(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態である端末装置1の機能ブロック図の一例である。
図2は、端末装置1の外観を示す模式図である。
図3は、記憶部20に記憶される情報の一例である。端末装置1は、例えば、スマートフォンであって、
図1に示すように、送受信部10、記憶部20、表示制御部30、表示画面(表示部)40、操作受付部50、分類部60、及び、計時部70を備える。
【0013】
表示画面40は、
図2に示すように略矩形であって、表示制御部30の制御に従って、種々の情報を表示する。また、表示画面40は、タッチセンサを配したタッチセンサ画面であって、ユーザによる接触を検知する。
【0014】
送受信部10は、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、種々の情報を送受信する。例えば、送受信部10は、サーバから電子チラシの画像(以下、「チラシ画像」とも称する)を受信する。端末装置1は、プッシュ型としてサーバから配信されるチラシ画像を受信してもよいし、プル型としてチラシ画像をサーバに要求し、要求に応じて送信されるチラシ画像を受信してもよい。なお、チラシ画像には有効期限が設定されていてもよい。この有効期限は、電子チラシを閲覧できる期限を示す情報であり、例えば、電子チラシをサーバ1から端末装置に送信することができる期限、又は、サーバ1から受信した電子チラシを端末装置が表示可能な期限である。
【0015】
記憶部20は、種々の情報を記憶する。例えば、記憶部20は、送受信部10によって受信されたチラシ画像を記憶する。より詳細には、記憶部20は、各チラシ画像を、未分類、分類済の何れかとして記憶する。ここで、分類済には、ユーザからの指示に応じて表示する可能性があるチラシ画像であることを示す「閲覧必要」と、今後表示する可能性がないチラシ画像であることを示す「閲覧不要」とがある。
【0016】
例えば、記憶部20は、
図3(a)に示すように、各チラシ画像を「未分類」「分類済(閲覧必要)」「分類済(閲覧不要)」の何れかの状態を表す情報に対応付けて記憶する。また例えば、記憶部20は、
図3(b)に示すように、各チラシ画像を「未分類」「分類済(閲覧必要)」「分類済(閲覧不要)」の何れかの状態毎にグループに分けて記憶してもよい。
【0017】
未分類のチラシ画像とは、送受信部10によって受信され、分類部60によって未だ分類されていないチラシ画像である。閲覧必要のチラシ画像とは、操作受付部50から入力されるユーザの指示に従い、分類部60によってユーザにとって有用なもの、即ち、広告内容に興味があって閲覧に値するものに分類されたチラシ画像である。閲覧不要のチラシ画像とは、分類部60によってユーザにとって無用なもの、即ち、広告内容に興味がなく閲覧に値しないものに分類されたチラシ画像である。なお、分類部60による分類については後述する。
【0018】
なお、サーバ1から送信され記憶部20に記憶したチラシ画像に有効期限が設定されていた場合、有効期限を過ぎたときに、記憶部20から消去(削除)してもよい。なお、チラシ画像の消去に関しては後述する。
【0019】
表示制御部30は、表示画面40の表示を制御する。例えば、表示制御部30は、記憶部20に記憶されたチラシ画像の表示画面40への表示を制御する。即ち、表示制御部30は、夫々の表示位置(夫々の表示位置とは、所定の、若しくは、ランダムに定める初期位置、又は、初期位置から移動した移動後の位置である)に、夫々のチラシ画像を表示する。換言すれば、表示制御部30は、各チラシ画像に対応付けて表示画面上の現在の表示位(初期位置又は移動後の位置)を記憶している。
【0020】
操作受付部50は、表示画面40に配されているタッチセンサを介してユーザから種々の操作を受け付ける。例えば、操作受付部50は、チラシ画像の表示位置を移動させる移動操作を受け付ける。具体的には、ユーザが、表示画面40上において一のチラシ画像の表示領域に指で触れ、触れたままの状態で指が触れている位置を移動させた場合、操作受付部50は、タッチセンサを介して、チラシ画像に触れたまま指を移動させている旨を認識し、当該チラシ画像の表示位置を指の動きに連れて移動させる移動操作として受け付ける。
【0021】
操作受付部50は、チラシ画像の表示位置を移動させる移動操作を受け付けた場合、移動操作の対象となっているチラシ画像を特定する情報と、移動操作の内容を表す情報である移動操作内容を表示制御部30及び分類部60に出力する。ここで、移動操作内容とは、操作画面40上の移動速度、即ち、移動方向、移動量等である。
【0022】
