(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明のラベルプリンタ1は、例えばスーパーマーケットなどの店舗において備えられ、生鮮食品や総菜などをパック詰めした商品に貼り付けるためのラベルの印字内容を設定してラベルへの印字を行い、この印字されたラベルを発行するものである。
【0022】
図1は、本実施形態のラベルプリンタ1の装置構成を示している。この図に示すラベルプリンタ1は、本体部200とはかり部300を備える。これら本体部200とはかり部300はケーブル101により通信可能に接続される。
【0023】
本体部200の上部パネルには液晶表示部204が備えられる。この液晶表示部204は、ラベルプリンタ1の動作に応じて、ラベルの印字内容を設定するための値付け画面やラベルの印字内容を確認するための確認画面などの各種画面を表示する。また、この液晶表示部204の前面にはタッチパネル205が配置される。なお、液晶表示部204は液晶ディスプレイによる表示部となるが、例えば有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイなど、液晶ディスプレイ以外のディスプレイデバイスによる表示部が代わりに備えられてもよい。
【0024】
タッチパネル205は、例えば人の指などの操作体が接触した位置を検出して操作信号として出力する。このように液晶表示部204とタッチパネル205が組み合わされることで、店員は、液晶表示部204において表示されたボタンなどの画像に対して触れるなどのタッチ操作を行うことが可能となる。
【0025】
また、本体部200にはキー操作部206が備えられる。キー操作部206は、店員が押下操作を行うことのできる所定のキーが配列される部位である。
図2は、キー操作部206の一例を示している。キー操作部206において本実施形態に関連するキーとして、
図2では、品番キー261、数字キー群262および発行キー263を示している。
【0026】
品番キー261は、ラベルの発行の対象となる商品を品番により指定する際に押下されるキーである。数字キー群262は、図示するように、「0」から「9」までの数字キーが配列された部位である。上記品番の指定に際しては、品番キー261を押下し、次に数字キー群262のうちから指定したい品番を示す数値にしたがった数字キーを順に押下するようにされる。これにより、ラベルプリンタ1において記憶されている商品ファイルから指定された品番に対応する商品データが読み出され、その商品データの内容が例えば値付け画面などの態様により液晶表示部204に表示される。
【0027】
発行キー263は、ラベルを発行させる際に押下されるキーである。この発行キー263が操作されるのに応じて、そのときに値付け画面または確認画面として表示されていた商品データの内容が印字されたラベルが発行される。
【0028】
また、
図1の本体部200においてラベル排出部207aは、上記のように発行されたラベルが排出される部位である。
【0029】
はかり部300は、その上に載せられた物の重量を計測する装置であり、パック詰め上品の重量を計測するために備えられる。店員は、例えば、本体部200側でのタッチパネル205またはキー操作部206に対する操作により100gあたりの単価を指定したうえで、パック詰め商品をはかり部300に載せてその重量を計測する。本体部200は、はかり部300により計測されたパック詰め賞品の重量を入力し、パック詰め商品の値段を算出する。つまり、ラベルプリンタ1は、単位重量あたりの単価さえ指定しておけば、はかり部300によりパック詰め商品の重量を計測することによって自動的にそのパック詰め商品の値段を算出するように動作する。
【0030】
図3は、ラベルプリンタ1の構成例を示している。まず、ラベルプリンタ1における本体部200はCPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、液晶表示部204、タッチパネル205、キー操作部206、ラベル発行部207および通信部208を備える。
【0031】
CPU201は、ROM202およびRAM203とともにコンピュータを形成する。CPU201は、ROM202に記憶されているプログラムを実行することによりラベルプリンタ1としての各種動作を実現する。
【0032】
ROM202は、上記のようにCPU201が実行するプログラムのほか、CPU201が利用する各種のデータを記憶する。RAM203は、CPU201の作業領域として利用される。なお、RAM203において本実施形態のラベル発行機能に関連して記憶される情報例については後述する。
