特許第6017788号(P6017788)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6017788
(24)【登録日】2016年10月7日
(45)【発行日】2016年11月2日
(54)【発明の名称】ネイキッドコレーション包装体
(51)【国際特許分類】
   B65D 71/00 20060101AFI20161020BHJP
   B65D 75/14 20060101ALI20161020BHJP
   B65D 75/62 20060101ALI20161020BHJP
【FI】
   B65D71/00
   B65D75/14
   B65D75/62 B
【請求項の数】7
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2011-541597(P2011-541597)
(86)(22)【出願日】2009年12月14日
(65)【公表番号】特表2012-512790(P2012-512790A)
(43)【公表日】2012年6月7日
(86)【国際出願番号】GB2009051712
(87)【国際公開番号】WO2010070331
(87)【国際公開日】20100624
【審査請求日】2012年7月17日
【審判番号】不服2014-16709(P2014-16709/J1)
【審判請求日】2014年8月22日
(31)【優先権主張番号】0823072.4
(32)【優先日】2008年12月18日
(33)【優先権主張国】GB
(73)【特許権者】
【識別番号】505300508
【氏名又は名称】イノヴィア フィルムズ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000154
【氏名又は名称】特許業務法人はるか国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】フリゼル バリー
(72)【発明者】
【氏名】ジメラー ウォルフギャング
(72)【発明者】
【氏名】フェル ジョン
【合議体】
【審判長】 渡邊 豊英
【審判官】 高橋 祐介
【審判官】 蓮井 雅之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2007−153383(JP,A)
【文献】 特開平7−96969(JP,A)
【文献】 特開2000−79969(JP,A)
【文献】 実開昭54−4334(JP,U)
【文献】 米国特許第2752037(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 71/00 R, B65D 75/14 , B65D 75/62 B
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
隣り合って並べられてユニット列を形成する複数の個体ユニットを含む、ネイキッドコレーション包装体であって、
前記ユニット列では隣り合って対となる個体ユニットの間にそれらの接合部分が設けられ、
前記ユニット列は、所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートにて覆われており、
前記シートの前記長さは、前記シートの両端を互いに重ね合わせることによって前記シートで前記ユニット列を包装するのに足りる長さであって、前記ユニット列の長さ方向に沿って形成され且つ前記ユニット列の少なくとも一部分に位置するガースシールのための重なり領域を前記シートに確保するのに足りる長さであり、前記シートは前記重なり領域にてシールされて前記ガースシールを形成しており、
前記シートの前記幅は、前記ガースシールによってシールされることにより包装された前記シートが折り重ねられて自身の封をすることができるよう少なくともユニット列の一端にエンベロープシールを備え、前記エンベロープシールの領域を前記ユニット列の一端に備えるために、前記ユニット列の長さよりも長いものであり、前記シートは前記エンベロープシールが備えられた領域にて折り重ねられてシールされ、
前記シートは、前記シートの前記長さの方向における前記シートの一または複数の箇所に、前記シートの前記長さの方向に沿っており且つ前記接合部分の位置にほぼ合わせて形成された虚弱線を有し、
前記虚弱線は連続しており且つ周期的に振動する虚弱線である、ことを特徴とするネイキッドコレーション包装体。
【請求項2】
隣り合って並べられてユニット列を形成する複数の個体ユニットを含む、ネイキッドコレーション包装体であって、
前記ユニット列では隣り合って対となる個体ユニットの間にそれらの接合部分が設けられ
前記ユニット列は、所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートにて覆われており、
