【文献】
4.3 Spectrally Selective Pulses, 5.4 Spatial-Spectral Pulses,Handbook of MRI Pulse Sequences,米国,2004年,頁153-154, 119-120, 162
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第2の物質のスピンの位相を再収束させ、前記第1の物質のスピンの位相の再収束を抑制するスペクトル選択性を有する追加のリフォーカスパルスを送信するステップを有する、請求項14に記載の方法。
前記リフォーカスパルスと、前記追加のリフォーカスパルスとの間に、前記領域から磁気共鳴信号を取得するための別のリードアウト勾配磁場を印加するステップを有する、請求項15に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、発明を実施するための形態について説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
【0012】
図1は、本発明の一形態の磁気共鳴イメージング装置100の概略図である。
【0013】
磁気共鳴イメージング装置(以下、「MRI装置」と呼ぶ。MRI:Magnetic Resonance Imaging)100は、マグネット2、テーブル3、受信コイル4などを有している。
【0014】
マグネット2は、被検体12が収容されるボア21と、超伝導コイル22と、勾配コイル23と、RFコイル24とを有している。超伝導コイル22は静磁場B0を印加し、勾配コイル23は勾配磁場を印加し、RFコイル24はRFパルスを送信する。尚、超伝導コイル22の代わりに、永久磁石を用いてもよい。
【0015】
テーブル3は、クレードル31を有している。クレードル31は、ボア21内に移動できるように構成されている。クレードル31によって、被検体12はボア21に搬送される。
【0016】
受信コイル4は、被検体12の頭部に取り付けられている。受信コイル4は、被検体12からの磁気共鳴信号を受信する。
【0017】
MRI装置100は、更に、シーケンサ5、送信器6、勾配磁場電源7、受信器8、中央処理装置9、操作部10、および表示部11を有している。
【0018】
シーケンサ5は、中央処理装置9の制御を受けて、被検体12を撮影するための情報を送信器6および勾配磁場電源7に送る。
【0019】
送信器6は、シーケンサ5から送られた情報に基づいて、RFコイル24を駆動する駆動信号を出力する。
【0020】
勾配磁場電源7は、シーケンサ5から送られた情報に基づいて、勾配コイル23を駆動する駆動信号を出力する。
【0021】
受信器8は、受信コイル4で受信された磁気共鳴信号を信号処理し、信号処理により得たれたデータを中央処理装置9に出力する。
【0022】
中央処理装置9は、シーケンサ5および表示部11に必要な情報を伝送したり、受信器8から受け取ったデータに基づいて画像を再構成するなど、MRI装置100の各種の動作を実現するように、MRI装置100の各部の動作を制御する。中央処理装置9は、例えばコンピュータ(computer)を含んでいる。
【0023】
操作部10は、オペレータにより操作され、種々の情報を中央処理装置9に入力する。表示部11は種々の情報を表示する。
【0024】
MRI装置100は、上記のように構成されている。
【0025】
図2は、本形態で使用されるパルスシーケンスの説明図である。
【0026】
図2の上側にはEPIパルスシーケンスPS1が示されており、
図2の下側には、パルスシーケンスPS1によって励起されるスライスが示されている。
【0027】
パルスシーケンスPS1は、α°パルスPαを有している(尚、以下では、説明の便宜上、α=90とするが、α°は、90°に限定されることは無い)。90°パルスPαは、4個のサブパルスを有している。90°パルスPαは、脂肪のスピンのフリップ角が0°(又は0°に近い角度)であるが、水のスピンのフリップ角は90°(又は90°に近い角度)になるように設計されている。したがって、90°パルスPαは、脂肪の横磁化をゼロ(又はゼロに近い値)にし、水の横磁化を1(又は1に近い値)にするスペクトル選択性を有している。
【0028】
90°パルスPαが送信されている間、勾配磁場G
z0が印加される。本形態では、90°パルスPαの各サブパルスは、勾配磁場G
z0が負のローブのときには送信されず、正のローブの間にのみ送信されている。しかし、90°パルスPαの各サブパルスを、勾配磁場G
z0が正のローブのときには送信されず、負のローブの間にのみ送信されるようにしてもよい。更に、90°パルスPαの各サブパルスを、勾配磁場G
z0が負のローブと正のローブの両方で送信されるようにしてもよい。90°パルスPαと勾配磁場G
z0とによって、スライスSL1が励起される。
【0029】
リフォーカスパルスP