【0033】
液晶表示部204は、
図1に例示したように本体部200に備えられ、CPU111の制御に応じて所定の操作画像を表示する。タッチパネル205は、
図1にて説明したように液晶表示部204の前面に対して備えられ、タッチ操作が行われるのに応じて、そのタッチされた位置情報を出力する。CPU201は、この位置情報を操作情報として処理する。これにより、液晶表示部204に表示された画像に対するタッチ操作に応答した動作が実現される。
【0034】
キー操作部206は、
図1に例示したように本体部200において配列される所定のキーから成る。キー操作部206におけるキーに対して操作が行われるのに応じて、キー操作部206からCPU201に対して操作信号が出力される。CPU201は、キー操作部206から入力された操作信号に応答して所定の処理を実行する。これにより、キー操作部206におけるキー操作に応答した動作が実現される。
【0035】
通信部208は、所定の通信方式に対応するコネクタと通信機能を備える部位である。前述のように、この通信部208に対してはかり部300が接続されることで、本体部200のCPU201とはかり部300が通信可能となる。なお、
図1の例では、当該通信部208とはかり部300をケーブル101により接続しているが、例えば無線通信により接続されるようにしてもよい。
【0036】
はかり部300は、荷重を電気信号に変換するロードセル301を備えることにより、その上部に載せ置かれた物の重量を計測する。そして、はかり部300は、計測した重量を示す情報を通信部208経由でCPU201に出力する。CPU201は、このように入力した重量の情報を利用して、商品の前述のように値段を算出して商品データに反映させることができる。なお、はかり部300は、ロードセル301以外により重量を計測する構成を採ってもよい。
【0037】
図4は、RAM203に記憶される情報のうち、本実施形態のラベル発行機能に関連する情報の一例を模式的に示している。この図に示されるRAM203は、ラベル発行機能に関連する情報として、商品ファイル231、印字フォーマットファイル232、確認画面要否設定ファイル233、最終発行ラベル印字データ234および現印字データ235を記憶している。
【0038】
商品ファイル231は、ラベル発行対象の商品ごとに印字データを形成する所定項目を対応付けた情報である。なお、商品ファイル231の構造例については後述する。
【0039】
印字フォーマットファイル232は、それぞれの設定内容が異なる印字フォーマットごとにフォーマット番号を対応付けて格納した情報である。印字フォーマットにおいては、それぞれ、所定の複数の項目のうちからラベルに印字すべきものとして選択された項目(印字項目)が示される。一例として、印字フォーマットにおいて設定可能な印字項目は、品名、単価、重量、値段、製造日、賞味期限、産地、広告文およびコメントであるとする。印字フォーマットの各々においては、上記の設定可能な印字項目のうちから、例えば商品の種類などに応じて選択された印字項目がラベルに印字すべきものとして設定されている。そのうえで、印字フォーマットにおいては、設定された印字項目ごとについての印字位置(座標)、印字方向(縦、横)、フォント(フォント種別、色、サイズなど)などの情報が示される。
【0040】
確認画面要否設定ファイル233は、所定の印字項目ごとに対応する確認画面の表示についての要否設定が示される情報である。なお、確認画面要否設定ファイル233の構造例については後述する。
【0041】
最終発行ラベル印字データ234は、最後に発行したラベルに印字を行った際に使用した印字データである。現印字データは、現在においてラベルへの印字対象として商品ファイル231から読み出している印字データである。なお、この現印字データは、店員によるタッチパネル205またはキー操作部206に対する操作などに応じて変更することが可能であり、この変更後の内容が反映されているものとする。
【0042】
図5は、上記のようにRAM203に記憶される商品ファイル231の構造例を示している。この図に示す商品ファイル231は、商品番号領域231aに対して、品名領域231b、単価領域231c、製造日領域231d、賞味期限日領域231e、広告文番号領域231f、産地番号領域231g、コメント番号231hおよびフォーマット番号領域231iを備える。
【0043】
