特許第6019489号(P6019489)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6019489
(24)【登録日】2016年10月14日
(45)【発行日】2016年11月2日
(54)【発明の名称】X線撮影装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 6/14 20060101AFI20161020BHJP
   A61B 6/00 20060101ALI20161020BHJP
【FI】
   A61B6/14 310
   A61B6/14 301
   A61B6/00 300D
   A61B6/00 300X
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2015-500348(P2015-500348)
(86)(22)【出願日】2012年7月13日
(65)【公表番号】特表2015-516825(P2015-516825A)
(43)【公表日】2015年6月18日
(86)【国際出願番号】KR2012005568
(87)【国際公開番号】WO2013137523
(87)【国際公開日】20130919
【審査請求日】2014年9月19日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0025072
(32)【優先日】2012年3月12日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514232513
【氏名又は名称】ジェノレイ カンパニー、リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100071054
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 高久
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ジンファン
【審査官】 亀澤 智博
(56)【参考文献】
【文献】 特開平09−215682(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/001025(WO,A1)
【文献】 特開2010−046486(JP,A)
【文献】 特開2008−161470(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0190678(US,A1)
【文献】 特開2004−208754(JP,A)
【文献】 米国特許第04974243(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 6/00 − 6/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
X線を発生させるX線発生器と、前記X線発生器から出たX線を検出するX線検出器と、X線の一部のみを通過させて残りは遮断するコリメータと、を含んで構成されるX線撮影装置であって、
前記X線発生器及びX線検出器を支持すると共に前記X線発生器及びX線検出器の高さを可変させる支持手段をさらに備え、
前記X線発生器とX線検出器は、ウェイトバランスのために前記X線発生器及びX線検出器を支持する支持手段を中心に、左右両側に対向するように配置され、かつ、X線発生器とX線検出器及び支持手段が一直線上に位置するように配置され、
前記支持手段は、昇降可能に設けられるリフトと、X線発生器から発生されたX線が干渉なしに通過することができるX線通路を具備し、前記X線通路がリフトに形成されることを特徴とするX線撮影装置。
【請求項2】
前記支持手段は、リフトベースと、前記リフトベースの上面に固定されるリフトガイドと、前記リフトガイドに支持されて前記リフトガイドの長手方向に沿って昇降可能に設置されリフトと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
【請求項3】
前記X線が通過するX線通路は、リフト面上に形成される通孔であることを特徴とする請求項に記載のX線撮影装置。
【請求項4】
前記X線通路は、リフトの折曲構造により形成される逃避溝であることを特徴とする請求項に記載のX線撮影装置。
【請求項5】
前記リフトは、先端部から左右両側に支持アームが一体で形成され、前記左右両側の支持アームのうち、一側支持アームの先端部には、X線発生器が回動可能に設置され、他側支持アームの先端部には、セファロ獲得部が設置されることを特徴とする請求項に記載のX線撮影装置。
【請求項6】
前記X線発生器は、一側支持アームの先端に回転可能に設置されたマウントアームの回転中心から遠く偏心された一端に装着され、前記マウントアームの回転中心から近い他端には、パノラマセンサーを装着することができるパノラマ獲得部が装着されることを特徴とする請求項5に記載のX線撮影装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線撮影装置に関し、より詳しくは、頭部及び/または歯牙にX線を照射してこれを検出して頭部映像及び歯牙映像を獲得するX線撮影装置の機械的安定性(mechanical stability)を確保する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、X線(X−ray:以下、Xと略称する)を利用した撮影技術は、医療分野で人体内部の映像を獲得するために用いられる重要な技術の一つとして、前記X線を利用した映像撮影装置がX線撮影装置である。
