特許第6019933号(P6019933)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6019933
(24)【登録日】2016年10月14日
(45)【発行日】2016年11月2日
(54)【発明の名称】直動テーブル装置
(51)【国際特許分類】
   F16H 25/20 20060101AFI20161020BHJP
   F16H 25/24 20060101ALI20161020BHJP
【FI】
   F16H25/20 B
   F16H25/20 F
   F16H25/24 C
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-187937(P2012-187937)
(22)【出願日】2012年8月28日
(65)【公開番号】特開2014-43930(P2014-43930A)
(43)【公開日】2014年3月13日
【審査請求日】2015年8月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004204
【氏名又は名称】日本精工株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100066980
【弁理士】
【氏名又は名称】森 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100109380
【弁理士】
【氏名又は名称】小西 恵
(74)【代理人】
【識別番号】100103850
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 秀▲てつ▼
(74)【代理人】
【識別番号】100105854
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 一
(74)【代理人】
【識別番号】100116012
【弁理士】
【氏名又は名称】宮坂 徹
(72)【発明者】
【氏名】山本 和史
(72)【発明者】
【氏名】中川 匠
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 直樹
(72)【発明者】
【氏名】大谷 雄志
(72)【発明者】
【氏名】工藤 鉄也
(72)【発明者】
【氏名】廣瀬 俊郎
【審査官】 藤村 聖子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−127044(JP,A)
【文献】 実開昭61−172248(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 25/20−25/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基台上にリニアガイドを介して設けたテーブルを、駆動モータの駆動力伝達による送りねじ軸の回転により直線移動させる直動テーブル装置であって、
前記送りねじ軸を、軸方向中央部の中間円筒部を境として一端側に右ねじ溝を有する右ねじ部を形成し、他端側に左ねじ溝を有する左ねじ部の他方を形成した軸とし、
前記右ねじ部及び前記左ねじ部の一方に螺合する駆動ナットと、
この駆動ナットを前記基台上に固定する固定ブラケットと、
前記右ねじ部及び前記左ねじ部の他方に螺合する従動ナットと、
この従動ナットをテーブルに固定し、前記リニアガイドに係合して前記送りねじ軸に沿って移動する第1移動ブラケットと、
前記送りねじ軸の中間円筒部を回転自在に支持し、前記送りねじ軸に沿って前記基台上に移動自在に設けた中間支持部と、
前記送りねじ軸の両端部を回転自在に支持し、前記送りねじ軸に沿って前記基台上に移動自在に設けたねじ軸支持部と、を備え、
前記中間支持部及び前記ねじ軸支持部は、互いに別体構造で前記基台上に設けられているとともに、
前記中間支持部は、前記送りねじ軸に沿って移動する第2移動ブラケットに設けた軸受保持穴と、この軸受け保持穴に挿通した前記中間円筒部との間に、前記軸方向の位置決めが設定されて軸受が配置されていることを特徴とする直動テーブル装置。
【請求項2】
前記ねじ軸支持部は、前記送りねじ軸の一端側の端部を支持する一端側支持部と、前記送りねじ軸の他端側の端部を支持する他端側支持部とからなる別体構造で前記基台上に設けられていることを特徴とする請求項1記載の直動テーブル装置。