商品番号領域231aは、商品ごとに一意となるように割り当てられた商品番号のうち、対応の商品の商品番号を格納する。品名領域231bは、対応の商品の品名を格納する。単価領域231cは、対応の商品の単価を格納する。ここでの単価とは、対応の商品についての1個あたりの価格または対応の商品についての単位重量(例えば100g)あたりの価格となる。
【0044】
製造日領域231dは、対応の商品の製造年月日を格納する。賞味期限日領域231eは、対応の商品の賞味期限日を格納する。
【0045】
広告文番号領域231fは、ラベルに印字すべきものとして予め用意された広告文ごとに一意となるように割り当てられた広告文番号のうち、対応の商品のラベルに印字すべき広告文の広告文番号を格納する。
【0046】
産地番号領域231gは、ラベルに印字すべきものとして予め用意された産地ごとに一意となるように割り当てられた産地番号のうち、対応の商品のラベルに印字すべき産地の産地番号を格納する。
【0047】
コメント番号231hは、ラベルに印字すべきものとして予め用意されたコメントごとに一意となるように割り当てられたコメント番号のうち、対応の商品のラベルに印字すべきコメントのコメント番号を格納する。
【0048】
フォーマット番号領域231iは、印字フォーマットファイル232が格納する印字フォーマットごとに付されたフォーマット番号のうち、対応の商品に適用されるフォーマットのフォーマット番号を格納する。
【0049】
CPU201は、商品番号領域231aに格納される品番を指定することにより、この指定の品番に対応付けられた品名領域231b、単価領域231c、製造日領域231d、賞味期限日領域231e、広告文番号領域231f、産地番号領域231g、コメント番号231hおよびフォーマット番号領域231iに格納される情報を商品ファイル231から読み出す。このように読み出された情報が、1つの商品に対応する印字データとして扱われる。
【0050】
図6は、同じくRAM203に記憶される確認画面要否設定ファイル233の一例を示している。この図に示すように、確認画面要否設定ファイル233は、項目領域233aごとに要否指定領域233bが対応付けられた構造を有する。項目領域233aは、印字項目が示される。また、要否指定領域233bには、対応の印字項目に変更が生じた場合にラベルの確認画面を表示させることについての要否を示す情報が格納される。
【0051】
図6に示す具体例としては、「品番」の印字項目に対して「必要(確認画面の表示が必要であることを示す)」を指定する情報が対応付けられている。これは、商品の品番を変更する操作によって、これまでとは異なる印字データが商品ファイル231から読み出された場合、ラベル発行の指示に応じて即座にラベルを発行せず、その印字データの内容が反映されたラベル内容を示す確認画面を表示させる必要があることを意味する。
【0052】
また、
図6における「単価・値段」の印字項目に対しては「必要」が設定されている。これは、「単価・値段」の印字項目を変更する操作が行われた後にラベルの発行指示が行われた場合、その商品データが反映されたラベル内容を示す確認画面を表示させる必要があることを示す。
【0053】
また、
図6における「広告文」の印字項目に対しては「不要」が設定されている。これは、「広告文」の印字項目を変更する操作が行われた後にラベルの発行指示が行われた場合、確認画面を表示させる必要はないことを示す。これに応じたラベルプリンタ1の動作は、ラベルの発行指示に応じて確認画面を表示させることなく、そのときに読み出して処理している商品データの内容を反映したラベルを印字し、これを発行するものとなる。
【0054】
また、
図6における「産地」の印字項目に対しては「必要」が設定されている。これは「広告文」の印字項目を変更する操作が行われた後にラベルの発行指示が行われた場合、その商品データが反映されたラベル内容を示す確認画面を表示させる必要があることを示す。
【0055】
上記
図6に示した要否指定領域233bに格納される印字項目ごとの確認画面表示の要否は、例えば店舗ごとの事情に応じて店員の操作により任意に設定可能とされている。
図7は、この印字項目ごとの確認画面表示の要否設定のための操作画面である、確認画面要否設定画面400を示している。この確認画面要否設定画面400は、タッチパネル205に対する所定操作を行うことに応じて液晶表示部204に表示される。
【0056】
図7に示される確認画面要否設定画面400は、
図6において例示されている印字項目に対応して、品番対応設定欄410、単価・値段対応設定欄420、広告文対応設定欄430および産地対応設定欄440が配置される。
【0057】
