【実施例】
【0117】
調製例
中間体1
手順1、2
N
*3
*−(4−ブロモ−3−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン(中間体1)
【0118】
【化11】
【0119】
2−ブロモ−1−クロロ−5−イソチオシアナト−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン
【0120】
【化12】
【0121】
4−ブロモ−3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)アニリン(15g、54.7mmol、当量:1.00)のジクロロメタン(13.2g、10.0ml、155mmol、当量:25.3)中における0℃の懸濁液に1,1’−チオカルボニルジイミダゾール(11.7g、65.6mmol、当量:1.2)を添加した。その反応を徐々に室温まで温め、一夜撹拌した。その反応を濃縮し、クロマトグラフィー処理(220g Redisep、5〜15%ジクロロメタン/ヘキサン)すると、13.84g(80%)の淡黄色の油が得られた。
【0122】
(Z)−メチル N−4−ブロモ−3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル−N’−シアノカルバムイミドチオエート
【0123】
【化13】
【0124】
2−ブロモ−1−クロロ−5−イソチオシアナト−3−(トリフルオロメチル)ベンゼン(13.84g、43.7mmol、当量:1.00)のジメトキシエタン(100mL)中における溶液に、ナトリウム水素シアナミド(sodium hydrogen cyanamide)(3.36g、52.5mmol、当量:1.2)およびメタノール(10mL)を添加した。30分後、ヨウ化メチル(15.9g、7ml、112mmol、当量:2.56)をそのマゼンタ色の溶液に添加し、その反応を室温で一夜撹拌した。その反応混合物を濃縮して乾燥させ、約50mLのアセトニトリル中で溶解させた。100mLの水を添加すると白色の沈殿が得られた。白色固体を濾過し、水ですすぎ、一夜空気乾燥させると16.0g(99%)の白色固体が得られた。
【0125】
N
*3
*−(4−ブロモ−3−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン(中間体1)
【0126】
【化14】
【0127】
500mLの丸底フラスコ中で、(Z)−メチル N−4−ブロモ−3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル−N’−シアノカルバムイミドチオエート(1.45g、3.89mmol、当量:1.00)をエタノール(15ml)と組み合わせて白色の懸濁液を得た。ヒドラジン(1.25g、1.22ml、38.9mmol、当量:10)を添加し、その反応混合物を70℃に加熱し、3時間撹拌した。その反応を冷却し、水(約40mL)をその反応に振盪しながら添加した。得られた懸濁液を濾過し、水で洗浄し、真空オーブンで45℃において週末にかけて乾燥させた。所望の生成物として白色固体を得た(1.12g、収率81%)。別の試料を母液から桃色固体として集めた(148mg、純度約90、収率9.6%)。
【0128】
MS m/z 356 [M+H]
中間体2
3−アミノ−5−(3,5−ジクロロアニリノ)−S−トリアゾール(中間体2)
【0129】
【化15】
【0130】
1−シアノ−3−(3,5−ジクロロフェニル)−2−メチル−2−チオイソ尿素
【0131】
【化16】
【0132】
1,3−ジクロロ−5−イソチオシアナトベンゼン(10g、49.0mmol、Adrich)のアセトニトリル(90ml)およびMeOH(100ml)中における溶液に、ナトリウム水素シアナミド(3.45g、53.9mmol)のMeOH(30ml)中における懸濁液を添加した。その反応を室温で1時間撹拌し、ヨウ化メチル(13.9g、6.13ml、98.0mmol)を添加した。撹拌を4時間継続し、その反応混合物を濾過し、アセトニトリルで洗浄すると、白色固体が所望の生成物として得られた(8.04g、収率63%)。
【0133】
3−アミノ−5−(3,5−ジクロロアニリノ)−s−トリアゾール(中間体2)
【0134】
【化17】
【0135】
(Z)−メチル N’−シアノ−N−(3,5−ジクロロフェニル)カルバムイミドチオエート(8g、30.8mmol)およびヒドラジン(9.85g、9.65ml、308mmol)のエタノール(120ml)中における溶液を70℃で3時間撹拌した。それを小さい体積まで濃縮し、水を添加して懸濁液を得た。その懸濁液を濾過し、水で洗浄すると白色固体が所望の生成物として得られた(7.44g、収率99%)。MS +m/z: 244.0 (M+H)
+
N3−(4−ブロモ−3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−N5−(4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物1)
【0136】
【化18】
【0137】
N3−(4−ブロモ−3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体1(50mg、140μmol)および4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(48.8mg、280μmol)のMeOH(3ml)中における溶液を室温で2日間撹拌し、NaBH4(31.8mg、841μmol)を添加し、その反応を1時間撹拌した。溶媒を除去し、反応混合物をDCM中で再溶解させ、それを水(2×4ml)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、真空中で濃縮した。その粗製の物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、24g、DCM中3%〜5% MeOH)により精製し、DCMから再結晶させると淡黄色の粉末が所望の生成物として得られた(53mg、収率73%)。MS +m/z: 514 (M+H)
+
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−N5−(フラン−2−イルメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物2)
【0138】
【化19】
【0139】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(70mg、287μmol)およびフルフラール(85.1mg、886μmol)のMeOH(3ml)中における溶液を室温で3日間撹拌した。得られた懸濁液を濾過して固体を集めた。その固体をMeOH(5ml)中で再懸濁し、NaBH4(65.1mg、1.72mmol)を添加し、その反応を1時間撹拌した。溶媒を除去し、反応混合物をDCM中で再溶解させ、水(2×4ml)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮すると固体が得られた。DCM/ヘキサン類による摩砕処理により白色固体が所望の生成物として得られた(50.5mg、収率54%)。MS +m/z: 324 (M+H)
+
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−N5−((5−メチルフラン−2−イル)メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物3)
【0140】
【化20】
【0141】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(60mg、246μmol)および5−メチルフラン−2−カルバルデヒド(111.2mg、1.0μmol)のMeOH(3ml)中における溶液を45℃で2日間撹拌すると懸濁液が得られ、−20℃に冷却し、濾過して固体を集めた。その固体をMeOH(5ml)中で再懸濁し、NaBH4(55.8mg、1.47mmol)を添加し、その反応を1時間撹拌した。溶媒を除去し、反応混合物をEtOAc(5ml)中で再溶解させ、水(2×4ml)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、真空中で濃縮した。DCMによる摩砕処理により、灰白色固体が所望の生成物として得られた(61.3mg、収率74%)。MS +m/z: 338 (M+H)
