【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、外径と少なくとも1つの端部とを有する管要素に関する。1つの例において、管要素は端部に配置された肩部を含む。肩部は、管要素のまわりに周方向に延在し、かつ外側に面した表面を有する。外側に面した表面は肩部を除いた管要素の外径よりも大きな外径を有する。溝が肩部の近傍に配置されている。溝は管要素のまわりに周方向に延在している。溝は、肩部と連続して配置された第1の側部表面と、第1の側部表面と離間した関係において配置された第2の側部表面と、第1の側部表面と第2の側部表面との間に延在している下表面と、によって画定される。下表面は溝を除いた管要素の外径よりも小さい外径を有する。
【0006】
別の実施形態では、管要素は、溝と連続して配置されたビードをさらに含む。ビードは、管要素のまわりに周方向に延在し、かつ管要素から半径方向外側に突出している。ビードは、ビードを除いた管要素の外径よりも大きな外径を有する頂点を有する。
【0007】
本発明は、また、外径と、第1の端部および第2の端部と、を有する管要素を含む。この実施形態例において、管要素は、それぞれ第1の端部および第2の端部に配置された第1の肩部および第2の肩部を含む。第1の肩部および第2の肩部のそれぞれは、管要素のまわりに周方向に延在し、かつ外側に面した表面を有する。外側に面した表面のそれぞれは、第1の肩部および第2の肩部を除いた管要素の外径よりも大きな外径を有する。この実施形態において、第1の溝および第2の溝はそれぞれ第1の肩部および第2の肩部の近傍に配置されている。第1の溝および第2の溝のそれぞれは管要素のまわりに周方向に延在している。第1の溝および第2の溝のそれぞれは、第1の肩部および第2の肩部の1つと連続して配置された第1の側部表面と、第1の側部表面と離間した関係において配置された第2の側部表面と、第1の側部表面と第2の側部表面との間に延在している下表面と、によってそれぞれ画定される。第1の溝および第2の溝のそれぞれの下表面は、溝を除いた管要素の外径よりも小さい各々の外径を有する。
【0008】
この実施形態は、それぞれ第1の溝および第2の溝と連続して配置された第1のビードおよび第2のビードをさらに含んでもよい。第1のビードおよび第2のビードのそれぞれは、管要素のまわりに周方向に延在し、かつ管要素から半径方向外側に突出している。第1のビードおよび第2のビードのそれぞれは、第1のビードおよび第2のビードを除いた管要素の外径よりも大きな外径を有する各々の頂点を有する。
【0009】
本発明は、継手と少なくとも1つの管要素との組み合わせをさらに含む。管要素は、外径と、少なくとも1つの端部とを有する。継手は、端部と端部とをつないで互いに取り付けられ、管要素の端部を受容するための中心空間を取り囲んでいる複数のセグメントを含む。セグメントのそれぞれは、中心空間内に受容された管要素に係合するための弓状面を有する。この実施形態例において、管要素は端部に配置された肩部を含む。肩部は、管要素のまわりに周方向に延在し、かつ外側に面した表面を有する。外側に面した表面は、肩部を除いた管要素の外径よりも大きな外径を有する。溝が肩部の近傍に配置されている。溝は管要素のまわりに周方向に延在している。溝は、肩部と連続して配置された第1の側部表面と、第1の側部表面と離間した関係において配置された第2の側部表面と、第1の側部表面と第2の側部表面との間に延在している下表面と、によって画定される。下表面は、溝を除いた管要素の外径よりも小さい外径を有する。セグメントの弓状面は溝内に受容されている。
【0010】
この実施形態において、管要素は、溝と連続して配置されたビードをさらに含んでもよい。ビードは、管要素のまわりに周方向に延在し、かつ管要素から半径方向外側に突出している。ビードは、ビードを除いた管要素の外径よりも大きな外径を有する頂点を有する。
【0011】
