(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記送信されるべき情報にユーザが画像を挿入することを検知した場合、前記画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えているか否かを判断するための第1判断装置と、
前記画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えている場合、画像サイズが前記予め設定されたサイズ上限以下になるように予備圧縮してから前記複数の圧縮されるべき画像の1つとする予備圧縮装置と、
前記画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えていない場合、前記複数の圧縮されるべき画像の1つとする定義装置と、
をトリガして、前記ユーザが前記画像の挿入に選択した1つまたは複数の画像の各画像に対して操作を実行するトリガ装置をさらに含む、
請求項9または10に記載の圧縮装置。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下では、図面と結び付けながら、本発明をさらに詳しく説明する。
【0009】
図1は、本発明の一態様における、画像圧縮を行うための方法のフローチャートである。本発明の方法は、ステップS1、ステップS2、ステップS3、ステップS4及びステップS5を含む。本発明の方法は、主としてユーザデバイスにより実現される。好適には、前記ユーザデバイスには、PCマシン、スマートフォン、PDA、IPTV、プリンタなどが含まれるが、これらに限らない。なお、前記ユーザデバイスが位置するネットワークは、インターネット、広域ネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、VPNネットワークなどが含まれるが、これらに限らない。
【0010】
ここでは、前記ユーザデバイス及びネットワークは一例にすぎず、本発明に適用できるであれば、既存の、または今後現れる可能性のある他のユーザデバイスやネットワークも本発明の保護範囲内に含まれるべきで、引用方式で含まれる。
【0011】
ステップS1では、ユーザデバイスが、複数の圧縮されるべき画像の予め設定された圧縮下限情報、及び、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定する。本発明に言う複数とは、2つまたは2つ以上のことを示す。
【0012】
また、前記複数の圧縮されるべき画像は、様々な方式により確定ができる。例えば、スマートフォンでは、ユーザがMMSに対して行う画像挿入操作により、MMSに圧縮して加える必要のある複数の画像を圧縮されるべき画像として確定する。また、例えば、ユーザに設定された画像送信時間になった時に、PCマシンにインストールされたリアルタイム通信ツールが、指定されたフォルダ内の複数の画像を、圧縮後に情報に加えて送信する必要のある圧縮されるべき画像とする。
【0013】
前記予め設定された圧縮下限情報は、画像の圧縮下限の限定に用いることができるすべての下限を含む。好適には、前記予め設定された圧縮下限情報は、以下の少なくとも1項を含むが、これに限らない。
1)圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限情報。
例えば、圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限は20kである、など。
2)圧縮されるべき画像の圧縮比率の下限情報。
例えば、圧縮されるべき画像の圧縮比率の下限は60%である、など。
【0014】
具体的に、ユーザデバイスは、様々な方式により、予め設定された圧縮下限情報及び画像サイズ情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定することができる。好適には、ユーザデバイスが複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定する方式には以下が含まれるが、これに限らない。
1)ユーザデバイスが、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報及び予め設定された圧縮下限情報に基づいて、各圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報をそれぞれ決定することにより、各画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定し、次に、各圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報の和を、複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報とすること。
例えば、決定済みの複数の圧縮されるべき画像及びその画像サイズ情報は、以下表1に示す通りである。
【表1】
予め設定された圧縮下限情報には、次のことを含む。圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限が20k、圧縮されるべき画像の圧縮比率下限が60%である場合、ユーザデバイスは、圧縮されるべき画像Aの画像サイズ情報100k*60%=60k>20kに基づいて、圧縮されるべき画像Aの圧縮後の最大画像削減情報を(100−60)k=40kと決定する。同じように、ユーザデバイスは、圧縮されるべき画像B、C、Dの圧縮後の最大画像削減情報を24k、32k、10kと決定する。それにより、ユーザデバイスは、複数の圧縮されるべき画像AからDの、圧縮後の最大画像削減情報を、(40+24+32+10)k=106kとなることが得られる。
2)ユーザデバイスは、複数の圧縮されるべき画像の画像サイズ情報の和、及び予め設定された圧縮下限情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定すること。
例えば、複数の圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表1に示す通りであり、予め設定された圧縮下限情報に、圧縮されるべき画像の圧縮比率下限が60%であることを含む場合、ユーザデバイスは、複数の圧縮されるべき画像AからDの、圧縮後の最大画像削減情報を、(100+60+80+30)k*40%=108kと決定する。
【0015】
ここでは、上記に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、複数の圧縮されるべき画像の予め設定された圧縮下限情報及び各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定することが実現できるすべての方式が本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。例えば、計算誤差や正確でない画像サイズ情報が最終結果にもたらす影響を軽減するために、上記の2つの例で、計算で得られた削減情報の106k及び108kから5kを引いて、最終的に決定される複数の圧縮されるべき画像AからDの圧縮後の最大画像削減情報とすることが実現できる方式も、本発明の範囲内に含まれる。
【0016】
次に、ステップS2では、ユーザデバイスが前記画像最大画像削減情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定する。
【0017】
具体的には、ユーザデバイスが、最大画像削減情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定する方式は以下を含むが、これに限らない。
1)ユーザデバイスが直接、最大画像削減情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定すること。
