【実施例】
【0149】
化学:
以下の実施例に記述する化合物及び対応する分析データを得る際、特に明記しない限り、以下の実験及び分析プロトコルに従った。
【0150】
特に明記しない限り、反応混合物は室温(rt)で磁気攪拌された。溶液が「乾燥される」場合、それらは一般的にNa
2SO
4又はMgSO
4などの乾燥剤上で乾燥された。混合物、溶液及び抽出液を「濃縮」する場合、それらは典型的にはロータリーエバポレーターを用いて減圧下で濃縮された。
【0151】
薄層クロマトグラフィー(TLC)は、Merckシリカゲル60 F
254 2.5cm×7.5cm 250μm又は5.0cm×10.0cm 250μmコーティング済みシリカゲルプレートを使用して実施された。分取薄層クロマトグラフィーは、EM Scienceシリカゲル60 F
254 20cm×20cm 0.5mmコーティング済みプレートで、濃縮ゾーンが20cm×4cmのものを使用して実施された。
【0152】
順相フラッシュカラムクロマトグラフィー(FCC)は、特に明記しない限り、シリカゲル(SiO
2)を用いてMeOH中2MのNH
3/DCMで溶離させることで実施した。逆相HPLCは、Hewlett Packard HPLCシリーズ1100、Phenomenex Luna C18(5μm、4.6×150mm)カラムで実施された。検出はλ=230、254及び280nmで行われた。勾配は、5.0分間、流量1mL/分で、10〜99%アセトニトリル/水(0.05%トリフルオロ酢酸)であった。別の方法として、HPLCは、Phenomenex Gemini C18(5μm、30×100mm)カラムが備わっているDionex APS2000 LC/MSを用いて、16.3分間、30mL/分の流量で、5〜100%アセトニトリル/水(20mM NH
4OH)の勾配で実施した。
【0153】
マススペクトル(MS)は、別途記載のない限り、ESI/APCIポジティブ及びネガティブマルチモードソースが備わったAgilentシリーズ1100 MSDを用いて得られた。
【0154】
核磁気共鳴(NMR)スペクトルをBrukerモデルDRX分光計を用いて得た。以下に示す
1H NMRデータのフォーマットは、テトラメチルシラン標準のダウンフィールドの化学シフト(ppm)(見かけの多重度、結合定数J(Hz)、積分値)。化学名は、ChemDraw Version 6.0.2(CambridgeSoft、マサチューセッツ州ケンブリッジ)又はACD/Name Version 9(Advanced Chemistry Development、カナダ、オンタリオ州トロント)を用いて生成した。
【0155】
実施例1:1−(1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0156】
【化15】
[この文献は図面を表示できません]
【0157】
工程A:2−クロロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾールの調製。スキームAに従って、NaH(油中60%分散液、0.40g、9.8mmol)及びTHF(10mL)を0℃に冷却し、次に固体の2−クロロベンゾイミダゾール(1.0g、6.5mmol)を10分間かけて部分に分けて加えた。結果として得られた混合物を0℃で1時間攪拌し、2−(トリメチルシリル)−エトキシメチル塩化物(1.5mL、8.5mmol)を加えた。反応混合物を23℃まで温めて、16時間攪拌した。この混合物を注意深く氷(200g)の上に注ぎ、Et
2Oで抽出した(3×100mL)。合わせた有機抽出物を乾燥させ、濾過し、更に濃縮した。残留物を精製し(FCC)(1:99〜15:85のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た。これは以前に記述されている(国際特許第WO 2005/012296号、Janssen Pharmaceutica N.V.、実施例7)。
【0158】
工程B:1−[1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。2−クロロ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール(0.34g、1.2mmol)、エチルピラゾール−4−カルボキシレート(0.24g、1.7mmol)、炭酸セシウム(0.78g、2.4mmol)、及び無水DMF(2.5mL)の混合物を100℃で5時間攪拌した。この混合物を23℃まで冷まし、EtOAcで希釈して、シリカゲルパッドで濾過した。結果として得られた溶液を濃縮した。残留物を精製し(FCC)(5:95〜40:60のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(0.36g、77%)。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):8.88(s,1H),8.18(s,1H),7.77−7.69(m,1H),7.60−7.50(m,1H),7.40−7.30(m,2H),6.03(s,2H),4.34(q,J=7.1Hz,2H),3.57−3.50(m,2H),1.37(t,J=7.1,Hz,3H),0.87−0.80(m,2H),−0.11(s,9H)。
【0159】
工程C:1−(1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル塩酸塩。HCl及びジオキサンの溶液(4M、2mL、8mmol)を、1−[1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル(0.30g、0.78mmol)及びEtOH(4mL)の混合物に加えた。この反応混合物を加熱して30分間還流させてから、23℃まで冷ました。Et
2Oを加え(20mL)、混合物を0℃まで冷却して10分間置いた。結果として得られた沈殿を濾過により回収し、Et
2Oでよく洗浄して、標題化合物を得た(0.18g、91%)。MS(ESI/CI):C
13H
12N
4O
2の質量計算値、256.3;m/z実測値、257.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.96(s,1H),8.33(s,1H),7.56(s,2H),7.28−7.21(m,2H),4.30(q,J=7.1Hz,2H),1.32(t,J=7.1Hz,3H)。
【0160】
工程D:1−(1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。LiOH及びH
2Oの溶液(1.0M、1.0mL、1.0mmol)を1−(1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピロール−3−カルボン酸エチルエステル塩酸塩(0.040g、0.16mmol)及びTHF(2.0mL)の混合物に加え、この反応混合物を23℃で16時間攪拌した。このTHFを減圧下で除去し、HCl水溶液(1.0M、2mL、2mmol)を0℃で加えた。結果として得られた沈殿を回収し、水で洗浄して、標題化合物を得た(0.033g、90%)。MS(ESI/CI):C
11H
8N
4O
2の質量計算値228.2;m/z実測値229.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.32(s,1H),13.00−12.86(br s,1H),8.90(d,J=0.6Hz,1H),8.28(d,J=0.6Hz,1H),7.64(d,J=4.6Hz,1H),7.49(d,J=5.5Hz,1H),7.28−7.20(m,2H)。
【0161】
実施例2:1−(5,6−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0162】
【化16】
[この文献は図面を表示できません]
【0163】
方法A:
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2,5,6−トリクロロ−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
6Cl
2N
4O
2の質量計算値、297.1;m/z実測値、296.0[M−H]
-。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):14.18−12.52(br s,2H),8.89(d,J 0.5Hz,1H),8.31(d,J=0.5Hz,1H),7.80(s,2H)。
【0164】
方法B:
工程A:5,6−ジクロロ−1,3−ジヒドロ−ベンゾイミダゾル−2−オン:乾燥DMF(200mL)中の4,5−ジクロロ−ベンゼン−1,2−ジアミン(25g、0.14mol)溶液に、CDI(23g、0.14mol)を固体として加えた。この反応溶液を室温で1時間攪拌し、次に水(500mL)を加えた。沈殿固形物を濾過により回収し、水で洗浄し、完全に乾燥させて、標題化合物を得た(26.0g、90%)。この粗生成物を、更に精製することなく、次の反応に使用した。
【0165】
工程B:2,5,6−トリクロロ−1H−ベンゾイミダゾール:完全に乾燥させた5,6−ジクロロ−1,3−ジヒドロ−ベンゾイミダゾル−2−オン(28.4g、0.14mol)を、POCl
3(75mL)中に懸濁させた。この反応溶液を還流温度に3時間加熱し、室温まで冷ました。この溶液を、十分に攪拌しながら、砕いた氷/水(1.5L)にゆっくり注いだ。この溶液をNaOHでpH=7.0に中和した。沈殿固形物を濾過により回収し、水で洗浄し、乾燥させて、標題化合物を得た(27.9g、90%)。この粗生成物を、更に精製することなく、次の反応に使用した。
【0166】
工程C:1−(5,6−ジクロロ−1−ジメチルスルファモイル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。2,5,6−トリクロロ−1H−ベンゾイミダゾール2(27.6g、0.125mol)を乾燥DMF(200mL)に溶解し、K
2CO
3(20.7g、0.15mol)及び塩化ジメチルスルファモイル(17.9g、0.125mol)を加えた。この反応混合物を室温で16時間攪拌した。HPLC分析により、2,5,6−トリクロロ−ベンゾイミダゾール−1−スルホン酸ジメチルアミドの完全な形成が示された。同じ容器に、2,5,6−トリクロロ−ベンゾイミダゾール−1−スルホン酸ジメチルアミドを分離することなく、1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(17.5g、0.125mol)及びK
2CO
3(20.7g、0.15mol)を加えた。この反応混合物を70℃で4時間攪拌し、反応溶液がまだ熱いうちに水(500mL)を加えた。この反応溶液を、室温に冷却した。沈殿固形物を濾過により回収し、水で洗浄し、乾燥した。この粗生成物を、更に精製することなく、次の反応に使用した。
【0167】
工程D:1−(5,6−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。粗1−(5,6−ジクロロ−1−ジメチルスルファモイル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステルを、THF(125mL)中に溶かし、水(250mL)中のLiOH・H
2O(21g、0.5mol)を加えた。この反応混合物を還流温度で2時間攪拌し、室温に冷ました。濃HClを加えてpHを2.0に調節した。固体の沈殿を濾過により回収し、水で洗浄し、乾燥した。この固体を熱いEtOAc(1L)中で粉砕した。室温に冷まし、濾過した後、純粋な化合物が褐色の固体として得られた(18.5g、50%)。MS[M+H]
+実測値297.0。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.71(s,1H),12.99(s,1H),8.90(s,1H),8.32(s,1H),7.94(s,1H),7.67(s,1H)。1−(5,6−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸のカリウム塩の調製は、遊離酸(55g、1.7mol)をEtOH(1.5L)中に還流温度で懸濁させた後、20mLの水中のK
2CO
