(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
購入される商品を登録し、店員により操作される登録装置と、買上商品の明細が印字されたレシートと、領収書とを発行し、お客により操作される精算装置とからなるPOSシステムであって、
前記精算装置は、
表示部と、
領収書が必要である旨が宣言されると、店員の呼び出しを報知し、且つ、店員のみが消去可能な表示を前記表示部に表示するとともに、前記消去可能な表示が消去される前の時点又は前記消去可能な表示が消去された後の時点のうちのいずれか一方又は両方の時点において、レシートに印鑑の押印が必要である旨を前記表示部に表示するように制御する制御手段とを有することを特徴とするPOSシステム。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る精算装置を含むPOSシステム1の構成例である。POSシステム1は、
図1に示すように、ストアコントローラ100と、N台(Nは1以上の整数)の登録装置200と、M台(Mは1以上の整数)の精算装置300と、L台(Lは1以上の整数)の携帯端末400と、アテンダント端末500とを有する。
【0015】
ストアコントローラ100は、POSシステム1を制御するコンピュータであって、商品マスタなどの種々の情報を管理する。ストアコントローラ100は、適宜、最新の商品マスタを各登録装置200と各精算装置300に送信する。なお、商品マスタは、各商品の商品識別情報、商品名称、販売価格などの商品情報を格納したファイルであって、適宜、更新される。
【0016】
登録装置200は、店員の操作により、お客が購入する商品(買上商品)の登録処理を行う。店員は、商品の登録後、お客がどの精算装置300で精算をするのかをお客に指示する。例えば、店員は、商品の登録後、精算処理に必要な情報(例えば、買上商品の明細情報)を当該登録装置200からLAN110を介して送信する1つの精算装置300をM台の精算装置300のなかから指定するとともに、指定した精算装置300の番号をお客に伝達する(例えば、口頭で教える)。また例えば、登録装置200は、商品の登録処理後、精算処理に必要な情報を当該登録装置200からLAN110を介して送信する1つの精算装置300をM台の精算装置300のなかから選択するとともに、選択した精算装置300の番号を表示部に表示し、表示部を確認した店員が、精算装置300の番号を口頭でお客に伝達してもよい。なお、登録装置200は、店員による指定後(又は、当該登録装置200による選択後)に直ちに、当該精算装置300に精算処理に必要な情報を送信してもよいし、当該精算装置300において、お客が操作し始めたときに、当該精算装置300からの要求に応じて、精算処理に必要な情報を送信してもよい。
【0017】
精算装置300は、お客の操作により、お客が購入する商品の精算処理を行う。お客は、店員による商品の登録後、店員が指示した精算装置300に移動し、当該精算装置300において自ら精算を行う。つまり、お客が移動した精算装置300(店員が指示した精算装置300)は、登録装置200から送信された当該お客の精算処理に必要な情報を用いて精算処理を行う。
【0018】
また、精算装置300は、精算処理の終了時に、買上商品の明細が印字されたレシートを発行する。また、精算装置300は、お客の指示に応じて領収書(領収証)を発行する。なお、精算装置300によるレシート、領収書の発行についての詳細は後述する。
【0019】
携帯端末400及びアテンダント端末500は、店員が使用する、登録装置200以外の端末装置の一例である。なお、LAN110の接続の形態は、有線であってもよいし、無線であってもよい。
【0020】
続いて、
図2及び
図3を用いて精算装置300について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る精算装置300の機能ブロック図の一例である。
図3は、本発明の一実施形態に係る精算装置300の概略斜視図の一例である。
【0021】
精算装置300は、
図2及び
図3に示すように、精算装置300は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、表示部305と、操作部306と、通信部307と、音声出力部308と、印刷部309と、入出金部310と、サインポール部(発光部)321とを備える。各構成要素は、バスを介して接続されており相互に通信可能である。なお、
図3は、見える部分を図示している。
【0022】