例えば、最大画像削減情報が0〜100kに属する場合は、その圧縮パラメータ情報が90%であり、最大画像削減情報が100kを超え、かつ200k以下の場合は、その圧縮パラメータ情報が80%であり、最大画像削減情報が200kを超える場合は、その圧縮パラメータ情報が70%であることを予め設定すれば、ステップS1でユーザデバイスが決定する複数の圧縮されるべき画像AからDの最大画像削減情報は116kであるため、ユーザデバイスは、116kが100kより大きく、かつ200k以下であることに基づいて、複数の圧縮画像AからDの圧縮パラメータ情報を80%と決定する。
2)本ステップの前に、ユーザデバイスはさらにステップS6を実行し、送信されるべき情報において、圧縮後の複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報を取得し、本ステップでは、ユーザデバイスが、最大画像削減情報及び画像容量情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定する。ここでは、前記複数の圧縮されるべき画像を、圧縮してから、前記送信されるべき情報に加えて送信する必要があること。
【0018】
ここでは、ユーザデバイスがステップS6で画像容量情報を取得する方式は、以下のことを含むが、これに限らない。
a)ユーザデバイスが、送信されるべき情報において、圧縮後の複数の圧縮されるべき画像に割り当て予定の画像容量情報を直接取得すること。
例えば、MMSにおいて、圧縮後の複数の圧縮されるべき画像に割り当て予定の画像容量情報は2000kであると、ユーザデバイスが当該画像容量情報を直接取得する。
b)ユーザデバイスが、送信されるべき情報の総情報容量及びその中に他の情報の情報量サイズに基づいて、圧縮後の前記複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報を決定すること。
例えば、MMSの総情報容量が500kであり、そのうち、ユーザが入力済みの文字情報量が256kである場合、ユーザデバイスが、MMSに圧縮後の複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報が、(500−256)k=244kと決定する。
【0019】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、送信されるべき情報において圧縮後の複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報を取得することが実現できるすべての方式が、本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【0020】
本ステップでは、ユーザデバイスが、最大画像削減情報及び画像容量情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定する。
【0021】
例えば、ユーザデバイスはステップS1で決定した複数の圧縮されるべき画像AからDの最大画像削減情報が106kであり、ステップS6で決定した画像容量情報が244kであり、かつ圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表1の通りである場合、ユーザデバイスは、予め設定された式:圧縮パラメータ情報={画像容量情報−(複数の圧縮されるべき画像の画像サイズ情報の和−最大画像削減情報)}/最大画像削減情報により、圧縮パラメータ情報を、{244−(270−106)}/106=75.472%と決定する。
【0022】
また、例えば、ユーザデバイスがステップS1で決定した複数の圧縮されるべき画像AからDの最大画像削減情報は108kであり、ステップS6で決定した画像容量情報は244kであり、予め設定された圧縮下限情報が含む圧縮されるべき画像AからDの圧縮比率下限が60%である場合、ユーザデバイスが、予め設定された式:圧縮パラメータ情報={画像容量情報−最大画像削減情報*60%/(100%−60%)}/最大画像削減情報により、圧縮パラメータ情報を、(244−108*1.5)/108=75.926%と決定する。
【0023】
ここでは、ステップS1において、ユーザデバイスが方式1)を用いて、圧縮後の複数の圧縮されるべき画像の最大画像削減情報を決定する場合、本ステップで、ユーザデバイスはさらに、ステップS1の実行の際に得られた各圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報と結び付けて、圧縮パラメータ情報を決定することもできる。
【0024】
例えば、ステップS1で取得した圧縮されるべき画像AからDの圧縮可能な最小画像サイズ情報が、それぞれ60k、36k、48k及び20kであり、ステップS6で決定した画像容量情報が244kであり、かつ圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表1の通りである場合、ユーザデバイスが、予め設定された式:圧縮パラメータ情報=(画像容量情報−各圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報の和)/最大画像削減情報により、圧縮パラメータ情報を、{244−(60+36+48+20)}/106=75.472%と決定する。
【0025】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、最大画像削減情報及び画像容量情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定することが実現できるすべての方式が、本発明の範囲に含まれることを理解すべきである。
【0026】
続いて、ステップS3では、ユーザデバイスは圧縮パラメータ情報、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報、及び圧縮後の最大画像削減情報に基づいて、各圧縮されるべき画像の圧縮比率情報をそれぞれ決定する。
【0027】
ユーザデバイスは、ステップS1の、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報及び予め設定された圧縮下限情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定する過程において、各圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報をそれぞれ決定するか、または、本ステップにおいて、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報及び予め設定された圧縮下限情報に基づいて、各圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報をそれぞれ決定する。
【0028】
具体的には、ユーザデバイスは、様々な方式により1つの圧縮されるべき画像の圧縮比率情報を決定することができる。
【0029】
例えば、ユーザデバイスはステップS3で決定した圧縮パラメータ情報が75.472%であり、複数の圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表1の通りであり、ステップS1で決定した圧縮されるべき画像AからDの圧縮後の最大画像削減情報がそれぞれ40k、24k、32k及び10kである場合、ユーザデバイスは、予め設定された式:圧縮比率情報=(最大画像削減情報*圧縮パラメータ情報+画像サイズ情報−最大画像削減情報)/画像サイズ情報により、圧縮されるべき画像Aの圧縮比率情報を、(40*75.472%+100−40)/100=90.189%と決定する。同じように、ユーザデバイスが決定する圧縮されるべき画像BからDの圧縮比率情報は、それぞれ90.189%、90.189%及び91.824%となる。
