【実施例1】
【0015】
まず、本実施例1に係る景品交換時の操作について説明する。
図1は、実施例1に係る景品交換時の操作について説明するための説明図である。景品交換時には、景品管理装置は、まず、複数のレートのうち景品交換に使用するレートを選択するためのレート選択画面を表示する。
【0016】
図1(a)は、レート選択画面の具体例である。このレート選択画面では、「レートを選択」とのメッセージとともに、4円玉、2円玉及び1円玉の3つのレートが表示されている。4円玉は、1玉4円で貸し出された遊技玉を示す。同様に、2円玉は、1玉2円で貸し出された遊技玉を示し、1円玉は、1玉1円で貸し出された遊技玉を示す。ここでは、遊技玉のみを用いる場合を示したが、1枚20円で貸し出される20円メダルや、1枚5円で貸し出される5円メダルを用いる遊技店では、これらのメダルについても表示される。
【0017】
また、
図1(a)は、景品管理装置がカードIDを読み取り、該カードIDに関連付けられた口座の残高をレート毎に表示した状態を示している。具体的には、4円玉の持玉口座と貯玉口座の残高の合計が「8000個」であり、2円玉の持玉口座と貯玉口座の残高の合計が「2000個」であり、1円玉の持玉口座と貯玉口座の残高の合計が「1000個」である。
【0018】
このレート選択画面から、景品交換に使用するレートを選択すると、景品管理装置は、選択したレートの一括表示画面を表示制御する。
図1(b)は、4円玉を選択した場合の一括表示画面の具体例である。
【0019】
図1(b)に示した一括表示画面では、「交換又は詳細選択」とのメッセージと、4円玉の持玉口座及び貯玉口座の残高合計「8000個」と、4円玉の持玉口座の残高「6000個」と、4円玉の貯玉口座の残高「2000個」とが表示されている。
【0020】
この一括表示画面を表示した状態で、景品を選択する操作を受け付けると、景品管理装置は、持玉口座及び貯玉口座の残高合計を対象として景品交換を行なう。例えば、大景品及び小景品の組合せを自動算出する高速交換ボタンを押下操作したならば、
図1(d)に示すように、持玉口座及び貯玉口座の残高合計「8000個」と交換可能な大景品6個及び小景品3個を選択し、残玉数を「25個」とする。
【0021】
一方、一括表示画面を表示した状態で、持玉の詳細表示を選択する操作を受け付けたならば、景品管理装置は、
図1(c)に示す個別表示画面を表示制御する。
図1(c)では、「交換する景品を選択」とのメッセージと、4円玉の持玉口座の残高「6000個」が表示されている。
【0022】
この持玉の個別表示画面を表示した状態で、景品を選択する操作を受け付けると、景品管理装置は、持玉口座の残高を対象として景品交換を行なう。例えば、大景品及び小景品の組合せを自動算出する高速交換ボタンを押下操作したならば、
図1(e)に示すように、持玉口座の残高合計「6000個」と交換可能な大景品5個及び小景品2個を選択し、残玉数を「10個」とする。また、貯玉については使用していないので、残貯玉数は「2000個」となる。
【0023】
なお、一括表示画面を表示した状態で、貯玉の詳細表示を選択する操作を受け付けたならば、
図1(c)と同様に、貯玉の個別表示画面が表示制御され、貯玉の個別表示画面を表示した状態で景品を選択する操作を受け付けると、景品管理装置は、貯玉口座の残高を対象として景品交換を行なう。
【0024】
このように、本実施例1に係る景品交換では、持玉と貯玉の一括表示を行なっている状態で景品交換操作を受け付けたならば持玉と貯玉の残高合計を対象に景品交換処理し、持玉又は貯玉の個別表示を行なっている状態で景品交換操作を受け付けたならば持玉又は貯玉の残高を対象に景品交換処理を行なうよう構成したので、景品交換にかかる操作を効率化することができる。
【0025】
次に、遊技店のシステム構成について説明する。
図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。
図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続する。通信回線には、島コントローラ30と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、景品管理装置60と、精算機80とが接続される。
【0026】
遊技機20は、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技領域には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
【0027】
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機の制御装置は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリを有している。
【0028】
したがって、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数から付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数の遊技玉が払い出される。
【0029】
台間カード処理機10は、入金の受付、遊技玉の貸し出し並びにカード管理装置40との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知をカード管理装置40に送信することで、プリペイド価値をカード管理装置40が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸し操作がなされたならば、玉貸要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数の遊技玉を払い出す。