分類部60は、操作受付部50によって受け付けたチラシ画像の表示位置の移動先に応じて、チラシ画像を閲覧必要と閲覧不要とに分類する。具体的には、分類部60は、チラシ画像の移動先が表示画面40の所定の第1領域(後述)である場合、当該チラシ画像を第1の画像(閲覧必要)に分類する。より詳細には、分類部60は、移動操作に応じてチラシ画像の表示位置を移動させる表示制御部30が当該チラシ画像の少なくとも一部を第1領域上に表示させるように制御したとき、即ち、表示画面40の第1領域上に当該チラシ画像の少なくとも一部が表示されたときに、当該チラシ画像の移動先は第1領域であると判断し、当該チラシ画像を第1の画像(閲覧必要)に分類する。
【0023】
また、分類部60は、チラシ画像の移動先が表示画面40の第1領域と異なる所定の第2領域(後述)である場合、当該チラシ画像を第2の画像(閲覧不要)に分類する。より詳細には、分類部60は、移動操作に応じてチラシ画像の表示位置を移動させる表示制御部30が当該チラシ画像の少なくとも一部を第2領域上に表示させるように制御したとき、当該チラシ画像の移動先は第2領域であると判断し、当該チラシ画像を第2の画像(閲覧不要)に分類する。
【0024】
なお、分類部60は、移動操作に応じてチラシ画像の表示位置を移動させる表示制御部30が当該チラシ画像の少なくとも一部を第1領域上に表示させるように制御したときではなく、タッチセンサを介して指の動きを認識する操作受付部50が、チラシ画像に触れたまま移動している指の画面上の位置が第1領域上であることを認識したときに、当該チラシ画像の移動先は第1領域であると判断し、当該チラシ画像を第1の画像(閲覧必要)に分類するようにしてもよい。
チラシ画像を第2の画像(閲覧不要)に分類する場合も同様に、分類部60は、操作受付部50が、チラシ画像に触れたまま移動している指の画面上の位置が第2領域上であることを認識したときに、当該チラシ画像の移動先は第2領域であると判断し、当該チラシ画像を第2の画像(閲覧不要)に分類するようにしてもよい。
【0025】
上述の第1領域は、例えば、チラシ画像の表示画面40上の移動範囲を規定する所定の一辺に沿った端部の領域である。また、上述の第2領域は、例えば、チラシ画像の表示画面40上の移動範囲を規定する所定の一辺以外の他の辺に沿った端部の領域である。
【0026】
例えば、
図2において、表示画面40上のチラシ画像Pの移動範囲(領域40a、領域40b及び領域40cを含む範囲。太枠部分)を規定する所定の一辺Rに沿った端部の領域40aが、第1領域である。また、
図2において、移動範囲(40a、40b及び40c)を規定する所定の一辺R以外の他の辺S、辺T、辺Uに沿った端部の領域40cが、第2領域である。
なお、
図2において、領域40bは、未分類のチラシ画像を表示する分類作業領域である。また、領域40d、領域40eは、メッセージを表示する領域である。また、この図において、例えば辺Rは、左辺に割り当てられている。また辺Sが上辺、辺Tが右辺、辺Uが下辺に割り当てられており、これら3辺に沿って領域40cが割り当てられている。
【0027】
分類部60による分類結果は、記憶部20に反映される。例えば、記憶部20が、
図3(a)に示すように、各チラシ画像を「未分類」「閲覧必要」「閲覧不要」の何れかの状態と対応付けて記憶する態様の場合、分類部60は、ある「未分類」のチラシ画像について、「閲覧必要」に分類したときは、記憶部20に当該チラシ画像に対応付けられていた状態を表す情報を「未分類」から「閲覧必要」に更新し、「閲覧不要」に分類したときは記憶部20に当該チラシ画像に対応付けられていた状態を表す情報を「未分類」から「閲覧不要」に更新する。
【0028】
また、記憶部20が、
図3(b)に示すように、各チラシ画像を「未分類」「閲覧必要」「閲覧不要」の何れかの状態毎にグループに分けて記憶する態様の場合、分類部60は、ある「未分類」のチラシ画像について、「閲覧必要」に分類したときは当該チラシ画像を記憶部20の「未分類」のグループから「閲覧必要」のグループに分類し、「閲覧不要」に分類したときは当該チラシ画像を記憶部20の「未分類」のグループから「閲覧不要」のグループに分類する。
【0029】
なお、表示制御部30は、第1領域上にチラシ画像が移動してきたときに、第1領域である旨を明示的に表示するようにしてもよい。つまり、表示制御部30は、第1領域上にチラシ画像を表示していないときは第1領域を明示的に表示せずに、第1領域上にチラシ画像を表示しているときに第1領域を明示的に表示するようにしてもよい。
【0030】
また、表示制御部30は、分類部60によって第1の画像に分類された画像を識別する情報を第1領域に表示するようにしてもよい。つまり、表示制御部30は、既に「閲覧必要」として記憶部20に記憶されているチラシ画像を識別する情報(例えば、画像ファイル名、広告店舗名、それらを示すアイコン)を第1領域に表示するようにしてもよい。
【0031】