上記品番対応設定欄410、単価・値段対応設定欄420、広告文対応設定欄430および産地対応設定欄440の各右端には、それぞれ、ボタン411、421、431、441が配置される。これらボタン411、421、431、441は、それぞれ、タッチ操作が行われるごとに、そのボタン画像内の文字が「必要」と「不要」との間で交互に変化するようになっている。
【0058】
ここで、店員は、品番の変更後におけるラベル発行指示に応じて確認画面を表示させようとしているものとする。この場合、店員は、品番対応設定欄410内のボタン411において「必要」と表示されるようにボタン411に対する操作を行う。また、広告文の変更後におけるラベル発行指示に応じては、確認画面を表示させることなくラベルを発行させたいとする。この場合、店員は、広告文対応設定欄430内のボタン431において「不要」と表示されるようにボタン431に対する操作を行うことになる。
【0059】
図7においては、
図6の設定内容に応じて、品番対応設定欄410、単価・値段対応設定欄420および産地対応設定欄440のボタン411、421および441のそれぞれにおいて「必要」を表示させ、広告文対応設定欄430のボタン431において「不要」が表示させた状態が示されている。
【0060】
そして、上記の状態において、終了ボタン450を操作すると、そのときのボタン411、421、431、441における「必要」と「不要」の表示結果が反映されるように、確認画面要否設定ファイル233の要否指定領域233bにおける設定内容が変更される。また、液晶表示部204は、確認画面要否設定ファイル233を表示させる前の操作画面に戻る。
【0061】
次に、
図8を参照して、液晶表示部204において表示される値付け画面500について説明する。値付け画面500は、商品の値付けを含め、ラベルの印字内容を作成、編集するための画面である。例えば店員が、先に述べたように、
図2の品番キー261とこれに続けて品番指定のための数字キーの操作を行ったとする。これに応じて、CPU201は、商品ファイル231から指定の品番に対応する印字データを読み出し、この読み出した印字データの内容を反映された値付け画面500を液晶表示部204に表示させる。
【0062】
ここで、
図8の値付け画面500における主要部分として、産地領域501、品名領域502、品番領域503、単価領域504、重量領域505、値段領域506、産地番号領域507、賞味期限日領域508および製造日領域509について説明しておく。
【0063】
産地領域501は、この値付け画面500の内容が反映されたラベルが貼られるべき商品(ラベル対象商品)の産地を示す文字が表示される領域である。つまり、産地領域501には、商品ファイル231から読み出した印字データにおける産地番号に対応付けられている産地を示す文字が表示される。
【0064】
品名領域502は、ラベル対象商品の商品名を示す文字が表示される領域である。つまり、上記印字データにおける商品番号に対応付けられた商品名が表示される。なお、図示による説明は省略するが、例えばRAM203には、産地番号ごとに産地を示す文字情報を対応付けた産地番号テーブルが記憶されている。上記産地領域501における産地を示す文字は、この産地番号テーブルから取得される。また、RAM203には、商品番号ごとに品名を示す文字情報を対応付けた商品番号テーブルが記憶されている。品名領域502における商品名を示す文字は、この商品番号テーブルから取得される。
【0065】
品番領域503は、ラベル対象商品の品番を示す数値が表示される領域である。この品番領域503において示される品番は、当該値付け画面500の表示のために店員が品番指定操作により指定した品番と一致する。
【0066】
単価領域504は、ラベル対象商品の単価を示す数値が表示される領域である。また、例えば単価領域504に対するタッチ操作を行うことにより、単価を変更するための単価入力画面に移行し、店員は、この単価入力画面に対する所定操作によって単価を変更することができる。
【0067】
重量領域505は、ラベル対象商品の重量をはかり部300により測定したのに応じて場合に、その計測された重量を示す数値が表示される領域である。値段領域506は、上記ラベル対象商品の値段を示す数値が表示される領域である。
【0068】
重量測定のためにはかり部300にラベル対象商品を載せるのに応じて、重量領域505は、0gを示す状態から、測定したラベル対象商品の重量を示す数値が表示される状態に変化する。そして、重量の測定値が安定するのに応じて、この安定した状態での測定値が重量領域505において確定された状態で表示される。また、これとともに、値段領域506は、0円を表示している状態から、単価領域504において示される単価と重量領域505に表示された重量の値に基づいて算出された値段を示す数値が表示される状態に変化する。