【0030】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、圧縮パラメータ情報、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報及び圧縮後の最大画像削減情報に基づいて、各圧縮されるべき画像の圧縮比率情報をそれぞれ決定することが実現できるすべての方式、例えば、ユーザデバイスが、さらにステップS1を実行する過程で決定する各圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報と結び付けて、各圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定する方式や、また例えば、上記に挙げた例で計算して得られた比率情報をさらに四捨五入して圧縮されるべき画像の圧縮比率情報とする方式などが、本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【0031】
ステップS4では、ユーザデバイスが、前記圧縮比率情報に基づいて、各圧縮されるべき画像に対して圧縮操作を行う。
【0032】
ここでは、ステップS3とステップS4には、絶対的な順序があるわけではない。例えば、ユーザデバイスがステップS3で、1つの圧縮されるべき画像の圧縮比率情報を決定するごとに、直ちにステップS4を実行し、当該圧縮されるべき画像を圧縮してから、もう1つの圧縮されるべき画像の圧縮比率情報を決定し、またステップS4を実行する。また例えば、ユーザデバイスがステップS3ですべての圧縮されるべき画像の圧縮比率情報を決定してから、ステップS4を実行し、すべての圧縮されるべき圧縮画像を圧縮する。
【0033】
そして、ステップS5では、ユーザデバイスが、圧縮された前記複数の圧縮されるべき画像を1つの送信されるべき情報に加えて送信する。
【0034】
好適には、前記送信されるべき情報は、MMSやネットワークプリンタに印刷する画像を含有する送信情報などを含むが、これに限らない。
【0035】
さらに、ステップS2で得られた圧縮パラメータ情報が100%より大きい場合は、送信されるべき情報に圧縮後の複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報が十分に大きいことを意味し、送信されるべき画像を圧縮する必要はない。この場合、ユーザデバイスはステップS3からステップS5までを実行せずに、複数の圧縮されるべき画像を送信されるべき情報に直接加えて送信することができる。
【0036】
本発明では、予め設定された圧縮下限情報を参考にして画像の圧縮比率を決定することにより、画像の過度の圧縮により生じる画質の劣化問題を低減させる。また、本発明では、画像の圧縮後の最大画像削減に基づいて画像圧縮パラメータを決定し、それによって画像圧縮比率を決定するため、画像圧縮比率計算を大幅に簡略化させると同時に、より優れた圧縮比率を決定することもできる。
【0037】
本発明の好適な実施例の1つとして、本発明は、ステップS1の前に実行するステップS7、ステップS8、ステップS9及びステップS10をさらに含む。
【0038】
ステップS7では、前記送信されるべき情報にユーザが画像を挿入することを検知した場合、ユーザデバイスが、前記画像挿入操作でユーザが選択した1つまたは複数の画像の各画像に対して、下記のステップS8からS10を実行する。
【0039】
例えば、送信されるべき情報がMMSである場合、ユーザが当該MMSに対して実行する画像挿入操作で、画像A’、B’及びC’を選択して挿入する場合、画像A’、B’及びC’の各画像に対して、ユーザデバイスが下記のステップS8からS10を実行する。
【0040】
以下では、ユーザデバイスが画像A’に対して実行する操作により、ステップS8からステップS10を説明する。
【0041】
ステップS8では、ユーザデバイスが、画像の画像サイズが予め設定されたサイズの上限を超えているかどうかを判断する。
【0042】
例えば、画像A’のサイズが1400×1200で、予め設定されたサイズ上限が1600×1200である場合、ユーザデバイスは、画像A’の画像サイズが1600×1200を超えているかどうかを判断する。
【0043】
ステップS9では、画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えている場合、ユーザデバイスは、画像サイズが前記予め設定されたサイズ上限以下になるように、当該画像を予備圧縮し、ステップS1における前記複数の圧縮されるべき画像の1つとする。
【0044】
例えば、ユーザデバイスは、画像A’の画像サイズ1400×1400により、画像A’の画像サイズが1600×1200を超えていると判断すると、ユーザデバイスが画像A’を画像サイズ1400×1200の画像Aに予備圧縮し、ステップS1における複数の圧縮されるべき画像の1つ、例えば圧縮されるべき画像Aとする。
【0045】
ステップS10では、画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えていない場合、ユーザデバイスが、当該画像をステップS1における前記複数の圧縮されるべき画像の1つとする。
【0046】
例えば、上記の例で、画像A’の画像サイズが800×800であれば、ステップS8で、ユーザデバイスが、画像A’の画像サイズが予め設定されたサイズ上限の1600×1200を超えていないと判断し、本ステップで、ユーザデバイスが直接、画像A’をステップS1における前記複数の圧縮されるべき画像の1つ、例えば圧縮されるべき画像Aとする。
【0047】
同じように、ユーザデバイスが画像B’及びC’に対して、それぞれステップS8からステップS10を実行する。
【0048】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、前記送信されるべき情報にユーザが画像を挿入することを検知した場合、ユーザが前記画像挿入操作で選択した1つまたは複数の画像の各画像に対して、当該画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えているかどうかを判断し、当該画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えている場合は、当該画像を、画像サイズが前記予め設定されたサイズ上限以下の画像に予備圧縮して、ステップS1における前記複数の圧縮されるべき画像の1つとし、画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えていなければ、当該画像をステップS1における前記複数の圧縮されるべき画像の1つとすることを実現できるすべての方式は、本発明の範囲に含まれることを理解すべきである。
【0049】
さらに、ユーザは何度も画像挿入操作を行うことができ、ユーザデバイスが、毎回の画像挿入操作で、ステップS7からS10を実行することによって、複数回の画像挿入操作により、ステップS1の前記複数の圧縮されるべき画像を決定する。例えば、ユーザが実行する画像挿入操作に基づいて、圧縮されるべき画像AからCを決定した後に、ステップS7においてユーザが新しい画像の選択操作を行い、画像D’を選択したことを再度検知した場合、ユーザデバイスが画像D’に対してステップS8からステップS10を実行し、圧縮されるべき画像Dを決定する。続いて、ユーザが送信操作を行うと、ユーザデバイスが、ユーザの行った2回の画像挿入操作に基づいて決定した圧縮されるべき画像AからDに対して、ステップS1からS5を実行する。
【0050】
本実施例では、サイズの大きすぎる画像に対して予備圧縮処理を行うことにより、画像の差が大きすぎることにより生じる不合理な画像圧縮問題をさせており、例えば、サイズが大きすぎる画像が存在することにより、サイズが比較的小さい画像が過度に圧縮されるといった可能性を減らせる、など。
【0051】