別の態様では、本発明は、管要素の側壁に形状を付与するための.第1のローラおよび第2のローラを含む。この態様において、第1のローラの例は、第1の外径を有する第1のセグメントと、第1のセグメントと連続して配置された第2のセグメントと、を含む。第2のセグメントは、第1の外径よりも小さな第2の外径を有する。第3のセグメントは、第2のセグメントと連続して配置されており、かつ第2の外径よりも大きな第3の外径を有する。第8のセグメントは、第3のセグメントと連続して配置されており、かつ第2の外径よりも小さな第8の外径を有する。第9のセグメントは、第8のセグメントと連続して配置されており、かつ第2の外径にほぼ等しい第8の外径を有する。
【0012】
本発明のこの態様において、第2のローラの例は、第4の外径を有する第4のセグメントと、前記第4のセグメントと連続して配置されており、かつ第4の外径よりも大きな第5の外径を有する第5のセグメントと、を含む。第6のセグメントは、前記第5のセグメントと連続して配置されており、かつ第5の外径よりも小さい第6の外径を有する。第7のセグメントは、前記第6のセグメントと連続して配置されており、かつ第5の外径にほぼ等しい第7の外径を有する。
【0013】
1つの特定の実施形態では、第5のセグメントは、第4のセグメントの近傍に配置されており、かつ第2の軸線に対して実質的に垂直に配向されている第1の環状面と、第6のセグメントの近傍に配置されており、かつ第2の軸線に対して角度を有して配向されている第2の環状面と、を含む。
【0014】
本発明は、また、管要素の側壁に形状を付与するために管要素の端部を冷間加工するため第1のローラおよび第2のローラを使用するデバイスを含む。デバイスは支持フレームを含む。第1のローラは、支持フレームに取り付けられており、かつ第1の軸線を中心として回転可能である。第1のローラは管要素の内部表面に係合するようになっている。第1のローラを第1の軸線を中心として回転するための手段も設けられている。第2のローラは、支持フレームに取り付けられており、かつ第1の軸線に実質的に平行して配向されている第2の軸線を中心として回転可能である。第2のローラは、第1のローラに向かう方におよび第1のローラから離れる方に移動可能であり、かつ管要素の外部表面に係合するようになっている。ローラが回転する間、側壁を圧縮するために第2のローラを第1のローラに対して移動するための手段も設けられている。ローラは、支持フレーム上において、
第4のセグメントが第1のセグメントと整列するように、
第5のセグメントが第2のセグメントと整列するように、
第6のセグメントが第3のセグメントと整列するように、
互いに配置されている。
【0015】
回転手段は、電動モータまたはポンプによって作動する油圧モータを含んでもよく、移動手段は、例として、油圧式アクチュエータまたはねじジャッキを含んでもよい。
【0016】
本発明は、第1のローラと第2のローラとの組み合わせを使用することによって、内部表面および外部表面を有する管要素の側壁に形状を付与する方法をさらに含む。1つの例において、方法は、
第1のローラの第1のセグメントの第1の箇所において管要素の内部表面に接触させるステップと、
第2のローラの第5のセグメントの第3の箇所において管要素の外部表面に接触させるステップと、
第1のローラおよび第2のローラの1つを回転し、それによって第1のローラおよび第2のローラのもう一方ならびに管要素を回転させるステップであって、第1のローラが管要素の内部表面を周方向に横断し、第2のローラが管要素の外部表面を周方向に横断する、ステップと、
第1のローラおよび第2のローラの1つを第1のローラおよび第2のローラのもう一方の方に移動し、管要素の内部表面と、第1のローラの第1のセグメントおよび第3のセグメントとの間の接触を通じて、ならびに管要素の外部表面と、第2のローラの第5のセグメントおよび第7のセグメントとの間の接触を通じて管要素の側壁を変形させるステップと、
