(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6018212
(24)【登録日】2016年10月7日
(45)【発行日】2016年11月2日
(54)【発明の名称】温熱治療器のマッサージパターンの設定方法
(51)【国際特許分類】
A61H 39/06 20060101AFI20161020BHJP
A61F 7/03 20060101ALI20161020BHJP
A61H 7/00 20060101ALI20161020BHJP
A61H 15/00 20060101ALI20161020BHJP
A61H 15/02 20060101ALI20161020BHJP
【FI】
A61H39/06 327
A61F7/08 331
A61H7/00 320A
A61H15/00 350E
A61H15/02 A
【請求項の数】18
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-535669(P2014-535669)
(86)(22)【出願日】2012年10月24日
(65)【公表番号】特表2014-531296(P2014-531296A)
(43)【公表日】2014年11月27日
(86)【国際出願番号】KR2012008784
(87)【国際公開番号】WO2013062321
(87)【国際公開日】20130502
【審査請求日】2014年4月10日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0109022
(32)【優先日】2011年10月24日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2011-0109023
(32)【優先日】2011年10月24日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2011-0109024
(32)【優先日】2011年10月24日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2011-0109025
(32)【優先日】2011年10月24日
(33)【優先権主張国】KR
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】510059929
【氏名又は名称】セラジェム カンパニー、リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イ、テク ソン
(72)【発明者】
【氏名】チェ、サン ウェ
(72)【発明者】
【氏名】パク、チャン ソ
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヨン ヒ
(72)【発明者】
【氏名】イ、ヘ ソン
【審査官】
久島 弘太郎
(56)【参考文献】
【文献】
特開2007−014458(JP,A)
【文献】
特開2001−029418(JP,A)
【文献】
国際公開第99/59521(WO,A1)
【文献】
特開2000−334011(JP,A)
【文献】
特表2011−505963(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 39/06
A61F 7/03
A61H 7/00
A61H 15/00
A61H 15/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
温灸器、モーター、移送手段、制御部、入力部、メモリーを含んで構成される温熱治療器のマッサージパターンの設定方法において、
前記制御部は温灸器を駆動してマッサージされる使用者の全体脊椎をスキャンして頸椎、胸椎、腰椎、薦椎・尾椎で構成される人間の脊椎に対して、脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点として設定してメモリーに保存する第1ステップ、
前記制御部は人間の疾病または望む治療別に関連される脊椎骨が入力されるとメモリーに保存する第2ステップ、
前記制御部は前記の基準点がマッサージパターンの開始点と終了点になるように前記の基準点を中心に前記脊椎骨に対して実際に温灸器がマッサージしながら移動する移動経路が入力されて、前記の移動経路に沿って温灸器が何回繰り返しながらマッサージをするかが入力されて人間の疾病または望む治療別にマッサージパターンを設定してメモリーに保存する第3ステップ、
前記の入力部を通じて疾病または望む治療が入力されれば、前記の制御部は前記のメモリーから該当のマッサージパターンを検索して伝送されて温灸器とモーターを制御して、前記の設定されたマッサージパターンによりマッサージが行われるようにする第4ステップ、を含むことを特徴とする温熱治療器のマッサージパターンの設定方法。
【請求項2】
前記の第2ステップは使用者の疾病または望む治療により関連される臓器または筋肉、身体部位が入力される第2−1ステップと、
前記の臓器または筋肉、身体部位が決まれば、前記の臓器または筋肉、身体部位に対応される脊椎骨が入力される第2−2ステップで構成されることを特徴とする請求項1に記載の温熱治療器のマッサージパターンの設定方法。
【請求項3】
前記のマッサージパターンは一つの疾病または治療に対して複数が存在できることを特徴とする請求項1に記載の温熱治療器のマッサージパターンの設定方法。
【請求項4】
前記の制御部はモーターに信号値を伝送してマッサージパターン中のマッサージの移動経路、繰り返し回数、移動速度、マッサージの圧力を制御して、温灸器に信号値を伝送して温灸器の温度を制御することを特徴とする請求項3に記載の温熱治療器のマッサージパターンの設定方法。
【請求項5】
マッサージされる使用者の脊椎の長さ方向に移動する温灸器(110)、
モーター(140)に連結されていてその回転によりその回転力を伝達して温灸器を移動させる移送手段(126)、
使用者の操作信号が入力されるとこれを制御部に提供する入力部、
温灸器の移動経路、マッサージの回数、温灸器の移動速度、マッサージの圧力、温灸器の温度などを含むマッサージパターンの情報が保存されるメモリー、
前記の入力部を通じて疾病または望む治療が入力されれば、前記のメモリーから該当のマッサージパターンを検索して伝送され前記温灸器と前記モーターを制御して前記設定されたマッサージパターンによりマッサージが行われるようにする制御部、を含むとともに、
前記のメモリーには使用者の脊椎に対して、基準点の情報、人間の疾病または望む治療別に関連される脊椎骨の情報が追加で保存され、
前記の基準点の情報は、前記の制御部が温灸器を駆動して使用者の全体の脊椎をスキャンして脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点として設定し、
