(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、図面(
図1〜
図8)を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0014】
まず、
図1を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の構成を示す図である。画像形成装置100は、本実施形態では、複合機である。画像形成装置100は、スキャナー、複写機、プリンター、及び、ファクシミリの各機能を有する。画像形成装置100は、画像形成ユニット1、画像読取ユニット2、原稿搬送ユニット3、操作パネル4、制御部5、及び、電源スイッチSWを備える。
【0015】
画像形成ユニット1は、記録用紙Pに画像を形成する。画像読取ユニット2は、原稿上に形成された画像を読み取る。原稿搬送ユニット3は、読み取り対象の原稿を搬送する。操作パネル4は、タッチパネル41を備え、画像形成装置100に対するユーザーからの操作を受け付ける。制御部5は、画像形成装置100全体の動作を制御する。制御部5の構成は、
図2を用いて後述する。電源スイッチSWは、画像形成装置100の電源をオンオフするスイッチである。
【0016】
画像形成ユニット1は、給紙カセット11、ピックアップローラー12、搬送ローラー対13、レジストローラー対14、画像形成部15、定着器16、排出ローラー対17、及び、排出トレイ18を備える。ピックアップローラー12は、給紙カセット11から記録用紙Pを1枚ずつ繰り出す。ピックアップローラー12によって繰り出された記録用紙Pは、搬送ローラー対13及びレジストローラー対14によって画像形成部15まで搬送される。
【0017】
画像形成部15は、給紙カセット11から搬送されてきた記録用紙Pに画像を形成する。画像形成部15は、感光体ドラム151、帯電部152、露光部153、現像部154、転写ローラー155、及び、クリーニング部156を備える。感光体ドラム151は、円筒形の回転体であり、その周面には、静電潜像が形成される。帯電部152は、感光体ドラム151を所定の電位に帯電させる。露光部153は、画像データに基づきレーザー光を照射して感光体ドラム151を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム151上に形成する。なお、画像データとしては、例えば、画像読取ユニット2が原稿を読み取って生成された画像データ、図略の通信ネットワークを介して外部のコンピューターから受信した画像データが用いられる。
【0018】
現像部154は、感光体ドラム151上に形成された静電潜像にトナーを供給して現像し、感光体ドラム151上にトナー像を形成する。転写ローラー155は、感光体ドラム151上のトナー像を記録用紙Pに転写する。クリーニング部156は、転写後に感光体ドラム151に残留している残留トナーを除去する。画像形成部15によって画像が形成された記録用紙Pは、定着器16まで搬送される。
【0019】
定着器16は、記録用紙Pに形成された画像を記録用紙Pに熱定着させる。定着器16は、発熱体を内蔵する加熱ローラーと、加圧ローラーとを備える。加熱ローラー及び加圧ローラーは、双方が圧接されることによって、定着ニップ部を形成する。記録用紙Pが上記定着ニップ部を通過することによって、記録用紙Pの表面に付着したトナーが溶融及び加熱され、トナー像が記録用紙Pに定着される。トナー像が定着された記録用紙Pは、排出ローラー対17によって排出トレイ18へ排出される。
【0020】
制御部5は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、書き換え可能な不揮発性メモリーを備える。上記ROMには、制御プログラムが格納されている。そして、上記CPUは、上記ROMに格納された制御プログラムを読み出して実行することによって各種機能部として機能する。上記RAMは、上記CPUが、上記制御プログラムを実行する際の作業領域として用いられる。上記不揮発性メモリーは、例えば、フラッシュメモリー、又は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)のようなメモリーであって、例えば、タッチパネル41に表示する画面情報を記憶する。
