(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0013】
――第1実施形態――
<全体構成>
まず、
図1を用いて、本発明の第1実施形態に係るサーバ装置としての報酬サーバ12を含むゲームシステム5の全体構成を説明する。
【0014】
ゲームシステム5は、ハードウェア構成として、第1〜第nゲームサーバ11(1)〜11(n)と、報酬サーバ12と、メディアアプリサーバ13と、成果判定サーバ14と、第1データベースサーバ15と、第2データベースサーバ16と、ビーコン装置17と、を備えている。また、ゲームシステム5は、ソフトウェア構成として、第1〜第mゲームアプリ18(1)〜18(m)と、メディアアプリ19と、を備えている。
【0015】
なお、以下の説明で適宜、第1〜第nゲームサーバ11(1)〜11(n)は、「ゲームサーバ11」と称され、第1〜第mゲームアプリ18(1)〜18(m)は、「ゲームアプリ18」と称される。また、上記「n」と「m」は2以上の正の整数である。
【0016】
ゲーム端末10は、ユーザ10Aが所持している端末である。このゲーム端末10は、複数のゲームをユーザ10Aに提供可能な端末である。このようなゲーム端末10としては、携帯電話やタブレット、ノートパソコン等の可搬型の端末が挙げられる。ゲーム端末10には、GPS衛星の電波を受信し、ゲーム端末10の現在位置情報を算出する測位機能が搭載されている。また、ゲーム端末10は、ユーザ10Aが店舗17Aに来店した際に、当該店舗17Aに対して後述するチェックイン処理を行うことが可能となっている。
【0017】
また、ゲーム端末10は、ゲームサーバ11と通信可能に構成されている。このゲーム端末10では、ゲームサーバ11と随時通信することにより、オンライゲームとして第1〜第nゲーム(以下、適宜、「ゲーム」と称される。)をプレイすることができる。これらのゲームは、ゲーム端末10及びゲームサーバ11の少なくとも何れか一方によりゲームアプリ18が実行されることにより提供される。
【0018】
ゲームサーバ装置としてのゲームサーバ11は、ゲーム端末10と、報酬サーバ12と通信可能に構成されている。これらゲームサーバ11は、ゲームアプリ18のインストールデータを記憶している。そして、ゲームサーバ11は、ゲーム端末10からダウンロード要求があった場合に、ゲームアプリ18のインストールデータをゲーム端末10に送信する。
【0019】
また、ゲームサーバ11は、ユーザ10Aによるゲームのプレイ内容を示すプレイ情報の全部又は一部を記憶している。そして、ゲームサーバ11は、ゲーム端末10からプレイ情報送信要求があった場合に、ユーザ10Aに対応するゲームのプレイ情報(セーブデータ)をゲーム端末10に送信する。なお、プレイ情報としては、ゲームにおいてユーザ10Aが支払った料金の累計や、ゲームに登場するキャラクタのレベルや特定の物を生産するための生産レベル等のゲームレベルが挙げられる。他にも、プレイ情報としては、ゲーム時間、ゲーム進捗度、ゲーム端末10のユーザ10Aとネットワークで繋がるフレンド数が挙げられる。
【0020】
報酬サーバ12は、ゲームサーバ11と、メディアアプリサーバ13と通信可能に構成されている。この報酬サーバ12は、例えば当該報酬サーバ12を運営する会社と提携された店舗17Aへの来店を誘導するために、ゲームサーバ11を介してゲーム端末10に店舗17Aの広告を表示させる。また、報酬サーバ12は、ユーザ10Aがまだ提供されていないゲームの提供を誘導、例えばダウンロードを誘導するために、当該所持していないゲームの広告を適宜ゲーム端末10に表示させる。そして、報酬サーバ12は、ユーザ10Aが来店した成果やゲームの提供を受けた(ゲームの受取)成果を特定のゲーム専用の報酬に変換し、ゲームサーバ11に対して報酬の付与を指示する。
【0021】
なお、上記「報酬」は、そのままゲームに使用される報酬であってもよいし、ゲームに使用されるアイテムやゲーム通貨に交換するための報酬であってもよい。第1実施形態では、上記「報酬」は、特定のゲーム専用に使用されるアイテムに交換するための報酬であり、以下では、適宜この報酬を「チケット」と称す。
また、上記「店舗17A」は、スーパーやコンビニエンスストア、ゲームソフト販売店等の商品を提供する建物だけでなく、美容室やホテル、銀行、ゲームセンター等のサービスを提供する建物も含む。また、上記「店舗17A」は、建物に限られず、建物外の露店も含む。
また、「特定のゲーム」とは、来店の成果やゲームの提供を受けた成果がチケットへ変換される前までにユーザ10Aによって選択され、チケットが使用可能となる(チケットの受取先となる)ゲームである。また、このユーザ10Aによって選択された特定のゲームは、識別情報としての受取先ゲームIDによって示されるものとする。
また、以下では、ユーザ10Aが来店した成果は、「チェックイン処理により付与される成果」や、「チェックインの成果」とも記載することがある。
【0022】
メディアアプリサーバ13は、ゲーム端末10と、報酬サーバ12と通信可能に構成されている。また、メディアアプリサーバ13は、メディアアプリ19のインストールデータを記憶している。そして、メディアアプリサーバ13は、ゲーム端末10からダウンロード要求があった場合に、メディアアプリ19のインストールデータをゲーム端末10に送信する。メディアアプリ19が実行されるとゲーム端末10では、随時成果判定サーバ14やメディアアプリサーバ13と通信することにより、店舗17Aに対するチェックイン処理や、チケットの受取先の選択、チケットの使用等を行うことができる。
【0023】
成果判定サーバ14は、ゲーム端末10と、メディアアプリサーバ13と、ビーコン装置17と通信可能に構成されている。この成果判定サーバ14は、チェックイン処理により付与される成果を判定する。
【0024】
ビーコン装置17は、店舗17Aの中、或いは、その周囲に設置されている。このビーコン装置17は、ユーザ10Aの店舗17Aへの来店を検知するためのものである。例えば、ビーコン装置17は、一定の送信時間間隔でビーコンIDとビーコンデータを含むビーコン信号17Bをブロードキャスト送信する。なお、ビーコンデータは、例えば接続先である成果判定サーバ14の宛先等の各種情報を含む。
【0025】
<チケット付与の枠組>
次に、
図1を用いて、ゲームシステム5におけるチケット付与の枠組を説明する。
【0026】
ゲームシステム5は、店舗17Aに来店することで得られる来店ポイントをチケットに変換して、当該チケットを特定のゲームのユーザ10Aに付与できるようにすることで、O2Oとゲームを融合させたサービスを提供する。店舗17Aは、ゲームシステム5に組み込まれる対価として、成果判定サーバ14を運営する会社等に、店舗17Aの広告料金やビーコン装置17の設置料金を支払う。
【0027】
このようなゲームシステム5において、ゲーム端末10を所持しているユーザ10Aは、店舗17Aの広告等を見て店舗17Aに来店する。ユーザ10Aの来店があると、ゲーム端末10は、ビーコン装置17からブロードキャストされるビーコン信号17Bを受信する。このビーコン信号17Bに応答して、ゲーム端末10は、メディアアプリ19によるチェックイン処理を実行する。このチェックイン処理において、ゲーム端末10は、ビーコン信号17Bに含まれるビーコンIDや、GPS衛星から取得した現在位置情報、ゲーム端末10の端末IDを含む各種情報を生成する。この各種情報は、チェックイン処理によってゲーム端末10からユーザ10Aに付与される成果となる。そして、ゲーム端末10は、この成果としての各種情報の正当性を判断させるため、当該各種情報を成果判定サーバ14に送信する。