前記制御部は前記の基準点がマッサージパターンの開始点と終了点になるように前記の基準点を中心に前記脊椎骨に対して実際に温灸器がマッサージしながら移動する移動経路が入力されて、前記の移動経路に沿って温灸器が何回繰り返しながらマッサージをするかが入力されて人間の疾病または望む治療別にマッサージパターンを設定してメモリーに保存することを特徴とする温熱治療器。
【請求項6】
前記の制御部は設定された温灸器の移動経路、移動繰り返し回数、移動速度とマッサージの圧力、温灸器の温度をメモリーに保存することを特徴とする請求項5に記載の温熱治療器
【請求項7】
温灸器、モーター、移送手段、制御部、入力部、メモリーを含めて構成される温熱治療器のマッサージパターンの設定方法において、
前記の制御部は温灸器を駆動してマッサージされる使用者の全体の脊椎をスキャンして頸椎、胸椎、腰椎、 薦椎・尾椎で構成される人間の脊椎に対して、脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点として設定してメモリーに保存する第1ステップ、
前記の制御部は前記の基準点がマッサージパターンの開始点と終了点になるように前記の基準点を基準に脊椎の末梢神経の分布により交感神経の区間と副交感神経の区間に区分して設定してメモリーに保存する第2ステップ、
前記の制御部は疾病と交感神経と副交感神経の関連程度が入力されるとメモリーに保存する第3ステップ、
前記の制御部は交感神経と副交感神経の関連性がある疾病の場合、前記の交感神経の区間及び/または副交感神経の区間を実際に温灸器がマッサージしながら移動する移動経路が入力されて、前記の移動経路に沿って温灸器が何回繰り返しながらマッサージをするのかが入力されてマッサージパターンを設定して保存する第4ステップ、
前記の入力部を通じて交感神経と副交感神経の関連性のある疾病が入力されれば、前記の制御部は前記のメモリーからマッサージパターンを検索して伝送されて温灸器とモーターを制御して前記設定されたマッサージパターンによりマッサージが行われるようにする第5ステップ、を含むとこを特徴とする温熱治療器のマッサージパターンの設定方法。
【請求項8】
第3ステップにおいて、前記のマッサージパターンには温灸器の移動速度、マッサージの圧力、温灸器の温度が含まれることを特徴とする請求項7に記載の温熱治療器のマッサージパターンの設定方法。
【請求項9】
第3ステップにおいて、前記のマッサージパターンには交感神経の区間と副交感神経の区間をすべてマッサージする必要がある場合にどの区間を先にマッサージするのかに関する順番が含まれることを特徴とする請求項7に記載の温熱治療器のマッサージパターンの設定方法。
【請求項10】
交感神経のマッサージの圧力は副交感神経のマッサージの圧力より強いことを特徴とする請求項7に記載の温熱治療器のマッサージパターンの設定方法。
【請求項11】
交感神経の区間と副交感神経の区間をすべてマッサージする必要がある場合、交感神経マッサージをした後に副交感神経をマッサージすることを特徴とする請求項8に記載の温熱治療器のマッサージパターンの設定方法。
【請求項12】
温灸器、モーター、移送手段、制御部、入力部、メモリーを含めて構成される温熱治療器のマッサージパターンの設定方法において、
前記の制御部は温灸器を駆動してマッサージされる使用者の全体の脊椎をスキャンして頸椎、胸椎、腰椎、薦椎・尾椎で構成される人間の脊椎に対して、脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点として設定してメモリーに保存する第1ステップ、
前記の制御部は人間の疾病または望む治療別に関連される灸点及び指圧点の位置が入力されるとメモリーに保存する第2ステップ、
前記の制御部は前記の灸点に対して灸の強度、灸の温度、灸の時間が入力されると前記の基準点がマッサージパターンの開始点と終了点になるように前記の基準点を中心に灸のパターンを設定してメモリーに保存する第3ステップ、
前記の制御部は前記の指圧点に対して指圧の強度、指圧の時間、指圧の形態が入力されると前記の基準点がマッサージパターンの開始点と終了点になるように前記の基準点を中心に指圧のパターンを設定してメモリーに保存する第4ステップ、
前記の入力部を通じて疾病の選択により、前記の制御部が温灸器を移動経路に沿って移動しながらマッサージして、予め設定された灸点及び指圧点が位置する基準点に到達するようになれば、メモリーから該当の灸のパターンと指圧のパターンを検索して伝送されて、温灸器とモーターを制御して前記の灸のパターンと指圧のパターンにより灸及び指圧を実行する第5ステップを、含むことを特徴とする温熱治療器の灸及び指圧のパターンの設定方法。
【請求項13】
前記の第2ステップで前記の灸点及び指圧点は基準点に位置することを特徴とする請求項12に記載の温熱治療器の灸及び指圧のパターンの設定方法。
【請求項14】
前記の第4ステップで前記の指圧の形態は左右振動、上下振動、回転、混合に分けられることを特徴とする請求項13に記載の温熱治療器の灸及び指圧のパターンの設定方法。
【請求項15】
温灸器、モーター、移動手段、制御部、入力部、メモリーを含めて構成される温熱治療器のマッサージモードの設定方法において、
前記の制御部は温灸器を駆動してマッサージされる使用者の全体の脊椎をスキャンして頸椎、胸椎、腰椎、薦椎・尾椎で構成される人間の脊椎に対して、脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点として設定してメモリーに保存するスキャンモードを遂行する第1ステップ、
前記の制御部はマッサージの刺激を脊椎が負担なく十分に受け入れられるように全体の脊椎の神経または筋肉の緊張をほぐすパターンが前記の基準点がマッサージパターンの開始点と終了点になるように前記の基準点を中心に入力されて組み合わせて予備モードを設定してメモリーに保存する第2ステップ、
前記の制御部は疾病により治療のために疾病と関連される脊椎骨、灸点、指圧点を中心に予め設定されたパターンが前記の基準点がマッサージパターンの開始点と終了点になるように前記の基準点を中心に入力されて組み合わせて治療モードを設定してメモリに保存する第3ステップ、
前記の制御部は自律神経のバランスを誘導してマッサージ後の自然な生活ができるようにコンディションを正常化するためのパターンが前記の基準点がマッサージパターンの開始点と終了点になるように前記の基準点を中心に入力されて組み合わせて終了モードを設定してメモリーに保存する第4ステップ、
前記の入力部を通じて疾病または望む治療が入力されると、前記のスキャンモード、予備モード、治療モード、終了モードにより制御部は順番にモーター及び温灸器を制御する第5ステップ、を含むことを特徴とする温熱治療器のマッサージモードの設定方法。
【請求項16】