【0003】
このようなX線撮影装置は、人体の内部臓器を撮影するか、歯牙の構造を撮影するか、頭部の映像を撮影するなど人体の多様な部分を撮影するために多様な装置の形態で適用されている。
【0004】
特に、歯科で使われるX線撮影装置は、歯牙の映像と頭部の映像を撮影して歯列の矯正や歯牙の治療など歯科的手術に必要な映像を獲得するために使用される。
【0005】
図1には、このような従来のX線撮影装置によりパノラマ方式で撮影された歯牙映像が示されており、図2には、頭部映像が示されている。
【0006】
一方、図3図6を参照して、本発明の出願人が既出願して特許された大韓民国登録特許10−0904187号公報に開示された従来技術によるX線撮影装置の構成に対して説明すれば、従来技術によるX線撮影装置は、X線を発生させるX線発生器10と、前記X線を検出するX線検出器20と、X線の一部のみを通過させて残りは遮断するコリメータ(collimator)80と、を具備する。
【0007】
また、前記X線発生器10は、回転駆動ユニット30の回転駆動によって曲線経路に沿って旋回移動できるように構成されて前記X線を照射する。そのために前記X線発生器10は、前記X線の発生のためのX線光源(図示せず)を具備する。
【0008】
前記X線検出器20は、支持本体60に具備された頭部映像の獲得のためのセファロ獲得部に装着された状態として、歯牙のパノラマ映像の獲得のためには、前記X線検出器がパノラマ獲得部に装着される。
【0009】
前記支持本体60には、前記X線検出器20と並んで移動するコリメータ80が具備されている。前記コリメータ80には、前記X線発生器10から照射されるX線の一部のみが前記X線検出器に到逹するようにスリット(slit)が形成されているので、前記コリメータ80は、前記X線発生器10から照射されるX線の一部のみを通過させて残りは遮断することにより、X線による人体の損傷を最小化する。ここで、前記スリットは前記コリメータ80の中間に縦方向に長く形成される。
【0010】
一方、前記X線撮影装置は、前記X線発生器10及び前記X線検出器20などを装着するための基本骨格構造として、ベース41と、前記ベース41に垂直設置されたリフト42と、前記リフト42の上部に設置された駆動部ハウジング43と、を具備する。
【0011】
前記駆動部ハウジング43には、前記回転駆動ユニット30のためのアクチュエータ、例えば、モータ31が内蔵されて回転力を発生させて、前記本体ユニットには、回転本体50が連結される。より詳細に説明すれば、前記回転本体50は、前記駆動部ハウジング43の下側に結合される。
【0012】
前記回転本体50は、前記回転駆動ユニット、すなわち、前記モータ31により回転する回転軸51に連結され、前記回転本体50には、前記X線発生器10が設置されて前記回転本体50と一体で動きながらX線を照射する。
【0013】
また、前記X線撮影装置は、前記X線検出器で検出された信号によって被写体の映像を出力する映像出力部(図示せず)を具備する。
【0014】
また、好ましくは、前記支持本体60には、前記頭部のラインスキャンのために人の顔を整列するための整列部が具備される。前記整列部には、頭部の両耳を固定させる一対の耳固定器68が具備される。
【0015】
このようなX線撮影装置は、映像の歪曲を最小化するため、頭部映像の獲得のためのX線検出器20がX線の光源から1800mm離れて映像を獲得しなければならない。
【0016】
しかし、このような従来のX線撮影装置には、次のような問題点があった。
【0017】
従来のX線撮影装置は、リフトを軸として一側に延長された支持アームの先端にセファロ獲得部が具備され、前方ではパノラマ獲得部が装着されている。すなわち、従来のX線撮影装置は、上から見たとき、図4または図6の平面図のような形態を示し、ベースを中心でセファロ獲得部とパノラマ獲得部が全て一側に傾いているので、ウェイトバランス側面で非常に不利であり、不安定な構造で設計されている。
【0018】
これは、X線光源からセファロ獲得部のX線検出器までの距離を1800mmで維持しながら装置をコンパクト化する過程で、X線光源の経路上に干渉部分がないようにするために行われたことであったが、上述したようにウェイトバランス側面で不安定であるという短所がある。
【0019】
勿論、パノラマ獲得部とセファロ獲得部を分離して二つの専用リフトを使用する構造も考慮できるが、その場合、パノラマ獲得部とセファロ獲得部を分離しながらその各々に別個でリフトを置かなければならないので、製品の原価上昇の要因になり、人の背丈に応じて光源とセファロ部の高さを同時に制御するためにはシステムが複雑になるなど多い問題点がある。
【0020】
したがって、前記従来のX線撮影装置が有するウェイトバランス側面での不安全性を解消して機械的安定性が向上されると共に、装置のコンパクト化が可能であり、運用システムが単純なX線撮影装置に対する開発が切実な実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