【0028】
成果判定サーバ14は、ゲーム端末10から受信した各種情報に基づき、チェックイン処理により付与される成果の正当性、言い換えればゲーム端末10によるチェックイン処理の正当性を判定する成果判定処理を行い、その判定結果をゲーム端末10へ返信する。また、成果判定サーバ14は、チェックイン処理が正当である場合に、受信したビーコン信号17Bに含まれるビーコンIDに対応する来店ポイントを取得する。そして、成果判定サーバ14は、チェックイン処理により付与される成果を、ビーコンIDから取得した来店ポイントに置き換え、当該来店ポイントを含むチェックインの成果情報を生成する。その後、成果判定サーバ14は、当該成果情報をメディアアプリサーバ13に送信する。
【0029】
メディアアプリサーバ13は、上記成果情報を受信すると、一律変換値として予め設定されている一律変換率に基づき、成果情報が示す来店ポイントを異なる価値として例えばゴールド(G)という単位に変換する。そして、メディアアプリサーバ13は、当該成果情報を報酬サーバ12に送信する。なお、上記「一律変換率」は、チェックイン処理によって付与される成果に対する変換率であって、全てのゲームに対して一律な変換率である。
【0030】
報酬サーバ12は、上記成果情報を受信すると、個別変換値として予め設定されている個別変換率に基づき、成果情報が示すゴールドを当該ゴールドとは異なる価値として、ゲーム端末10に提供される特定のゲーム専用のチケットに変換する。その後、報酬サーバ12は、ゲームサーバ11にチケットの付与を指示する。なお、上記「個別変換率」は、チェックイン処理によって付与される成果に対する変換率であって、ゲーム毎に設定される変換率である。
【0031】
ゲームサーバ11は、上記指示を受信すると、このチケットの枚数を、ユーザ10Aにより事前に選択された特定のゲームを示す受取先ゲームID及び端末IDに対応付けて記憶する。すなわち、ゲームサーバ11は、報酬サーバ12の指示に沿って、ユーザ10Aにチケットを付与する。その後、このチケットは、ユーザ10Aにより特定のゲームに使用されるアイテムと交換される。なお、上記「端末ID」は、ユーザ10Aを特定するユーザIDと読み替えることもできる。
【0032】
次に、
図2を用いて、チェックイン処理によって付与される成果からチケットへの変換の一例について説明する。
【0033】
成果判定サーバ14は、チェックイン処理によって付与される成果を例えば来店ポイント「100P」に置き換える。
【0034】
メディアアプリサーバ13は、その来店ポイント「100P」を含む成果情報を成果判定サーバ14から取得する。そして、メディアアプリサーバ13は、その100Pに一律変換率として例えば「1」を乗算して、来店ポイント「100P」を異なる価値の100Gに変換する。
【0035】
報酬サーバ12は、その100Gを含む成果情報をメディアアプリサーバ13から取得する。また、報酬サーバ12は、例えばゲーム端末10から受取先ゲームIDを取得する。そして、報酬サーバ12は、取得した受取先ゲームIDが特定のゲームとしての第1ゲームを示している場合、100Gに第1ゲームに対応する個別変換率として例えば「0.01」を乗算して、1チケットに変換する。変換後、1チケットの付与を第1ゲームに対応する第1ゲームサーバ11(1)に指示する。
【0036】
また、報酬サーバ12は、取得した受取先ゲームIDが特定のゲームとしての第2ゲームを示している場合、100Gに第2ゲームに対応する個別変換率として例えば「0.02」を乗算して、2チケットに変換する。変換後、2チケットの付与を第2ゲームに対応する第2ゲームサーバ11(2)に指示する。
【0037】
また、報酬サーバ12は、取得した受取先ゲームIDが特定のゲームとしての第3ゲームを示している場合、100Gに第3ゲームに対応する個別変換率として例えば「0.005」を乗算して、0.5チケットに変換する。変換後、0.5チケットの付与を第3ゲームに対応する第3ゲームサーバ11(3)に指示する。
【0038】
<サーバ構成>
次に、
図3を用いて、
図1に示されるゲームシステム5を構成する各種サーバの構成についてより詳細に説明する。
【0039】
まず、第1データベースサーバ15には、参照テーブル200が格納されている。また、第2データベースサーバ16には、変換率テーブル210と、店舗別報酬テーブル211と、が格納されている。
【0040】
図4に示されるように、参照テーブル200には、ビーコンID毎に、店舗名と、住所と、広告支払額と、来店ポイント等がそれぞれ対応付けられて登録されている。ビーコンIDは、店舗17Aに設置されているビーコン装置17のIDである。店舗名は、ビーコン装置17が設置された店舗17Aの名前である。住所は、店舗17Aの住所である。広告支払額は、店舗17Aにより広告料金として報酬サーバ12を運営する会社等に支払われた額である。来店ポイントは、上述のように、店舗17Aに来店したユーザ10Aに付与されるポイントである。なお、この来店ポイントは、例えば広告支払額が高いほど多くなるように設定されている。このように来店ポイントが多いと、ユーザ10Aが得られるチケットの枚数も多くなる。この結果、ユーザ10Aは、その店舗17Aに頻繁に来店するようになるので、ユーザ10Aを来店させたい店舗17Aからの広告料金の支払が促進される。
【0041】
図5に示されるように、変換率テーブル210には、ゲーム毎、すなわちゲームのタイトル毎に個別変換率が対応付けられて登録されている。また、変換率テーブル210には、ゲームのタイトルに関わらず、一律変換率と、受取変換値としてのDL変換率と、が登録されている。なお、DL変換率は、ユーザ10Aがゲームアプリ18の提供を受けたことによって付与される成果、例えばゲームアプリ18をダウンロードしたことによって付与される成果(ダウンロードの成果)に対する変換率である。このDL変換率は、全てのゲームに対して一律な変換率であり、個別変換率及び一律変換率と異なる変換率である。
【0042】
図6に示されるように、店舗別報酬テーブル211には、ゲームのタイトル毎及び店舗毎に得られるチケットの枚数が、例えば変換率テーブル210等に基づき報酬サーバ12により自動的に算出されて登録される。
【0043】
図3に戻って、成果判定サーバ14、メディアアプリサーバ13及び報酬サーバ12の順で構成及び機能を説明する。なお、以下の構成は、それぞれ、プロセッサやメモリの他、適宜、通信装置等を備え、プロセッサがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
【0044】
成果判定サーバ14は、受信手段140と、成果判定手段141と、送信手段142と、を備える。
【0045】
以上の成果判定サーバ14の各構成の機能を、
図7に示されるフローチャートを用いて説明する。なお、以下の処理は、例えば1秒毎など定期的に或いはランダムに開始される。
【0046】
(ステップSP1)
受信手段140は、ゲーム端末10がチェックイン処理した際にゲーム端末10から送信されるチェックインの各種情報を受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP2の処理に移行され、否定判定された場合には
図7に示される一連の処理が終えられる。なお、各種情報は、上述したように、チェックイン処理によって付与される成果としてのビーコンIDと、現在位置情報と、端末IDと、を含む。
【0047】
(ステップSP2)