前記の第1ステップで前記のスキャンモードは、移動速度は下、1回往復の単一パターンで構成されることを特徴とする請求項15に記載の温熱治療器のマッサージモードの設定方法。
【請求項17】
前記の第3ステップで前記の治療モードは疾病と関連される脊椎骨を集中的にマッサージする集中パターン、全体の脊椎をマッサージする全体のパターン、疾病と関連される脊椎骨の付近領域まで含めてマッサージする領域パターン、人体の特定部位と関連される脊椎骨をマッサージする部位別のパターン、交感神経の区間をマッサージする交感神経のパターン、副交感神経の区間をマッサージする副交感神経のパターン、疾病と連関される灸点に灸をする灸のパターン、疾病と連関される指圧点に指圧をする指圧パターンの中に複数のパターンを選択して構成されることを特徴とする請求項15に記載の温熱治療器のマッサージモードの設定方法。
【請求項18】
前記第4ステップで前記の終了モードは自律神経のバランスを誘導する副交感神経のパターン、弛緩された筋肉を正常化する覚醒パターン、覚醒されている神経を緩和する緩和パターンの中でパターンを選択して構成されることを特徴とする請求項15に記載の温熱治療器のマッサージモードの設定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は温熱治療器のマッサージパターンの設定方法に関するものである。より詳細には、疾病により関連される脊椎骨を集中的にマッサージできるように温灸器の移動を疾病によりパターン化することで、疾病を選択すれば自動的に疾病によるカスタマイズ型マッサージができるように設定されたマッサージパターンにより、モーターが温灸器を駆動するようにする温熱治療器のマッサージパターンの設定方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
人体の中枢神経は脊椎を通じて身体の各部に伝達され、従って脊椎の周囲は各種の成人病はもちろん心臓、肺、胃腸などの各種臓器の活動と関係される主要な経穴が散在されていて漢方では昔から免疫機能の強化や身体的な痛みの軽減ないし治療予防のための脊椎経穴に対する指圧や灸などが針術と一緒に広く施術されてきました。最近には一般家庭でもこのような治療効果を狙って温熱治療器が普及・使用されている。
【0003】
一般的に、指圧と温熱で脊椎の疾病を治療する温熱治療器はランプが内蔵された指圧球を水平に移動させながら脊椎側の経絡と経穴を刺激するようにされていて、ランプから発散される遠赤外線は皮膚の深くまで浸透する性質があって針の効果を得て、電熱では灸の効果を得ながら、指圧球は指圧効果を持つようにしたものである。
【0004】
しかし、従来の温熱治療器は単純に健康のために脊椎を全体マッサージをするという概念から抜け出されていなくて、健康のために個人の疾病、健康の状態、求める治療効果によりマッサージが一層特定化されて細密に行われていない問題点を持っている。
【0005】
言い換えると、従来の温熱治療器はすべての使用者が同一で定型化された一般的なマッサージパターンによりマッサージを受けることになるところ、消化器が弱ったり、肥満であったり、不眠症に苦しめられたりする使用者のように一層特定化されたマッサージを求める人には治療効果を創出できない短所を内包していた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は前記の従来技術の諸般問題点を解決するためのものであり、その目的は疾病によりカスタマイズ型マッサージパターンを設定することにより、その人に合わせて特定化された細部マッサージパターンにより温熱治療に利用するようにする温熱治療器のマッサージパターンの設定方法を提供することにある。
【0007】
また、その目的は末梢神経の分布による交感神経の区間と副交感神経の区間を区分して表示しておいて、疾病により関連される交感神経の区間及び副交感神経の区間を集中的にマッサージできるようにカスタマイズ型マッサージパターンを設定することにより、その人に合わせて特定化された細部マッサージパターンにより温熱治療に利用できるようにする温熱治療器のマッサージパターンの設定方法を提供することにある。
【0008】
また、その目的は疾病により脊椎骨と脊椎骨の間の分節点に灸点及び指圧点を設定しておいて、温灸器が予め設定された移動経路を移動しながら灸点及び指圧点に到達すると灸及び指圧をできるように灸のパターン及び指圧のパターンを設定することにより、疾病の治療を目的にする灸及び指圧ができるようにする温熱治療器の灸及び指圧パターンの設定方法を提供することにある。
【0009】
また、その目的は全体のマッサージの時間をスキャンモード、予備モード、治療モード、終了モードに分けて、設定して、マッサージの実行の際にそれぞれのモードに設定されているパターンにより温灸器の移動及びマッサージを順番に遂行するようにすることで、疾病の治療を目的とするマッサージが効果的に遂行されるようにする温熱治療器のマッサージモードの設定方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の目的を達成するための本発明による温熱治療器のマッサージパターンの設定方法は温灸器、モーター、移送手段、制御部、入力部、メモリーを含めて構成される温熱治療器のマッサージパターンの設定方法において、前記制御部は温灸器を駆動して使用者の全体の脊椎をスキャンして頸椎、胸椎、腰椎、薦椎・尾椎で構成される人間の脊椎に対して、脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点として設定してメモリーに保存する第1ステップ、前記制御部は人間の疾病または望む治療別に関連される脊椎骨が入力されるとメモリーに保存する第2ステップ、前記制御部は前記基準点を中心に前記の脊椎骨に対して実際に温灸器がマッサージしながら移動する移動経路が入力されて、前記の移動経路に沿って温灸器が何回繰り返しながらマッサージをするのかが入力されて人間の病気または望む治療別にマッサージのパターンを設定してメモリーに保存する第3ステップ、前記入力部を通じて疾病または望む治療が入力されれば、前記の制御部は前記のメモリーから該当のマッサージパターンを検索して伝送されて温灸器とモーターを制御して、前記の設定されたマッサージパターンによりマッサージが成り立つようにする第4ステップを含めて構成されることを特徴とする。
【0011】