したがって、前記のような従来の諸問題点を解消するために提案されたものであって、本発明の目的は、頭部及び/または歯牙にX線を照射してX線を検出することにより頭部映像及び歯牙映像を獲得するX線撮影装置の機械的安定性(mechanical stability)を高めて、製品信頼性を向上させたX線撮影装置を提供することにある。
【0022】
本発明の他の目的は、機械的安定性が向上されると共に装置をコンパクト化することにより、空間活用性が高くて運用システムが単純な新しい構造のX線撮影装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0023】
前記目的を達成するために本発明は、X線を発生させるX線発生器と、前記X線発生器から出たX線を検出するX線検出器と、X線の一部のみを通過させて残りは遮断するコリメータと、を含んで構成されるX線撮影装置であって、前記X線発生器及びX線検出器を支持すると共に前記X線発生器及びX線検出器の高さを可変させる支持手段をさらに備え、前記X線発生器とX線検出器は、ウェイトバランスのために前記X線発生器及びX線検出器を支持する支持手段を中心で左右両側に対向するように配置され、前記支持手段には、X線発生器から発生されたX線が干渉なしに通過できるX線通路が具備されることを特徴とするX線撮影装置を提供する。
【0024】
一方、上述の構成において、前記支持手段は、リフトベースと、前記リフトベースの上面に固定されるリフトガイドと、前記リフトガイドに支持されて前記リフトガイドの長手方向に沿って昇降可能に設置されてX線通路が形成されるリフトを含んで構成されることを特徴とする。
【0025】
また、前記X線通路は、リフト面上に貫通構造で形成される通孔であるか、リフトの折曲構造により形成される逃避溝であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0026】
本発明のX線撮影装置による効果は、次のようである。
【0027】
本発明によれば、頭部及び/または歯牙にXを照射してX線を検出することにより頭部映像及び歯牙映像を獲得するX線撮影装置の機械的安定性(mechanical stability)を高めることができる。
【0028】
すなわち、本発明によれば、X線撮影装置のウェイトバランスが改善されるので、機械的安定性が向上され、これによって、製品信頼性が高くなる。
【0029】
また、本発明によれば、ウェイトバランスが改善されて既存に比べて一層小さい偏荷重が考慮されたリフトの設計及び適用が可能なので、X線撮影装置の製品の製造原価を低めることができる。
【0030】
一方、本発明によれば、X線撮影装置の機械的安定性が向上されると共に前記X線撮影装置のコンパクト化が可能なので、空間活用性が高くなり、運用システムが単純になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1図1は、一般的な歯科用X線撮影装置により撮影された歯牙映像を示したイメージである。
図2図2は、一般的な歯科用X線撮影装置により撮影された頭部映像を示したイメージである。
図3図3は、従来のX線撮影装置の一実施例を示した正面図である。
図4図4は、図3のX線撮影装置を示した平面図である。
図5図5は、図3のX線撮影装置の頭部映像撮影部を示した斜視図である。
図6図6は、図3の従来X線撮影装置を利用して頭部を撮影する時のX線発生器とX線検出器の動きを示した図である。
図7図7は、本発明によるX線撮影装置の構成を示した斜視図である。
図8図8は、図7の正面図である。
図9図9の(A)及び(B)は、図7の“A”部の変形構造の例を示した正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明のX線撮影装置を図7図9を参照して詳しく説明する。
【0033】
図7図9を参照すれば、本発明のX線撮影装置は、X線を発生させるX線発生器100と、前記X線発生器100から出たX線を検出して頭部映像を撮影するX線検出器200と、X線の一部のみを通過させて残りは遮断するコリメータ300と、前記X線発生器100及びX線検出器200を支持すると共に前記X線発生器100及びX線検出器200の高さを可変させる支持手段500と、を含んで構成される。
【0034】
ここで、前記X線発生器100とX線検出器200は、ウェイトバランスのために前記X線発生器100及びX線検出器200を支持する支持手段500を中心で左右両側(本実施例の図面ではセファロ獲得部を左側、X線発生器100を右側で定義する)に対向するように配置される。
【0035】
この時、X線発生器100とX線検出器200は、前記支持手段500と共に一直線上に位置するように配置されることが好ましいが、必ずそうであることではない。すなわち、正確に一直線上に配置されなくてもウェイトバランスを合わせることができる範囲以内に配置されると良い。
【0036】
また、前記支持手段500には、X線発生器100から発生されたX線が干渉なしに通過できるX線通路が具備される。
【0037】
一方、前記支持手段500は、リフトベース510と、前記リフトベース510の上面に固定されるリフトガイド520と、前記リフトガイド520に支持されて前記リフトガイド520の長手方向に沿って昇降可能に設置されてX線が通過する通路を形成するリフト530と、を含んで構成される。
【0038】