3(12.79g、0.85mol)を5分間かけて滴下して加えることにより行われた。適切な攪拌を確保するため、強力な機械的攪拌が必要であった。この懸濁液を還流温度で8時間攪拌した後、5時間かけて室温に冷ました。沈殿固形物を濾過により回収し、水(100mL)で迅速に洗い、次いでEtOHで洗った。カリウム塩が白色固体として得られた(38g、65%)。母液を濃縮し、上記のプロセスをもう一度繰り返して、カリウム塩の第二収量を得た(13g、22%)。MS[M+H]
+=297.0。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.65(s,1H),7.96(s,1H),7.57(s,2H)。
【0168】
実施例3:1−(5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0169】
【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【0170】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2−クロロ−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
7F
3N
4O
2の質量計算値、296.2;m/z実測値、295.0[M−H]
-。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):14.44−12.32(br s,2H),8.94(d,J=0.5Hz,1H),8.33(d,J=0.5Hz,1H),7.96−7.83(br.s,1H),7.75(br d,1H),7.58(dd,J=8.49,1.41Hz,1H)。
【0171】
実施例4:1−(5−クロロ−6−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0172】
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【0173】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2,5−ジクロロ−6−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
6ClFN
4O
2の質量計算値、280.7;m/z実測値、279.0[M−H]
-。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):14.21−12.25(br s,2H),8.88(d,J=0.6Hz,1H),8.30(d,J=0.6Hz,1H),7.81−7.67(br s,1H),7.65−7.52(br s,1H)。
【0174】
実施例5:1−(5,6−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0175】
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【0176】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2−クロロ−5,6−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
12N
4O
2の質量計算値、256.3;m/z、実測値257.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.16−12.81(m,2H),8.85(d,J=0.6Hz,1H),8.25(d,J=0.6Hz,1H),7.43−7.21(br s,2H),2.31(s,6H)。
【0177】
実施例6:1−(5−ブロモ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0178】
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
【0179】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて5−ブロモ−2−クロロ−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
7BrN
4O
2の質量計算値、306.0;m/z実測値、307.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.82(d,J=0.5Hz,1H),8.22(s,1H),7.67(d,J=1.2Hz,1H),7.45(d,J=8.5Hz,1H),7.32(dd,J=8.5,1.9Hz,1H)。
【0180】
実施例7:1−(5−メトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0181】
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【0182】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2−クロロ−5−メトキシ−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
10N
4O
3の質量計算値、258.2;m/z実測値、259.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6,互変異性混合物):13.16(s,1H),12.91(s,1H),8.84(s,1H),8.26(s,1H),6.83−7.54(m,3H),3.80(s,3H)。
【0183】
実施例8:1−(4−クロロ−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0184】
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【0185】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2,4−ジクロロ−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
6ClF
3N
4O
2の質量計算値、330.7;m/z、実測値329.0[M−H]
-。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.90−14.50(br s,1H),12.75−13.45(br s,1H),8.95(s,1H),8.36(s,1H),7.72(s,1H),7.70(s,1H)。
【0186】
実施例9:1−(5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0187】
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0188】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2−クロロ−5,6−ジメトキシ−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
12N
4O
4の質量計算値、288.3;m/z、実測値289.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.81(s,1H),8.25(s,1H),7.09(s,2H),3.80(s,6H)。
【0189】
実施例10:1−(4,5−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0190】
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【0191】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2−クロロ−4,5−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
12N
4O
2の質量計算値、256.3;m/z、実測値257.2[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6,互変異性混合物):12.60−13.30(br.m,2H),8.83−8.90(m,1H),8.23−8.29(m,1H),7.0−7.35(m,2H),2.47(s,3H),2.33(s,3H)。
【0192】
実施例11:1−(5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0193】
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【0194】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2−クロロ−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
7F
3N
4O
3の質量計算値312.0.m/z実測値:313.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.91(s,1H),8.31(s,1H),7.83−7.41(m,2H),7.30−7.21(m,1H)。
【0195】
実施例12:1−{5−[3−(3−クロロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル}−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0196】
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0197】
工程A:1−{5−[3−(3−クロロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル}−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル及び1−{6−[3−(3−クロロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル}−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。スキームBに従い、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(0.12g、0.16mmol)を、フッ化セシウム(0.33g、2.2mmol)、3−(3’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸(0.37g、1.3mmol)、1−[5−ブロモ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル及び1−[6−ブロモ−1−(2−トリメチルシラニル−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例6の中間体)の混合物に加えた。MS(ESI/CI):C
19H
25BrN
4O
3Siの質量計算値、464.1;m/z実測値、465.1)、(0.5g、1.1mmol)、及びDME(5mL)を密封可能な試験管に入れた。この反応物を80℃で攪拌した。3時間後、この混合物を室温まで冷まし、EtOAc(50mL)で希釈し、濾過した。濾液を濃縮した。残留物を精製し(FCC)(15:85のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体混合物として標題化合物を得た(0.47g、72%)。MS(ESI/CI):C
32H
35ClN
4O
4Siの質量計算値602.2;m/z実測値603.2[M+H]
+。
【0198】
工程B:1−{5−[3−(3−クロロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル}−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例1、工程C〜Dと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
24H
17ClN
4O
3の質量計算値444.1;m/z、実測値445.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.93(d,J=0.5Hz,1H),8.32(s,1H),7.84−7.79(m,1H),7.68−7.63(m,1H),7.60−7.55(m,2H),7.52−7.37(m,4H),7.36−7.27(m,2H),7.03(dd,J=7.8,2.1Hz,1H),5.26(s,2H)。