また、温熱治療器のマッサージパターンの設定方法は、温灸器、モーター、移送手段、制御部、入力部、メモリーを含めて構成される温熱治療器のマッサージパターンの設定方法において、前記の制御部は温灸器を駆動して、使用者の全体の脊椎をスキャンして 頸椎、胸椎、腰椎、薦椎・尾椎で構成される人間の脊椎に対して、脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点として設定してメモリーに保存する第1ステップ、前記の制御部は前記の基準点を基準に脊椎の末梢神経の分布により交感神経の区間と副交感神経の区間に区分してメモリーに保存する第2ステップ、前記制御部は疾病と交感神経と副交感神経の関連程度が入力されて、メモリーへ保存する第3ステップ、前記制御部は疾病と交感神経と副交感神経の関連性がある疾病の場合、前記の交感神経の区間及び/または副交感神経の区間を実際の温灸器がマッサージしながら移動する移動経路が入力されて、前記の移動経路に沿って温灸器が何回繰り返しながらマッサージをするのかが入力されてマッサージパターンを設定して保存する第4ステップ、前記の入力部を通じて交感神経と副交感神経との関連性のある疾病が入力されれば、前記の制御部は前記のメモリーからマッサージパターンを検索して伝送されて温灸器とモーターを制御して前記の設定されたマッサージパターンによりマッサージが行われるようにする第5ステップを含めて構成されることを特徴とする。
【0012】
また、温熱治療器の灸及び指圧パターンの設定方法は、温灸器、モーター、移送手段、制御部、入力部、メモリーを含めて構成される温熱治療器のマッサージパターンの設定方法において、前記の制御部は温灸器を駆動して使用者の全体の脊椎をスキャンして頸椎、胸椎、腰椎、薦椎・尾椎で構成される人間の脊椎に対して、脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点として設定してメモリーに保存する第1ステップ、前記の制御部は人間の疾病または望む治療別に関連される灸点及び指圧点の位置が入力されてメモリーに保存する第2ステップ、前記の制御部は前記の灸点に対して灸の強度、灸の温度、灸の時間が入力されて灸のパターンを設定してメモリーに保存する第3ステップ、前記の制御部は前記の指圧点に対して指圧の強度、指圧の時間、指圧の形態が入力されて指圧のパターンを設定してメモリーに保存する第4ステップ、前記の入力部を通じた疾病の選択により、前記の制御部が温灸器を移動経路に沿って移動しながらマッサージをして、予め設定された灸点及び指圧点が位置する基準点に到達するようになれば、メモリーから該当の灸のパターンと指圧のパターンを検索して伝送して、温灸器とモーターを制御して前記の灸のパターンと指圧のパターンにより灸及び指圧を実行する第5ステップを含むことを特徴とする。
【0013】
また、温熱治療器のマッサージモードの設定方法は、温灸器、モーター、移動手段、制御部、入力部、メモリーを含めて構成される温熱治療器のマッサージモードの設定方法において、前記の制御部は温灸器を駆動して使用者の全体の脊椎をスキャンして、頸椎、胸椎、腰椎、薦椎・尾椎で構成される人間の脊椎に対して、脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点として設定してメモリーに保存するスキャンモードを遂行する第1ステップ、前記の制御部はマッサージの刺激を脊椎が負担なく十分に受け入れられるように全体の脊椎神経または筋肉の緊張を解くパターンが入力されて組み合わせて予備モードを設定してメモリーに保存する第2ステップ、前記の制御部は疾病により治療のために疾病と関連される脊椎骨、灸点、指圧点を中心に予め設定されたパターンが入力されて組み合わせて治療モードを設定してメモリーに保存する第3ステップ、前記の制御部は自律神経のバランスを誘導してマッサージ後の自然な生活ができるようにコンディションを正常化するためのパターンが入力されて組み合わせて終了モードを設定してメモリーに保存する第4ステップ、前記の入力部を通じて疾病または望む治療が入力されると、前記のスキャンモード、予備モード、治療モード、終了モードにより制御部は順番にモーター及び温灸器を制御する第5ステップを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
以上で説明したように、本発明による温熱治療器のマッサージパターンの設定方法は、マッサージパターンを設定するための基準点を設定して疾病毎に連関された脊椎骨を決定して前記の基準点を中心に前記の脊椎骨をマッサージできるようにマッサージパターンを設定することによって、人ごとに違う疾病、健康状態、望む治療により温熱器を制御しながらマッサージを受けることができるため個人別カスタマイズ型マッサージができて、疾病治療により優れた効果がある。
【0015】
また、本発明による温熱治療器の疾病別マッサージパターンの設定方法は、末梢神経の分布による交感神経の区間及び副交感神経の区間を区分して表示しておいて疾病により関連される交感神経の区間及び副交感神経の区間を集中的にマッサージできるようにカスタマイズ型マッサージパターンを設定することによって、人ごとに違う疾病、健康状態、望む治療により温熱器を制御しながらマッサージを受けることができるため個人別カスタマイズ型マッサージができて疾病治療により優れた効果がある。
【0016】
また、本発明による温熱治療器の灸及び指圧パターンの設定方法は、疾病により脊椎骨と脊椎骨の間の分節点に灸点及び指圧点を設定しておいて、温灸器が予め設定された移動経路を移動しながら灸点及び指圧点に到達されば灸及び指圧ができるように灸のパターン及び指圧のパターンを設定することによって、人ごとに違う疾病、健康状態、望む治療により温熱器を制御しながら灸及び指圧を受けることができるため個人別カスタマイズ型灸及び指圧が可能で疾病の治療により優れた効果がある。
【0017】
また、本発明による温熱治療器のマッサージモードの設定方法は、全体のマッサージの時間をスキャンモード、予備モード、治療モード、終了モードに分けて、設定して、マッサージの実行の際に各モードに設定されているパターンにより温灸器の移動及びマッサージを順番に遂行するようにすることによって、人ごとに違う疾病、健康状態、望む治療により温熱器を制御しながらマッサージを受けることができるため個人別カスタマイズ型マッサージが可能で疾病の治療により優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図2】本発明によるマッサージパターンを設定するフローチャートを示した図面である。
【
図3】本発明によるマッサージパターンを設定するための基準点の一実施例を図示した図面である。
【
図4】本発明による疾病と脊椎骨の連関関係の一実施例を説明する図面である。
【
図5a】本発明による疾病に伴うマッサージパターンの一実施例を示した図面である。
【
図5b】本発明による疾病に伴うマッサージパターンの一実施例を示した図面である。
【
図6】本発明による温熱治療器の一実施例を示す側面図である。
【
図7】本発明によるマッサージパターンを設定するフローチャートを示した図面である。
【
図8】本発明による交感神経の区間と副交感神経の区間の一実施例を説明する図面である。
【
