特許第6019133号(P6019133)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 常州富林中電工貿有限公司の特許一覧 ▶ 常州富邦電気有限公司の特許一覧

<>
  • 特許6019133-エアポンプ 図000002
  • 特許6019133-エアポンプ 図000003
  • 特許6019133-エアポンプ 図000004
  • 特許6019133-エアポンプ 図000005
  • 特許6019133-エアポンプ 図000006
  • 特許6019133-エアポンプ 図000007
  • 特許6019133-エアポンプ 図000008
  • 特許6019133-エアポンプ 図000009
  • 特許6019133-エアポンプ 図000010
  • 特許6019133-エアポンプ 図000011
  • 特許6019133-エアポンプ 図000012
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6019133
(24)【登録日】2016年10月7日
(45)【発行日】2016年11月2日
(54)【発明の名称】エアポンプ
(51)【国際特許分類】
   F04B 27/04 20060101AFI20161020BHJP
   F04B 35/01 20060101ALI20161020BHJP
   F04B 41/06 20060101ALI20161020BHJP
   F04B 39/12 20060101ALI20161020BHJP
   F04B 39/10 20060101ALI20161020BHJP
【FI】
   F04B27/04 H
   F04B35/01 B
   F04B41/06
   F04B39/12 101A
   F04B27/04 J
   F04B39/12 D
   F04B39/10 A
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2014-550628(P2014-550628)
(86)(22)【出願日】2013年1月14日
(65)【公表番号】特表2015-512007(P2015-512007A)
(43)【公表日】2015年4月23日
(86)【国際出願番号】CN2013000026
(87)【国際公開番号】WO2014086076
(87)【国際公開日】20140612
【審査請求日】2014年4月8日
(31)【優先権主張番号】201210508190.9
(32)【優先日】2012年12月3日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513236965
【氏名又は名称】常州富林中電工貿有限公司
(73)【特許権者】
【識別番号】513071148
【氏名又は名称】常州富邦電気有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】特許業務法人HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】陸新
(72)【発明者】
【氏名】韋仕荒
(72)【発明者】
【氏名】肖前▲ジン▼
(72)【発明者】
【氏名】繆海英
【審査官】 所村 陽一
(56)【参考文献】
【文献】 特開平05−321898(JP,A)
【文献】 特開2014−013007(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04B 27/04
F04B 35/01
F04B 39/10
F04B 39/12
F04B 41/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータ、シェルとパワーコンポーネントを少なくとも含むエアポンプであって、
シェル内の先端に取り付け、なおかつモータ出力軸の軸方向で順次に連結するアンダー馬蹄形ダイヤフラム、ピストンルームのアンダーシェル、ピストンルームのアッパーシェル、アッパー馬蹄形ダイヤフラム、円盤状ジェットノズルとジェットノズル保護ディスクを含み、