計時部70は、内部のクロックに基づいて計時する。この計時結果に基づいて、有効期限が設定されているチラシ画像は、有効期限を過ぎたときに記憶部20から消去される。
なお、チラシ画像の消去は、記憶部20自身が、計時部70の計時結果に従って、行ってもよいし、計時部70が行ってもよい。
【0032】
続いて、端末装置1において、チラシ画像を分類する画面に至る迄の画面の遷移について説明する。
図4は、表示画面40における表示例である。
端末装置1は、表示制御部30の制御によってアイコンEの表示中に(
図4の(I))、操作受付部50によってアイコンEのタッチを検知した場合、表示制御部30の制御によってメニュー画面(
図4の(II))を表示する。メニュー画面には、「今日のチラシを見る」と表示されたボタンF、今日のチラシの総数を示すアイコンGなどが配置されている。
【0033】
端末装置1は、操作受付部50によってメニュー画面上のボタンFのタッチを検知した場合、表示制御部30の制御によって、チラシ画像のチェック(分類)の開始画面(
図4の(III))を表示する。端末装置1は、操作受付部50によって開始画面上の「OK」ボタンのタッチを検知した場合、表示制御部30の制御によって、今日のチラシ画像をランダムに表示したチェック画面(
図4の(IV))を表示する。
【0034】
また、端末装置1は、上述のメニュー画面(
図4の(II))から開始画面(
図4の(III))へ遷移に代えて又は加えて、報知画面(
図4の(V))から開始画面(
図4の(III))へ遷移させても良い。つまり、端末装置1は、送受信部10がチラシ画像を受信したときに、表示制御部30の制御によって、チラシ画像の受信を報知する報知画面を表示し、操作受付部50によって報知画面上の「みる」ボタンのタッチを検知した場合、開始画面(
図4の(III))を表示するようにしてもよい。
【0035】
以下、端末装置1の処理の流れを説明する。
図5は、端末装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
【0036】
図5において、端末装置1は、サーバからチラシ画像を受信すると、表示画面40上にランダムに配置して表示する。そして、操作受付部50は、
図4(IV)のような画面が表示された表示画面40上において、一のチラシ画像について第1領域への移動操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS10)。
【0037】
ステップS10において、操作受付部50が、一の画像について表示画面40の第1領域への移動操作を受け付けた場合(ステップS10:Yes)、分類部60は、未分類として記憶されていた当該画像を、閲覧必要として記憶するように記憶部20を制御する(ステップS20)。また、表示制御部30は、表示画面40の分類作業領域から当該画像を消去するとともに(ステップS30)、表示画面40の第1領域に当該画像を識別する情報を表示するように制御する(ステップS40)。そして、ステップS80に進む。
【0038】
一方、ステップS10において、操作受付部50は、一の画像について表示画面40の第1領域への移動操作を受け付けなかった場合(ステップS10:No)、操作受付部50は、当該画像について、表示画面40の第2領域への移動操作を受け付けたか否かを判断する(ステップS50)。
【0039】
ステップS50において、操作受付部50が、一の画像について表示画面40の第2領域への移動操作を受け付けた場合(ステップS50:Yes)、分類部60は、未分類として記憶されていた当該画像を、閲覧不要として記憶するように記憶部20を制御する(ステップS60)。また、表示制御部30は、表示画面40の分類作業領域から当該画像を消去するように制御する(ステップS70)。そして、ステップS80に進む。
【0040】
一方、ステップS50において、操作受付部50が一の画像について表示画面40の第2領域への移動操作を受け付けなかった場合(ステップS50:No)、ステップS80に進む。
【0041】
ステップS40、ステップS50(No)、ステップS70に続いて、終了判定部(非図示)は、分類処理を終了するか否かを判断する(ステップS80)。例えば、未分類のチラシ画像が無くなった場合、ユーザから分類を終了する旨の操作を受け付けた場合に、終了判定部(非図示)は、分類処理を終了するか否かを判断する。終了判定部(非図示)は、分類処理を終了すると判断したときは(ステップS80:Yes)、本フローチャートは終了し、分類処理を終了しないと判断したときは(ステップS80:No)、ステップS10に戻る。
【0042】
続いて、具体例を用いて、
図5に示すフローチャートを更に説明する。
図6〜
図9は、表示画面40における表示例である。
図6〜