【0199】
実施例13:1−{5−[3−(2−クロロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル}−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0200】
【化27】
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【0201】
実施例12と同様の方法で、工程Aにおいて3−(2’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸を3−(3’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸の代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
24H
17ClN
4O
3の質量計算値、444.1;m/z実測値、445.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.91(s,1H),8.30(s,1H),7.80(s,1H),7.72−7.60(m,2H),7.59−7.48(m,2H),7.48−7.36(m,3H),7.36−7.25(m,2H),7.02(dd,J=8.1,1.9Hz,1H),5.27(s,2H)。
【0202】
実施例14:1−{5−[3−(4−クロロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル}−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0203】
【化28】
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【0204】
実施例12と同様の方法で、工程Aにおいて3−(4’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸を3−(3’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸の代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
24H
17ClN
4O
3の質量計算値、444.1;m/z実測値、445.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.91(s,1H),8.30(s,1H),7.98−7.50(m,5H),7.50−7.44(m,2H),7.43−7.35(m,1H),7.35−7.22(m,2H),7.00(s,1H),5.22(s,2H)。
【0205】
実施例15:1−[5−(3−ベンジルオキシ−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0206】
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0207】
実施例12と同様の方法で、工程Aにおいて3−(ベンジルオキシ)フェニルボロン酸を3−(3’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸の代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
24H
18N
4O
3の質量計算値、410.1;m/z実測値、411.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.99(s,1H),8.38(s,1H),8.02−7.28(m,11H),7.09(dd,J=8.1,1.9Hz,1H),5.31(s,2H)。
【0208】
実施例16:1−[5−(4−ベンジルオキシ−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0209】
【化30】
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【0210】
実施例12と同様の方法で、工程Aにおいて4−(ベンジルオキシ)フェニルボロン酸を3−(3’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸の代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
24H
18N
4O
3の質量計算値、410.1;m/z実測値、411.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.00(s,1H),8.39(s,1H),7.81−7.39(m,10H),7.20(d,J=8.8Hz,2H),5.26(s,2H)。
【0211】
実施例17:1−[5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0212】
【化31】
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【0213】
実施例12と同様の方法で、工程Aにおいて3−トリフルオロメチルフェニルボロン酸を3−(3’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸の代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
11F
3N
4O
2の質量計算値、372.1;m/z実測値、373.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.91(s,1H),8.31(s,1H),8.11−7.79(m,3H),7.78−7.52(m,4H)。
【0214】
実施例18:1−[5−(3,4−ジクロロ−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0215】
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0216】
実施例12と同様の方法で、工程Aにおいて3,4−ジクロロフェニルボロン酸を3−(3’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸の代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
10Cl
2N
4O
2の質量計算値、372.0.m/z実測値:373.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.01(s,1H),8.41(s,1H),8.06(s,1H),7.95(s,1H),7.81(d,J=1.2Hz,2H),7.74(d,J=8.4Hz,1H),7.69(dd,J=8.5,1.7Hz,1H)。
【0217】
実施例19:1−(5−ブロモ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0218】
【化33】
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【0219】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて5−ブロモ−2−クロロ−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに、及び工程Bにおいて3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステルをエチルピラゾール−4−カルボキシレートの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
6BrF
3N
4O
2の質量計算値、374.0;m/z実測値、375.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.69(br s,1H),9.09(s,1H),7.79(br s,1H),7.55(br s,1H),7.43(dd,J=8.4,1.6Hz,1H)。
【0220】
実施例20:1−(5,6−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0221】
【化34】
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【0222】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2,5,6−トリクロロ−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに、及び工程Bにおいて3−トリフルオロメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステルをエチルピラゾール−4−カルボキシレートの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
5Cl
2F
3N
4O
2の質量計算値、365.1;m/z実測値、363.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.25−14.30(br s,2H),9.10(s,1H),7.87(br s,2H)。
【0223】
実施例21:1−(5−ブロモ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0224】
【化35】
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【0225】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて5−ブロモ−2−クロロ−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに、及び工程Bにおいて3,5−ジメチル−1H−4−ピラゾール−4−カルボキシレートをエチルピラゾール−4−カルボキシレートの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
11BrN
4O
2の質量計算値、334.0;m/z実測値、335.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.21(br s,1H),12.77(br s,1H),7.73(br s,1H),7.51(br s,1H),7.36(dd,J=8.4,1.6Hz,1H),2.98(s,3H),2.46(s,3H)。
【0226】
実施例22:1−(5,6−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0227】
【化36】
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【0228】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2,5,6−トリクロロ−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに、及び工程Bにおいて3,5−ジメチル−1H−4−ピラゾール−4−カルボキシレートをエチルピラゾール−4−カルボキシレートの代わりに用い、標題化合物を調製し、分取HPLCで精製した。MS(ESI/CI):C
13H
11Cl
2N
4O
2の質量計算値、325.2;m/z実測値、327.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):7.79(s,2H),2.98(s,3H),2.46(s,3H)。
【0229】
実施例23:1−[5−(4−ヒドロキシ−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0230】
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0231】
実施例12と同様の方法で、工程Aにおいて4−ヒドロキシ−フェニルボロン酸を3−(3’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸の代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
12N