前記ジェットノズル保護ディスクはシェルの端面と固定、連結し、
前記モータの出力端はコネクタによって、シェル内の後端に取り付け、
前記アッパー馬蹄形ダイヤフラム、アンダー馬蹄形ダイヤフラムに対応して、それぞれピストンルームのアッパーシェル、ピストンルームのアンダーシェルの吸気穴、
排気穴と合わせて、吸気スイッチコントロールダイヤフラムと排気スイッチコントロールダイヤフラムを設置してあり、
前記シェルの側壁に複数の吸気溝を形成し、
前記ピストンルームのアンダーシェルのアッパー端面とピストンルームのアッパーシェルのアンダー端面センターにそれぞれ中心筒を設置してあり、
前記軸を中心とする円周面にいくつかのピストンシリンダーを配置し、
ピストンルームのアンダーシェルのアンダー端面とピストンルームのアッパーシェルのアッパー端面に、ピストンシリンダーに対応して、ピストンルームの吸気穴とピストンルームの排気穴を設置してあり、
ピストンルームのアンダーシェル上に中空コラムも設置してあり、
ピストンルームのアンダーシェルのアンダー端面に中空コラム排気管穴を設置してあり、
前記ピストンルームのアンダーシェルのピストンルーム排気穴は排気配管の下端ダクトと繋がり、
前記ピストンルームのアッパーシェルのアッパー端面に中心集気筒を設置してあり、アッパー馬蹄形ダイヤフラムと中央集気室に形成し、
前記中空コラムの上端は上へ延伸して、ピストンルームのアッパーシェルと対応する中空コラムの排気配管のベース穴中に挿入し、
中空コラムの上端開口部は内部の貫通穴を通して、中央集気室と繋がり、
前記ピストンルームのアッパーシェルのピストンルームの排気穴は中央集気室と繋がり、
前記パワーコンポーネントには波形カムといくつかのデュアルヘッドピストンを含み、
前記デュアルヘッドピストンは中部にシュートを設置することによって、波形カムの円周壁とアクティブに連結し、
前記波形カムはピストンルームのアンダーシェルの中心筒とピストンルームのアッパーシェルの中心筒からなる中央室に取り付け、
前記波形カムはモータ出力軸と軸方向に連結し、
前記デュアルヘッドピストンはピストンルームのアンダーシェルのピストンシリンダーとピストンルームのアッパーシェルのピストンシリンダーからなるピストンルーム内に取り付け、波形カムの回転に連れてピストンルーム内で軸方向に上下移動を行い、
前記中央集気室は円盤状ジェットノズルを通して外部へ空気を送出することを特徴とすエアポンプ。
【請求項2】
前記円盤状ジェットノズルのアッパー端面上に複数の蛇状曲げノイズリダクション経路を設置してあり、
前記経路の入口はシェルの側壁の吸気溝と繋がり、
前記経路の出口はピストンルームのアッパーシェル、アッパー馬蹄形ダイヤフラム上に対応するピストンルームの吸気穴と繋がることを特徴とする請求項1に記載エアポンプ。
【請求項3】
前記デュアルヘッドピストンの数は5 つであることを特徴とする請求項1に記載エアポンプ。
【請求項4】
前記ピストンルームのアッパーシェル、ピストンルームのアンダーシェルの吸気穴チャンネル吸気穴であることを特徴とする請求項1に記載エアポンプ。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
〔技術分野〕
本発明は1つのエアポンプに関わり、具体的にはデュアルエアインテークと効率的なエアポンプに関わる。
【0002】
〔背景技術〕
工業技術の発展と生活レベルの向上に連れて、各種車両用タイヤ及び空気を入れる用品が多くなって来ているため、各種のエアポンプもそれに応じて現れている。従来の技術に記載している伝統的なエアポンプにはシェル、モータ、偏心輪、サポート、エアバッグ組、シート、一方向吸気弁、キャップと一方向排気弁を含み、モータはシェルの中に取り付け、シェル上に吸気穴を開けてあり、偏心輪はモータの伝動軸上に取り付け、サポートはシェル上に掛け、サポートに貫通的な吸気穴を形成し、エアバッグ組はシートによってサポート上に固定、支え、エアバッグ組の底部は伝動ロッドによって偏心輪に固定し、モータと偏心輪に駆動されて交替に空気を入れ、エアバッグ組の周辺は吸気穴に対応して一方向吸気弁を形成し、シート上はエアバッグ組のエアバッグ位置に対応して、貫通した排気穴を形成し、シートの底面はエアバッグ組の一方向吸気弁とエアバッグに対応して、エア輸送槽を形成し、一方向吸気弁と一方向排気弁はそれぞれ吸気穴と排気穴に被って、キャップはシート上に固定し、キャップがシートに対応する排気穴は排気チャンパを形成し、キャップ上に排気チャンパと繋がる排気配管を形成している。