(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6018314
(24)【登録日】2016年10月7日
(45)【発行日】2016年11月2日
(54)【発明の名称】センサー素子を含む無線周波数識別装置トランスポンダ
(51)【国際特許分類】
G08C 17/00 20060101AFI20161020BHJP
G06K 19/07 20060101ALI20161020BHJP
G06K 19/077 20060101ALI20161020BHJP
G06K 7/10 20060101ALI20161020BHJP
【FI】
G08C17/00 Z
G06K19/07 170
G06K19/07 230
G06K19/077 176
G06K7/10 260
【請求項の数】15
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2015-532081(P2015-532081)
(86)(22)【出願日】2013年9月13日
(65)【公表番号】特表2015-534680(P2015-534680A)
(43)【公表日】2015年12月3日
(86)【国際出願番号】US2013059675
(87)【国際公開番号】WO2014043481
(87)【国際公開日】20140320
【審査請求日】2015年3月13日
(31)【優先権主張番号】13/616,373
(32)【優先日】2012年9月14日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500006524
【氏名又は名称】ザ ジレット コンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】マチアス アマン
(72)【発明者】
【氏名】グラント エドワード ストリーマー
(72)【発明者】
【氏名】ファイズ フェイサル シャーマン
(72)【発明者】
【氏名】ジョナサン リビングストン ジョイス
(72)【発明者】
【氏名】ジョーダン トドロフ ボーリルコフ
(72)【発明者】
【氏名】マーク ウェイン モロー
(72)【発明者】
【氏名】マイケル フランケ
(72)【発明者】
【氏名】スティーブン ジェフリー スペクト
【審査官】
深田 高義
(56)【参考文献】
【文献】
独国特許発明第10314758(DE,B3)
【文献】
米国特許出願公開第2009/0045918(US,A1)
【文献】
特開2006−202296(JP,A)
【文献】
特開昭56−149840(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08C 17/00
G06K 7/10
G06K 19/07
G06K 19/077
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タグを含むセンサシステムであって、
前記タグは、
該タグに含まれるか、又はこれに連結された少なくとも1つのセンサを含む第1部分であって、前記センサは、少なくとも1つの出力端子を有し、および該センサの環境内の所定の変化に反応して第1の電気的状態から第2の電気的状態へと遷移するアナログ出力を生成するように構成された、該少なくとも1つのセンサを含む第1部分と、
無線周波チップを含む第2取り外し可能部分であって、前記無線周波チップは、少なくとも1ビットを含むバイナリコード化ワードの電気ストレージを含むメモリ素子、入力端子および出力端子を含み、前記入力端子は、前記少なくとも1つのセンサの前記少なくとも1つの出力端子および前記メモリ素子の少なくとも1ビットに対して電気通信するように配置された、該無線周波チップを含む第2取り外し可能部分と、
前記無線周波チップの前記出力端子と電気通信するように配置された第1アンテナと
を具え、
前記無線周波チップは、
バイアス閾値をもつバイアス回路を含み、
前記バイアス回路は、
前記センサの環境内の前記所定の変化に対応した前記アナログ出力のうち特定の値をもつ出力のみが出力されるように、前記アナログ出力を前記バイアス閾値と比較することと、
前記メモリ素子内に記憶されたワードの1つ以上のビットの値のうち、前記比較により前記特定の値をもつ出力に関連付けられた特定のビットの値を変更するように構成されたことを特徴とするセンサシステム。
【請求項2】
前記センサの前記少なくとも1つの出力端子は、前記メモリの複数のビットに対して電気通信するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のセンサシステム。
【請求項3】
電源と、前記第1アンテナの共振周波数を含む電磁放射線を生成するように適合された第2アンテナと、電磁放射線を検出し、前記検出された放射線を復調して前記検出された放射線から埋め込まれたデータを抽出するように適合された受信機とを含む、問い合わせ器をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のセンサシステム。
【請求項4】
前記問い合わせ器はネットワーク通信リンクを備えたことを特徴とする請求項3に記載のセンサシステム。
【請求項5】
前記問い合わせ器はセンサを備えたことを特徴とする請求項3に記載のセンサシステム。