第1のローラおよび第2のローラの1つを第1のローラおよび第2のローラのもう一方の方に移動し続け、第1のローラの第1のセグメントと、第2のローラの第4のセグメントとの間において管要素の側壁を圧縮するステップと、
第1のローラおよび第2のローラの1つを第1のローラおよび第2のローラのもう一方の方に移動し続け、第1のローラの第2のセグメントと第2のローラの第5のセグメントとの間において管要素の側壁を圧縮するステップと、
第1のローラおよび第2のローラの1つを第1のローラおよび第2のローラのもう一方の方に移動し続け、第1のローラの第3のセグメントと、第2のローラの第5のセグメントおよび第7のセグメントとの間において管要素の側壁を圧縮するステップと、を含む。
【0017】
本発明は、管要素の周方向肩部、溝およびビードを形成するためのスピン形成法をさらに含む。スピン形成法の例は、
管要素の端部を金型内に捕捉するステップと、
管要素内にツールを挿入するステップと、
ツールを軌道内において管要素の長手方向の軸線を中心として回転させるステップと、
ツールを回転させる間、ツールを管要素の内部表面に押し付けるために軌道の直径を増加させるステップと、
管要素を金型に適合させてその中に周方向肩部を形成するステップであって、肩部が管要素の残部の外径よりも大きな外径を有する、ステップと、
管要素を金型に適合させてその中に周方向のビードを形成するステップであって、ビードが管要素の残部の外径よりも大きな外径を有する頂点を有する、ステップと、
増加する直径を有する軌道においてツールが回転する間、管要素の内部表面にツールを押し付け、管の、肩部とビードとの間の部分を、半径方向内側に、金型 から離れる方に移動させ、それによって溝を形成するステップであって、溝は管要素の残部の外径よりも小さな外径を有する、ステップと、を含む。
本明細書は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
外径と少なくとも1つの端部とを有する管要素であって、
上記端部に配置された肩部であって、上記肩部が、上記管要素のまわりに周方向に延在しており、かつ外側に面した表面を有し、上記外側に面した表面は上記肩部を除いた上記管要素の上記外径よりも大きな外径を有する、肩部と、
上記肩部の近傍に配置された溝であって、上記溝が、上記管要素のまわりに周方向に延在しており、上記溝が、上記肩部と連続して配置された第1の側部表面と、上記第1の側部表面と離間した関係において配置された第2の側部表面と、上記第1の側部表面と上記第2の側部表面との間に延在している下表面と、によって画定されており、上記下表面が上記溝を除いた上記管要素の上記外径よりも小さい外径を有する、溝と、
を含む、管要素。
(項目2)
上記溝と連続して配置されたビードをさらに含み、上記ビードが、上記管要素のまわりに周方向に延在しており、かつ上記管要素から半径方向外側に突出しており、上記ビードを除いた上記管要素の上記外径よりも大きな外径を有する頂点を有する、項目1に記載の管要素。
(項目3)
上記頂点の上記外径が上記肩部の上記外側に面した表面の上記外径よりも小さい、項目2に記載の管要素。
(項目4)
上記第1の側部表面が上記管要素の長手方向の軸線に対して実質的に垂直に配向されている、項目1に記載の管要素。
(項目5)
上記第1の側部表面が上記管要素の長手方向の軸線に対して角度を有して配向されている、項目1に記載の管要素。
(項目6)
上記第1の側部表面が上記長手方向の軸線に対して測定された約80°〜約85°の配向角度を有する、項目5に記載の管要素。
(項目7)
上記第2の側部表面が上記管要素の上記長手方向の軸線に対して角度を有して配向されている、項目1に記載の管要素。
(項目8)
上記第2の側部表面が上記長手方向の軸線に対して測定された約40°〜約70°の配向角度を有する、項目7に記載の管要素。
(項目9)
