(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
取り出される製品を受け入れるための凹部(11)を備えた本体(2)を具備した、液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイスにおいて、該取り出しデバイスは、
前記取り出される製品に作用するように並進移動可能なネジロッド(3)と、
該ネジロッドを並進移動させるために、前記ネジロッド(3)と係合するように組み付けられたボルト(5)と、
該ボルトの回転を引き起こすための制御手段を経由して該ボルト(5)に作用するレバー(1)と、
を具備し、
前記制御手段は、前記レバー(1)に接続された爪(4)を具備し、
前記取り出しデバイスは、前記ネジロッド(3)の周りに回転するように組み付けられ且つその外周面に配列された複数の歯(8)を具備したラチェット(10)を具備し、前記歯(8)のプロファイルは前記爪(4)と係合するために垂直横方向面(yz)内に伸びており、前記ラチェット(10)は前記ボルト(5)と係合するために長手方向に向けられた少なくとも1つの歯(18)を具備し、前記レバー(1)の作動の間に前記ボルトを回転するように駆動することを特徴とする液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイス。
前記レバー(1)は、該レバーの前記本体(2)に近接した側の端部に配置された軸(7)の周りに回転するか、または曲げられるように組み付けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイス。
前記レバー(1)はその後端に軸(7)と、該軸(7)を移動可能に前記本体(2)に取り付けるための手段と、を具備していることを特徴とする請求項2に記載の液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイス。
前記レバー(1)と爪(4)とは一体に成型されたプラスチック部品を形成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイス。
前記爪(4)は第1端部において前記レバー(1)に接続されたシャフトの形状であり、弾性的または非弾性的に可動シャフトを形成し、前記爪は長方形端部および/または第2端部に向かった1つ以上の歯(14)を具備したラチェット(5;10)の歯(8)と係合することが可能な第2端部を具備していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイス。
前記ボルト(5)の歯または前記ラチェット(10)の歯は先端の尖ったプロファイル(38,39,40)を備え且つ非対称であるか、または長方形、円錐形もしくは台形の対称なプロファイルを備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイス。
前記取り出しデバイスは、該取り出しデバイスの本体に接続された弾性ブレード(41)または1つ以上の歯(43)を具備した非復元デバイスを具備し、該非復元デバイスは、前記ボルト(5)のための非復元デバイスを形成して、前記レバー(1)が解放されたときに前記ボルトの逆回転を防止するために、前記ボルト(5)と係合することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイス。
前記非復元デバイスはボアの領域に形成された円筒要素(42)を具備し、前記ボア内では前記ネジロッド(3)が移動し、前記ボアは該ボアの一端において長手方向に伸び且つ前記ボルト(5)の長手方向に伸びた少なくとも1つの相補的な歯(34)と係合する歯(43)を具備していることを特徴とする請求項8に記載の液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイス。
前記取り出しデバイスは、前記レバー(1)の動作によって最小の一回分が取り出されたときに、クリック音を発するための手段を具備していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイス。
前記取り出しデバイスは、取り出される製品を含んだ前部(2a)と、前記ボルト(5)が配置された後部(2b)と、を備えた本体を具備していることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイス。
前記取り出しデバイスは該取り出しデバイスの本体の前記前部(2a)に配置された少なくとも1つの工具ホルダ(12)、ならびに/または該取り出しデバイスの本体の前記前部(2a)に配置された少なくとも1つの工具ホルダ(12)および前記取り出しデバイスに工具ホルダ(12)を係止するためのルアーロックタイプの係止手段を具備していることを特徴とする請求項11に記載の液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイス。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の全体的な目的は液体またはペースト状の製品を取り出すための解決策を提供し、現存する解決策の不利益を克服することである。