図2は、本発明の好適な実施例における、残存画像容量情報を決定するための方法のフローチャートである。本実施例の方法には、ステップS11、ステップS12、ステップS13及びステップS14が含まれる。
【0052】
ステップS11では、ユーザが送信されるべき情報に画像の挿入または削除操作を行うことを検知した場合、ユーザデバイスが複数の圧縮されるべき画像を決定する。
【0053】
具体的には、ユーザデバイスが複数の圧縮されるべき画像を決定する方式には以下が含まれるが、これに限らない。
1)ユーザデバイスがまだいずれの圧縮されるべき画像も決定していない場合、ユーザデバイスが、ユーザが送信されるべき情報に行った画像挿入操作に基づいて、または、前記ステップS7からS10の実行により、送信されるべき画像を決定する。
2)ユーザが事前に実行した画像挿入または削除操作に基づいて、ユーザデバイスがすでに送信されるべき画像を決定した場合、ユーザデバイスが、今回にユーザが実行した画像挿入または削除操作に基づき、先に決定した送信されるべき画像と結び付けて、複数の送信されるべき画像を決定する。
【0054】
例えば、ユーザデバイスが、ユーザが以前に実行した画像挿入操作に基づいて、送信されるべき画像A、B、C、D及びEを決定する。ユーザデバイスは、ユーザが送信されるべき情報に対する画像削除操作を検知し、かつ送信されるべき画像Eを選択して削除することが決定した場合、ユーザデバイスは、送信されるべき画像A、B、C、D及びEから送信されるべき画像Eを削除し、残りの送信されるべき画像AからDを、複数の送信されるべき画像とする。
【0055】
また、例えば、ユーザデバイスは、ユーザが以前に実行した画像挿入操作に基づいて、送信されるべき画像A、B及びCを決定する。ユーザデバイスは、ユーザが送信されるべき情報に対する画像挿入操作を検知し、かつ画像D’を選択して挿入することが決定した場合、ユーザデバイスは、前記ステップS8からS10を実行し、1つの送信されるべき画像Dを取得するとともに、当該送信されるべき画像D及び以前に決定した送信されるべき画像A、B及びCを、複数の送信されるべき画像とする。
【0056】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、送信されるべき情報にユーザの挿入または削除操作を検知し、複数の圧縮されるべき画像を決定することが実現できるすべての方式は、本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【0057】
次に、ステップS12では、ユーザデバイスが、複数の圧縮されるべき画像の予め設定された圧縮下限情報及び各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報を決定する。
【0058】
例えば、予め設定された圧縮下限情報は、圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限が20kであること、圧縮されるべき画像の圧縮比率下限が60%であることを含む。圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表1の通りである場合、ユーザデバイスが圧縮されるべき画像Aの画像サイズ情報100k*60%=60k>20kに基づいて、圧縮されるべき画像Aの圧縮可能な最小画像サイズ情報が60kであると決定する。同じように、ユーザデバイスが圧縮されるべき画像B、C及びDの圧縮可能な最小画像サイズ情報を、それぞれ36k、48k及び20kと決定する。続いて、ユーザデバイスが、複数の圧縮されるべき画像AからDの圧縮可能な最小画像サイズ情報を、(60+36+48+20)k=164kと決定する。
【0059】
また、例えば、複数の圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表1の通りであり、予め設定された圧縮下限情報が、圧縮されるべき画像の圧縮比率下限が60%であることを含む場合、ユーザデバイスが、複数の圧縮されるべき画像AからDの圧縮可能な最小画像サイズ情報を、(100+60+80+30)k*60%=162kと決定する。
【0060】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、複数の圧縮されるべき画像の予め設定された圧縮下限情報及び各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報を決定することが実現できるすべての方式が、本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【0061】
続いて、ステップS13では、ユーザデバイスが、送信されるべき情報に圧縮後の前記複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報と、複数の圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報を決定して、送信されるべき情報の残存画像容量情報を決定する。
【0062】
例えば、送信されるべき情報に圧縮後の前記複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報が244.5kであり、ステップS12で決定された最小画像サイズ情報が162kである場合、ユーザデバイスは、送信されるべき情報中の残存画像容量情報を、(244.5−162)k=82.5kと決定する。
【0063】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、送信されるべき情報に圧縮後の前記複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報と、複数の圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報に基づいて、送信されるべき情報中の残存画像容量情報を決定することが実現できるすべての方式、例えば上記の例で得られた82.5kを小数部分切り捨てした値82kを残存画像容量情報とするような実現方式などが、本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【0064】
続いて、ステップS14では、ユーザデバイスが、残存画像容量情報に基づいて、相応の操作を実行する。
【0065】
好適には、前記相応の操作には以下が含まれるが、これに限らない。
1)残存画像容量情報をユーザに提示する。
2)前記残存画像容量情報に基づいて見積もった、前記送信されるべき情報にさらに挿入可能な画像数情報をユーザに提示する。
【0066】
例えば、画像残存容量が82.5kで、予め設定された圧縮下限情報が、圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限情報が20kであることを含む場合、ユーザデバイスが、82.5/20=4.125に基づいて、送信されるべき情報中にさらに挿入可能な画像数を4と見積もり、かつ当該画像数をユーザに提示する。
【0067】
好適には、ステップS14は、さらに以下のステップS141及びステップS142を含む。
【0068】
ステップS141では、ユーザが前記送信されるべき情報に新しい画像を挿入することを検知した場合、ユーザデバイスが、前記新しい画像の挿入においてユーザが選択した1つまたは複数の画像の画像サイズ情報と、前記予め設定された圧縮下限情報に基づいて、前記1つまたは複数の画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報が、前記残存画像容量情報を上回るかどうかを判断する。
【0069】
例えば、画像残存容量が82.5kで、予め設定された圧縮下限情報は、圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限情報が20kであることを含み、ユーザが新しい画像の挿入で選択した画像数が5である場合、ユーザデバイスは、5*20k>82.5kに基づいて、ユーザが新しい画像の挿入で選択した画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報が残存画像容量情報を上回ると判断する。