【0021】
次に、
図2を参照して、制御部5の構成について説明する。
図2は、
図1に示す制御部5の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、制御部5において、上記CPUが、上記ROMに格納された制御プログラムを読み出して実行することによって、ピンチイン検出部51、コピー処理部52、ピンチアウト検出部53、ペースト処理部54、及び、閾値設定部55を含む各種機能部として機能する。また、上記CPUが、上記ROMに格納された制御プログラムを読み出して実行することによって、上記不揮発性メモリーを画面記憶部56として機能させる。
【0022】
画面記憶部56は、タッチパネル41に表示する画面情報を記憶する。タッチパネル41を編集状態とすると、タッチパネル41に表示する画面情報を変更することができる。変更された画面情報は、タッチパネル41の所定の操作で、画面記憶部56に記録することができる。
【0023】
ピンチイン検出部51は、タッチパネル41に表示されたオブジェクトBJ上での、ユーザーによるピンチイン操作を検出する。ここで、「オブジェクト」とは、タッチパネル41に表示され操作及びガイダンスに用いられる構成要素であって、本実施形態では、ボタン、アイコン、及び、付箋である。また、「オブジェクト」は、文字列TXを含む場合がある。例えば、「オブジェクト」が、コピー動作を指示する際にタッチされるコピーボタンである場合には、文字列「コピー」を含むボタンで構成される。
【0024】
また、ピンチイン検出部51は、上記ピンチイン操作がされた対象のオブジェクトBJの種類を検出する。なお、本実施形態では、オブジェクトBJの種類は、アイコン、ボタン、及び、付箋紙の3種類である。更に、上記ピンチイン操作が行われた対象のオブジェクトBJは、例えば、上記ピンチイン操作の開始時に、ユーザーの2本の指がタッチパネル41にタッチした2点を結ぶ線分の少なくとも一部が含まれるオブジェクトBJである。上記線分の少なくとも一部が含まれるオブジェクトBJが複数存在する場合には、例えば、上記線分の含まれる長さの長いオブジェクトBJが、上記ピンチイン操作が行われた対象であるオブジェクトBJとされる。
【0025】
また、ピンチイン検出部51は、上記ピンチイン操作の操作開始から操作終了までの時間であるピンチイン時間TNを検出する。ここで,上記ピンチイン操作の操作開始のタイミングは、ユーザーの2本の指がタッチパネル41にタッチされ、上記2本の指が互いに近づく向きに移動を開始した時点である。また、上記ピンチイン操作の操作終了タイミングは、上記2本の指が互いに近づく向きへの移動を終了し、上記2本の指のうち、少なくとも一方の指がタッチパネル41から離された時点である。
【0026】
コピー処理部52は、ピンチイン検出部51によって上記ピンチイン操作が検出された場合に、上記ピンチイン操作が行われた対象のオブジェクトBJ又はオブジェクトBJに含まれる文字列TXをコピーする。
【0027】
また、コピー処理部52は、ピンチイン検出部51によって検出されたオブジェクトBJの種類に基づいて、コピーする対象を決定する。具体的には、オブジェクトBJの種類がアイコンである場合には、コピー処理部52は、コピーする対象をオブジェクトBJに決定し、オブジェクトBJの種類がアイコンでない場合(本実施形態では、付箋紙又はボタンである場合)には、コピーする対象をオブジェクトBJ又はオブジェクトBJに含まれる文字列TXに決定する。
【0028】
このようにして、オブジェクトBJの種類に基づいて、コピーする対象が決定されるため、ユーザーの利便性を向上することができる。具体的には、オブジェクトBJの種類がアイコンである場合には、コピー処理部52が、コピーする対象をオブジェクトBJに決定するため、ユーザーがコピーする対象を選定する必要がない。また、オブジェクトBJの種類がアイコンではない場合(本実施形態では、付箋紙又はボタンである場合)には、コピーする対象がオブジェクトBJ又はオブジェクトBJに含まれる文字列TXに決定されるため、コピーする対象をユーザーが選定することができる。