使用時に、エアが直接シェル上の吸気穴からシェル内に入り、サポートの吸気口を経由して上へ行き、エアバッグ組上の一方向吸気弁を突き開け、シートのエア輸送槽を経由してエアバッグ内に入り、モータは伝動ロッドのスイングを駆動して、エアバッグを圧縮か拡張させ、エアをシートの排気穴を経由して上へ行かせ、一方向排気弁を突き開け、キャップの排気チャンパに入り、排気配管を経由して送出して、エアポンプの機能を実現する。但し、このような偏心カムを使用する駆動構造はエアポンプ内のエレメントのアンバランスになり、大きな振動と繋がるので、モータが高い回転数になる際に、この振動が極めて激しくなり、振動に合わせて大きな騒音と電子妨害が発生し、周辺の環境へ騒音公害を与え、エアポンプの使用寿命も下げてしまい、効率も低い。
【0003】
〔発明の内容〕
上記不足を無くすために、本発明は騒音が小さい、デュアルエアインテーク、高効率の新しいエアポンプを提供し、元の偏心カムで駆動する構造と原理を完全に変えた。
【0004】
上記目的を実現するために、本発明の技術方案として、
(i)モータ、シェルとパワーコンポーネントを含むデュアルエアインテークと効率的なエアポンプで、また、シェル内の先端に取り付け、なおかつ軸方向で順次に連結するアンダー馬蹄形ダイヤフラム、ピストンルームのアンダーシェル、ピストンルームのアッパーシェル、アッパー馬蹄形ダイヤフラム、円盤状ジェットノズルとジェットノズル保護ディスクを含み、前記ジェットノズル保護ディスクはシェルの端面と固定、連結し、前記モータの出力端はコネクタによって、シェル内の後端に取り付け、
(ii)前記アッパー馬蹄形ダイヤフラム、アンダー馬蹄形ダイヤフラムに対応して、それぞれピストンルームのアッパーシェル、ピストンルームのアンダーシェルの吸気穴、排気穴と合わせて、吸気スイッチコントロールダイヤフラムと排気スイッチコントロールダイヤフラムを設置してあり、
(iii)前記シェルの側壁に複数の吸気溝を形成し、
(iv)前記ピストンルームのアンダーシェルのアッパー端面とピストンルームのアッパーシェルのアンダー端面センターにそれぞれ中心筒を設置してあり、上記軸線を中心とする円周面にいくつかのピストンシリンダーを配置し、
(v)ピストンルームのアンダーシェルのアンダー端面とピストンルームのアッパーシェルのアッパー端面に、ピストンシリンダーに対応して、ピストンルームの吸気穴とピストンルームの排気穴を設置してあり、ピストンルームのアンダーシェル上に中空コラムも設置してあり、ピストンルームのアンダーシェルのアンダー端面に中空コラム排気管穴を設置してあり、前記ピストンルームのアンダーシェルのピストンルーム排気穴は排気配管の下端ダクトと繋がり、
(vi)前記ピストンルームのアッパーシェルのアッパー端面に中心集気筒を設置してあり、アッパー馬蹄形ダイヤフラムと中央集気室に形成し、前記中空コラムの上端は上へ延伸して、ピストンルームのアッパーシェルと対応する中空コラムの排気配管のベース穴中に挿入し、中空コラムの上端開口部は内部の貫通穴を通して、中央集気室と繋がり、
(vii)前記ピストンルームのアッパーシェルのピストンルームの排気穴は中央集気室と繋がり、
(viii)前記パワーコンポーネントには波形カムといくつかのデュアルヘッドピストンを含み、前記デュアルヘッドピストンは中部にシュートを設置することによって、波形カムの円周壁とアクティブに連結し、前記波形カムはピストンルームのアンダーシェルの中心筒とピストンルームのアッパーシェルの中心筒からなる中央室に取り付け、前記波形カムはモータ出力軸と軸方向に連結し、前記デュアルヘッドピストンはピストンルームのアンダーシェルのピストンシリンダーとピストンルームのアッパーシェルのピストンシリンダーからなるピストンルーム内に取り付け、波形カムの回転に連れてピストンルーム内で軸方向に上下移動を行い、