【請求項6】
前記埋め込まれたデータは前記少なくとも1ビットの値を含むことを特徴とする請求項3に記載のセンサシステム。
【請求項7】
前記問い合わせ器は、前記抽出された前記埋め込まれたデータを解釈するように適合された分析素子、および前記解釈の結果を表示するように適合された表示素子をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載のセンサシステム。
【請求項8】
前記センサは、化学センサ、電気センサ、生物学的センサ、機械的センサ、およびこれらの組み合わせからなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のセンサシステム。
【請求項9】
前記第1アンテナは全方向アンテナを含むことを特徴とする請求項1に記載のセンサシステム。
【請求項10】
製品をさらに備え、前記タグは前記製品の一部を含むことを特徴とする請求項1に記載のセンサシステム。
【請求項11】
前記アンテナと前記製品との間に配置された電気シールドをさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載のセンサシステム。
【請求項12】
製品情報を判定する方法であって、
タグを含む少なくとも1つの製品を提供するステップであって、
前記タグは、
該タグに含まれるか、又はこれに連結された少なくとも1つのセンサを含む第1部分であって、前記センサは、少なくとも1つの出力端子を有し、および該センサの環境内の所定の変化に反応して第1の電気的状態から第2の電気的状態へと遷移するアナログ出力を生成するように構成された、該少なくとも1つのセンサを含む第1部分と、
無線周波チップを含む第2取り外し可能部分であって、前記無線周波チップは、少なくとも1ビットを含むバイナリコード化ワードの電気ストレージを含むメモリ素子、入力端子および出力端子を含み、前記入力端子は、前記少なくとも1つのセンサの前記少なくとも1つの出力端子および前記メモリ素子の少なくとも1ビットに対して電気通信するように配置された、該無線周波チップを含む第2取り外し可能部分と、
前記無線周波チップの前記出力端子と電気通信するように配置された第1アンテナと
を具えた、該ステップと、
前記無線周波チップにおいて、バイアス閾値をもつバイアス回路を提供するステップと、
前記センサの環境内の前記所定の変化に対応した前記アナログ出力のうち特定の値をもつ出力のみが出力されるように、前記アナログ出力を前記バイアス閾値と比較するステップと、
前記メモリ素子内に記憶されたワードの1つ以上のビットの値のうち、前記比較により前記特定の値をもつ出力に関連付けられた特定のビットの値を変更するステップと、
前記タグの前記センサの環境状態と関連する放射線を検出するように適合された問い合わせ器を提供するか、又は提供されている、該ステップと、
前記問い合わせ器は、前記タグの状態に関連する前記メモリ素子に記憶されているデータを問い合わせるステップと、
前記問い合わせ器は、前記タグの状態を解釈するステップと、
前記解釈された前記タグの状態と関連する出力を提供するステップと
を具えたことを特徴とする方法。
【請求項13】
前記問い合わせ器を提供するステップは、ネットワーク通信リンクを含む問い合わせ器を提供するステップをさらに含み、前記方法は前記タグの前記状態と関連するデータをネットワーク上で共有するステップをさらに具えたことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ネットワーク上で前記問い合わせ器のセンサからのデータを共有するステップをさらに具えたことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記ネットワークを使用して前記製品のユニットを購入するステップをさらに具えたことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品に関する情報を決定するシステムおよび方法に関する。本発明は特に、製品情報の遠隔問い合わせ、および得られた情報の後の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
商品の消費によって定義される耐用寿命を有する消費財は周知である。耐用寿命は、商品の使用可能量の、少なくとも一部の消費と関連する1つ以上の事象とみなすことができる。商品の使用環境、並びに/又は使用された、およびまだ利用可能な商品の量と関連する情報は存在し得るが、また典型的な商品の消費者には一般的にアクセス不可能である場合がある。製品に関連する情報を、この情報を消費者にとってアクセス可能かつ使用可能にするような方法で、抽出するためのシステムおよび方法が必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
一態様において、センサーシステムはタグを含む。タグは、無線周波チップ、および第1アンテナを含み、並びにまた、少なくとも1つのセンサーを含むか、又はこれに連結される。センサーは、センサーの環境内の変化と近似する出力をもたらすように適合される。センサーは、アナログ出力を生成し、出力端子を含む。無線周波チップは、メモリ素子、入力端子および出力端子を含む。入力端子は、センサーの出力端子と電気通信するように配置される。第1アンテナは、チップの出力端子と電気通信するように配置される。