+
N5−(5−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ベンジル)−N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物4)
【0142】
【化21】
【0143】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(70mg、287μmol)および5−クロロ−2−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(85mg、408μmol)のMeOH(3ml)中における溶液を45℃で2日間撹拌して懸濁液を得て、−20℃に冷却し、濾過して固体を集めた。その固体をMeOH(5ml)中で再懸濁し、NaBH4(65.1mg、1.72mmol)を添加し、その反応を1時間撹拌した。溶媒を除去し、その反応混合物をEtOAc(5ml)中で再溶解させ、水(2×4ml)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、濃縮した。ヘキサン類による摩砕処理により、白色固体が所望の生成物として得られた(88mg、収率70%)。MS +m/z: 436 (M+H)
+
N5−((5−クロロピリジン−2−イル)メチル)−N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物5)
【0144】
【化22】
【0145】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(70mg、287μmol)および5−クロロ−2−ホルミルピリジン(60mg、424μmol)のMeOH(3ml)中における溶液を室温で1日、次いで45℃で2日間撹拌して懸濁液を得て、−20℃に冷却し、濾過して固体を集めた。その固体をMeOH(5ml)中で再懸濁し、NaBH4(163mg、4.3mmol)を少しずつ添加し、その反応を1時間撹拌した。溶媒を除去し、反応混合物をEtOAc(5ml)中で再溶解させ、水(2×4ml)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濃縮した。DCMからの結晶化により白色固体が所望の生成物として得られた(96.6mg、収率90%)。 MS +m/z: 369 (M+H)
+
tert−ブチル 5−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ピリジン−2−イルカルバメート(化合物6)
【0146】
【化23】
【0147】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(70mg、287μmol)およびtert−ブチル (5−ホルミルピリジン−2−イル)カルバメート(159mg、717μmol)のMeOH(3ml)中における溶液を45℃で一夜撹拌して懸濁液を得て、−20℃に冷却し、濾過して固体を集めた。その固体をMeOH(5ml)中で再懸濁し、NaBH4(163mg、4.3mmol)を少しずつ添加し、その反応を1時間撹拌した。溶媒を除去し、その反応混合物をEtOAc(5ml)中で再溶解させ、水(2×4ml)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、真空中で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、24g、DCM中3%〜6% MeOH)により精製すると白色固体が所望の生成物として得られた(60.8mg、収率47%)。MS +m/z: 450 (M+H)
+
tert−ブチル 4−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ベンゾエート(化合物7)
【0148】
【化24】
【0149】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体3(70mg、287μmol)および4−ホルミル−安息香酸 モノtert−ブチルエステル(150mg、727μmol)のMeOH(3ml)中における溶液を45℃で一夜撹拌して懸濁液を得て、−20℃に冷却し、濾過して固体を集めた。その固体をMeOH(5ml)中で再懸濁し、NaBH4(65.1mg、1.72mmol)を添加し、その反応を1時間撹拌した。溶媒を除去し、反応混合物をEtOAc(5ml)中で再溶解させ、水(2×4ml)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、真空中で濃縮した。EtOAc/ヘキサン類からの結晶化により白色固体が所望の生成物として得られた(116mg、収率93%)。MS +m/z: 434 (M+H)
+
tert−ブチル 2−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ベンゾエート(化合物8)
【0150】
【化25】
【0151】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(70mg、287μmol)およびtert−ブチル 2−ホルミルベンゾエート(150mg、727μmol)のMeOH(3ml)中における溶液を45℃で2日間撹拌して懸濁液を得て、−20℃に冷却し、濾過して固体を集めた。その固体をMeOH(5ml)中で再懸濁し、NaBH
4(65.1mg、1.72mmol)を添加し、その反応を1時間撹拌した。溶媒を除去し、反応混合物をEtOAc(5ml)中で再溶解させ、水(2×4ml)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、真空中で濃縮した。その残留物をDCM/ヘキサン類で摩砕処理し、次いでEtOAc/ヘキサン類から再結晶させると、白色固体が所望の生成物として得られた(45mg、収率34%)。MS +m/z: 434 (M+H)
+
その濾液もNaBH4(50mg)で処理し、上記のように仕上げ処理した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、12g、DCM中2%〜5% MeOH)による精製により白色固体が所望の生成物として得られた(30mg、収率23%)。MS +m/z: 434 (M+H)
+
N5−ベンジル−N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物9)
【0152】
【化26】
【0153】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(70mg、287μmol)およびベンズアルデヒド(121.3mg、1.14mmol)のMeOH(3ml)中における溶液を45℃で2日間撹拌して懸濁液を得て、−20℃に冷却し、濾過して固体を集めた。その固体をMeOH(5ml)中で再懸濁し、NaBH4(65.1mg、1.72mmol)を添加し、その反応を1時間撹拌した。溶媒を除去し、反応混合物をEtOAc(5ml)中で再溶解させ、水(2×4ml)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、真空中で濃縮した。DCMから結晶化すると白色固体が所望の生成物として得られた(94mg、収率98%)。MS +m/z: 334 (M+H)
+
N5−((6−アミノピリジン−3−イル)メチル)−N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物10)
【0154】
【化27】
【0155】