【請求項3】
前記中間円筒部の軸方向の一端部に、当該中間円筒部より径方向外方に突出した肩部を形成し、この肩部に前記軸受の側面が当接することで、当該軸受の軸方向の位置が設定されることを特徴とする請求項1又は2記載の直動テーブル装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工作機械や半導体製造装置などで用いられる直動テーブル装置に関する。
【背景技術】
【0002】
工作機械や半導体製造装置などでは、ワークあるいは加工ツール等を所定位置に搬送するユニットとして、例えば、図4に示す直動テーブル装置が使用されている。この装置は、基台1の長手方向の両端に配置した軸受2a,2bに、ねじ軸3の長手方向両端が回転自在に支持され、ねじ軸3の外周にナット4が螺合している。基台1上には、紙面の奥行き方向に平行に一対のテーブルガイド5bが長手方向に延在して設けられおり、これら一対のテーブルガイド5bに、移動テーブル6に固定したテーブル取付部材6a,6bが係合している。移動テーブル6にはナットハウジング7が固定されており、このナットハウジング7に前述したナット4が回転不能に保持されている。そして、基台1上に固定したモータ8の回転駆動力がねじ軸3に伝達されると、ねじ軸3の回転力がナット4を介して移動テーブル6に直線駆動力として伝達され、移動テーブル6は、テーブルガイド5a,5bに支持されながら基台1の長手方向に移動するようになっている。
【0003】
この図4の直動テーブル装置は、高速で回転したねじ軸3の回転数がラジアル方向固有振動数(以下、固有振動数と称する)に近づくと、ねじ軸3が、回転振れ回り力により励振され、共振を起こして大きな振幅で激しく振動し、高速送りができなくなるおそれがある。
このため、ねじ軸の中間部を支持する中間サポートを設けて取付け間距離を短くし、共振を起こさないように固有振動数を高くすることで、高速送りを可能にする技術が知られている(例えば特許文献1)。
【0004】
この特許文献1の直動テーブル装置は、図5(a)、(b)に示すように、一端側に右ねじ溝からなる右ねじ部及び左ねじ溝からなる左ねじ部の一方10aが形成され、他端側に右ねじ部及び左ねじ部の他方10bが形成されているねじ軸10と、このねじ軸10の右ねじ部及び左ねじ部の一方10aに螺合している第1ナット11と、この第1ナット11を基台12に固定する第1ナットブラケット13と、ねじ軸10の右ねじ部及び左ねじ部の他方10bに螺合している第2ナット14と、第2ナット14を移動テーブル15に固定する第2ナットブラケット16と、ねじ軸10に回転駆動力を伝達する駆動モータ17と、ねじ軸10の長手方向の両端及び中央部を回転自在に支持するボールねじサポート部18とを備えている。
【0005】
ボールねじサポート部18は、基台12に設けたリニアガイド19に支持されながら基台13の長手方向に移動する直方体形状の部材であり、このボールねじサポート部18の上部には、移動テーブル15を長手方向に移動させるリニアガイド20が設けられている。また、ボールねじサポート部18には、ねじ軸10の右ねじ部及び左ねじ部の他方10b側の端部を回転自在に支持する軸受21と、ねじ軸10の右ねじ部及び左ねじ部の一方10a側の端部を回転自在に支持する軸受22と、ねじ軸10の長手方向の中央部のねじが形成されていない外周10cを回転自在に支持する中間サポートとしての軸受23とが配置されている。
【0006】
この図5(a)、(b)の装置によると、駆動モータ17の回転駆動力がねじ軸10に伝達されると、ボールねじサポート部18の左方(或いは右方)移動と同時に移動テーブル15も左方(或いは右方)に移動し、図4で示した装置と比較して2倍のストロークで高速送りを行う。そして、ねじ軸10の長手方向中央部の外周10cを中間サポートとしての軸受23が支持しているので、共振を起こさない程度に固有振動数を高くすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2003−127044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、図5(a)、(b)で示した直動テーブル装置の駆動モータ17は、重量が大きいボールねじサポート部18を移動させるので大きな駆動トルクを必要とする。