【0070】
ステップS142では、前記最小画像サイズ情報が前記残存画像容量情報を上回ると判断した場合、前記ユーザに対して、前記1つまたは複数の画像を挿入できない旨を提示する。
【0071】
本実施例では、送信されるべき情報の残存画像容量情報を見積もることにより、引き続き挿入可能な画像容量または数をユーザに提示することができる。また、予め設定された圧縮下限情報を満たす状況において、ユーザが引き続き挿入する画像の圧縮後の画像サイズが残存画像容量情報を超えそうな場合には、ユーザが引き続き画像を挿入することを阻止でき、それによって画像の圧縮品質を保証する。
【0072】
図3は、本発明の一態様における、画像圧縮を行うための圧縮装置の構造概略図である。本発明の圧縮装置は、ユーザデバイスに含まれる。前記圧縮装置は、削減決定装置1と、圧縮パラメータ決定装置2と、圧縮比率決定装置3と、圧縮処理装置4と、送信装置5を含む。
【0073】
削減決定装置1は、複数の圧縮されるべき画像の予め設定された圧縮下限情報と、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報に基づいて、前記複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定する。
【0074】
前記複数の圧縮されるべき画像は、様々な方式で決定することができる。例えば、スマートフォンは、ユーザがMMSに対して行う画像挿入操作に基づいて、圧縮後にMMSに加える必要のある複数の画像を圧縮されるべき画像として決定する。また、例えば、ユーザが設定した画像送信時間になった時に、PCマシンにインストールされたリアルタイム通信ツールが、指定されたフォルダ内の複数の画像を、圧縮してからメッセージに加えて送信する必要がある圧縮されるべき画像とする。
【0075】
前記予め設定された圧縮下限情報は、画像の圧縮下限の限定に用いられるすべての下限を含む。好適には、前記予め設定された圧縮下限情報が、以下の少なくとも1項を含むが、これに限らない。
1)圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限情報。
例えば、圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限は20kである、など。
2)圧縮されるべき画像の圧縮比率下限情報。
例えば、圧縮されるべき画像の圧縮比率下限は60%である、など。
【0076】
具体的には、削減決定装置1は、様々な方式により、予め設定された圧縮下限情報及び画像サイズ情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定する。好適には、削減決定装置1が複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定する方式には以下が含まれるが、これに限らない。
1)削減決定装置1が、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報及び予め設定された圧縮下限情報に基づいて、各圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報をそれぞれ決定することにより、各画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定し、次に、各圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報の和を、複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報とする。
例えば、決定済みの複数の圧縮されるべき画像及びその画像サイズ情報は、下表2に示す通りである。
【表2】
予め設定された圧縮下限情報は、次のことを含む。圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限が20kであり、圧縮されるべき画像の圧縮比率下限を60%である場合、削減決定装置1は、圧縮されるべき画像Aの画像サイズ情報100k*60%=60k>20kに基づいて、圧縮されるべき画像Aの圧縮後の最大画像削減情報を(100−60)k=40kと決定する。同じように、削減決定装置1は、圧縮されるべき画像B、C、Dの圧縮後の最大画像削減情報を24k、32k、10kと決定すると、削減決定装置1は、複数の圧縮されるべき画像AからDの、圧縮後の最大画像削減情報=(40+24+32+10)k=106kを取得する。
2)削減決定装置1が、複数の圧縮されるべき画像の画像サイズ情報の和、及び予め設定された圧縮下限情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定する。
例えば、複数の圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表2に示す通りであり、予め設定された圧縮下限情報が、圧縮されるべき画像の圧縮比率下限が60%であることを含む場合、削減決定装置1が、複数の圧縮されるべき画像AからDの、圧縮後の最大画像削減情報を、(100+60+80+30)k*40%=108kと決定する。
【0077】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、複数の圧縮されるべき画像の予め設定された圧縮下限情報及び各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報に基づいて、前記複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定することが実現できるすべての方式、例えば、計算誤差や正確でない画像サイズ情報が最終結果にもたらす影響を軽減するために、上記の2つの例で、計算で得られた削減情報の106k及び108kから5kを引いて、最終決定する複数の圧縮されるべき画像AからDの圧縮後の最大画像削減情報とするなどの実現方式が、本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【0078】
次に、圧縮パラメータ決定装置2が、前記最大画像削減情報に基づいて、前記複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定する。
【0079】
具体的には、圧縮パラメータ決定装置2が最大画像削減情報に基づいて複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定する方式は以下を含むが、これに限らない。
1)圧縮パラメータ決定装置2が直接、最大画像削減情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定する。
例えば、最大画像削減情報が0〜100kに属する場合、その圧縮パラメータ情報は90%であり、画像最大画像削減情報が100kを上回り、かつ200k以下である場合、前記圧縮パラメータ情報が80%であり、最大画像削減情報が200kを超える場合、前記圧縮パラメータ情報は70%であると予め設定する。削減決定装置1が決定する複数の圧縮されるべき画像AからDの最大画像削減情報が116kであれば、圧縮パラメータ決定装置2は、116kが100kより大きく、かつ200k以下であることに基づいて、複数の圧縮画像AからDの圧縮パラメータ情報を80%と決定する。