【0029】
更に、コピー処理部52は、ピンチイン時間TNに基づいて、コピーする対象を決定する。具体的には、コピー処理部52は、オブジェクトBJの種類が付箋紙又はボタンであって、ピンチイン時間TNが予め設定された第1閾値時間TH1(本実施形態では、1秒)以下である場合に、オブジェクトBJをコピーする。また、コピー処理部52は、オブジェクトBJの種類がアイコンではない場合(付箋紙又はボタンである場合)であって、且つ、ピンチイン時間TNが第1閾値時間TH1より長い場合に、オブジェクトBJに含まれる文字列TXをコピーする。
【0030】
このようにして、ピンチイン時間TNに基づいて、コピーする対象を決定することができるため、ユーザーの利便性を更に向上することができる。具体的には、ユーザーは、ピンチイン時間TNを短くする(ピンチイン操作を速くする)ことによって、オブジェクトBJをコピーすることができる。また、ユーザーは、ピンチイン時間TNを長くする(ピンチイン操作を遅くする)ことによって、オブジェクトBJに含まれる文字列TXをコピーすることができる。
【0031】
ピンチアウト検出部53は、タッチパネル41上で、ユーザーによるピンチアウト操作を検出する。また、ピンチアウト検出部53は、上記ピンチアウト操作の操作開始から操作終了までの時間であるピンチアウト時間TUを検出する。ここで,上記ピンチアウト操作の操作開始のタイミングは、ユーザーの2本の指がタッチパネル41にタッチされ、上記2本の指が互いに遠ざかる向きに移動を開始した時点である。また、上記ピンチイン操作の操作終了タイミングは、上記2本の指が互いに遠ざかる向きへの移動を終了し、上記2本の指のうち、少なくとも一方の指がタッチパネル41から離された時点である。
【0032】
ペースト処理部54は、ピンチアウト検出部53によってピンチアウト操作が検出された場合に、コピー処理部52によってコピーされたオブジェクトBJ又はオブジェクトBJに含まれる文字列TXを、上記ピンチアウト操作が検出された位置にペーストする。
【0033】
また、ペースト処理部54は、オブジェクトBJの種類に基づいて、ペーストする対象を決定する。具体的には、ペースト処理部54は、オブジェクトBJの種類がアイコンである場合には、ペーストする対象をオブジェクトBJに決定する。また、ペースト処理部54は、オブジェクトBJの種類がアイコンではない場合(本実施形態では、ボタン又は付箋紙である場合)には、ペーストする対象をオブジェクトBJ又はオブジェクトBJに含まれる文字列TXに決定する。
【0034】
また、ペースト処理部54は、ピンチアウト時間TUに基づいて、ペーストする対象を決定する。具体的には、例えば、ペースト処理部54は、コピー処理部52によってオブジェクトBJに含まれる文字列TXがコピーされている状態で、ピンチアウト時間TUが予め設定された第2閾値時間TH2(本実施形態では、1秒)以下である場合に、文字列TXを含むオブジェクトBJを生成してペーストする。また、ペースト処理部54は、コピー処理部52によってオブジェクトBJに含まれる文字列TXがコピーされている状態で、ピンチアウト時間TUが第2閾値時間TH2より長い場合に、オブジェクトBJに含まれる文字列TXをペーストする。更に、コピー処理部52によってオブジェクトBJがコピーされている状態では、ペースト処理部54は、ピンチアウト時間TUに基づくことなく、オブジェクトBJをペーストする。
【0035】
このようにして、ピンチアウト時間TUに基づいて、ペーストする対象を決定することができるため、ユーザーの利便性を向上することができる。具体的には、オブジェクトBJに含まれる文字列TXがコピーされている状態では、ユーザーは、ピンチアウト時間TUを短くする(ピンチアウト操作を速くする)ことによって、文字列TXを含むオブジェクトBJを生成してペーストすることができる。また、オブジェクトBJに含まれる文字列TXがコピーされている状態では、ユーザーは、ピンチアウト時間TUを長くする(ピンチアウト操作を遅くする)ことによって、文字列TXをペーストすることができる。