【0030】
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、カード管理装置40からプリペイド価値、持玉口座又は貯玉口座の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉口座の残高を受信し、記憶した場合には、カード管理装置40に対して持玉減算要求を送信することで、カード管理装置40が管理する持玉口座の残高をゼロにクリアする。
【0031】
また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉口座の残高を所定数減算し、減算した数に対応する数の遊技玉を払い出す。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カード管理装置40に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、会員管理装置50が管理する貯玉口座の残高を所定数減算させ、減算した数に対応する数の遊技玉を払い出す。
【0032】
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、自装置が管理する持玉口座の残高を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40に持玉を加算させた後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出制御する。
【0033】
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する管理装置である。
【0034】
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードのIDと台間カード処理機10とを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉口座の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、該カードIDに関連づけられた貯玉口座の残高を会員管理装置50から取得し、プリペイド価値及び持玉口座の残高とともに台間カード処理機10に送信する。
【0035】
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉口座の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉数を持玉口座に加算する。
【0036】
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、対応するプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、該貯玉再プレイ要求を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50が貯玉再プレイ許可を出力した場合には、貯玉再プレイ許可を台間カード処理機10に送信する。
【0037】
また、カード管理装置40は、景品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉口座の残高を景品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機80からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機80に対して通知する。
【0038】
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
【0039】
会員管理装置50は、カード管理装置40から貯玉口座残高の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉口座の残高をカード管理装置40に通知する。また、会員管理装置50は、カード管理装置40を介して貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連づけられた貯玉口座の残高を所定数減算し、貯玉再プレイ許可を出力する。
【0040】
また、会員管理装置50は、景品管理装置60から貯玉口座残高の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉口座の残高を景品管理装置60に通知する。
【0041】
景品管理装置60は、遊技店内の景品交換カウンタに併設された景品交換用の端末装置であり獲得玉、貯玉及び持玉の景品交換処理を行う。この景品管理装置60には、カードのカードIDを読み取るリーダライタ及び景品を払い出す景品払出装置が接続されている。景品管理装置60は、リーダライタがカードを受け付けた場合には、リーダライタで読み出したカードのカードIDをカード管理装置40に送信して、該カードの持玉口座残高を要求する。また、貯玉を景品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉口座残高を要求する。
【0042】
精算機80は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