2)圧縮装置は容量取得装置(図示せず)をさらに含み、圧縮パラメータ決定装置2はサブ圧縮パラメータ決定装置(図示せず)を含む。容量取得装置は、送信されるべき情報において圧縮後の前記複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報を取得し、サブ圧縮パラメータ決定装置が、最大画像削減情報及び画像容量情報に基づいて、前記複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定する。前記複数の圧縮されるべき画像は、圧縮してから前記送信されるべき情報に加えて送信される必要がある。
【0080】
容量取得装置が画像容量情報を取得する方式は以下を含むが、これに限らない。
a)容量取得装置が、送信されるべき情報において、圧縮後の複数の圧縮されるべき画像に割り当て予定の画像容量情報を直接取得する。
例えば、MMSにおいて圧縮後の複数の圧縮されるべき画像に割り当て予定の画像容量情報が2000kであるとすると、容量取得装置が当該画像容量情報を直接取得する。
b)容量取得装置が、送信されるべき情報の総情報容量及びその中に他の情報の情報量サイズに基づいて、圧縮後の前記複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報を決定する。
例えば、MMSの総情報容量を500kとし、その中にユーザが入力済みの文字情報量を256kとすると、容量取得装置が、MMS中で圧縮後の複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報=(500−256)k=244kを決定する。
【0081】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、送信されるべき情報において圧縮後の前記複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報を取得することが実現できるすべての方式が、本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【0082】
サブ圧縮パラメータ決定装置は、最大画像削減情報及び画像容量情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定する。
【0083】
例えば、削減決定装置1が決定した複数の圧縮されるべき画像AからDの最大画像削減情報が106kであり、容量取得装置が決定した画像容量情報が244kであり、かつ圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表2の通りである場合、サブ圧縮パラメータ決定装置は、予め設定された式:圧縮パラメータ情報={画像容量情報−(複数の圧縮されるべき画像の画像サイズ情報の和−最大画像削減情報)}/最大画像削減情報に基づいて、圧縮パラメータ情報={244−(270−106)}/106=75.472%を決定する。
【0084】
また、例えば、削減決定装置1で決定した複数の圧縮されるべき画像AからDの最大画像削減情報が108kであり、容量取得装置が決定した画像容量情報が244kであり、予め設定された圧縮下限情報が含む圧縮されるべき画像AからDの圧縮比率下限が60%である場合、サブ圧縮パラメータ決定装置が、予め設定された式:圧縮パラメータ情報={画像容量情報−最大画像削減情報*60%/(100%−60%)}/最大画像削減情報に基づいて、圧縮パラメータ情報=(244−108*1.5)/108=75.926%を決定する。
【0085】
ここでは、削減決定装置1が方式1)を採用して複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定する場合、サブ圧縮パラメータ決定装置はさらに、削減決定装置1の実行により取得した各圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報と結び付けて、圧縮パラメータ情報を決定することもできる。
【0086】
例えば、削減決定装置1が取得した圧縮されるべき画像AからDの圧縮可能な最小画像サイズ情報が、それぞれ60k、36k、48k及び20kであり、容量取得装置が決定した画像容量情報が244kで、かつ圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表2の通りである場合、サブ圧縮パラメータ決定装置が、予め設定された式:圧縮パラメータ情報=(画像容量情報−各圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報の和)/最大画像削減情報に基づいて、圧縮パラメータ情報={244−(60+36+48+20)}/106=75.472%を決定する。
【0087】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、最大画像削減情報及び画像容量情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮パラメータ情報を決定することが実現できるすべての方式が、本発明の範囲に含まれることを理解すべきである。
【0088】
続いて、圧縮比率決定装置3は、圧縮パラメータ情報、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報、及び圧縮後の最大画像削減情報に基づいて、各圧縮されるべき画像の圧縮比率情報をそれぞれ決定する。
【0089】
各圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報は、削減決定装置1により、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報及び予め設定された圧縮下限情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定する過程で決定されるか、または、圧縮比率決定装置3により、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報及び予め設定された圧縮情報に基づいて決定される。
【0090】
具体的には、圧縮比率決定装置3は、様々な方式により1つの圧縮されるべき画像の圧縮比率情報を決定することができる。
【0091】
例えば、圧縮パラメータ決定装置2が決定した圧縮パラメータ情報は75.472%で、複数の圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表2の通りであり、削減決定装置1が決定した圧縮されるべき画像AからDの圧縮後の最大画像削減情報はそれぞれ40k、24k、32k及び10kである場合、圧縮比率決定装置3が、予め設定された式:圧縮比率情報=(最大画像削減情報*圧縮パラメータ情報+画像サイズ情報−最大画像削減情報)/画像サイズ情報に基づいて、圧縮されるべき画像Aの圧縮比率情報=(40*75.472%+100−40)/100=90.189%を決定する。同じように、圧縮比率決定装置3が決定する圧縮されるべき画像BからDの圧縮比率情報は、それぞれ90.189%、90.189%及び91.824%となる。
【0092】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、圧縮パラメータ情報、各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報及び圧縮後の最大画像削減情報に基づいて、各圧縮されるべき画像の圧縮比率情報をそれぞれ決定することが実現できるすべての方式、例えば、圧縮比率決定装置3が、削減決定装置1が操作を実行する過程で決定した各圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報と結び付けて、各圧縮されるべき画像の圧縮後の最大画像削減情報を決定する方式、また例えば、上記の例で計算して得られた比率情報をさらに四捨五入して圧縮されるべき画像の圧縮比率情報とする方式などは、本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【0093】