tert−ブチル 5−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ピリジン−2−イルカルバメート 化合物6(50mg、111μmol)のDCM(1ml)中における溶液にTFA(1ml)を添加し、その反応を1時間撹拌した。その反応混合物を真空中で濃縮し、DCM(5ml)および飽和NaHCO
3(3ml)の間で分配した。層を分離し、水層をDCM(3×5ml)で抽出した。有機溶液を合わせてブライン(5ml)で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮すると、白色固体が所望の生成物として得られた(10.2mg、収率26%)。MS +m/z: 350 (M+H)
+
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−N5−((1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物11)
【0156】
【化28】
【0157】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(70mg、287μmol)および1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒド(108.9mg、982μmol)のMeOH(3ml)中における溶液を45℃で4日間撹拌して懸濁液を得て、−20℃に冷却し、濾過して固体を集めた。その固体をMeOH(5ml)中で再懸濁し、NaBH
4(65.1mg、1.72mmol)を添加し、その反応を1時間撹拌した。溶媒を除去し、その反応混合物をEtOAc(5ml)中で再溶解させ、水(2×4ml)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、真空中で濃縮した。DCM/ヘキサン類からの結晶化により白色固体が所望の生成物として得られた(66.6mg、収率69%)。MS +m/z: 338 (M+H)
+
4−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)安息香酸;トリフルオロ酢酸塩(化合物12)
【0158】
【化29】
【0159】
tert−ブチル 4−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ベンゾエート 化合物7(52mg、120μmol)のDCM(0.8ml)中における溶液にTFA(0.8ml)を添加し、その反応を室温で3時間撹拌した。その反応混合物を真空中で濃縮し、残留物をDCM/ヘキサン類で摩砕処理すると、白色固体が所望の生成物として得られた(65.1mg、収率90%)。MS +m/z: 378 (M+H)
+
3−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)安息香酸;トリフルオロ酢酸塩(化合物13)
【0160】
【化30】
【0161】
tert−ブチル 3−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ベンゾエート
【0162】
【化31】
【0163】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(70mg、287μmol)およびtert−ブチル 3−ホルミルベンゾエート(150mg、727μmol)のMeOH(3ml)中における溶液を45℃で2日間撹拌し、さらにtert−ブチル 3−ホルミルベンゾエート(30mg、145μmol)を添加し、撹拌をさらに6日間継続した。NaBH
4(65.1mg、1.72mmol)を添加し、その反応を1時間撹拌した。溶媒を除去し、反応混合物をEtOAc(5ml)中で再溶解させ、水(2×4ml)で洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、真空中で濃縮した。その粗製の物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、24g、DCM中2%〜5% MeOH)により精製すると無色のゴム状物質(91.5mg)が得られ、それを次の反応のために用いた。
【0164】
3−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)安息香酸;トリフルオロ酢酸塩(化合物13)
【0165】
【化32】
【0166】
tert−ブチル 3−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ベンゾエート(95mg、175μmol)のDCM(1ml)中における溶液にTFA(1ml)を添加し、その反応を室温で2時間撹拌した。その反応混合物を真空中で濃縮し、残留物をジエチルエーテルで摩砕処理すると、白色固体が所望の生成物として得られた(46mg、収率43%)。MS +m/z: 378 (M+H)
+
2−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)安息香酸;トリフルオロ酢酸塩(化合物14)
【0167】
【化33】
【0168】
tert−ブチル 2−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ベンゾエート 化合物8(30mg、69.1μmol)のDCM(1ml)中における溶液にTFA(1ml)を添加し、その反応を室温で2時間撹拌した。その反応混合物を真空中で濃縮し、残留物をジエチルエーテルで摩砕処理すると、白色固体が所望の生成物として得られた(18.5mg、収率44%)。MS +m/z: 378 (M+H)
+
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−N5−(4−(メチルスルホニル)ベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物15)
【0169】
【化34】
【0170】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(200mg、819μmol)のMeOH(5mL)中における溶液に4−メチルスルホニルベンズアルデヒド(158mg、860μmol)の酢酸(75μl)およびMeOH(2mL)中における懸濁液を添加した。その反応を室温で15分間撹拌し、2−ピコリンボラン錯体(140mg、1.31mmol、Aldrich)を添加し、撹拌を3日間継続した。反応混合物をMeOH(6mL)で希釈し、0.1N HCl溶液(10ml)中に注いだ。得られた懸濁液を濾過し、水で洗浄すると灰白色固体が所望の生成物として得られた(228mg、収率67%)。MS +m/z: 412 (M+H)
+
4−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ベンゾニトリル(化合物16)
【0171】
【化35】
【0172】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(100mg、410μmol)のMeOH(3.5mL)中における溶液に、4−ホルミルベンゾニトリル(53.7mg、410μmol)、続いて酢酸(36.7mg、35μl、611μmol)を添加した。その反応を室温で15分間撹拌し、2−ピコリンボラン錯体(52.6mg、492μmol)を添加し、撹拌を一夜継続した。反応混合物を0.1N HCl溶液(25ml)中に注いだ。体積を低減し、得られた懸濁液を濾過すると、灰白色固体が所望の生成物として得られた(109mg、収率67%)。MS +m/z: 358 (M+H)
+
4−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド(化合物17)
【0173】
【化36】
【0174】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(100mg、410μmol)のMeOH(5mL)中における溶液に、4−ホルミル−N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミド(96.1mg、451μmol)、続いて酢酸(36.7mg、35μl、611μmol)を添加した。その反応を室温で15分間撹拌し、2−ピコリンボラン錯体(65.7mg、615μmol)を添加し、撹拌を5日間継続した。反応混合物を0.1N HCl溶液(25ml)中に注いで懸濁液を得て、その懸濁液を濾過すると、灰白色固体が所望の生成物として得られた(119mg、収率66%)。MS +m/z: 441 (M+H)
