【文献】
NTT DOCOMO,Mapping Design for E-PDCCH in Rel-11[online], 3GPP TSG-RAN WG1#68 R1-120411,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_68/Docs/R1-120411.zip>,2012年 1月31日,1-7 pages
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)リソースを占有する拡張物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH)が、3GPP Long−Term Evolution(LTE) Release 11の技術標準で導入された。LTEでのダウンリンク制御チャネルは、ユーザ機器(UE)のダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを搬送することができる。これらのメッセージは、異なる時間周波数伝送リソースを使用して送信されることがあり、異なる量のリソースを使用することがある。
【0003】
3GPP RAN 1の仕様によれば、ePDCCHは、2つのタイプの伝送、すなわち分散型伝送と局所型伝送をサポートする。分散型伝送により、UEに割り振られたリソースが、システム帯域幅全体に拡散することができ、したがって周波数ダイバーシティ利得を達成することができる。局所型伝送により、より良好な周波数リソースを選択することができ、UEにさらに割り振ることができ、したがってePDCCH局所型伝送の重要な目標である周波数選択的利得を達成することができる。ePDCCH局所型伝送を利用することにより、CSIフィードバックに基づいてプリコーディング利得も達成することができる。LTEでのレガシー物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の基本リソース要素は、制御チャネル要素(CCE)と呼ばれ、1つのCCEは36個のリソース要素(RE)を含む。ePDCCHでは、拡張CCE(eCCE)と呼ばれる類似のリソース要素も定義される。eCCEのサイズは、ePDCCH伝送で使用される物理リソース・ブロック(PRB)対で利用可能なRE数と共に変化することがある。
【0004】
PDCCH伝送では、異なるDCIメッセージに関するCCE量は、CCEの異なるアグリゲーション・レベル(例えば1、2、4、または8)に従って変化する。DCIメッセージを受信することを予期しているUEは、所与のサブフレームでDCIメッセージがこのUEに送られたかどうかを確認するために、時間周波数リソースおよびアグリゲーション・レベルの所定の数の異なる組合せをチェックしなければならない。UEがチェックしなければならない組合せのセットは、探索空間として知られている。探索空間では、DCIメッセージが存在するか否かを各UEが判定するためにブラインド復号化が利用される。PDCCHに関する探索空間は、開始CCE、アグリゲーション・レベル当たりの候補数、および受信すべき特定のDCIフォーマット(DCIメッセージ当たりの情報ビット数)によって定義される。
【0005】
単にCCEの代わりにeCCEを使用することにより、ePDCCH分散型伝送のためにPDCCHでのDCI受信手順を再利用することができる。しかし、ePDCCH局所型伝送では、局所型CSIに基づいて周波数選択的構成が実装され、インターリービングがサポートされないので、PDCCHの既存のDCI受信手順を再利用することができない。プリコーディングおよび透過DCIメッセージ伝送の適用など、新しい特徴に対処するには、拡張および修正が必要であり、特定の候補分散規則を定義すべきである。
【0006】
これまでのところ、ePDCCH局所型伝送に関してDCIメッセージのために使用されるePDCCH候補を割り振り、決定するための解決策はない。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図を参照しながら本発明の実施形態をより詳細に説明し、図示する。本発明の図および実施形態は例示のためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではないことを理解されたい。
【0016】