【0043】
図2に示したシステムで玉貸しを行う場合の玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、カード管理装置40のローカルIPアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するIPアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。
【0044】
カード管理装置40は、玉貸要求を含む電文を受信すると、該電文内のカードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値(例えば、100円=1度数の場合に5度数)減算してカード管理データを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する数(例えば125玉)の遊技玉を払い出す。
【0045】
次に、
図2に示したシステムで持玉の再プレイを行う場合の持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、カード管理装置40のローカルIPアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するIPアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
【0046】
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉口座のうち、該電文により特定されたレートの持玉口座の残高を台間カード処理機10に通知する。
【0047】
台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードID及びレートを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文をカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、持玉減算要求を受信した場合には、カードID及びレートにより特定される持玉口座の残高をゼロにクリアする。台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けた場合には、記憶した持玉の残高を所定数減算し、対応する数の遊技玉を払い出す。
【0048】
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けた場合には、カード管理装置40に対して持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するIPアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、持玉の残高と持玉加算要求とを含む。
【0049】
カード管理装置40は、持玉加算要求を受け付けた場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた持玉口座のうち、該電文により特定されたレートの持玉口座の残高を受信した残高の値に更新する。
【0050】
その後、台間カード処理機10は、カード管理装置40にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。
【0051】
次に、
図2に示したシステムで貯玉の再プレイを行う場合の貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、カードの挿入後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合、若しくは会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDに対応する識別情報を読み取った場合に、カード管理装置40のローカルIPアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードID(若しくは携帯端末から読み取ったカードIDに対応する識別情報。以降、カードIDという)と、送信元である台間カード処理機10を特定するIPアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。また、貯玉再プレイに際して暗証番号の入力を要求する場合には、電文の送信前に暗証番号の入力を要求しておき、入力された暗証番号を電文に含める。
【0052】
カード管理装置40は、貯玉再プレイ要求の電文を、会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、貯玉再プレイ要求の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた貯玉口座のうち、該電文により特定されたレートの貯玉口座の残高を所定値減算し、減算後の残高とともに貯玉再プレイ許可を台間カード処理機10に送信する。
【0053】
台間カード処理機10は、貯玉再プレイ許可を受信したならば、貯玉残高が該貯玉再プレイ許可とともに受信した減算後の残高に至るまで順次遊技玉を投出し、自装置が管理する貯玉残高の更新を行なう。
【0054】