そのため、大きな駆動トルクを発生する大型の駆動モータを備えなければならず、製造コストが増大し、大型の装置となるおそれがある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、製造コストの低減化及び装置の小型化を図ることができる直動テーブル装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、一の実施形態に係る直動テーブル装置は、基台上にリニアガイドを介して設けたテーブルを、駆動モータの駆動力伝達による送りねじ軸の回転により直線移動させる直動テーブル装置であって、前記送りねじ軸を、軸方向中央部の中間円筒部を境として一端側に右ねじ溝を有する右ねじ部を形成し、他端側に左ねじ溝を有する左ねじ部の他方を形成した軸とし、前記右ねじ部及び前記左ねじ部の一方に螺合する駆動ナットと、この駆動ナットを前記基台上に固定する固定ブラケットと、前記右ねじ部及び前記左ねじ部の他方に螺合する従動ナットと、この従動ナットをテーブルに固定し、前記リニアガイドに係合して前記送りねじ軸に沿って移動する第1移動ブラケットと、前記送りねじ軸の中間円筒部を回転自在に支持し、前記送りねじ軸に沿って前記基台上に移動自在に設けた中間支持部と、前記送りねじ軸の両端部を回転自在に支持し、前記送りねじ軸に沿って前記基台上に移動自在に設けたねじ軸支持部と、を備え、前記中間支持部及び前記ねじ軸支持部は、互いに別体構造で前記基台上に設けられているとともに、前記中間支持部は、前記送りねじ軸に沿って移動する第2移動ブラケットに設けた軸受保持穴と、この軸受け保持穴に挿通した前記中間円筒部との間に、前記軸方向の位置決めが設定されて軸受が配置されている。
【0010】
また、一の実施形態に係る直動テーブル装置は、前記ねじ軸支持部は、前記送りねじ軸の一端側の端部を支持する一端側支持部と、前記送りねじ軸の他端側の端部を支持する他端側支持部とからなる別体構造で前記基台上に設けられている
また、一の実施形態に係る直動テーブル装置は、前記中間円筒部の軸方向の一端部に、当該中間円筒部より径方向外方に突出した肩部を形成し、この肩部に前記軸受の側面が当接することで、当該軸受の軸方向の位置が設定される。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る直動テーブル装置によれば、中間支持部及びねじ軸支持部が、互いに別体構造で前記基台上に設けられており、送りねじ軸とともに移動する支持部材の軽量化を図って小さな駆動トルクの小型の駆動モータとすることができるので、製造コストの低減化及び装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明に係る直動テーブル装置を示すものであり、(a)は側面図、(b)は平面図である。
図2】本発明に係る送りねじ軸の中間円筒部の構造を示す図である。
図3】本発明に係る中間支持部の構造を示す図である。
図4】従来の直動テーブル装置の構造を示す図である。
図5】他の従来の直動テーブル装置の構造を示す図であり、(a)は側面図、(b)は(a)のA−A線矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る直動テーブル装置の一実施形態を示すものであり、(a)が側面図、(b)は平面図を示すものである。
本実施形態の直動テーブル装置は、基台25上にリニアガイド26を介して設けた第1及び第2テーブル27,28を直線移動させる装置である。リニアガイド26は、基台25の長手方向に互いに平行に延在している一対のガイド壁29上にそれぞれ固定した一対のレール26aと、第1テーブル27の下面に固定されてレール26a上を摺動するスライダ26bと、第2テーブル28の下面に固定されてレール26a上を摺動するスライダ26cと、で構成されている。
【0014】
本実施形態の直動テーブル装置は、ねじ軸30を備えている。このねじ軸30は、一端側の外周に右ねじ溝からなる右ねじ部30aが形成され、他端側の外周に、右ねじ部30aに対して同一外径で同一ねじピッチの左ねじ溝からなる左ねじ部30bが形成されている。