+
N−tert−ブチル−4−((3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ベンゼンスルホンアミド(化合物18)
【0175】
【化37】
【0176】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(100mg、410μmol)のMeOH(5mL)中における溶液に、N−tert−ブチル−4−ホルミルベンゼンスルホンアミド(109mg、451μmol)、続いて酢酸(36.7mg、35μl、611μmol)を添加した。その反応を室温で15分間撹拌し、2−ピコリンボラン錯体(65.7mg、615μmol)を添加し、撹拌を3日間継続した。その反応混合物を0.1N HCl溶液(25ml)中に注ぎ、EtOAc(3×30ml)で抽出した。有機溶液を合わせてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮して残留物を得た。その粗製の物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、24g、DCM中3%〜5% MeOH)により精製すると、灰白色固体が所望の生成物として得られた(98mg、収率51%)。MS +m/z: 469 (M+H)
+
N5−(3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ベンジル)−N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物19)
【0177】
【化38】
【0178】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(200mg、819μmol)のMeOH(3.5ml)中における溶液に、3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(94.0mg、451μmol)、続いて酢酸(36.7mg、35.0μl、611μmol)を添加した。その反応を室温で15分間撹拌し、2−ピコリンボラン錯体(52.6mg、492μmol)を添加し、撹拌を4日間継続した。その反応混合物を0.1N HCl溶液(20ml)中に注いだ。得られた懸濁液を濾過して固体を集めた。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、24g、DCM中2%〜4% MeOH)により精製すると、白色固体が所望の生成物として得られた(121.4mg、収率68%)。MS +m/z: 436 (M+H)
+
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−N5−(4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物20)
【0179】
【化39】
【0180】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(100mg、410μmol)のMeOH(3.5ml)中における溶液に、4−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ベンズアルデヒド(118mg、492μmol)、続いて酢酸(36.7mg、35μl、611μmol)を添加した。その反応を室温で15分間撹拌し、2−ピコリンボラン錯体(65.7mg、615μmol)を添加し、撹拌を6日間継続した。その反応混合物を0.1N HCl溶液(25ml)中に注いで懸濁液を得て、それを濾過すると白色固体が所望の生成物として得られた(151mg、収率79%)。MS +m/z: 467 (M+H)
+
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−N5−(4−(モルホリノスルホニル)ベンジル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物21)
【0181】
【化40】
【0182】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(100mg、410μmol)のMeOH(3.5ml)中における溶液に、4−(モルホリノスルホニル)ベンズアルデヒド(126mg、492μmol)、続いて酢酸(36.7mg、35μl、611μmol)を添加した。その反応を室温で25分間撹拌し、2−ピコリンボラン錯体(65.7mg、615μmol)を添加し、撹拌を6日間継続した。反応混合物を0.1N HCl溶液(25ml)中に注ぎ、EtOAc(3×15ml)で抽出した。有機溶液を合わせてブラインで洗浄し、乾燥させ、真空中で濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、24g、DCM中2%〜5% MeOH)により精製すると、白色の泡状物質が所望の生成物として得られた(158mg、収率80%)。MS +m/z: 483 (M+H)
+
2,6−ジクロロ−4−(5−(4−(トリフルオロメチル)ベンジルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イルアミノ)ベンゾニトリル(化合物22)
【0183】
【化41】
【0184】
2,6−ジクロロ−4−ニトロベンゾニトリル
【0185】
【化42】
【0186】
シアン化銅(I)(2.6g、29.0mmol、当量:2)のDMSO(5mL)中における溶液を60℃で1時間加熱した。亜硝酸tert−ブチル(5.98g、6.9ml、58.0mmol、当量:4.00)および2,6−ジクロロ−4−ニトロアニリン(3g、14.5mmol、当量:1.00)のDMSO(5mL)中における溶液を添加し、その反応を3時間撹拌した。反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。有機性抽出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。クロマトグラフィー(200g Analogix、100%ヘキサン〜5% EtOAc/ヘキサン)により515mg(16%)の所望の生成物が淡褐色固体として得られた。
【0187】
4−アミノ−2,6−ジクロロベンゾニトリル
【0188】
【化43】
【0189】
2,6−ジクロロ−4−ニトロベンゾニトリル(2.46g、11.3mmol、当量:1.00)、鉄(3.17g、56.7mmol、当量:5)および塩化アンモニウム(6.06g、113mmol、当量:10)のメタノール(30mL)/水(10mL)中における溶液を還流状態で一夜加熱した。TLCは不完全な反応を示した。加熱を100度で6時間、次いで60度で一夜継続した。その反応混合物をセライト上で濾過した。濾液を酢酸エチル中で懸濁すると不溶性の固体が得られた。そのスラリーを濃縮して乾燥させ、水中で懸濁し、濾過し、水ですすいだ。その固体を丸底フラスコに移し、ベンゼン中で懸濁し、濃縮した。追加の分のベンゼンを添加し、もう一度濃縮すると、1.37g(65%)の所望の生成物が淡褐色固体として得られた。
【0190】
2,6−ジクロロ−4−イソチオシアナトベンゾニトリル
【0191】
【化44】
【0192】
4−アミノ−2,6−ジクロロベンゾニトリル(500mg、2.67mmol、当量:1.00)、チオホスゲン(1.35g、900μl、11.7mmol、当量:4.39)、トリエチルアミン(875mg、1.2ml、8.64mmol、当量:3.23)のベンゼン(30ml)中における懸濁液を還流状態で一夜加熱した。その褐色の反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィー処理(80g Analogix、0〜5%酢酸エチル/ヘキサン)すると、436mg(71%)の所望の生成物が淡褐色固体として得られた。