図9は、未分類のチラシ画像A、画像B、画像C、画像Dを、画像A、画像B、画像C、画像Dの順に分類するユーザの一連の分類操作を表している。
【0043】
まず、
図6に示すように、チェック画面の分類作業領域40bに未分類の画像A、画像B、画像C、画像Dが表示されている場合に、操作受付部50が、画像Aについて表示画面40の第1領域40aへの移動操作を受け付けた場合(ステップS10:Yes)、分類部60は、未分類として記憶されていた画像Aを、閲覧必要として記憶するように記憶部20を制御し(ステップS20)、表示制御部30は、分類作業領域40bから画像Aを消去するとともに(ステップS30)、第1領域40aに画像Aを識別する情報(アイコンIa)を表示するように制御する(ステップS40)。
なお、
図6に示すように、表示制御部30は、第1領域上40a上にチラシ画像が移動してきたときに、第1領域である旨を明示的に表示している(説明の便宜上、明示的に表示している旨を斜線にて表しているが、実際には、斜線を用いて第1領域である旨を表示しなくてもよい。例えば、第1領域を他の領域と異なる色にて表示してもよい)。
また、メッセージ領域40dや電子チラシの画像からの吹き出しには、操作に係る画像に関する情報(例えば、チラシ名)が表示される。
図6の場合、画像Aのチラシ名「A店 ○○○」を表示している。
【0044】
続いて、
図7に示すように、チェック画面の分類作業領域40bに未分類の画像B、画像C、画像Dが表示されている場合に、操作受付部50が、画像Bについて表示画面40の第2領域40cへの移動操作を受け付けた場合(ステップS50:Yes)、分類部60は、未分類として記憶されていた画像Bを、閲覧不要として記憶するように記憶部20を制御し(ステップS60)、表示制御部30は、分類作業領域40bから画像Cを消去するように制御する(ステップS70)。
【0045】
なお、
図6、
図7に示すように、表示制御部30は、画像Bの如く、向きが表示画面40の上下方向と一致していない画像が操作受付部50によって選択されたときは、上下方向を正して表示するようにしてもよい。
また、
図6、
図7に示すように、表示制御部30は、画像Bの如く、他の画像の下側に重なって表示されている画像が操作受付部50によって選択されたときは、他の画像よりも上側に表示するようにしてもよい。
【0046】
続いて、
図8に示すように、チェック画面の分類作業領域40bに未分類の画像C、画像Dが表示されている場合に、操作受付部50が、画像Cについて表示画面40の第1領域40aへの移動操作を受け付けた場合(ステップS10:Yes)、分類部60は、未分類として記憶されていた画像Cを、閲覧必要として記憶するように記憶部20を制御し(ステップS20)、表示制御部30は、分類作業領域40bから画像Cを消去するとともに(ステップS30)、第1領域40aに画像Cを識別する情報(アイコンIc)を表示するように制御する(ステップS40)。
なお、
図8に示すように、表示制御部30は、第1領域上40a上にチラシ画像が移動してきたときに、第1領域である旨を明示的に表示するとともに、既に閲覧必要として記憶している画像を識別する情報(アイコンIa)を第1領域内に表示するように制御する。
【0047】
続いて、
図9に示すように、チェック画面の分類作業領域40bに未分類の画像Dが表示されている場合に、操作受付部50が、画像Dについて表示画面40の第2領域40cへの移動操作を受け付けた場合(ステップS50:Yes)、分類部60は、未分類として記憶されていた画像Dを、閲覧不要として記憶するように記憶部20を制御し(ステップS60)、表示制御部30は、分類作業領域40bから画像Dを消去するように制御する(ステップS70)。
【0048】
以上、端末装置1によれば、ユーザは、チラシ画像の表示位置を移動させることによって当該画像を分類することができるため、紙のチラシを扱うのに近い感覚で、チラシ画像を分別することができる。また、
図6〜
図9に示すように、チラシ画像をゲーム感覚で楽しく、片付けることができる。
【0049】
また、分類部60は、チラシ画像の移動先が、領域40a、領域40b及び領域40cを含む範囲の何れの辺に沿った端部の領域であるかに応じて当該画像を分類しているため、ユーザは、閲覧必要又は閲覧不要の分類先に応じて、何れかの辺の方向に、チラシ画像を移動させるのみで、チラシ画像を分類できる。従って、例えば、表示画面40のフォルダなどを表示している閉領域等の特定の領域に移動させるよりも、簡便に、チラシ画像を分類することができる。
【0050】
なお、上記実施例においては、操作受付部50は、ユーザが、表示画面40上において一のチラシ画像の表示領域に指で触れ、触れたままの状態で指が触れている位置を移動させた場合、当該指の移動操作を、当該チラシ画像の表示位置の移動操作として受け付けると説明したが、操作受付部50が移動操作として受け付ける操作はこれに限定されない。