上記第2の側部表面が上記長手方向の軸線に対して測定された約45°〜約65°の配向角度を有する、項目7に記載の管要素。
(項目10)
上記第2の側部表面が上記長手方向の軸線に対して測定された約55°の配向角度を有する、項目7に記載の管要素。
(項目11)
上記肩部が、上記第1の側部表面と連続して配置された外側に面した曲面をさらに含み、上記外側に面した曲面が、上記管要素のまわりに周方向に延在しており、かつ上記管要素の長手方向の軸線に対して垂直に配向されている軸線上に曲率中心を有する、項目1に記載の管要素。
(項目12)
上記管要素が内径を有し、上記溝が上記管要素の上記内径にほぼ等しい内径を有する、項目1に記載の管要素。
(項目13)
外径と、第1の端部および第2の端部とを有する管要素であって、
それぞれ、上記第1の端部および上記第2の端部に配置された第1の肩部および第2の肩部であって、上記第1の肩部および上記第2の肩部のそれぞれが上記管要素のまわりに周方向に延在しており、かつ外側に面した表面を有し、上記外側に面した表面のそれぞれが上記第1の肩部および上記第2の肩部を除いた上記管要素の上記外径よりも大きな外径を有する、第1の肩部および第2の肩部と、
それぞれ、上記第1の肩部および上記第2の肩部の近傍に配置された第1の溝および第2の溝であって、上記第1の溝および上記第2の溝のそれぞれが上記管要素のまわりに周方向に延在しており、上記第1の溝および上記第2の溝のそれぞれが、それぞれ、上記第1の肩部および上記第2の肩部の1つと連続して配置された第1の側部表面と、上記第1の側部表面と離間した関係において配置された第2の側部表面と、上記第1の側部表面と上記第2の側部表面との間に延在している下表面と、によって画定されており、上記第1の溝および上記第2の溝のそれぞれの上記下表面が上記溝を除いた上記管要素の上記外径よりも小さい各々の外径を有する、第1の溝および第2の溝と、
を含む、管要素。
(項目14)
それぞれ、上記第1の溝および上記第2の溝と連続して配置された第1のビードおよび第2のビードをさらに含み、上記第1のビードおよび上記第2のビードのそれぞれが上記管要素のまわりに周方向に延在しており、かつ上記管要素から半径方向外側に突出しており、上記第1のビードおよび上記第2のビードのそれぞれが上記第1のビードおよび上記第2のビードを除いた上記管要素の上記外径よりも大きな外径を有する各々の頂点を有する、項目13に記載の管要素。
(項目15)
上記第1のビードおよび上記第2のビードの上記頂点のそれぞれの上記外径が上記第1の肩部および上記第2の肩部の上記外側に面した表面の上記外径よりも小さい、項目14に記載の管要素。
(項目16)
上記第1の溝および上記第2の溝のそれぞれの上記第1の側部表面が上記管要素の長手方向の軸線に対して実質的に垂直に配向されている、項目13に記載の管要素。
(項目17)
上記第1の側部表面が上記管要素の長手方向の軸線に対して角度を有して配向されている、項目13に記載の管要素。
(項目18)
上記第1の側部表面が上記長手方向の軸線に対して測定された約80°〜約85°の配向角度を有する、項目17に記載の管要素。
(項目19)
上記第1の溝および上記第2の溝のそれぞれの上記第2の側部表面が上記管要素の上記長手方向の軸線に対して角度を有して配向されている、項目13に記載の管要素。
(項目20)
上記第1の溝および上記第2の溝のそれぞれの上記第2の側部表面が上記長手方向の軸線に対して約40°〜約70°の角度で配向されている、項目19に記載の管要素。
(項目21)
上記第1の溝および上記第2の溝のそれぞれの上記第2の側部表面が上記長手方向の軸線に対して約45°〜約65°の角度で配向されている、項目19に記載の管要素。
(項目22)
上記第1の溝および上記第2の溝のそれぞれの上記第2の側部表面が上記長手方向の軸線に対して約55°の角度で配向されている、項目19に記載の管要素。
(項目23)