各図の流れ図およびブロック図は、本発明の様々な実施形態によるシステム、方法、および装置の可能な実装のアーキテクチャ、機能、および動作を示す。この点で、流れ図またはブロック図中の各ブロックは、指定の論理機能(複数可)を実装する1つまたは複数の実行可能命令を含むコードのモジュール、セグメント、または部分を表すことがある。いくつかの代替実装では、ブロックで示した機能が、図示したのとは異なる順序で行われることがあることにも留意されたい。例えば、関係する機能に応じて、連続して示される2つのブロックが、実際にはほぼ同時に実行されることがあり、または時にはブロックが逆の順序で実行されることがある。ブロック図および/または流れ図の各ブロック、ブロック図および/または流れ図のブロックの組合せが、指定の機能または動作を実施する専用のハードウェア・ベースのシステム、または専用のハードウェアとコンピュータ命令の組合せで実装されることがある。
【0017】
図を参照しながら、本発明の様々な実施形態を例として以下で詳細に説明する。
【0018】
図1に、本発明の一実施形態による、合致するDCIメッセージをUEによって導出する手順を概略的に示す。
図1の最大のエリアは追跡エリアと呼ばれ、UEのePDCCH伝送のために割り振られた潜在的な無線リソースを表す。その後で、UE識別子(ID)のオフセット値に従って、縮小されたエリアがUE特有の探索空間として得られる。探索空間では、UEは、ブラインド復号化を実施して、DCIメッセージのために構成されたリソースを検出する。次いで、UEは、検出結果に基づいて、対応するダウンリンク・スケジューリング情報を読み出す。
図1に示すすべてのエリアのそれぞれが、いくつかのPRB対を含み、各アグリゲーション・レベルの探索空間が、PRB対のセットからなり、セット内のPRB対の数が構成可能である。
図1に示す3つのPRB対は、単純な例に過ぎない。
【0019】
以下では、本発明の実施形態による、ダウンリンク制御情報のためのリソース割振り方法の例に関して以下で説明を提示する。
【0020】
図2に、本発明の一実施形態による、ダウンリンク制御チャネル・リソースを割り振る方法200の流れ図を示し、方法200は追加のステップを含むことがあり、かつ/または図示するステップが実行のために省略されることがある。
【0021】
図2に示す方法200が開始した後、ステップS201で、ePDCCH局所型伝送のためのリソース・エリアをUE特有の方式で割り振る。いわゆる「UE特有の方式」とは、異なるUEに異なるリソース・エリアを割り振ることを指す。
【0022】
ステップS202で、リソース・エリア内の各リソース割振り粒度でePDCCH局所型伝送のために多くとも1つのePDCCH候補を割り振る。
【0023】
したがって、ダウンリンク制御チャネル・リソースが効率的に割り振られる。このようにして、割り振った周波数帯リソースでePDCCH候補を疎に分散させることができ、周波数選択的利得を最大にするようにePDCCH局所型伝送のための十分な周波数オプションを提供することができる。
【0024】
以下の
図3を参照しながら、ダウンリンク制御チャネル・リソースを割り振る方法の別の実施形態に関して例示を提示する。方法300は、
図2に関して上記で説明した方法200の特定の実装とみなすことができる。
【0025】
ステップS301で、ePDCCH局所型伝送のためのリソース・エリアをUE特有の方式で割り振る。このステップは
図2のステップS201に対応し、したがってその具体的な技術的詳細はここでは省略する。具体的には、一実施形態では、ステップS301で割り振るリソース・エリアは追跡エリアでよい。あるいは、リソース・エリアは、リソース割振りに関する粒度から構成された別のエリアでよい。ePDCCHはPDSCHリソース・エリア内に位置するので、PDSCHのためのリソース割振りの方式をePDCCHのために再利用することができる。リソース割振り粒度は、利用可能な周波数帯またはPRB対に依存するサブバンド・サイズでよい。サブバンドは1つまたは複数のPRB対を含むことができる。
【0026】
図4に、本発明の一実施形態による、ePDCCH局所型伝送ためのリソース割振りの一例を示す。単純のために、
図4の例は例示のために単にサブバンドを使用するが、サブバンドに限定されることを意図するものではなく、他のリソース割振り粒度、例えばPRB対を使用することができる。
【0027】
一実施形態では、ePDCCHのために割り振るサブバンドのセットは、リソース割振りタイプに応じて、連続的または断続的でよい。1つのサブバンドは、DCIメッセージを搬送するのに使用することができる複数のeCCEからなる。
【0028】
図3に戻ると、ステップS302で、リソース・エリア内の各リソース割振り粒度でePDCCH局所型伝送のために多くとも1つのePDCCH候補を割り振る。一実施形態では、ステップS302で、各アグリゲーション・レベルについて各リソース割振り粒度で多くとも1つのePDCCH候補を割り振り、したがって各アグリゲーション・レベルのePDCCH候補が、リソース割振りに関する異なる粒度に拡散し、周波数選択的利得が最大となる。
【0029】