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。カード管理装置40は、閉店処理時にカード管理データの持玉口座の残高を確認し、持玉の残高が「0」より大きい持玉口座が存在する場合には、該持玉口座の残高をカードID及びレートとともに会員管理装置50に通知する。会員管理装置50は、カードID及びレートにより特定される貯玉口座の残高に通知された持玉口座残高を加算して更新する。その後、カード管理装置40は、該持玉口座の残高をゼロにクリアする。
【0055】
次に、
図2に示した景品管理装置60の外観構成について説明する。
図3は、
図2に示した景品管理装置60の外観構成を示す図である。同図(a)には正面上方(景品カウンタの店員側)から見た景品管理装置60の斜視図を示し、同図(b)には景品管理装置60の背面図(景品カウンタの遊技客側)を示している。
【0056】
図3(a)に示すように、景品管理装置60の前面には、店側表示部61、操作部62、レシート発行部63及びバーコードリーダ67が設けられている。ここでは、説明の便宜上図示省略したが、電源スイッチやメモリカード差込口なども設けられる。また、景品管理装置60には、リーダライタ70が接続されている。
【0057】
店員は、計数機等で発行された計数レシートを遊技客から受け取ったならば、バーコードリーダ67で計数レシートに印字されたバーコードを読み取り、遊技客が獲得した獲得玉数を特定する。また、リーダライタ70のカード挿入口73にカードが挿入された場合には、該カードに対応付けられた持玉数及び貯玉数を特定する。このように特定した玉数は、特殊景品又は一般景品との景品交換に使用される。
【0058】
店側表示部61は、操作者である遊技店の店員用の表示部兼操作部であり、タッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。この店側表示部61には、景品交換内容や操作ガイダンスなどが表示される。操作部62は、テンキー、専用キー及びモードキー等の複数のキーからなり、景品交換操作入力などを行う際に使用される。
【0059】
レシート発行部63は、登録リスト、集計リスト等の各種レシートを発行処理する発行部であり、感熱式プリンタ等からなる。バーコードリーダ67は、計数レシートに印刷されたバーコードを読み取って、情報内容を特定する。
【0060】
図3(b)に示すように、景品管理装置60の背面には、遊技客用の客側表示部64が設けられている。この客側表示部64は、蛍光表示管やタッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなる。遊技客は、この客側表示部64の表示内容を確認することにより、カードに対応付けられる持玉数や貯玉数を確認することができる。さらに、客側表示部64は、上位の装置(例えば会員管理装置50)からイベント情報などを設定データとして通知された場合には、該イベント情報を表示することができる。
【0061】
また、この景品管理装置60にはリーダライタ70が接続されている。このリーダライタ70には、表示操作部71、かざし部72、カード挿入口73及び扉カギ74が設けられている。表示操作部71は、タッチパネルカラー液晶ディスプレイ等からなり、カードの読み取り状況等が表示される。なお、会員カードの場合には、この表示操作部71を用いて暗証番号が入力される。かざし部72は、非接触ICカード又はICチップ内蔵の携帯電話機との間で非接触のデータ送受信を行うためのかざし部である。カード挿入口73は、会員カード及び一般カードを挿入する挿入口である。
【0062】
次に、
図2に示した景品管理装置60の内部構成について説明する。
図4は、
図2に示した景品管理装置の内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、この景品管理装置60は、通信回線及びリーダライタ70に接続されている。景品管理装置60は、すでに説明した店側表示部61、操作部62、レシート発行部63及び客側表示部64と、記憶部65と、制御部66と、バーコードリーダ67と、通信部68とを有する。通信部68は、景品管理装置60が通信回線と通信するためのインタフェース部である。
【0063】
記憶部65は、フラッシュメモリ又はハードディスク装置等からなる記憶デバイスであり、景品マスタ65a及びレシートデータ65bを記憶する。景品マスタ65aは、遊技玉を景品に交換する際に使用するデータである。また、レシートデータ65bは、バーコードリーダ67によりレシートから読み取ったデータを示す。
【0064】
制御部66は、景品管理装置を全体制御する制御部であり、景品管理部66a、景品交換処理部66b及び口座選択処理部66cを有する。景品管理部66aは、記憶部65に記憶した景品マスタ65aを用いて景品管理装置60の取扱対象となる特殊景品、一般景品の交換玉数等を管理する管理部である。
【0065】
景品交換処理部66bは、景品交換処理を行う処理部である。景品との交換に使用される玉数は、バーコードリーダ67によりレシートから読み取った獲得玉数、リーダライタ70により読み取られたカードIDに対応付けられた持玉数及び貯玉数である。
【0066】
景品交換処理部66bは、獲得玉数、持玉数及び貯玉数の範囲内で、景品マスタ65aに基づいて特殊景品及び一般景品の景品交換処理を行う。特殊景品の交換処理を行う場合には、景品交換処理部66bは、獲得玉数、持玉数及び貯玉数から交換可能な特殊景品の種類及び数の組み合わせを求め、該特殊景品の種類及び数を指定した払出指示を図示しない景品払出機に送信することで、特殊景品の払い出しを行わせる。
【0067】
