特許第6021706号(P6021706)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6021706
(24)【登録日】2016年10月14日
(45)【発行日】2016年11月9日
(54)【発明の名称】土壌固化剤及び土壌固化方法
(51)【国際特許分類】
   C09K 17/06 20060101AFI20161027BHJP
   C09K 17/02 20060101ALI20161027BHJP
   C09K 17/08 20060101ALI20161027BHJP
   C09K 103/00 20060101ALN20161027BHJP
【FI】
   C09K17/06 P
   C09K17/02 P
   C09K17/08 P
   C09K103:00
【請求項の数】5
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-62857(P2013-62857)
(22)【出願日】2013年3月25日
(65)【公開番号】特開2014-185300(P2014-185300A)
(43)【公開日】2014年10月2日
【審査請求日】2016年1月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000119988
【氏名又は名称】宇部マテリアルズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001612
【氏名又は名称】きさらぎ国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】福光 邦夫
(72)【発明者】
【氏名】杉山 智則
【審査官】 小久保 敦規
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−064361(JP,A)
【文献】 特開平10−273665(JP,A)
【文献】 特開2008−255193(JP,A)
【文献】 特開2002−249774(JP,A)
【文献】 特開平10−316967(JP,A)
【文献】 特開2000−061424(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C09K 17/00− 17/52
B09B 1/00− 5/00
E02D 3/12
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
石膏が21〜39重量%、酸化マグネシウムが14〜35重量%、硫酸アルミニウムが15〜25重量%、高炉スラグが21〜39重量%の割合で含まれていることを特徴とする土壌固化剤。
【請求項2】
前記硫酸アルミニウムと前記酸化マグネシウムとの和が35重量%以上含まれることを特徴とする請求項1に記載の土壌固化剤。
【請求項3】
前記酸化マグネシウムが16重量%以上、前記硫酸アルミニウムが21重量%以上含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の土壌固化剤。
【請求項4】
前記硫酸アルミニウムが水和物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の土壌固化剤。
【請求項5】
石膏と酸化マグネシウムと硫酸アルミニウムと高炉スラグとを、これらの総和が20〜300Kg/mの範囲内に入るように土壌に混合する土壌の中性固化方法であって、前記総和内には前記石膏が21〜39重量%、前記酸化マグネシウムが14〜35重量%、前記硫酸アルミニウムが15〜25重量%、前記高炉スラグが21〜39重量%の割合で含まれ、前記土壌のpHが8.6〜5.8になるように調整する土壌固化方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、土壌固化剤及び土壌固化方法に関し、特に、固化処理後の土壌のpHを中性付近に保つことが可能な土壌固化剤及び土壌固化方法に関する。
【背景技術】
【0002】
土壌改良剤として、軟質土壌の強度を向上させる土壌固化剤が知られている。土壌固化剤には、セメント系、石灰系、石膏系などがあるが、植生等を考慮して、固化後の土壌のpHを中性付近に保ちたい場合には、石膏系の土壌固化剤が用いられることがある。しかしながら、石膏系の土壌固化剤は、セメント系等に比べて強度発現が低いという問題があった。
【0003】