その後で、方法300はステップS303に進み、追跡エリア内で、UE特有の探索空間の開始位置を示すようにUE IDベースのオフセットを設定する。異なるアグリゲーション・レベルについて異なるオフセット値を適用することができ、値は、eCCEの集合セット数に関するものである。集合セットのサイズは、アグリゲーション・レベルのレベル数に対応する。各アグリゲーション・レベルで、候補によって占有されるeCCE数は、レベル数と同じである。
図4に示すように、eCCEの集合セットは、アグリゲーション・レベル1(AL−1)のただ1つのeCCE、アグリゲーション・レベル2(AL−2)の2つのeCCEなどからなる。
図4でアグリゲーション・レベルnのオフセットを表すのに、変数Δ
offset_n(n=1、2、4、8)が使用される。
【0030】
UE IDベースのオフセットと共に、UEがリソース探索を実施するエリア(例えば、探索空間)を一定のUE専用にすることができる。UE IDベースのオフセットの導入により、ePDCCH構成のための十分な自由を与えるように、ePDCCHのためのリソースが周波数領域でUEに対して構成可能にされる。
【0031】
一実施形態では、UE IDに基づくハッシュ関数によって各アグリゲーション・レベルでのオフセット値を求めることができる。ハッシュ関数は、構成されるエリア内で十分な不規則性およびエルゴード性を与えることができる。しかし、本発明は、特定の関数に限定されず、任意の適切なハッシュ関数または他の適切な関数を使用することができる。
【0032】
任意選択のステップS304で、設定したオフセットに従ってアンカ候補を割り振る。各UEのアンカ候補は、各アグリゲーション・レベルで異なる数のサブバンドを占有することができ、異なる位置に配置することができる。一実施形態では、オフセット後の第1のサブバンドでアンカ候補を設定することができる。
【0033】
次に、ステップS305で、割り振ったアンカ候補に従って他の候補を割り振る。一実施形態では、対応するリソース割振り粒度でのすべての他の候補の位置は、アンカ候補と同じである。一実施形態では、候補と復調基準信号(DMRS)構成との間のバンドリング関係を設定することができる。例えば、候補の無線リソースが、アンテナ・ポートならびにスクランブリング・シーケンスと共にバンドルされる。このようにして、UEによって候補を検出する操作を簡略化することができ、それと共にアグリゲーション・レベル当たりのすべての候補が同一のDMRS構成を共有することができ、それにより、対応する情報をUEに通知するのに必要なシステム・オーバヘッドが低減される。
【0034】
ステップS306で、準静的シグナリング・メッセージを介してリソース・エリアに関する情報をUEに送り、その結果、割り振ったリソース・エリアをUEに通知することができ、リソース割振りを準静的にだけ変更することができる。一実施形態では、準静的シグナリングは無線リソース制御(RRC)シグナリングである。
【0035】
各アグリゲーション・レベルの候補を異なるサブバンドに対して拡散し、UE IDベースのオフセット値を設定することにより、候補数を追跡エリアのリソース割振りによって構成することができ、潜在的ePDCCHエリアが準静的シグナリング(例えば、RRCシグナリング)によって構成されるときであっても、リソース割振りの柔軟性を維持することができる。したがって、最大ブラインド復号化数が構成可能となり、それにより、候補割振りに関してより高い柔軟性が与えられる。
【0036】
本発明の実施形態による、ダウンリンク制御チャネル・リソースを検出する方法の一例に関して、以下で説明を提示する。
【0037】
図5に、本発明の一実施形態による、ダウンリンク制御チャネル・リソースを検出する方法500の流れ図を示す。
【0038】
ステップS501で、リソース・エリアに関する情報を得て、ePDCCH局所型伝送のためにリソース・エリアをUE特有の方式で割り振る。
【0039】
ステップS502で、ePDCCH上で受信するためにリソース・エリア内のePDCCH候補を検出し、リソース・エリア内の各リソース割振り粒度は、多くとも1つのePDCCH候補を含む。
【0040】
図6を参照しながら、ダウンリンク制御チャネル・リソースを検出する方法の別の実施形態に関して例示を提示する。方法600は、
図5に関して上記で説明した方法500の特定の実装とみなすことができる。
【0041】
ステップS601で、リソース・エリアに関する情報を得て、ePDCCH局所型伝送のためにリソース・エリアをUE特有の方式で割り振る。一実施形態では、リソース・エリアに関する情報は、受信した準静的シグナリング(例えば、RRCシグナリング)メッセージから得られる。
【0042】