【0036】
本実施形態においては、ペースト処理部54が、コピー処理部52によってオブジェクトBJがコピーされている状態では、ピンチアウト時間TUに基づくことなく、オブジェクトBJをペーストする場合について説明しているが、ペースト処理部54が、ピンチアウト時間TUに基づいて、ペーストする対象を決定する形態でもよい。例えば、ペースト処理部54が、コピー処理部52によってオブジェクトBJがコピーされている状態で、ピンチアウト時間TUが予め設定された第2閾値時間TH2以下である場合に、オブジェクトBJをペーストし、ピンチアウト時間TUが第2閾値時間TH2より長い場合に、オブジェクトBJに含まれる文字列TXをペーストする形態でもよい。この場合には、ユーザーの利便性を更に向上することができる。
【0037】
閾値設定部55は、ユーザーからの入力を受け付けて、第1閾値時間TH1、及び、第2閾値時間TH2を設定する。このようにして、第1閾値時間TH1、及び、第2閾値時間TH2を、ユーザーの所望する時間に設定することができるため、ユーザーの利便性を更に向上することができる。
【0038】
本実施形態では、閾値設定部55が、ユーザーからの入力を受け付けて、第1閾値時間TH1、及び、第2閾値時間TH2を設定する場合について説明しているが、閾値設定部55が、ユーザーからの入力を受け付けて、第1閾値時間TH1、又は、第2閾値時間TH2を設定する形態でもよい。
【0039】
本実施形態では、便宜上、第1閾値時間TH1が1秒である場合について説明しているが、第1閾値時間TH1は、閾値設定部55を介して、ユーザーの所望する時間に設定すればよい。例えば、操作の速いユーザーは、第1閾値時間TH1を短く(例えば、0.5秒)に設定し、操作の遅いユーザーは、第1閾値時間TH1を長く(例えば、2秒)に設定すればよい。
【0040】
同様に、本実施形態では、便宜上、第2閾値時間TH2が1秒である場合について説明しているが、第2閾値時間TH2は、閾値設定部55を介して、ユーザーの所望する時間に設定すればよい。例えば、操作の速いユーザーは、第2閾値時間TH2を短く(例えば、0.5秒)に設定し、操作の遅いユーザーは、第2閾値時間TH2を長く(例えば、2秒)に設定すればよい。
【0041】
次に、
図3及び
図4を参照して、制御部5の動作を説明する。
図3は、
図2に示す制御部5の動作を示すフローチャート(前半部)である。
図4は、
図2に示す制御部5の動作を示すフローチャート(後半部)である。まず、
図3に示すように、ピンチイン検出部51によって、ピンチイン操作が検出されたか否かの判定が行われる(ステップS101)。ピンチイン操作が検出されていないと判定された場合(ステップS101でNO)には、待機状態とされる。
【0042】
ピンチイン操作が検出されたと判定された場合(ステップS101でYES)には、ピンチイン検出部51によって、ピンチイン操作がされた対象のオブジェクトBJの種類を検出する(ステップS103)。そして、コピー処理部52によって、ステップS103で検出されたオブジェクトBJの種類がアイコンであるか否かの判定が行われる(ステップS105)。オブジェクトBJの種類がアイコンであると判定された場合(ステップS105でYES)には、ステップS111に進められる。オブジェクトBJの種類がアイコンではないと判定された場合(ステップS105でNO)には、ピンチイン検出部51によって、ピンチイン時間TNが検出される(ステップS107)。そして、コピー処理部52によって、ピンチイン時間TNが第1閾値時間TH1以下であるか否かの判定が行われる(ステップS109)。
【0043】