また、図2に示すように、右ねじ部30a及び左ねじ部30bの境界の長手方向中央部の外周には、右ねじ部30a及び左ねじ部30bより大きな外径の中間円筒部30cが形成されている。そして、中間円筒部30cに隣接して右ねじ部30aに寄った位置に、後述する軸受38の軸方向の位置決めを行う、中間円筒部30cより外方に突出した肩部30dが形成されている。また、中間円筒部30cに隣接して左ねじ部30bに寄った位置には、雄ねじ30eが形成されている。
【0015】
そして、本実施形態の直動テーブル装置は、ねじ軸30の右ねじ部30a側の端部に連結した駆動モータ31と、ねじ軸30の長手方向中央側の右ねじ部30aを支持する第1支持部32と、ねじ軸30の右ねじ部30a側の端部を回転自在に支持する第2支持部33と、ねじ軸30の左ねじ部30b側の端部を回転自在に支持する第3支持部34と、ねじ軸30の中間円筒部30cを支持しながら第1テーブル27に固定されている第4支持部35と、ねじ軸30の長手方向中央側の左ねじ30bを支持しながら第2テーブル28に連結されている第5支持部36と、を備えている。
【0016】
第1支持部32は、基台25の上面の長手方向略中央に固定された第1ナットブラケット32aと、ねじ軸30の右ねじ部30aに螺合して第1ナットブラケット32aに配置されている第1ナット32bとで構成されている。
第2支持部33は、ねじ軸30の右ねじ部30a側(図1(a)の右側)の基台25上に長手方向に延在して配置した一対のレール33aと、これらレール33a上にスライダ33dを介して載置され、基台25の長手方向に移動自在とされている第2支持架台33bと、ねじ軸30の右ねじ部30a側の端部を回転自在に支持し、第2支持架台33bに配置されている軸受33cとを備えており、ねじ軸30の右ねじ部30a側の端部に連結されている駆動モータ31は、第2支持架台33b上に配置されている。
【0017】
第3支持部34は、ねじ軸30の左ねじ部30b側(図1(a)の左側)の基台25上に長手方向に延在して配置した一対のレール34aと、これらレール34a上にスライダ34dを介して載置され、基台25の長手方向に移動自在とされている第3支持架台34bと、ねじ軸30の左ねじ部30b側の端部を回転自在に支持し、第3支持架台34bに配置されている軸受34cとを備えている。
【0018】
第5支持部36は、第2テーブル28の下面に固定された第5ナットブラケット36aと、ねじ軸30の長手方向中央側の左ねじ30bに螺合して第5ナットブラケット36aに配置されている第5ナット36bとで構成されている。
第4支持部35は、第1テーブル27の下面に固定されたブラケット37と、ねじ軸30の中間円筒部30cを回転自在に支持してブラケット37に配置されている軸受38とを備えている。
【0019】
図3は、第4支持部35の具体的な構造を示すものである。
軸受38は2列の玉軸受で構成されており、外輪38aと、内輪38bと、外輪38a及び内輪38bの間に転動自在に配置した複数の転動体38cとで構成されている。
ブラケット37には軸受保持穴39が形成されている。この軸受保持穴39は、一端側の内周面39aが軸受38の外輪38aの外周面に当接するように形成され、軸受保持穴39の他端側には、内周面39aより小径で、ねじ軸30の肩部30d(図2参照)より大径な外輪係止部39bが形成されている。
【0020】
また、ブラケット37の軸受保持穴39に中間円筒部30cが位置するようにねじ軸30を挿通した後、軸受38は、外輪38aの外周面が軸受保持穴39の内周面39aに当接し、内輪38bの内周面が中間円筒部30cの外周面に当接するように配置されている。
そして、ブラケット37の一端側の側面には、外輪保持部材40がボルト41を介して固定されている。この外輪保持部材40には、軸受38の2列の外輪38aの一端側(図3の左側)の側面に当接する押圧部40aが形成されており、外輪保持部材40をブラケット37の一端側側面にボルト41で締付けて固定すると、押圧部40a及び外輪係止部39bにより2列の外輪38aが挟持される。
【0021】
また、中間円筒部30cにはカラー42が外挿され、そのカラー42は、軸受38の2列の内輪38bの一端側(図3の左側)に当接する。そして、ねじ軸30の雄ねじ30eにロックナット43を螺合することで、カラー42を軸受38の2列の内輪38bの一端側に押圧し、カラー42及び肩部30dにより2列の内輪38bが挟持される。