成果判定手段141は、成果判定処理を実行する。具体的には、成果判定手段141は、第1データベースサーバ15にアクセスして、参照テーブル200を読み出す。そして、参照テーブル200の中で、各種情報に含まれるビーコンIDに対応する住所を取得する。
【0048】
そして、成果判定手段141は、ゲーム端末10から受信した現在位置情報と、取得した住所との距離を算出する。そして、算出した距離を所定の閾値と比較する。算出した距離が所定の閾値を下回っていれば、正当な所有者によって店舗17Aに設置されている真正のビーコン装置17が発信したビーコン信号17Bであると判定する。すなわち、成果判定手段141は、チェックイン処理によって付与される成果が正当であると判定する。また、成果判定手段141は、算出した距離が所定の閾値を下回っていなければ、チェックイン処理によって付与される成果が不当であると判定する。そして、ステップSP3の処理に移行される。
【0049】
(ステップSP3)
成果判定手段141は、成果判定の結果が正当か否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP5の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP4の処理に移行される。
【0050】
(ステップSP4)
送信手段142は、成果判定の結果が不当であった旨をゲーム端末10へ返信する。そして、
図7に示される一連の処理が終えられる。
【0051】
(ステップSP5)
送信手段142は、成果判定の結果が正当であった旨をゲーム端末10へ返信する。そして、ステップSP6の処理に移行される。
【0052】
(ステップSP6)
送信手段142は、参照テーブル200の中で、上記各種情報に含まれるビーコンIDに対応する来店ポイントを取得する。そして、ステップSP7の処理に移行される。
【0053】
(ステップSP7)
送信手段142は、取得した来店ポイントを、ゲーム端末10が店舗17Aに対するチェックイン処理によって付与される成果とし、その来店ポイントと端末IDを含む成果情報を生成する。成果情報を生成した後、送信手段142は、当該成果情報をメディアアプリサーバ13に送信する。そして、
図7に示される一連の処理が終えられる。
【0054】
図3に戻って、メディアアプリサーバ13は、受信手段130と、設定手段131と、一律変換手段132と、送信手段133と、を備える。
【0055】
以上のメディアアプリサーバ13の各構成の機能を、
図8に示されるフローチャートを用いて説明する。なお、以下の処理は、例えば1秒毎など定期的に或いはランダムに開始される。また、以下の処理が始まる前に、設定手段131は、管理者による一律変換率の設定操作に応じて、変換率テーブル210内に一律変換率を予め設定(登録)する。
【0056】
(ステップSP10)
受信手段130は、成果判定サーバ14から成果情報を受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP11の処理に移行され、否定判定された場合には
図8に示される一連の処理が終えられる。
【0057】
(ステップSP11)
一律変換手段132は、第2データベースサーバ16にアクセスして、変換率テーブル210を読み出す。そして、ステップSP12の処理に移行される。
【0058】
(ステップSP12)
一律変換手段132は、変換率テーブル210の中から一律変換率を取得する。そして、ステップSP13の処理に移行される。
【0059】
(ステップSP13)
一律変換手段132は、成果情報に含まれる来店ポイントに、例えば取得した一律変換率を乗算することで、ゴールドに変換する。そして、ステップSP14の処理に移行される。
【0060】
(ステップSP14)
送信手段133は、受信手段130が受信した成果情報にゴールドを追加して、成果情報を報酬サーバ12に転送する。そして、
図8に示される一連の処理が終えられる。
【0061】
図3に戻って、報酬サーバ12は、受信手段120と、設定手段121と、個別変換手段122と、リスト作成手段123と、送信手段124と、を備える。
【0062】
以上の報酬サーバ12の各構成の機能を、
図9に示されるフローチャートを用いて説明する。なお、以下の処理は、例えば1秒毎など定期的に或いはランダムに開始される。また、以下の処理が始まる前に、設定手段121は、管理者による個別変換率の設定操作に応じて、変換率テーブル210内に個別変換率を予め設定する。また、リスト作成手段123は、以下の処理が始まる前に、例えばユーザ10Aがチェックイン可能な店舗17Aの店舗リスト等の任意のリストを作成したり、並び替えたりする。
【0063】
(ステップSP20)
受信手段120は、メディアアプリサーバ13から成果情報を受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP25の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP21の処理に移行される。
【0064】
(ステップSP21)
受信手段120は、ゲーム端末10がゲームアプリ18をダウンロードした成果(ダウンロードをした旨等)を含む成果情報を任意のゲームサーバ11から受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP22の処理に移行され、否定判定された場合には
図9に示される一連の処理が終えられる。
【0065】
(ステップSP22)
個別変換手段122は、第2データベースサーバ16にアクセスして、変換率テーブル210を読み出す(参照する)。そして、ステップSP23の処理に移行される。
【0066】
(ステップSP23)
個別変換手段122は、読み出した変換率テーブル210の中からDL変換率を取得する。そして、ステップSP24の処理に移行される。
【0067】
(ステップSP24)
個別変換手段122は、DL変換率に基づき、ゲーム端末10がゲームアプリ18をダウンロードした成果を特定のゲーム用のチケットに変換する。そして、ステップSP31の処理に移行される。
【0068】
(ステップSP25)
個別変換手段122は、例えば成果情報と共に或いは別々に受取先ゲームIDを受信手段120が受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP28の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP26の処理に移行される。なお、受取先ゲームIDの送信元は、例えば、ゲーム端末10であってもよいし、メディアアプリサーバ13であってもよい。また、受信手段120が自らゲーム端末10等に問い合わせることで取得してもよい。
【0069】
(ステップSP26)
個別変換手段122は、メディアアプリサーバ13等を介してゲーム端末10に、チケットの受取先となる特定のゲームを設定することを指示する。そして、ステップSP27の処理に移行される。
【0070】
(ステップSP27)
個別変換手段122は、ゲーム端末10において、受取先の設定がされたか否か判定する。ここで、肯定判定された場合には受取先の設定が受取先ゲームIDとされてステップSP28の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP26の処理に戻る。
【0071】
(ステップSP28)
個別変換手段122は、第2データベースサーバ16にアクセスして、変換率テーブル210を読み出す(参照する)。そして、ステップSP29の処理に移行される。
【0072】
(ステップSP29)