ピンチイン時間TNが第1閾値時間TH1以下ではない(第1閾値時間TH1より大である)と判定された場合(ステップS109でNO)には、ステップS113に進められる。ピンチイン時間TNが第1閾値時間TH1以下であると判定された場合(ステップS109でYES)、又は、ステップS105でYESの場合には、コピー処理部52によって、オブジェクトBJがコピーされる(ステップS111)。次いで、ピンチアウト検出部53によって、ピンチアウト操作が検出されたか否かの判定が行われる(ステップS115)。ピンチアウト操作が検出されていないと判定された場合(ステップS115でNO)には、待機状態とされる。ピンチアウト操作が検出されたと判定された場合(ステップS115でYES)には、ペースト処理部54によって、ステップS111においてコピーされたオブジェクトBJが、上記ピンチアウト操作が検出された位置にペーストされ(ステップS117)、処理が終了される。
【0044】
ステップS109でNOの場合には、コピー処理部52によって、オブジェクトBJに含まれる文字列TXがコピーされる(ステップS113)。そして、
図4に示すように、ピンチアウト検出部53によって、ピンチアウト操作が検出されたか否かの判定が行われる(ステップS119)。ピンチアウト操作が検出されていないと判定された場合(ステップS119でNO)には、待機状態とされる。ピンチアウト操作が検出されたと判定された場合(ステップS119でYES)には、ピンチアウト検出部53によって、ピンチアウト時間TUが検出される(ステップS121)。
【0045】
次に、ペースト処理部54によって、ピンチアウト時間TUが第2閾値時間TH2以下であるか否かの判定が行われる(ステップS123)。ピンチアウト時間TUが第2閾値時間TH2以下ではない(第2閾値時間TH2より大である)と判定された場合(ステップS123でNO)には、ペースト処理部54によって、ステップS115においてピンチアウト操作が検出された位置に、文字列TXがペーストされ(ステップS131)、処理が終了される。
【0046】
ピンチアウト時間TUが第2閾値時間TH2以下であると判定された場合(ステップS123でYES)には、ペースト処理部54によって、文字列TXがペーストされるオブジェクトBJ(本実施形態では、付箋紙)が生成される(ステップS125)。そして、ペースト処理部54によって、ステップS113でコピーされた文字列TXが、ステップS125で生成されたオブジェクトBJに合成される(ステップS127)。そして、ペースト処理部54によって、ステップS119においてピンチアウト操作が検出された位置に、ステップS127において合成されたオブジェクトBJがペーストされ(ステップS129)、処理が終了される。
【0047】
図3及び
図4を参照して説明したように、ピンチイン検出部51によってピンチイン操作が検出された場合に、コピー処理部52によってオブジェクトBJ又はオブジェクトBJに含まれる文字列TXがコピーされる。また、ピンチアウト検出部53によってピンチアウト操作が検出された場合に、ペースト処理部54によってコピー処理部52でコピーされたオブジェクトBJ又はオブジェクトBJに含まれる文字列TXが、ピンチアウト操作が検出された位置にペーストされる。したがって、オブジェクトBJ及びオブジェクトBJに含まれる文字列TXのコピー及びペーストにおける誤操作を抑制することができる。
【0048】
本実施形態では、ピンチイン操作が検出されたときに、オブジェクトBJ又はオブジェクトBJに含まれる文字列TXをコピーする場合について説明したが、ピンチイン操作が検出されたときに、オブジェクトBJ又はオブジェクトBJに含まれる文字列TXをカットする形態でもよい。この場合には、オブジェクトBJ及びオブジェクトBJに含まれる文字列TXのカット及びペーストにおける誤操作を抑制することができる。
【0049】
次に、
図5〜
図9を参照して、制御部5によるコピー処理及びペースト処理の一例について説明する。まず、
図5及び
図6を参照して、制御部5によるコピー処理について説明する。
図5は、
図3のステップS101に示すピンチイン操作の一例(速いピンチイン操作)を示す画面
図600である。
【0050】
画面