4O
3の質量計算値、320.3;m/z実測値、321.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):12.52−13.80(br s,1H),9.25−10.05(br s,1H),8.84(s,1H),8.25(s,1H),7.43−7.80(m,5H),6.86(d,J=8.6,2H)。
【0232】
実施例24:1−[5−(3−ヒドロキシ−フェニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0233】
【化38】
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【0234】
実施例12と同様の方法で、工程Aにおいて3−ヒドロキシ−フェニルボロン酸を3−(3’−クロロベンジルオキシ)フェニルボロン酸の代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
12N
4O
3の質量計算値、320.3;m/z実測値321.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):12.50−、13.56(br m,2H),9.54(br s,1H),8.91(s,1H),8.30(s,1H),7.45−7.88(br m,3H),7.26(t,J=7.8Hz,1H),7.04−7.14(m,2H),6.75(dd,J=8.0,1.7Hz,1H)。
【0235】
実施例25:1−(5−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0236】
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【0237】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて2,5−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
7ClN
4O
2の質量計算値、262.0;m/z実測値、263.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CD
3OD,互変異性による拡幅):8.89(s,1H),8.17(s,1H),7.67−7.44(m,2H),7.26(dd,J=8.6.1.9Hz,1H)。
【0238】
実施例26:1−(5−ブロモ−6,7−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0239】
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0240】
実施例1と同様の方法で、工程Aにおいて5−ブロモ−2−クロロ−6,7−ジメチル−1H−ベンゾイミダゾールを2−クロロベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
7ClN
4O
2の質量計算値、334.0;m/z実測値、335.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6,互変異性による拡幅):13.51−12.68(m,2H),8.88(s,1H),8.29(s,1H),7.80−7.40(m,1H),2.56(s,3H),2.40(s,3H)。
【0241】
実施例27:1−(4−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0242】
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【0243】
工程A:3−クロロ−ベンゼン−1,2−ジアミン。3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミン(1.73g、10.0mmol)、NH
4Cl(2.68g、50.0mmol)、アセトン(40mL)及び水(10mL)の溶液に、0℃で、亜鉛粉末を部分に分けて加えた(3等分に分け、5分間かけた)(3.26g、50.0mmol)。この混合物を2時間攪拌し、次に23℃まで温めた。この混合物をCelite(登録商標)で濾過し、減圧下で溶媒を濃縮した。この混合物をEtOAc/DCMに再溶解させ、もう一度Celite(登録商標)で濾過し、溶媒を蒸発させた。この粗混合物をEtOAc(100mL)で希釈し、食塩水(40mL)で洗浄し、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜50%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(1.00g、70%)。MS(ESI/CI):C
6H
7ClN
2の質量計算値、142.0;m/z実測値、143.1[M+H]
+。
1HNMR(500MHz、CDCl
3):6.86−6.78(m,1H),6.65−6.58(m,2H),3.74(br s,2H),3.46(br s,2H)。
【0244】
工程B:4−クロロ−1,3−ジクロロ−ベンゾイミダゾル−2−オン。3−クロロ−ベンゼン−1,2−ジアミン(0.820g、5.75mmol)及びTHF(25mL)の溶液に、0℃で、カルボニルジイミダゾール(1.12g、6.90mmol)を加えた。この混合物を16時間攪拌し、23℃まで温めた。0℃で、1M HCl水溶液(25mL)をこの反応混合物に加え、次に水(100mL)を加え、混合物を1時間攪拌した。沈殿固形物を濾過し、減圧下で18時間乾燥させて、標題化合物を得た(0.800g、83%)。これは更に精製することなく次の工程で使用された。MS(ESI/CI):C
7H
5ClN
2Oの質量計算値、168.0;m/z実測値、169.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):11.13(s,1H),10.88(s,1H),7.00−6.86(m,3H)。
【0245】
工程C:2,4−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾール。オキシ塩化リン(10mL)を4−クロロ−1,3−ジヒドロ−ベンゾイミダゾル−2−オン(0.750g、4.45mmol)に加え、この混合物を80℃に48時間加熱した。この混合物を23℃まで冷まし、減圧下でPOCl
3を除去した。残留物を0℃まで冷まし、冷たい飽和NaHCO
3水溶液(20mL)を注意深く加えた。23℃で15分間攪拌した後、この混合物を超音波処理し、結果として得られた残留物を濾過して、標題化合物を得た(0.760g、92%)。これは更に精製することなく次の工程で使用された。MS(ESI/CI):C
7H
5Cl
2N
2の質量計算値、186.0;m/z実測値、187.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.68(s,1H),7.51−7.42(m,1H),7.32−7.25(m,1H),7.22(m,1H)。
【0246】
工程D:2,4−ジクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール。2,4−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾール(0.550g、2.94mmol)及びTHF(15mL)の混合物に、DIPEA(1.54mL、8.82mmol)を加え、次に1−クロロメトキシ−2−メトキシ−エタン(0.550g、4.41mmol)を23℃で加えた。18時間攪拌した後、EtOAc(100mL)を加えた。有機層を飽和NaHCO
3水溶液(30mL)及び食塩水(30mL)で洗った。有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜50%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の混合物として標題化合物を得た(0.660g、82%)。MS(ESI/CI):C
11H
12Cl
2N
2O
2の質量計算値、274.0;m/z実測値、275.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):7.61(dd,J=8.0,1.0Hz,1H),7.41(dd,J=8.1,0.9Hz,1H),7.33(dd,J=7.9,1.0Hz,1H),7.31−7.20(m,3H),5.98(s,2H),5.66(s,2H),3.76−3.69(m,2H),3.67−3.60(m,2H),3.55−3.46(m,4H),3.37(s,3H),3.36(s,3H)。
【0247】
工程E:1−[4−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。2,4−ジクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール(0.660g、2.40mmol)及びDMF(10mL)の混合物に、Cs
2CO
3(1.88g、5.76mmol)及び1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.400g、2.88mmol)を加えた。結果として得られた混合物を80℃に2時間加熱した。この混合物を23℃まで冷まし、食塩水(40mL)に注ぎ、EtOAcで抽出した(3×40mL)。合わせた有機層を食塩水(40mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜50%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の混合物として標題化合物を得た(0.880g、97%)。MS(ESI/CI):C
17H
19ClN
4O
4の質量計算値、378.1;m/z実測値、379.1[M+H]
+。
1HNMR(500MHz、CDCl
3):8.97(s,1H),8.80(s,1H),8.22(s,1H),8.20(s,1H),7.65(s,1H),7.53(s,1H),7.40−7.23(m,4H),6.38(s,2H),6.16(s,2H),4.41−4.31(m,4H),3.68−3.59(m,2H),3.57−3.49(m,2H),3.48−3.41(m,2H),3.41−3.35(m,2H),3.31(s,3H),3.25(s,3H),1.38(td,J=7.1,1.2Hz,6H)。
【0248】
工程F:1−(4−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[4−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.370g、0.980mmol)及びEtOH(2.5mL)の混合物に、4M HClジオキサン溶液(2.5mL、10mmol)を加えた。この混合物を23℃で18時間攪拌した。結果として得られた白色沈殿を濾過し、EtOHで洗って、標題化合物を得た(0.260g、93%)。MS(ESI/CI):C
13H
11ClN
4O
2の質量計算値、290.1;m/z実測値、291.1[M+H]
+。
1HNMR(500MHz、DMSO−d
6):13.83(s,1H),8.98(s,1H),8.45−8.29(m,1H),7.46(s,1H),7.38−7.16(m,2H),4.59−4.01(m,2H),1.60−1.01(m,3H)。
【0249】
工程G:1−(4−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の調製。1−(4−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.180g、0.550mmol)、THF(3mL)、及び水(1mL)の混合物に、LiOH・H
2O(95.0mg、2.20mmol)を加えた。この混合物を18時間、23℃で攪拌した。溶媒を蒸発させ、水(3mL)を加え、この混合物を1M HCl水溶液で酸性にした。結果として得られた白色沈殿を濾過し、乾燥させて、標題化合物を得た(0.130g、90%)。MS(ESI/CI):C
11H
7ClN
4O
2の質量計算値、262.0;m/z実測値、263.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.64(s,1H),12.97(s,1H),8.90(s,1H),8.30(s,1H),7.48(d,J=7.4Hz,1H),7.32(dd,J=7.8,1.0Hz,1H),7.25(t,J=7.9Hz,1H)。