個別変換手段122は、読み出した変換率テーブル210の中から受取先ゲームIDに対応する個別変換率を取得する。そして、ステップSP30の処理に移行される。
【0073】
(ステップSP30)
個別変換手段122は、受信手段120が受信した成果情報に含まれるゴールドに、取得した個別変換率を乗算して、当該ゴールドを報酬「チケット」に変換する。そして、個別変換手段122は、ステップSP31の処理に移行される。
【0074】
(ステップSP31)
送信手段124は、受取先ゲームIDに対応するゲームサーバ11にチケットの付与を指示する。そして、
図9に示される一連の処理が終えられる。なお、この指示は、例えばチケットの枚数と、端末IDと、受取先ゲームIDと、を含む。
【0075】
図3に戻って、ゲームサーバ11は、受信手段110と、付与手段111と、交換手段112と、送信手段113と、を備える。
【0076】
以上のゲームサーバ11の各構成の機能を、
図3を用いて説明する。
【0077】
受信手段110は、報酬サーバ12からチケット付与の指示を受信する。
【0078】
付与手段111は、受信手段110が受信した指示に含まれるチケットの枚数を、受取先ゲームID及び端末IDに対応付けて第2データベースサーバ16に記憶する。すなわち、ゲームサーバ11は、報酬サーバ12の指示に沿って、ユーザ10Aにチケットを付与する。
【0079】
交換手段112は、ユーザ10Aによるアイテム交換の申請の操作に応じて、第2データベースサーバ16に記憶されているユーザ10Aのチケット枚数を減算して、特定のゲームに使用されるアイテムを付与する。すなわち、チケットからアイテムに交換して、当該アイテムをユーザ10Aに付与する。なお、減算されるチケット枚数は、アイテム毎に共通であっても異なっていてもよい。
【0080】
送信手段113は、交換手段112によりアイテムに交換された際、ゲーム端末10に、アイテム交換の申請が完了した旨等を通知する。
【0081】
<操作画面>
最後に、
図1に示されるチェックインの成果に対するチケットがユーザ10Aに付与されるまでの流れの一例を説明しながら、その途中で随時ゲーム端末10等に表示される操作画面についても説明する。
【0082】
図1に示される流れは、例えばユーザ10Aがゲームのプレイ中に報酬サーバ12による広告に誘導されて店舗17Aに来店した場合と、ユーザ10Aが自らの意思でメディアアプリ19を起動して店舗17Aに来店した場合との2通りがある。以下、広告に誘導された来店を「誘導来店」と称し、自らの意思による来店を「自然来店」と称す。
【0083】
誘導来店の場合、以下のステップSP100、101、103が経由される。また、自然来店の場合、以下のステップSP102、103が経由される。
【0084】
(ステップSP100)
ユーザ10Aは、ゲーム端末10において、第1〜第mゲームアプリ18(1)〜18(m)のうち例えば第1ゲームアプリ18(1)を起動して、第1ゲームをプレイする。この第1ゲームのプレイ中において所定のタイミングで、ゲーム端末10には、
図10に示されるように、報酬サーバ12のリスト作成手段123によって提供される広告画面20が表示される。
【0085】
広告画面20は、店舗広告21と、ダウンロード広告22と、進むボタン23と、を含む。この店舗広告21には、店舗17Aへの来店を誘導する情報が記述されている。ダウンロード広告22には、ユーザ10Aがまだ所持していないゲームのダウンロードを誘導する情報が記述されている。そして、ステップSP101に移行される。
【0086】
(ステップSP101)
広告画面20において、店舗広告21に対応する進むボタン23が押下される。メディアアプリ19がインストールされている場合、この押下に対応して、メディアアプリ19が起動する。また、メディアアプリ19がインストールされていない場合、メディアアプリ19のインストールが促される。
【0087】
メディアアプリ19が起動された後、
図11に示されるように、ゲーム端末10には、店舗一覧画面30が表示される。店舗一覧画面30は、店舗情報31と、エリアボタン32と、業種ボタン33と、を含む。店舗情報31は、ユーザ10Aの位置から近距離にある店舗17Aの数に応じて一又は複数表示される。また、店舗情報31は、店舗名や住所等の他、店舗17Aにチェックインすることでユーザ10Aに付与される、受取先ゲームIDに対応するチケット枚数を含む。エリアボタン32が押下された場合、店舗一覧画面30に表示される店舗17Aのエリアが選択可能となる。業種ボタン33が押下された場合、店舗一覧画面30に表示される店舗17Aの業種が選択可能となる。なお、上記チケット枚数は、
図6に示される店舗別報酬テーブル211が参照されて得られたものである。
【0088】
なお、上記店舗一覧画面30に関わらず、メディアアプリ19が起動された後、初期画面が表示された以降、ゲーム端末10には、ゲームボタン34と、店舗ボタン35と、チェックインボタン36と、アイテムボタン37と、その他ボタン38と、が表示され続ける。各ボタンの機能については後述する。そして、ステップSP103に移行される。
【0089】
(ステップSP102)
ユーザ10Aは、そのゲーム端末10において、自らの意思でメディアアプリ19を起動する。メディアアプリ19が起動されると、例えば不図示の初期画面においてその他ボタン38が押下され、チケットの受取先の設定が行われる。
【0090】
この受取先の設定においては、ゲーム端末10に、
図12に示されるような対応ゲーム一覧画面40が表示される。対応ゲーム一覧画面40は、所有ゲーム情報41と、おすすめゲーム情報42と、を含む。所有ゲーム情報41及びおすすめゲーム情報42は、ゲーム名、そのゲームにおいてチケットから交換できるアイテムの名前やその交換数、及び、当該アイテムと交換するために必要チケット枚数等を含む。
【0091】
ここで、ユーザ10Aは、所有ゲーム情報41の中からチケットの受取先となる特定のゲームを選択し、設定することができる。この設定の際、ゲーム端末10は、選択された特定のゲームの識別情報(受取先ゲームID)と、ゲーム端末10の端末IDとを対応付けて記憶する。
なお、この設定は、ゲーム端末10を介してメディアアプリサーバ13により行われてもよい。すなわち、ゲーム端末10は、選択された特定のゲームの識別情報(受取先ゲームID)を、ゲーム端末10の端末IDと共にメディアアプリサーバ13に送信する。メディアアプリサーバ13は、受信した端末IDと受取先ゲームIDとを対応付けて第2データベースサーバ16に記憶してもよい。
【0092】
設定された後、店舗ボタン35が押下されると、ステップSP101と同様、ゲーム端末10に、店舗一覧画面30が表示される。そして、ステップSP103に移行される。
【0093】
(ステップSP103)
店舗一覧画面30を見たユーザ10Aは、当該店舗一覧画面30にある店舗17Aのうち何れか1つの店舗に来店する。ユーザ10Aが来店してゲーム端末10とビーコン装置17との距離が所定値以下になると、ゲーム端末10は、ビーコン装置17からブロードキャストされるビーコン信号17Bを受信する。ビーコン信号17Bを受信すると、ゲーム端末10は、メディアアプリ19を自動的に起動する。
【0094】
(ステップSP104)
メディアアプリ19が自動的に起動された後、
図13に示されるように、ゲーム端末10には、来店した店舗17Aの店舗詳細画面60が表示される(確認ウィンドウ61は除く)。なお、メディアアプリ19が自動的に起動されるのではなく、メディアアプリ19が手動で起動された場合は、
図11に示される店舗一覧画面30が表示された後、ユーザ10Aが実際に来店した店舗17Aが選択されると、ゲーム端末10に来店した店舗17Aの店舗詳細画面60が表示される。