【0004】
一態様において、製品情報を判定する方法は、タグ、およびタグのデータと関連する放射線を検出するように適合された問い合わせ器を提供するステップと、タグの状態を問い合わせするステップと、タグの状態を解釈するステップと、解釈されたタグの状態と関連する出力を提供するステップとを含む。タグは、製品と関連するデータを記憶させるデジタルメモリを含む。
【図面の簡単な説明】
【0005】
本発明の更なる特徴および利益は、図面を検討することにより、より容易に明らかとなる。
【発明を実施するための形態】
【0006】
用語の定義:
以下の本文は、本発明の多数の異なる実施形態の大まかな説明を記載している。あらゆる可能な実施形態を説明するのは不可能ではないとしても非現実的であるため、この説明は単なる例示として解釈されるべきであり、あらゆる可能な実施形態を説明するものではなく、本明細書に記載されるいずれかの機構、特性、コンポーネント、組成物、成分、製品、工程、若しくは方法論は、削除することができ、本明細書に記載される他のいずれかの機構、特性、コンポーネント、組成物、成分、製品、工程、若しくは方法論と組み合わせることができ、又は全体的若しくは部分的に置き換えることができることは理解されるであろう。最新の技術、又は本特許の出願日以降に開発された技術のいずれかを使用して、非常に多くの代替実施形態を実施することができるが、このような実施形態はやはり、本請求項の範囲内に含まれることになる。
【0007】
また、理解されたいこととして、ある用語が、本特許において、『本明細書において用いるとき、「___」という用語は「...」を意味する』という文、又は類似の文を用いて明示的に定義されていない限り、その用語の意味を、明示的にも暗示的にも、その平易なあるいは通常の意味を越えて限定する意図はなく、また、そのような用語が、本特許の任意の段落で(請求項の文言以外で)なされた記載に基づいて範囲を制限されるとは解釈されるべきではない。いずれの用語も、本発明に不可欠なものとして記載されていない限りは、本発明に不可欠なものではないことが意図される。本特許の最後にある請求項に記載されているいずれかの用語が、ある単一の意味と一致した形で本特許内で言及されている限りにおいては、読み手を混乱させないように、単に分かりやすくする目的だけのためにそうしているのであって、暗示又はその他の方法によって、請求項の当該用語をその1つの意味に限定することは意図していない。最後に、請求項の要素が、いかなる構造の詳述も伴わずに、その語の「意味」および機能を詳述することによって定義されるものでない限り、請求項の要素の範囲が、米国特許法第112条第6段落の適用に基づいて解釈されることは意図しない。
【0008】
一態様において、センサーシステムはタグを含む。タグは、基板上に印刷された、導電性インク、および非導電性材料の1つ以上の層を含んでもよい。代表的な基板材料には、ポリマーフィルム、紙、高透過性誘電材料、およびFR−4材料が挙げられる。多層構造はさらに、導電性層の少なくとも一部を分離する非導電性材料の、部分層をさらに含んでもよい。代表的な導電性層としては、銅および銀インクが挙げられる。タグは、無線周波チップ、および第1アンテナを含み、並びにまた、少なくとも1つのセンサーを含むか、又はこれに連結される。タグまた、カード、コイン、又はインレー上の回路として配置され得る。チップは受動的又は能動的であり得る。代表的なチップ/第1アンテナの組み合わせは、型番:RI−I03−112A−03(13.56メガヘルツ)、およびRI−INL−R9QM(134.2キロヘルツ)、又はモデルTRF7970Aが挙げられ、それぞれ、Texas Instruments,Dallas,TXから入手可能である。アンテナは、コイル又は双極子の物理的形態であり得、タグの残部と電気通信する製品又はパッケージの導電性構成要素であり得る。
【0009】
センサーは、関心の環境要因の性質によって選択され得る。典型的なセンサータイプとしては、化学センサー、電気センサー、生物学的センサー、機械的センサー、および物理的センサーが挙げられる。タグのセンサーは、単一の種類の複数のセンサー、又は異なる種類のセンサーの組み合わせを含むことがある。
【0010】
代表的な化学センサーとしては、Figaro Engineering Inc.により作製され、Wernberg−Koblitz,GermanyのConrad Electronicsから入手可能な、プロパン、ブタン、メタン、アルコール、水素用の、モデルTGS 813気体センサーが挙げられる。代表的な電子センサーとしては、Zetex Semiconductorsより作製され、Allied Electronics(Fort Worth,TX)から入手可能な、磁場を測定するためのモデルAH1751−PG−B−Aホール効果センサーが挙げられる。
【0011】
代表的な機械的センサーとしては、ST Microelectronicsによって作製される、MEMSに基づくモデルL3G3200D 3軸ジャイロ、およびAllied Electronic,Forth Worth,TXにより作製される、モデルN11MA512023歪みゲージセンサーが挙げられる。
【0012】