図600には、付箋紙オブジェクト601、602、ボタンオブジェクト603〜610、及び、アイコンオブジェクト611〜615が表示されている。付箋紙オブジェクト601、ボタンオブジェクト608、及び、アイコンオブジェクト615には、それぞれ、ピンチイン操作を示す矢印AR1、矢印AR2及び矢印AR3が記載されている。矢印AR1、矢印AR2及び矢印AR3の一方側端部の黒丸印●は、それぞれ、ピンチイン操作の開始時における指の位置を示し、矢印AR1、矢印AR2及び矢印AR3の他方側端部(矢印の先端部)は、それぞれ、ピンチイン操作の終了時における指の位置を示している。また、実線の矢印は、速いピンチイン操作を示している。
【0051】
手H1、手H2及び手H3は、それぞれ、付箋紙オブジェクト601、ボタンオブジェクト608及びアイコンオブジェクト615においてピンチイン操作を行うことを示している。なお、手H1、手H2及び手H3、並びに、矢印AR1、矢印AR2及び矢印AR3は、タッチパネル41の画面には表示されない。
【0052】
図5に示すように、手H1によって、付箋紙オブジェクト601に対して速いピンチイン操作が行われた場合には、コピー処理部52によって、付箋紙オブジェクト601がコピーされる。また、手H2によって、ボタンオブジェクト608に対して速いピンチイン操作が行われた場合には、コピー処理部52によって、ボタンオブジェクト608がコピーされる。更に、手H3によって、アイコンオブジェクト615に対して速いピンチイン操作が行われた場合には、コピー処理部52によって、アイコンオブジェクト615がコピーされる。
【0053】
図6は、
図3のステップS101に示すピンチイン操作の一例(遅いピンチイン操作)を示す画面
図620である。
【0054】
図6に示す画面
図620には、付箋紙オブジェクト621、622、ボタンオブジェクト623〜630、及び、アイコンオブジェクト631〜635が表示されている。付箋紙オブジェクト621、ボタンオブジェクト628及びアイコンオブジェクト635には、それぞれ、ピンチイン操作を示す矢印AR4、矢印AR5及び矢印AR6が記載されている。矢印AR4、矢印AR5及び矢印AR6の一方側端部の黒丸印●は、それぞれ、ピンチイン操作の開始時における指の位置を示し、矢印AR4、矢印AR5及び矢印AR6の他方側端部(矢印の先端部)は、それぞれ、ピンチイン操作の終了時における指の位置を示している。また、破線の矢印は、遅いピンチイン操作を示している。
【0055】
手H4、手H5及び手H6は、それぞれ、付箋紙オブジェクト621、ボタンオブジェクト628及びアイコンオブジェクト635においてピンチイン操作を行うことを示している。なお、手H4、手H5及び手H6、並びに、矢印AR4、矢印AR5及び矢印AR6は、タッチパネル41の画面には表示されない。
【0056】
図6に示すように、手H4によって、付箋紙オブジェクト621に対して遅いピンチイン操作が行われた場合には、コピー処理部52によって、付箋紙オブジェクト601に含まれる文字列TX(ここでは、「メンテナンスの時期 10月30日 10:00 開始」という文字列TX)がコピーされる。また、手H5によって、ボタンオブジェクト628に対して遅いピンチイン操作が行われた場合には、コピー処理部52によって、ボタンオブジェクト628に含まれる文字列TX(ここでは、「ファクス受信 ボックス」という文字列TX)がコピーされる。更に、手H6によって、アイコンオブジェクト635に対して遅いピンチイン操作が行われた場合には、コピー処理部52によって、ボタンオブジェクト628がコピーされる。
【0057】
次に、
図7〜
図9を参照して、ペースト処理について説明する。
図7は、
図3のステップS115に示すピンチアウト操作(速いピンチアウト操作)の一例を示す図である。
図7(a)は、
図5に示す付箋紙オブジェクト601のペースト処理を行うピンチアウト操作の一例を示す図である。
図7(b)は、
図5に示すボタンオブジェクト608のペースト処理を行うピンチアウト操作の一例を示す図である。
【0058】
図7(a)及び
図7(b)の左側には、それぞれ、ピンチアウト操作を示す矢印AR7及び矢印AR8が記載されている。矢印AR7及び矢印AR8の一方側端部の黒丸印●は、それぞれ、ピンチアウト操作の開始時における指の位置を示し、矢印AR7及び矢印AR8の他方側端部(矢印の先端部)は、それぞれ、ピンチアウト操作の終了時における指の位置を示している。また、実線の矢印は、速いピンチアウト操作を示している。