【0006】
より具体的には、本発明の第1の目的は、取り出される一回分が非常に精密に制御されることによって、液体またはペースト状の製品を取り出すための解決策を提供することである。
【0007】
本発明の第2の目的は、最大限の衛生度を提供する、液体またはペースト状の製品を取り出すための解決策を提供することである。
【0008】
本発明の第3の目的は、液体またはペースト状の製品を取り出すための簡素且つ経済的な解決策を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的のために、本発明は、取り出される製品を受け入れるための凹部を備えた本体を具備した、液体またはペースト状の製品の取り出しのためのデバイスにおいて、この取り出しデバイスは、取り出される製品に作用するように並進移動可能なネジロッドと、ネジロッドを並進移動させるために、ネジロッドと係合するように組み付けられたボルトと、ボルトの回転を引き起こすための制御手段を経由してボルトに作用するレバーと、を具備した液体またはペースト状の製品取り出しのためのデバイスに基づいている。
【0010】
制御手段は、レバーに接続された爪を具備している。
【0011】
レバーは、レバーの後部に配置された軸の周りに回転するか、または曲げられるように組み付けられている。軸はレバーの後端に配置されることも可能であり、取り出しデバイスの本体上に移動可能にこの軸を取り付けるための手段を具備することが可能である。
【0012】
レバーと爪とは一体に成型されたプラスチック部品を形成することが可能である。
【0013】
ボルトは爪と直接的にまたは間接的に係合する歯もしくはスロットを具備し、歯もしくはスロットはボルトの外周面に配置され、歯のプロファイルは垂直横方向面および/または垂直長手方向面内において伸びている。
【0014】
爪は第1端部において前記レバーに接続されたシャフトの形状であり、弾性的または非弾性的に可動シャフトを形成し、爪は長方形端部および/または当該第2端部に向かった1つ以上の歯を具備したラチェットの歯と係合することが可能な第2端部を具備することが可能であるか、または爪は、スロットと係合することが可能な丸められた部分を具備することが可能である。
【0015】
取り出しデバイスは、ネジロッドの周りに回転するように組み付けられ且つその外周面に配列された複数の歯を具備したラチェットを具備し、歯のプロファイルは爪と係合するために垂直横方向面内に伸びており、ラチェットはボルトと係合するために長手方向に向けられた少なくとも1つの歯を具備し、レバーの作動の間にボルトを回転するように駆動する。
【0016】
ボルトの歯またはラチェットの歯は先端の尖ったプロファイルを備え且つ非対称であるか、または長方形、円錐形もしくは台形の対称なプロファイルを備えることが可能である。
【0017】
ボルトを制御するための手段は、ボルトへの回転速度の伝達を低減するための1つ以上の中間ギアを具備することが可能である。
【0018】
ボルトは、その円筒外周面上に形成された交互に配列された傾斜スロットと長手スロットとを具備することが可能である。
【0019】
取り出しデバイスはレバーに接続された爪を具備し、この爪の一端はボルトのスロットと係合し、および/または爪はその一端において作動要素を具備し、作動要素はボルトのスロットと係合する複数の係合要素を具備し、レバーの作動の間に前記ボルトを回転させることが可能である。
【0020】
取り出しデバイスは、取り出しデバイスの本体に接続された弾性ブレードまたは1つ以上の歯を具備した非復元デバイスを具備することが可能であり、非復元デバイスは、ボルトのための非復元デバイスを形成して、レバーが解放されたときにボルトの逆回転を防止するために、ボルトと係合することが可能である。
【0021】
非復元デバイスはボアの領域に形成された円筒要素を具備することが可能であり、ボア内ではネジロッドが移動し、ボアはボアの一端において長手方向に伸び且つ前記ボルトの長手方向に伸びた少なくとも1つの相補的な歯と係合することが可能である。
【0022】
取り出しデバイスは、レバーの動作によって最小の一回分が取り出されたときに、クリック音を発するための手段を具備することが可能である。
【0023】
取り出しデバイスは、取り出される製品を含んだ全部と、ボルトを収容した後部と、を備えた本体を具備することが可能である。
【0024】
最後に、取り出しデバイスは取り出しデバイスの本体の前部に配置された少なくとも1つの工具ホルダ、ならびに/または取り出しデバイスの本体の前部に配置された少なくとも1つの工具ホルダおよび取り出しデバイスの工具ホルダを係止するためのルアーロックタイプの係止手段を具備することが可能である。
【0025】