【0051】
図10は、表示画面40における表示例である。例えば、操作受付部50は、
図10に示すように、表示画面40上において一のチラシ画像の表示領域をフリックする操作を、当該チラシ画像の表示位置の移動操作として受け付けるようにしてもよい。なお、フリックする操作とは、例えば、弾く、滑らせる、投げる操作である。
【0052】
なお、フリックの場合、表示制御部30は、弾く際に最初にチラシ画像上の指を付けた位置及び当該チラシ画像を弾いて指を離した位置に基づいて算出されるチラシ画像の移動方向と、弾く際の勢い(チラシ画像に与えた加速度)に基づいて算出されるチラシ画像の速さとから、フリック後に移動するチラシ画像(弾かれたチラシ画像)を表示画面40に表示させるように制御する。なお、弾かれたチラシ画像は、弾かれた後に減速せずに等速運動をするようにしてもよいし、予め定めた摩擦計数に従って徐々に減速、停止するようにしてもよい。
【0053】
また、分類部60は、フリック後に移動する電子チラシの少なくとも一部が、表示画面40の第1領域上に表示されたときに、当該チラシ画像を第1の画像(閲覧必要)に分類する。また、分類部60は、フリック後に移動する電子チラシの少なくとも一部が、表示画面40の第2領域上に表示されたときに、当該チラシ画像を第2の画像(閲覧不要)に分類する。
【0054】
また、上記実施例においては、閲覧必要に振り分けるための第1領域は、チラシ画像の移動範囲を規定する左辺に沿った端部の領域であると説明したが、第1領域は当該端部に限定されない。例えば、移動範囲を規定する右辺、上辺、下辺の何れかの辺に沿った端部の領域を第1領域としてもよい。また、移動範囲を規定する何れかの1辺に沿った端部の領域を第1領域とするのではなく、2辺又は3辺に沿った端部の領域を第1領域としてもよい。
【0055】
また、同様に、上記実施例においては、閲覧不要に振り分けるための第2領域は、チラシ画像の表示画面40上の移動範囲を規定する3辺(例えば、上辺、右辺、下辺)に沿った端部の領域であると説明したが、第2領域はこれに限定されず、第1領域とする端部以外の端部の全部又は一部を第2領域とすればよい。例えば、移動範囲を規定する上辺に沿った端部の領域を第1領域とした場合、上辺以外の端部である左辺、下辺、右辺の3辺の全部又は一部に沿った端部を第2領域としてもよい。
【0056】
また、上記実施例においては、分類部60は操作受付部50によって受け付けたチラシ画像の表示位置の移動先に応じてチラシ画像を閲覧必要と閲覧不要とに分類すると説明したが、端末装置1は、上述のような、未分類の状態のチラシ画像を分類済の状態にする分類機能に加え、分類済の状態(閲覧必要又は閲覧不要)のチラシ画像を未類済の状態にする分類やり直し機能(リセット機能)を更に備えていてもよい。具体的には、端末装置1が分類やり直し部(非図示)を備え、分類やり直し部は、操作受付部50を介して受け付けた分類やり直し操作に応じて、分類済の状態のチラシ画像を未類済の状態に戻してもよいし、分類部60が分類やり直し機能を有し、上述の分類やり直し操作に応じて、分類済の状態のチラシ画像を未類済の状態に戻してもよい。なお、分類済の状態のチラシ画像を未類済の状態に戻したときは、記憶部20の記憶の状態、及び、表示画面の表示の状態が、分類済の状態から未分類のときの状態に戻る。
【0057】
続いて、分類作業領域40bに一度(一斉)に表示できるチラシ画像の数に関して説明する。分類作業領域40bには、例えば、
図6に示すように、チラシ画像は重ねて表示できる。従って、今日のチラシの総数(
図4の(II))分の全てのチラシ画像を一度に分類作業領域40bに表示することができる。
【0058】
なお、今日のチラシの総数分の全てのチラシ画像を一度に分類作業領域40bに表示する態様、即ち、分類作業領域40bに一度に表示するチラシ画像の数を制限しない態様に代えて、分類作業領域40bに一度に表示するチラシ画像の数を制限する態様としてもよい。換言すれば、分類対象のチラシ画像の全てではなく一部を分類作業領域40bに表示する態様としてもよい。
具体的には、今日のチラシの総数が、分類作業領域40bに一度に表示できる制限数を超えていた場合には、最初に分類作業領域40bに制限数分のチラシ画像を表示し、他を非表示とし、表示中のチラシ画像を1つ分類する毎に、非表示のチラシ画像を1つずつ分類作業領域40bに追加表示するようにしてもよい。
【0059】
図11は、表示画面40における表示例である。例えば、制限数が4であって、今日のチラシの総数が6(画像A、画像B、画像C、画像D、画像E、画像F)である場合、
図6に相当する分類操作は、
図11のようになる。