【0250】
実施例28:1−(5−クロロ−7−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0251】
【化42】
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【0252】
実施例27と同様の方法で、工程Aにおいて4−クロロ−2−ニトロ−6−トリフルオロメチル−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
6ClF
3N
4O
2の質量計算値、330.0;m/z実測値、331.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):14.08(s,1H),12.97(s,1H),8.87(s,1H),8.34(s,1H),7.80(s,1H),7.64−7.58(m,1H)。
【0253】
実施例29:1−(7−ブロモ−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0254】
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0255】
実施例27と同様の方法で、工程Aにおいて2−ブロモ−6−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
6BrF
3N
4O
3の質量計算値、390.0;m/z実測値、391.0[M+H]
+。
1HNMR(400MHz、DMSO−d
6):13.98(s,1H),12.94(s,1H),8.90(s,1H),8.32(d,J=0.4Hz,1H),7.57−7.52(m,1H),7.48(s,1H)。
【0256】
実施例30:1−(6−クロロ−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0257】
【化44】
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【0258】
実施例27と同様の方法で、工程Aにおいて4−クロロ−2−ニトロ−5−トリフルオロメチル−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
6ClF
3N
4O
2の質量計算値、330.0;m/z実測値、331.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.93(s,1H),8.34(s,1H),7.99(s,1H),7.85(s,1H)。
【0259】
実施例31:1−(4,5,6−トリフルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0260】
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
実施例27と同様の方法で、工程Aにおいて2,3,4−トリフルオロ−6−ニトロ−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
5F
3N
4O
2の質量計算値、282.0;m/z実測値、283.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.95(s,1H),12.96(s,1H),8.92(s,1H),8.31(s,1H),7.42(s,1H)。
【0262】
実施例32:1−(4−ブロモ−5,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0263】
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
実施例27、工程B〜Gと同様の方法で、工程Bにおいて3−ブロモ−4,5−ジフルオロ−ベンゼン−1,2−ジアミンを3−クロロ−ベンゼン−1,2−ジアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
5BrF
2N
4O
2の質量計算値、342.0;m/z実測値、343.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.93(s,1H),12.93(s,1H),8.88(s,1H),8.30(s,1H),7.55(s,1H)。
【0265】
実施例33:1−(6−クロロ−4−メチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0266】
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0267】
実施例27と同様の方法で、工程Aにおいて4−クロロ−2−メチル−6−ニトロ−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
9ClN
4O
2の質量計算値、276.0;m/z実測値、277.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.77−13.17(m,1H),8.87(s,1H),8.29(s,1H),7.39(s,1H),7.11(dd,J=1.9,0.8Hz,1H),2.53(s,3H)。
【0268】
実施例34:1−(4,6−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0269】
【化48】
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【0270】
実施例27と同様の方法で、工程Aにおいて2,4−ジクロロ−6−ニトロ−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
6Cl
2N
4O
2の質量計算値、296.0;m/z実測値、297.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.76−13.08(m,1H),8.89(s,1H),8.29(s,1H),7.49(s,1H),7.40(d,J=1.7Hz,1H)。
【0271】
実施例35:1−(4−ブロモ−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0272】
【化49】
[この文献は図面を表示できません]
【0273】
実施例27と同様の方法で、工程Aにおいて2−ブロモ−6−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
6BrF
3N
4O
2の質量計算値、375.0;m/z実測値、376.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):14.21(s,1H),13.02(s,1H),8.94(s,1H),8.36(s,1H),7.81(s,1H),7.78(s,1H)。
【0274】
実施例36:1−(5,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0275】
【化50】
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【0276】
実施例27、工程D〜Gと同様の方法で、工程Dにおいて2−クロロ−5,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾール(J.Med.Chem.1997,40(5),811−818)を2,4−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(CI):C
11H
6F
2N
4O
2の質量計算値、264.1;m/z実測値、263.0[M−H]
-。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):12.50−14.10(br m,2H),8.86(s,1H),8.28(s,1H),7.55−7.66(br s,2H)。
【0277】
実施例37:1−(4−ブロモ−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0278】
【化51】
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【0279】
実施例27と同様の方法で、工程Aにおいて2−ブロモ−4−クロロ−6−ニトロ−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
6BrClN
4O
2の質量計算値、339.9;m/z実測値、340.9[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.72(s,1H),8.00(s,1H),7.36(d,J=1.8Hz,1H),7.11(d,J=1.7Hz,1H)。
【0280】
実施例38:1−(6−メタンスルホニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0281】
【化52】
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【0282】
実施例27と同様の方法で、工程Aにおいて4−メタンスルホニル−2−ニトロ−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
10N
4O
4Sの質量計算値、306.0;m/z実測値、307.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.94(br s,1H),13.02(br s,1H),8.96(d,J=0.4Hz,1H),8.35(s,1H),8.29−7.60(m,3H),3.24(s,3H)。
【0283】
実施例39:1−(6−クロロ−5−シアノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0284】
【化53】
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【0285】
工程A:N−(4−クロロ−3−シアノ−フェニル)−アセトアミド。無水酢酸(2.79mL、29.5mmol)、5−アミノ−2−クロロ−ベンゾニトリル(3.00g、19.7mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(0.241g、1.97mmol)及びトルエン(50mL)を合わせ、加熱して1.5時間還流させた。この反応混合物を冷まし、水及びEtOAc(150mL)を加えた。混合物中に残った固形物を回収し、取り置いた。水性層をもう一度EtOAcで抽出し、合わせた層を食塩水で洗った。取り置いた沈殿をEtOAcに溶かし、これを食塩水で洗った。全ての有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をDCM/ヘキサンで粉砕し、標題化合物を得た(3.52g、収率92%)。この化合物はMSデータは得なかった。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):7.92(d,J=1.0Hz,1H),7.57(dd,J=2.1,1.2Hz,2H),2.17(s,3H)。
【0286】
工程B:N−(4−クロロ−5−シアノ−2−ニトロ−フェニル)−アセトアミド。N−(4−クロロ−3−シアノ−フェニル)−アセトアミド(3.00g、15.4mmol)を濃硫酸(15mL)に溶かし、0℃に冷却した。濃硫酸(15mL)中の硝酸カリウム(3.12g、30.8mmol)溶液を、攪拌しながら滴下して加えた。この反応混合物を3.5時間0℃に保ち、次に攪拌された氷/水中にゆっくり加えた。結果として得られた沈殿を回収し、EtOAcに溶かし、乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜80%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(1.06g、収率29%)。この化合物はMSデータは得なかった。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):10.60(s,1H),9.18(s,1H),8.58(s,1H),2.36(s,3H)。
【0287】