本発明のこれらの目的、特徴および利点、ならびにその他は、特別な実施形態の以下の記載において添付図を参照して詳細に提示されている。実施形態は非限定的な例示である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の第1実施形態による取り出しデバイスの部分的な斜視図を示している。
【
図2】本発明の第1実施形態による取り出しデバイスの前部から見た一部を示した図である。
【
図3】本発明の第1実施形態の第1変化形態による取り出しデバイスの部分的な斜視図を示している。
【
図4】本発明の第1実施形態の第1変化形態による取り出しデバイスの前部から見た一部を示した図である。
【
図5】本発明の第1実施形態の第1変化形態による取り出しデバイスの機構の第一側から見た斜視図を示している。
【
図6】本発明の第1実施形態の第1変化形態による取り出しデバイスの機構の第二側から見た斜視図を示している。
【
図7】本発明の第1実施形態の第2変化形態による取り出しデバイスの部分的な斜視図を示している。
【
図8】本発明の第1実施形態の第2変化形態による取り出しデバイスの機構の第一側から見た斜視図を示している。
【
図9】本発明の第1実施形態の第2変化形態による取り出しデバイスの機構の第二側から見た斜視図を示している。
【
図10】本発明の第2実施形態による取り出しデバイスの部分的な斜視図を示している。
【
図11】本発明の第2実施形態による取り出しデバイスの機構の側面を示した図である。
【
図12】本発明の第2実施形態による取り出しデバイスの機構の第一側から見た斜視図を示している。
【
図13】本発明の第2実施形態による取り出しデバイスの機構の第二側から見た斜視図を示している。
【
図14】本発明の第3実施形態による取り出しデバイスのプッシャ機構の斜視図を示している。
【
図15】本発明の第3実施形態の第1変化形態による取り出しデバイスのプッシャ機構の斜視図を示している。
【
図16】本発明の第3実施形態の第2変化形態による取り出しデバイスのプッシャ機構の斜視図を示している。
【
図17】本発明の第4実施形態による取り出しデバイスのプッシャ機構の斜視図を示している。
【
図18】本発明の第4実施形態による取り出しデバイスの側面の断面を示した図である。
【
図19】本発明の第4実施形態の第1変化形態による取り出しデバイスのプッシャ機構の斜視図を示している。
【
図20】非復元デバイスの第1実施形態を具備した、本発明による取り出しデバイスの部分的な斜視図を示している。
【
図21】非復元デバイスの第1実施形態の詳細を示した拡大斜視図を示している。
【
図22】非復元デバイスの第2実施形態を具備した、本発明による取り出しデバイスの部分的な斜視図を示している。
【
図23】非復元デバイスの第2実施形態を具備した、本発明による取り出しデバイスの後方からの部分的な斜視図を示している。
【
図24】非復元デバイスの第2実施形態の詳細を示した拡大斜視図を示している。
【
図25】非復元デバイスの第2実施形態を具備した取り出しデバイスの側面の一部を示した図である。
【
図26】非復元デバイスの第2実施形態を具備した取り出しデバイスの詳細を示した前方からの拡大斜視図を示している。
【
図27】非復元デバイスの第2実施形態を具備した取り出しデバイスの詳細を示した前方からの部分拡大斜視図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下の記載において、図示されたように、xは取り出しデバイスの後部からその前部まで伸びた長手軸を指定し、前部は製品が取り出される端部である。zは、軸xに直交し且つレバーの中央部を通過した垂直軸を指定し、yは2つの軸xおよびzに直交した横軸を指定している。
【0028】
本発明の実施形態は、歯科分野のために設計された注射器として提供される取り出し装置という背景において記載されており、例えば、それはゴム内に製品を注入するため、または美容整形外科のためであり、例えば皮下に粘性ゲルを注入するためのものである。しかしながら、本発明は、例えば接着剤のような液体、ゲル、またはペースト状の製品を任意に取り出すための他の分野においても活用され得る。
【0029】
簡略化のために、取り出しデバイスは大部分の図において部分的に示されており、本発明が関係したプッシャ機構をよりよく示している。さらに、類似したおよび等価な機能を備えた構成部品は、異なった実施形態に対応した各図において同一の参照符号によって指定されており、それらの形状が多様なものであってもよいことを示している。
【0030】
本発明の概念は、ネジロッドおよびボルトに基づいたプッシャ機構を備えた有利なレバーの使用の組み合わせにある。レバーへの圧力は、非常に単純且つ正確な制御手段に基づいたネジロッドの移動を可能にしており、それは以下に記載されている。
【0031】