前記シートの前記長さは、前記シートの両端を互いに重ね合わせることによって前記シートで前記ユニット列を包装するのに足りる長さであって、前記ユニット列の長さ方向に沿って形成され且つ前記ユニット列の少なくとも一部分に位置するガースシールのための重なり領域を前記シートに確保するのに足りる長さであり、前記シートは前記重なり領域にてシールされて前記ガースシールを形成しており、
前記シートの前記幅は、前記ガースシールによってシールされ前記ユニット列を包装している前記シートが前記ユニット列の周囲に、端部が開口したスリーブを構成するように、前記ユニット列の長さよりも実質的に長いものではなく、
前記シートは、前記シートの前記長さの方向における前記シートの一または複数の箇所に、前記シートの前記長さの方向に沿っており且つ前記接合部分の位置にほぼ合わせて形成された虚弱線を有し、
前記虚弱線は連続しており且つ周期的に振動する虚弱線である、ことを特徴とするネイキッドコレーション包装体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のネイキッドコレーション包装体であって、
複数の前記接合部分を有し、
前記複数の接合部分のそれぞれは互いに隣り合っている一対の固体ユニットの間に位置している、ことを特徴とするネイキッドコレーション包装体。
【請求項4】
請求項1乃至3いずれか一項に記載のネイキッドコレーション包装体であって、
少なくとも2つの虚弱線が離間して備えられ、前記少なくとも2つの虚弱線のそれぞれは、個別の接合部分とほぼ位置が合うように位置決めされている、ことを特徴とするネイキッドコレーション包装体。
【請求項5】
請求項に記載のネイキッドコレーション包装体であって、
前記シートの前記長さの方向に沿って形成されている複数の虚弱線が備えられており、
前記複数の虚弱線はそれぞれ前記複数の接合部分の位置とほぼ合うように位置決めされている、ことを特徴とするネイキッドコレーション包装体。
【請求項6】
ネイキッドコレーション包装体の製造方法であって、
a.隣り合って並べられてユニット列を形成する複数の個体ユニットであって、前記ユニット列にて隣り合って対となる個体ユニットの間にそれらの接合部分を有する複数の固体ユニットを準備する工程と、
b.所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートを準備する工程であって、前記シートの前記長さ、前記シートの両端を互いに重ね合わせることによって前記シートで前記ユニット列を包装するのに足りる長さであって、前記ユニット列の長さ方向に沿って形成され且つ前記ユニット列の少なくとも一部分に位置するガースシールのための重なり領域を前記シートに確保するのに足りる長さであり、前記シートの前記幅、少なくとも前記ユニット列の一端にエンベロープシールの領域が確保されるように、前記ユニット列の長さよりも長くなるように、前記シートを準備する工程と、
c.前記シートの前記長さの方向に沿って連続しており且つ周期的に振動する虚弱線を前記シートに形成し、
d.前記周期的に振動する虚弱線が少なくとも一つの接合部分とほぼ位置が合うようにする工程と、
e.前記ユニット列の周囲に、前記シートの前記長さの方向において前記シートを包装し、前記シートをシールして前記ガースシールを形成する工程と、
f.前記シート自身を前記エンベロープシールの領域で折り重ねて、シールする工程と、
を含むことを特徴とするネイキッドコレーション包装体の製造方法。
【請求項7】
ネイキッドコレーション包装体の製造方法であって、
a.隣り合って並べられてユニット列を形成する複数の個体ユニットであって、前記ユニット列にて隣り合って対となる個体ユニットの間にそれらの接合部分を有する複数の固体ユニットを準備する工程と、
b.所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートを準備する工程であって、前記シートの前記長さ、前記シートの両端を互いに重ね合わせることによって前記シートで前記ユニット列を包装するのに足りる長さであって、前記ユニット列の長さ方向に沿って形成され且つ前記ユニット列の少なくとも一部分に位置するガースシールのための、重なり領域を前記シートに確保するのに足りる長さであり、前記シートの前記幅は、前記ユニット列の長さよりも実質的に長くならないように、前記シートを準備する工程と、
c.前記シートの前記長さの方向に沿って連続しており且つ周期的に振動する虚弱線を形成し、
d.前記周期的に振動する虚弱線が少なくとも一つの前記接合部分とほぼ位置が合うようにする工程と、
e.前記ユニット列の周囲に前記シートの前記長さの方向において前記シートを包装し、前記シートをシールして、端部が開口したスリーブを前記シートが構成するように前記ユニット列の周囲に前記シートを設ける工程と、を含むことを特徴とするネイキッドコレーション包装体の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネイキッドコレーション包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