図11の例では、最初に、分類作業領域40bに制限数4に従って4つの画像(画像A、画像B、画像C、画像D)を表示し、制限数4を超えた2つの画像(画像E、画像F)を非表示とし、表示中の画像Aが分類されたときに非表示としていた画像Eを分類作業領域40bに追加表示している。なお、画像Fは、表示中の画像B、画像C、画像D、画像Eの何れかが分類されたときに分類作業領域40bに追加表示する。
【0060】
続いて、
図6乃至
図9、及び、
図11乃至
図15を用いて、分類結果を参照する画面に関して説明する。
図12乃至
図15は、表示画面40における表示例である。なお、この分類結果を参照する画面の説明において、上述の制限数は4であるものとする。
図6乃至
図9に示すように、今日のチラシの総数が4(画像A、画像B、画像C、画像D)である場合において、画像Aの分類後に(
図6の右端の状態において)、領域40eの「チェックしたチラシをみる」がタッチされたときは、
図12(a)の如く、分類結果を表示する。
図12(
図13、
図14も同様)において、領域40a’は、上述の第1領域40aと略同一の位置の領域であって、閲覧必要に分類された画像(閲覧必要として記憶された画像)を識別する情報を表示する領域40a’−1、未分類の画像(未分類として記憶された画像)を識別する情報を表示する領域40a’−2、及び、閲覧不要に分類された画像(閲覧不要として記憶された画像)を識別する情報を表示する領域40a’−3から構成されている。なお、領域40a’−1、領域40a’−2、領域40a’−3は、互いに異なる色にて表示してもよいし、他の領域との境界を明示してもよい。
図12(
図13、
図14、
図15も同様)において、領域40b’は、上述の分類作業領域40bと略同一の位置の領域であって、閲覧必要に分類された画像の1つを初期表示する(拡大表示してもよい)。なお、閲覧必要に分類された画像が存在しない場合には、未分類の画像、若しくは、閲覧不要に分類された画像の1つを初期表示してもよい。
図12(
図13、
図14、
図15も同様)において、領域40eの「もどる」がタッチされたときは、当該分類結果を参照する画面の表示前の画面に戻る。
【0061】
従って、画像Aの分類後に(
図6の右端の状態において)、「チェックしたチラシをみる」がタッチされたときは、
図12(a)の如く、領域40a’−1に、閲覧必要に分類された画像Aを識別するアイコンIaを表示し、領域40a’−2に、未分類の画像B、画像C、画像Dを識別するアイコンIb、アイコンIc、アイコンIdを表示する。閲覧不要に分類された画像は無いため、領域40a’−3には何も表示しない。
また、領域40b’には、領域40a’−1に表示されたアイコンIaに対応する画像Aを初期表示する。領域40a’−2又は領域40a’−3に表示された他のアイコンがタッチされた場合には、初期表示した画像Aに代えて、タッチされたアイコンに対応する画像を領域40b’に表示する。
なお、
図12(a)において、領域40eの「もどる」がタッチされたときは、当該画面の表示前の画面に戻る。即ち、
図6の右側の画面を表示する。
図12(b)、及び、
図13乃至
図15に記載の他の分類結果を参照する画面についても同様である。
【0062】
また、画像Bの分類後に(
図7の右端の状態において)、「チェックしたチラシをみる」がタッチされたときは、
図12(b)の如く、領域40a’−1に、閲覧必要に分類された画像Aを識別するアイコンIaを表示し、領域40a’−2に、未分類の画像C、画像Dを識別するアイコンIc、アイコンIdを表示し、領域40a’−3に、閲覧不要に分類された画像Bを識別するアイコンIbを表示する。なお、領域40b’には、領域40a’−1に表示されたアイコンIaに対応する画像Aを初期表示する。他のアイコンがタッチされた場合には、初期表示した画像Aに代えて、タッチされたアイコンに対応する画像を領域40b’に表示する。
【0063】
また、画像Cの分類後に(
図8の右端の状態において)、「チェックしたチラシをみる」がタッチされたときは、
図13(a)の如く、領域40a’−1に、閲覧必要に分類された画像A、画像Cを識別するアイコンIa、アイコンIcを表示し、領域40a’−2に、未分類の画像Dを識別するアイコンIdを表示し、領域40a’−3に、閲覧不要に分類された画像Bを識別するアイコンIbを表示する。なお、領域40b’には、領域40a’−1の最上部に表示されたアイコンIaに対応する画像Aを初期表示する。他のアイコンがタッチされた場合には、初期表示した画像Aに代えて、タッチされたアイコンに対応する画像を領域40b’に表示する。
【0064】
また、画像Dの分類後に(
図9の右端の状態において)、「チェックしたチラシをみる」がタッチされたときは、