【0193】
(Z)−メチル N’−シアノ−N−(3,5−ジクロロ−4−シアノフェニル)カルバムイミドチオエート
【0194】
【化45】
【0195】
ナトリウムメトキシド(メタノール中0.5M)(5.7ml、2.85mmol、当量:1.22)をシアナミド(108mg、2.58mmol、当量:1.1)に添加した。15分間後、その溶液を2,6−ジクロロ−4−イソチオシアナトベンゾニトリル(537mg、2.34mmol、当量:1.00)のメタノール(5mL)中における溶液に添加した。1時間後、ヨウ化メチル(704mg、310μl、4.96mmol、当量:2.11)を添加し、その反応を室温で一夜撹拌した。得られた懸濁液を濾過し、乾燥させると43mgの所望の生成物が褐色固体として得られた。濾液を濃縮してクロマトグラフィー処理(40g Analogix、50% EtOAc/ヘキサン〜75% EtOAc/ヘキサン)すると、191mgの所望の生成物が黄色固体として得られた。その固体を合わせて234mg(35%)の所望の生成物を得た。
【0196】
4−(5−アミノ−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ)−2,6−ジクロロ−ベンゾニトリル
【0197】
【化46】
【0198】
(Z)−メチル N’−シアノ−N−(3,5−ジクロロ−4−シアノフェニル)カルバムイミドチオエート(234mg、821μmol、当量:1.00)およびヒドラジン(263mg、258μl、8.21mmol、当量:10)のエタノール(10mL)中における溶液を65℃で一夜加熱した。その反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィー処理(23 Supelco、100% DCM〜5%〜10% MeOH/DCM)すると、156mg(71%)の所望の生成物が灰白色固体として得られた。
【0199】
1H NMR (300MHz, DMSO) δ: 11.55 (s, 1H), 9.99 (s, 1H), 7.74 (s, 2H), 6.14 (s, 2H) ppm
2,6−ジクロロ−4−(5−(4−(トリフルオロメチル)ベンジルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イルアミノ)ベンゾニトリル(化合物22)
【0200】
【化47】
【0201】
4−(5−アミノ−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ)−2,6−ジクロロ−ベンゾニトリル(60mg、223μmol)のMeOH(3.5ml)中における溶液に4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(46.6mg、268μmol、Aldrich)、続いて酢酸(36.7mg、35μl、611μmol)を添加した。その反応を室温で15分間撹拌し、2−ピコリンボラン錯体(32.2mg、349μmol)を添加し、4日間撹拌を継続した。その反応混合物を0.1N HCl溶液(20ml)中に注ぎ、EtOAc(3×20ml)で抽出した。有機溶液を合わせてブラインで洗浄し、乾燥させ、真空中で濃縮した。DCMからの結晶化により白色固体が所望の生成物として得られた(55mg、収率57%)。MS +m/z: 427 (M+H)
+
tert−ブチル 4−((3−(3,5−ジクロロ−4−シアノフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ベンゾエート(化合物23)
【0202】
【化48】
【0203】
4−(5−アミノ−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ)−2,6−ジクロロ−ベンゾニトリル(60mg、223μmol)のMeOH(3.5ml)中における溶液にtert−ブチル 4−ホルミルベンゾエート(55.2mg、268μmol)、続いて酢酸(21.0mg、20μl、349μmol)を添加した。その反応を室温で15分間撹拌し、2−ピコリンボラン錯体(32.2mg、349μmol)を添加し、撹拌を4日間継続した。その反応混合物を0.1N HCl溶液(20ml)中に注ぎ、静置した。得られた懸濁液を濾過して固体を集めた。超流体クロマトグラフィー(super fluid chromatography)およびアセトニトリルからの摩砕処理による精製により、白色固体が所望の生成物として得られた(54.5mg、収率53%)。MS +m/z: 459 (M+H)
+
tert−ブチル 4−((3−(2−クロロ−4’−(イソプロピルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ベンゾエート(化合物24)
【0204】
【化49】
【0205】
N3−(2−クロロ−4’−(イソプロピルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン
【0206】
【化50】
【0207】
N3−(4−ブロモ−3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体1(150mg、421μmol)、4−(イソプロピルスルホニル)フェニルボロン酸(240mg、1.05mmol)および3M K
2CO
3(351μl、1.05mmol)のDME(1ml)およびジオキサン(1ml)中における混合物をアルゴンで脱気し、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(97.2mg、84.1μmol)を添加した。その反応混合物をマイクロ波中で125℃で3時間加熱し、MeOHで希釈し、濾過し、真空中で濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、24g、DCM中3%〜7% MeOH)により精製した。超流体クロマトグラフィーによりさらに精製すると、白色の泡状物質(32mg、収率16%)が所望の生成物として得られた。MS +m/z: 460 (M+H)
+
tert−ブチル 4−((3−(2−クロロ−4’−(イソプロピルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)メチル)ベンゾエート(化合物24)
【0208】
【化51】
【0209】
N3−(2−クロロ−4’−(イソプロピルスルホニル)−6−(トリフルオロメチル)ビフェニル−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン(135mg、294μmol)のMeOH(3.5ml)中における溶液にtert−ブチル 4−ホルミルベンゾエート(85mg、412μmol)、続いて酢酸(52.4mg、50μl、873μmol)を添加した。その反応を室温で15分間撹拌し、2−ピコリンボラン錯体(42.4mg、396μmol)を添加し、撹拌を3日間継続した。その反応混合物を0.1N HCl溶液(20ml)中に注ぎ、得られた懸濁液を濾過して固体を集めた。その粗製の物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、24g、DCM中3%〜5% MeOH)により精製すると白色固体が所望の生成物として得られた(94mg、収率49%)。MS +m/z: 650 (M+H)
+
N
*3
*−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N
*5
*−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物25)
【0210】
【化52】
【0211】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(80mg、0.33mmol)の5mLのメタノール中における撹拌溶液に3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(114mg、0.66mmol)を添加し、その混合物を一夜撹拌した。次いで水素化ホウ素ナトリウム(24.8mg、0.656mmol)を添加し、その混合物を10分間撹拌した。