上記第1の肩部および上記第2の肩部のそれぞれが、上記第1の溝および上記第2の溝の上記第1の側部表面の各々1つと連続して配置された、外側に面した曲面をさらに含み、上記外側に面した曲面のそれぞれが上記管要素のまわりに周方向に延在しており、かつ上記管要素の長手方向の軸線に対して垂直に配向されている各々の軸線上に曲率中心を有する、項目13に記載の管要素。
(項目24)
上記第1の端部と上記第2の端部とが互いに反対方向に配置されている、項目13に記載の管要素。
(項目25)
継手と少なくとも1つの管要素との組み合わせであって、上記管要素が外径と少なくとも1つの端部とを有し、
上記継手が、
上記管要素の上記端部を受容するための中心空間を取り囲む少なくとも1つのセグメントであって、上記少なくとも1つのセグメントが上記中心空間内に受容された上記管要素に係合するための弓状面を有する、セグメントを含み、
上記管要素が、
上記端部に配置された肩部であって、上記肩部が、上記管要素のまわりに周方向に延在しており、かつ外側に面した表面を有し、上記外側に面した表面が上記肩部を除いた上記管要素の上記外径よりも大きな外径を有する、肩部と、
上記肩部の近傍に配置された溝であって、上記溝が、上記管要素のまわりに周方向に延在しており、上記溝が、上記肩部と連続して配置された第1の側部表面と、上記第1の側部表面と離間した関係において配置された第2の側部表面と、上記第1の側部表面と上記第2の側部表面との間に延在している下表面と、によって画定されており、上記下表面が、上記溝を除いた上記管要素の上記外径よりも小さい外径を有し、上記セグメントの上記弓状面が上記溝内に受容されている、溝と、
を含む、組み合わせ。
(項目26)
上記管要素が、上記溝と連続して配置されたビードをさらに含み、上記ビードが上記管要素のまわりに周方向に延在しており、かつ上記管要素から半径方向外側に突出しており、上記ビードを除いた上記管要素の上記外径よりも大きな外径を有する頂点を有する、項目25に記載の組み合わせ。
(項目27)
上記頂点の上記外径が上記肩部の上記外側に面した表面の上記外径よりも小さい、項目26に記載の組み合わせ。
(項目28)
上記第1の側部表面が上記管要素の長手方向の軸線に対して実質的に垂直に配向されている、項目25に記載の組み合わせ。
(項目29)
上記第1の側部表面が上記管要素の長手方向の軸線に対して角度を有して配向されている、項目25に記載の組み合わせ。
(項目30)
上記第1の側部表面が上記長手方向の軸線に対して測定された約80°〜約85°の配向角度を有する、項目29に記載の組み合わせ。
(項目31)
上記第2の側部表面が上記管要素の上記長手方向の軸線に対して角度を有して配向されている、項目25に記載の組み合わせ。
(項目32)
上記第2の側部表面が上記長手方向の軸線に対して約40°〜約70°の角度で配向されている、項目31に記載の組み合わせ。
(項目33)
上記第2の側部表面が上記長手方向の軸線に対して約45°〜約65°の角度で配向されている、項目31に記載の組み合わせ。
(項目34)
上記第2の側部表面が上記長手方向の軸線に対して約55°の角度で配向されている、項目31に記載の組み合わせ。
(項目35)
上記肩部が、上記第1の側部表面と連続して配置された外側に面した曲面をさらに含み、上記外側に面した曲面が、上記管要素のまわりに周方向に延在しており、かつ上記管要素の長手方向の軸線に対して垂直に配向されている軸線上に曲率中心を有する、項目25に記載の組み合わせ。
(項目36)
上記継手が、端部と端部とをつないで互いに取り付けられ上記中心空間を取り囲んでいる複数のセグメントを含み、上記セグメントのそれぞれの上記弓状面のそれぞれが、
上記溝の上記第1の側部表面と面した関係にある第1の側方表面と、
上記溝の上記第2の側部表面と面した関係にある第2の側方表面と、
上記溝の上記下表面と面した関係にある半径方向の表面と、
を含む、項目25に記載の組み合わせ。
(項目37)
上記第1の側方表面が上記管要素の長手方向の軸線に対して実質的に垂直に配向されている、項目36に記載の組み合わせ。