代表的な物理センサーとしては、Vishayによって作製される、モデルVCNL4020、およびST Microelectronicsによって作製されるMEMSに基づくモデルLPS331AP圧力センサーが挙げられる。
【0013】
代表的な生物学的センサーは、疾患、イオン、バイオマーカー、抗体、DNA、様々なタンパク質、又は代謝マーカーなどの生物学的分子を検出するように調製され得る。検出方法は基本的に、電位差滴定、又は電流測定的性質であってもよい。分析される材料サンプルは、生物又は環境から回収することができ、血液、上皮細胞、粘液、唾液、糞便、毛髪、尿、空気、水、および他の環境材料が挙げられる。電極構成は、2つ(作用電極および対向電極)又は3つ(作用電極、対向電極、および基準電極)であり得、電極は、金、銀、プラチナ、炭素などの様々な基材から作製され得る。これらの電極は、York,PAのConductive Technologies,Incから購入するか、又は作製することができる(Sensors and Actuators B,114,(2006) 357〜363)。
【0014】
抗体を検出する電位差バイオセンサーは、従来的なELISAサンドイッチアッセイを利用してもよい。前述の電極は、生体の取り付けに好適である一方で、電極基材への導電性を維持する、基材を調製するために、ポリ(ピロール)などの導電性ポリマーでコーティングされている。アッセイの材料としては、St.Louis,MOのSigma−Aldrichから以下を購入することができる:捕獲抗体−抗マウスIgG(Fc特異的)抗体、F(ab’)
2フラグメント、ヤギ宿主(M0284)、抗体−マウス血清(M5905)、検体競合体−抗マウスIgG(γ鎖特異的)ペルオキシダーゼ抗体ヤギ宿主(A3673)、およびウシ血清からのアルブミンがプロセス中に使用され、非特異的結合(A7906)を防ぐ。
【0015】
作用電極上における、ELISAサンドイッチ構成は、下から上へとの順で以下に記載される:ポリ(ピロール)基材への捕獲抗体吸着、検体、HRP抱合体を備える検体競合体、過酸化水素を生成するためにHRPを触媒する作用溶液酵素。作用電極における反応は、μVの規模の電位を生成する。
【0016】
必要な電流はマイクロアンペアの範囲にあるため、センサーのために必要な電源は、RFID回路から得られた電力によって供給することができる。得られた電力は、後にセンサーによって使用するための、コンデンサなどの要素により貯蔵することができる。
【0017】
タグは、センサーの出力が、タグのチップのメモリ内に記憶されたワードの1つ以上のビットの値を変更するように構成され得る。一実施形態において、非ゼロセンサー出力は、1から0、又は0から1のどちらかへと、指定されたビット値を変更してもよい。あるいは、タグの回路は、センサー出力と比較されるバイアスをもたらしてもよい。この実施形態において、バイアス閾値を超える、又は下閾値と上閾値のセットの間のセンサー出力のみが、ビットの値を変更し得る。
【0018】
タグは、2つ以上のセンサーを含み得る。マルチセンサータグの一構成において、各センサー出力は、それ自体のビット値を変更するために使用されてもよい。別の実施形態において、センサーのセットは、タグに電力が供給される際にポーリングされてもよく、タグメモリの単一の特定のビットが、各ポーリングしたセンサーの出力によって、一連の値を通じてタグのメモリの、単一の特定のビットが反復的に切り替えられる(stepped)。上記のように、タグは、いずれかの非ゼロセンサー出力が関連するビットの値を変更し、下閾値を超える値、又は上閾値と下閾値との間の値のみが各ビット値を変更するように、設計されてもよい。
【0019】
タグは、近距離通信(NFC)プロトコルなどの、無線周波数プロトコルを使用して読むことができる。タグが問い合わせされるか、又は読まれると、タグ回路に電力が供給され、センサー出力がタグのメモリを変更する。タグのメモリはその後、問い合わせ器により読まれる。これは、感知されたタグの環境の状態を示す、メモリワードのデジタル値を得る。タグの関連する通信周波数範囲は、HF、UHF、又は意図される環境およびタグの使用における、タグの特定の必要性により決定される適切に選択された周波数範囲であり得る。
【0020】
センサーシステムはさらに、問い合わせ器を含む場合がある。問い合わせ器は、電源、並びに第1アンテナの共振周波数を含む電磁放射を生成するように適合された第2アンテナ、および電磁放射を検出し、検出された放射を復調して検出された放射から埋め込まれたデータを抽出するための受信機を含む。Bluetooth(商標)RFIDリーダー、型番223012(Toronto CanadaのGAO RFIDから入手可能)は、問い合わせ器の一形態を表す。モデル223012問い合わせ器は、無線周波タグに問い合わせ、かつタグのメモリの状態を判定してタグの環境と関係するセンサーの出力と関連する情報を抽出する能力を有する。223012はさらに、タグから抽出された情報を、例えば、Bluetooth(商標)を使用することができるコンピュータ又はスマートフォンなどの、二次装置又は二次問い合わせ器に送信するための、Bluetooth(商標)通信プロトコルを使用した、二次ネットワーク通信リンクを含む。二次問い合わせ器はさらに、タグ環境の状態に関する情報を分析し、特定のタグおよび/又はタグ環境状態に関する出力をもたらすことができる。分析されたタグ情報と関連する出力を表示するためのLCD又はLEDスクリーンなどの、表示素子をさらに含んでもよい。問い合わせ器はさらに、問い合わせ器の環境と関連する情報を確認するための1つ以上のセンサーを含んでもよい。センサーは、温度、湿度、加速度センサーを含み得る。問い合わせ器はさらに、製品、タグ、又は環境と関連する画像の捕捉を可能にする1つ以上のカメラを含んでもよい。問い合わせ器は、問い合わせ器が、問い合わせ器の地理的位置に関する情報を確認および共有することを可能にするように、全地球測位能力を含んでもよい。