ネイキッドコレーションは、複数の個体ユニット(通常、商業上の物品)が順に並べられ、それからパッケージフィルムで直接(ボール箱やチューブのような中間的な包装なしで)包装される、包装用途に用いられる。パッケージフィルムは、結果としてネイキッドコレーション包装において、順に並べられたユニットを結束させるものである。ネイキッドコレーションは、包装材料の量を(中間的な包装の必要性を回避することによって)減少させる、あるいは、パッケージフィルムに透明な物を用いた場合、個々のユニットを視認させる、といった多くの便益をもたらすものである。
【0003】
ネイキッドコレーションの包装技術は、例えば、タバコ箱、箱詰めされた薬、トランプ、化粧品や香水のパッケージ、CDケース、DVDケース等といった、比較的剛性のある物品、及び/又は、とりわけ曲げられることについて影響を受けづらい物品に関連するものには特に実用的である。一般的にその様な物品は、例えば、ひとたびネイキッドコレーション包装体が取り除かれ、小売棚にいつでも陳列できるようにするために、必ずしも必要なことではないがオーバーラップフィルムにて包装されたユニットとすることとしてもよい。ネイキッドコレーション包装体の外フィルムを、ユニットを包装するするフィルムにシールされるのを避けるという問題は、例えば、PCT/GB2008/050662にて記載がされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】PCT/GB2008/050662
【発明の概要】
【0005】
反対に、本発明は、好ましくは個体ユニット若しくは個体ユニットのグループが、包装の残りの完全な状態であることに妥協することなしにネイキッドコレーション包装体から取り除かれる方法で、且つ、効果に簡便である方法で、ネイキッドコレーション包装体から個体ユニットを取り除くことに関連しているものである。
【0006】
一般的に、ネイキッドコレーションにおいては、他の多くのタイプの包装体のように、タイトに包装することを確実にするためにシュリンクフィルムが用いられる。実用的かつ審美的な観点からタイトに包装することが、シュリンクフィルムによって達成されるか、あるいは、他の手段によって達成されるかに関わらず、エンドユーザ若しくは小売業者は、しばしばネイキッドコレーション包装体全体から、全体の内の個体ユニットあるいは個体ユニットのグループを取り除くことが困難であることを経験する。これは、当該フィルムはユニットの周囲をタイトに覆うことができるので、外のフィルムを引き裂いて取り除かなければ、ユーザは幾つかの商品を獲得し得ないからである。ユーザは、包装を開ける過程において、力任せに、若しくは、鋭利な道具を使用することに訴えるかもしれません。しかしこのことによって、個体ユニットの損傷を引き起こす、あるいは、たとえユーザが包装体からユニットの幾つかあるいは一つのみを取り除こうと意図したとしても、全ての個体ユニットが包装体からこぼれ、また、離れ離れになってしまい、包装体全体が損なわれることを引き起こすかもしれません。
【0007】
ネイキッドコレーション包装体では、概して(例えば、ユニットで包装されたタバコ箱などの)個体ユニットは、積み重ねられ、端と端をつなげて並べられ、そうした後、ネイキッドコレーションフィルムのシートに包装される。積み重ねられる高さは、個体ユニットの高さから、二倍、三倍(もしくはそれ以上)の積み重ねられる高さへと変化します。包装の長さは、2から約20ユニットもしくはそれ以上であることとしてよいが、3から10ユニットの長さの範囲であることがしばしばであるであろう。例えば、タバコ箱のネイキッドコレーションの分野においては、約4から7ユニットの包装長さであることが一般的である。
【0008】
ネイキッドコレーション包装体では、例えば、オーバーラップフィルム突き刺す鋭利な道具の使用による、包装された物品の損傷のリスクは深刻であるので、手作業でそのような包装を開ける手段を予め備えられることは望ましいことである。また、個体ユニットが実質的に損傷を受けていない包装がなされたままで、包装体の本体から個体ユニット、あるいは個体ユニットのグループを分離できる手段が備えられることは、望ましいことである。
【0009】
本発明によれば、端と端とをつなげて並べられて又は隣り合って並べられてユニット列(unit row)を形成する複数の個体ユニット(individual unit)を含む、ネイキッドコレーション包装体(naked collation package)であって、前記ユニット列にて隣り合って対となる個体ユニットの間には少なくとも一つの接合部分(interface)を備え、前記ユニット列は、所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートにて覆われており、前記シートの前記長さは、前記シートの両端間に少なくとも前記ユニット列の長さ部分に沿うガースシール(girth