(ix)前記中央集気室は円盤状ジェットノズルを通して外部へ空気を送出することになっている。
【0005】
本発明の更なる改善として、前記円盤状ジェットノズルのアッパー端面上に複数の蛇状曲げノイズリダクション経路を設置してあり、前記経路の入口はシェルの側壁の吸気溝と繋がり、前記経路の出口はピストンルームのアッパーシェル、アッパー馬蹄形ダイヤフラム上に対応するピストンルームの吸気穴と繋がることにある。蛇状曲げ経路を設置して、気流速度を低くすることによって、気流の騒音を小さくする。
【0006】
本発明の優先実施例として、前記ピストンルームのアンダーシェルのピストンシリンダーとピストンルームのアッパーシェルのピストンシリンダー数はそれぞれ5つであり、均等に分布している。
【0007】
本発明の更なる改善として、前記ピストンルームのアッパーシェル、ピストンルームのアンダーシェルの吸気穴は指型のチャンネル吸気穴で、より一歩騒音を小さくすることにある。
【0008】
本発明の作動原理としては、ピストンの垂直シリンダーによって往復運動を行い、まず常圧空気をポンプの底から側壁上の吸気溝に入れて気流を形成し、ポンプ内に入ってから2つの気流に分け、1つはエアポンプが対応するピストンルームのアンダーシェルの吸気穴から、それに対応するピストンシリンダーに入って、もう1つはエアポンプが対応するピストルームのアッパーシェルの吸気穴から、それに対応するピストンシリンダーに入り、デュアルヘッドピストンによって圧縮、増圧後にシリンダーから排出し、排気穴を経由して、排気配管を通して、中央集気チャンバーに送入後にジェットノズルから噴出する。
【0009】
本発明の技術特徴と著しい効果は次の通りである。
1.エア経路の設計は気流が底部から側壁の吸気溝を通して吸気してからポンプによって排出するため、気流の抵抗を小さくし、騒音の発生を避けた。
2.波形カムといくつかのデュアルヘッドピストンを本ポンプのドライバーとし、元のエアポンプが偏心カムをドライバーとする構造とそれによる不足、例えば、元のモータが軸方向の力を受けるだけでなく、ラジアル力をも受けるため、早期に失効する可能性がある、また、エアポンプの振動が大きく、騒音が高い、などを完全に変えた。エアポンプの安定性を高め、高速運転時の振動、騒音を小さくし、波形カムによって、ピストンルームのアッパーシェル、アンダーシェルの周辺に分布した複数のデュアルヘッドピストンを通して、相応するピストンシリンダー内にモータを沿って軸方向の運動を行い、モータの軸方向に受けた力のバランスを取って、モータの軸方向に受けた力は殆どゼロに等しく、エアポンプの使用寿命を延ばした。
3.吸気気流がポンプ内で2つに分かれて、同時に圧縮されて、排気気流になり、大いにエアポンプの作動効率を高め、騒音を小さくした。
4.エアポンプ内部の分流経路の設計は製造しやすく、経済性が良い。
5.吸気経路の設計は蛇行弯曲の蛇状曲げノイズリダクション経路を通すことによって、気流の速度を下げ、気流の騒音を小さくした。
6.ピストンルームのアッパーシェルとピストンルームのアンダーシェルは複数のピストンシリンダーと形成でき、複数のピストンルームを構成し、真ん中の1つの波形カムを通して、複数のピストンを駆動して循環運動を行い、構造がコンパクトで、効率が高い、典型的な10のピストンシリンダーから5つのピストンルームになることは本発明の特徴の具現化である。
【0010】
〔具体的な実施方式〕
次は添付図面によって、本発明について詳しく説明する、中には本発明の好ましい実施形態を示しているが、この分野の技術者がここで説明した本発明について変更をしても、本発明の効果が実現できるため、下記に説明した内容はこの分野の技術者が周知していると理解でき、本発明に対する制限ではない。
【0011】
本発明の目的、特徴がより分かりやすいために、次は添付図面に合わせて、本発明の具体的な実施方式について更なる詳細な説明を行う。ここで説明したいのは、添付図面が全て簡略化の絵を使用し、比率も正確なものではない、便利、明確に本発明の実施例を補足説明することだけ目的としている。