【0021】
一態様において、スマートフォンは、問い合わせ器としてのみ機能し得る。この態様において、スマートフォンはタグに問い合わせを行い、タグのメモリからの情報を確認してもよい。問い合わせ器は、情報を分析するか、ないしは別の方法で解釈してもよく、かつ出力を生成してもよい。聴覚的出力、視覚的出力、触覚的出力、又はこれらの組み合わせを介してシステムユーザーに出力がもたらされてもよい。問い合わせ器は、出力生成の際のタグ情報に加えて、クラウドコンピューティングリソースなどの、ネットワークリソースから利用可能な情報および分析を含む、スマートフォンのセンサー又はシステムからの入力を利用してもよい。システム問い合わせ器として機能するように好適に構成された代表的なスマートフォンとしては、Research In Motionから入手可能な、Acer(商標)E320 Liquid Express、Blackberry(商標)Bold(商標)970;Casio IT−800;Google,Inc.Mountain View Caから入手可能なGoogle Nexus 7(商標);LG Optimus EliteのHTCから入手可能な、HTC Desire C(商標);Motorolaから入手可能な、Motorola Droid(商標)Razr(商標);Nokia 700;Panasonic BizPad(商標);Samsung Galaxy S Advance(商標)が挙げられる。
【0022】
一態様において、センサーシステムは製品を含んでもよい。用語「製品」は、最も広い意味で使用され、いずれかの製品、製品群、サービス、通信、娯楽、環境、組織、システム、ツールなどを指す。例えば、製品群の例は、個人、家族又は家庭などにおいて使用される、個人用および家庭用製品である。個人および家庭用製品群の製品分類の代表的かつ非限定的なリストの例としては、制汗剤、ベビーケア、オーデコロン、商業製品(卸売、消費者向け消費財との、工業および商業市場類似物)、化粧品、デオドラント、食器ケア、女性用保護物品、ヘアケア、ヘアカラー、ヘルスケア、家庭用洗浄剤、洗濯物、口腔ケア、紙製品、個人用洗浄剤、使い捨て吸収性物品、ペットの健康および栄養製品、処方薬剤、プレステージ香水、スキンケア、食品、スナックおよび飲料、特殊布地ケア、剃毛および他の発毛管理製品、小型電気機器、装置および電池、散髪などのサービス、美容術、温泉療法、医療、歯科、視覚サービス、映画館などの娯楽施設、スタジアム、加えて、映画ショー(film or movie shows)、演劇、およびスポーツイベントなどの娯楽サービスが挙げられる。多様な製品形態が、これらの各製品分類に該当し得る。
【0023】
代表的な製品形態および商標は、Procter & Gamble社のウェブサイト(www.pg.com)、およびここにリンクされているサイトに示されている。上に列挙したもの以外の製品カテゴリーの一部である消費者製品もまた、本発明によって考慮され、並びに、上述で確認したウェブサイトに開示されたもの以外の別の製品の形態およびブランドもまた、本発明によって包含されることが理解されよう。
【0024】
洗濯製品カテゴリー内の代表的な製品としては、洗剤(粉末、液体、タブレット、およびその他の形態を含む)、漂白剤、コンディショナー、柔軟剤、静電気防止製品、およびリフレッシャー(液体リフレッシャーおよび乾燥機用シートを含む)が挙げられる。口腔ケア製品カテゴリー内の代表的な製品としては、歯磨剤、フロス、歯ブラシ(手動および電動形態を含む)、口内洗浄剤、歯肉ケア製品、歯用ホワイトニング製品、およびその他のデンタルケア製品が挙げられる。代表的な女性用保護製品としては、パッド、タンポン、陰唇間製品、およびパンティライナーが挙げられる。代表的なベビーケア製品としては、おむつ、ワイプ、よだれかけ、おむつ交換およびベッドマット、並びに手洗い用フォーミングハンドソープが挙げられる。
【0025】
代表的なヘルスケア製品としては、緩下剤、繊維サプリメント、口腔および局所鎮痛剤、胃腸薬製品、呼吸器および咳/風邪薬製品、熱送達製品、および水浄化製品が挙げられる。代表的な紙製品には、トイレットペーパー、ペーパータオル、ティッシュペーパーが挙げられる。代表的ヘアケア製品としては、シャンプー、コンディショナー(リンスオフおよびリーブイン形態を包含する)並びに整髪助剤が挙げられる。代表的な住居用ケア製品としては、スイーパー製品、床掃除製品、木製床用クリーナー、抗菌性フロアクリーナー、布地および空気リフレッシャー、および洗車用製品が挙げられる。スキンケア製品には、ボディウォッシュ、顔用クレンザー、ハンドローション、保湿剤、コンディショナー、収斂性化粧水、表面剥離製品、微小皮膚研磨およびピーリング製品、皮膚若返り製品、老化防止製品、マスク、紫外線保護製品、並びにスキンケア用パフ、ワイプ、ディスク、布、シート、用具および装置(スキンケア組成物の有無を問わず)が挙げられるが、これらに限定されない。