CPU301は、精算装置300の動作を制御する中央処理装置である。例えば、CPU301は、ROM302に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、精算装置300の精算処理を制御する。なお、CPU301によるレシート、領収書の発行に関する処理の詳細は後述する。
【0023】
ROM302は、種々の情報を記憶する読み出し専用メモリである。例えば、ROM302は、上記プログラムを記憶する。RAM303は、種々の情報を記憶する随時読み出し書き込みメモリである。例えば、RAM303は、ストアコントローラ100から取得した商品マスタを記憶する。
【0024】
表示部305は、CPU301の制御に基づいて、種々の情報を表示する。例えば、表示部305は、CPU301の制御に基づいて、精算処理時の画面(例えば、後述の
図4、
図5の画面)を表示する。
【0025】
操作部306は、各種のキー/ボタンを備え、キー/ボタンを介して、種々の入力(指示)を受け付ける。例えば、操作部306は、操作画面上のボタン(例えば、後述の
図4(b)の領収書ありボタン)を介して、領収書が必要である旨を宣言する入力をお客から受け付ける。また、操作部306は、操作画面上のボタン(例えば、後述の
図5(a)の確認ボタン)を介して、捺印を促したメッセージを確認した旨の入力を受け付ける。操作部306を介して入力された情報(キー/ボタンの操作情報)は、CPU301に供給される。なお、本実施形態では、キー/ボタンは、表示部305に表示する操作画面上のソフトキー/ソフトボタンであるが、ハードキー/ハードボタンであってもよい。
【0026】
通信部307は、CPU301の制御に基づいて、他の装置と通信し、種々の情報を送受信する。例えば、通信部307は、ストアコントローラ100から最新の商品マスタを受信する。また、通信部307は、店員呼出情報(後述)を携帯端末400又はアテンダント端末500に送信する。
【0027】
音声出力部308(スピーカ、ブザー)は、CPU301の制御に基づいて、音声メッセージ、ブザー音等を出力する。
【0028】
印刷部309は、CPU301の制御に基づいて、レシート、領収書を印刷する。印刷部309による印刷物は、印刷物出力口390aから排出される。なお、
図3に示した印刷物出力口390aの形状は、一例であって、他の形状であってもよい。また、
図3に示した印刷物出力口390aの配置位置は、一例であって、他の位置に配置してもよい。
【0029】
入出金部310は、硬貨入金口310aと、硬貨出金口310bと、紙幣入出金口310cとを有する。入出金部310は、硬貨入金口310aに硬貨が投入された場合、硬貨の種類とそれぞれの枚数を計数し、投入された金額を算出し、算出した金額を示す硬貨金額情報をCPU301へ供給する。また、入出金部310は、紙幣入出金口310cに紙幣が投入された場合、紙幣の種類とそれぞれの枚数を計数し、投入された金額を算出し、算出した金額を示す紙幣金額情報をCPU301へ供給する。また、入出金部310は、CPU301の制御に基づいて、硬貨出金口310bに釣銭の硬貨を排出し、紙幣入出金口310cに釣銭の紙幣を排出する。なお、
図3に示した硬貨入金口310a、硬貨出金口310b、紙幣入出金口310cの形状は、一例であって、他の形状であってもよい。また、
図3に示した硬貨入金口310aと、硬貨出金口310bと、紙幣入出金口310cの配置位置は、一例であって、他の位置に配置してもよい。
【0030】
サインポール部321は、CPU301の制御に基づいて、先端の発光部が点灯または点滅する。なお、
図3に示したサインポール部321の形状は、一例であって、他の形状であってもよい。また、
図3に示したサインポール部321の配置位置は、一例であって、他の位置に配置してもよい。
【0031】
続いて、
図4及び
図5を用いて精算装置300の表示部305に表示される精算処理時の画面について説明する。
図4及び
図5は、表示部305の表示例等である。
【0032】
図4(a)は、精算処理の初期画面の一例である。初期画面には、登録装置200から受信した精算処理に必要な情報(例えば、買上商品の明細情報)に基づくお支払い金額が表示されている。
【0033】
図4(b)は、精算処理の内容確認用画面の一例である。内容確認用画面には、精算処理を完了させてレシートの発行させるための
おわり(レシート)ボタンと、領収書が必要である旨を宣言する領収書ありボタンが配置されている。なお、
おわりボタンが押下された場合には、
図5(b)の画面(完了画面)に移動(遷移)し、領収書ありボタンが押下された場合には、
図4(c)の画面(報知用割込画面)に移動する。
【0034】