r1は180°パルス(反転パルス)である。リフォーカスパルスP
r1は、水のスピンの位相を再収束させるとともに、脂肪のスピンの位相の再収束を抑制するスペクトル選択性を有している。リフォーカスパルスP
r1は、水のスピンを再収束させるので、水信号の信号強度を大きくすることができ、一方、脂肪のスピンの再収束を抑制するので、脂肪信号の信号強度を十分に小さくすることができる。
【0030】
リフォーカスパルスP
r1が送信されている間、勾配磁場G
z1が印加される。本形態では、リフォーカスパルスP
r1の各サブパルスは、勾配磁場G
z1が正のローブの間だけでなく、負のローブの間にも送信されている。リフォーカスパルスP
r1と勾配磁場G
z1とによって、スライスSL1の中のスピンが反転する。その後、リードアウト勾配磁場Greadが印加される。リードアウト勾配磁場Greadは、スライスSL1から磁気共鳴信号を取得するための勾配磁場である。
【0031】
尚、リフォーカスパルスP
r1は、180°パルス(反転パルス)であるので、理想的には、スライスSL1の全領域においてスピンのフリップ角が180°になる。しかし、実際には、フリップ角が180°(又は180°に近い角度)になるのは、スライスSL1の中央部分であり、スライスSL1の端部に近づくにつれて、フリップ角は180°よりもかなり小さくなる。したがって、スライスSL1の端部のスピンを十分に再収束させることができない可能性がある。そこで、実際には、
図3に示すように、リフォーカスパルスP
r1と勾配磁場G
z1との組合せによってスピンを反転させる領域R
invを、スライスSL1よりも広くしている。これによって、スライスSL1の全領域に渡って、スピンを十分に再収束させることができる。
【0032】
パルスシーケンスPS1によれば、スライスSL1の厚さを薄くしても、脂肪が十分に抑制された画像を得ることができる。この理由を説明するために、シミュレーションを行った。以下に、シミュレーション結果について説明する。尚、シミュレーション条件は、以下の通りである。
【0033】
(1)α°パルスPαに関するシミュレーション条件C1
サブパルスの数:4個
スペクトルバンド幅:150Hz
空間バンド幅:2107Hz
α°パルスPαのパルス全長:11.7ms
ヌルの位置:150Hz
最小スライス厚:1.69mm
(2)リフォーカスパルスP
r1に関するシミュレーション条件C2
サブパルスの数:4個
スペクトルバンド幅:400Hz
空間バンド幅:2930Hz
リフォーカスパルスP
r1のパルス全長:5.024ms
最小スライス厚:2.45mm
尚、シミュレーション条件C1の「ヌルの位置」については後述する。
【0034】
図4〜
図6は、シミュレーション結果を示す図である。
【0035】
図4は、90°パルスPαおよびリフォーカスパルスP
r1のブロッホ・シミュレーションの結果を示すグラフである。
【0036】
図4(a)にはシミュレーション結果Aが示され、
図4(b)はシミュレーション結果Bが示されている。シミュレーション結果Aは、90°パルスPαの終端における横磁化(Mxy)のブロッホ・シミュレーションの結果を示している。シミュレーション結果Bは、リフォーカスパルスP
r1の終端における縦磁化(Mz)のブロッホ・シミュレーションの結果を示している。尚、磁化の初期条件は、平衡状態(Mx=My=0、Mz=+1)とした。
【0037】
シミュレーション結果AおよびBにおいて、横軸はスライス位置を表しており、縦軸はオフレゾナンス周波数を表している。また、磁化の値は、グレースケールで表示されている。
【0038】
尚、オフレゾナンス周波数は、水の共鳴周波数からのずれを表している。水の共鳴周波数は、オンレゾナンス周波数(つまり、オフレゾナンス周波数=0Hz)である。3T(テスラ)のMRI装置では、オフレゾナンス周波数420Hzの位置が、脂肪の共鳴周波数の位置に対応している。
【0039】
また、シミュレーション結果Aには、ヌルの位置が示されている。ここで、「ヌルの位置」とは、横磁化が最も抑制されるオフレゾナンス周波数の位置を表している。尚、一般的に、α°パルスPαのサブパルスが、勾配磁場G
z0の正のローブのときにのみ使用されている場合、「ヌル」は、「トゥルー・ヌル(true null)」と呼ばれる。一方、α°パルスPαのサブパルスが、勾配磁場G
z0の正のローブと負のローブとの両方のローブで使用されている場合、「ヌル」は、「オポーズド・ヌル(opposed null)」と呼ばれる。本形態では、α°パルスPαのサブパルスは、
図3に示すように、勾配磁場G
z0の正のローブのときにのみ使用されているので、「トゥルー・ヌル(true null)」に該当する。シミュレーション結果Aでは、ヌルの位置は、小さい順に、150Hz、440Hz、760Hzの位置に現れている。したがって、最初のヌルの位置(150Hz)は、水と脂肪の化学シフト(420Hz)よりも十分に小さくなるように設定されている。尚、上述したシミュレーション条件C1には、最初のヌルの位置(150Hz)のみが示されている。