以下に記載された本発明の好適な実施形態において、取り出しデバイスは、分離された構成部品を組み立てることによって得られた主本体から成り、それらの構成部品はプラスチックインジェクション成型によって有利に製造されている。この主本体は、側方接続手段9によって後部に接続された前部2aを具備している。前部2aは主本体の「コンテナ容器」の機能を実行し、すなわち、取り出される製品の貯蔵空間11を含み、一方で、後部2bは製品の取り出しを可能にする機構を収容しており、それらは以下に説明されている。前部2aは取り出される製品を収容する空間を直接形成するか、または取り出される製品を具備した分離カートリッジを受け入れるための場所を備えている。取り出しデバイスは、その前部に、針(図示略)を受容するための工具ホルダ12も具備している。大部分の図において、本体2a、2bは図示されていないか、または部分的にのみ図示されており、内部機構の描写に寄与している。その代わりに、デバイスは取り出し工具を形成した前端を直接具備し、その工具は例えば分離した工具というよりはむしろ接着剤の取り出しのためのピペットのようなものである。
【0032】
さらに、取り出しデバイスは既知のタイプ且つ「ルアーロック」の名称の下に標準化されたロックデバイス(図示略)を具備することが可能であり、ロックデバイスはカートリッジの本体の周囲に固定されたリング形状であり、針の脱落を防止している。その理由は、製品を取り出すために製品に負荷される高圧がカートリッジの前部に伝達され、工具ホルダがダーツのように高速で前方に飛ばされるためである。
【0033】
図1および2は本発明の第1実施形態を示しており、取り出しデバイスはレバー1、ネジロッド3、ボルト5、およびレバーとボルトとの間の制御手段を含んだ取り出し機構を具備している。
【0034】
すべての実施形態に示されたように、レバー1は取り出しデバイスの本体に組み付けられ、レバーの前部に配置された横軸7に関して回転する。レバーは、その動作のための静止位置において、回転軸7を形成した円弧状端部から略水平部33へと伸びた傾斜部32を具備している。レバーは弾性手段6も具備し、バネに似たその機能は、レバーを上部静止位置へと戻すことである。このために、弾性手段6は2つの弾性ブレードから成り、その一端はレバー1に接続され、他端はデバイスの本体内に形成された側方平坦部13に担持されている。側方平坦部13は、その上部にこの弾性手段6および爪4の通路のためのノッチを具備し、爪4の機能は以下に説明されている。これとは異なり、弾性手段は他の形状、例えば単一ブレードを備えることも可能である。別の変形において、弾性復元手段のこの機能は爪4によって実行され得る。
【0035】
デバイスの本体へのレバーの締結は固定されるものであってもよく、レバーは回転の間に得られる効果と等価および類似の様式において、その傾斜部32の弾性の効果による単純な屈曲によって機能し得る。そのような場合、前軸7は、例えば取り出しデバイスの本体内の所定の位置において回転することなく固定的に組みつけられ得る。事態を単純化するために、レバーの回転動作のみが残りの記載において考慮されている。
【0036】
爪4はレバー1をボルト5に接続し、且つレバー1に対するボルト5の回転を制御する手段であるという主機能を有している。爪4は、レバー1の傾斜面32から上部ノッチを介して本体2bの内側へと下向きに伸びている。爪は長方形のブレードであり、平坦な長方形の面は横方向yに向けられている。有利には、レバー1、爪4および弾性手段6は単一のプラスチック成型ステップにおいて得られ、これらの3つの部品は一部品を形成し、一体化ユニットを形成する。プラスチック材料の可撓性、ならびに一方における爪とレバーとの間の接続の形成、および他方における弾性手段とレバーとの間の接続の形成は、レバーに関連した爪および弾性手段の弾性動作を可能にしている。すべての実施形態において、レバーは代替的に他の形状および他のタイプの結節構造を備えることが可能であり、それらは本発明の概念から逸脱しない。
【0037】
ボルト5はネジロッド3に対して回転移動動可能なように組み付けられている。ボルトは取り出しデバイスに対して長手方向において固定された態様で配置されており、このデバイスの本体はボルト5のあらゆる前進および後退を防止するための内部突き当てを備えている。ボルトはその外周面に歯8を具備し、
図2に見られたyz平面における断面は非対称歯プロファイルによって形成された点38を備えており、歯プロファイルは、長手軸xに対して略横向きに向けられた緩やかな傾斜の傾斜部39と部分40とを具備している。ボルト5のこれらの歯8は爪4の下端と係合し、爪4の下端は歯8の2つの部分39と40との間の突き当てに位置を上昇させる。最終的に、ネジロッド3は回転に対して固定され、取り出しデバイスの中央円筒ボア内において並進移動自由である。ネジロッドは円筒形であり、部分37は、一致した形状のボアと係合することによってその回転を防止するために、切り取られて平面を形成している。
【0038】
取り出しデバイスの後部は、ネジロッド3およびそのボルト5を後部2bと事前に組み立てること(図示略)によって得られ、その組立はネジロッド3およびそのボルト5を、ネジロッドの前端15が取り出される製品のためのプッシャピストン16と係合可能となる位置に来るまでこの後部2b内に挿入することによって行われ、これは特に