【0012】
[実施例1]
図1に示すように、本発明はモータ1、コネクタ2、シェル3、パワーコンポーネント、シェル3内の先端に取り付け、なおかつ軸方向で順次に連結するアンダー馬蹄形ダイヤフラム5、ピストンルームのアンダーシェル4、ピストンルームのアッパーシェル6、アッパー馬蹄形ダイヤフラム7、円盤状ジェットノズル10とジェットノズル保護ディスク11を含むデュアルエアインテーク、効率的なエアポンプに関わり、モータ1の先端がコネクタ2を通して、シェル内の後端に取付け、前記ジェットノズル保護ディスク11がシェル3の端面と固定、連結する。
【0013】
図2に示すように、本発明のパワーコンポーネントには波形カム9と5つのデュアルヘッドピストン8を含み、前記モータ1の出力軸が波形カム9と繋がり、デュアルヘッドピストン8の中部にシュート81を設置してあり、連結時に、デュアルヘッドピストンがシュート81が波形カム9の円周壁掛け、波形カム9の回転に合わせて軸方向の波動を行う。
【0014】
図3に示すように、ピストンルームのアッパーシェル6のアッパー端面に中心集気筒67を設置してあり、上記軸線を中心とする円周面に5つのアッパーピストンシリンダー66を配置してある。隣接の2つのピストンシリンダー66の間に中空コラムの排気配管のベース穴61を設置してあり、ピストンシリンダー66の底部毎にアッパーピストンルームの排気穴62とアッパーピストンルームの吸気穴63を設置してある。図4に示すように、それはピストンルームのアッパーシェル6のアッパー端面で、アッパー端面の中心に中心集気筒65を設置してあり、前記中心集気筒65がその裏面にある中心筒67と貫通しなく、前記中心集気筒65がアッパー馬蹄形ダイヤフラム7と合わせて中央集気室を形成する。中心集気筒65の側壁上に内部貫通穴64を設置してあり、前記内部貫通穴64がアッパーピストンルームの排気穴62と貫通してある。
【0015】
図5に示すように、ピストンルームのアンダーシェル4のアッパー端面の中心にアンダー中心筒46を設置してあり、上記軸線を中心とする円周面にアッパーピストンシリンダー66に対応して、5つのアンダーピストンシリンダー44を配置してある。隣接の2つのピストンシリンダー44の間に中空コラムの排気配管のベース穴61に対応して、中空コラム41を設置してあり、前記中空コラム41の先端に切り口を設置してある。アンダーピストンシリンダー44の底部毎にアンダーピストンルームの排気穴62とアンダーピストンルームの吸気穴63を設置してある。図6に示すように、ピストンルームのアンダーシェル4のアンダー端面に中空コラムの排気配管穴45を設置してあり、アンダーピストンルームの排気穴62と貫通してある。
【0016】
図8に示すように、アンダー馬蹄形ダイヤフラム5上に、ピストンルームの排気穴62とアンダーピストンルームの吸気穴に対応して、5セットの排気スイッチコントロールダイヤフラム51、吸気スイッチコントロールダイヤフラム52を設置してあり、前記アッパー馬蹄形ダイヤフラム7にも、図8と同様な5セットの排気スイッチコントロールダイヤフラム51、吸気スイッチコントロールダイヤフラム52を設置してある。
図9に示すように、前記円盤状ジェットノズル10のアッパー端面の中心に中央集気室と貫通しているジェットノズル104を設置してある。ジェットノズル104の周辺に複数の蛇状曲げノイズリダクション経路101を設置してあり、前記ノイズリダクション経路の入口102がシェルの側壁の吸気溝31と貫通してあり、前記ノイズリダクション経路の出口103がピストンルームのアッパーシェル、アッパー馬蹄形ダイヤフラム上に対応するピストンルームの吸気穴63と貫通してある。
【0017】