【0059】
図7(a)及び
図7(b)の左側に示す手H7及び手H8は、それぞれ、タッチパネル41上でピンチアウト操作を行うことを示している。なお、手H7及び手H8、並びに、矢印AR7及び矢印AR8は、タッチパネル41の画面には表示されない。
【0060】
図7(a)の右側に示すように、手H7によって、速いピンチアウト操作が行われた場合には、ペースト処理部54によって、
図5でコピーされた付箋紙オブジェクト601が、上記ピンチアウト操作が行われた位置にペーストされ、タッチパネル41の画面に付箋紙オブジェクト640が表示される。また、
図7(b)の右側に示すように、手H6によって、速いピンチアウト操作が行われた場合には、ペースト処理部54によって、
図5でコピーされたボタンオブジェクト608が、上記ピンチアウト操作が行われた位置にペーストされ、タッチパネル41の画面にボタンオブジェクト650が表示される。
【0061】
図8は、
図4のステップS119に示すピンチアウト操作の一例を示す図である。
図8(a)は、付箋紙オブジェクトのペースト処理を行うピンチアウト操作の一例を示す図である。
図8(b)は、テキストの付箋紙オブジェクト702内へのペースト処理を行うピンチアウト操作の一例を示す図である。
図8(c)は、テキストのボタンオブジェクト703内へのペースト処理を行うピンチアウト操作の一例を示す図である。なお、
図8に示すピンチアウト操作は、例えば、
図6の手H6によるピンチイン操作によって「プログラム」という文字列TXが、コピーされた後に行われる操作である。
【0062】
図8(a)の左側には、ピンチアウト操作を示す矢印AR9が記載されている。矢印AR9の一方側端部の黒丸印●は、ピンチアウト操作の開始時におけるユーザーの指の位置を示し、矢印AR9の他方側端部(矢印の先端部)は、それぞれ、ピンチアウト操作の終了時における指の位置を示している。また、実線の矢印は、早いピンチアウト操作を示している。
図8(a)の左側に示す手H9は、タッチパネル41上でピンチアウト操作を行うことを示している。なお、手H9、及び、矢印AR9は、タッチパネル41の画面には表示されない。
【0063】
図8(a)の右側に示すように、手H9によって、速いピンチアウト操作が行われた場合には、ペースト処理部54によって、コピーされた「プログラム」という文字列TXを含む付箋紙オブジェクト801が、上記ピンチアウト操作が行われた位置にペーストされる。
【0064】
図8(b)及び
図8(c)の左側には、それぞれ、ピンチアウト操作を示す矢印AR10及び矢印AR11が記載されている。矢印AR10及び矢印AR11の一方側端部の黒丸印●は、それぞれ、ピンチアウト操作の開始時における指の位置を示し、矢印AR10及び矢印AR11の他方側端部(矢印の先端部)は、それぞれ、ピンチアウト操作の終了時における指の位置を示している。また、破線の矢印は、遅いピンチアウト操作を示している。
【0065】
図8(b)及び
図8(c)の左側に示す手H10及び手H11は、それぞれ、タッチパネル41上に表示された付箋紙オブジェクト702に含まれる文字列702aの下側、及び、ボタンオブジェクト703に含まれる文字列703aの下側でピンチアウト操作を行うことを示している。なお、手H10及び手H11、並びに、矢印AR10及び矢印AR11は、タッチパネル41の画面には表示されない。
【0066】
図8(b)の右側に示すように、手H10によって、遅いピンチアウト操作が行われた場合には、ペースト処理部54によって、コピーされている文字列「プログラム」が、付箋紙オブジェクト702内の上記ピンチアウト操作が行われた位置にペーストされる。その結果、付箋紙オブジェクト702と文字列「プログラム」とが合成された付箋オブジェクト802がペーストされ、タッチパネル41の画面に表示される。付箋オブジェクト802には、付箋紙オブジェクト702に含まれる文字列702a「メンテナンスの時期」に対応する文字列802aと、文字列802aの下側に表示される文字列802b「プログラム」とが含まれる。