図23および26に見られている。それと同様に、別の予備組み立てステップが存在し、そこでは可動レバー1が後部本体2bに結合される。レバー1は前方に向かって伸び且つ操作されるように設計された水平上部33、それに続いて軸7の形状の後部下端部を具備した下向傾斜部32を具備し、軸7は後部本体2bの対応した場所に配置される。したがって、レバー1の回転軸7はレバー1の後端の方に配置され、爪4はレバーの傾斜面32からは8まで伸び、これによってボルト5の外周にラチェットを形成している。したがって、レバーの水平上部は軸7の周りのレバーの回転によって下向に移動され、これによって爪4を引っ張ってラチェットの歯8に対してボルト5を回転させるまで負荷をかける。
【0039】
取り出しデバイスの機能はここに説明されている。ユーザはレバーを下向に押圧することによって作動させ、その回転軸7の周りにレバーを回転させる。この動作は爪4を押し下げ、ボルト5の端に突き当たって配置された爪の下端は下向に歯8を移動させ、これによってボルト5を回転させる。ボルト5は取り出しデバイスの長手方向において固定されているので、その回転はボルト5のネジとネジ係合したネジロッド3を長手方向前方に移動させ、これは
図18に見られている。ネジロッド3の前進は、前部ピストン16と係合することによって、ネジロッドが取り出しに起因してデバイスの前部本体2a内に収容された製品の貯蔵空間11に推力を負荷することを可能にしている。レバーがその下端位置に来るまで取り出しデバイスの本体に向かう下向の動作を続けられた場合、ユーザはレバーを解放し、レバーは弾性手段6の効果の下においてその上部位置へと自動的に復元する。それと同時に、以下に詳細に議論される非復元手段41は、反対向きにおけるボルト5のあらゆる回転を防止し、これによってネジロッド3の長手方向における後退動作を防止している。
【0040】
レバー1の下降動作の間、爪4の下端部は上昇し、ボルトの外面上の歯8の傾斜スロープ39に沿って追従するスライドによってその中立位置からわずかに離れるように移動する。歯8は斜面形状であり、このスライドを助成する。爪4の後退動作の端部において、爪は、使用されたプラスチック材料の弾性効果によって次の歯8によって形成された突き当て部内に再度爪自身が引っかかる前に、追従歯の点38に到達する。爪の下端部が次の歯のこの点を通過したとき、プラスチック材料は爪4を略垂直の原点位置へと戻す。
【0041】
ボルト5の様々な歯8の間隔はレバー1のクリアランスに一致しており、爪4はレバー1の各動作のための単一の歯の動作を最適に可能としている。
図1に示された実施形態において、ボルト5はその外面に6つの歯を具備しており、レバーの各動作の6番目のターンによってボルトが一回転することが可能である。したがって、レバーの6度の動作がネジロッド3の完全な回転を達成するために必要とされ、これによって、ネジロッドの長手方向における前進は、そのネジの回転によって決定された距離を越える。この解決策は、レバー1の動作に基づいたネジロッドの非常に小さい移動を制御することが可能である点において有利であり、したがって、製品の少量の一回分の取り出しを完全に制御することを可能にしている。もちろん、ボルトは、要求される精度および要求される力によって、異なった数の歯を具備することが可能である。
【0042】
図3〜9は第1実施形態の変形を示しており、上述の実施形態と類似の機能を備えている。この実施形態では、レバー1に接続された爪4が、ネジロッド3を作動させるボルト5の回転を制御する手段を形成している。
【0043】
図3〜6は本発明の第1実施形態の第1変化形態を示しており、爪4はその下端に向いた歯14を具備し、その歯はボルト5の歯8と係合する形状である。この変化形態に伴って、爪4とボルト5との間の係合を増大することが可能となる。この歯14はボルト5の歯と合致するプロファイルを備えており、非対称であり、取り出し段階においてボルト5の移動を助成し、レバーの上昇段階においては移動させない。
【0044】
図7〜9は第1実施形態の第2変化形態を示しており、複数の歯14が爪4の下端に形成されている。レバー1の下降動作の間、異なった歯14は連続してまたは同時にボルト5の歯8と係合する。この解決策は、爪4とボルト5との間の接続をさらに強化する。
【0045】
図10から12は本発明の第2実施形態を示しており、ネジロッド3の周囲に配置された2つの異なった部品は、一方はラチェットの機能を、他方はボルトの機能を発揮するために使用される。レバー1は実際には複数の歯14を備えた爪4を具備し、歯14はネジロッド3の周囲に回転移動可能な円筒部品から成るラチェット10と係合する。円筒部品の内側円筒面はネジロッドの外側面上を単純にスライドし、一方で、外側円筒面は爪4と係合するラチェットを形成している。ラチェット10は一連の歯18をさらに具備し、その歯の先端は長手方向に向けられ、分離したボルト5の歯17と合致して協働する。
【0046】
