【実施例】
【0078】
図16A及び16Cは、本説明による特定のフィルムの、xプロファイル及びyプロファイルに沿った原子間力顕微鏡の画像を示す。
図16Cは、フィルムの対応するXプロファイルを示し、16Dは、フィルムの対応するYプロファイルを示す。図に示される特定のフィルムは、0.7%の光学的ヘイズ及び70.9%の光学的透明度を有した。Xプロファイル(
図16B)及びYプロファイル(
図16D)に示されるフィルムの不規則な分布と不規則な高さの変化に気付くであろう。更に、プロファイルグラフは大きい勾配を有するように見えることがあるが、x軸及びy軸の目盛が極めて不釣り合いである。Yプロファイルの最も急な勾配は、約300μm〜350μmの横方向範囲にわたって約+0.35μmの高さレベルから−0.95μmまで移動した。これは、わずか−.026の負勾配に等しく、更にフィルムの平面からの小角度に等しい。y/xは、勾配及び勾配角の接線の両方に等しいため、逆正接(.026)は角度をもたらす。より具体的には、逆正接(.026)は、角度1.49度をもたらす。
【0079】
図17A及び17Cは、現在の説明による所与のフィルムの別の画像を示す。この画像では、フィルムのWyko位相シフト干渉計の画像をxプロファイル及びyプロファイルに沿って撮影した。このフィルムは、1.4%の光学的ヘイズ値及び69.6%の光学的透明度値を有した。示されるxプロファイル(
図17Bに示す)及びyプロファイル(
図17Dに示す)はより急激な勾配を示すように見えるが、この場合もまた、x方向における30μmの横方向移動(270から300μmへ)により1.5μm(−1.0から+0.5へ)のz変化が生じるなど(
図17Bを参照)、軸の目盛が不釣り合いであった。ほぼ同一規模の垂直偏差がyプロファイルでも見られた。上記のxプロファイルの計算は、0.05の勾配を示した。これは、2.86度の角度(ここでも逆正接から計算した)に等しい。
【0080】
別のサンプルは、本説明に従って作製されたフィルムの測定値であった。表面の走査型電子顕微鏡の画像を
図26に示す。このサンプルは、2.47%のヘイズ値及び59.1%の光学的透明度値を有することが測定された。上記のフーリエ計算法に従って、フィルムプロファイルのフーリエスペクトルを作製した。このサンプルのスペクトルを
図27に示す。このスペクトルからは、上記に開示し、
図18〜24A及びBに示す方法にここでも従って、
図28に示すようにこのサンプルのピークプロファイルを作製した。これから、このフィルムプロファイルのフーリエ比RR
1値が0.65であったことを測定することが可能であった。
【0081】
項目1.
約10%未満の光学的ヘイズと、
約50%未満の光学的透明度と、を有する構造化表面を備え、
構造化表面の少なくとも85%が約7.5度未満である勾配規模を有する、光学フィルム。
【0082】
項目2.構造化表面上の構造が約10μm未満の平均高さを有する、項目1の光学フィルム。
【0083】
項目3.構造化表面が硬化可能な基材を含む、項目1の光学フィルム。
【0084】
項目4.構造化表面が約1.50〜1.70の屈折率を有する、項目1の光学フィルム。
【0085】
項目5.光学フィルムが、約0.5マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を更に含む、項目1の光学フィルム。
【0086】
項目6.光学フィルムが、約0.2マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を更に含む、項目5の光学フィルム。
【0087】
項目7.光学フィルムが、約0.1マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を更に含む、項目6の光学フィルム。
【0088】
項目8.粒子が表面改質されている、項目7の光学フィルム。
【0089】
項目9.構造化表面の光学的透明度が約45%未満である、項目1の光学フィルム。
【0090】
項目10.構造化表面の少なくとも95%が約10度未満である勾配規模を有する、項目1の光学フィルム。
【0091】
項目11.構造化表面の少なくとも95%が約5度未満である勾配規模を有する、項目5の光学フィルム。
【0092】
項目12.フィルムが2未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目1の光学フィルム。
【0093】
項目13.フィルムが1未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目12の光学フィルム。
【0094】
項目14.更に基材を含み、基材上に構造化表面が配置され、構造化表面及び基材がそれぞれ屈折率を有する、項目1の光学フィルム。
【0095】
項目15.構造化表面の屈折率が基材の屈折率よりも小さい、項目14の光学フィルム。
【0096】
項目16.