工程C:4−アミノ−2−クロロ−5−ニトロ−ベンゾニトリル。N−(4−クロロ−5−シアノ−2−ニトロ−フェニル)−アセトアミド(1.06g、4.415mmol)を2M HCl(45mL)に加え、加熱して2時間還流させ、次に60℃に16時間維持した。この反応混合物を冷まし、飽和重炭酸ナトリウム水溶液でpH9にした。これをEtOAc(3×50mL)で抽出し、食塩水で洗い(1×15mL)、乾燥させ、濾過し、濃縮して標題化合物を得た(0.868g、99%)。この化合物はMSデータは得なかった。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.49(s,1H),7.23(br s,2H),7.02(s,1H),2.40(s,3H)。
【0288】
工程D:1−(6−クロロ−5−シアノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27と同様の方法で、工程Aにおいて4−アミノ−2−クロロ−5−ニトロ−ベンゾニトリルを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
6ClN
5O
2の質量計算値、287.0;m/z実測値、288.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.51(br s,1H),8.93(d,J=0.5Hz,1H),8.33(d,J=0.4Hz,1H),8.19(s,1H),7.84(s,1H)。
【0289】
実施例40:1−(6−クロロ−5−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0290】
【化54】
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【0291】
工程A:5−クロロ−6−ニトロ−1,3−ジヒドロ−ベンゾイミダゾル−2−オン。4−クロロ−5−ニトロ−ベンゼン−1,2−ジアミン(8.34g、44.4mmol)及びTHF(625mL)の溶液に、0℃で、カルボニルジイミダゾール(8.65g、53.3mmol)を加えた。この反応混合物を23℃まで温め、この温度で20時間攪拌した。この反応混合物を300mLの体積まで濃縮し、500mLの1M HCl水溶液を加え、次に水を加えた(合計体積2L)。結果として得られた懸濁液を0℃で2時間冷却し、沈殿を回収し、濾紙上で乾燥させた。次に冷たいEtOAc(20mL)で粉砕し、EtOAc(2×5mL)ですすぎ、標題化合物を得た(7.26g、収率76%)。MS(ESI/CI):C
7H
4ClN
3O
3の質量計算値213.0;m/z実測値214.0[M+H]
+。
【0292】
工程B:2,6−ジクロロ−5−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾール。5−クロロ−6−ニトロ−1,3−ジヒドロ−ベンゾイミダゾル−2−オン(5.63g、26.35mmol)に、オキシ塩化リン(35mL)を加え、この反応混合物を85℃に36時間加熱した。この反応混合物を濃縮し、残留物を冷たい飽和重炭酸ナトリウム水溶液(pH8に、0.8L)で粉砕した。結果として得られた沈殿を回収し、乾燥させて、標題化合物を得た(5.43g、収率89%)。MS(ESI/CI):C
7H
3Cl
2N
3O
2の質量計算値231.0;m/z実測値232.0[M+H]
+。
【0293】
工程C:2,6−ジクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾール。2,6−ジクロロ−5−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾール(5.43g、23.4mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(12.2mL、70.2mmol)、及びTHF(120mL)の溶液を攪拌し、ここに1−クロロメトキシ−2−メトキシ−エタン(3.30mL、28.1mmol)を部分に分けて加えた。この反応混合物を2.5時間攪拌し、濃縮した。この残留物に水(50mL)を加え、この混合物をEtOAc(3×125mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水(100mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(20〜55%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の1:1混合物として標題化合物を得た(6.23g、収率83%)。MS(ESI/CI):C
11H
11Cl
2N
3O
4の質量計算値、319.0;m/z実測値、320.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.24(s,1H),8.16(s,1H),7.83(s,1H),7.69(s,1H),5.71(s,2H),5.68(s,2H),3.72−3.64(m,4H),3.57−3.50(m,4H),3.35(s,3H),3.35(s,3H)。
【0294】
工程D:1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。2,6−ジクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾール(6.15g、19.2mmol)、1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(2.96g、21.1mmol)及びDMF(40mL)の溶液に、密封可能な圧力容器中で、炭酸セシウム(12.5g、38.4mmol)を加えた。この容器を窒素でパージし、密封し、60℃で2時間加熱した。この反応混合物を食塩水/水の1:1混合液(80mL)に注ぎ、EtOAc(3×125mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水(3×125mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(5〜45%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の混合物として標題化合物を得た(8.09g、98%)。MS(ESI/CI):C
17H
18ClN
5O
6の質量計算値、423.1;m/z実測値、424.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.93(d,J=0.6Hz,1H),8.28(s,1H),8.22(d,J=0.6Hz,1H),7.83(s,1H),6.26(s,2H),4.37(q,J=7.1Hz,2H),3.73−3.67(m,2H),3.49−3.44(m,2H),3.29(s,3H),1.39(t,J=7.1Hz,3H)。
【0295】
工程E:1−(6−クロロ−5−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程F〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
6ClN
5O
4の質量計算値、307.0;m/z実測値、308.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.14(br s,1H),13.03(br s,1H),8.94(s,1H),8.57−7.52(m,3H)。
【0296】
実施例41:1−(5−アミノ−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0297】
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
工程A.1−[5−アミノ−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−ニトロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例40の中間体D)(7.88g、18.6mmol)、塩化アンモニウム(14.9g、0.279mol)、アセトン(75mL)及び水(15mL)の0℃の溶液に、亜鉛ダスト(12.2g、0.186mol)を部分に分けて加えた。反応混合物を氷浴から取り出し、15分後、この反応混合物をCelite(登録商標)/珪藻土で濾過し、EtOAcですすいだ。濾液を濃縮し、残部をEtOAc(300mL)と飽和重炭酸ナトリウム水溶液(55mL)とに分割した。水性層をEtOAc(2×125mL)で更に抽出した。合わせた有機層を食塩水(2×40mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(5〜65%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の1:1混合物として標題化合物を得た(6.29g、収率86%)。MS(ESI/CI):C
17H
20ClN
5O
4の質量計算値、393.1;m/z実測値、394.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.83(d,J=0.6Hz,1H),8.78(d,J=0.6Hz,1H),8.16(dd,J=1.9,0.6Hz,2H),7.63(s,1H),7.54(s,1H),7.09(s,1H),6.96(s,1H),6.03(s,2H),6.00(s,2H),4.35(q,J=7.1Hz,4H),4.18(s,2H),4.07(s,2H),3.66−3.60(m,4H),3.49−3.42(m,4H),3.32(s,3H),3.31(s,3H),1.37(t,J=7.1Hz,6H)。
【0299】
工程B:1−(5−アミノ−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程F〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
8ClN
5O
2の質量計算値、277.0;m/z実測値、278.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):12.90(br s,1H),8.81(s,1H),8.25(s,1H),7.47(s,1H),6.98(s,1H)。
【0300】
実施例42:1−(5−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0301】
【化56】
[この文献は図面を表示できません]
【0302】
実施例27、工程B〜Gと同様の方法で、工程Bにおいて4−フルオロ−ベンゼン−1,2−ジアミンを3−クロロ−ベンゼン−1,2−ジアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
7FN
4O
2の質量計算値、246.1;m/z実測値、247.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.47(s,1H),12.94(s,1H),8.88(s,1H),8.29(s,1H),7.54(br s,1H),7.39(br s,1H),7.13−7.07(m,1H)。
【0303】
実施例43:1−(6−クロロ−5−ピロリジン−1−イル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0304】
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
工程A:4−クロロ−2−ニトロ−5−ピロリジン−1−イル−フェニルアミン。ピロリジン(6mL)を密閉試験管中の4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミン(2.58g、12.5mmol)に加え、この混合物を100℃に6時間加熱した。この混合物を23℃まで冷まし、水(100mL)に注ぎ、EtOAcで抽出した(3×100mL)。合わせた有機層を食塩水(50mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物を得た(3.00g、99%)。MS(ESI/CI):C
10H
12ClN
3O
2の質量計算値、241.1;m/z実測値、242.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.08(s,1H),6.06(s,2H),5.82(s,1H),3.58(ddd,J=6.6,4.2,2.7Hz,4H),2.02−1.90(m,4H)。