【0212】
20mLの水を添加し、その混合物をEtOAc(3×10mL)で抽出し、有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残留物をcombiflash機械上でクロマトグラフィー処理(6%メタノール/塩化メチレン)すると、54mg(41%)の所望の生成物が得られた。MS +m/z: 401.9 (M+H)
+
N
*3
*−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N
*5
*−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物26)
【0213】
【化53】
【0214】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(80mg、0.33mmol)の5mLのメタノール中における撹拌溶液に、3−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド(114mg、0.66mmol)を添加した。その反応混合物を一夜撹拌し、その後水素化ホウ素ナトリウム(24.8mg、0.656mmol)を添加し、その混合物を10分間撹拌した。その反応を水(20mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。有機層を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去し、残留物をcombiflash機械上でクロマトグラフィー処理(6%メタノール/塩化メチレン)すると、61mg(46%)の所望の生成物が得られた。MS +m/z: 401.9 (M+H)
+
N
*3
*−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N
*5
*−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物27)
【0215】
【化54】
【0216】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(122mg、0.50mmol)のメタノール(8mL)中における室温での撹拌溶液に、1−(メチルスルホニル)ピペリジン−4−オン(89mg、0.50mmol)を添加した。その混合物を2時間撹拌し、その後シアノ水素化ホウ素ナトリウム(94.2mg、1.5mmol)および3滴の酢酸を添加した。その反応混合物を室温で6時間撹拌し、次いで水(25mL)で希釈し、EtOAc(3×10mL)で抽出した。その抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。残留物をシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー処理すると、16mg(8%)の所望の生成物が白色固体として得られた。MS +m/z: 404.9 (M+H)
+
4−[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル(化合物28)
【0217】
【化55】
【0218】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(122mg、0.5mmol)の10mlのメタノール、tert−ブチル 4−オキソピペリジン−1−カルボキシレート(102mg、0.512mmol)中における撹拌溶液に酢酸(0.05mL)を添加した。その混合物を室温で15分間撹拌し、その後ピコリンボラン(112mg、1.047mmol)を添加した。その混合物を室温で一夜撹拌した。LCMSは87%の生成物および13%のSMを示した。追加のピコリンボラン(50mg、0.467mmol)を添加し、その混合物をさらに24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残留物を塩化メチレン中で溶解させ、飽和重炭酸ナトリウムで処理してpH=9にした。有機層を分離し、水層を塩化メチレン(3×10mL)で抽出した。溶媒を約4mLまで低減し、残留物をシリカゲルカラム上に装填した。5%メタノール/塩化メチレンにより溶離すると、188mg(88%)の所望の生成物が白色固体として得られた。MS +m/z: 427.0 (M+H)
+
N
*3
*−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N
*5
*−ピペリジン−4−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;トリフルオロ−酢酸を含む化合物(化合物29)
【0219】
【化56】
【0220】
tert−ブチル 4−(3−(3,5−ジクロロフェニルアミノ)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イルアミノ)ピペリジン−1−カルボキシレート(180mg、0.42mmol)を30% TFA/塩化メチレン(10mL)中で溶解させ、その混合物を室温で30分間撹拌した。減圧下で溶媒を除去すると固体が得られ、それをジエチルエーテル(10mL)で洗浄すると178mg(96%)の所望の生成物が灰白色固体として得られた。MS +m/z: 327.0 (M+H)
+
1−{4−[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−ピペリジン−1−イル}−エタノン(化合物30)
【0221】
【化57】
【0222】
N3−(3,5−ジクロロフェニル)−N5−(ピペリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 2,2,2−トリフルオロアセテート(50mg、0.113mmol)のアセトニトリル(5mL)中における撹拌懸濁液に、飽和重炭酸ナトリウム溶液(5mL)および無水酢酸(14mg、0.136mmol)を添加した。その反応混合物を室温で一夜撹拌した。その溶液をEtOAc(3×10mL)で抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を除去すると粗生成物が得られ、それをフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、35mg(84%)の所望の生成物が白色固体として得られた。MS +m/z: 369.0 (M+H)
+
N
*3
*−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N
*5
*−ピリミジン−5−イルメチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン(化合物31)
【0223】
【化58】
【0224】
ピリミジン−5−カルバルデヒド(54mg、0.5mmol)およびN3−(3,5−ジクロロフェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン 中間体2(122mg、0.50mmol)およびピコリンボラン(54mg、0.5mmol)の溶液を室温で4時間撹拌した。その混合物を水(20mL)中に注ぎ、EtOAc(3×10mL)で抽出した。その抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を2mLまで低減した。残った残留物を25gシリカゲルカラム上に装填し、酢酸エチル中5% MeOHで溶離すると128mg(76.2%)の所望の生成物が白色固体として得られた。MS +m/z: 335.90 (M+H)
+
生物学的実施例
偽型HCV粒子(HCVpp)レポーターアッセイを用いた化合物のHCV GT1bおよびGT1a侵入阻害活性の決定。
【0225】
偽型ウイルス粒子の生成のための哺乳類発現プラスミド。