口座選択処理部66cは、景品交換に使用する口座の選択を行なう処理部である。具体的には、口座選択処理部は、リーダライタ70によりカードIDが読み取られた場合に、該カードIDをカード管理装置40及び会員管理装置50に送信し、各レートの持玉口座残高及び貯玉口座残高を取得して、店側表示部61にレート選択画面を表示制御する。
【0068】
口座選択処理部66cは、レート選択画面を表示した後、レートが選択されたならば、選択されたレートについて、持玉口座と貯玉口座の一括表示画面を店側表示部61に表示制御する。この一括表示画面の表示制御中は、持玉口座及び貯玉口座が景品交換に使用する口座として選択される。このため、一括表示画面の表示制御中に景品を選択する操作が行われたならば、持玉口座と貯玉口座の残高合計が景品交換に使用されることとなる。
【0069】
口座選択処理部66cは、一括表示画面の表示制御中に、持玉の詳細表示を選択する操作を受け付けたならば、持玉の個別表示画面を店側表示部61に表示制御する。持玉の個別表示画面の表示制御中は、持玉口座が景品交換に使用する口座として選択される。このため、持玉の個別表示画面の表示制御中に景品を選択する操作が行われたならば、持玉口座の残高のみが景品交換に使用されることとなる。
【0070】
同様に、口座選択処理部66cは、一括表示画面の表示制御中に、貯玉の詳細表示を選択する操作を受け付けたならば、貯玉の個別表示画面を店側表示部61に表示制御する。貯玉の個別表示画面の表示制御中は、貯玉口座が景品交換に使用する口座として選択される。このため、貯玉の個別表示画面の表示制御中に景品を選択する操作が行われたならば、貯玉口座の残高のみが景品交換に使用されることとなる。
【0071】
次に、持玉口座と貯玉口座の管理について説明する。
図5は、持玉口座と貯玉口座の管理について説明するための説明図である。
図5(a)は、カード管理装置40が記憶するカード管理データ41を示し、
図5(b)は、会員管理装置50が記憶する会員管理データ51を示している。
【0072】
カード管理データ41は、カードIDにプリペイド価値と各レートの持玉口座を関連付けたデータである。具体的には、カードID「1001」には、プリペイド価値「50」、4円玉の持玉口座残高「3500」、2円玉の持玉口座残高「0」及び1円玉の持玉口座残高「0」が関連付けられている。また、カードID「2001」には、プリペイド価値「0」、4円玉の持玉口座残高「6000」、2円玉の持玉口座残高「2000」及び1円玉の持玉口座残高「500」が関連付けられている。
【0073】
会員管理データ51は、カードIDに会員の氏名、各レートの貯玉口座、住所等を関連付けたデータである。具体的には、カードID「2001」には、氏名「A B」、4円玉の貯玉口座残高「2000」、2円玉の貯玉口座残高「0」及び1円玉の貯玉口座残高「500」、住所「C市 D町1−1」等が関連付けられている。なお、図示は省略したが、会員の携帯端末の識別番号、連絡先、ポイント、来店回数、遊技履歴、暗証番号等をカードIDに関連付けてもよい。
【0074】
次に、景品管理装置60による景品交換の処理手順について説明する。
図6は、景品管理装置60による景品交換の処理手順を示すフローチャートである。景品管理装置60の口座選択処理部66cは、リーダライタ70によりカードIDが読み取られた場合に、該カードIDをカード管理装置40及び会員管理装置50に送信し、各レートの持玉口座残高及び貯玉口座残高を取得して(ステップS101)、店側表示部61にレート選択画面を表示制御する(ステップS102)。
【0075】
口座選択処理部66cは、レート選択画面を表示制御した後、レート選択操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS103)。レート選択操作が行われていなければ(ステップS103;No)、口座選択処理部66cは、ステップS102に移行し、レート選択画面の表示を継続する。
【0076】
レート選択操作が行われたならば(ステップS103;Yes)、口座選択処理部66cは、選択されたレートについて、持玉口座と貯玉口座の一括表示画面を店側表示部61に表示制御する(ステップS104)。持玉口座と貯玉口座の一括表示画面には、持玉の口座詳細、貯玉の口座詳細、合算交換のそれぞれの選択肢が選択操作可能に表示される。この場合、選択されたレートを特定するための情報を一時記憶して保持する。
【0077】
口座選択処理部66cは、一括表示画面を表示した状態で、持玉又は貯玉の口座詳細が選択されたか否かを判定する(ステップS105)。そして、持玉又は貯玉の口座詳細が選択されなければ(ステップS105;No)、口座選択処理部66cは、景品が選択されたか否かを判定する(ステップS106)。この景品の選択には、景品を個別に指定する選択と、高速交換ボタンの操作による特殊景品の組合せ選択を含む。
【0078】
一括表示画面を表示した状態で、景品が選択されなければ(ステップS106;No)、口座選択処理部66cは、ステップS104に移行し、一括表示画面の表示制御を継続する。
【0079】
一括表示画面を表示した状態で、景品が選択されたならば(ステップS106;Yes)、景品交換処理部66bは、持玉口座と貯玉口座の残高合計から、選択された景品の交換対象玉数を減算する(ステップS107)。その後、景品交換処理部66bは、景品交換を終了するか否かを判定する(ステップS108)。景品交換の終了の判断は、所定の景品交換終了操作(確認操作等)を受け付けた場合等に基づいて行われる。
【0080】