【0306】
工程B:6−クロロ−5−ピロリジン−1−イル−1H−ベンゾイミダゾール。蟻酸(2.9mL)を、4−クロロ−2−ニトロ−5−ピロリジン−1−イル−フェニルアミン(0.240g、1.00mmol)及びSnCl
2・H
2O(0.680g、3.00mmol)の混合物に加え、この混合物をマイクロ波反応器で5分間130℃に加熱した。同じ規模で反応を6回実施した。合わせた粗混合物を濾過し、EtOAc(100mL)で洗った。有機層を水(25mL)で処理し、6M NaOH水溶液で中和した。水性層をEtOAc(3×30mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水(50mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。この残留物をEtOAcで粉砕し、固形物を回収し、蟻酸塩として標題化合物を得た(1.08g、70%)。MS(ESI/CI):C
11H
12ClN
3の質量計算値、221.1;m/z実測値、222.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):12.84−12.16(br s,1H),8.13(s,1H),8.11(s,1H),7.59(s,1H),7.20(s,1H),3.20(t,J=6.3Hz,4H),2.06−1.66(m,4H)。
【0307】
工程C:5−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−ピロリジン−1−イル−1H−ベンゾイミダゾール。6−クロロ−5−ピロリジン−1−イル−1H−ベンゾイミダゾール(0.443g、2.00mmol)及びTHF(5mL)の混合物に、NaH(96.0mg、鉱物油中60%分散液、2.40mmol)を0℃で加えた。反応混合物を0℃で30分間攪拌後、1−クロロメトキシ−2−メトキシ−エタン(0.299g、2.40mmol)を加え、この混合物を18時間攪拌した。反応混合物に水を加えて反応を止め、水性層をEtOAc(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水(2×20mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(0〜10%のMeOH/DCM)、位置異性体混合物として、純度90%の標題化合物を得た(0.240g、39%)。MS(ESI/CI):C
15H
20ClN
3O
2の質量計算値、309.1;m/z実測値、310.1[M+H]
+。
【0308】
工程D:2,5−ジクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−ピロリジン−1−イル−1H−ベンゾイミダゾール。5−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−ピロリジン−1−イル−1H−ベンゾイミダゾール(0.221g、0.714mmol)及びTHF(2.5mL)の溶液を、アセトン/ドライアイス浴中で−78℃に冷却した。リチウムジイソプロピルアミド(THF/ヘプタン/エチルベンゼン中2.0M溶液、0.90mL、1.8mmol)を滴下して加え、この反応混合物を−78℃で30分間攪拌した。−78℃でN−クロロスクシンイミド(267mg、2.00mmol)を加え、反応混合物を23℃に温めて2時間攪拌した。飽和NH
4Cl水溶液(20mL)を加え、粗生成物をEtOAc(3×50mL)に抽出した。合わせた有機層を食塩水(50mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の混合物として、純度70%の標題化合物を得た(0.240g、71%)。MS(ESI/CI):C
15H
19Cl
2N
3O
2の質量計算値、343.1;m/z実測値、344.1[M+H]
+。
【0309】
工程E:1−(6−クロロ−5−ピロリジン−1−イル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程E〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
14ClN
5O
2の質量計算値、331.1;m/z実測値、332.1[M+H]
+。
1H NMR(DMSO−d
6):13.35(s,1H),12.88(s,1H),8.85(s,1H),8.28(d,J=0.6Hz,1H),7.71(s,0.6H),7.50(s,0.4H),7.44(s,0.4H),7.20(s,0.6H),3.83−3.72(m,4H),3.03−2.89(m,4H)。
【0310】
実施例44:1−(6−クロロ−5−ピペリジン−1−イル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0311】
【化58】
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【0312】
工程A:4−クロロ−2−ニトロ−5−ピペリジン−1−イル−フェニルアミン。実施例43と同様の方法で、工程Aにおいてピペリジンをピロリジンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
14ClN
3O
2の質量計算値、255.1;m/z実測値、256.1[M+H]
+。
【0313】
工程B:1−(6−クロロ−5−ピペリジン−1−イル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27と同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
16H
16ClN
5O
2の質量計算値、345.1;m/z実測値、346.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.86(s,1H),8.29(s,1H),7.63(s,1H),7.35(s,1H),2.99(s,4H),1.72(s,4H),1.56(s,2H)。
【0314】
実施例45:1−(6−クロロ−5−モルホリン−4−イル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0315】
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
工程A:4−クロロ−5−モルホリン−4−イル−2−ニトロ−フェニルアミン。実施例43と同様の方法で、工程Aにおいてモルホリンをピロリジンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
10H
12ClN
3O
3の質量計算値257.1;m/z実測値258.1[M+H]
+。
【0317】
工程B:1−(6−クロロ−5−モルホリン−4−イル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27と同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
14ClN
5O
3の質量計算値、347.1;m/z実測値、348.1[M+H]
+。
1H NMR(DMSO−d
6):13.17(s,1H),12.86(s,1H),8.83(d,J=0.4Hz,1H),8.26(s,1H),7.62(s,0.7H),7.43(s,0.3H),7.31(s,0.3H),7.08(s,0.7H),3.23(s,5H),1.90(s,4H)。
【0318】
実施例46:1−(6−クロロ−5−メトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0319】
【化60】
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【0320】
工程A:4−クロロ−5−メトキシ−2−ニトロ−フェニルアミン。4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミン(1.29g、6.23mmol)及び乾燥MeOH(2mL)の混合物に、MeOH中ナトリウムメトキシドの25wt%溶液(10mL)を加え、この混合物を密封試験管中で、100℃で6時間攪拌した。この混合物を23℃まで冷まし、水(50mL)に注ぎ、EtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層を食塩水(25mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物を得た(0.700g、56%)。この粗材料を、更に精製することなく次の反応に使用した。
【0321】
工程B:5−クロロ−6−メトキシ−1H−ベンゾイミダゾール。実施例45、工程Bと同様の方法で、4−クロロ−5−メトキシ−2−ニトロ−フェニルアミンを4−クロロ−2−ニトロ−5−ピロリジン−1−イル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
8H
7ClN
2Oの質量計算値、182.1;m/z実測値、183.1[M+H]
+。
【0322】
工程C:5−クロロ−6−メトキシ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール。5−クロロ−6−メトキシ−1H−ベンゾイミダゾール(0.320g、1.75mmol)及びTHF(10mL)の混合物に、DIPEA(0.850mL、4.9mmol)を加え、次に1−クロロメトキシ−2−メトキシ−エタン(0.310g、2.45mmol)を23℃で加えた。18時間攪拌した後、EtOAc(50mL)を加えた。有機層を食塩水(20mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、粗材料(0.31g)を得た。これは更なる精製なしに次の反応に使用した。
【0323】
工程D:1−(6−クロロ−5−メトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例43、工程D〜Eと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
9ClN
4O
3の質量計算値、292.0;m/z実測値、293.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.85(d,J=0.6Hz,1H),8.29(d,J=0.6Hz,1H),7.63(s,1H),7.23(s,1H),3.90(s,3H)。工程D〜Eは他の実施例を参照することに注意。
【0324】
実施例47:2−(4−カルボキシ−ピラゾル−1−イル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸。
【0325】
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0326】
工程A:2−(4−エトキシカルボニル−ピラゾル−1−イル)−1−(2−メトキシエトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル。実施例27、工程B〜Eと同様の方法で、工程Bにおいて3,4−ジアミノ−安息香酸メチルエステルを3−クロロ−ベンゼン−1,2−ジアミンの代わりに用い、位置異性体混合物を得て、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
22N
4O
6の質量計算値、402.2;m/z実測値、403.2[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):9.02(s,1H),9.01(s,1H),8.40(s,2H),8.39(s,1H),8.29(s,1H),8.03(dd,J=8.6,1.4Hz,1H),7.98(dd,J=8.5,1.4Hz,1H),7.91(d,J=8.6Hz,1H),7.83(d,J=8.5Hz,1H),6.08(s,2H),6.01(s,2H),4.31(q,J=7.1Hz,4H),3.91(s,3H),3.90(s,3H),3.55−3.52(m,4H),3.33−3.30(m,4H),3.11(s,3H),3.11(s,3H),1.32(t,J=7.1Hz,6H)。
【0327】