図4(c)は、精算処理の報知用割込画面の一例である。報知用割込画面には、店員を呼び出し中である旨、印鑑の捺印が必要である旨のメッセージ(文言)が表示されている。また、報知用割込画面は、店員のみが消去可能な表示(店員のみが割込を解除し元の画面に復帰可能な表示)である。例えば、報知用割込画面の右上に店員のみが知る隠しボタンを備え、店員が隠しボタンを押下した場合、パスワードの入力用のダイアログ(非図示)を出力し、又は、パスワードの入力用の画面(非図示)に移行し、店員がパスワードを入力して初めて、報知用割込画面を消去するようにしてもよい。なお、報知用割込画面が消去された場合には、
図5(a)の画面(確認用のダイアログが重畳表示された内容確認用画面)に移動(復帰)する。なお、精算装置300にスキャナ部を設けて、店員が従業員バーコードをスキャンした場合に、パスワードの入力用のダイアログ又は画面を表示するようにしてもよい。
【0035】
図5(a)は、精算処理の内容確認用画面(
図4(b))、確認用のダイアログの一例である。確認用のダイアログには、印鑑の捺印を指示するメッセージが表示され、また、その確認ボタンが配置されている。なお、確認用のダイアログの確認ボタンが押下された場合には、
図5(b)の完了画面に移動する。
【0036】
図5(b)は、精算処理の完了画面の一例である。
図4(b)の内容確認用画面の
おわりボタンの押下後の完了画面の場合(即ち、領収書を発行しない場合)には、完了画面の表示中にレシートが出力される。
図5(a)の確認用のダイアログの確認ボタンの押下後の完了画面の場合(即ち、領収書を発行する場合)には、完了画面の表示中にレシート及び領収書が出力される。なお、
図5(b)に示した完了画面には、レシートの受け取りを促すメッセージが表示されているが、領収書を発行する場合には、レシート及び領収書の受け取りを促すメッセージを表示してもよい。なお、
図5(c)は、発行される領収書の一例である。
【0037】
続いて、CPU301によるレシート、領収書の発行に関する処理を説明する。CPU301は、領収書が必要である旨が宣言されると、店員の呼び出しを報知するとともに、領収書を発行しないように制御する。
【0038】
即ち、お客が、
図4(b)の内容確認用画面の領収書ありボタンを押下した場合、CPU301は、店員を呼び出すための店員呼出情報を生成し、通信部307を介して、携帯端末400に送信する。CPU301は、携帯端末400に代えて又は加えてアテンダント端末500に店員呼出情報を送信してもよい。換言すれば、CPU301は、店員の呼び出しの報知として、店員が視認可能な装置(携帯端末400、アテンダント端末500)に、領収書が必要である旨を出力し、当該視認可能な装置に、領収書が必要である旨を表示するように制御している。
【0039】
なお、CPU301は、呼出元の精算装置300の番号を含む店員呼出情報を生成し、携帯端末400、アテンダント端末500に送信してもよい。換言すれば、CPU301は、店員の呼び出しの報知として、店員が視認可能な装置(携帯端末400、アテンダント端末500)に、当該精算装置300を識別する識別情報を表示するように制御してもよい。
【0040】
また、CPU301は、お客が、
図4(b)の内容確認用画面の領収書ありボタンを押下した場合、店員呼出情報の生成及び送信に加えて、
図4(b)の内容確認用画面から
図4(c)の報知用割込画面に表示画面を切り替える。
【0041】
報知用割込画面を表示した場合には、上述した様に、当該報知用割込画面が店員によって消去されなければ、レシート及び領収書を発行することはできないので、店員による報知用割込画面の消去の段階迄、領収書の発行が制限される(止まる)。換言すれば、CPU301は、店員のみが消去可能な所定の表示(
図4(c)の報知用割込画面)を表示部305に表示し、所定の表示が消去された後に領収書を発行するように制御している。
【0042】
即ち、店員が、
図4(c)の報知用割込画面の隠しボタンを押下した場合、CPU301は、パスワードの入力用のダイアログを出力し(又は、パスワードの入力用の画面に移行し)、入力されたパスワードが正しい場合に、
図5(b)の完了画面に表示画面を切り替えるとともに、レシート及び領収書の印字出力命令を印刷部309に出力する。また、スキャナ部を有していれば、スキャナ部が従業員バーコードをスキャンした場合、CPU301は、隠しボタンの押下時と同様、パスワードの入力用のダイアログを出力し(又は、パスワードの入力用の画面に移行し)、入力されたパスワードが正しい場合に、
図5(b)の完了画面に表示画面を切り替えるとともに、レシート及び領収書の印字出力命令を印刷部309に出力してもよい。