【0040】
図5は、シミュレーション結果Aのオフレゾナンス周波数0Hzの位置(ラインL1−L1)におけるスライスプロファイルを示す図である。
【0041】
図5の破線は、所望のスライスプロファイルを示しており、太い実線は、本形態の90°パルスPαによるスライスプロファイルを示している。また、
図5には、比較のため、細い実線で、別の90°パルスPα′によるスライスプロファイルを示した。別の90°パルスPα′に関するシミュレーション条件は、以下の通りである。
【0042】
サブパルスの数:8個
スペクトルバンド幅:400Hz
空間バンド幅:3461.5Hz
パルスの全長:10.08ms
最初のヌルの位置:375Hz
最小スライス厚:3.63mm
別の90°パルスPα′は、最初のヌルの位置が375Hzであるが、本形態の90°パルスPαは、最初のヌルの位置が150Hzである。このように、本形態の90°パルスPαは、別の90°パルスPα′よりも、ヌルの位置が小さいので、サブパルスの長さを長くすることができる。上記のシミュレーション条件では、本形態の90°パルスPαは、別の90°パルスPα′よりも、サブパルスの長さを70%程度長くすることができる。したがって、本形態の90°パルスPαを使用することによって、
図5に示すように、別の90°パルスPα′よりも、良好なスライスプロファイルを得ることができる。
【0043】
図6は、シミュレーション結果AおよびBのスライス位置の中心におけるスペクトル選択性を示す図である。
【0044】
図6の下側のグラフには、細い実線と、太い実線とが示されている。細い実線は、シミュレーション結果A(90°パルスPα)のスライス中心L2−L2におけるスペクトル選択性を示し、太い実線は、シミュレーション結果B(リフォーカスパルスP
r1)のスライス中心L3−L3におけるスペクトル選択性を示している。
【0045】
先ず、90°パルスPαのスペクトル選択性(細い実線)について説明する。
【0046】
90°パルスPαのスペクトル選択性(細い実線)を参照すると、周波数領域R
w(水の共鳴周波数(オフレゾナンス周波数0Hz)およびその近傍の周波数)では、横磁化がMxy≒0.8〜1である。一方、周波数領域R
f(脂肪の共鳴周波数(オフレゾナンス周波数420Hz)およびその近傍の周波数)では、横磁化は、Mxy≒0〜0.2である。
【0047】
次に、リフォーカスパルスP
r1のスペクトル選択性(太い実線)について説明する。
【0048】
周波数領域R
Wでは、リフォーカスパルスP
r1によって、縦磁化の値は、Mz≒−0.7となっている。縦磁化の初期条件はMz=+1であるので、リフォーカスパルスP
r1は、周波数領域R
Wにおけるスピンの縦磁化を、Mz=+1(正の値)からMz≒−0.7(負の値)に変化させることができる。つまり、リフォーカスパルスP
r1は、周波数領域R
Wにおける縦磁化Mzの極性を反転させるスペクトル選択性を有している。したがって、90°パルスPαによって横磁化がMxy≒1になった水のスピンは、時間とともに位相が分散するが、リフォーカスパルスP
r1によって再収束するので、水信号の強度を大きくすることができる。
【0049】
一方、周波数領域R
fでは、リフォーカスパルスP
r1によって、縦磁化の値は、Mz≒+0.8となっている。縦磁化の初期条件はMz=+1であるので、周波数領域R
fでは、リフォーカスパルスP
r1が送信されても、スピンの縦磁化の極性を正(+)のままにすることができる。つまり、リフォーカスパルスP
r1は、周波数領域R
fにおける縦磁化の極性を反転させないスペクトル選択性を有している。したがって、周波数領域R
fにおいては、リフォーカスパルスP
r1によるスピンの位相の再収束は抑制されるので、脂肪信号を抑制することができる。
【0050】
したがって、
図4〜
図6に示すシミュレーション結果から、本形態のパルスシーケンスPS1(
図3参照)を用いることによって、スライスの厚さを薄くしても、脂肪が十分に抑制された画像が得られることがわかる。
【0051】
また、本形態では、パルスシーケンスPS1で使用されている90°パルスPαは、脂肪のスピンの横磁化を水のスピンの横磁化よりも小さくするスペクトル選択性を有している。したがって、脂肪信号の抑制効果を高めることができる。
【0052】
パルスシーケンスPS1は、例えば、シングルスピンエコーの拡散強調画像法やシングルスピンエコーのテンソル画像法に適用することができる。
【0053】
尚、リフォーカスパルスP
r1による横磁化Mxyの影響を低減するために、勾配磁場G
z1の前後にクラッシャー勾配を印加してもよい。
図7に、勾配磁場G
z1の前後にクラッシャー勾配G
cが印加されたときのパルスシーケンスPS2の一例を示す。
【0054】
また、
図3および