レバー1の下降動作の間、第1実施形態と同様に、爪4は相対した歯8、14の係合のおかげでラチェット10を回転するように駆動する。しかしながら、ラチェット10はネジロッド3の外側面上をスライドすることによって単純に回転し、ネジロッドの回転を直接駆動することは無い。しかしながら、ラチェット10は相補的な歯18を具備しており、この歯はボルト5に形成され且つネジロッド3の周囲のラチェット10と接触するように配置された少なくとも1つの相補的な歯17を係合する。このようにして、この回転方向におけるラチェット10の回転はネジロッド3の移動を含んだボルト5の回転を駆動しており、これはこれまでに説明した通りである。
【0047】
レバー1の下降動作の間、ボルト5の歯34は、以下に詳細に説明された機能に従って、非復元デバイス42の歯43と係合する。この係合の間、弾性的に湾曲したボルトの歯34が歯43から外れると、歯34は弾性効果を利用してその初期静止位置に突然復元し、クリック音を発する。ユーザは、歯43が通過したことを判断することが可能であり、これは取り出された製品の確実に精密な一回分に対応している。レバーの下降動作の間、1つ以上のクリック音が対象となる歯の幾何形状に依存して発せられることが可能である。
【0048】
レバーが再度開放された場合、爪4はネジロッドの周囲に逆方向に、順回転と同じ強さでラチェット10を回転するように駆動する。この実施形態において、爪4は、レバーの上昇動作の間に弾性的に湾曲する必要はなく、したがって、この段階は促進される。ボルト5の歯17およびラチェット10の歯18のそれぞれの形状は、ラチェットの逆回転がボルトの回転を駆動しないようになっている。これは、ボルト5の弾性ブレード19に形成されたボルトの歯17が、ラチェットの逆回転の間にボルトの回転を駆動することなく弾性的に湾曲するためである。
【0049】
この実施形態において、ラチェットが略等価な規則において2方向の回転を駆動するため、爪4とラチェット10との間の係合はより対称的なプロファイルを備えた歯によって得られる。したがって、爪4の歯8とラチェット10の歯14とのそれぞれは、例えば長方形、円錐形、または台形のプロファイルである。この実施形態は、レバーの上昇動作の間に固有の方向のみから湾曲されなければならない爪に負荷される応力を減少することを可能にしている。したがって、この第2実施形態において、ボルト5を制御するための手段は爪4とラチェット10とから成る。
【0050】
図14は本発明の第3実施形態を示しており、ボルト5を制御するための手段は、ネジロッド3に最小的に伝達される回転の強さをギアで落とすために、中間ギア20を使用している。したがって、爪4は横軸21の周りに回転移動可能な中間ギア20を係合する一端を備えている。したがって、このギアの歯28はボルト5の長手方向に伸びた歯8と係合する。その回転を通じて、これまでに説明したように、ボルト5は次いで並進動作をネジロッドに伝達する。
【0051】
図15は第3実施形態の変化形態を示しており、爪はその端部において長手方向に伸び且つ中間ギア20の歯と係合する複数の歯14を具備した平坦部を備えている。この幾何形状は、以前よりもより小さい歯を使用すること、および同時に複数の歯が係合することを可能にしている。
【0052】
図16は第3実施形態の第2変化形態を示しており、第2中間ギア22が使用されている。第2中間ギアは第1中間ギア20と一体化されており、同様に横軸21の周りに回転移動可能であり、ボルトの歯8と係合するネジ面を具備している。歯8は円筒外周面上に整列されているが、中間ギア22のネジと係合するために、長手方向に傾斜している。
【0053】
この第3実施形態はさらに、レバー1の動作によって ネジロッド3に伝達される並進移動を精緻化し、および各動作における非常に少量の一回分の取り出しを可能にする利点を備えている。したがって、すべての製品のために100を超えるレバーの複数の動作を達成することを可能にしており、このことは特に美容整形外科のような非常に精密さを要求する特定の機器に有利である。もちろん、この第3実施形態の多くの変化形態が考えられ、それらのボルトを制御するための手段は爪と1つ以上のギアとを具備し、ギアは歯、カム等によるすべての種類の機械的接続、および任意の方向の回転軸を具備し得る。
【0054】
図17および18は本発明の第4実施形態を示している。レバー1に接続された爪4は球状またはボール状のように丸められた形状の端部24を備え、この端部はボルト5の円筒外側面に設けられたカムを形成したスロット内を移動する。これらのスロットは、長手方向に対して傾斜したスロット25と、概略長手方向に沿ったスロット26と、の間に千鳥に形成されるように設けられている。さらに、これらのスロットの底面は、端部24が特定の位置において保持されることを可能にした特定の障害部を備えた斜面を形成している。
【0055】
レバーの上昇位置において、爪4の端部24は傾斜スロット25の最後部に配置されている。ユーザがレバーを押し下げるためにレバーを操作する場合、押圧力は爪によってボルト5に伝達される。より正確には、長手方向の力が端部24によってスロット25に負荷され、スロット25の傾斜は斜面に相当し、爪4の端部24がスロット25の傾斜に沿って移動したときに、ボルトの回転を駆動する。レバーの移動の終端において、爪4の端部24は傾斜スロット25の端部に到達する。したがって、傾斜スロット25の長さおよび形状は、上側位置と最低位置との間のレバーの移動量に相当している。