約7.5%未満の光学的ヘイズと、
約60%未満の光学的透明度と、を有する構造化表面を備え、
構造化表面の少なくとも90%が約7.5度未満である勾配規模を有し、
約0.5マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を含む、光学フィルム。
【0097】
項目17.複数の粒子が約0.2マイクロメートル未満である平均寸法を有する、項目16の光学フィルム。
【0098】
項目18.光学フィルムが、約0.1マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を更に含む、項目17の光学フィルム。
【0099】
項目19.粒子が表面改質されている、項目18の光学フィルム。
【0100】
項目20.構造化表面上の構造が約7.5μm未満の平均高さを有する、項目16の光学フィルム。
【0101】
項目21.構造化表面の少なくとも97%が約10度未満である勾配規模を有する、項目16の光学フィルム。
【0102】
項目22.構造化表面の少なくとも95%が約5度未満の勾配規模を有する、項目16の光学フィルム。
【0103】
項目23.構造化表面の光学的透明度が約55%未満である、項目16の光学フィルム。
【0104】
項目24.フィルムが2未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目16の光学フィルム。
【0105】
項目25.フィルムが1未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目24の光学フィルム。
【0106】
項目26.更に基材を含み、基材上に構造化表面が配置され、構造化表面及び基材がそれぞれ屈折率を有する、項目16の光学フィルム。
【0107】
項目27.構造化表面の屈折率が基材の屈折率よりも小さい、項目26の光学フィルム。
【0108】
項目28.構造化表面が約1.50〜1.70の屈折率を有する、項目26の光学フィルム。
【0109】
項目29.
約5%未満の光学的ヘイズと、
約70%未満の光学的透明度と、を有する構造化表面を備え、
構造化表面の少なくとも85%のが約5度未満の勾配規模を有し、
約0.5マイクロメートル未満の平均寸法を有する複数の粒子を含む、光学フィルム。
【0110】
項目30.複数の粒子が約0.2マイクロメートル未満である平均寸法を有する、項目29の光学フィルム。
【0111】
項目31.光学フィルムが、約0.1マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を更に含む、項目30の光学フィルム。
【0112】
項目32.粒子が表面改質されている、項目31の光学フィルム。
【0113】
項目33.構造化表面上の構造が約5μm未満の平均高さを有する、項目29の光学フィルム。
【0114】
項目34.構造化表面の光学的透明度が約60%未満である、項目29の光学フィルム。
【0115】
項目35.構造化表面の少なくとも90%が約4度未満である勾配を有する、項目29の光学フィルム。
【0116】
項目36.構造化表面の少なくとも90%が約5度未満である勾配規模を有する、項目29の光学フィルム。
【0117】
項目37.フィルムが2未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目29の光学フィルム。
【0118】
項目38.フィルムが1未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目37の光学フィルム。
【0119】
項目39.更に基材を含み、基材上に構造化表面が配置され、構造化表面及び基材がそれぞれ屈折率を有する、項目29の光学フィルム。
【0120】
項目40.構造化表面の屈折率が基材の屈折率よりも小さい、項目39の光学フィルム。
【0121】
項目41.構造化表面が約1.50〜1.70の屈折率を有する、項目39の光学フィルム。
【0122】
項目42.