【0067】
また、
図8(c)の右側に示すように、手H11によって、遅いピンチアウト操作が行われた場合には、ペースト処理部54によって、コピーされている文字列「プログラム」が、ボタンオブジェクト703内の上記ピンチアウト操作が行われた位置にペーストされる。その結果、ボタンオブジェクト703と文字列「プログラム」とが合成されたボタンオブジェクト803がペーストされ、タッチパネル41の画面に表示される。ボタンオブジェクト803には、ボタンオブジェクト703に含まれる文字列703a「ファクス受信 ボックス」に対応する文字列803aと、文字列803aの下側に表示される文字列803b「プログラム」が含まれる。
【0068】
図9は、
図3のステップS115に示すピンチアウト操作の他の一例を示す図である。
図9(a)は、アイコンオブジェクトのペースト処理を行う速いピンチアウト操作の一例を示す図である。
図9(b)は、アイコンオブジェクトのペースト処理を行う遅いピンチアウト操作の一例を示す図である。
図9(a)及び
図9(b)の左側には、それぞれ、ピンチアウト操作を示す矢印AR12及び矢印AR13が記載されている。矢印AR12及び矢印AR13の一方側端部の黒丸印●は、それぞれ、ピンチアウト操作の開始時における指の位置を示し、矢印AR12及び矢印AR13の他方側端部(矢印の先端部)は、それぞれ、ピンチアウト操作の終了時における指の位置を示している。また、
図9(a)の実線の矢印は、速いピンチアウト操作を示し、
図9(b)の破線の矢印は、遅いピンチアウト操作を示している。
【0069】
図9(a)及び
図9(b)の左側に示す手H12及び手H13は、それぞれ、タッチパネル41上でピンチアウト操作を行うことを示している。なお、手H12及び手H13、並びに、矢印AR12及び矢印AR13は、タッチパネル41の画面には表示されない。
【0070】
図9(a)の右側に示すように、手H12によって、速いピンチアウト操作が行われた場合には、ペースト処理部54によって、コピーされているアイコンオブジェクト804が、上記ピンチアウト操作が行われた位置にペーストされ、タッチパネル41の画面に表示される。
【0071】
また、
図9(b)の右側に示すように、手H13によって、遅いピンチアウト操作が行われた場合には、ペースト処理部54によって、コピーされているアイコンオブジェクト805が、上記ピンチアウト操作が行われた位置にペーストされ、タッチパネル41の画面に表示される。
【0072】
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)、(2))。図面は、理解し易くするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合がある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0073】
(1)本実施形態では、電子機器が画像形成装置である場合について説明したが、電子機器がタッチパネルを備えた電子機器であればよい。例えば、電子機器が、スマートフォン、タブレット型コンピューター、CDプレイヤー、DVDプレイヤー、及び、各種家電機器のような電子機器でもよい。
【0074】
(2)本実施形態では、本実施形態では、ペースト処理部54が、ピンチアウト時間TUに基づいてペーストする対象を決定する場合について説明したが、ペースト処理部が、ピンチアウト操作が行われた位置に基づいてペーストする対象を決定する形態でもよい。具体的には、ピンチアウト操作がオブジェクト内で行われた場合には、文字列をペーストし、ピンチアウト操作がオブジェクト外で行われた場合には、オブジェクトをペーストする。この場合には、ユーザーの利便性を更に向上することができる。
【0075】
本実施形態では、オブジェクトBJが、アイコン、ボタン、又は、付箋紙である場合について説明したが、オブジェクトBJが、その他のオブジェクトを含む形態でもよい。例えば、フォルダー、ショートカット、及び、ウィゼット(ガゼット)の少なくとも1つを含む形態でもよい。