ステップS602で、ePDCCH上で受信するためにリソース・エリア内のePDCCH候補を検出し、リソース・エリア内の各リソース割振り粒度は、多くとも1つのePDCCH候補を含む。
【0043】
その後で、方法600はステップS603に進み、UE特有の探索空間の開始位置を示すためにリソース・エリア内のUE IDベースのオフセットを求める。
【0044】
次いで、任意選択のステップS604で、求めたオフセットに従ってアンカ候補を検出する。
【0045】
次に、ステップS605で、検出したアンカ候補い従って他の候補を検出する。
【0046】
本発明の実施形態によれば、ダウンリンク制御チャネル・リソースを割り振る方法200および300で説明した様々な実施形態は、ダウンリンク制御チャネル・リソースを検出する方法500および600にも適用可能である。具体的な詳細はここでは省略する。
【0047】
図7に、本発明の一実施形態による、ePDCCH局所型伝送のためのDCI検出の完全な手順の一例を示し、アグリゲーション・レベル1を一例として取り、サブバンドが1つのPRB対を含むと仮定する。
【0048】
この例から、各リソース割振り粒度で多くとも1つの候補を割り振る原理、UE IDベースのオフセット値、およびアンカ候補の構成に従って、すべての候補を得ることができ、さらに、合致したDCIをブラインド復号化によって得ることができることがはっきりと理解することができる。
【0049】
空間多重化伝送(例えば、マルチユーザMIMO、MU−MIMO)がePDCCHによってサポートされる場合、ブラインド復号化の総数を複数の空間層の間で分割できることに留意されたい。本発明は、ブラインド復号化の具体的な方式に限定されず、異なるブラインド復号化を使用することができる。
【0050】
本発明の実施形態で提案されるePDCCHリソースの割振りおよび検出のための方法は、レガシーPDCCHを超えるePDCCHのより大きな容量需要を満たすことができ、周波数選択的利得を効率的に使用することができ、ePDCCH局所型伝送のためのリソース割振りに関する十分な柔軟性を実現することができる。
【0051】
方法200および300は一般にネットワーク側で実行され、方法500および600は一般に端末側で実行されることを理解されたい。さらに、方法200、300、500、および600は追加のステップを含むことができ、かつ/または図示するステップが実行のために省略されることがある。本発明の範囲はこの点で限定されない。
【0052】
次に
図8および9を参照すると、方法200、300、500、および600を実行することのできる装置に関して例示を提示し、
図8は、本発明の一実施形態による、ダウンリンク制御チャネル・リソースを割り振る装置800のブロック図を示し、
図9は、本発明の一実施形態による、ダウンリンク制御チャネル・リソースを検出する装置900のブロック図を示す。
【0053】
図8に示す装置800は、リソース・エリア割振りモジュール801および候補割振りモジュール802を備え、リソース・エリア割振りモジュールが、UE特有の方式でePDCCH局所型伝送のためのリソース・エリアを割り振るように構成される。候補割振りモジュール802が、リソース・エリア内の各リソース割振り粒度でePDCCH局所型伝送のための多くとも1つのePDCCH候補を割り振るように構成される。
【0054】
一実施形態では、装置800は、UE特有の探索空間の開始位置を示すためにリソース・エリア内のUE IDベースのオフセットを設定するように構成されたオフセット設定モジュール803をさらに備える。
【0055】
一実施形態では、候補割振りモジュール802が、設定したオフセットに従ってアンカ候補を割り振るようにさらに構成される。
【0056】
一実施形態では、候補割振りモジュール802が、割り振ったアンカ候補に基づいて他の候補を割り振るようにさらに構成される。
【0057】
一実施形態では、リソース・エリア割振りモジュール801が、準静的シグナリング・メッセージを介してリソース・エリアに関する情報をUEに送るようにさらに構成される。
【0058】
図9に示す装置900は、リソース・エリア取得モジュール901および候補検出モジュール902を備え、リソース・エリア取得モジュール901は、リソース・エリアに関する情報を得るように構成され、リソース・エリアが、UE特有の方式でePDCCH局所型伝送のために割り振られる。候補検出モジュール902は、ePDCCH上で受信するためのリソース・エリア内のePDCCH候補を検出するように構成され、リソース・エリア内の各リソース割振り粒度が、多くとも1つのePDCCH候補を含む。
【0059】
一実施形態では、装置900は、UE特有の探索空間の開始位置を示すためにリソース・エリア内のUE IDベースのオフセットを求めるように構成されたオフセット決定モジュール903をさらに備える。