【0026】
一実施形態において、製品は、携帯用電源などの他の製品を評価する試験ユニットを含み得る。この実施形態において、製品は、チップ、アンテナ、およびシールドなどの、全ての記載される要素を含み得る。この実施形態において、ユーザーは製品内に関心の電源を配置し、問い合わせ器を使用してユニットのタグに係合させる。問い合わせ器は、タグに電力を提供し、メモリの値を読み、分析し、出力を生成する。分析は、近似する、電源の開回路電圧という形式の読み取り値を評価する。出力は、残りの電力の割合の形態であってもよく、残り電力、単純な文字出力、良好若しくは不良など、と関連する色分けされた出力又はこれらの組み合わせであり得る。出力は、ネットワーク通信リンクを使用してさらに伝達されるか、および/又は問い合わせ器の表示素子を使用して表示され得る。
【0027】
他の製品群としては、とりわけ、スポーツ用品、娯楽(本、映画、音楽など)、映像、および家庭用医療、および応急手当用品が挙げられる。
【0028】
タグは、液体製品、又は顆粒状製品の一次包装などの、製品の包装に取り付けられてもよい。タグは、包装された液体又は顆粒状製品に浸漬されるか、又はこれに浮かばせてもよい。タグは、おむつの吸収性コアへの液体の接触を検出する目的で、使い捨て吸収性物品内など(おむつ内など)、製品内に組み込まれてもよい。タグは、電池内の使用可能な残存電力に関する情報を感知する目的で、電池の表面上など、製品自体の表面上に配置されてもよい。
【0029】
タグのアンテナを、製品の外側表面の形状に適合させることにより、問い合わせ器とタグとの間の通信が全方向であり得、問い合わせ器とタグとの間の様々な角度で達成可能である、システムを生じるものと考えられる。
【0030】
様々な製品の通信装置をつくることの問題の1つは、通信装置が、電磁的に導電性である本体において使用されるときに生じる。自由空間電波伝播原理は、導電性の高い物体の付近では妥当しない。加えて、アンテナの性能は、アンテナが金属の付近に配置されると、著しく低下する。したがって、RFIDタグを、電池上、又は導電性本体を備える物体の上に単純に配置しても、所望の硬化(例えば、電力獲得、および/又はデータ送信)を達成しないことがある。特にこの問題は、再充電可能/使い捨て電池に限られない。例えば、剃毛ジェル、剃毛フォームなどの缶、又は金属化フィルムを含むパッケージは、容器の導電性のために同じ問題を有し得る。一般的に、金属製本体に隣接するRFIDタグは、リーダーとタグとの間を繋ぐ信号を1/10に低減する。
【0031】
アンテナの近位の金属により生じる影響を防ぐ方法の1つは、電磁場が金属に入らないようにすることである。例えば、好適な電磁特性および寸法を備える材料をアンテナと金属表面の間に配置することによって、アンテナと金属表面を分離することにより、製品の金属/導電性本体の周囲で電磁場を分岐させることができる。ダイバータ材料の特性は、使用される正確な金属、およびRFID周波数に依存する。磁気ダイバータは、タグを缶から、効果的に分離する。効果的な分離は、材料間の空気を充填した空隙により、達成され得る。
【0032】
一態様において、製品情報を決定する方法は、上記のタグを含む製品を提供するステップを含む。タグは、センサーの環境の変化と近似する出力をもたらすように適合された少なくとも1つのセンサーを含む。センサーは少なくとも1つの出力端子を有する。タグはまた、メモリ素子、入力端子、および出力端子を含み、入力端子は、センサーの出力端子と電気通信するように配置され、第1アンテナは、チップの出力と電気通信するように配置される。
【0033】
方法はまた、タグのデータと関連する検出された放射線と適合する、問い合わせ器を提供するステップを含み得る。問い合わせ器は、上記のBluetooth(商標)機能と接続されたRF若しくはNFCプロトコルリーダー、又はRF若しくはNFC可能なリーダーを含む、スマートフォン又は他の計算装置であってもよい。
【0034】
一態様において、方法は、タグを含む製品を提供するステップ、市場で入手可能な、又は消費者の所有する装置と適合可能なソフトウェアを提供するステップへと、最小化されてもよい。消費者は、その装置が記載される問い合わせ器として機能できるようにする、アプリケーション・ソフトウェアを利用することを選択してもよい。
【0035】
問い合わせ器は、NFCプロトコルなどの、RF通信プロトコルを使用するタグの現在の状態を判定するために使用され得る。問い合わせ器は、この目的のために書かれたソフトウェアアプリケーションを使用して、タグから受信したデータを解釈してもよい。一実施形態において、タグおよびセンサーは、電池セルの開回路電圧を検出するように構成されてもよい。検出された開回路電圧は、タグのメモリの少なくとも1ビットの値を変更してもよい。問い合わせ器はその後メモリの値を読み、この値を、開回路電圧および使用可能な残りの耐用電池寿命と相関させる。使用可能な残りの耐用電池寿命は、問い合わせ器の表示素子により、システムのユーザーに表示されてもよい。表示される出力は、残りの耐用寿命の割合という項目があってもよく、検出された開回路電圧を、電池耐用寿命のアナログへと変換するための、閾値を設定するために使用されるアルゴリズムによって、耐用寿命僅か〜無し、ある程度の耐用寿命、又はかなりの耐用寿命を示す、赤、黄、および緑というよりアナログな項目であってもよい。一実施形態において、本出願は、本出願のユーザーが電池のロードケース(load case)の性質を入力するためのステップを提示し得る。代表的なロードケースは、フラッシャカメラ、玩具、フラッシュライト、リモコンユニット、時計、若しくはラジオ、又は他の娯楽システムへの電力供給を含む。