GT1a H77株(Proc Natl Acad Sci USA 1997 94:8738-43)またはGT1b Con1株(Science 1999 285:110-3)のHCVのE1およびE2エンベロープタンパク質を発現するプラスミドを、HCVコアタンパク質の最後の60アミノ酸ならびにHCVのE1およびE2タンパク質の全部をコードする核酸をpcDNA3.1(+)ベクター中にクローニングすることにより構築した。水疱性口内炎ウイルスの糖タンパク質G(VSV G)を発現するプラスミドpVSV−GはClontechからのものである(カタログ番号631530)。蛍ルシフェラーゼレポーター遺伝子を発現するHIVパッケージングコンストラクトは、エンベロープ欠損pNL.4.3.Luc−R
−.E
−ベクター(Virology 1995 206:935-44)に基づいてHIVエンベロープタンパク質の一部をさらに欠損させることにより改変された。
【0226】
一過性トランスフェクションしたHEK−293T細胞における偽型ウイルス粒子の生成。
偽型HCV GT1aおよびGT1b粒子(HCVpp)および偽型VSV G粒子(VSVpp)を一過性トランスフェクションしたHEK−293T細胞(ATCCカタログ番号CRL−573)から生成した。HCVppを生成するため、HEK−293T細胞に等量のHCVエンベロープタンパク質を発現するプラスミドおよびHIVパッケージングゲノムをポリエチレンイミン(Polysciencesカタログ番号23966)をトランスフェクション試薬として用いることによりトランスフェクションした。VSVppを生成するため、HEK−293T細胞に等量のVSV Gを発現するプラスミドおよびHIVパッケージングゲノムをポリエチレンイミンを用いることによりトランスフェクションした。トランスフェクションの24時間後、トランスフェクション混合物を含有する細胞培養培地を10%ウシ胎児血清(Invitrogenカタログ番号10082−147)および2mM L−グルタミン(Invitrogenカタログ番号25030−081)を補った新しいダルベッコ変法イーグル培地(DMEM−Glutamax(商標)−I;Invitrogenカタログ番号10569−010)と取り替えた。上清をトランスフェクションの48時間後に集め、無菌の0.45μmフィルターを通して濾過した。上清の分割量(Aliquots)を使用まで−80℃で凍結および保管した。
【0227】
より効率的なHCV侵入を可能にするため、高いCD81発現レベルを有するHuh7−高CD81細胞をFITC標識CD81抗体JS−81(BD Biosciencesカタログ番号561956)を用いたフローサイトメトリー選別により濃縮した(enriched)。そのHuh7−高CD81細胞をダルベッコ変法イーグル培地(DMEM−Glutamax(商標)−I;Invitrogenカタログ番号10569−010)中で培養した。その培地に10%ウシ胎児血清(Invitrogenカタログ番号10082−147)および1%ペニシリン/ストレプトマイシン(Invitrogenカタログ番号15070−063)を補った。細胞を加湿した5% CO
2雰囲気中で維持した。
【0228】
Huh7−高CD81細胞における化合物のHCVpp侵入阻害活性の決定
Huh7−高CD81細胞を96ウェルプレート(Perkin Elmer、カタログ番号6005660)中でウェルあたり8000細胞の細胞密度で蒔いた。細胞は10%ウシ胎児血清(Invitrogenカタログ番号10082−147)および1%ペニシリン/ストレプトマイシン(Invitrogenカタログ番号15070−063)を補った100μlのダルベッコ変法イーグル培地(DMEM−Glutamax(商標)−I、Invitrogenカタログ番号10569−010)中で蒔いた。細胞を37℃および5%CO2で24時間平衡化させ、その時点で化合物および偽型ウイルスを添加した。アッセイの日にHCVppの分割量を37℃の水浴中で融解させ、使用まで4℃で保った。化合物(または対照として培地)を2% DMSOおよび2%ペニシリン/ストレプトマイシンを含むDMEM−Glutamax(商標)−I中で3倍希釈系列で希釈した。それぞれの培養ウェル中の100μlのプレーティング培地を除去した後、50μlの化合物希釈物および50μlの融解させたHCVppを添加した。蛍ルシフェラーゼレポーターシグナルを化合物およびHCVppの添加の72時間後にSteady−Gloルシフェラーゼアッセイシステム(Promega、カタログ番号E2520)を製造業者の説明書に従って用いて読み取った。EC50値を蛍ルシフェラーゼレポーターのレベルにおいて化合物の非存在下での対照試料と比較して50%の低減が観察される化合物の濃度として定義し、化合物の用量反応データの非線形当てはめにより決定した。
【0229】
Huh7−高CD81細胞における化合物の選択性の決定
Huh7 hCD81細胞アッセイのプレートおよび化合物の希釈度はHCVppアッセイにおけるものと同じ形式で設定された。細胞を蒔いた24時間後、融解させたVSVppを10%ウシ胎児血清を補ったDMEM−Glutamax(商標)−I中で800倍希釈した。培養ウェルからの細胞プレーティング培地の除去の後、50μlの化合物希釈物および50μlの希釈したVSVppをウェルに添加した。蛍ルシフェラーゼレポーターシグナルを化合物およびVSVppの添加の72時間後にSteady−Gloルシフェラーゼアッセイシステム(Promega、カタログ番号E2520)を用いて読み取った。EC50値を蛍ルシフェラーゼレポーターのレベルにおいて化合物の非存在下での対照試料と比較して50%の低減が観察される化合物の濃度として定義し、化合物の用量反応データの非線形当てはめにより決定した。EC50は最大阻害百分率が90%未満であり70%より大きい場合は近似された。代表的なアッセイデータを下記の表IIにおいて見付けることができる。
【0230】
【表2-1】
【0231】
【表2-2】
【0232】
前記の発明は、明確さおよび理解を目的に、説明および例としていくらか詳細に記載されてきた。添付された特許請求の範囲内で変更および修正を実施することができることは当業者には明らかであろう。
【0233】
従って、上記の記載は説明的であることを意図しており、制限的であることは意図していないことは理解されるべきである。従って、本発明の範囲は上記の記載への参照により決定されるべきではなく、以下の添付された特許請求の範囲への参照により、そのような特許請求の範囲が権利を有する均等物の完全な範囲と共に決定されるべきである。
【0234】
この出願において引用された全ての特許、特許出願および刊行物は、それぞれの個々の
特許、特許出願または刊行物がそのように個々に示された場合と同程度まで、全ての目的
に関して参照によりそのまま本明細書に援用される。
本明細書は以下の発明の開示を包含する。
[1]式Iの化合物:
【化59】
[Aは(CH
2)
mA’であり;
mは0または1であり;
A
’は1個以上のA”で場合により置換されていてもよいフェニル、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルであり;
それぞれのA”は独立してハロ低級アルキル、低級アルキル、ハロ、NHC(=O)OA
2、C(=O)OA
2、アミノ、S(=O)
2A
2、シアノ、S(=O)
2N(A
2)
2、またはC(=O)A
2であり;
A
2はH、低級アルキル、またはヘテロシクロアルキルであり;
それぞれのR
1は独立してハロ、シアノ、ハロ低級アルキル、またはR
1’であり;
R
1’はR
1”で場合により置換されていてもよいフェニルであり;
R
1”は低級アルキルスルホニルであり;そして
nは0、1、2、または3である]
またはその医薬的に許容できる塩。
[2]Aが(CH
2)
mA’であり、mが1である、[1]に記載の化合物。
[3]A’が1個以上のA”で場合により置換されていてもよいフェニルまたはヘテロアリールである、[2]に記載の化合物。
[4]A’が1個以上のA”で場合により置換されていてもよいシクロアルキルまたはヘテロシクロアルキルである、[2]に記載の化合物。
[5]nが2である、[1]〜[4]のいずれか1項に記載の化合物。
[6]両方のR
1がClである、[5]に記載の化合物。
[7]それぞれのA”が独立してハロ低級アルキル、低級アルキル、ハロ、NHC(=O)OA
2、C(=O)OA