約3%未満の光学的ヘイズと、
約65%未満の光学的透明度と、を有する構造化表面を備え、
構造化表面の少なくとも90%が約5度未満である勾配規模を有する、光学フィルム。
【0123】
項目43.構造化表面上の構造が約2.5μm未満の平均高さを有する、項目42の光学フィルム。
【0124】
項目44.構造化表面の光学的透明度が約60%未満である、項目42の光学フィルム。
【0125】
項目45.光学フィルムが、約0.5マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を更に含む、項目42の光学フィルム。
【0126】
項目46.複数の粒子が約0.2マイクロメートル未満である平均寸法を有する、項目45の光学フィルム。
【0127】
項目47.光学フィルムが、約0.1マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を更に含む、項目46の光学フィルム。
【0128】
項目48.粒子が表面改質されている、項目47の光学フィルム。
【0129】
項目49.構造化表面の少なくとも95%が約5度未満である勾配規模を有する、項目42の光学フィルム。
【0130】
項目50.フィルムが2未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目39の光学フィルム。
【0131】
項目51.フィルムが1未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目50の光学フィルム。
【0132】
項目52.更に基材を含み、基材上に構造化表面が配置され、構造化表面及び基材がそれぞれ屈折率を有する、項目52の光学フィルム。
【0133】
項目53.構造化表面の屈折率が基材の屈折率よりも小さい、項目52の光学フィルム。
【0134】
項目54.構造化表面が約1.50〜1.70の屈折率を有する、項目52の光学フィルム。
【0135】
項目55.
約1.5%未満の光学的ヘイズと、
約80%未満の光学的透明度と、を有する構造化表面を備え、
構造化表面の少なくとも80%が約2.5度未満である勾配規模を有する、光学フィルム。
【0136】
項目56.構造化表面の光学的透明度が約75%未満である、項目55の光学フィルム。
【0137】
項目57.光学フィルムが、約0.5マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を更に含む、項目55の光学フィルム。
【0138】
項目58.複数の粒子が約0.2マイクロメートル未満である平均寸法を有する、項目57の光学フィルム。
【0139】
項目59.光学フィルムが、約0.1マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を更に含む、項目58の光学フィルム。
【0140】
項目60.粒子が表面改質されている、項目59の光学フィルム。
【0141】
項目61.構造化表面の少なくとも98%が約5度未満である勾配規模を有する、項目55の光学フィルム。
【0142】
項目62.フィルムが2未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目55の光学フィルム。
【0143】
項目63.フィルムが1未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目62の光学フィルム。
【0144】
項目64.更に基材を含み、基材上に構造化表面が配置され、構造化表面及び基材がそれぞれ屈折率を有する、項目55の光学フィルム。
【0145】
項目65.構造化表面の屈折率が基材の屈折率よりも小さい、項目64の光学フィルム。
【0146】
項目66.構造化表面が約1.50〜1.70の屈折率を有する、項目64の光学フィルム。
【0147】
項目67.
約1%未満の光学的ヘイズと、
約90%未満の光学的透明度と、を有する構造化表面を備え、
構造化表面の少なくとも90%が約4度未満である勾配規模を有する、光学フィルム。
【0148】
項目68.構造化表面の少なくとも99%が約5度未満である勾配規模を有する、項目67の光学フィルム。
【0149】
項目69.
約20%未満の光学的ヘイズと、
約40%未満の光学的透明度と、を有する構造化表面を備え、
構造化表面の少なくとも90%が約10度未満である勾配規模を有する、光学フィルム。
【0150】
項目70.フィルムが2未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目69の光学フィルム。
【0151】
項目71.フィルムが1未満のRR
1値を有するように構造化表面上の構造が分布している、項目70の光学フィルム。
【0152】
項目72.構造化表面の少なくとも90%が約7度未満である勾配規模を有する、項目69の光学フィルム。
【0153】
項目73.