【0069】
産地番号領域507は、商品ファイル231から読み出した印字データにおける産地番号を示す領域であり、前述の産地領域501において示される産地に対応する。また、例えば産地番号領域507に対してタッチ操作を行うと、このとき産地番号領域507において表示されていた産地番号に対応する産地を示す文字を編集(変更)するための産地編集画面(図示は省略する)に移行する。店員は、必要に応じて、産地編集画面に対する操作により、例えば「北海道産」を「秋田産」に変更するなどのように産地の文字を編集することができる。
【0070】
賞味期限日領域508は、ラベル対象商品の賞味期限日が表示される領域である。また、例えば上記賞味期限日領域508に対するタッチ操作を行うことにより、賞味期限日を変更するための賞味期限日入力画面に移行し、店員は、この賞味期限日入力画面に対する所定操作によって賞味期限日を変更することができる。
【0071】
製造日領域509は、ラベル対象商品の製造日が表示される領域である。また、例えば上記製造日領域509に対するタッチ操作を行うことにより、製造日を変更するための製造日入力画面に移行し、店員は、この製造日入力画面に対する所定操作によって製造日を変更することができる。
【0072】
なお、上記のように値付け画面500に対する操作により、単価、産地、賞味期限日および製造日などの項目の内容が変更されるのに応じて、この値付け画面500に対応する印字データ(現印字データ)の内容も変更される。このように、値付け画面500は、印字データを作成、編集するための操作画面として機能する。
【0073】
また、或る新しい商品に応じて印字データを新規に作成したいとき、店員は印字データ新規作成のための所定操作を行う。この操作に応じて、新たな値付け画面500が表示される。このとき表示される値付け画面500には、新たに割り当てられた品番の数値が品番領域503に表示されているが、例えば産地領域501、品名領域502および値段領域506などをはじめとする品番以外の項目に対応する領域は未入力の状態となっている。そして、店員は、値付け画面500において入力したい項目に対応する領域にタッチ操作を行ってその項目に対応する入力画面を表示させ、数値または文字などを入力していく。このような作業によって印字データを作成することができる。また、このように作成された印字データは、商品ファイル231に追加登録されるようにRAM203に記憶されることになる。
【0074】
また、本実施形態におけるラベルプリンタ1は、以下の操作が行われたときに、現印字データの内容を店員に確認させるための確認画面を表示させる。つまり、ラベルプリンタ1は、確認画面要否設定ファイル233において要否指定領域233bに「必要」が設定された項目の内容について変更が行われた後に発行キー263に対する操作が行われるのに応じて、上記確認画面を表示させる。
【0075】
図9は、確認画面600の一例を示している。この図に示す確認画面600においては、ラベル画像610が表示される。ラベル画像610は、現印字データの内容に基づいてラベルを印字した場合の結果を示している。具体的に、ラベル画像610においては、産地印字領域611、品名印字領域612、製造日印字領域613、賞味期限日印字領域614、単価印字領域615、重量印字領域616、値段印字領域617およびバーコード印字領域618が配置される。
【0076】
産地印字領域611は、現印字データにおける産地の項目が文字により印字される領域である。つまり、この産地印字領域611には、値付け画面500における産地領域501に表示されたのと同じ文字が印字される。
【0077】
また、品名印字領域612は、現印字データにおける品面の項目が文字により印字される領域である。つまり、この品名印字領域612には、値付け画面500における品名領域502に表示されたのと同じ文字が印字される。
【0078】
製造日印字領域613は、現印字データにおける製造日の項目が印字される領域である。つまり、この製造日印字領域613には、値付け画面500における製造日領域509に表示されたのと同じ文字が印字される。
【0079】
また、賞味期限日印字領域614は、現印字データにおける賞味期限日の項目が印字される領域である。つまり、この賞味期限日印字領域614には、値付け画面500における賞味期限日領域508に表示されたのと同じ文字が印字される。