図13(b)の如く、領域40a’−1に、閲覧必要に分類された画像A、画像Cを識別するアイコンIa、アイコンIcを表示し、領域40a’−3に、閲覧不要に分類された画像B、画像Dを識別するアイコンIb、アイコンIdを表示する。未分類の画像は無いため、領域40a’−2には何も表示しない。なお、領域40b’には、領域40a’−1の最上部に表示されたアイコンIaに対応する画像Aを初期表示する。他のアイコンがタッチされた場合には、初期表示した画像Aに代えて、タッチされたアイコンに対応する画像を領域40b’に表示する。
【0065】
また、
図11に示すように、今日のチラシの総数が6(画像A、画像B、画像C、画像D、画像E、画像F)である場合、画像Aの分類後に(
図11の右端の状態において)、「チェックしたチラシをみる」がタッチされたときは、
図14の如く、分類結果を表示する。つまり、領域40a’−1に、閲覧必要に分類された画像Aを識別するアイコンIaを表示し、領域40a’−2に、未分類の画像B、画像C、画像D、画像E、画像Fを識別するアイコンIb、アイコンIc、アイコンId、アイコンIe、アイコンIfを表示する。即ち、分類作業領域40bに表示中の画像B、画像C、画像D、画像Eに加え、非表示中の画像Fについても未分類であるため、領域40a’−2にアイコンを表示する。
なお、領域40a’にアイコンが収まらないときは、スクロールするようにしてもよい(
図12、
図13、
図15も同様)。
【0066】
なお、
図12乃至
図14に示す例は、閲覧必要に分類された画像を識別するアイコン、未分類の画像を識別するアイコン、及び、閲覧不要に分類された画像を識別するアイコンを領域40a’に表示する態様であるが、閲覧必要に分類された画像を識別するアイコンのみを領域40a’に表示する態様としてもよい。つまり、例えば、画像Bの分類後に(
図7の右端の状態において)、「チェックしたチラシをみる」がタッチされたときは、
図12(b)に代えて、
図15(a)の如く、閲覧必要に分類された画像Aを識別するアイコンIaのみを表示してもよい。
また、閲覧必要に分類された画像を識別するアイコン、及び、未分類の画像を識別するアイコンを領域40a’に表示する態様としてもよい。つまり、例えば、画像Bの分類後に(
図7の右端の状態において)、「チェックしたチラシをみる」がタッチされたときは、
図12(b)に代えて、
図15(b)の如く、閲覧必要に分類された画像Aを識別するアイコンIa、未分類の画像C、画像Dを識別するアイコンIc、アイコンIdを表示してもよい。
【0067】
なお、
図12乃至
図15に示す例は、領域40eに「もどる」を表示しているが、閲覧必要に分類された画像の画像数と、うち何番目の画像を領域40b’に表示しているかを示す情報を表示してもよい。例えば、
図13(a)の場合、閲覧必要に分類された画像数は2(画像A、画像C)であって1番目の画像Aを領域40b’に表示しているため、領域40eに「1/2」と表示する。また、閲覧必要に分類された画像の画像数に代えて、閲覧必要に分類された画像、未分類の画像、閲覧不要に分類された画像の合計数を用いてもよい。例えば、
図13(a)の場合、合計数は4(画像A、画像C、画像D、画像B)であって1番目の画像Aを領域40b’に表示しているため、領域40eに「1/4」と表示する。
【0068】
続いて、分類作業領域40bのチラシ画像の初期表示について説明する。チラシ画像は、所定の、若しくは、ランダムに定める初期位置に表示すると説明し、一例として、
図4の(IV)に示す表示例を示した。他の初期表示の表示例を
図16に示す。
図16は、表示画面40における表示例である。
即ち、開始画面(
図4の(III))において、「OK」ボタンがタッチされた場合、
図16(a)の如く、チラシ画像の向き(表示画面に対する画像の傾き)を揃えて表示してもよい。また、
図16(b)の如く、各チラシ画像が重ならないように表示してもよい。また、
図16(c)の如く、各チラシ画像を少しずつ所定方向にずらしながら重ねて表示してもよい。
【0069】
なお、上記実施例におけるチラシ画像、即ち、分類作業領域40bにおいて分類するチラシ画像は、実際に閲覧するための閲覧用画像であってもよいし、閲覧用画像に対応するサムネイル画像であってもよい。サムネイル画像を分類する態様の場合には、分類結果参照画面(
図12乃至
図15)の領域40b’に閲覧用画像を表示する。
【0070】
以下、サムネイル画像を分類する態様について説明する。サーバは、サムネイル画像を端末装置1に送信する。つまり、端末装置1は、サーバからサムネイル画像を受信する。
続いて、端末装置1は、サーバから受信したサムネイル画像を記憶するとともに、記憶したサムネイル画像を表示画面40に表示する(
図4参照)。即ち、端末装置1は、サーバから送信されたサムネイル画像を受信する受信部と、受信部によって受信されたサムネイル画像を記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたサムネイル画像の表示画面40への表示を制御する表示制御部とを備える。なお、端末装置1の受信部は、サーバから送信された閲覧用画像も受信する(後述)。