複数のプリズム構造を含む第1の構造化表面と、
第1の構造化表面に対向し、複数のミクロ構造を含む第2の構造化表面と、を備え、
フィルムの実効透過率が、平滑で、構造化されていない第2の表面を除いて同等の構造を備えるフィルムよりも、最大で1%低い、光学フィルム。
【0154】
項目74.フィルムの実効透過率が、構造化表面ではなく、平滑な表面を有する第2の光学フィルムを除いて同等の構造を備えるフィルムよりも高い、項目73の光学積層体。
【0155】
項目75.フィルムが少なくとも約1.5の光学利得を有する、項目73のフィルム。
【0156】
項目76.第2の構造化表面が約20%未満の光学的ヘイズ及び約40%未満の光学的透明度を有する、項目73のフィルム。
【0157】
項目77.第2の構造化表面が約10%未満の光学的ヘイズ及び約50%未満の光学的透明度を有する、項目73のフィルム。
【0158】
項目78.第2の構造化表面が約7.5%未満の光学的ヘイズ及び約60%未満の光学的透明度を有する、項目73のフィルム。
【0159】
項目79.第2の構造化表面が約5%未満の光学的ヘイズ及び約70%未満の光学的透明度を有する、項目73のフィルム。
【0160】
項目80.第2の構造化表面が約3%未満の光学的ヘイズ及び約75%未満の光学的透明度を有する、項目73のフィルム。
【0161】
項目81.第2の構造化表面が約1.5%未満の光学的ヘイズ及び約80%未満の光学的透明度を有する、項目73のフィルム。
【0162】
項目82.第2の構造化表面が約1%未満の光学的ヘイズ及び約90%未満の光学的透明度を有する、項目73のフィルム。
【0163】
項目83.第1及び第2の構造化表面が異なる材料を含む、項目73のフィルム。
【0164】
項目84.
第1の光学フィルムと、
第1の光学フィルム上に配置され、第1の光学フィルムに光学的に結合されている第2の光学フィルムと、を含み、
第2の光学フィルムが構造化表面を備え、
更に、フィルム積層体の実効透過率が、構造化表面ではなく、平滑な表面を有する第2の光学フィルムを除いて同等の構造を備えるフィルム積層体よりも最大で1%低い、光学フィルム積層体。
【0165】
項目85.フィルム積層体の実効透過率が、構造化表面ではなく、平滑な表面を有する第2の光学フィルムを除いて同等の構造を備えるフィルム積層体よりも高い、項目84のフィルム積層体。
【0166】
項目86.第1の光学フィルムが輝度向上フィルムを含む、項目84のフィルム積層体。
【0167】
項目87.第1の光学フィルムが偏光子を含む、項目84のフィルム積層体。
【0168】
項目88.第1の光学フィルムがポリカーボネート、PET、TAC、又はS−BOPPを含む、項目84のフィルム積層体。
【0169】
項目89.第1の光学フィルムが多層を含む、項目84のフィルム積層体。
【0170】
項目90.第1の光学フィルムが反射偏光子を含む、項目84のフィルム積層体。
【0171】
項目91.第1の光学フィルムが第1の屈折率を有し、第2の光学フィルムが第1の屈折率よりも小さい第2の屈折率を有する、項目84のフィルム積層体。
【0172】
項目92.第1の光学フィルムと第2の光学フィルムとの間に配置された第3の光学フィルムを更に含む、項目84のフィルム積層体。
【0173】
項目93.フィルム積層体が少なくとも約1.5の光学利得を有する、項目84のフィルム積層体。
【0174】
項目94.第2のフィルムの構造化表面が約20%未満の光学的ヘイズ及び約40%未満の光学的透明度を有する、項目84のフィルム積層体。
【0175】
項目95.第2のフィルムの構造化表面が約10%未満の光学的ヘイズ及び約50%未満の光学的透明度を有する、項目84のフィルム積層体。
【0176】
項目96.第2のフィルムの構造化表面が約7.5%未満の光学的ヘイズ及び約60%未満の光学的透明度を有する、項目84のフィルム積層体。
【0177】
項目97.第2のフィルムの構造化表面が約5%未満の光学的ヘイズ及び約70%未満の光学的透明度を有する、項目84のフィルム積層体。
【0178】
項目98.第2のフィルムの構造化表面が約3%未満の光学的ヘイズ及び約75%未満の光学的透明度を有する、項目84のフィルム積層体。
【0179】
項目99.第2のフィルムの構造化表面が約1.5%未満の光学的ヘイズ及び約80%未満の光学的透明度を有する、項目84のフィルム積層体。
【0180】
項目100.第2のフィルムの構造化表面が約1%未満の光学的ヘイズ及び約90%未満の光学的透明度を有する、項目84のフィルム積層体。
【0181】
項目101.第1のフィルムが約2%未満の光学的ヘイズを有する、項目84のフィルム積層体。
【0182】
項目102.