景品交換を終了する場合には(ステップS108;Yes)、景品交換処理部66bは、それまでに選択された景品交換の内容を確定し(ステップS114)、処理を終了する。景品交換を終了しない場合には(ステップS108;No)、景品交換処理部66bは、再び景品が選択されたか否かを判定する(ステップS109)。景品が選択されなければ(ステップS109;No)、景品交換処理部66bは、ステップS108に移行し、景品が選択されたならば(ステップS109;Yes)、ステップS107に移行する。
【0081】
一方、一括表示画面を表示した状態で、持玉又は貯玉の口座詳細が選択されたならば(ステップS105;Yes)、口座選択処理部66cは、選択された口座(持玉口座又は貯玉口座)の個別表示画面を店側表示部61に表示制御する(ステップS110)。
【0082】
個別表示画面の表示制御の後、口座選択処理部66cは、景品が選択されたか否かを判定する(ステップS111)。個別表示画面を表示した状態で、景品が選択されなければ(ステップS111;No)、口座選択処理部66cは、ステップS110に移行し、個別表示画面の表示制御を継続する。
【0083】
個別表示画面を表示した状態で、景品が選択されたならば(ステップS111;Yes)、景品交換処理部66bは、選択された口座(持玉口座又は貯玉口座)の残高から、選択された景品の交換対象玉数を減算する(ステップS112)。その後、景品交換処理部66bは、景品交換を終了するか否かを判定する(ステップS113)。
【0084】
景品交換を終了しない場合には(ステップS113;No)、景品交換処理部66bは、ステップS110に移行し、個別表示画面の表示制御を行なう。そして、景品交換を終了する場合には(ステップS113;Yes)、景品交換処理部66bは、それまでに選択された景品交換の内容を確定し(ステップS114)、処理を終了する。
【0085】
ここで、持玉からの景品交換と貯玉からの景品交換の詳細について説明する。持玉を景品交換の対象として選択する場合には、景品管理装置60は、景品交換に使用するレートを特定(記憶)した状態でカード管理装置40に問合せを行なって、持玉口座残高の引落としを行ない、特定する玉数の対象を持玉数に変更する。この引き落としにより、景品管理装置60側に持玉口座の管理が移管され、カード管理装置40側の持玉口座残高はゼロにクリアされる。
【0086】
景品管理装置60は、景品交換の内容確定まで持玉口座の残高を保持し、交換内容が確定するとカード管理装置40に持玉口座の残高を通知する。この通知を受信したカード管理装置40は、一旦ゼロにした残高を通知された残高で置換する。
【0087】
一方、貯玉を景品交換の対象として選択する場合には、景品管理装置60は、景品交換に使用するレートを特定(記憶)した状態で、特定している玉数の対象を貯玉数に変更する。景品管理装置60は、会員管理装置50から取得した貯玉値を一時記憶し、景品交換の内容が確定すると減算(又は加算)による差分値を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、景品管理装置60から送られた差分値により貯玉の値を更新する。
【0088】
なお、一括表示画面を表示した状態で、持玉と貯玉とを合算して景品交換に使用する場合には、合算交換の選択肢が選択操作されるか、若しくは一括表示画面を表示した状態で景品が選択(高速交換による一括選択を含む)されると、合算交換が選択されたと判断し、持玉口座残高の引き落としが行なわれた後、上述したように持玉及び貯玉の処理が行なわれる。景品選択による減算処理は、貯玉を優先的に使用するよう演算され、持玉と貯玉の合算値を交換に供した後に残りの値がある場合は、確定処理によりこれを持玉残高として確定する。
【0089】
なお、ここでは持玉口座については景品管理装置60に管理を移管し、貯玉口座については景品交換中にあっても会員管理装置50で管理を行なう構成について説明を行なったが、貯玉口座についても持玉口座と同様に、景品管理装置60に管理を移管して、景品交換の内容確定時に会員管理装置50の貯玉口座残高を上書き処理するよう構成してもよい。また、持玉口座について貯玉口座と同様に、景品管理装置60に管理を移管せず、景品交換中にあってもカード管理装置40が持玉口座を管理するよう構成してもよい。
【0090】
また、景品管理装置60は、上位装置(例えば会員管理装置50)からの指示によって、持玉、当日貯玉、過去貯玉の種別によって再び遊技に使用できるか否か(再遊技可否設定が景品交換使用可否と連動する)を設定し、記憶するよう構成してもよい。
【0091】
この再遊技可否を設定可能な構成において、特定の種別の媒体が景品交換できない設定とした場合、景品管理装置60は、景品交換できない媒体種別の残高以外の残高を上位装置に要求する。また、景品交換使用可否の設定によって交換可能な媒体種別が1つに限定される場合には、選択操作なくこの媒体種別の交換処理に移行すればよい。
【0092】
上述してきたように、本実施例1では、持玉と貯玉の一括表示を行なっている状態で景品交換操作を受け付けたならば持玉と貯玉の残高合計を対象に景品交換処理し、持玉又は貯玉の個別表示を行なっている状態で景品交換操作を受け付けたならば持玉又は貯玉の残高を対象に景品交換処理を行なうよう構成したので、景品交換にかかる操作を効率化することができる。
【0093】
なお、本実施例1では、レート選択の次に持玉と貯玉の一括表示を行い、一括表示状態から速やかに貯玉と持玉の合算値を対象とした景品交換を行えるように構成しているが、これは、貯玉口座と持玉口座が共に存在する場合には、これらの合算値で景品交換を望む客が多く、かかるニーズに迅速に対応するためである。