【0036】
例として、タグは、1.5Vアルカリ電源のセンサーシステムとして組み込まれてもよい。この例において、センサーは、0.8V〜1.65Vの範囲の開回路電圧(OCV)を読むように構成されてもよい。タグのバイアス回路は、使用できる電力として30%超が残っていることを示す指標として、OCVが1.35ボルトを超える場合、状態を変更するように第1ビットを提供するように指定されてもよい。これは、電源の、緑に色分けされた、アプリケーション出力と関連付けられてもよい。タグの第2部分は、30%以下の電源が残っていることを示す指標として、OCVが1.25ボルト超であるときに、状態を変更するべく第2ビットを提供してもよく、これは電源の黄色の状態として示されてもよい。タグは、OCVが1.25ボルト未満であるときに、第3ビット変更状態を有するようにさらに構成されてもよく、アプリケーションは赤い電源状態を示してもよい。あるいは、タグビットは、回路の設計を単純化するために、1.25ボルト未満、又は1.35ボルト超のいずれかにおいて同じままであってもよい。
【0037】
一態様において、問い合わせ器は、携帯電話、又はローカルエリア又はWiFiネットワークを含む他のネットワークを介して、データを送受信する能力を装置に付与する、二次ネットワーク通信モジュールを組み込んでもよい。このような態様において、問い合わせ器は、タグから受信したデータ、および/又はタグからのデータの分析を送信してもよい。問い合わせ器のソフトウェアアプリケーションは、タグからのデータを分析して、タグと関連する製品の補充が必要であるかを判断し、又はタグの一連の問い合わせ器を介して形成される製品の使用履歴を考慮して、このような補充がいつ必要となるかを推定してもよい。この態様において、アプリケーションは、ネットワークを介して追加用製品の購入を行うために使用されてもよい。アプリケーションはさらに、購入に関して関連する製品をユーザーに提示するか、又は製品と直接関連しない他の製品を提示するために使用されてもよい。
【0038】
一実施形態において、システムタグは、少部分に分けられてもよい。一部分がアンテナ、およびチップを含んでもよく、他の部分がセンサーを含んでもよい。センサーが、吸収性物品の機能環境に暴露され、アンテナ、およびチップ部分が物品の機能環境に暴露されないようにして、タグの2つの部分が配置されてもよい。アンテナ、およびチップ部分は、取り外し可能であり、したがってまた再使用可能とすることができる。アンテナおよびチップ部分は、製品内に保持される一方で、センサーは、取り外し可能としてもよい。一実施形態において、取り外し可能な感知要素は、常駐チップ/アンテナ要素に連結されてもよい。例として、剃刀、又は口腔ケア用具などの、パーソナルケア装置は、接触子を備える常駐アンテナおよびチップを備えるように構成されてもよく、感知要素の挿入使用および取り外しを可能にする。感知要素は、使い捨て、交換、又は清掃、および再挿入のために取り外されてもよい。一実施形態において、APLIX Inc.(Charlotte,NC)から利用可能である、導電性フックアンドループ締結具が使用されて、物品の機能環境と、物品の外部との間の中間部を形成してもよい。導電性をもたらす、物品と、センサーと、取り外し可能タグとの間の取り付け機構は、フックアンドループ、圧縮(例えば、弾性バンド、ガーター)、接着剤(例えば、接着ストリップ)、磁気、又はこれらの組み合わせであり得る。この実施形態において、センサーは、導電性フックアンドループと電気的に接触するアセンブリとして作製されてもよく、導電性フックアンドループパッドは、ひいては物品の外側表面上に配置され、一方でセンサーは、物品内部で、機能的環境に配置されてもよい。アンテナ、およびチップアセンブリのアセンブリの一部として、マッチングパッドが導入されてもよく、2つの各アセンブリは、タグの動作用途のために、適合するフックアンドループパッドを使用して、統合することができる。この方法により、より高価なアンテナ、およびチップアセンブリが再使用可能となり、多くの対応する使い捨て物品を備えるシステムの使用に伴う、全体的なコストが削減される。対応するアセンブリは、タグの対応する部分の電気リードを、その対応するフックアンドループ締結パッドに固定するために、例えば、MG Chemicals(Surrey,B.C.,Canada)から入手可能な、導電性接着剤を使用して形成され得る。
【実施例】
【0039】