【0080】
単価印字領域615は、現印字データにおける単価の項目が印字される領域である。つまり、この単価印字領域615には、値付け画面500における単価領域504に表示されたのと同じ文字が印字される。
【0081】
重量印字領域616は、現印字データにおける重量の項目が印字される領域である。つまり、この重量印字領域616には、値付け画面500における重量領域505に表示されたのと同じ文字が印字される。
【0082】
値段印字領域617は、現印字データにおける値段の項目が印字される領域である。つまり、この値段印字領域617には、値付け画面500における値段領域506に表示されたのと同じ文字が印字される。
【0083】
バーコード印字領域618は、上記産地印字領域611、品名印字領域612、製造日印字領域613、賞味期限日印字領域614、単価印字領域615、重量印字領域616および値段印字領域617に印字された内容等がバーコード化されて印字される領域である。
【0084】
また、確認画面600においては確認ボタン620が配置される。店員は、確認画面600におけるラベル画像610を見て確認した後、上記確認ボタン620に対するタッチ操作を行う。この操作に応じて確認画面600は消去され、例えば確認画面600を表示する前の状態の画面に戻る。
【0085】
図10のフローチャートは、ラベルプリンタ1が実行する処理手順例を示している。なお、この図に示す処理は、CPU201がプログラムを実行することにより実現されるものとしてみることができる。
【0086】
まず、CPU201は、キー操作部206における品番キー261と数字キーの操作による品番指定操作に応じて、指定された品番の商品データを商品ファイル231から読み出す。そして、この読み出した商品データの内容が反映された値付け画面500を液晶表示部204に表示させる(ステップS101)。なお、このように読み出された商品データが前述のように現印字データとして扱われる。
【0087】
上記のように品番指定操作が行われたということは、品番の変更が行われたことに相当する。そこで、CPU201は、確認画面要否設定ファイル233を参照して、「品番」の項目に対応する要否指定領域233bに「必要」を示すデータが格納されているか否かについて判定する(ステップS102)。
【0088】
「品番」の項目に対応する要否指定領域233bに「必要」を示すデータが格納されていると判定した場合(ステップS102−YES)、CPU201は、発行キー263に対するキー操作が行われたことを検出するのに応じて(ステップS103)、確認画面600を液晶表示部204に表示させるための制御を実行する(ステップS104)。つまり、発行キー263のキー操作に応じてただちにラベルを発行するのではなく、確認画面600を表示させることにより、変更した品番が店員の意図したとおりのもので間違いないかどうかの確認を店員に促す。
【0089】
上記のように表示された確認画面600に表示されたラベル画像610を確認した後、店員は、その確認画面600における確認ボタン620に対するタッチ操作を行う。また、この後、店員はラベルを発行させるために発行キー263を操作することになる。これに応じて、CPU201は、上記確認ボタン620に対する操作が行われたことを検出する(ステップS105)。次に、CPU201は、発行キー263に対する操作が行われたことを検出すると(ステップS106)、これに応じて、ラベルを発行させる(ステップS107)。つまり、CPU201は、ラベル発行部207に現印字データの内容が反映されたラベルを印字させ、この印字されたラベルをラベル排出部207aから排出させる。
【0090】
上記のようにラベルを発行した後、CPU201は、さらに発行キー263が操作されたか否かについて判定する(ステップS108)。ここで、発行キー263が操作されない場合には(ステップS108−NO)、さらに、品番指定操作が行われたか否かについて判定する(ステップS109)。また、品番指定操作が行われない場合には(ステップS109−NO)、さらに発行キー263に対する操作と品番指定操作以外の操作が行われたか否かについて判定する(ステップS110)。
【0091】
発行キー263に対する操作と品番指定操作以外の操作が行われなければ(ステップS110−NO)、CPU201は、ステップS108に戻る。これに対して、発行キー263に対する操作および品番指定操作以外の操作が行われたことを判定した場合には(ステップS110−YES)、この操作に対応した処理に移行するために、この図に示す処理を終了する。