【実施例2】
【0094】
上記実施例1では、レート選択画面を表示して、レートの選択を受け付けた場合に一括表示画面を表示制御する構成について説明したが、複数のレートのうち、持玉や貯玉に残高の残っているレートが1つのみである場合には、レートの選択を自動的に行なうように構成することで、景品交換にかかる操作をさらに効率化することができる。
【0095】
そこで、本実施例2では、レートの選択を自動的に行なうことのできる景品交換処理について説明する。
図7は、実施例2に係る景品交換時の操作について説明するための説明図である。
【0096】
図7(a)に示すように、4円玉の持玉口座と貯玉口座の残高の合計が「8000個」であり、2円玉の持玉口座と貯玉口座の残高の合計が「0個」であり、1円玉の持玉口座と貯玉口座の残高の合計が「0個」である場合には、景品交換に使用可能なレートは4円玉に限られる。
【0097】
そこで、実施例2の景品管理装置は、4円玉のレートを自動的に選択し、レート選択画面の表示を省略して、
図7(b)に示す一括表示画面を表示制御する。以降の処理については、実施例1と同様である。
【0098】
図8は、実施例2にかかる景品管理装置160の内部構成を示すブロック図である。
図8に示す景品管理装置160は、制御部66にレート選択処理部66dをさらに備える点が実施例1に示した景品管理装置60と異なる。その他の構成及び動作については景品管理装置60と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0099】
レート選択処理部66dは、レートの自動選択を行なう処理部である。具体的には、リーダライタ70によりカードIDが読み取られ、該カードIDに関連付けられた各レートの持玉口座残高及び貯玉口座残高が取得された場合に、レート選択処理部66dは、持玉口座残高と貯玉口座残高の合算残高をレート毎に算定する。そして、合算残高が0より大きいレートが2以上有る場合には、レート選択画面を表示制御する。一方、合算残高が0より大きいレートが1つのみである場合には、該レートを自動的に選択し、レート選択画面の表示制御をスキップして、自動選択したレートの一括表示画面を表示制御する。
【0100】
次に、景品管理装置160による景品交換の処理手順について説明する。
図9は、実施例2に係る景品管理装置160による景品交換の処理手順を示すフローチャートである。景品管理装置160の口座選択処理部66cは、リーダライタ70によりカードIDが読み取られた場合に、該カードIDをカード管理装置40及び会員管理装置50に送信し、各レートの持玉口座残高及び貯玉口座残高を取得する(ステップS201)。
【0101】
レート選択処理部66dは、持玉口座残高と貯玉口座残高の合算残高をレート毎に算定し(ステップS202)、合算残高が0より大きいレートが1つであるか否かを判定する(ステップS203)。
【0102】
その結果、合算残高が0より大きいレートが1つである場合には(ステップS203;Yes)、該レートを選択する(ステップS206)。以降の処理は、
図6に示したステップS104以降と同様である。
【0103】
合算残高が0より大きいレートが1つでない場合には(ステップS203;No)、レート選択処理部66dは、店側表示部61にレート選択画面を表示制御する(ステップS204)。
【0104】
レート選択画面を表示制御した後、口座選択処理部66cは、レート選択操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS205)。レート選択操作が行われていなければ(ステップS205;No)、口座選択処理部66cは、ステップS204に移行し、レート選択画面の表示を継続する。
【0105】
レート選択操作が行われたならば(ステップS205;Yes)、口座選択処理部66cは、選択されたレートについて、持玉口座と貯玉口座の一括表示画面を店側表示部61に表示制御する。以降の処理は、
図6に示したステップS104以降と同様である。
【0106】
上述してきたように、本実施例2では、持玉口座及び貯玉口座の残高に基づいて、レートの選択についても自動的に行なうことができるので、景品交換にかかる操作をさらに効率化することができる。
【0107】
なお、本実施例2では、持玉口座及び貯玉口座の合算残高が0以上であることを条件にレートの自動選択を行なうか否かを判定していたが、持玉口座及び貯玉口座の合算残高が景品交換に要する最小値を超えることを条件に判定を行ってもよい。
【0108】
また、上述の実施例1及び2では、カードの形態についての詳細な説明を省略したが、かかるカードには、磁気カード、ICカード等が含まれる。また、ここでは説明の便宜上「カード」を例にとって説明したが、かかるカード以外に、チップ、スティック、携帯端末等を用いる場合に本発明を適用することもできる。特に、ICチップ付携帯端末を媒体として用いる場合は、リーダライタに当該携帯端末を翳すことにより、ICチップとリーダライタとの非接触通信により当該携帯端末と関連付けられたプリペイド価値及び持玉数を取得することができる。
【0109】
また、図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成を有することを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部または一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。