【0095】
店舗詳細画面60が表示された後、チェックインボタン36が押下されると、ゲーム端末10では、チェックイン処理が開始される。まず、ゲーム端末10には、
図13に示されるように、店舗詳細画面60に重ねてチェックインの確認ウィンドウ61が表示される。そして、確認ウィンドウ61にある「はい」ボタン62が押下されると、ゲーム端末10は、ビーコンIDや現在位置情報、端末ID、受取先ゲームIDを含む各種情報を、成果判定サーバ14に送信する。
【0096】
この受取先ゲームIDは、ステップSP100、101を経由した誘導来店の場合は、ユーザ10Aがプレイ中であった特定のゲームの識別情報である。また、受取先ゲームIDは、ステップSP102を経由した自然来店の場合は、チケットの受取先として設定された特定のゲームの識別情報である。なお、端末IDがあれば後で当該端末IDに対応する受取先ゲームIDを特定することもできるので、必ずしもこの時点で受取先ゲームIDが送信されなくてもよい。
【0097】
ここで、自動でチェックインする設定がされている場合には、店舗詳細画面60が表示された後、チェックインボタン36が押下されたか否かに関わらず、自動的に上記各種情報が成果判定サーバ14に送信される。そして、ステップSP105に移行される。
【0098】
(ステップSP105)
成果判定サーバ14は、受信した各種情報に基づき、成果判定処理を行う。そして、成果判定サーバ14は、成果判定処理の結果をゲーム端末10へ返信する。
【0099】
判定結果を受信したゲーム端末10には、店舗詳細画面60に重ねて、「チェックインが正常に完了しました。」或いは「チェックインできませんでした。もう一度試してください。」等が表示される。そして、ステップSP106に移行される。
【0100】
(ステップSP106)
成果判定サーバ14は、ビーコンIDに対応する来店ポイントを取得する。そして、成果判定サーバ14は、上記各種情報の他取得した来店ポイントを含む成果情報をメディアアプリサーバ13に送信する。そして、ステップSP107に移行される。
【0101】
(ステップSP107)
メディアアプリサーバ13は、一律変換率に基づき、受信した成果情報が示す来店ポイントをゴールドに変換する。メディアアプリサーバ13は、ゴールドに変換後、成果情報にゴールドを追加して、当該成果情報を報酬サーバ12に転送する。そして、ステップSP108に移行される。
【0102】
(ステップSP108)
報酬サーバ12は、個別変換率に基づき、受信した成果情報が示すゴールドをチケットに変換する。報酬サーバ12は、成果情報に含まれる受取先ゲームIDに対応するゲームサーバ11を特定する。そして、報酬サーバ12は、特定したゲームサーバ11にチケットの付与を指示する。すなわち、報酬サーバ12は、ゲームサーバ11に当該指示を送信する。なお、この指示は、成果情報に含まれていた端末IDを含む。次にステップSP109が行われる。
【0103】
ここで、上述の一律変換率及び個別変換率は、
図3に示される設定手段121,131により報酬サーバ12等に表示される設定画面にて設定される。この設定画面の一例としては、
図14に示される設定画面70が挙げられる。この設定画面70は、一律変換率を選択可能なプルダウン71と、個別変換率を選択可能なプルダウン72とを含む。その他にも、設定画面70は、DL変換率を選択可能なプルダウン73を含む。設定手段131又は設定手段121は、プルダウン71〜73にて選択された各変換率を変換率テーブル210に設定する。なお、一律変換率及び個別変換率は、別々の設定画面で個別に設定されてもよい。すなわち、一律変換率は設定手段131で設定され、個別変換率は設定手段121で設定されてもよい。
【0104】
(ステップSP109)
指示を受信した特定のゲームサーバ11は、特定のゲーム専用のチケットをユーザ10Aに付与する。
【0105】
チケットが付与された後にユーザ10Aがそのチケットを使用したいときは、ユーザ10Aは、例えばメディアアプリ19の図示しない初期画面等においてアイテムボタン37を押下する。アイテムボタン37が押下されると、
図15に示されるように、ゲーム端末10には、アイテム交換画面80が表示される。アイテム交換画面80には、アイテム交換ボタン81を含む。このアイテム交換画面80には、アイテムの受取先であるゲームの名前や、チケットで交換できるアイテムの名前や、その数値、アイテムと交換するために必要なチケット枚数等が記述されている。このアイテム交換画面80は、アイテム交換ボタン81を含む。
【0106】
アイテム交換画面80において、アイテム交換ボタン81が押下されると、ゲーム端末10は、特定のゲームサーバに対して、アイテム交換の申請を行う。その後、ゲーム端末10には、不図示の申請完了画面が表示される。申請完了画面には、アイテムへの交換の申請が完了した旨や、アイテムへの交換が実際に反映されるのは時間を要する旨等が記述されている。
【0107】
アイテム交換の申請を受けた特定のゲームサーバ11は、チケットをアイテムに交換する。
【0108】
<効果>
以上、第1実施形態に係る構成によれば、例えばチケットの受取先となる特定のゲームに対応する個別変換率が他のゲームの種類に対応する個別変換率よりも高く設定された場合、その個別変換率で変換される報酬目当てに、特定のゲーム以外の他のゲームをプレイしているユーザは、特定のゲームをプレイするようになる。すなわち、上記構成によれば、他のゲームをプレイしているユーザに対して特定のゲームへのプレイを促すことができ、もって、特定のゲームを活性化することができる。
【0109】
また、高い個別変換率で変換される報酬目当てに、ユーザ10Aは店舗17Aに頻繁に来店するようにもなり、店舗17Aを活性化することができる。
【0110】
また、第1実施形態に係る構成によれば、設定手段121により個別変換率を設定することができる。このため、特定のゲームを活性化したいイベント期間等に、変換率テーブル210に設定されている個別変換率を臨機応変に設定し直すことができる。すなわち、イベント期間等にすぐに対応でき、特定のゲームを即座に活性化することができる。
【0111】
また、一律変換手段132は、一律変換率に基づき、成果情報に含まれる成果「来店ポイント」をゴールドに変換する。そして、個別変換手段122は、個別変換率に基づき、ゴールドをチケットに変換する。この構成によれば、例えば一律変換率を大きく設定すれば、ゲームシステム5の枠組全体を活性化することができる。すなわち、全てのゲーム、全ての店舗17Aを活性化することができる。
【0112】
また、第1実施形態に係る構成によれば、設定手段131により一律変換率を設定することができる。このため、特定のゲームを活性化したいイベント毎に、変換率テーブル210に設定されている一律変換値や個別変換率を随時設定し直す、すなわち随時変更することができる。
【0113】
また、第1実施形態に係る構成によれば、報酬サーバ12は、DL変換率に基づいて、ゲームアプリ18をダウンロードした成果をチケットに変換するので、ユーザ10Aに対してダウンロードを促すことができる。また、このDL変換率は、一律変換率や個別変換率とは異なる変換率であるため、一律変換率や個別変換率が変更されても影響を受けることなく、適切にチケットに変換することができる。
【0114】
――第2実施形態――
次に、本発明の第2実施形態に係る報酬サーバについて説明する。
【0115】
第2実施形態に係る報酬サーバは、成果情報を受信した際にすぐに報酬に変換しない点で、第1実施形態と異なる。第2実施形態に係る報酬サーバにおけるその他の構成及び機能は、第1実施形態に係る報酬サーバ12の構成及び機能と同様である。