図9】本発明による疾病別交感神経と副交感神経との関連性の一実施例を説明する図面である。
【
図10】本発明による疾病による交感神経と副交感神経のマッサージパターンの一実施例を示す図面である。
【
図11】本発明による灸及び指圧パターンを設定するフローチャートを示した図面である。
【
図12】本発明による疾病と灸点と指圧点との連関関係の一実施例を説明する図面である。
【
図13a】本発明による疾病にともなう灸及び指圧パターンの一実施例を示す図面である。
【
図13b】本発明による疾病にともなう灸及び指圧パターンの一実施例を示す図面である。
【
図14】本発明によるマッサージモードを設定するフローチャートを示す図面である。
【
図15】本発明によるマッサージモードの一実施例を示す図面を図示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
このように構成された本発明に添付された図面を参照して詳細に説明すると次のようになる。
【0020】
図1は一般的な人の脊椎を示した図面で、脊椎は大きく頸椎(cervical vertebra)、胸椎(thoracic vertebra)、腰椎(lumber vertebra)、 薦椎・尾椎(sacrum/coccyx)で分類される。図面で表したように、頸椎は1番−7番の骨であり、頭痛、不眠症、視神経、耳病、歯、めまいなどの自律神経機能と関連がある。胸椎は8番−19番であり、心臓の機能、消化の機能、血管の収縮、内臓の疾患などの自律神経機能と密接な連関がある。腰椎は20番−24番であり、大腸炎、下痢、便秘、下腹部の痛み、腰痛、座骨神経痛、前立腺、膀胱の疾患などの自律神経機能と関連がある。薦椎・尾椎は25番−30番を示して、生殖器、前立腺、痔疾、直腸などの自律神経機能と関連がある。
【0021】
[実施例1]
図2はマッサージパターンを設定するフローチャートを示す図面である。
【0022】
一つ目のステップで、まずマッサージパターンを設定するために全体の脊椎を対象に基準点を設定して保存する(S101)。まず、温灸器を駆動して使用者の全体の脊椎をスキャンして、脊椎骨の位置を把握して、脊椎骨と脊椎骨との間の分節点を基準点にする。これは脊椎骨と脊椎骨の間の分節点に神経の束が存在するからである。前記の基準点はマッサージパターンを設定するのに基準になる点であり、前記の基準点がマッサージパターンそれぞれの開始点と終了点になる。マッサージパターンを設定する際に、前記の基準点をすべて図示する必要はなく、必要に応じていくつかの基準点は削除して重要な基準点だけを図示することができる。
図3はマッサージパターンを設定するための基準点の一実施例を図示した図面である。
図3で、脊椎骨は頸椎C、胸椎T、腰椎L、薦椎・尾椎Sに分けていて、各番号は骨の順番を示す。たとえば、前記C1/C2は頸椎の一つ目の骨と頸椎の二つ名の骨の分節点を意味することである。同様に、T1/T2は胸椎の一つ目の骨と胸椎の二つ目の骨の分節点を意味する。従って、頸椎の基準点はC1、C1/C2、C2/C3、C3/C4、C4/C5、C5/C6、C6/C7の7個であり、胸椎の基準点はC7/T1、T1/T2、T2/T3、T3/T4、T4/T5、T5/T6、T6/T7、T7/T8、T8/T9、T9/T10、T10/T11、T11/T12の12個であり、腰椎の基準点はT12/L1、L1/L2、L2/L3、L3/L4、L4/L5の5個であり、 薦椎・尾椎はL5/S1、S1/S2、S2/S3、S3/S4、S4/S5、S5の6個である。
【0023】
二つ目のステップで疾病と連関される脊椎骨を入力して保存する(S102)。使用者の疾病または望む治療によって関連される臓器または筋肉、身体の部位を決める。前記の臓器または筋肉、身体の部位が決まったら、前記の臓器または筋肉、身体の部位に対応される脊椎骨が決まる。
図4は疾病と脊椎骨の連関関係の一実施例を説明する図面である。例えば、消化不良の場合、関連される身体の臓器は脾臓、胃、肝、胆、小腸であり、関連される脊椎骨は胸椎9( T9)、胸椎10( T10)、胸椎11( T11)、胸椎12( T12)、 薦椎・尾椎1(S1)である。また、肥満の場合、関連される臓器は、脾臓、腎臓、小腸であり、関連される脊椎骨は胸椎4(T4)から胸椎12( T12)、腰椎2(L2)、 薦椎・尾椎1(S1)である。
【0024】
三つ目のステップは、疾病別マッサージのパターンを設定して保存する(S103)。前記のように、各疾病または望む治療によってマッサージする脊椎骨が決まったら前記の基準点を中心にマッサージする脊椎骨に実際に温灸器がマッサージしながら移動する移動経路が設定されて入力される。前記の移動経路に沿って温灸器が何回繰り返しながらマッサージをするかが入力される。また、前記の温灸器が移動しながらマッサージする際に移動速度、マッサージの圧力、温灸器の温度が設定されて入力される。このように、細部マッサージパターンは温灸器の移動経路、移動繰り返し回数、移動速度とマッサージの圧力、温灸器の温度を決定することにより設定される。このように細部マッサージのパターンが設定されれば、温灸器を駆動するモーターを前記細部マッサージパターンにより制御して温灸器がマッサージを遂行するようになる。このようにマッサージパターンは疾病に対して、複数存在することができる。
図5は疾病によるマッサージパターンの一実施例を表わした図面である。
図5(a)を見ると、消化不良に関連される脊椎骨はT9、T10、T11、T12、S1である。したがって、消化不良でマッサージを受けようとする使用者にはT9、T10、T11、T12、S1を集中的にマッサージする細部マッサージパターンを設定する。一つ目のマッサージパターンは基準点T6/T7から基準点T12/L1まで6回繰り返しストロークマッサージ、移動速度は中、マッサージの圧力は強、温灸器の温度は55℃、二つ目のマッサージパターンは基準点T6/T7から基準点S1/S2まで1回ストロークT8/T9、移動速度は中、マッサージの圧力は強、温灸器の温度は45℃、三つ目のマッサージパターンは基準点T6/T7から基準点T12/L1まで5回繰り返しストローク、移動速度は中、マッサージの圧力は強、温灸器の温度は50℃に設定する。
図5(b)を見ると、肥満でマッサージを受けようとする使用者にはT4からT12まで、L2、S1を集中的にマッサージする細部マッサージパターンを設定する。一つ目のマッサージパターンは基準点T4/T5からT12/L1まで4回繰り返しストローク、移動速度は上、マッサージの圧力は強、温灸器の温度は55℃、二つ目のマッサージパターンは基準点T12/L1から L4/L5まで4回ストローク、移動速度は下、マッサージの圧力は弱、温灸器の温度は55℃、三つ目のマッサージパターンは基準点S1/S2からS3/S4まで5回繰り返しストローク、移動速度は中、マッサージの圧力は強、温灸器の温度は50℃に設定する。