【0060】
一実施形態では、候補検出モジュール902が、求めたオフセットに従ってアンカ候補を検出するようにさらに構成される。
【0061】
一実施形態では、候補検出モジュール902が、検出したアンカ候補に基づいて他の候補を検出するようにさらに構成される。
【0062】
一実施形態では、リソース・エリア取得モジュール901が、受信した準静的シグナリング・メッセージからリソース・エリアに関する情報を得るようにさらに構成される。
【0063】
装置800内の各モジュールが、
図2を参照しながら説明した方法200および
図3を参照しながら説明した方法300の各ステップに対応し、装置900内の各モジュールが、
図5を参照しながら説明した方法500および
図6を参照しながら説明した方法600の各ステップに対応することを理解されよう。したがって、
図2、3、5、および6を参照しながら上記で説明した動作および特徴は、装置800、900と、その中に含まれるここでは詳述しないモジュールにも適用可能である。
【0064】
通常は、ネットワーク要素、例えば基地局で装置800を実装することができ、端末、例えばUEで装置900を実装できることをさらに理解されよう。本発明の実施形態では、基地局は、マクロ基地局、マイクロ基地局、ホーム基地局、または中継基地局などでよい。UEは、携帯電話、デジタル携帯情報端末(PDA)、ポータブル・コンピュータなどの様々なタイプの端末でよい。
【0065】
装置800および900は様々な形態で実装することができる。例えば、いくつかの実施形態では、装置800および900は、ソフトウェアおよび/またはファームウェア・モジュールを使用して実装することができる。さらに、装置800および900は、ハードウェア・モジュールを使用して実装することができる。現在知られている、または将来開発される他の形態も実現可能である。本発明の範囲はこの点で限定されない。
【0066】
本発明で開示される方法をソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合せで実装することができることが説明される。ハードウェア部分は、専用ロジックを使用して実装することができ、ソフトウェア部分をメモリに格納し、マイクロプロセッサ、パーソナル・コンピュータ(PC)、メインフレーム・コンピュータなどの適切な命令実行システムで実行することができる。いくつかの実施形態では、本発明は、限定はしないが、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含むソフトウェアとして実装される。
【0067】
さらに、本発明の実施形態は、コンピュータまたは任意の命令実行システムで使用され、またはそれらと共に使用されるプログラム・コードを提供するコンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体からアクセス可能なコンピュータ・プログラム製品の形態で実装することができる。説明のために、コンピュータ使用可能媒体またはコンピュータ可読媒体は、命令実行システム、機器、または装置で使用され、またはそれらと共に使用されるプログラムを含み、格納し、通信し、伝播し、または移送することのできる任意の有形モジュールでよい。
【0068】
媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、または半導体システム(機器または装置)、あるいは伝播媒体でよい。コンピュータ可読媒体の例は、半導体または固体記憶装置、磁気テープ、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、ハード・ディスク、および光ディスクを含む。現在の光ディスクの例は、コンパクト・ディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、コンパクト・ディスク読込み/書込み(CR−ROM)、およびDVDを含む。
【0069】
当業者には周知であり、本発明の実装にとって不可欠であることのあるいくつかのより具体的な技術的詳細は、本発明をより容易に理解するために上記の説明では省略する。網羅的であることや、開示した形態に本発明を限定することを意図するわけではなく、例示および説明のために本発明の仕様を提示した。当業者にとって多くの修正および変形が可能であろう。
【0070】
したがって、本発明の原理および実際的な応用を最良に説明するため、および本発明の精神から逸脱することなく行われるすべての修正および変形が添付の特許請求の範囲で定義される本発明の保護範囲内に包含されることを当業者が理解することを可能にするために実施形態を選び、説明する。