【0071】
続いて、端末装置1は、ユーザからの指示に応じて、表示画面40に表示されているサムネイル画像を分類し(
図6乃至
図9参照)、分類結果を記憶する(
図3参照)。即ち、端末装置1は、表示制御部によって表示画面40に表示されたサムネイル画像の表示位置を移動させる移動操作を受け付ける移動操作受付部と、移動操作受付部によって受け付けたサムネイル画像の表示位置の移動先に応じてサムネイル画像を分類する分類部とを備える。
【0072】
続いて、端末装置1は、「チェックしたチラシをみる」がタッチされたときは、分類結果参照画面の領域40aにサムネイル画像を表示する。端末装置1は、分類結果参照画面の領域40aにおいて、一のサムネイル画像(閲覧必要に分類された一のサムネイル画像、未分類の一のサムネイル画像、若しくは、閲覧不要に分類された一のサムネイル画像)がユーザによって指定(タッチ)されたときは、指定された当該サムネイル画像に対応する閲覧用画像をサーバに要求する。即ち、端末装置1は、分類されたサムネイル画像若しくは未だ分類されていないサムネイル画像のなかから、所望のサムネイル画像の指定操作を受け付ける指定操作受付部と、指定操作受付部によって受け付けたサムネイル画像に対応する閲覧用画像をサーバに要求する要求部とを備える。
サーバは、端末装置1からの要求に応じて、閲覧用画像を端末装置1に送信する。即ち、端末装置1は、サーバから送信された閲覧用画像を受信し(受信部)、分類結果参照画面の領域40b’に表示する(表示制御部)。
【0073】
なお、端末装置1の指定操作受付部は、分類結果参照画面を表示したときに、初期表示として、領域40aの最上部に表示されたサムネイル画像(
図12乃至
図15の例においてサムネイル画像A)に対応する閲覧用画像を、ユーザからの指定によらずに自動的に、サーバに要求してもよい。
【0074】
なお、サーバは、閲覧用画像に有効期限を設定し、端末装置1から閲覧用画像を要求された場合に、有効期限をチェックしてもよい。即ち、サーバは、有効期限内の閲覧用画像については端末装置1に送信し、有効期限を過ぎた閲覧用画像については端末装置1に送信しないようにしてもよい。
【0075】
また、端末装置1は、サムネイル画像がタッチされる都度、サーバに閲覧用画像を要求するのではなく、サーバから受信した閲覧用画像を一時記憶しておき、一時記憶している閲覧用画像を表示してもよい。なお、端末装置1は、閲覧用画像に有効期限が設定されている場合であって端末装置1側において有効期限を保持する場合(例えば、サムネイル画像又は閲覧用画像とともに有効期限情報をサーバから取得している場合)には、一時記憶している閲覧用画像を表示する際に、有効期限をチェックし、有効期限であれば表示し、そうでなければ表示しないようにしてもよい。また、端末装置1は、閲覧用画像に有効期限が設定されている場合であって端末装置1側において有効期限を保持しない場合には、一時記憶している閲覧用画像を表示する際に、サーバに有効期限を問い合わせ、有効期限をチェックしてもよい。
【0076】
以上のように、端末装置1においてサムネイル画像を分類する態様の場合、サーバは、チラシ画像であって閲覧するための閲覧用画像と、チラシ画像であって閲覧用画像に対応するサムネイル画像とを記憶する記憶部と、サムネイル画像を端末装置1に送信するとともに、サムネイル画像を送信した端末装置1からの要求に応じて閲覧用画像を送信する送信部とを備える。
【0077】
また、上記実施例においては、端末装置1は、スマートフォンであると説明したが、端末装置1はスマートフォンに限定されない。例えば、端末装置1は、パーソナルコンピュータ、スマートフォンの普及よりも前に普及した携帯電話であってもよい。なお、端末装置1がタッチセンサ画面を有しない場合には、操作受付部50は、マウス、操作キーなどによって、チラシ画像を移動させる移動操作を受け付けるようにしてもよい。
【0078】
また、端末装置1の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、上述のチラシ画像の分類等を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
【0079】
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを配信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【0080】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。