seal)を備え付けるための重なり合う領域を備え、前記ユニット列を、前記シートを十分に重ね合わせることによって封をするのに足りる長さであり、前記シートは前記ガースシールが備えられた領域にてシールされ、前記シートの前記幅は、前記ガースシールによってシールされることにより包装された前記シートが折り重ねられて自身の封をすることができるよう少なくともユニット列の一端にエンベロープシール(envelope seal)を備え、前記エンベロープシールの領域を前記ユニット列の一端に備えるために、前記ユニット列の長さよりも長いものであり、前記シートは前記エンベロープシールが備えられた領域にて折り重ねられてシールされ、前記シートは、その一部または複数の長さ部分に沿って前記接合部分とほぼ位置が合うように虚弱線(a line weakness)が位置決めされて備えられている、ことを特徴とするネイキッドコレーション包装体が提供される。
【0010】
また、本発明によれば、端と端とをつなげて並べられて又は隣り合って並べられてユニット列を形成する複数の個体ユニットを含む、ネイキッドコレーション包装体であって、前記ユニット列にて隣り合って対となる個体ユニットの間には少なくとも一つの接合部分を備え、前記ユニット列は、所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートにて覆われており、前記シートの前記長さは、前記シートの両端間に少なくとも前記ユニット列の長さ部分に沿うガースシールを備え付けるための重なり合う領域を備え、前記ユニット列を、前記シートを十分に重ね合わせることによって封をするのに足りる長さであり、前記シートは前記ガースシールが備えられた領域にてシールされ、前記シートの前記幅は、前記ガースシールによってシールされることにより包装された前記シートが折り重ねられて自身の封をすることができるよう少なくともユニット列の一端にエンベロープシールを備え、前記エンベロープシールの領域を前記ユニット列の一端に備えるために、前記ユニット列の長さよりも長いものであり、前記シートは前記エンベロープシールが備えられた領域にて折り重ねられてシールされ、前記シートは、その一部または複数の長さ部分に沿って前記接合部分とほぼ位置が合うように少なくとも一つの虚弱線が位置決めされて備えられている、ことを特徴とするネイキッドコレーション包装体が提供される。
【0011】
ネイキッドコレーション包装に使用されるオーバーラップフィルムの量が減少されるため、更に好ましい態様について述べる。
【0012】
すなわち、本発明によると、端と端とをつなげて並べられて又は隣り合って並べられてユニット列を形成する複数の個体ユニットを含む、ネイキッドコレーション包装体であって、前記ユニット列にて隣り合って対となる個体ユニットの間には少なくとも一つの接合部分を備え、前記ユニット列は、所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートにて覆われており、前記シートの前記長さは、前記シートの両端間に少なくとも前記ユニット列の長さ部分に沿うガースシールを備え付けるための重なり合う領域を備え、前記ユニット列を、前記シートを十分に重ね合わせることによって封をするのに足りる長さであり、前記シートは前記ガースシールが備えられた領域にてシールされ、前記シートの前記幅は、前記ガースシールによってシールされることにより包装された前記シートが前記ユニット列の周囲に端部を開口するスリーブを形成するために、前記ユニット列の長さよりも実質的に長いものではなく、前記シートは、その一部または複数の長さ部分に沿って前記接合部分とほぼ位置が合うように虚弱線が位置決めされて備えられている、ことを特徴とするネイキッドコレーション包装体が提供される。
【0013】
すなわち、端と端とをつなげて並べられて又は隣り合って並べられてユニット列を形成する複数の個体ユニットを含む、ネイキッドコレーション包装体であって、前記ユニット列にて隣り合って対となる個体ユニットの間には少なくとも一つの接合部分を備え、前記ユニット列は、所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートにて覆われており、前記シートの前記長さは、前記シートの両端間に少なくとも前記ユニット列の長さ部分に沿うガースシールを備え付けるための重なり合う領域を備え、前記ユニット列を、前記シートを十分に重ね合わせることによって封をするのに足りる長さであり、前記シートは前記ガースシールが備えられた領域にてシールされ、前記シートの前記幅は、前記ガースシールによってシールされることにより包装された前記シートが前記ユニット列の周囲に端部を開口するスリーブを形成するために、前記ユニット列の長さよりも実質的に長いものではなく、前記シートは、その一部または複数の長さ部分に沿って前記接合部分とほぼ位置が合うように少なくとも一つの虚弱線が位置決めされて備えられている、ことを特徴とするネイキッドコレーション包装体が提供される。
【0014】