【0092】
また、発行キー263に対する操作が行われたことを判定した場合と(ステップS108−YES)、「品番」に対応する要否指定領域233bに「不要」を示すデータが格納されている場合(ステップS102−NO)、CPU201は、以下の処理を実行する。つまり、CPU201は、確認画面要否設定ファイル233における「品番」以外の項目に基づく確認画面表示の要否判定を行う(ステップS111)。つまり、確認画面要否設定ファイル233において、「品番」以外の項目のうちで要否指定領域233bに「必要」を示すデータが設定された項目が有るか否かについて判定する。そして、「必要」を示すデータが設定された「品番」以外の項目が有る場合には、これらの項目の内容が、最後にラベルを発行したときの印字データに対して現印字データにおいて変更されているか否かについて判定する。ここで、変更されていると判定されれば、確認画像の表示が必要であると判定することになる。これに対して、変更されていないと判定されれば、確認画像の表示は不要であると判定することになる。なお、このステップS111の具体的な処理手順例については後述する。
【0093】
そして、CPU201は、上記ステップS110の確認画面600の表示についての要否判定の結果が「必要」と「不要」のいずれであるのかを判定する(ステップS112)。ここで、「必要」であると判定した場合(ステップS112−YES)、CPU201は、確認画面600を表示させる(ステップS104)。これに対して、「不要」であると判定した場合(ステップS112−NO)、CPU201は現印字データの内容が反映されたラベルを発行させる(ステップS107)。
【0094】
また、品番指定操作が行われたことを判定した場合、CPU201は、ステップS102に戻る。
【0095】
図11は、ステップS111による確認面表示要否判定として、
図6および
図7に例示した項目が設定されていることを想定した場合の具体的な処理手順例を示している。この場合、「品番」以外の項目は、「単価・値段」、「広告文」および「産地」となる。
【0096】
CPU201は、確認画面要否設定ファイル233を参照して、「単価・値段」の項目に対応する要否指定領域233bに「必要」を示すデータが格納されているか否かについて判定する(ステップS201)。
【0097】
「単価・値段」の項目に対応する要否指定領域233bに「必要」を示すデータが格納されていると判定した場合(ステップS201−YES)、CPU201は、RAM203に記憶されている最終発行ラベル印字データ234の「単価」と「値段」の項目内容と、現印字データの「単価」と「値段」の項目内容をそれぞれ比較する(ステップS202)。
【0098】
次に、CPU201は、上記ステップS202による比較結果に基づいて、現印字データの「単価」と「値段」の項目内容の少なくともいずれか一方について、最終発行ラベル印字データ234に対する変更が有るか否かについて判定する(ステップS207)。
【0099】
また、「単価・値段」の項目に対応する要否指定領域233bに「不要」を示すデータが格納されていると判定した場合(ステップS201−NO)、CPU201は、以下の処理を実行する。つまり、確認画面要否設定ファイル233を参照して、「広告文」の項目に対応する要否指定領域233bに「必要」を示すデータが格納されているか否かについて判定する(ステップS203)。
【0100】
ここで「広告文」の項目に対応する要否指定領域233bに「必要」を示すデータが格納されていると判定した場合(ステップS203−YES)、CPU201は、最終発行ラベル印字データ234の「広告文」の項目内容と、現印字データの「広告文」の項目内容をそれぞれ比較する(ステップS204)。
【0101】
上記ステップS204による比較結果に基づく場合、CPU201は、現印字データの「広告文」の項目内容について、最終発行ラベル印字データ234に対する変更が有るか否かについて判定する(ステップS207)。
【0102】
また、「広告文」の項目に対応する要否指定領域233bに「不要」を示すデータが格納されていると判定した場合(ステップS203−NO)、CPU201は、以下の処理を実行する。つまり、確認画面要否設定ファイル233を参照して、「産地」の項目に対応する要否指定領域233bに「必要」を示すデータが格納されているか否かについて判定する(ステップS205)。
【0103】