(項目38)
上記第1の側方表面が上記管要素の長手方向の軸線に対して角度を有して配向されている、項目36に記載の組み合わせ。
(項目39)
上記第1の側方表面が上記長手方向の軸線に対して測定された約80°〜約85°の配向角度を有する、項目38に記載の組み合わせ。
(項目40)
上記第2の側方表面が上記管要素の上記長手方向の軸線に対して角度を有して配向されている、項目36に記載の組み合わせ。
(項目41)
上記第2の側方表面が、上記第2の側部表面が上記管要素の上記長手方向の軸線に対して配向されている角度に等しい角度で配向されている、項目40に記載の組み合わせ。
(項目42)
上記弓状面のそれぞれの上記第2の側方表面が上記長手方向の軸線に対して約40°〜約70°の角度で配向されている、項目40に記載の組み合わせ。
(項目43)
上記弓状面のそれぞれの上記第2の側方表面が上記長手方向の軸線に対して約45°〜約65°の角度で配向されている、項目40に記載の組み合わせ。
(項目44)
上記弓状面のそれぞれの上記第2の側方表面が上記長手方向の軸線に対して約55°の角度で配向されている、項目40に記載の組み合わせ。
(項目45)
上記継手が上記セグメントの2つを含み、上記セグメントがヒンジを使用して互いに取り付けられている、項目36に記載の組み合わせ。
(項目46)
上記継手が上記セグメントの2つを含み、上記セグメントが上記セグメントの両端に配置された締結具を使用し端部と端部とをつないで互いに取り付けられている、項目36に記載の組み合わせ。
(項目47)
上記第1の側方表面が、上記溝の上記第1の側部表面に接触している、項目36に記載の組み合わせ。
(項目48)
上記第2の側方表面が上記溝の上記第2の側部表面に接触している、項目47に記載の組み合わせ。
(項目49)
管要素の側壁に形状を付与するための第1のローラと第2のローラとの組み合わせであって、
上記第1のローラが、
第1の外径を有する第1のセグメントと、
上記第1のセグメントと連続して配置されており、かつ上記第1の外径よりも小さな第2の外径を有する第2のセグメントと、
上記第2のセグメントと連続して配置されており、かつ上記第2の外径よりも大きな第3の外径を有する第3のセグメントと、を含み、
上記第2のローラが、
第4の外径を有する第4のセグメントと、
上記第4のセグメントと連続して配置されており、かつ上記第4の外径よりも大きな第5の外径を有する第5のセグメントと、
上記第5のセグメントと連続して配置されており、かつ上記第5の外径よりも小さい第6の外径を有する第6のセグメントと、
上記第6のセグメントと連続して配置されており、かつ上記第5の外径にほぼ等しい第7の外径を有する第7のセグメントと、
を含む、組み合わせ。
(項目50)
上記第5のセグメントが、
上記第4のセグメントの近傍に配置された第1の環状面と、
上記第6のセグメントの近傍に配置されており、かつ上記第2の軸線に対して角度を有して配向されている第2の環状面と、
を含む、項目49に記載の組み合わせ。
(項目51)
上記第1の環状面が上記管要素の長手方向の軸線に対して角度を有して配向されている、項目50に記載の組み合わせ。
(項目52)
上記第1の環状面が上記長手方向の軸線に対して測定された約80°〜約85°の配向角度を有する、項目51に記載の組み合わせ。
(項目53)
上記第2の環状面が上記第2の軸線に対して約40°〜約70°の角度で配向されている、項目50に記載の組み合わせ。
(項目54)
上記第2の環状面が上記第2の軸線に対して約45°〜約65°の角度で配向されている、項目50に記載の組み合わせ。
(項目55)
上記第2の環状面が上記第2の軸線に対して約55°の角度で配向されている、項目50に記載の組み合わせ。
(項目56)
上記形状を上記側壁に付与するために管要素の端部を冷間加工するためのデバイスで使用される項目49に記載の組み合わせであって、