【0116】
図16を用いて、第2実施形態に係る報酬サーバの各部における処理の流れについて説明する。なお、以下の処理は、例えば1秒毎など定期的に或いはランダムに開始される。
【0117】
(ステップSP40)
受信手段120は、ゲーム端末10がチェックイン処理によって付与される成果を含む成果情報をメディアアプリサーバ13から受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP41の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP42の処理に移行される。
【0118】
(ステップSP41)
受信手段120は、第2データベースサーバ16に成果情報を蓄積する。そして、個別変換手段122は、ステップSP42の処理に移行される。
【0119】
(ステップSP42)
受信手段120は、チケットへの変換要求をゲーム端末10から受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP28処理に移行され、否定判定された場合には一連の処理を終える。
【0120】
以上、本発明の第2実施形態に係る構成によれば、ユーザ10Aは、例えば通常よりも個別変換率が高く設定されているときに、蓄積された成果情報が示す各成果をまとめてチケットへ変換することができ、ユーザ10Aにお得感を与えることができる。
【0121】
――第3実施形態――
次に、本発明の第3実施形態に係る報酬サーバについて説明する。
【0122】
第3実施形態に係る報酬サーバは、第1実施形態に係る報酬サーバ12の処理に加えてリスト処理も行う点で、第1実施形態と異なる。第3実施形態に係る報酬サーバにおけるその他の構成及び機能は、第1実施形態に係る報酬サーバ12の構成及び機能と同様である。
【0123】
図17を用いて、本発明の第3実施形態に係る報酬サーバのリスト処理の流れについて説明する。
【0124】
(ステップSP50)
受信手段120は、ゲーム端末10から店舗17Aのリストを要求する店舗リスト要求を受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP55の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP51の処理に移行される。
【0125】
(ステップSP51)
受信手段120は、ゲーム端末10から変換率のリストを要求する店舗リスト要求を受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP52の処理に移行され、否定判定された場合には
図17に示される一連の処理が終えられる。
【0126】
(ステップSP52)
リスト作成手段123は、第2データベースサーバ16にアクセスして、変換率テーブル210を読み出す。そして、ステップSP53の処理に移行される。
【0127】
(ステップSP53)
リスト作成手段123は、変換率テーブル210の中から例えばゲーム端末10にインストールされたゲームに対応する個別変換率を抽出して、変換率リストを作成する。そして、ステップSP54の処理に移行される。
【0128】
(ステップSP54)
送信手段124は、変換率リスト要求を行ったゲーム端末10に変換率リストを送信する。変換率リストを受信したゲーム端末10は、当該変換率リストに基づき、ゲームのタイトル毎に個別変換率を表示する。そして、
図17に示される一連の処理が終えられる。
【0129】
(ステップSP55)
リスト作成手段123は、第2データベースサーバ16にアクセスして、店舗別報酬テーブル211を読み出す。そして、ステップSP56の処理に移行される。
【0130】
(ステップSP56)
リスト作成手段123は、第2データベースサーバ16等から端末IDに対応する受取先ゲームIDを取得する。そして、リスト作成手段123は、店舗別報酬テーブル211の中から、受取先ゲームIDが示す特定のゲームのタイトルに対応する複数の店舗17Aの名前及び当該複数の店舗で得られるチケット枚数を取得する。次に、リスト作成手段123は、取得したチケット枚数と、特定のゲームにおいてアイテムの交換に必要な報酬、すなわち必要なチケット枚数に基づき、店舗17Aの名前を並び替える。
【0131】
具体的には、リスト作成手段123は、店舗17Aの名前を、特定のゲームにおいてアイテムの交換に必要なチケットが得られる店舗順に並び替える。より具体的には、リスト作成手段123は、特定のゲームにおいてアイテムの交換に必要なチケットが2枚であれば、この枚数と同じ枚数のチケットが得られる店舗17Aの名前が最初の順番となるように店舗17Aの名前を並び替える。また、リスト作成手段123は、必要なチケットの枚数超の枚数のチケットが得られる店舗17Aの名前が次の順番となり、必要なチケットの枚数未満の枚数のチケットが得られる店舗17Aの名前が最後の順番となるように店舗17Aの名前を並び替える。そして、ステップSP57の処理に移行される。
【0132】
(ステップSP57)
リスト作成手段123は、並び替えた各店舗の名前と、各店舗の詳細と、各店舗で得られるチケットの枚数と、を対応付けて店舗リストを作成する。そして、ステップSP58の処理に移行される。
【0133】
(ステップSP58)
送信手段124は、店舗リスト要求を行ったゲーム端末10に店舗リストを送信する。店舗リストを受信したゲーム端末10は、当該店舗リストに基づき、
図11に示される店舗一覧画面30の代わりに、例えば
図18に示される店舗一覧画面300を表示する。この店舗一覧画面300には、特定したゲームにおいてアイテムの交換に必要なチケットと同じ枚数のチケットが得られる店舗17Aの名前が優先的に最初(一番上に)に記述されている。そして、
図17に示される一連の処理が終えられる。
【0134】
以上、本発明の第3実施形態に係る報酬サーバによれば、ゲーム端末10には店舗一覧画面300が表示されるので、当該店舗一覧画面300を見たユーザ10Aは、アイテムを交換するために必要なチケットが得られる店舗17Aをすぐに発見することができる。また、ゲーム端末10にはゲームのタイトル毎に個別変換率が表示されるので、例えばどのゲームの個別変換率が高いか等をすぐに把握することができる。
【0135】
――第4実施形態――
次に、本発明の第4実施形態に係る報酬サーバについて説明する。
【0136】
第4実施形態に係る報酬サーバは、ゲーム端末10がチェックイン処理した履歴を示すチェックイン履歴やユーザ10Aが交換したアイテムの履歴を示すアイテム交換履歴等の履歴を利用する点で、第1実施形態と異なる。第4実施形態に係る報酬サーバにおけるその他の構成及び機能は、第1実施形態に係る報酬サーバ12の構成及び機能と同様である。
【0137】
上記各履歴は、例えば第2データベースサーバ16に格納される。また、チェックイン履歴は、例えば、チェックインした時間、受取先ゲームID、チェックインした店舗の名前及びチケットの変換枚数等を含む。また、アイテム交換履歴は、例えば、アイテム交換した時間、アイテム交換したユーザ10Aの識別情報(端末ID)、交換したアイテムの名前、及び、交換したアイテムの数等を含む。
【0138】
図19を用いて、第4実施形態に係る報酬サーバの各部における処理の流れについて説明する。なお、以下の処理は、例えば1秒毎など定期的に或いはランダムに開始される。
【0139】
(ステップSP60)