本発明のネイキッドコレーション包装体は、包装体を接合部分の領域にて屈曲させることによって、個体ユニットあるいは個体ユニットのグループは、包装体から折り取られ、個体ユニットあるいは個体ユニットのグループが折り取られた残りの包装体は実質的に損傷を受けないという利点を提供する。
【0015】
ユニット列は、少なくとも2つの個体ユニットを含むものであるが、例えば、少なくとも3つの個体ユニット、あるいは、約4つ又は5つの個体ユニットを含むこととしてもよい。例えば、ユニット列は、個体ユニットの高さ、あるいは、二倍又は三倍に積み重ねられる高さであることとしてもよい。
【0016】
ユニット列が二つ以上の個体ユニットを含むとき、隣り合って対となる個体ユニットの間には対応する複数の接合部分があることとなる。このような状況において、シートの長さに沿った複数の虚弱線のそれぞれが、個々の接合部分のそれぞれとほぼ位置が合うように位置決めされて備えられることは好ましい。
【0017】
ネイキッドコレーション包装体は、少なくとも2つの虚弱線が離間して備えられ、この少なくとも2つの線のそれぞれは、個別の接合部分とほぼ位置が合うように位置決めされていることとしてもよい。
【0018】
ネイキッドコレーション包装体は、第二の虚弱線と離間して備えられる第一の虚弱線が備えられ、前記第一の虚弱線は、隣り合って対となる個体ユニットの間に備えられる接合部分の一方の個体ユニット側に位置しており、前記第二の虚弱線は、前記接合部分の他方の個体ユニット側に位置することとしてもよい。このように配置されることによって、少なくとも一つの虚弱線が各々の接合部分と位置が合うように位置決めされる際の位置的な誤差のマージンを提供する。
【0019】
前述のそれぞれの虚弱線は、シート上に、例えばアブレーション、彫り込み(切り込み)、もしくは、ミシン目の様な手段を用いて適宜備えることとしてもよい。
【0020】
典型的には、前述のシートは縦方向(machine direction)と、横方向(transverse direction)とを有する高分子フィルムである。この場合、シートの長さは好ましくは縦方向であり、そして、虚弱線のそれぞれが縦方向に備えられるように、適宜、アブレーション、彫り込み(切り込み)、もしくは、ミシン目の手段を行うようウェブフォームのシート(the sheet in web form)を供給することによって虚弱線のそれぞれが備えられる。
【0021】
好ましくは、フィルムは、ユニット列の周囲にてシール後、若しくはシールの間、フィルム自身をタイトに密着して形成するように収縮することができるシュリンクフィルムである。
【0022】
好ましくは、それぞれの個体ユニットは、ほぼ同じ形状、大きさである。また、それぞれの個体ユニットが実質的に通常の形状であり、隣り合うユニット間の接合部分のそれぞれは、実質的に直線の接合部分であることも好ましい。
【0023】
隣接する固体ユニットの間の接合部分とほぼ一致する位置に備えられる虚弱線のそれぞれは、ほぼ直線の虚弱線であることとしてもよい。しかしながら、我々はそれぞれの虚弱線が周期的に振動する模様(an oscillating pattern)を有することが、とりわけ好ましいことを見出した。例えば、それぞれの虚弱線は、ジグザグ線、正弦曲線の外形のように備えられることとしてもよい。このことは、それぞれの虚弱線が接合部分と位置が合うように位置決めされる際の位置的な誤差のマージンを提供する。それぞれの虚弱線は、連続的な若しくは不連続であって、一連の繰り返し模様を含むこととしてもよい。
【0024】
また、虚弱線のそれぞれは周期的に振動する虚弱線(an oscillating line of weakness)である。さらに好ましくは、虚弱線のそれぞれはそれ自身が周期的に振動する繰り返し単位を含む、周期的に振動する虚弱線である。
【0025】
周期的に振動するということが好ましいということは、それぞれの虚弱線が、虚弱線の中央を貫いて虚弱線のそれぞれの長さに連続して沿って長手方向の軸の上下に連続して伝播することを意味する。
【0026】
また、本発明によれば、ネイキッドコレーション包装体の製造方法であって、
a.端と端とをつなげて並べられて又は隣り合って並べられてユニット列を形成する複数の個体ユニットを準備する(ただし、前記ユニット列にて隣り合って対となる個体ユニットの間には少なくとも一つの接合部分を備える)工程と、
b.所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートを準備する(ただし、前記シートの前記長さは、前記シートの両端間に少なくとも前記ユニット列の長さ部分に沿うガースシールを備え付けるための重なり合う領域を備え、前記ユニット列を、前記シートを十分に重ね合わせることによって封をするのに足りる長さであり、前記シートの前記幅は、少なくとも前記ユニット列の一端にエンベロープシールの領域を備えるために、前記ユニット列の長さよりも長い)工程と、
c.前記フィルムの前記長さに沿って虚弱線を備える工程と、
d.前記虚弱線が前記接合部分と位置が合うようにする工程と、
e.前記ユニット列の周囲を前記フィルムの前記長さに沿って包装し、前記フィルム自身を備えられたガースシールによってシールする工程と、