【0043】
図6は、本発明の一実施形態に係る精算装置300の動作の一例を示すフローチャートである。
図6に示すフローチャートの開示時において、
図4(a)の初期画面を表示しているものとする。なお、各ステップは、CPU301によって制御される。
【0044】
ステップS10:
図4(a)の初期画面において、お客が、紙幣、硬貨を投入した場合、登録装置200から受信した精算処理に必要な情報(例えば、買上商品の明細情報)と、入出金部310から取得した硬貨金額情報、紙幣金額情報とに基づいて精算する。精算後、
図4(a)の初期画面から
図4(b)の内容確認用画面に切り替える。
【0045】
ステップS12:
図4(b)の内容確認用画面において、領収書ありボタンが押下されたか否かを判断する。領収書ありボタンが押下されなかった場合には、ステップS14に進む。領収書ありボタンが押下された場合には、
図4(b)の内容確認用画面から店員のみが消去可能な画面(
図4(c)の報知用割込画面)に切り替えて、ステップS18に進む。
【0046】
ステップS14:
図4(b)の内容確認用画面において、
おわりボタンが押下されたか否かを判断する。
おわりボタンが押下されなかった場合には、ステップS12に戻る。
おわりボタンが押下された場合には、
図4(b)の内容確認用画面から
図5(b)の完了画面に切り替えて、ステップS16に進む。
ステップS16:
図5(b)の完了画面において、レシートを出力する。そして、
図6のフローチャートは終了する。
【0047】
ステップS18:
図4(c)の報知用割込画面において、店員を呼び出す。具体的には、呼出元の精算装置300の番号を含む店員呼出情報を生成し、携帯端末400、アテンダント端末500に送信する。
【0048】
ステップS20:店員による操作があったか否かを判断する。具体的には、
図4(c)の報知用割込画面上の隠しボタンの押下の有無、又は、スキャナ部を有している場合には従業員バーコードのスキャンの有無を判断する。操作がなかった場合には、ステップS20を繰り返し実行する。操作があった場合には、
図4(c)の報知用割込画面にパスワードの入力用のダイアログ(非図示)を表示し、又は、
図4(c)の報知用割込画面からパスワードの入力用の画面(非図示)に切り替えて、ステップS22に進む。
ステップS22:パスワードの入力用のダイアログ(又は、パスワードの入力用の画面)において、店員が入力したパスワードを取得する。パスワードの取得後、パスワードの入力用のダイアログ(又は、パスワードの入力用の画面)から
図5(b)の完了画面に切り替えて、ステップS24に進む。
【0049】
ステップS24:
図5(b)の完了画面において、レシート、領収書を出力する。そして、
図6のフローチャートは終了する。そして、店員は、例えば、領収書を発行したことを示す印をレシートに押印したり、あるいは、その旨のサインをしたりして、レシートと領収書をお客に手渡す。
【0050】
精算装置300は、
図6のフローチャートに示すように、領収書が必要である旨が宣言されると(
図4(b)の内容確認用画面上の領収書ありボタンが押下された場合には)、店員のみが消去可能な画面(
図4(c)の報知用割込画面)を表示するとともに、店員の呼び出しを報知する(店員呼出情報を生成し、携帯端末400、アテンダント端末500に送信する)。
【0051】
以上、本発明の実施形態による精算装置300によれば、お客が、領収書ありボタンを押下した場合、店員が呼び出され、また、店員による操作がある迄、領収書は発行されないので、お客が、領収書を手渡済みである旨の記録がないレシートとともに、領収書を持ち帰ることは有り得ない。そして、前記のように、店員は、例えば、領収書を発行したことを示す印をレシートに押印したり、あるいは、その旨のサインをしたりして、レシートと領収書をお客に手渡すことで、そのレシートから、既に領収書が発行されていることが分かるので、領収書の重複発行を確実に防止することができる。しかも、領収書を必要とするお客が、順当に、領収書ありボタンを押下しさえすればよく、特別な操作も要らないので、お客の負担も少なくて済む。
【0052】
なお、上記実施形態では、店員のみが消去可能な表示を消去し、レシート及び領収書を印刷する一連の流れとして、パスワードの取得後に確認用のダイアログを表示し、ダイアログ上の確認ボタンの押下後にレシート及び領収書を印刷する流れを説明したが、パスワードの取得後に確認用のダイアログを表示せずに、直ちに、レシート及び領収書を印刷してもよい。
【0053】
また、上記実施形態では、表示部305において種々のメッセージを表示したが(例えば、