そこで従来、石膏のほかに、高炉スラグ等を所定量含むことで固化処理後の土壌の強度を高めた土壌固化剤が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、高炉スラグを50〜70重量%、酸化マグネシウムおよび/または酸化マグネシウム含有物を酸化マグネシウムとして10〜40重量%、カルシウム化合物を10〜30重量%、硫酸アルミニウムおよび/またはポリ塩化アルミニウムおよび/または鉄塩を5〜50重量%とからなる土壌固化剤が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−64361号公報(請求項1、段落0018など)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の土壌固化剤は、スラグの配合量が50重量%以上と割合が高いため、固化した土壌の強度が低くなりやすい。一方で、仮にスラグの配合量を減らしたとしても、その他の成分の組成によっては、強度が発現しにくかったり、仮に強度が発現してもpHが高くなったりといった不都合が生じる。
【0006】
本発明の目的は、固化処理後の土壌のpHを中性領域に保持するとともに土壌の強度発現を高めることが可能な土壌固化剤及び土壌固化方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、以上の目的を達成するために、鋭意検討した結果、4つの成分の組成を所定の範囲内とすることで、固化後の土壌のpHを中性領域に保持するとともに、強度発現も高めることができることを見出して、本発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、石膏が21〜39重量%、酸化マグネシウムが14〜35重量%、硫酸アルミニウムが15〜25重量%、高炉スラグが21〜39重量%の割合で含まれていることを特徴とする土壌固化剤である。
【0009】
この場合において、前記硫酸アルミニウムと前記酸化マグネシウムとの和が35重量%以上含まれることが好ましい。
【0010】
また、前記酸化マグネシウムが16重量%以上、前記硫酸アルミニウムが21重量%以上含まれると好適である。
【0011】
さらに、前記硫酸アルミニウムが水和物であると好適である。
【0012】
また、本発明は、石膏と酸化マグネシウムと硫酸アルミニウムと高炉スラグとを、これらの総和が20〜300Kg/mの範囲内に入るように土壌に混合する土壌の中性固化方法であって、前記総和内には前記石膏が21〜39重量%、前記酸化マグネシウムが14〜35重量%、前記硫酸アルミニウムが15〜25重量%、前記高炉スラグが21〜39重量%の割合で含まれ、前記土壌のpHが8.6〜5.8になるように調整する土壌固化方法である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、固化後の土壌のpHを中性領域に保持するとともに土壌の強度発現を高めることが可能な土壌固化剤及び土壌固化方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
<土壌固化剤>
本発明の土壌固化剤(以下、単に「土壌固化剤」という)は、石膏が21〜39重量%、酸化マグネシウムが14〜35重量%、硫酸アルミニウムが15〜25重量%、高炉スラグが21〜39重量%の割合で含まれていることを特徴とする。以下、各成分について説明する。
【0015】
(1)石膏
石膏は、硫酸カルシウムを主成分とする鉱物であり、高炉スラグとケイ酸カルシウム反応により硬化することで土壌の強度を発現する。石膏としては、無水石膏(硬石膏)、半水石膏(硫酸カルシウム・1/2水和物)、二水石膏(硫酸カルシウム・2水和物)などを挙げることができるが、このうち特に、水分を吸収し固化する有効成分が多く、固化処理後の土壌の強度が発現しやすいなどの理由から、無水石膏が好ましい。
【0016】
石膏の含有量は、4つの必須成分の全体量に対して、21〜39重量%であるが、好ましくは23〜37重量%、さらに好ましくは25〜35重量%の範囲内である。酸化マグネシウムの含有量が21重量%を下回っても39重量%を上回っても、固化処理後の土壌の強度が低くなりやすい。
【0017】
(2)酸化マグネシウム
酸化マグネシウムは、土壌を固化して強度を発現させる作用を有する。酸化マグネシウムは、金属マグネシウムを燃焼して酸化する方法や、水酸化マグネシウム又は炭酸マグネシウムを焼成して熱分解する方法などで得ることができる。水酸化マグネシウムとしては、海水中のマグネシウム塩と水酸化カルシウムとの反応で沈殿したものなどを使用することができる。また、炭酸マグネシウムとしては、マグネサイト鉱石などを使用することができる。酸化マグネシウムの焼成温度としては特に制限はなく、低温焼成品と高温焼成品のいずれも使用することができるが、これらのうち反応性に優れて強度が発現しやすいなどの理由から、650〜1000℃の低温で焼成した軽焼マグネシウムが好ましい。
【0018】
酸化マグネシウムの含有量は、上記4つの必須成分の全体量に対して、14〜35重量%であるが、好ましくは15〜33重量%、さらに好ましくは16〜31重量%の範囲内である。酸化マグネシウムの含有量が14重量%を下回ると、固化処理後の土壌の強度が低くなりやすい。一方、酸化マグネシウムの含有量が35重量%を上回ると、固化処理後の土壌のpHが高くなりやすい。
【0019】
(3)硫酸アルミニウム