圧縮処理装置4は、前記圧縮比率情報に基づいて、各圧縮されるべき画像を圧縮する。
【0094】
ここでは、圧縮比率決定装置3と圧縮処理装置4が実行する操作には、絶対的な順序があるわけではない。例えば、圧縮比率決定装置3が1つの圧縮されるべき画像の圧縮比率情報を決定するごとに、圧縮処理装置4が直ちに操作を実行し、当該圧縮されるべき画像に対して圧縮操作を実行し、続いて、圧縮比率決定装置3がもう1つの圧縮されるべき画像の圧縮比率情報を決定し、圧縮処理装置4がまた操作を実行する。また例えば、圧縮比率決定装置3がすべての圧縮されるべき画像の圧縮比率情報を決定してから、圧縮処理装置4が操作を実行し、すべての圧縮されるべき画像に対して圧縮操作を行う。
【0095】
続いて、送信装置5が、圧縮された前記複数の圧縮されるべき画像を1つの送信されるべき情報に加えて送信する。
【0096】
好適には、前記送信されるべき情報は、MMS、ネットワークプリンタに印刷する画像を含有する送信情報などを含むが、これに限らない。
【0097】
さらに、ここでは、圧縮パラメータ決定装置2が取得した圧縮パラメータ情報が100%より大きい場合は、送信されるべき情報において圧縮後の複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報が十分に大きいことを意味しているので、送信されるべき画像の圧縮を行う必要はない。この状況下では、圧縮比率決定装置3、圧縮処理装置4及び送信装置5は操作を実行しなくてもよく、ユーザデバイスが複数の圧縮されるべき画像を送信されるべき情報に直接加えて送信する。
【0098】
本発明は、予め設定された圧縮下限情報を参考にして画像の圧縮比率を決定することにより、画像の過度の圧縮により生じる画質の劣化問題を低減させる。また、本発明では、画像の圧縮後の画像最大削減に基づいて画像圧縮パラメータを決定することにより、画像圧縮比率を決定し、画像圧縮比率計算を大幅に簡略化させると同時に、より優れた圧縮比率を決定することもできる。
【0099】
本発明の好適な実施例の1つとして、圧縮装置は、トリガ装置(図示せず)、第1判断装置(図示せず)、予備圧縮装置(図示せず)及び定義装置(図示せず)をさらに含む。
【0100】
前記送信されるべき情報にユーザが画像を挿入することを検知した場合、トリガ装置が第1判断装置をトリガし、予備圧縮装置及び定義装置が前記画像挿入操作でユーザが選択した1つまたは複数の画像の各画像に対して操作を実行する。
【0101】
例えば、送信されるべき情報がMMSであり、ユーザが当該MMSに対して実行する画像挿入操作において、画像A’、B’及びC’を選択して挿入する場合、トリガ装置が第1判断装置、予備圧縮装置及び定義装置をトリガして、画像A’、B’及びC’の各画像に対して操作を実行する。
【0102】
以下では、画像A’に対して実行する操作を通して、第1判断装置、予備圧縮装置及び定義装置を説明する。
【0103】
第1判断装置は、画像の画像サイズが予め設定されたサイズの上限を超えているかどうかを判断する。
【0104】
例えば、画像A’のサイズが1400×1200で、予め設定されたサイズ上限が1600×1200である場合、第1判断装置は、画像A’の画像サイズが1600×1200を超えているかどうかを判断する。
【0105】
画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えている場合は、予備圧縮装置が、画像サイズが前記予め設定されたサイズ上限以下の画像になるよう当該画像を予備圧縮し、削減決定装置1が処理する複数の圧縮されるべき画像の1つとする。
【0106】
例えば、第1判断装置が、画像A’の画像サイズ1400×1400に基づいて、画像A’の画像サイズが1600×1200を超えていると判断すると、予備圧縮装置が画像A’を画像サイズ1400×1200の画像Aに予備圧縮し、削減決定装置1が処理する複数の圧縮されるべき画像の1つ、例えば圧縮されるべき画像Aとする。
【0107】
画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えていない場合は、定義装置は、当該画像を削減決定装置1が処理する前記複数の圧縮されるべき画像の1つとする。
【0108】
例えば、上記の例で、画像A’の画像サイズが800×800であれば、第1判断装置が、画像A’の画像サイズが予め設定されたサイズ上限の1600×1200を超えていないと判断し、定義装置が直接、画像A’を削減決定装置1が処理する複数の圧縮されるべき画像の1つ、例えば圧縮されるべき画像Aとする。
【0109】
同じように、第1判断装置、予備圧縮装置及び定義装置が、画像B’及びC’に対して、それぞれ上記の操作を実行する。
【0110】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、前記送信されるべき情報にユーザの画像挿入操作を検知した場合に、ユーザが前記画像挿入操作で選択した1つまたは複数の画像の各画像に対して、当該画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えているかどうかを判断し、当該画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えている場合は、当該画像を、画像サイズが前記予め設定されたサイズ上限以下の画像に予備圧縮して、削減決定装置1が処理する複数の圧縮されるべき画像の1つとし、画像の画像サイズが予め設定されたサイズ上限を超えていない場合は、当該画像を削減決定装置1が処理する複数の圧縮されるべき画像の1つとすることが実現できるすべての方式が、本発明の範囲に含まれることを理解すべきである。
【0111】
さらに、ユーザは何度も画像挿入操作を行うことができ、トリガ装置が、毎回の画像挿入操作で、第1判断装置、予備圧縮装置及び定義装置をトリガすることによって、複数回の画像挿入操作で削減決定装置1が処理する複数の圧縮されるべき画像を決定する。例えば、ユーザが実行する画像挿入操作に基づいて、圧縮されるべき画像AからCを決定した後、トリガ装置に、ユーザが新しい画像の選択操作を行い、画像D’を選択したことを再度検知された場合、トリガ装置が第1判断装置、予備圧縮装置及び定義装置をトリガして、画像D’に対して操作を実行し、圧縮されるべき画像Dを決定する。続いて、ユーザが送信操作を行うと、削減決定装置1、圧縮パラメータ決定装置2、圧縮比率決定装置3、圧縮処理装置4及び送信装置5が、ユーザの行った2回の画像挿入操作に基づいて決定した圧縮されるべき画像AからDに対して操作を実行する。
【0112】
本実施例では、サイズの大きすぎる画像に対して予備圧縮処理を行うことにより、画像の差が大きすぎることにより生じる不合理な画像圧縮問題を低減させており、例えば、サイズの大きすぎる画像が存在することにより、サイズの比較的小さい画像が過度に圧縮されるといった可能性を減らせる、など。
【0113】
図4は、本発明の好適な実施例における、残存画像容量情報を決定するための圧縮装置の構造概略図である。本実施例の圧縮装置には、画像決定装置11、最小画像サイズ決定装置12、残存容量決定装置13及び実行装置14がさらに含まれる。
【0114】
送信されるべき情報にユーザが画像の挿入または削除操作を行うことを検知した場合、画像決定装置11が、複数の圧縮されるべき画像を決定する。
【0115】
具体的には、画像決定装置11が複数の圧縮されるべき画像を決定する方式には以下が含まれるが、これに限らない。
1)いずれの圧縮されるべき画像もまだ決定されていない場合、画像決定装置11が、送信されるべき情報に対してユーザが行った画像挿入操作に基づいて、ユーザが選択した画像を決定し、かつユーザが選択した画像を直接送信されるべき画像とし、または、画像決定装置11が、含有する前記トリガ装置、第1判断装置、予備圧縮装置及び定義装置で操作を実行することにより、送信されるべき画像を決定する。