前記X線通路は、支持手段500を構成するリフト530面上に形成される通孔600a(図7の“A”及び図8参照)であり、これとは異なる構造として、前記X線通路は、リフト530の折曲構造により形成される一種の逃避溝600b(図9参照)であってもよい。
【0039】
一方、本発明の実施例によれば、前記リフト530は、先端部で左右両側に支持アーム531、532が一体で形成され、また一側支持アーム531の先端部には、X線発生器100が回動可能に設置され、他側支持アーム532の先端部には、セファロ獲得部が設置される。
【0040】
そして、前記セファロ獲得部において、X線検出器200の前方側にはコリメータ300が結合される。
【0041】
また、前記X線発生器100は、一側支持アーム531の先端に回転可能に設置されたマウントアーム400の回転中心から遠く偏心された一端に具備され、前記マウントアーム400の回転中心から近い他端には、パノラマセンサー700を装着することができるパノラマ獲得部が具備される。
【0042】
このように構成された本発明のX線撮影装置の作用は次のようである。
【0043】
本発明のX線撮影装置は、既存とは異なり支持手段500を構成するリフト530を中心で左右両側にウェイトバランスが合わせるようにX線発生器100とX線検出器200が左右両側に互いに対向するように配置される。
【0044】
この時、前記X線発生器100とX線検出器200は、前記リフト530と一直線上に配置されながら前記リフト530を中心で左右両側に互いに対向するように配置される。
【0045】
したがって、本発明のX線撮影装置は、ウェイトバランスが既存に比べてめっきり改善され、これによって、既存に比べて非常に小さな値の偏荷重が考慮されたリフト530の設計及び適用が可能なので、X線撮影装置に適用される部品単価を低めることができる。結局、X線撮影装置の製品の製造原価を低めることができる。
【0046】
一方、上述のように、前記X線発生器100とX線検出器200及びリフト530が一直線上に位置するように配置されると、X線発生器100から出たX線がX線検出器200に進行する過程でリフト530と干渉するようになるが、本発明では、リフト530との干渉を避けることができる構造のX線通路を形成することによりこのような問題を解決した。
【0047】
具体的には、図7及び図8に示したように、支持手段500を構成するリフト530面上に形成される通孔600aを形成するか、図9の(A)及び(B)に示したように、リフト530を一種の折曲構造で作って逃避溝600bを形成することにより、X線が通過できる通路を形成する。
【0048】
図9の(A)及び(B)に各々示した逃避溝600bは、その形状は相違であるが基本的に同一な原理で形成されている。
【0049】
一方、本発明のX線撮影装置は、パノラマ獲得部とともに構成されたX線発生器100が支持アーム531の先端に回動可能に設置されている。したがって、X線発生器100がリフト530側に近接位置するように回動させる場合、装置の左右幅が大幅に減るようになる。
【0050】
これは、支持アーム531の先端に回動可能に設置されるマウントアーム400の回転中心がマウントアームの長手方向においてX線発生器100から遠く偏心された位置に位置するからである。
【0051】
すなわち、X線発生器100は、前記支持アーム531の先端に回動可能に設置されたマウントアーム400の回転中心から遠く位置するように設置され、パノラマセンサー700が装着されるパノラマ獲得部は、支持アーム531の先端に回動可能に設置されたマウントアーム400の回転中心に近接して位置する。
【0052】
これによって、本発明のX線撮影装置は、セファロ映像の獲得のための装備の正常運用時には、X線発生器100からX線検出器200までの距離を1800mmで充分に維持するようになり(図8の実線状態に該当)、装備の非運用時には、X線発生器100を支持アーム531の内側領域に位置するようにすることにより、X線撮影装置の左右幅を大幅に減らすことができる(図8の仮想線状態に該当)。
【0053】
これによって、本発明のX線撮影装置は、設置空間の空間活用性を一層高めることができる。
【0054】
以上、添付した図面を参照して本発明の実施形態について説明したが、本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、様々な置換、変形及び変更が可能であるので、上述した実施例及び添付された図面に限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明は、頭部及び/または歯牙にX線を照射してX線を検出することにより頭部映像及び歯牙映像を獲得するX線撮影装置の機械的安定性(mechanical stability)を高めることができると共に、必要に応じて装置をコンパクトサイズで作って歯科病院で設置空間を最大で活用することができるので、幅広い普及を通じて大衆化に寄与するなど産業上の利用可能性が非常に高い。
【符号の説明】
【0056】
100 X線発生器
200 X線検出器
300 コリメータ
400 マウントーアム
500 支持手段
510 リフトベース
520 リフトガイド
530 リフト
531 支持アーム
532 支持アーム
600a 通孔
600b 逃避溝
700 パノラマセンサー
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図1
図2