本実施形態の直動テーブル装置によると、駆動モータ31からねじ軸30に右回りの回転力が伝達されると、第1支持部32で右ねじ部30aが螺合しているねじ軸30が図1の左方向に送り駆動され、第2支持部33、第3支持部34及び第4支持部35も図1の左方向に移動する。また、ねじ軸30が図1の左方向に送り駆動されると、ねじ軸30の左ねじ部30bに螺合している第5支持部36の第5ナット36bが、ねじ軸30のストロークに対して2倍のストロークで左方向に移動し、この第5ナット36bに第5ナットブラケット36aを介して連結する第2テーブル28が高速で左方向に移動する。
【0022】
一方、駆動モータ31からねじ軸30に左回りの回転力が伝達されると、ねじ軸30が図1の右方向に送り駆動され、第2支持部33、第3支持部34及び第4支持部35も図1の右方向に移動する。また、ねじ軸30が図1の右方向に送り駆動されると、第5支持部36の第5ナット36bが、ねじ軸30のストロークに対して2倍のストロークで右方向に移動し、第2テーブル28は高速で右方向に移動する。
【0023】
次に、本実施形態の直動テーブル装置の作用効果について説明する。
本実施形態の直動テーブル装置は、ねじ軸30の長手方向中央部(中間円筒部30c)を第4支持部35が支持しているので、共振を起こさない程度に固有振動数を高くすることができる。
また、ねじ軸30の長手方向中央部を支持する第4支持部35は、ねじ軸30の長手方向の両端部を支持している第2支持部33及び第3支持部34に対して別体構造で基台25に移動自在に支持されており、第2支持部33及び第3支持部34も互いに別体構造で基台25に移動自在に支持されており、本実施形態の装置は、ねじ軸30とともに移動する大重量の支持部材が存在しない。したがって、ねじ軸30とともに移動する支持部材の軽量化を図って小さな駆動トルクの小型の駆動モータ31とすることができるので、製造コストの低減化及び装置の小型化を図ることができる。
【0024】
さらに、ねじ軸30の長手方向中央部(中間円筒部30c)には、第4支持部35の軸受38の軸方向の位置決めの外径の大きな肩部30dが形成されており、軸受38の内輪38bを肩部30dに当接することで、軸受38の位置決めを簡単に行うことができる。
そして、第4支持部35に配置した軸受38の外輪38aの固定は、ブラケット37の軸受け保持穴39の他端側に、外輪38aの側面が当接する外輪係止部39bを設け、軸受け保持穴39の一端側から外輪保持部材40を固定することで、外輪保持部材40の押圧部40a及び外輪係止部39bで軸受38の外輪38aを挟持して固定している。また、第4支持部35の軸受38の内輪38bは、その他端側の側面を肩部30dに当接した状態で、一端側をロックナット43によりカラー42を介して押圧し、カラー42及び肩部30dで挟持されている。これにより、第4支持部35の軸受38の組付けを容易に行うことができる。
【0025】
なお、本発明のリニアガイドがリニアガイド26に対応し、本発明のテーブルが第2テーブル28に対応し、本発明の送りねじ軸がねじ軸30に対応し、本発明の駆動ナットが第1ナット32bに対応し、本発明の固定ブラケットがナットブラケット32aに対応し、本発明の従動ナットが第5ナット36bに対応し、本発明の第1移動ブラケットがナットブラケット36aに対応し、本発明の中間支持部が第4支持部35に対応し、本発明のねじ軸支持部が第2支持部33及び第3支持部34に対応し、本発明の一端側支持部が第2支持部33及び第3支持部34の一方に対応し、本発明の他端側支持部が第2支持部33及び第3支持部34の他方に対応している。
【符号の説明】
【0026】
25…基台、26…リニアガイド、26a…レール、26b…スライダ、26c…スライダ、27…第1テーブル、28…第2テーブル、29…ガイド壁、30…ねじ軸、30a…右ねじ部、30b…左ねじ部、30c…中間円筒部、30d… 肩部、31…駆動モータ、32…第1支持部、32a…ナットブラケット、32b…第1ナット、33…第2支持部、33a…レール、33b… 支持架台、33c…軸受、33d…スライダ、34…第3支持部、34a…レール、34b…支持架台、34c…軸受、34d…スライダ、35…第4支持部、36…第5支持部、36a…ナットブラケット、36b…第5ナット、37…ブラケット、38…軸受、38a…外輪、38b…内輪、38c…転動体、39…軸受保持穴、39a…内周面、39b…外輪係止部、40…外輪保持部材、40a…押圧部、41…ボルト、42…カラー、43…ロックナット
図1
図2
図3
図4
図5