硫酸アルミニウムは、酸化マグネシウムの反応促進剤として作用する。また、硫酸アルミニウムは、弱酸性であり、固化処理後の土壌のpHの上昇を抑制して中性領域に保つ作用も有している。硫酸アルミニウムとしては、無水硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウム・16水塩、硫酸アルミニウム・18水塩などを挙げることができるが、これらのうち特に、入手性などの理由から、硫酸アルミニウム・16水塩が好ましい。
【0020】
硫酸アルミニウムの含有量は、4つの必須成分の全体量に対して、15〜25重量%であるが、好ましくは18〜24重量%、さらに好ましくは21〜23重量%の範囲内である。酸化マグネシウムの含有量が15重量%を下回ると、固化処理後の土壌のpHが高くなりやすい。一方、酸化マグネシウムの含有量が25重量%を上回ると、固化処理後の土壌の強度が低くなりやすい。また、硫酸アルミニウムと酸化マグネシウムとの和は、35重量%以上が好ましく、40重量%以上がより好ましく、42重量%以上が特に好ましい。上記の和が35重量%を下回ると、固化処理後の土壌の強度発現が低くなり、pHが高くなりやすい。
【0021】
(4)高炉スラグ
高炉スラグは、製鉄所の高炉で銑鉄を製造する際に副生されるスラグを微粉砕したものであり、石膏とケイ酸カルシウム反応により硬化することで土壌の強度を発現する。高炉スラグとしては、徐冷スラグや水砕スラグなどを挙げることができるが、このうち特に、粒径が小さく他の成分と均一に混合しやすいなどの理由から、水砕スラグが好ましい。
【0022】
高炉スラグの含有量は、4つの必須成分の全体量に対して、21〜39重量%であるが、好ましくは23〜37重量%、さらに好ましくは25〜35重量%の範囲内である。酸化マグネシウムの含有量が21重量%を下回っても39重量%を上回っても、固化処理後の土壌の強度が低くなりやすい。
【0023】
さらに、硫酸アルミニウムが酸化マグネシウムより多く含まれるとともに酸化マグネシウムが19重量%以下であり、石膏が25重量%以上、好ましくは28重量%以上であり、高炉スラグが25重量%以上、好ましくは30重量%以上含むことが好ましい。このような範囲内だと、固化処理後の土壌のpHがより中性に近くなる。
【0024】
(5)他の成分
土壌固化剤には、本発明の効果を阻害しない範囲で、補強材など他の成分を配合することができる。補強材としては、金属酸化物や繊維質材料などを挙げることができる。
【0025】
金属酸化物としては、例えば酸化カルシウムや軽焼ドロイマイトなどを挙げることができる。軽焼ドロイマイトは、ドロマイト(マグネシウムとカルシウムの複炭酸塩)を焼成して得られる酸化マグネシウムと酸化カルシウムとの複合物である。これらの金属酸化物は、土壌固化効果の向上させる効果や、土壌固化の発現を速める効果がある。酸化カルシウムや軽焼ドロイマイトの添加量は、固化処理後の環境への負荷を考慮して、酸化マグネシウム100質量部に対して好ましくは0.1〜10質量部の範囲内であり、より好ましくは0.3〜8重量部の範囲内である。酸化カルシウムや軽焼ドロイマイトは、酸化マグネシウムと比べて強アルカリ性であるため、上記範囲を超えると固化処理後の土壌のpHが高くなりやすい。
【0026】
繊維質材料としては、天然繊維補強材が好ましく、具体的には竹チップ、ウッドチップ、葦、藁、棕櫚、麻及びこれらの混合物を挙げることができる。天然繊維補強材の含有量は、土壌固化材1質量部に対して、好ましくは0.1〜1質量部の範囲内であり、より好ましくは0.3〜0.8質量部の範囲内である。
【0027】
土壌固化剤の形態は、粉体状、懸濁液状のいずれにも限定されないが、原料が粉末であることから、粉体状がより好ましい。懸濁液状の場合、原料を懸濁する溶媒としては水が好ましく、懸濁は施工の直前が好ましい。
【0028】
<土壌固化剤の製造方法>
次に、土壌固化剤の製造方法について説明する。土壌固化剤は、上記の4つの成分の粉体を混合することで製造することができる。これら4つの成分を混合する順序は特に制限されず、任意の順で添加して混合することができる。成分を混合する装置も特に制限されず、公知の混合装置、例えばナウターミキサー、リボンミキサー、Vミキサー、サンドミル、ヘンシェルミキサー、コンクリートミキサー、ホバートミキサー、プロシェアミキサー、ロッキングミキサーなどを挙げることができる。
【0029】
4つの成分の混合条件は、これらの成分が均一に混ざり合えば特に限定されないが、例えばナウターミキサーを使用した場合、撹拌速度を公転0.8〜1.2RPM、自転40〜60RPM、撹拌時間10〜60min、撹拌温度0〜40℃の条件が好ましい。
【0030】
<土壌固化方法>
次に、土壌固化剤を使用した土壌固化方法について説明する。土壌固化剤は、種々の土壌に用いることができるが、特に中性〜弱酸性の土壌に対して好ましく施用することができる。土壌は、施工対象の地表面から採取して土壌固化剤と混合する。この際、あらかじめ除草しておくことが好ましい。土壌固化剤を土壌に混合する割合としては、上記4成分の総和が20〜300Kg/mの範囲内に入るように土壌に混合するが、好ましくは30〜200Kg/m、さらに好ましくは50〜100Kg/mの範囲内である。この数値が20Kg/mを下回ると固化後の土壌の強度発現が低くなり、300Kg/mを上回ると土壌の割合が低下しすぎて土壌改良の目的から外れるため好ましくない。