【0056】
次いで、ユーザはレバー1を離し、レバー1は、爪4と一体化された図示されていない回復バネの効果の下で上側位置に上昇する。この上昇動作は爪4を再度後方に移動させ、その端部24の移動は長手スロット26に沿ったものである。この端部24がこの長手スロット26の端部位置に到達したとき、レバーの上側位置において、端部24はこのスロット内の溝の底部の静止位置に到達する。この位置において小さい段差27はあらゆる後方への復元を防止している。したがって、スロット26内のこの段差27はボルト5の非復元機能を実行しており、一方で爪が段差を越える瞬間に軽いクリック音を発生している。このようにして、
図20〜27を参照して以下に記載されているのは、非復元デバイスの2つの実施形態の第3の代替案を示している。したがって、引き続いてのレバーの押圧は爪をボルトの傾斜部26に沿って移動させ、既に説明されたように、再度回転を引き起こす。その代わりに、1つ以上の相補的な段差が、実行される機器によってはこれらのスロット25および26内に形成されることが可能である。
【0057】
最終的に、この解決策は、カムに基づいた原理を伴ったこれまでのラチェット原理を置き換えることによって、例えば第1実施形態とほぼ同じ結果と達成することが可能である。側方突き当て部29は、長手方向においてのみ移動する爪4の任意の側方移動を防止している。有利には、これらの側方突き当て部29は、デバイスの本体の後部2bにおいて直接一体化され得る。
【0058】
図19は本発明のこの第4実施形態の変化形態を示している。この変化形態において、ボルトはこれまでの形態と同一の形状である。しかしながら、ボルトのための作動デバイス30は爪4の端部に配置されている。この作動デバイス30は取り出しデバイスの本体に対して突き当たり、これによって任意の側方移動を防止している垂直側方部31を備えている。作動デバイスはボルト5を完全に取り囲んだ内面を備えている。この面はネジロッド3の各側部に配置された2つの係合要素を備えている。したがって、各々のこれら2つの係合要素はボルト5のスロット内において対称に配置され、類似したスロットのレベルと正確に同じレベルである。このようにして、レバーの動作は爪4を駆動し、作動要素30を利用してボルト5の回転を取り込んで長手方向の力を伝達する。したがって、作動要素30の2つの係合要素は、これまでに説明したような爪4の端部24の動作に類似した規則において、ボルト5の内部において同時に且つ対称に移動する。この変化形態は、より大きい安定性および2つの相補的な係合要素に基づいた爪4からボルト5への力の伝達の利点を備えている。係合要素24は、ボルト5のスロットの底部において作動要素30の弾性ブレード23によって保持されている。その代わりに、作動要素は2つよりも多い係合要素を具備し得る。さらに、作動要素は、レバーによって生じた単純バネ効果の補完としてレバーの上昇移動の間の係合要素24の後部への復元を生じさせるために、ブレード35に類似した弾性板タイプのバネを具備し得る。
【0059】
最終的に、この第4実施形態においてボルトを制御するための手段は単純に、追加的にその加担において特定の作動要素30を備えた爪だけである。
【0060】
図20および21は本発明による取り出しデバイスに関する第1実施形態における非復元デバイスを示しており、その機能は製品の取り出しが可能な方向と逆方向における取り出しデバイスのボルト5の回転を防止している。これらの図は、レバー1に接続され且つボルト5の周囲に形成されたラチェットに作用する爪4を示している。爪4は端部に向いた歯14を具備し、歯14は
図3を参照して説明されたようにボルト5の歯8に作用する。取り出しデバイスの本体は、プラスチック製の弾性ブレードの形状且つデバイスの本体の成型の間に得られる非復元爪41を具備している。レバー1の作動の間、このブレードは変形し、ボルト5の歯によって形成された傾斜面39に対して擦り付けられ、製品の取り出し方向におけるボルト5の回転を可能にしている。レバーがその移動の終点に到達したとき、非復元爪41を形成したブレードは歯8の位置に到達し、次いで歯8の壁40の反対の位置の他方側に傾斜する。この傾斜は非復元爪41の標準位置への弾性復元を伴い、クリック音を生じ、ボルトのこの回転移動の終了をユーザが容易に認識できる。次いで、ユーザはレバー1を離し、レバー1は自動的に上側位置へと復帰し、一方でそれと同時に非復元爪41のブレードはボルト5の壁40に接したままであり、ボルトの逆方向への回転を防止している。
【0061】
この回転は、レバー1の上昇動作の間のボルト5の爪4への摩擦によるものか、または取り出される製品の径方向圧力によるものか、のいずれかに起因し得る。したがって、非復元爪41は安全機能を発揮し、レバー1への次の押圧が所望の距離によってネジロッドの制御された別の前進を可能にし、取り出された製品の正確な一回分を得ることを確実にしている。非復元爪のこのデザインは本発明による取り出しデバイスの第1実施形態の第1編か形態に関連して記載されている。しかしながら、当然に、これまでに記載された取り出しデバイスのすべての他の実施形態と互換性がある。