図4(c)の報知用割込画面における、店員を呼び出し中である旨のメッセージ、印鑑の捺印が必要である旨のメッセージ)、上述のような表示に代えて又は加えて、音声出力部308によってメッセージを音声出力してもよい。
【0054】
また、上記実施形態では、精算装置300は、領収書発行時の店員の呼び出しの報知態様として、他の端末(携帯端末400、アテンダント端末500)へ店員呼出情報を送信する例を説明したが、領収書発行時の店員の呼び出しの報知態様は上記に限定しない。例えば、精算装置300は、他の端末への店員呼出情報の送信に代えて又は加えて、店員の呼び出しを意味するものとして予め決められた点灯(点滅)の態様(例えば、点灯色、点滅パターン)で、サインポール部321を点灯(点滅)させてもよい。
【0055】
また、上記実施形態では、精算装置300は、精算処理に必要な情報(例えば、買上商品の明細情報)を登録装置200から受信すると説明したが、精算処理に必要な情報の取得方法は特に限定しない。例えば、登録装置200が、買上商品の明細情報(若しくは、買上商品の明細情報を特定する情報)を2次元コード化して印字したお会計シートを出力し、精算装置300が、お会計シート上に印字された2次元コードをスキャンし、買上商品の明細情報を取得してもよい。つまり、店員は、登録装置200の登録処理後にお客に会計シートを手渡し、お客は、お会計シートを持って適当な精算装置300に移動し、移動先の精算装置300にてお会計シート上の2次元コードをスキャンし、精算を行うようにしてもよい。
【0056】
また、上記実施形態では、領収書の重複発行の防止の一方針として、レシート及び領収書の発行時に店員を介在させて、発行したレシートに領収書を手渡済みである旨の記録(例えば、印、サイン)を残すため、精算装置300は、領収書が必要である旨が宣言された場合、店員を呼び出すとともに、店員が来る前の領収書の発行を制限しているが、精算装置300は、発行時に店員を介在させることなく、他の方針によって、領収書の重複発行の防止を図ってもよい。
【0057】
例えば、精算装置300は、領収書が必要である旨が宣言された場合、領収書とともに、領収書が発行済みである旨を示す情報が印字されたレシートを発行してもよい。つまり、CPU301は、領収書が必要である旨が宣言された場合、領収書とともに、領収書が発行済みである旨を示す情報が印字されたレシートを発行するように、表示部305、印刷部309などを制御してもよい。つまり、領収書の重複発行の防止の方針としては、店員による、発行したレシートへの記録と同様である。
【0058】
図7は、本発明の一実施形態に係る精算装置300の他の動作の一例を示すフローチャートである。
図7は、具体的には、領収書が必要である旨が宣言された場合、領収書とともに、領収書が発行済みである旨を示す情報が印字されたレシートを発行する場合の処理の流れを表している。なお、
図7のステップS30、S32、S34、S36は、
図6のステップS10、S12、S14、S16と同様であるため説明を省略する。
【0059】
ステップS44:ステップS32(Yes)に続いて、完了画面において、領収書が発行済みである旨を示す情報が印字されたレシート(印付きレシート)、領収書を出力する。そして、
図7のフローチャートは終了する。なお、印付きレシートとしては、例えば、印影風の図案、又は、済を意味する記号、図案などをレシートの余白部分に印字したものであってもよい。これにより、レシートには領収書を発行したことを示す印字がされて発行されるので、そのレシートが再度領収書発行のために利用されることを防ぐことできる。
【0060】
また、例えば、精算装置300は、領収書が必要である旨が宣言された場合、領収書のみを発行してもよい。例えば、
図7のステップS44において、印付きレシートを発行せずに、領収書のみを発行する。つまり、領収書の重複発行を防止の方針としては、店員による、発行したレシートの回収と同様である。
【0061】
また、上記実施形態では、精算装置300は、登録処理を行わず、精算処理のみを行うが、本発明に係る精算装置は、お客自らが少なくとも精算を行う精算装置であればよく、登録処理に係る機能を有するか否かは問わない。つまり、本発明に係る精算装置には、例えば、登録装置200と精算処理300とが一体化した場合の装置(登録精算装置)も含まれる。
【0062】
なお、本発明の実施形態による精算装置300の処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本発明の実施形態による精算装置300の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0063】