図7に示すパルスシーケンスPS1およびPS2は、リフォーカスパルスを一つ備えているが、リフォーカスパルスは1つに限定されることはなく、複数のリフォーカスパルスを備えていてもよい。
【0055】
図8は、複数のリフォーカスパルスを備えた場合のパルスシーケンスPS3の一例を示す図である。
【0056】
図8では、リフォーカスパルスP
r1の他に追加のリフォーカスパルスP
r2を備えている。追加のリフォーカスパルスP
r2を備えることによって、スライス厚を薄くすることができる。尚、
図8では、クラッシャー勾配G
cが印加された例について示されているが、必要に応じて、クラッシャー勾配G
cは除去してもよい。また、
図8では、リードアウト勾配磁場Greadは、追加のリフォーカスパルスP
r2の後に設けられているが、リフォーカスパルスP
r1と追加のリフォーカスパルスP
r2との間に、別のリードアウト勾配磁場Greadを設けてもよい。
【0057】
図8に示すパルスシーケンスPS3は、例えば、デュアルスピンエコーの拡散強調画像法やデュアルスピンエコーのテンソル画像法に適用することができる。追加のリフォーカスパルスP
r2は、渦電流に起因したアーチファクトを低減するために使用することができる。尚、リフォーカスパルスP
r1およびP
r2のうちの一方のリフォーカスパルスを、シンクパルス(sinc pulse)や、SLRパルスとしてもよい。例えば、リフォーカスパルスP
r1およびP
r2の両方又は一方を、IEEE Trans Med. Imaging, Vol.10, pp.53-65 (1991)のJ. Pauley et al.による「Parameter Relations for the Shinnar-Le Roux Selective Excitation Pulse Design Algorithm」に記載されているSLRパルスとすることができる。
【0058】
図8に示すパルスシーケンスPS3は、リフォーカスパルスを2個備えているが、
図9に示すパルスシーケンスPS4のように、n(≧3)個のリフォーカスパルスP
r1〜P
rnを備えていてもよい。尚、
図9において、n個のリフォーカスパルスP
r1〜P
rnのうちのm(<n)個のリフォーカスパルスを、シンクパルスやSLRパルスとしてもよい。また、
図9では、リードアウト勾配磁場Greadは、リフォーカスパルスP
rnの後に設けられているが、各リフォーカスパルスの間に、別のリードアウト勾配磁場Greadを設けてもよい。
【0059】
更に、必要に応じて、
図10に示すパルスシーケンスPS5のように、水の動きを検出するための拡散エンコードDEを備えてもよい。拡散エンコードDEを備えることによって、拡散強調画像法又はテンソル画像法を実行することができる。
図10では、勾配磁場Gx、Gy、およびGzの3軸に、同じ振幅の拡散エンコードDEが備えられているが、
図10とは別の拡散エンコードDEを備えてもよい。例えば、拡散強調画像法では、各ボクセル内の拡散の量を計測できるようにするため、拡散エンコードDEを、各軸に交互に備えることができる。また、拡散テンソル画像法では、各ボクセル内の拡散テンソルの情報を決定するため、異なる振幅の拡散エンコードDEを3軸に備えることができる。
【0060】
上記のパルスシーケンスPS1〜PS5は、機能的MRI(functional MRI)に適用することもできる。
【0061】
尚、上記のパルスシーケンスPS1〜PS5は、スピンエコー法のパルスシーケンスであるが、本発明は、グラディエントエコー法のパルスシーケンスに適用してもよい。
【0062】
図11は、グラディエントエコー型EPIのパルスシーケンスが適用された一例を示す図である。
【0063】
パルスシーケンスPS6は、α°パルスPαおよびリフォーカスパルスP
r1を有している。リフォーカスパルスP
r1は、α°パルスPαに隣接する位置に設けられている。このようにリフォーカスパルスP
r1を設けることによって、スライスの厚さを薄くしても、脂肪が十分に抑制された画像を得ることができる。
【0064】
これまで、本発明を、好適な形態を参照して詳細に説明したが、当業者は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、本形態の種々の変更が可能である。例えば、本形態では、α°パルスPαは90°パルスであるが、90°パルスに限定されることはない。また、本形態では、リフォーカスパルスP
r1は180°パルスであるが、脂肪のスピンの位相の再収束を抑制することができるのであれば、リフォーカスパルスP
r1は180°パルスに限定されることはない。また、本形態では、α°パルスPαおよびリフォーカスパルスP
r1のサブパルスの数は4個であるが、サブパルスの数は、必要に応じて、変更してもよい。
【0065】
また、本形態では、水を描出し脂肪を抑制する例について説明している。しかし、本発明は、水を抑制する場合や、脂肪や水とは異なる別の物質(代謝物など)を抑制したい場合にも適用することができる。