2、アミノ、S(=O)
2A
2、シアノ、S(=O)
2N(A
2)
2、またはC(=O)A
2である、[1]〜[6]のいずれか1項に記載の化合物。
[8]A”がハロ、ハロ低級アルキル、または低級アルキルである、[1]〜[6]のいずれか1項に記載の化合物。
[9]A”がNHC(=O)OA
2またはC(=O)OA
2である、[1]〜[6]のいずれか1項に記載の化合物。
[10]A”がS(=O)
2A
2またはS(=O)
2N(A
2)
2である、[1]〜[6]のいずれか1項に記載の化合物。
[11]それぞれのA
2が低級アルキルである、[9]または[10]のどちらかに記載の化合物。
[12]以下の化合物:
N3−(4−ブロモ−3−クロロ−5−トリフルオロメチル−フェニル)−N5−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N5−フラン−2−イルメチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N5−(5−メチル−フラン−2−イルメチル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
N5−(5−クロロ−2−トリフルオロメチル−ベンジル)−N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
N5−(5−クロロ−ピリジン−2−イルメチル)−N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
(5−{[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−メチル}−ピリジン−2−イル)−カルバミン酸 tert−ブチルエステル;
4−{[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−メチル}−安息香酸 tert−ブチルエステル;
2−{[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−メチル}−安息香酸 tert−ブチルエステル;
N5−ベンジル−N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
N5−(6−アミノ−ピリジン−3−イルメチル)−N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N5−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イルメチル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
4−{[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−メチル}−安息香酸;
3−{[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−メチル}−安息香酸;
2−{[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−メチル}−安息香酸;
N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N5−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
4−{[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−メチル}−ベンゾニトリル;
4−{[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−メチル}−N,N−ジメチル−ベンゼンスルホンアミド;
N−tert−ブチル−4−{[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−メチル}−ベンゼンスルホンアミド;
N5−(3−クロロ−4−トリフルオロメチル−ベンジル)−N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N5−[4−(ピロリジン−1−スルホニル)−ベンジル]−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N5−[4−(モルホリン−4−スルホニル)−ベンジル]−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
2,6−ジクロロ−4−[5−(4−トリフルオロメチル−ベンジルアミノ)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−ベンゾニトリル;
4−{[5−(3,5−ジクロロ−4−シアノ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−メチル}−安息香酸 tert−ブチルエステル;
4−({5−[6−クロロ−4’−(プロパン−2−スルホニル)−2−トリフルオロメチル−ビフェニル−4−イルアミノ]−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ}−メチル)−安息香酸 tert−ブチルエステル;
N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N5−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N5−(3−トリフルオロメチル−ベンジル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N5−(1−メタンスルホニル−ピペリジン−4−イル)−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
4−[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−ピペリジン−1−カルボン酸 tert−ブチルエステル;
N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N5−ピペリジン−4−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン;
1−{4−[5−(3,5−ジクロロ−フェニルアミノ)−2H−[1,2,4]トリアゾール−3−イルアミノ]−ピペリジン−1−イル}−エタノン;および
N3−(3,5−ジクロロ−フェニル)−N5−ピリミジン−5−イルメチル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3,5−ジアミン
からなる群から選択される化合物。
[13]それを必要とする患者に療法上有効量の[1]〜[12]のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む、C型肝炎ウイルス(HCV)感染を予防するための方法。
[14]さらにそれを必要とする患者に療法上有効量の免疫系抑制剤を投与することを含む、[13に記載の方法。
[15]それを必要とする患者に療法上有効量の[1]〜[12]のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む、C型肝炎ウイルス(HCV)感染を処置するための方法。
[16]さらにHCVの複製を阻害する抗ウイルス剤の組み合わせを投与することを含む、[13]〜[15]のいずれか1項に記載の方法。
[17]さらに免疫系調節剤またはHCVの複製を阻害する抗ウイルス剤またはそれらの組み合わせを投与することを含む、[13]〜[16]のいずれか1項に記載の方法。
[18]免疫系調節剤がインターフェロンまたは化学的に誘導体化されたインターフェロンである、[17]に記載の方法。
[19]抗ウイルス剤がHCVプロテアーゼ阻害剤、HCVポリメラーゼ阻害剤、HCVヘリカーゼ阻害剤、HCV NS5A阻害剤、またはそれらのあらゆる組み合わせからなる群から選択される、[17]に記載の方法。
[20][1]〜[12]のいずれか1項に記載の化合物および医薬的に許容できる賦形剤を含む組成物。