f.前記フィルム自身を前記エンベロープシールが備えられる前記エンベロープの領域を折り重ねて、シールする工程と、を含むことを特徴とするネイキッドコレーション包装体の製造方法が提供される。
【0027】
また、本発明によれば、ネイキッドコレーション包装体の製造方法であって、
a.端と端とをつなげて並べられて又は隣り合って並べられてユニット列を形成する複数の個体ユニットを準備する(ただし、前記ユニット列にて隣り合って対となる個体ユニットの間には少なくとも一つの接合部分を備える)工程と、
b.所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートを準備する(ただし、前記シートの前記長さは、前記シートの両端間に少なくとも前記ユニット列の長さ部分に沿うガースシールを備え付けるための重なり合う領域を備え、前記ユニット列を、前記シートを十分に重ね合わせることによって封をするのに足りる長さであり、前記シートの前記幅は、少なくとも前記ユニット列の一端にエンベロープシールの領域を備えるために、前記ユニット列の長さよりも長い)工程と、
c.前記フィルムの前記長さに沿って少なくとも一つの虚弱線を備える工程と、
d.前記虚弱線が少なくとも一つの接合部分とほぼ位置が合うようにする工程と、
e.前記ユニット列の周囲を前記フィルムの前記長さに沿って包装し、前記フィルム自身を備えられたガースシールによってシールする工程と、
f.前記フィルム自身を前記エンベロープシールが備えられる前記エンベロープの領域を折り重ねて、シールする工程と、を含むことを特徴とするネイキッドコレーション包装体の製造方法が提供される。
【0028】
また、本発明によれば、ネイキッドコレーション包装体の製造方法であって、
a.端と端とをつなげて並べられて又は隣り合って並べられてユニット列を形成する複数の個体ユニットを準備する(ただし、前記ユニット列にて隣り合って対となる個体ユニットの間には少なくとも一つの接合部分を備える)工程と、
b.所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートを準備する(ただし、前記シートの前記長さは、前記シートの両端間に少なくとも前記ユニット列の長さ部分に沿うガースシールを備え付けるための重なり合う領域を備え、前記ユニット列を、前記シートを十分に重ね合わせることによって封をするのに足りる長さであり、前記シートの前記幅は、前記ユニット列の長さよりも実質的に長いものではない)工程と、
c.前記フィルムの前記長さに沿って虚弱線を備える工程と、
d.前記虚弱線が接合部分と位置が合うようにする工程と、
e.前記ユニット列の周囲を前記フィルムの前記長さに沿って包装し、前記ユニット列の周囲に端部を開口する前記ガースシールがなされたスリーブを備えて前記フィルム自身をシールする工程と、を含むことを特徴とするネイキッドコレーション包装体の製造方法が提供される。
【0029】
また、本発明によれば、ネイキッドコレーション包装体の製造方法であって、
a.端と端とをつなげて並べられて又は隣り合って並べられてユニット列を形成する複数の個体ユニットを準備する(ただし、前記ユニット列にて隣り合って対となる個体ユニットの間には少なくとも一つの接合部分を備える)工程と、
b.所定の長さ及び幅を有する高分子フィルムのシートを準備する(ただし、前記シートの前記長さは、前記シートの両端間に少なくとも前記ユニット列の長さ部分に沿うガースシールを備え付けるための重なり合う領域を備え、前記ユニット列を、前記シートを十分に重ね合わせることによって封をするのに足りる長さであり、前記シートの前記幅は、前記ユニット列の長さよりも実質的に長いものではない)工程と、
c.前記フィルムの前記長さに沿って虚弱線を備える工程と、
d.少なくとも一つの前記虚弱線が少なくとも一つの接合部分とほぼ位置が合うようにする工程と、
e.前記ユニット列の周囲を前記フィルムの前記長さに沿って包装し、前記ユニット列の周囲に端部を開口する前記ガースシールがなされたスリーブを備えて前記フィルム自身をシールする工程と、を含むことを特徴とするネイキッドコレーション包装体の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本発明の第一の形態に係るネイキッドコレーション包装を示す斜視図である。
図2】本発明の第二の形態に係るネイキッドコレーション包装を示す斜視図である。
図3】本発明の第三の形態に係るネイキッドコレーション包装を示す斜視図である。
図4】本発明の第四の形態に係るネイキッドコレーション包装を示す斜視図である。
図5】本発明の第五の形態に係るネイキッドコレーション包装を示す斜視図である。