上記デバイスが、
支持フレームであって、
上記第1のローラが上記支持フレームに取り付けられており、かつ第1の軸線を中心として回転可能であり、上記第1のローラが上記管要素の内部表面に係合するようになっている、支持フレームと、
上記第1のローラを上記第1の軸線を中心として回転するための手段であって、
上記第2のローラが上記支持フレームに取り付けられており、かつ上記第1の軸線に実質的に平行して配向されている第2の軸線を中心として回転可能であり、上記第2のローラが上記第1のローラに向かう方におよび上記第1のローラから離れる方に移動可能であり、かつ上記管要素の外部表面に係合するようになっている、手段と、
上記ローラが回転する間、上記側壁を上記第1のローラと上記第2のローラとの間において圧縮するために、上記第2のローラを上記第1のローラに対して移動するための手段であって、上記ローラが、上記支持フレーム上に、
上記第4のセグメントが上記第1のセグメントと整列するように、
上記第5のセグメントが上記第2のセグメントと整列するように、
上記第6のセグメントが上記第3のセグメントと整列するように、
上記第7のセグメントが上記第4のセグメントおよび上記第5のセグメントの少なくとも一部と整列するように、互いに配置されている、手段と、
を含む、組み合わせ。
(項目57)
上記第1のローラが、
上記第3のセグメントと連続して配置されており、かつ上記第2の外径よりも小さな第8の外径を有する第8のセグメントと、
上記第8のセグメントと連続して配置されており、かつ上記第2の外径にほぼ等しい第8の外径を有する第9のセグメントと、
をさらに含む、項目50に記載の組み合わせ。
(項目58)
上記回転手段が電動モータを含み、上記移動手段が油圧式アクチュエータを含む、項目56に記載の組み合わせ。
(項目59)
項目56に記載の第1のローラと第2のローラとの上記組み合わせを使用することにより内部表面および外部表面を有する上記管要素の上記側壁に上記形状を付与する方法であって、
上記第1のローラの上記第1のセグメントの第1の箇所において上記内部表面に接触させるステップと、
上記第2のローラの上記第5のセグメントの第3の箇所において上記外部表面に接触させるステップと、
上記第1のローラおよび上記第2のローラの1つを回転し、それによって上記第1のローラおよび上記第2のローラのもう一方ならびに上記管要素を回転させるステップであって、上記第1のローラが上記内部表面を周方向に横断し、上記第2のローラが上記外部表面を周方向に横断する、ステップと、
上記第1のローラおよび上記第2のローラの1つを上記第1のローラおよび上記第2のローラのもう一方の方に移動し、上記管要素の上記側壁を、上記内部表面と、上記第1のローラの上記第1のセグメントおよび上記第3のセグメントとの間の接触を通じて、ならびに上記外部表面と、上記第2のローラの上記第5のセグメントおよび上記第7のセグメントとの間の接触を通じて変形するステップと、
上記第1のローラおよび上記第2のローラの1つを上記第1のローラおよび上記第2のローラのもう一方の方に移動し続け、上記第1のローラの上記第1のセグメントと、上記第2のローラの上記第4のセグメントとの間において上記管要素の上記側壁を圧縮するステップと、
上記第1のローラおよび上記第2のローラの1つを上記第1のローラおよび上記第2のローラのもう一方の方に移動し続け、上記第1のローラの上記第2のセグメントと、上記第2のローラの上記第5のセグメントとの間において上記管要素の上記側壁を圧縮するステップと、
上記第1のローラおよび上記第2のローラの1つを上記第1のローラおよび上記第2のローラのもう一方の方に移動し続け、上記第1のローラの上記第3のセグメントと、上記第2のローラの上記第5のセグメントおよび上記第7のセグメントとの間において上記管要素の上記側壁を圧縮するステップと、
を含む、方法。
(項目60)