【0062】
図22〜27は、本発明による取り出しデバイスのための非復元デバイスの第2実施形態を示している。そのような非復元デバイスは、後部2bの中央ボアの領域に中央ボアと分離してまたは一体に設けられた円筒要素42に基づいており、ネジロッド3は円筒要素内において移動され、円筒要素はその一端に歯43を具備し、この歯はボルト5の長手方向に延びた相補的な歯34と係合する。これらの歯34および43は非対称の形状であり、ボルト5の製品の取り出し方向のみの回転を可能とし、反対方向の回転を防止している。
【0063】
爪4の影響下におけるボルトの回転の間に、歯34は非復元デバイスの歯43に対してスライドし、傾斜部品のためにこのスライドを可能にしている。それと同時に歯のこのスライドは、非復元デバイスの歯43の高さに対応した距離によって、ボルト5の長手方向のわずかなたわみを引き起こす。
【0064】
その結果、レバー1の移動の終端は、ボルト5の歯34が非復元デバイスの歯43から逸れ、次の歯と再度接触して、ボルト5が長手方向の初期位置に復帰する位置となる段階に相当している。したがって、レバー1の移動の終端におけるこの最終段階は、先の実施形態のようにクリック音を伴い、レバーの一動作に対応した製品の一回分の取り出しの終了を示している。
【0065】
歯の付いた端部34の反対側の第2長手方向端部において、ボルト5は弾性ブレード35を具備しており、この弾性ブレードは取り出しデバイスの本体の中央領域に設けられた固定部36と協働する。この弾性ブレード35は、非復元デバイスと接触してボルトを長手方向における標準位置に戻す機能を備えている。ボルトが初期位置から変位したときに弾性ブレードはデバイスの固定部36に対して押圧され、レバーの作動の段階の終端において、非復元デバイスの歯43に対応してボルトの復帰を助成する弾性力を発生する。
【0066】
さらに、レバーの作動の間のボルト5の取り出しデバイスの前方に向かうこの長手方向のわずかな移動は、取り出される製品への圧力の増加という意味において、ネジロッド3を作用しようとする。したがって、この効果は製品の取り出しを助成する追加の力を誘起し、特にペースト状の製品の場合に特に有用である。しかしながら、ボルトのこのわずかな長手方向の移動は取り出される最後の一回分に明らかに影響を与えておらず、それはレバーの動作の開始と終端とにおける取り出しデバイス内部の初期位置と終端位置との間のネジロッドの移動のみに依存しており、一方で、ボルトはレバーのこれら2つの末端位置において同一の長手方向位置を占めている。適切な場合、ボルトのこの移動は減衰され、前部ピストン16の寸法および弾性によって補正され得る。
【0067】
非復元デバイスのこの第2デザインは本発明の第1実施形態と共に図示されている。その代わりに、そのデザインは本発明の他の実施形態とも互換性がある。他の形状とすることも可能である。例えば、
図11〜13は本発明の第2実施形態のこのデザインの実施を示しており、端部がボルト5の歯を形成した弾性ブレードと係合する非復元デバイスの歯43をわずかに変化したものである。
【0068】
もちろん、本発明は実施例を利用して記載された実施形態に限定されるものではない。上述の実施形態または等化の特徴の結合を含んだ、本発明の概念の他の実施を想像することが可能である。特に、レバーからネジロッドを制御する手段は、全体的に異なった形状の爪によって別に得ることが可能であり、一部品でシャフト形状の部品である必要はなく、且つ/または異なったデザインで使用される歯は異なった幾何形状および/もしくは配向性を備えることが可能であり、多様な形状の多くのギアとすることが可能であり、ボルトは任意の他の形状をすることが可能である。ボルトとネジロッドとに基づいたプッシャ機構はプラスチック射出成型によって得ることが可能であり、取り出しデバイスの大部分の要素は容易に製造され、且つ再利用可能である。取り出しデバイスの本体は他の幾何形状とすることが可能である。
【0069】
複数の歯の通過およびクリック音が発生するようにレバーが操作され、すなわち、複数の最少量の一回分の取出しが単一の動作の間に実行され得る。したがって、その結果、その動作は部分的であり、可能な回転の全量をカバーする必要はなく、一方でこれまでに説明された原理に従って機能する。
【0070】
最後に、本発明による解決策は以下の利点を提供している。
− 少量の製品の一回分の取り出しを完全に制御することが可能である。
− 使い捨ての射出デバイスの一回限りの使用と互換性のある単純且つ安価な機構を可能にし、すべての構成部品が際利用され得る。
− 主本体の可動レバーを含んだ、射出によって製造され得る複数のプラスチック部品を具備した単純なデザイン、および顕著にデバイスの複雑さを増大することなく達成された高度な精密製を可能にした単純回転機構を組み合わせている。