【0025】
四つ目のステップは入力部から疾病または望む治療が入力されれば、設定されたマッサージパターンに基づいて温灸器及びモーターを制御することである(S104)。前記設定されたマッサージパターンはメモリーに保存され、制御部は前記のメモリーからマッサージパターンを伝送されて温灸器とモーターを制御して設定されたマッサージパターンによりマッサージをすることになる。制御部はモーターに信号値を伝送してマッサージパターンの中、マッサージの移動経路、繰り返し回数、移動速度、マッサージの圧力を制御して、温灸器に信号値を転送して温灸器の温度を制御する。
【0026】
図6は本発明による温熱治療器の内部の構成を概略的に表わした側面図である。
【0027】
温熱治療器(100)は基本的に使用者の上体及びその脊椎部位を対象として使用される主マット(101)と使用者の下体部位を対象として使用される補助マット(102)を含む。または、必要に応じて前記の主マットと補助マットを置いて支持する搭載部(103)を含むことができる。温熱治療器(100)には使用者の脊椎方向に移動して使用者の身体部位(特に、使用者の背中部位)に温熱湿布及び温熱マッサージ効果を提供するために温灸器(110)が具備される。温灸器(110)は電源部から供給された電気エネルギーを利用して発生された高温の熱及び遠赤外線などを利用して使用者に温熱湿布及び温熱マッサージの効果を提供する。前記の温灸器(110)は形態によりキャップ型とローラー型をすべて含む。温灸器の形状はこれに限定されなく、多様な形状と構造が可能である。このような温灸器では電気エネルギーを用いて発熱する発熱部と、発熱部により加熱される加熱部を具備する。本実施例では前記の発熱部をランプまたは電気ヒーターなどを用いて、加熱部では玉などの遠赤外線放射体を使用する。しかし、このような発熱部と加熱部はこれに限定されなく多様な発熱体または熱による加熱が可能な様々の材質と物質が用いられる。
【0028】
温熱治療器(100)には前記の温灸器(110)が温熱治療器の内部で往復移動できるようにモーター(140)と移送手段(126)が具備される。モーター(140)は電気エネルギーを供給されて回転して、移送手段(126)は前記のモーター(140)に連結されていて、その回転によりその回転力を伝達して温灸器を移動させる。移送手段(126)は温灸器(110)に結合されて、モーター(140)の正回転または逆回転により温灸器(110)を前後方向(つまり、片方向または反対方向)に移動させるのに使用される。前記の移送手段(126)は移送ベルトと移送チェーンと移送ロープの中で選択的に使用することができる。もちろんこれに限定されなく、モーターの駆動力を用いて物を移送させる多様な手段が用いられる。
【0029】
温熱治療器(100)は治療器の動作を制御する制御部と、使用者の操作信号の入力を受けてこれを制御部に提供する入力部、入力される情報を保存するメモリーを含む。前記の制御部は温灸器を駆動して使用者の全体の脊椎をスキャンして頸椎、胸椎、腰椎、薦椎・尾椎で構成される人間の脊椎に対して、脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点に設定してメモリーに保存する。また、制御部は人間の疾病または望む治療別に関連する脊椎骨が入力されるとメモリに保存して、各疾病または望む治療によりマッサージする脊椎骨が決まったら前記の基準点を中心にマッサージする脊椎骨に実際の温灸器がマッサージしながら移動する移動経路を設定してメモリーに保存する。そして、前記の移動経路に沿って温灸器が何回繰り返しながらマッサージをするのかを保存して、前記の温灸器が移動しながらマッサージする際に移動速度、マッサージの圧力、温灸器の温度を決定して保存する。また、前記の入力部を通じて疾病または望む治療が入力されると、前記の制御部は前記のメモリーから該当のマッサージパターンを検索して伝送されて温灸器とモーターを制御して前記の設定されたマッサージパターンによってマッサージができるようにする。本実施例で制御部は単一または複数のPCB上に装着された単一または複数の制御チップまたは制御素子でありうる。前記のメモリーには使用者の脊椎について、基準点の情報、人間の疾病または望む治療別に関連される脊椎骨の情報、移動経路、マッサージの回数、温灸器の移動速度、マッサージの圧力、温灸器の温度などを含むマッサージパターンの情報が保存される。前記の入力部は使用者が手で把持して必要な情報を入力することができる。ここで、入力部は有・無線の多様な構造が可能である。
【0030】
[実施例2]
図7はマッサージパターンを設定するフローチャートを表わした図面である。
【0031】
一つ目のステップで、まずマッサージパターンを設定するために全体の脊椎を対象に基準点を設定して保存する(S201)。まず、温灸器を駆動して使用者の全体の脊椎をスキャンして、脊椎骨の位置を把握して、脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点とする。これは脊椎骨と脊椎骨の間の分節点に神経束が存在するからである。前記の基準点はマッサージパターンを設定するのに基準になる点であり、前記の基準点がマッサージパターンのそれぞれの開始点と終了点となる。マッサージパターンを設定する際に、前記の基準点をすべて図示する必要はなく、必要に応じていくつかの基準点は削除して重要な基準点のみを図示することができる。
図3はマッサージパターンを設定するための基準点の一実施例を図示した図面である。
図3で、脊椎骨は頸椎C、胸椎T、腰椎L、 薦椎・尾椎Sに分けていて、各番号は骨の順番を示す。例えば、前記C1/C2は頸椎の一つ目の骨と頸椎の二つ目の骨の分節点を意味することである。同様に、T1/T2は胸椎の一つ目の骨と胸椎の二つ目の骨の分節点を意味する。したがって、頸椎の基準点はC1、C1/C2、C2/C3、C3/C4、C4/C5、C5/C6、C6/C7の7個であり、胸椎の基準点はC7/T1、T1/T2、T2/T3、T3/T4、T4/T5、T5/T6、T6/T7、T7/T8、T8/T9、T9/T10、T10/T11、T11/T12の12個であり、腰椎の基準点はT12/L1、L1/L2、L2/L3、L3/L4、L4/L5の5個であり、薦椎・尾椎はL5/S1、S1/S2、S2/S3、S3/S4、S4/S5、S5の6個である。
【0032】
二つ目のステップで、脊椎の末梢神経の分布により自律神経の区間を交感神経の区間と副交感神経の区間に分けて区分して設定して保存する(S202)。使用者の疾病または望む治療によって関連される自律神経の区間があり、これのために自律神経の区間を交感神経の区間と副交感神経の区間に分けて区分して設定する。前記の交感神経の区間と副交感神経の区間は前記の基準点を基準にして決まる。