2)ユーザが事前に実行した画像挿入または削除操作に基づいて、送信されるべき画像をすでに決定された場合、画像決定装置11が、今回ユーザが実行した画像挿入または削除操作に基づき、かつ以前に決定した送信されるべき画像と結び付けて、複数の送信されるべき画像を決定する。
【0116】
例えば、画像決定装置11が、ユーザが以前に実行した画像挿入操作に基づいて、送信されるべき画像A、B、C、D及びEを決定した場合、画像決定装置11は、ユーザが送信されるべき情報に対する画像削除操作を検知し、かつ送信されるべき画像Eを選択して削除することが決定された場合、画像決定装置11が、送信されるべき画像A、B、C、D及びEの中から送信されるべき画像Eを削除し、かつ残りの送信されるべき画像AからDを、複数の送信されるべき画像とする。
【0117】
また、例えば、画像決定装置11は、ユーザが以前に実行した画像挿入操作に基づいて、送信されるべき画像A、B及びCを決定し、画像決定装置11が前記トリガ装置、第1判断装置、予備圧縮装置及び定義装置を含み、トリガ装置は、ユーザが送信されるべき情報に対する画像挿入操作を検知し、かつ画像D’を選択して挿入することを決定した場合、第1判断装置、予備圧縮装置及び定義装置が操作を実行し、1つの送信されるべき画像Dを決定するとともに、当該送信されるべき画像D及び以前に決定した送信されるべき画像A、B及びCを、複数の送信されるべき画像とする。
【0118】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、送信されるべき情報に対するユーザの挿入または削除操作を検知した際に複数の圧縮されるべき画像を決定することが実現できるすべての方式は、本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【0119】
次に、最小画像サイズ決定装置12が、複数の圧縮されるべき画像の予め設定された圧縮下限情報及び各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報を決定する。
【0120】
例えば、予め設定された圧縮下限情報は、圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限が20kであり、圧縮されるべき画像の圧縮比率下限が60%であり、圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表2の通りであることを含む場合、最小画像サイズ決定装置12が圧縮されるべき画像Aの画像サイズ情報100k*60%=60k>20kに基づいて、圧縮されるべき画像Aの圧縮可能な最小画像サイズ情報が60kであると決定する。同じように、最小画像サイズ決定装置12が、圧縮されるべき画像B、C及びDの圧縮可能な最小画像サイズ情報を、それぞれ36k、48k及び20kと決定する。続いて、最小画像サイズ決定装置12が、複数の圧縮されるべき画像AからDの圧縮可能な最小画像サイズ情報を、(60+36+48+20)k=164kと決定する。
【0121】
また、例えば、複数の圧縮されるべき画像AからDの画像サイズ情報が表2の通りであり、予め設定された圧縮下限情報が、圧縮されるべき画像の圧縮比率下限が60%であることを含む場合、最小画像サイズ決定装置12が、複数の圧縮されるべき画像AからDの圧縮可能な最小画像サイズ情報を(100+60+80+30)k*60%=162kと決定する。
【0122】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、複数の圧縮されるべき画像の予め設定された圧縮下限情報及び各圧縮されるべき画像の画像サイズ情報に基づいて、複数の圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報を決定することが実現できるすべての方式が、本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【0123】
続いて、残存容量決定装置13が、送信されるべき情報において圧縮後の前記複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報と、複数の圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報を決定して、送信されるべき情報の残存画像容量情報を決定する。
【0124】
例えば、送信されるべき情報において圧縮後の前記複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報が244.5kであり、最小画像サイズ決定装置12が決定した最小画像サイズ情報が162kである場合、残存容量決定装置13が、送信されるべき情報の残存画像容量情報を(244.5−162)k=82.5kと決定する。
【0125】
ここでは、上述に挙げた例はただ本発明の技術案をよりわかりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。当業者は、送信されるべき情報において圧縮後の前記複数の圧縮されるべき画像に割り当て可能な画像容量情報と、複数の圧縮されるべき画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報に基づいて、送信されるべき情報の残存画像容量情報を決定することが実現できるすべての方式、例えば上記の例で得られた82.5kを小数部分切り捨てした値82kを、残存画像容量情報とするといった実現方式が、本発明の範囲内に含まれることを理解すべきである。
【0126】
続いて、実行装置14が、残存画像容量情報に基づいて、相応の操作を実行する。
【0127】
好適には、前記相応の操作には以下が含まれるが、これに限らない。
1)残存画像容量情報をユーザに提示する。
2)前記残存画像容量情報に基づいて見積もった、前記送信されるべき情報にさらに挿入可能な画像数情報を前記ユーザに提示する。
【0128】
例えば、画像残存容量が82.5kで、予め設定された圧縮下限情報が、圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限情報20kを含む場合、実行装置14が、82.5/20=4.125に基づいて、送信されるべき情報中にさらに挿入可能な画像数を4と見積もり、かつ当該画像数をユーザに提示する。
【0129】
好適には、実行装置14は、さらに第2判断装置(図示せず)及び提示装置(図示せず)を含む。
【0130】
ユーザが前記送信されるべき情報に新しい画像の挿入操作を行うことを検知された場合、第2判断装置が、前記新しい画像の挿入操作においてユーザが選択した1つまたは複数の画像の画像サイズ情報、及び、前記予め設定された圧縮下限情報に基づいて、前記1つまたは複数の画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報が、前記残存画像容量情報を上回るかどうかを判断する。
【0131】
例えば、画像残存容量が82.5kで、予め設定された圧縮下限情報が、圧縮されるべき画像の圧縮後の画像サイズ下限情報が20kであることを含み、ユーザが新しい画像挿入操作で選択した画像数が5である場合、第二判断装置が、5*20k>82.5kに基づいて、ユーザが新しい画像挿入操作で選択した画像の圧縮可能な最小画像サイズ情報が残存画像容量情報を上回ると判断する。
【0132】
前記最小画像サイズ情報が前記残存画像容量情報を上回ると判断した場合、提示装置が、前記ユーザに対して、前記1つまたは複数の画像を挿入できない旨を提示する。
【0133】
本実施例では、送信されるべき情報の残存画像容量情報を見積もることにより、引き続き挿入可能な画像容量または数をユーザに提示することができる。また、予め設定された圧縮下限情報を満たす状況において、ユーザが引き続き挿入する画像の圧縮後の画像サイズが残存画像容量情報を超えそうな場合には、ユーザが引き続き画像を挿入することを阻止でき、それによって画像の圧縮品質を保証する。