歳未満」、「75歳以上80歳未満」、「80歳以上」である場合に、報知音の周波数の上限が、それぞれ、「8000Hz」、「4000Hz」、「2000Hz」、「1500Hz」、「500Hz」、「100Hz」であることが示されている。
【0024】
図1に示す制御部19は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部18に記憶されているプログラムを実行する。
【0025】
制御部19は、記憶部18に記憶されている報知音出力プログラム18aを実行することによって、音出力部13による報知音の出力を制御する報知音制御手段19a、報知音の停止の指示を受け付ける停止指示受付手段19b、および、報知音の周波数の上限の指定を受け付ける上限受付手段19cとして機能する。
【0026】
次に、MFP10の動作について説明する。
【0027】
上限受付手段19cは、操作部11を介して、または、MFP10の外部の装置からネットワーク通信部17を介して、MFP10の利用者、すなわち、報知音の対象者の年齢の指定を受け付けることによって、テーブル18bにおいて年齢に対応付けられた上限を受け付ける。例えば、上限受付手段19cは、MFP10の利用者の年齢が60歳以上70歳未満であると受け付けると、報知音の周波数の上限をテーブル18bに基づいて2000Hzとして受け付ける。
【0028】
制御部19は、プリンター15において記録媒体が詰まった場合など、利用者の注意を喚起することが必要である場合に、
図3に示す動作を実行する。
【0029】
図3は、報知音を出力する場合のMFP10の動作のフローチャートである。
【0030】
図3に示すように、報知音制御手段19aは、上限受付手段19cによって受け付けられた上限fmaxより低い初期周波数fminで、音出力部13による報知音の出力を開始する(S101)。
【0031】
次いで、停止指示受付手段19bは、報知音の停止の指示を受け付けたか否かを判断する(S102)。ここで、停止指示受付手段19bは、操作部11を介して、または、MFP10の外部の装置からネットワーク通信部17を介して、報知音の停止の指示を受け付けることができる。また、停止指示受付手段19bは、プリンター15における記録媒体の詰まりなどのエラーの場合に報知音が出力されているとき、エラーが解消されることを報知音の停止の指示として受け付けることもできる。
【0032】
報知音制御手段19aは、報知音の停止の指示を受け付けていないとS102において判断されると、報知音の現在の周波数が、上限受付手段19cによって受け付けられた上限fmaxに達しているか否かを判断する(S103)。
【0033】
報知音制御手段19aは、上限fmaxに達していないとS103において判断すると、現在の周波数での報知音の出力の継続時間が特定の時間ΔTに達したか否かを判断する(S104)。ここで、時間ΔTは、任意の長さに設定されることが可能である。例えば、時間ΔTは、1秒から5秒までの間の時間であっても良い。
【0034】
報知音制御手段19aは、特定の時間ΔTに達したとS104において判断すると、報知音の周波数を特定の量Δfだけ上げる(S105)。
【0035】
停止指示受付手段19bは、上限fmaxに達しているとS103において判断されるか、特定の時間ΔTに達していないとS104において判断されるか、S105の処理が終了すると、S102の処理を実行する。
【0036】
報知音制御手段19aは、報知音の停止の指示を受け付けたとS102において判断されると、音出力部13による報知音の出力を終了して(S106)、
図3に示す動作を終了する。
【0037】
図4は、
図3に示す動作において出力される報知音の周波数の変化の一例を示す図である。
【0038】
報知音制御手段19aは、
図3に示す動作において、停止指示受付手段19bによって報知音の停止の指示が受け付けられない限り、
図4に示すように、上限受付手段19cによって受け付けられた上限fmaxまで、音出力部13によって出力する報知音の周波数を時間の経過に連れてΔfずつ段階的に上げる。そして、報知音制御手段19aは、上限受付手段19cによって受け付けられた上限fmaxまで報知音の周波数が達すると、停止指示受付手段19bによって報知音の停止の指示が受け付けられない限り、上限受付手段19cによって受け付けられた上限fmaxで、音出力部13によって出力する報知音の周波数を維持する。
【0039】
なお、報知音制御手段19aは、上限受付手段19cによって上限fmaxが受け付けられることによって上限fmaxが変化した場合、初期周波数fminと、周波数の変化量Δfとの少なくとも一方を変化させても良い。例えば、報知音制御手段19aは、上限受付手段19cによって上限fmaxが受け付けられることによって上限fmaxが変化した場合、初期周波数fminを変化させずに、上限fmaxから初期周波数fminを減じた値を周波数の変化の段階の数で割った値を、変化量Δfとしても良い。また、報知音制御手段19aは、上限受付手段19cによって上限fmaxが受け付けられることによって上限fmaxが変化した場合、変化量Δfと、周波数の変化の段階の数とを変化させずに、初期周波数fminを変化させても良い。また、報知音制御手段19aは、上限受付手段19cによって上限fmaxが受け付けられることによって上限fmaxが変化した場合、初期周波数fminおよび変化量Δfの何れも変化させずに、周波数の変化の段階の数を変化させても良い。