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0064】
(付記1)
本発明の一態様である精算装置は、買上商品の明細が印字されたレシートと、領収書とを発行し、お客により操作される精算装置であって、領収書が必要である旨が宣言されると、店員の呼び出しを報知するとともに、領収書を発行しないように制御する制御手段を有することを特徴とする。
上記精算装置によれば、お客が領収書を要求する操作(例えば、領収書ありボタンの押下)を行うと、店員が呼び出され、また、領収書の発行も止まるので、お客が、領収書を手渡済みである旨の記録がないレシートとともに、領収書を持ち帰ることは生じない。従って、そのレシートから、既に領収書が発行されていることが分かるので、領収書の重複発行を確実に防止することができる。しかも、お客は、領収書が必要な場合に、単に、領収書を要求する操作を行えばよく、特別な操作も要らないので、お客の負担も少なくて済む。
(付記2)
また、上記精算装置において、前記制御手段は、店員のみが消去可能な所定の表示を当該精算装置の表示部に表示し、前記所定の表示が消去された後に領収書を発行するように制御するようにしてもよい。
上記精算装置によれば、店員が呼ばれ、所定の表示を消去する操作を行う前は、領収書は発行されることはない。つまり、上記精算装置によれば、領収書の発行時に店員を介在させることができる。従って、呼ばれた店員が、発行したレシートを回収したり、発行したレシートに領収書を手渡済みである旨の記録を残したりすることができるので、そのレシートから、既に領収書が発行されていることが分かるので、領収書の重複発行を確実に防止することができる。
(付記3)
また、上記精算装置において、前記制御手段は、前記報知として、店員が視認可能な装置に、領収書が必要である旨を表示するように制御してもよい。
上記精算装置によれば、お客が領収書を要求する操作を行った場合、店員は、視認可能な装置にて呼出の要件が分かるので、必要な物(例えば、
レシートに記録するための印、ペン)を持参して、呼んでいるお客の元に向かい、到着後に、直ちに対処することができる。つまり、お客に呼出の用件を確認したり、必要な物をとりに行くため一旦お客の元を離れたり、店員にとってもお客にとっても煩わしい状況がなくなる。
(付記4)
また、上記精算装置において、前記制御手段は、前記報知として、店員が視認可能な装置に、当該精算装置を識別する識別情報を表示するように制御してもよい。
上記精算装置によれば、お客が領収書を要求する操作を行って店員が呼ばれたときは、どの精算装置から呼ばれたかが分かるので、呼んでいるお客の元に迅速に向かうことができる。
(付記5)
上記問題を解決するために、他の態様である精算装置は、買上商品の明細が印字されたレシートと、領収書とを発行し、お客により操作される精算装置であって、領収書が必要である旨が宣言されると、領収書とともに、領収書が発行済みである旨を示す情報が印字されたレシートを発行するように制御する制御手段を有することを特徴とする。
上記精算装置によれば、お客が、領収書を要求する操作を行うと、領収書とともに、領収書が発行済みである旨を示す情報が印字されたレシートを発行されるので、そのレシートから、既に領収書が発行されていることが分かるので、領収書の重複発行を確実に防止することができる。しかも、お客は、領収書が必要な場合に、順当に、領収書を要求する操作を行えばよく、特別な操作も要らないので、お客の負担も少なくて済む。
(付記6)
上記問題を解決するために、他の態様であるPOSシステムは、購入される商品を登録し、店員により操作される登録装置と、買上商品の明細が印字されたレシートと、領収書とを発行し、お客により操作される精算装置とからなるPOSシステムであって、前記精算装置は、領収書が必要である旨が宣言されると、店員の呼び出しを報知するとともに、領収書を発行しないように制御する制御手段を有することを特徴とする。
上記POSシステムによれば、上記精算装置と同様、お客が領収書を要求する操作を行うと、店員が呼び出され、また、領収書の発行も止まるので、お客が、領収書を手渡済みである旨の記録がないレシートとともに、領収書を持ち帰ることは生じない。従って、そのレシートから、既に領収書が発行されていることが分かるので、領収書の重複発行を確実に防止することができる。しかも、お客は、領収書が必要な場合に、単に、領収書を要求する操作を行えばよく、特別な操作も要らないので、お客の負担も少なくて済む。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。