受信手段120は、ゲーム端末10がチェックイン処理によって付与される成果を含む成果情報をメディアアプリサーバ13から受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP66の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP61の処理に移行される。なお、第4実施形態では、成果情報はチェックイン処理の時間(チェックイン時間)を含む。
【0140】
(ステップSP61)
受信手段120は、ゲーム端末10から店舗17Aのリストを要求する店舗リスト要求を受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP64の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP62の処理に移行される。
【0141】
(ステップSP62)
受信手段120は、ゲーム端末10から履歴要求を受信したか否か判定する。ここで、肯定判定された場合にはステップSP63の処理に移行され、否定判定された場合には一連の処理が終えられる。
【0142】
(ステップSP63)
送信手段124は、履歴要求を行ったゲーム端末10に、チェックイン履歴やアイテム交換履歴等、履歴要求に対応する履歴を送信する。履歴を受信したゲーム端末10は、当該履歴に基づき、例えば
図20に示されるチェックイン履歴一覧画面310や
図21に示されるアイテム交換履歴一覧画面320を表示する。チェックイン履歴一覧画面310には、例えばチェックインした日時やチェックインした店舗名、チェックインして得られたチケット枚数、店舗詳細等が記述されている。また、アイテム交換履歴一覧画面320には、例えばアイテムに交換した日時や、交換に使用したチケット枚数、得られたアイテム名を含む交換内容等が記述されている。
【0143】
(ステップSP64)
リスト作成手段123は、第2データベースサーバ16をアクセスし、チェックイン履歴を読み出す。そして、ステップSP65の処理に移行される。
【0144】
(ステップSP65)
リスト作成手段123は、チェックイン履歴から店舗毎のチェックイン回数を算出する。そして、チェックイン回数に基づき、店舗別報酬テーブル211の中の店舗の名前を並び替える。例えば、リスト作成手段123は、チェックイン回数が少ない店舗順に並び替えてもよいし、逆にチェックイン回数が多い店舗順に並び替えてもよい。そして、ステップSP57の処理に移行される。
【0145】
(ステップSP66)
個別変換手段122は、第2データベースサーバ16をアクセスし、チェックイン履歴を読み出す。そして、ステップSP67の処理に移行される。
【0146】
(ステップSP67)
個別変換手段122は、チェックイン履歴に基づき、ゲーム端末10による前回のチェックイン時間と今回のチェックイン時間の間隔、すなわちチェックイン間隔を算出する。そして、個別変換手段122は、算出したチェックイン間隔が報酬の付与を禁止する禁止期間、例えばi時間超であるか否か判定する。なお、iは正の数である。ここで、肯定判定された場合にはステップSP28の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP68の処理に移行される。
【0147】
(ステップSP68)
個別変換手段122は、今回のチェックインが禁止期間のものである、すなわちチェックインが不当であるとして、今回のチェックインをないものとみなす。そして、個別変換手段122は、後何時間でチェックイン可能かをゲーム端末10に表示指示する。そして、一連の処理が終えられる。
【0148】
(ステップSP69)
個別変換手段122は、チェックインをないものとみなした回数を示す変数jに1を加算する。なお、この変数jは、ゲーム端末10毎に用意されており、禁止期間が経過する毎にゼロにリセットされる。
【0149】
(ステップSP70)
個別変換手段122は、ステップSP31と同様に、チェックインの成果「ゴールド」を個別変換率に基づき報酬「チケット」に変換する。この際、第4実施形態では、個別変換手段122は、変数jが示す値に応じてチケットを増大させる。例えば、個別変換手段122は、変換したチケットの枚数が1枚である場合に、変数jが示す値に応じて、その枚数に0.01枚を加算する。そして、ステップSP31の処理に移行される。
【0150】
(ステップSP71)
ステップSP31の処理の後、個別変換手段122は、チェックイン履歴を更新する。なお、個別変換手段122は、チケットからアイテムへの交換があった後は、アイテム交換履歴も更新する。
【0151】
以上、本発明の第4実施形態に係る報酬サーバでは、チェックイン回数に基づき店舗17Aの順番が並び替えられ、その結果がゲーム端末10に表示される。したがって、ゲーム端末10の表示を見たユーザ10Aは、例えばチェックイン回数が多く行き慣れた店舗17Aをすぐに発見することができる。
【0152】
また、ゲーム端末10は、チェックインがないものとみなされた場合、チェックインをないものとみなした回数に応じて、禁止期間が経過した後の次回のチェックイン時のチケットが増大する。したがって、チェックインがないものとみなされたユーザ10Aが不満を持つことを低減することができる。
【0153】
――変形例――
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
【0154】
例えば、第1〜第4実施形態では、個別変換率がゲーム(のタイトル)毎に設定される場合を説明したが、ゲーム毎以外の予め定められた条件毎に設定されてもよい。この予め定められた条件としては、例えば、ゲームの種類毎やゲームのプレイ情報毎、ユーザ情報毎、チェックイン処理の回数毎、チェックイン処理の時間毎、店舗17Aの店舗情報毎等が挙げられる。
【0155】
また、例えばゲーム毎の個別変換率を第1個別変換率としたとき、予め定められた条件毎の個別変換率を第2個別変換率とし、第1個別変換率と第2個別変換率の両方が変換率テーブル210に設定されていてもよい。
【0156】
このような場合、報酬サーバ12は、管理者の切替操作に応じて、第1個別変換率で変換するか第2個別変換率で変換するかを切替える。第2個別変換率で変換する場合、
図9に示される各ステップと同様の処理が行われる。例えば、第2個別変換率がプレイ情報毎に設定される場合、ステップSP25において、受信手段120は、ゲーム端末10のユーザによる特定のゲームのプレイ情報を取得する。そして、ステップSP29,30において、個別変換手段122は、変換率テーブル210の第2個別変換率を参照し、参照した第2個別変換率の中で受信手段120が取得したプレイ情報に対応する第2個別変換率に基づき、受信手段120が取得した成果情報に含まれる成果をチケットに変換する。第2個別変換率がユーザ情報毎等その他の場合も、上記同様の処理である。
【0157】
ユーザ情報としては、例えばユーザ10Aの性別や住所、年齢、身長、体重、所属先、ゲームのインストール数等が挙げられる。ゲームのインストール数の場合、インストール数が多いほど個別変換率が高く設定されると好ましい。このような設定であると、店舗17Aへの誘導だけでなく、ユーザ10Aがまだ所持していないゲームアプリ18のダウンロードへの誘導も行うことができる。
【0158】
店舗情報としては、店舗17Aの種類、店舗17Aの住所、店舗17Aの所属グループ等が挙げられる。
【0159】