【0031】
上記の土壌固化剤を使用することで、固化処理後の土壌のpHを中性領域に保つとともに、強度を高くすることができる。固化する対象となる土壌のpHなどの特性にもよるが、例えばpH6〜7のローム層に対して施工した場合、土懸濁液のpHを水質汚濁防止法の基準範囲である5.8以上8.6以下の範囲内にすることができ、強度を示すコーン指数を250以上にすることができる。コーン指数については、平成三年十月二十五日建設省令第十九号に定められる第四種建設発生土の規定値200kN/m2以上から、より安全側に考慮した数値として、上記数値を選定した。
【0032】
なお、本発明の土壌固化方法は、上述したように必須の4成分をプレミックスした土壌固化剤を用いる態様に限定されず、上記4成分を順次又は必要に応じて特定の成分を同時に土壌に混合する方法でもよい。4成分の含有量は、4成分の総和に対して上記の土壌固化剤と同じ割合、すなわち石膏が21〜39重量%、酸化マグネシウムが14〜35重量%、硫酸アルミニウムが15〜25重量%、高炉スラグが21〜39重量%の割合で含まれるようにする。また、4成分の総和が20〜300Kg/mの範囲内に入るように土壌に混合する。なお、4成分の土壌への混合順序は特に制限されないが、例えば、まず石膏と高炉スラグを土壌に混合し、続いて酸化マグネシウム、さらに硫酸アルミニウムを順次添加して混合する方法を例示することができる。
【実施例】
【0033】
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、これらは本発明の目的を限定するものではない。
【0034】
1.原料
(1)酸化マグネシウム
軽焼マグネシウムを使用した。成分は、酸化マグネシウムが92.2%、酸化カルシウムが1.9%、酸化鉄が0.5%、酸化アルミニウムが0.1%、Lgiが3.3%である。
(2)硫酸アルミニウム
微粉末硫酸アルミニウムを使用した。成分は、pHが3.6、酸化アルミニウムが17.1%、鉄が0.003%、水不溶化が0.03%、XHO=16である。
(3)石膏
天然無水石膏を使用した。成分は、SOが53.5%、付着水分が0.4%、粒度分布(150μmON)が0.3%である。
(4)高炉スラグ
高度スラグ微粉末(宇部資材建設販売株式会社製)を使用した。
【0035】
2.試験方法
(1)試料土
ローム層の土(茨城県つくば市内)を使用した。その性状を表1に示す。
(2)コーン供試体の作成
モールド1000cc(直径10cm×高さ12.7cm)に試料土を入れ、2.5kgランマーを30cm落下させ、3層25回突き固めて作成した。
(3)コーン指数の測定
材令3日の供試体に対してJIS A 1228に準拠した方法で測定した。
(4)土懸濁液のpHの測定
JGS0211−200に準拠した方法で測定し、2点測定の平均値を採用した。供試体の作成時と、材令3日供試体に対するコーン指数試験時の両方でpHを測定した。
【0036】
【表1】
【0037】
3.実施例1〜12、比較例1〜5
表2に記載の配合量で4つの原料を混合し、土壌固化剤を作成した。原料の混合は、ホバート型ソイルミキサー((株)丸東製作所製)を使用し、撹拌速度(回転運動240RPM、遊星運動85RPM)、撹拌時間5min、撹拌温度20℃の条件で行った。作成した土壌固化剤を試料土に60kg/mとなるように混合し、上記の供試体の作成方法で突き固めて供試体を作成した。得られた供試体に対してコーン指数と土懸濁液のpHを測定した。その結果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】
この結果から、本発明の範囲内の実施例1〜12は、コーン指数が250を超え、作成時及び試験時のいずれもpHが5.8以上8.6以下となっており、固化処理後の土壌の強度が高く、pHも中性付近であることがわかった。また、実施例1〜12を比較すると、実施例1は、酸化マグネシウムと硫酸アルミニウムの合計量が35重量%を下回っているが、コーン指数が258と比較的低く、作成時のpHも8.42と比較的高いことから、他の実施例に比較して若干劣ることがわかった。したがって、酸化マグネシウムと硫酸アルミニウムの合計量は35重量%以上が好ましいことがわかった。
【0040】
さらに、実施例1,2は、酸化マグネシウムの含有量が16重量%を下回っているが、いずれもコーン指数が262以下であり、実施例1,9,10は硫酸アルミニウムの含有量が21重量%を下回っているが、いずれも供試体作成時のpHが8.41を上回っている。このことから、酸化マグネシウムの含有量が16重量%以上、硫酸アルミニウムの含有量が21重量%以上であることが好ましいことがわかった。