光学フィルムの表面に不規則に分布する複数のミクロ構造であって、不規則な分布のフーリエRR
1値が2未満である複数のミクロ構造を含み、
光学フィルムの表面の50%が約1度〜5度の勾配を有する、光学フィルム。
【0183】
項目103.不規則な分布のRR
1値が1未満である、項目102の光学フィルム。
【0184】
項目104.構造化表面を備え、約75%〜95%の光学的透明度及び約0〜1%の光学的ヘイズを有し、約0.5マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を含む、光学フィルム。
【0185】
項目105.構造化表面を備え、約35%〜70%の光学的透明度及び約1%〜4%の光学的ヘイズを有する、光学フィルム。
【0186】
項目106.構造化表面を備え、約30%〜55%の光学的透明度及び約4〜10%の光学的ヘイズを有し、約0.5マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を含む、光学フィルム。
【0187】
項目107.構造化表面を備え、約25%〜45%の光学的透明度及び約10〜18%の光学的ヘイズを有し、約0.5マイクロメートル未満である平均寸法を有する複数の粒子を含む、光学フィルム。
【0188】
項目108.
光源と、
光源から受光する第1の光学フィルムと、
第2の光学フィルムであって、第1の光学フィルムが第2の光学フィルム上に配置され、第2の光学フィルムに光学的に結合され、複数のミクロ構造を含む第2の光学フィルムと、を備え、
第2のフィルムの光学的透明度が約85%未満であり、第2のフィルムの光学的ヘイズが約3.5%未満である、ディスプレイを照射するためのバックライト。
【0189】
項目109.構造化表面を備え、構造化表面の光学的透明度が((−3×光学的ヘイズ)+80%)未満である、光学フィルム。
【0190】
項目110.構造化表面の光学的透明度が20%超である、項目109の光学フィルム。
【0191】
項目111.マット仕上げを有するフィルムの作製方法であって、
基材上に配置されたコーティング可能な材料を含むコーティングされた基材をもたらす工程であって、コーティング可能な材料がコーティングされた基材の第1の主表面をもたらす工程と、
コーティング可能な材料の粘度を初期粘度から第2の粘度に変化させる工程と、
コーティングされた基材に第1のローラーを通過させて、全てのくずを取り除く工程と、
コーティングされた基材の第1の主表面に少なくとも1つの表面側ローラーを接触させて、マット仕上げを付与する工程と、
所望により、コーティング可能な材料を硬化させてフィルムをもたらす工程と、を含む方法。
【0192】
上記に引用した全ての特許、特許出願及び他の刊行物を、それらがあたかも完全に再現されたものとして本明細書に援用するものである。本発明の様々な態様の説明を容易にするために本発明の特定の実施例を上記に詳細に説明したが、本発明は、それら実施例の詳細に限定されるものではないことを理解すべきである。むしろ添付の「特許請求の範囲」により規定されるように本発明の趣旨及び範囲内にある全ての変形例、実施形態及び代替例を全て網羅しようとするものである。