図6】本発明の第六の形態に係るネイキッドコレーション包装を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明において用いられるフィルムは、適用される要件に応じてさまざまな厚さのものであることとしてもよい。例えば、約10から約240μmの厚さであることとしてもよく、好ましくは約50から約90μmの厚さであることとしてもよい。フィルムにおける虚弱線は好ましくは、フィルムの残り部分よりも狭いゲージである。例えば、フィルムのバルクより1%、2%、5%、10%、20%、もしくは50%狭く、あるいは、虚弱線は全てもしくはほぼ全てフィルムを貫いて延びていることとしてもよい。
【0032】
本発明に用いられるフィルムは、コーティング、及び/又は、被膜もしくはラミネーション層であり、バイオポリマーから作られたフィルム(好ましくはポリ乳酸、polygalactic、及び/又は、セルロース誘導体フィルム(例えば微生物セルロースフィルム及び/又は再生セルロールフィルム))、熱可塑性フィルム、高分子フィルム(例えばポリオレフィン(例えばポリプロピレン及び/又はポリエチレン)、ポリビニルハライド(:polyvinylhalides、例えばPVC)、ポリエステル(例えばポリエチレンテレフタレート:PET)、ポリアミド(例えばナイロン)、及び/又は、非炭化水素ポリマー(non−hydrocarbon polymers)を含有するフィルム)、及び/又は、それらを組み合わせ、及び/又は、混合させることによって、形成された、多層構造及び/又はコンポジットシートなどの、適切な高分子フィルム基板を含むこととしてもよい。フィルム基板に適したものはポリオレフィンフィルムのみならず、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、セルロース、そして、PLAフィルムも同様である。
【0033】
本発明のフィルムは、一の層のみからなることとしてもよく、また、複数の層からなることとしてもよい。複数の層は、ラミネーション、及び/又は、共押出、及び/又は、コーティング、及び/又は、メルトコート押出によって一体化することができる。フィルムは、フィルムの所望の特性(例えば、印刷適性や、塗膜の密着性)を改良するために別の方法(例えば、コロナ放電処理)によって処理されることとしてもよい。
【0034】
本発明のフィルムは、例えば、染料、顔料・着色剤、ボイディング(voiding)剤、含金属及び/又は含擬似的金属コーティング(例えば、アルミニウム)、潤滑剤、酸化防止剤、界面活性剤、硬化助剤、光沢改質剤、プロデグラダント(prodegradant)、UV減衰物質(UV attenuating materials)(例えば、UV光安定剤(UV light stabilisers))、シール特性付与剤(seal ability additives)、粘着付与剤、ブロッキング防止剤(anti−blocking agents)、インク付着性及び/又は印刷特性改質剤、架橋剤、アンチスリップ及び/又はアンチブロック剤(anti−block additives)、及びそれらと同等のものである、1以上の添加物質を含むこととしてもよい。
【0035】
以下に、本発明の実施形態について図1〜6を参照して説明を行う。また、当該実施形態は本発明の態様について単に一例として示すものである。
【0036】
図1にて参照されるネイキッドコレーション包装体1は、10個の順に並べられた個体ユニット2を含み、高さが二倍に積み重ねられ、ユニットの長さに沿って5つの順に並べられた個体ユニット2が並べられたものである。それぞれの個体ユニット2は、隣の個体ユニット2と、個体ユニット2間の接合部分3にて、隣り合って置かれている。コレーションフィルム4は、ユニット列の周囲に巻きつけられ、そして、ガースシール(胴部のシール)(図にて示されるネイキッドコレーション包装体1の下側にあり、図示されず)によってそれ自身を密封されている。図1には一端に備えられるエンベロープシール5のみが示されるが、エンベロープシール5はネイキッドコレーション包装体1のそれぞれの端に備えられている。フィルム4の縦方向(machine direction)における虚弱線6は、接合部分3のそれぞれとほぼ位置が合って備えられており、図1にて示される本実施形態においては、フィルムにおいて直線のミシン目を含むものである。包装体1の使用においては、一つの端、二つ、四つ、六つ、もしくは八つの個体ユニット2が掴まれて、包装体1を接合部分3の適当な領域で屈曲させることによって、他の包装体1の部分と折り取られて分離することとなる。
【0037】
図2にて参照されるネイキッドコレーション包装体21は、フィルムに正弦曲線のミシン目が含まれる虚弱線26であることを除いて、図1にて示されるものと似た特徴を備える。
【0038】