上記第1のローラと上記第2のローラとの間にない上記管要素の内径にほぼ等しい内径を有する上記ローラの上記第2のセグメントと上記第5のセグメントとの間において上記管要素の一部を形成するために、上記第1のローラの上記第2のセグメントと、上記第2のローラの上記第5のセグメントとの間において上記管要素の上記側壁を圧縮するステップをさらに含む、項目59に記載の方法。
(項目61)
管要素に周方向肩部および溝を形成する方法であって、
上記管要素の端部を金型内に捕捉するステップと、
上記管要素内にツールを挿入するステップと、
上記ツールを軌道内において上記管要素の長手方向の軸線を中心として回転するステップと、
上記ツールを回転する間、上記ツールを上記管要素の内部表面に押し付けるために上記軌道の直径を増加するステップと、
上記管要素を上記金型に適合させてその中に上記周方向肩部を形成するステップであって、上記肩部が上記管要素の残部の外径よりも大きな外径を有する、ステップと、
増加する直径を有する上記軌道において上記ツールを回転する間、上記ツールを上記管要素の上記内部表面に押し付け、上記肩部の近傍にある上記管の部分を上記金型から離れる方に半径方向内側に移動させ、それによって、上記周方向の溝を形成するステップであって、上記溝が上記管要素の上記残部の上記外径よりも小さな外径を有する、ステップと、
を含む、方法。
(項目62)
上記管要素を上記金型に適合させてその中に周方向のビードを形成するステップであって、上記ビードが上記管要素の上記残部の上記外径よりも大きな外径を有する頂点を有する、ステップをさらに含む、項目61に記載の方法。
(項目63)
管要素に周方向のビードおよび溝を形成する方法であって、
上記管要素の端部を金型内に捕捉するステップと、
上記管要素内にツールを挿入するステップと、
上記ツールを軌道内において上記管要素の長手方向の軸線を中心として回転するステップと、
上記ツールを回転する間、上記ツールを上記管要素の内部表面に押し付けるために上記軌道の直径を増加するステップと、
上記管要素を上記金型に適合させてその中に上記周方向のビードを形成するステップであって、上記ビードが上記管要素の残部の外径よりも大きな外径を有する頂点を有する、ステップと、
増加する直径を有する上記軌道において上記ツールを回転する間、上記ツールを上記管要素の上記内部表面に押し付け、上記ビードの近傍にある上記管の部分を上記金型から離れる方に半径方向内側に移動させ、それによって上記溝を形成するステップであって、上記溝が上記管要素の上記残部の上記外径よりも小さな外径を有するステップと、
を含む、方法。
(項目64)
上記管要素を上記金型に適合させてその中に周方向肩部を形成するステップをさらに含み、上記肩部が上記管要素の上記残部の上記外径よりも大きな外径を有する、項目63に記載の方法。
(項目65)
管要素に周方向肩部、溝およびビードを形成する方法であって、
上記管要素の端部を金型内に捕捉するステップと、
上記管要素内にツールを挿入するステップと、
上記ツールを軌道内において上記管要素の長手方向の軸線を中心として回転するステップと、
上記ツールを回転する間、上記ツールを上記管要素の内部表面に押し付けるために上記軌道の直径を増加するステップと、
上記管要素を上記金型に適合させてその中に周方向肩部を形成するステップであって、上記肩部が上記管要素の残部の外径よりも大きな外径を有する、ステップと、
上記管要素を上記金型に適合させてその中に周方向のビードを形成するステップであって、上記ビードが上記管要素の上記残部の上記外径よりも大きな外径を有する頂点を有するステップと、
増加する直径を有する上記軌道において上記ツールを回転する間、上記ツールを上記管要素の上記内部表面に押し付け、上記管の、上記肩部と上記ビードとの間の部分を上記金型から離れる方に半径方向内側に移動させ、それによって上記溝を形成するステップであって、上記溝が上記管要素の上記残部の上記外径よりも小さな外径を有する、ステップと、
を含む、方法。