タグメモリと連結される静電容量型センサーを含むタグは、マスカラパッケージなどのパッケージ内に配置されてもよく、それにより、センサー出力は、パケージ内に残る製品量と近似する。センサーの軸は、パッケージの形状と位置合わせされてもよく、それにより製品と接触するセンサーの部分が、容器内の製品の量の変化に伴って変化する。問い合わせの際、タグセンサーは、残りの製品料と近似の出力をチップにもたらす。タグ回路は、特定の値を超える、又は特定の範囲内のセンサーのみが、出力と関連するビットの値を変更するように、バイアスを受けてもよい。タグは、特定の製品および/又はパッケージと関連する出力を生じさせる閾値として、どれだけの量の製品が使用されるべきかというメーカーによる情報に基づいて、所定量の製品が存在するか、しないかを示す指標をもたらす。問い合わせ器は、記憶された値を読む。アプリケーション・ソフトウェアはその後、読み取り値を分析し、残りの製品量としてこれを解釈する。ソフトウェアはその後、パッケージ内の量、又は元の量の割合として残った製品の量を示す出力をユーザーにもたらしてもよく、又は出力は製品を補充する時期であることを単純に示してもよい。ソフトウェアは、特定の量又は割合の閾値において、製品を補充するように、ユーザーに提案を行うように、書かれてもよい。ソフトウェアは、ネットワーク小売業者によって販売される補充製品を購入するために、ネットワーク小売店にユーザーが接続できるように、問い合わせ器のネットワーク通信機能を使用してもよい。ソフトウェアは、一連の小売業者を特定するためにネットワークを検索してもよく、かつまた、各小売業者と関連する製品の値段および輸送方法などの情報を収集してもよい。ソフトウェアは、ユーザーによる、又は問い合わせ器のGPS若しくはWiFi位置情報機能による、位置情報プロバイダを利用し、製品を直接購入することができる、ユーザーの現在位置付近に位置する小売業者を特定してもよい。
【0040】
抵抗、コンデンサ、インダクタンス、又はこれらの組み合わせなどのセンサーなどの、電気センサーを含むタグが、製品/パッケージの組み合わせの一部として製品と接触するようにもたらされてもよい。システムは、製品の貯蔵安定性、又は効率性に関する変化などの、製品における変化を感知し、かつ製品における変化と関連する出力をもたらすように構成されてもよい。
【0041】
温度センサーを含むタグは、おむつ内に組み込まれてもよく、問い合わせの際に、メモリへのセンサー出力はおむつの着用者の体温と近似し、これはタグのメモリ内にデジタルで記憶される。アプリケーション・ソフトウェアは、記憶された値を読み、体温として解釈し得る。関連する値は、日付、時間、位置、着用者の画像、およびこれらの組み合わせなどの他の入手可能なデータと共に、アプリケーション・ソフトウェアに記憶されてもよい。データレコードの集合が、時間と共に蓄積し、着用者の健康および健康状態の指標として使用されてもよい。
【0042】
メモリに連結された化学センサー又はバイオセンサーを含むタグは、褥瘡の形成と関連する環境的要因を検出する目的のために、患者の衣類内に組み込まれてもよい。化学的又は生物学的センサーを有する他のタグは、唾液中の代謝マーカーの検出、呼気又は唾液中のアルコールの検出、空気中の悪臭化合物の検出などの目的のために使用され得る。
【0043】
図1に示されるように、システム1000は、吸収性物品300、および問い合わせ器200を含む。吸収性物品300は、タグ100およびセンサー110を含む。タグ100は、チップ130、およびアンテナ140を含む取り外し可能部分105を含む。問い合わせ器200は、センサー210、電源220、アンテナ230、分析素子240、表示素子250、およびネットワークリンク260を含む。
図2に示されるように、携帯用電源400は、タグ100およびシールド150を含む。
図3に示されるように、パッケージ500はタグ100を含む。
【0044】
本明細書に開示した寸法および値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らない限り、そのような寸法のそれぞれは、記載された値およびその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
【0045】
任意の相互参照又は関連特許若しくは関連出願を包含する本明細書に引用される全ての文献は、明確に除外ないしは別の方法で限定されない限り、その全てを本明細書中に参照により組み込まれる。いずれの文献の引用も、こうした文献が本願で開示又は特許請求される全ての発明に対する先行技術であることを容認するものではなく、また、こうした文献が、単独で、あるいは他の全ての参照文献とのあらゆる組み合わせにおいて、こうした発明のいずれかを参照、教示、示唆又は開示していることを容認するものでもない。さらに、本文書において、用語の任意の意味又は定義の範囲が、参考として組み込まれた文書中の同様の用語の任意の意味又は定義と矛盾する場合には、本文書中で用語に割り当てられる意味又は定義に準拠するものとする。
【0046】
本発明の特定の実施形態が例示され記載されてきたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく他の様々な変更および修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更および修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。