図8は交感神経の区間と副交感神経の区間の一実施例を説明する図面である。図面を参考にすれば、交感神経の区間はT1/T2からL1/L2までであり、副交感神経の区間はS2/S3からS5までである。
【0033】
三つ目のステップは疾病別の交感神経と副交感神経の関連性を入力して保存する(S203)。人体のすべての血管は神経により統制されているが、この神経を自律神経と言って、自律神経は交感神経と副交感神経がお互いに相反するように動く。交感神経は緊張、不安、焦燥を感じる時に高まりながら血管を収縮させて血圧を上昇させる一方、副交感神経は血管を拡張してリラックスさせながら血圧を下げる。疾病別交感神経と副交感神経の関連性の一実施例を図示したのが
図9である。
図9を参考にすれば、血液循環障害、免疫増進、不眠症、肥満のような疾病は交感神経及び/または副交感神経と密接な関連性を有している。したがって、このような疾病の治療のためには交感神経の区間及び/または副交感神経の区間をマッサージして交感神経及び/または副交感神経を刺激して弛緩することが必要である。
【0034】
四つ目のステップは交感神経と副交感神経のマッサージパターンを設定して保存する(S204)。前記のように、交感神経と副交感神経の関連性のある疾病の場合、交感神経の区間と副交感神経の区間に実際の温灸器がマッサージしながら移動する移動経路が設定されて入力される。すなわち、温灸器が交感神経の区間または副交感神経を何回繰り返しながらマッサージをするかを決定する。また、前記の温灸器が移動しながらマッサージをする際に移動速度、マッサージの圧力、温灸器の温度が設定されて保存される。また、交感神経の区間と副交感神経の区間をすべてマッサージする必要がある場合に、どの区間を先にマッサージするのかに関する順番も入力される。このように細部マッサージパターンは温灸器の移動経路、移動繰り返し回数、移動速度とマッサージの圧力、温灸器の温度、マッサージの順番を決定することによって設定される。このように細部マッサージパターンが設定されれば、温灸器を駆動するモーターを前記の細部マッサージパターンによって制御して温灸器がマッサージを遂行することになる。一般的に交感神経マッサージの温灸器の温度は副交感神経マッサージの温灸器の温度より高くて、交感神経マッサージの圧力は副交感神経マッサージの圧力より強い。また、交感神経の区間と副交感神経の区間を全部マッサージする必要がある場合、交感神経マッサージをした後に活性化された交感神経の過負荷にならないように低刺激で副交感神経をマッサージすることが望ましい。
図10は疾病による交感神経と副交感神経マッサージパターンの一実施例を示す図面である。
図10を見れば、血液循環に関連されるマッサージパターンで、区間1は交感神経マッサージパターンを表して、交感神経の区間を2回繰り返しストロークマッサージ、移動速度は中、マッサージの圧力は強、温灸器の温度は65℃、区間2は副交感神経マッサージパターンを表して、副交感神経の区間を2回繰り返しストロークマッサージ、移動速度は下、マッサージの圧力は弱、温灸器の温度は45℃に設定する。
【0035】
五つ目のステップは設定された交感神経と副交感神経マッサージパターンによりモーターを制御することである(S205)。前記の設定されたマッサージパターンはメモリーに保存されて、前記の入力部を通じて交感神経と副交感神経の関連性のある疾病が入力されれば、制御部は前記メモリーからマッサージパターンを伝送されて温灸器とモーターを制御して設定されたマッサージパターンによりマッサージをすることになる。制御部はモーターに信号値を伝送してマッサージパターンの中、マッサージの移動経路、繰り返し回数、移動速度、マッサージの圧力を制御して、温灸器に信号値を伝送して温灸器の温度を制御する。
【0036】
[実施例3]
図11は灸及び指圧パターンを設定するフローチャートを表した図面である。
【0037】
一つ目のステップで、まず灸及び指圧パターンを設定するために全体の脊椎を対象に基準点を設定して保存する(S301)。まず、温灸器を駆動して使用者の全体の脊椎をスキャンして、脊椎骨の位置を把握して、脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点にする。これは脊椎骨と脊椎骨の間の分節点に神経束が存在するので、前記のような分節点が灸点及び指圧点になる。灸及び指圧パターンを設定する際に、前記の基準点をすべて図示する必要はなく、必要に応じていくつかの基準点は削除して重要な基準点のみを図示することができる。
図3は灸及び指圧パターンを設定するための基準点の一実施例を図示した図面である。
図3で、脊椎骨は頸椎C、胸椎T、腰椎L、薦椎・尾椎Sに分けていて、各番号は骨の順番を示す。例えば、前記C1/C2は頸椎の一つ目の骨と頸椎の二つ目の骨の分節点を意味することである。同様に、T1/T2は胸椎の一つ目の骨と胸椎の二つ目の骨の分節点を意味する。したがって、頸椎の基準点はC1、C1/C2、C2/C3、C3/C4、C4/C5、C5/C6、C6/C7の7個であり、胸椎の基準点はC7/T1、T1/T2、T2/T3、T3/T4、T4/T5、T5/T6、T6/T7、T7/T8、T8/T9、T9/T10、T10/T11、T11/T12の12個であり、腰椎の基準点はT12/L1、L1/L2、L2/L3、L3/L4、L4/L5の5個であり、薦椎・尾椎はL5/S1、S1/S2、S2/S3、S3/S4、S4/S5、S5の6個である。
【0038】
二つ目のステップで、疾病と連関される灸点と指圧点を入力されて保存する(S302)。使用者の疾病または望む治療により関連される灸点及び指圧点が決まる。
図12は疾病と灸点及び指圧点の連関関係の一実施例を説明する図面である。例えば、消化不良の場合、関連される灸点及び指圧点はT8/T9、T10/T11、S1/S2である。また、肥満の場合、関連される指圧点はT10/T11、L2/L3、S1/S2であり、灸点は存在しない。椎間板ヘルニアの場合、関連される灸点はC3/C4、C5/C6、C7/T1、T2/T3、T4/T5、T6/T7、T8/T9、T10/T11、T12/L1、L2/L3、L4/L5、S1/S2、S2/S3、S3/S4であり、指圧点は存在しない。
【0039】
三つ目のステップは疾病別の灸及び指圧パターンを設定して保存する(S303)。各疾病または望む治療により前記の基準点を中心に実際の温灸器が移動経路に沿ってマッサージをしながら、予め設定された灸点及び指圧点が位置する基準点に到達することになる場合、灸及び指圧のための灸の強度、灸の温度、灸の時間、指圧の強度、指圧の時間、指圧の形態が決定されて入力される。このように灸及び指圧パターンは灸点の位置、灸の強度、灸の温度、灸の時間、指圧点の位置、指圧の強度、指圧の時間、指圧の形態を決定することにより設定される。前記の指圧の形態は指圧の際に、温灸器の動作形態を表すもので、左右振動、上下振動、回転、混合に分けられる。このように細部の灸及び指圧パターンが設定されれば、温灸器を駆動するモーターを前記の細部の灸及び指圧パターンによって制御して、温灸器が灸及び指圧を遂行することになる。疾病の治療のために温灸器が移動する時間は大きくスキャンモード、予備モード、治療モード、終了モードで構成されて、灸及び指圧パターンは疾病の治療のために温灸器が移動する治療モードで行われる。