【0040】
以上に説明したように、MFP10は、報知音を出力する場合に報知音の周波数を時間の経過に連れて段階的に上げる(S104でYESおよびS105)。音は、周波数が高いと、聴き手にとって不快であるので、聴き手に認識され易い。すなわち、MFP10は、報知音を出力する場合に徐々に認識され易い報知音を出力する。したがって、MFP10は、報知音の認識され易さを向上することができる。
【0041】
MFP10は、報知音の音量を変化させずに報知音の周波数を変化させるので、MFP10の利用者、すなわち、報知音の対象者以外の者がMFP10の周囲に存在する場合に、MFP10の周囲に存在する対象者以外の者に対して、報知音によって迷惑をかけることを、報知音の音量を変化させる構成と比較して、抑えることができる。
【0042】
なお、MFP10は、報知音の周波数だけではなく、報知音の音量も変化させても良い。
【0043】
MFP10は、報知音を出力する場合に報知音の周波数を時間の経過に連れて段階的に上げる(S104でYESおよびS105)構成において、指示に応じて報知音の出力を停止する(S102でYESおよびS106)ので、早目に報知音の出力が停止されることによって、高い周波数の報知音によって対象者を不快にさせることを抑えることができる。
【0044】
MFP10は、対象者の年齢が指定されるだけで報知音の上限の指定を受け付けるので、報知音の上限の指定を容易化することができる。
【0045】
なお、MFP10は、対象者の年齢の指定を受け付けることによって報知音の上限を受け付けるのではなく、報知音の上限が周波数で直接指定されても良い。
【0046】
MFP10は、報知音の周波数の上限が指定されるので、対象者の加齢による可聴域の上限の低下など、対象者の種々の事情に応じた適切な上限が指定されることによって、対象者に応じた適切な報知音を出力することができる。
【0047】
なお、周波数が上限fmaxに達するまでの周波数の各段階の継続時間は、本実施の形態において、周波数の一連の変化においてΔTという一定の間隔である。しかしながら、周波数が上限fmaxに達するまでの周波数の各段階の継続時間は、周波数の一連の変化において変化しても良い。例えば、周波数の一連の変化において、周波数の各段階の継続時間を徐々に短くしてもよい。この例では、低い周波数の報知音が長く出力されるので、周波数の各段階の継続時間が一定の構成と比較して、低い周波数の段階で報知音が認識され易くなる。このため、高い周波数の報知音が出力される前に報知音が停止される可能性が高くなる。加えて、経過時間が長くなるにつれて、報知音の周波数の変化の間隔が短くなる。このため、低い周波数の段階で報知音が認識されない場合でも、周波数の各段階の継続時間が一定の構成と比較して、周波数の変化の間隔が短くなる段階、すなわち、高い周波数の段階で報知音が認識され易くなる。また、例えば、周波数の一連の変化において、周波数の各段階の継続時間を徐々に長くしてもよい。この例では、報知音の出力が開始されてからの時間に対する周波数は、周波数の各段階の継続時間が一定の構成と比較して、報知音の出力の開始直後の継続時間が短い場合に、高めで推移する。このため、周波数の各段階の継続時間が一定の構成と比較して、報知音の出力が開始されてから、より早い段階で報知音が認識され易くなる。
【0048】
また、周波数が上限fmaxに達するまでの周波数の各段階の間の変化量は、本実施の形態において、周波数の一連の変化においてΔfという一定の量である。しかしながら、周波数が上限fmaxに達するまでの周波数の各段階の間の変化量は、周波数の一連の変化において変化しても良い。例えば、周波数の一連の変化において、周波数の各段階の間の変化量を徐々に大きくしてもよい。この例では、経過時間が長くなるにつれて、報知音の周波数の変化量が大きくなる。このため、低い周波数の段階で報知音が認識されない場合でも、周波数の変化量が大きくなる段階、すなわち、高い周波数の段階で報知音が認識され易くなる。また、例えば、周波数の一連の変化において、周波数の各段階の間の変化量を徐々に小さくしてもよい。この例では、周波数の各段階の間の変化量が一定の構成と比較して、報知音の出力の開始直後の変化量が大きい場合に、報知音の出力が開始されてから、早い段階で高い周波数に推移する。このため、周波数の各段階の間の変化量が一定の構成と比較して、報知音の出力が開始されてから、より早い段階で報知音が認識され易くなる。
【0049】
本発明の電子機器は、本実施の形態においてMFPであるが、音出力部を備えている電子機器であれば、プリンター専用機、コピー専用機、ファックス専用機など、MFP以外の画像形成装置であっても良いし、PC(Personal Computer)など、画像形成装置以外の電子機器であっても良い。
【符号の説明】
【0050】
10 MFP(電子機器)
13 音出力部
18a 報知音出力プログラム
19a 報知音制御手段
19b 停止指示受付手段
19c 上限受付手段