ここで「産地」の項目に対応する要否指定領域233bに「必要」を示すデータが格納されていると判定した場合(ステップS205−YES)、CPU201は、最終発行ラベル印字データ234の「産地」の項目内容と、現印字データの「産地」の項目内容をそれぞれ比較する(ステップS206)。
【0104】
上記のステップS206による比較結果に基づく場合、CPU201は、現印字データの「産地」の項目内容について、最終発行ラベル印字データ234に対する変更が有るか否かについて判定する(ステップS207)。
【0105】
そして、変更有りと判定した場合(ステップS207−YES)、CPU201は、確認画面の表示が必要であると判定する(ステップS208)。これに対して、変更無しと判定した場合(ステップS207−NO)、CPU201は、確認画面の表示は不要であると判定する(ステップS209)。
【0106】
また、「産地」の項目に対応する要否指定領域233bに「不要」を示すデータが格納されていると判定した場合は(ステップS205−NO)、確認画面要否設定ファイル233において要否指定領域233bに「必要」が格納された項目は無いということになる。この場合にも、CPU201は、確認画面の表示は不要であると判定する(ステップS209)。
【0107】
このように、本実施形態のラベルプリンタ1は、現印字データにおける所定項目について変更が行われた場合には、ラベルを発行させるための指示(例えば発行キー263に対する操作)に応じて確認画面600を表示させることとしている。これにより、店員が現印字データの内容を変更する操作を行ったうえでラベルを発行しようとする際には、ラベルの発行に先立って強制的に確認画面600が表示されることになる。これにより、店員は、自己が行った現印字データの変更内容を確実に確認できることになり、誤った内容のラベルの発行を有効に防止することができる。
【0108】
なお、本実施形態におけるラベルプリンタ1は、はかり部300により計測される商品の重量が安定して印字データにおける重量の項目として確定され、これに応じて印字データにおける値段も確定するのに応じて、自動的にラベルを発行するように動作することができる。この場合には、発行キー263に対する操作に代えて、はかり部300により計測される商品の重量が安定して、この測定された重量が現印字データに反映されることを以てラベルを発行させるための指示が発生したものとすればよい。
【0109】
また、上記実施形態において確認画面600の表示の要否判定対象となる項目を、「品番」、「単価・値段」、「広告文」、「産地」としているが、これ以外の項目の組合せとされてもかまわない。
【0110】
また、値付け画面500から印字データを変更設定可能な設定モードに移行し、さらに値付け画面500に戻った状態のもとで発行キー263が操作された場合には、印字データにおける何らかの項目が変更されている可能性が高い。そこで、このような場合には、最終発行ラベル印字データと現印字データの比較を行うことなく、確認画面600を表示させるようにしてもよい。
また、本発明の機能を有するラベルプリンタを包装装置に組み込み、包装値付け装置として利用してもよい。
また、
図9に確認画面の表示例を示したが、これに限らず、これから印字する内容を確認できればよいので、例えば
図8における値付け画面が確認画面を兼用するようにしてもよい。つまり、
図8の値付け画面で印字データを全て表示するようにし、その印字データを表示する項目を点滅させて目立つように表示することで、これから印字する内容を確認できるようにしてもよい。例えば、
図8の例では、産地領域501、品名領域502が印字データに含まれていれば、当該領域を点滅させる、あるいは、他の項目より目立つ表示にすることで、これから印字される内容として確認することを促すようにしてもよい。また、前回印字した印字データと異なる印字項目がある場合には、当該項目を、他の印字領域とは区別して表示するようにしてもよい。例えば、品名領域502、産地領域501が点滅するが、例えば、産地領域501に表示されるデータが変更されたと判断された場合には、産地領域501は品名領域502よりも早い速度で点滅を繰り返すことで、その箇所に注意を喚起することができる。
【0111】
また、
図3におけるCPU201が、これまでに説明した確認画面の表示などに対応する機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行させるようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0112】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。