上記のように第2個別変換率がプレイ情報毎であれば、例えばプレイ情報のうち特定のプレイ情報に対応する第2個別変換率が他のプレイ情報に対応する第2個別変換率よりも高く設定された場合、その高い第2個別変換率を求めて特定のゲームが継続してプレイされる。この結果、特定のゲームを長く活性化することができる。また、特定のプレイ情報に一致するユーザ10Aに対して店舗17Aに行く意欲を向上させることもできる。
【0160】
また、上記のように第2個別変換率がユーザ情報毎であれば、例えばユーザ情報のうち特定のユーザ情報に対応する第2個別変換率が他のユーザ情報に対応する第2個別変換率よりも高く設定された場合、当該特定のユーザ情報に一致するユーザ10Aに対して店舗17Aに行く意欲を向上させることができる。チェックイン処理の回数毎、チェックイン処理の時間毎、店舗の店舗情報毎の場合も同様である。
【0161】
上記の他にも、第2個別変換率は、店舗17Aでの購入情報毎やビーコン信号17Bの電波強度毎に設定されてもよい。すなわち、予め定められた条件は、購入情報毎や電波強度毎であってもよい。購入情報としては、購入実績や購入額、購入内容等が挙げられる。第2個別変換率がビーコン信号17Bの電波強度毎である場合、当該電波強度が高いほど第2個別変換率が高く設定されると好ましい。このような設定であると、例えばビーコン装置17の設置場所を店舗17Aの中でも集客したい場所、例えば売りたい商品が陳列された棚やレジ等にすることで、当該場所まで誘導して、商品の購入を促すことができる。
【0162】
また、第1個別変換率及び第2個別変換率は、チェックインする店舗17Aの種類、チェックインする時間帯、受取先設定されているゲームの種類、又は、プレイ中のゲームの種類によっては、自動的にランダムに設定されてもよい。
【0163】
また、第1個別変換率は、ゲーム毎且つ予め定められた条件毎であってもよい。言い換えれば、第1個別変換率は、ゲーム毎且つ当該ゲームのプレイ情報毎、ゲーム毎且つユーザ情報毎等、ゲーム毎且つチェックイン処理の回数毎、ゲーム毎且つチェック時間毎、ゲーム毎且つ店舗情報毎等、上記予め定められた条件が組み合せられて設定されてもよい。
【0164】
上記ゲーム毎且つ店舗情報毎の一例として、
図22に示される変換率テーブル210Aのように、第1個別変換率がゲームのタイトル毎且つ店舗名毎に設定されてもよい。
この場合、
図9に示される各ステップと同様の処理が行われる。すなわち、受信手段120は、ステップSP25において、受取先ゲームIDだけでなく、ゲーム端末10がチェックイン処理した店舗17Aの店舗名を取得する。そして、ステップSP29,30において、個別変換手段122は、第1個別変換値を参照し、参照した第1個別変換値の中で受信手段120が取得した受取先ゲームID及び店舗名に対応する第1個別変換値に基づき、受信手段120が取得した成果情報に含まれる成果をチケットに変換する。
【0165】
このように第1個別変換率の設定に関して予め定められた条件を組み合わせることで、第1個別変換率が単体で設定される場合に奏する上述の効果の他、以下の効果も奏する。すなわち、第1個別変換率のバリエーションが増えて、ゲームシステム5全体に深みを持たせることができる。これにより、ユーザ10Aがこのゲームシステム5に組み込まれることが促進され(メディアアプリ19のインストールの促進等)、ゲームシステム5全体の活性化を図ることができる。
なお、上記同様の考えで、ゲーム毎の第1個別変換率及びその他毎の第2個別変換率を乗算した値に基づいて、ゴールドがチケットに変換されてもよい。
【0166】
また、個別変換率、一律変換率、及び、DL変換率の少なくとも何れか1つは、元の値(来店ポイントやゴールド)に加算する加算値であってもよい。
【0167】
また、個別変換手段122は、複数のゲームに一律なDL変換率に基づき、ゲーム端末10がダウンロードした成果をチケットに変換する場合を説明したが、このDL変換率も、ゲーム毎やプレイ情報毎、チェックイン回数、チェックイン時間、店舗情報毎等に設定されてもよい。また、DL変換率が一律に設定されていても、ゲーム端末10がダウンロードした成果を、DL変換率に個別変換率を乗算して変換してもよい。
【0168】
また、報酬サーバ12とメディアアプリサーバ13の機能は、別々のサーバ装置で実現する場合を説明したが、一つのサーバ装置で実現してもよい。また、報酬サーバ12とメディアアプリサーバ13だけでなく成果判定サーバ14も、一つのサーバ装置で実現してもよい。この場合、受信手段120は、成果情報を外部からの受信ではなく、内部の成果判定サーバ14の機能から取得する。
【0169】
また、報酬サーバ12とゲームサーバ11の機能も、一つのサーバ装置で実現してもよい。この場合、送信手段124は、チケット付与の指示を外部に送信するのではなく、内部のゲームサーバ11の機能へ伝達する。また、報酬サーバ12と第1データベースサーバ15や第2データベースサーバ16の機能も、一つのサーバ装置で実現してもよい。
【0170】
また、報酬サーバ12の各部の中で例えば設定手段121やリスト作成手段123は省略してもよい。設定手段121がない場合、既に個別変換率が設定された変換率テーブル210をイベント期間毎に随時受信手段120が受信してもよい。
【0171】
また、送信手段124は、例えば
図9中のステップSP31以降で、チケットへの変換結果をゲーム端末10に表示する指示を送信してもよい。この際、送信手段124は、ゲーム端末10に、変換されたチケットの枚数に応じて種類の異なる画面を表示させたり、種類の異なる音を発生させたり、度合の異なる振動をゲーム端末10に表示させてもよい。送信手段124は、例えば、変換されたチケットの枚数が多い場合、チケットの枚数が低い場合よりも豪華なデザインの画面を表示させたり、大きい音を発生させたりしてもよい。
【0172】
また、第4実施形態では、チェックインをないものとみなした回数に応じて、禁止期間が経過した後の次回のチェックイン時のチケットを増大させる場合を説明したが、当該回数に応じて、禁止期間が経過した後、一定期間、個別変換率を増大させてもよい。
【0173】
また、第1実施形態では、ゲーム端末10によるチェックイン処理は、ビーコン装置17によるビーコン信号17Bにより開始される場合を説明したが、Wi−Fi等の無線LANからの無線信号により開始されてもよい。また、チェックイン処理は、GPS衛星による現在位置情報を利用する場合を説明したが、ビーコン装置17とゲーム端末10の情報のみに基づいて行われてもよい。また、チェックイン処理は、店舗17Aに設置されている無線端末を、店員或いはユーザ10Aが操作することによって開始されてもよい。また、GPS衛星による現在位置情報を用いる場合、店舗17Aにビーコン装置17を設置しない状態で、現在位置情報と予め登録された店舗17Aの住所とを照合して成果判定処理をしてもよい。
【0174】
また、第1実施形態では、チェックイン処理により付与される成果は、アイテムに交換するためのチケットに変換する場合を説明したが、チェックイン処理により付与される成果をアイテムにそのまま変換してもよい。また、チケットは、アイテムだけでなく、ゲーム中の通貨やキャラクタの経験値と交換されてもよい。
【解決手段】サーバ装置(12)は、複数のゲームが提供されるゲーム端末(10)が店舗に対するチェックイン処理によって付与される成果を含む成果情報と、複数のゲームのうち特定のゲームの識別情報とを取得する取得手段(120)と、ゲーム毎に設定される個別変換値を参照し、参照した個別変換値の中で取得手段(120)が取得した識別情報に対応する個別変換値に基づき、取得手段(120)が取得した成果情報に含まれる成果を特定のゲームに使用可能な報酬に変換する個別変換手段(122)と、個別変換手段(122)で変換された報酬の付与を指示する指示手段(124)と、を備える。