図7に示すように、ピストンルームのアンダーシェル4とピストンルームのアッパーシェル6を取り付ける時に、ピストンルームのアンダーシェル4上の中空コラム41がピストンルームのアンダーシェル4の中空コラム排気配管ベース穴61の中に挿入し、中空コラム41の先端切り口が内部の貫通穴64を通して、ピストンルームのアッパーシェルの中央集気筒65と貫通する。前記ピストンルームのアンダーシェル4とピストンルームのアッパーシェル6が一体になってから、対応するアンダーピストンシリンダー44とアッパーピストンシリンダー66が合わせてピストンルームを形成し、デュアルヘッドピストン8の取付に使用する。アンダー中心筒46がアッパー中心筒67が合わせて中央室を形成し、波形カム9の取付に使用し、前記波形カム9が中央室内で回転運動を行い、前記デュアルヘッドピストン8がピストンルーム内で波形カムに連れて上下運動を行い、空気を圧縮する。
【0018】
図11に示すように、前記シェル3がコネクタ2と合わせて、シェルの側壁上に5つの吸気溝31を形成し、前記吸気溝31が蛇状曲げノイズリダクション経路を通して、それぞれアッパー馬蹄形ダイヤフラム7、アンダー馬蹄形ダイヤフラム5上の吸気スイッチコントロールダイヤフラム51と貫通する。図10図11に示すように、本発明の具体的な作動プロセスとしては、モータ1の駆動により、波形カム9が回転し、デュアルヘッドピストン8の上下往復運動を駆動して、吸気と排気を行う。吸気時に、常圧空気がポンプの底から側壁上の吸気溝31に入り、吸気気流12を形成し、気流がポンプ内に入ってから2つに分かれ、1つはエアポンプが対応するピストンルームのアンダーシェルの吸気穴から、それに対応するアンダーピストンシリンダー44に入り、もう1つはエアポンプが対応するピストルームのアッパーシェルの吸気穴から、それに対応するアッパーピストンシリンダー66に入る。排気時に、アッパーピストンシリンダー66内のエアがデュアルヘッドピストン8によって圧縮、増圧後に、排気穴を通して、中空コラムの排気配管穴45、中空コラム41、中空コラムの切り口に入り、最後にピストンルームのアッパーシェル上の内部貫通穴64を通して、中央集気チャンバーに送入後にジェットノズルから噴出する。
【0019】
本実施例の中に、前記ピストンルームのアッパーシェル、ピストンルームのアンダーシェルの吸気穴は指型のチャンネル吸気穴で、更一歩騒音を小さくすることができる。
【0020】
本発明の構造設計は巧妙、コンパクトで、作動効率が高く、騒音が小さい、検測によって、本発明に関わるエアポンプの最大騒音が55dbA以下となっている。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の構造分解図である。
図2】本発明の駆動構造斜視図である。
図3】本発明のピストンルームのアッパーシェル斜視図である。
図4図3の逆方向の斜視図である。
図5】本発明のピストンルームのアンダーシェルの斜視図である。
図6図5の逆方向の斜視図である。
図7】本発明のピストンルームのアンダーシェルとピストンルームのアッパーシェルの組立図である。
図8】本発明のアンダー馬蹄形ダイヤフラムの斜視図である。
図9】本発明の円盤状ジェットノズルの斜視図である。
図10】本発明の気流経路の構造のイメージ図である。
図11】本発明の組立図である。
【符号の説明】
【0022】
1 モータ
2 コネクタ
3 シェル
31 吸気溝
4 ピストンルームのアッパーシェル
41 中空コラム
42 アンダーピストンルームの吸気穴
43 アンダーピストンルームの排気穴
44 アンダーピストンシリンダー
45 中空コラムの排気配管穴
46 アンダー中心筒
5 アンダー馬蹄形ダイヤフラム
51 排気スイッチコントロールダイヤフラム
52 吸気スイッチコントロールダイヤフラム
6 ピストンルームのアッパーシェル
61 中空コラムの排気配管ベース穴
62 アッパーピストンルームの排気穴
63 アッパーピストンルームの吸気穴
64 内部貫通穴
65 中心集気筒
66 アッパーピストンシリンダー
67 アッパー中心筒
7 アッパー馬蹄形ダイヤフラム
8 デュアルヘッドピストン
81 シュート
9 波形カム
10 円盤状ジェットノズル
101 蛇状曲げノイズリダクション経路
102 ノイズリダクション経路の入り口
103 ノイズリダクション経路の出口
104 ジェットノズル
11 ジェットノズル保護盤
12 吸気気流
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11