図3にて参照されるネイキッドコレーション包装体31は、10個の順に並べられた個体ユニット32を含み、高さが二倍に積み重ねられ、ユニットの長さに沿って5つの順に並べられた個体ユニット2が並べられたものである。それぞれの個体ユニット32は、隣の個体ユニット32と、個体ユニット32間の接合部分33にて、隣り合って置かれている。コレーションフィルム34は、ユニット列の周囲に巻きつけられ、そして、ガースシール(胴部のシール)(図にて示されるネイキッドコレーション包装体31の下側にあり、図示されず)によってそれ自身を密封されている。フィルム34の幅は、フィルム34が、ユニット列の周囲に終端部を開口するスリーブを形成するため、ユニット列の長さよりほとんど大きくない。フィルム34の縦方向(machine direction)における虚弱線36は、接合部分33のそれぞれとほぼ位置が合って備えられており、図3にて示される本実施形態においては、フィルムにおいて直線のミシン目を含むものである。包装体31の使用においては、一つの端、二つ、四つ、六つ、もしくは八つの個体ユニット2が掴まれて、包装体31を接合部分33の適当な領域で屈曲させることによって、他の包装体31の部分と折り取られて分離することとなる。
【0039】
図4にて参照されるネイキッドコレーション包装体41は、フィルムに正弦曲線のミシン目が含まれる虚弱線46であることを除いて、図3にて示されるものと似た特徴を備える。
【0040】
図5にて参照されるネイキッドコレーション包装体51は、10個の順に並べられた個体ユニット52を含み、高さが二倍に積み重ねられ、ユニットの長さに沿って5つの順に並べられた個体ユニット52が並べられたものである。それぞれの個体ユニット52は、隣の個体ユニット52と、個体ユニット52間の接合部分53にて、隣り合って置かれている。コレーションフィルム54は、ユニット列の周囲に巻きつけられ、そして、ガースシール(胴部のシール)(図にて示されるネイキッドコレーション包装体51の下側にあり、図示されず)によってそれ自身を密封されている。図5には一端に備えられるエンベロープシール55のみが示されるが、エンベロープシール55はネイキッドコレーション包装体51のそれぞれの端に備えられている。フィルム54の縦方向(machine direction)における虚弱線56a、56bは、接合部分53のそれぞれとほぼ位置が合って備えられており、図5にて示される本実施形態においては、フィルム54において直線のミシン目を含むものである。第一の虚弱線56aは、第二の虚弱線56bと離間している。そして、第一の虚弱線56aは接合部分53のユニット57a側に位置しており、第二の虚弱線56bは接合部分53の反対のユニット57b側に位置している。このように配置されることによって、少なくとも一つの虚弱線が各々の接合部分と位置が合うように位置決めされる際の位置的な誤差のマージンを提供する。もちろん、他の実施形態として、2つ以上の虚弱線をそれぞれの接合部分にて離間して備えることとしてもよい。他の実施形態として、虚弱線は、フィルムに(例えば図2で示されるように)正弦曲線のミシン目のように周期的に振動する虚弱線であることとしてもよい。包装体51の使用においては、一つの端、二つ、四つ、六つ、もしくは八つの個体ユニット52が掴まれて、包装体51を接合部分53の適当な領域で屈曲させることによって、他の包装体51の部分と折り取られて分離することとなる。
【0041】
図6にて参照されるネイキッドコレーション包装体61は、10個の順に並べられた個体ユニット62を含み、高さが二倍に積み重ねられ、ユニットの長さに沿って5つの順に並べられた個体ユニット2が並べられたものである。それぞれの個体ユニット2は、隣の個体ユニット2と、個体ユニット2間の接合部分63にて、隣り合って置かれている。コレーションフィルム4は、ユニット列の周囲に巻きつけられ、そして、ガースシール(胴部のシール)(図にて示されるネイキッドコレーション包装体1の下側にあり、図示されず)によってそれ自身を密封されている。ィルム64の幅は、ユニット列の周囲に端部を開口するスリーブを形成するために、前記ユニット列の長さよりも実質的に長くない。フィルム64の縦方向(machine direction)における虚弱線66a、66bは、接合部分63のそれぞれとほぼ位置が合って備えられており、図6にて示される本実施形態においては、フィルム64において直線のミシン目を含むものである。第一の虚弱線66aは、第二の虚弱線66bと離間している。そして、第一の虚弱線66aは接合部分63のユニット67a側に位置しており、第二の虚弱線66bは接合部分63の反対のユニット67b側に位置している。このように配置されることによって、少なくとも一つの虚弱線が各々の接合部分と位置が合うように位置決めされる際の位置的な誤差のマージンを提供する。もちろん、他の実施形態として、2つ以上の虚弱線をそれぞれの接合部分にて離間して備えることとしてもよい。他の実施形態として、虚弱線は、フィルムに(例えば図4で示されるように)正弦曲線のミシン目のように周期的に振動する虚弱線であることとしてもよい。包装体61の使用においては、一つの端、二つ、四つ、六つ、もしくは八つの個体ユニット62が掴まれて、包装体61を接合部分63の適当な領域で屈曲させることによって、他の包装体61の部分と折り取られて分離することとなる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6