図13は疾病による灸及び指圧パターンの一実施例を表す図面である。
図13(a)をみると、消化不良に関連される灸点及び指圧点はT8/T9、T10/T11、S1/S2である。したがって、消化不良でマッサージを受けようとする使用者にはT8/T9、T10/T11、S1/S2で灸及び指圧をするように細部の灸及び指圧パターンを設定する。一つ目の灸及び指圧パターンは基準点T8/T9で灸の強度は強、灸の時間は100秒、灸の温度は65℃、指圧の強度は強、指圧の時間は150秒、指圧の形態は上下運動、二つ目の灸及び指圧パターンは基準点T10/T11で灸の強度は強、灸の時間は100秒、灸の温度は65℃、指圧の強度は強、指圧の時間は150秒、指圧の形態は混合、三つ目の灸及び指圧パターンは基準点S1/S2で灸の強度は強、灸の時間は200秒、灸の温度は60℃、指圧の強度は強、指圧の時間は150秒、指圧の形態は回転運動に設定する。
図13(b)を見ると、肥満でマッサージを受けようとする使用者は灸はしなくて、T10/T11、L2/L3、S1/S2で指圧のみをするように細部の指圧パターンを設定する。一つ目の指圧パターンは基準点T10/T11で指圧の強度は強、指圧の時間は120秒、二つ目の指圧パターンは基準点L2/L3で指圧の強度は中、指圧の時間は150秒、三つ目の指圧パターンは基準点S1/S2で指圧の強度は強、指圧の時間は200秒、指圧の形態は混合に設定する。
【0040】
四つ目のステップは、設定された灸及び指圧パターンによりモーターを制御することである(S304)。前記の設定された灸及び指圧パターンはメモリーに保存されて、制御部は前記のメモリーから灸及び指圧パターンを伝送されて温灸器とモーターを制御して設定された灸及び指圧パターンにより灸及び指圧を行うようになる。制御部はモーターに信号値を伝送して灸及び指圧パターンの中、灸点の位置、灸の強度、灸の時間、指圧点の位置、指圧の強度、指圧の時間、指圧の形態を制御して、温灸器に信号値を伝送して灸の温度を制御する。
【0041】
[実施例4]
図14はマッサージモードを設定するフローチャートを示す図面である。
【0042】
一つ目のステップで、スキャンモードを設定してスキャンモードの結果に基ついて脊椎の基準点を設定して保存する(S401)。温熱治療器を利用する使用者ごとに体型がそれぞれ違うので、その基準点が使用者ごとに相異なる。したがって、スキャンモードは全体マッサージの時間で一番最初に実行されるモードであり、使用者の全体脊椎をスキャンして的確な月対骨の位置を分かるためのモードである。したがって、スキャンモードを通じて認識される脊椎骨の位置を根拠に脊椎骨と脊椎骨の間の分節点を基準点に設定する。スキャンモードは一般的に全体の脊椎を対象に単一パターンを持つ。
【0043】
二つ目のステップで、予備モードを設定して保存する(S402)。予備モードはこの後続ける治療モードでのマッサージの刺激を脊椎が負担にならないように十分に受け入れることができる環境を作るために全体の脊椎の神経または筋肉の緊張をほぐすモードである。したがって、予備モードは全体の脊椎にやわらかい刺激が加えられるようにする緩和パターンと全体脊椎に予め強い刺激を加える強化パターンなどで構成される。
【0044】
三つ目のステップは治療モードを設定して保存する(S403)。治療モードは疾病の治療のために疾病と関連される脊椎骨をマッサージしたり灸及び指圧をするモードなので、疾病により治療のための特定化されたパターンを持つ。治療モードで選択できるパターンの種類を見ると、疾病と関連される脊椎骨を集中マッサージする集中パターン、全体脊椎をマッサージする全体パターン、疾病と関連される脊椎骨の付近領域まで含めてマッサージする領域パターン、人体の特定部位と関連される脊椎骨をマッサージする部位別パターン、交感神経の区間をマッサージする交感神経パターン、副交感神経の区間をマッサージする副交感神経のパターン、疾病と連関された灸点に灸をする灸パターン、疾病と連関された指圧点に指圧をする指圧パターンなどがある。前記の治療モードでは疾病の治療の目的に合わせて前記のパターンを組み合わせた複数のパターンで治療モードを構成するようになる。
【0045】
四つ目のステップは終了モードを設定して保存する(S404)。終了モードは治療モードで脊椎の神経または筋肉が弛緩されていたり過度に覚醒されていたり、または交感神経が過度に活性化されている場合に、自律神経のバランスを誘導してマッサージの後に自然な生活ができるようにコンディションを正常化するモードである。したがって、治療モードでどの様なパターンでマッサージが行われたのかによってこれに対応される適切なパターンを選択して終了モードを構成する。終了モードでは自律神経のバランスを誘導する副交感神経パターン、弛緩された筋肉を正常化する覚醒パターン、覚醒されている神経を緩和する緩和パターンなどで構成される。
【0046】
五つ目のステップは、前記のスキャンモード、予備モード、治療モード、終了モードによって制御部がモーター及び温灸器を制御することである(S405)。前記構成されたスキャンモード、予備モード、治療モード、終了モードを構成するパターンはメモリーに保存されて、制御部は前記のメモリーから順次にモードの各パターンを伝送されて温灸器とモーターを制御してマッサージを実行することになる。
【0047】
図15はマッサージモードの一実施例を示す図面である。
【0048】
図15を参考にすれば、スキャンモードは単一パターンで構成されていて、移動速度は下、マッサージの圧力は強、1回往復のパターンで温灸器を駆動する。予備モードは緩和パターンと強化パターンで構成されていて、緩和パターンは移動速度は中、マッサージの圧力は弱、1回往復で設定されて、強化パターンは移動速度は中、マッサージの圧力は強、1回往復で設定される。治療モードは疾病に関連される脊椎骨の付近の領域まで含めてマッサージする領域パターン1個と、疾病と関連される脊椎骨を集中マッサージする集中パターン1個と、交感神経の区間をマッサージする交感神経パターン1個、疾病と連関される灸点に灸をする灸パターン1個、疾病と連関される指圧点に指圧をする指圧パターン1個で合計5個のパターンで構成されて血液循環障害に対する集中的なマッサージ治療をする。終了モードは治療モードでの交感神経の刺激を緩和するために副交感神経を活性化する副交感神経パターン1個と首周りの脊椎骨をマッサージして筋肉を弛緩する弛緩パターン1個で合計2個のパターンで構成されて自律神経のバランスを維持する。