工程B:2−(4−カルボキシ−ピラゾル−1−イル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸。2−(4−エトキシカルボニル−ピラゾル−1−イル)−1−(2−メトキシエトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル(0.150g、0.373mmol)及び酢酸(4.5mL)の攪拌溶液に、塩酸水溶液(6M、4.5mL)を加えた。この反応混合物を100℃に18時間加熱してから、23℃まで冷ました。結果として得られた沈殿を回収し、標題化合物を得た(0.30g、収率30%)。MS(ESI/CI):C
12H
8N
4O
4の質量計算値、272.1;m/z実測値、273.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.94(s,1H),8.32(s,1H),8.14(s,1H),7.87(dd,J=8.4,1.5Hz,1H),7.63(d,J=8.4Hz,1H)。
【0328】
実施例48:1−(5−ブロモ−7−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0329】
【化62】
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【0330】
工程A:5−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼン−1,2−ジアミン。5−ブロモ−3−フルオロ−2−ニトロ−フェニルアミン(2g、8.5mmol)、NH
4Cl(6.81g、127.6mmol)、アセトン(100mL)及び水(20mL)の溶液に、0℃で、亜鉛粉末を部分に分けて加えた(3等分に分け、5分間かけた)(8.34g、127.6mmol)。この混合物を2時間攪拌し、次に23℃まで温めた。この混合物をCelite(登録商標)で濾過し、減圧下で溶媒を濃縮した。この混合物をEtOAc/DCMに再溶解させ、もう一度Celite(登録商標)で濾過し、溶媒を蒸発させた。この粗混合物をEtOAc(200mL)で希釈し、食塩水(40mL)で洗浄し、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。結果として得られた残留物を、更なる精製なしに次の反応に使用した。
【0331】
工程B:1−(5−ブロモ−7−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例47と同様の方法で、工程Aにおいて5−ブロモ−3−フルオロ−ベンゼン−1,2−ジアミンを3−クロロ−ベンゼン−1,2−ジアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
6BrFN
4O
2の質量計算値、324.0;m/z実測値、325.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.88(s,1H),8.30(s,1H),7.45(dd,J=9.5,2.3Hz,1H),7.34(d,J=7.6Hz,1H)。
【0332】
実施例49:1−(5−ブロモ−7−メチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0333】
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
実施例47と同様の方法で、工程Aにおいて5−ブロモ−3−メチル−ベンゼン−1,2−ジアミンを3−クロロ−ベンゼン−1,2−ジアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
9BrN
4O
2の質量計算値、320.0;m/z実測値、321.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.88(s,1H),8.29(s,1H),7.53(s,1H),7.23(s,1H),2.53(s,3H)。
【0335】
実施例50:1−[5−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0336】
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0337】
工程A:5−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミン。5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミン(1.00g、4.16mmol)及びDMA(21mL)の混合物に、K
2CO
3(1.15g、8.32mmol)及び3,4−ジクロロ−フェノール(1.36g、8.32mmol)を加えた。この混合物を85℃に18時間加熱した。この混合物を23℃に冷まし、氷水に注いだ。沈殿を回収し、EtOAc(150mL)に溶かし、食塩水(2×30mL)で洗った。有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物を得た(1.51g、99%)。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):8.52(s,1H),7.53(d,J=8.7Hz,1H),.26(d,J=3.2Hz,1H),7.00(dd,J=8.7,2.7Hz,1H),6.37(s,2H),6.06(s,1H)。
【0338】
工程B:1−[5−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27と同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
9Cl
2F
3N
4O
3の質量計算値、456.0;m/z実測値、457.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.29(s,2H),8.90(d,J=0.4Hz,1H),8.32(s,1H),7.96(s,1H),7.63(d,J=8.9Hz,1H),7.38(s,1H),7.33(d,J=2.8Hz,1H),7.01(dd,J=8.9,2.9Hz,1H)。
【0339】
実施例51:1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−フェノキシ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0340】
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【0341】
実施例50と同様の方法で、工程Aにおいて4−クロロ−フェノールを3,4−ジクロロ−フェノールの代わりに、及び4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
10Cl
2N
4O
3の質量計算値、388.0;m/z実測値、389.0[M+H]
+。
1H NMR(DMSO−d
6):13.25(br s,2H),8.88(s,1H),8.29(s,1H),7.78(s,1H),7.50−7.22(m,3H),7.04−6.80(m,2H)。
【0342】
実施例52:1−[5−(4−クロロ−フェノキシ)−6−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0343】
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0344】
実施例50と同様の方法で、工程Aにおいて4−クロロ−フェノールを3,4−ジクロロ−フェノールの代わりに、及び5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
10ClF
3N
4O
4の質量計算値、438.0;m/z実測値、439.0[M+H]
+。
1H NMR(DMSO−d
6):8.82(s,1H),8.22(s,1H),7.67(s,1H),7.41(d,J=9.0Hz,2H),7.33(s,1H),6.99(d,J=9.0Hz,2H)。
【0345】
実施例53:1−(5−フェノキシ−6−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0346】
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0347】
実施例50と同様の方法で、工程Aにおいてフェノールを3,4−ジクロロ−フェノールの代わりに、及び5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
11F
3N
4O
4の質量計算値、404.1;m/z実測値、405.1[M+H]
+。
1H NMR(DMSO−d
6):13.30(s,1H),8.88(s,1H),8.30(s,1H),7.72(s,1H),7.48−7.34(m,2H),7.27(s,1H),7.14(t,J=7.4Hz,1H),7.00(d,J=7.9Hz,2H)。
【0348】
実施例54:1−[5−(4−フルオロ−フェノキシ)−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0349】
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
実施例50と同様の方法で、工程Aにおいて4−フルオロ−フェノールを3,4−ジクロロ−フェノールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
10F
4N
4O
3の質量計算値、406.1;m/z実測値、407.1[M+H]
+。
1H NMR(DMSO−d
6):13.30(s,2H),8.87(s,1H),8.29(s,1H),7.93(s,1H),7.31−7.18(m,2H),7.10(ddd,J=6.7,5.4,3.1Hz,3H)。
【0351】
実施例55:1−[5−(4−クロロ−フェノキシ)−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0352】
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【0353】
実施例50と同様の方法で、工程Aにおいて4−クロロ−フェノールを3,4−ジクロロ−フェノールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
10ClF
3N
4O
3の質量計算値、422.0;m/z実測値、423.0[M+H]
+。
1H NMR(DMSO−d
6):8.81(s,1H),8.18(s,1H),7.87(s,1H),7.50−7.32(m,2H),7.18(s,1H),7.07−6.91(m,2H)。
【0354】
実施例56:1−(5−フェノキシ−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0355】
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0356】
実施例50と同様の方法で、工程Aにおいてフェノールを3,4−ジクロロ−フェノールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
11F
3N
4O
3の質量計算値、388.1;m/z実測値、389.1[M+H]
+。
1H NMR(DMSO−d
6):13.32(s,2H),8.87(s,1H),8.28(s,1H),7.93(s,1H),7.41(t,J=7.9Hz,2H),7.16(dd,J=16.1,8.7Hz,2H),7.04(d,J=8.0Hz,2H)。
【0357】
実施例57:1−(6−クロロ−5−フェノキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0358】
【化71】
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【0359】
工程A:5−クロロ−2−ニトロ−4−フェノキシフェニルアミン。乾燥DMF(20mL)中のフェノール(0.500g、5.31mmol)溶液に、固体のナトリウムt−ブトキシド(0.510g、5.31mmol)を加えた。この混合物を100℃に60分間加熱した後、4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミン(1.00g、4.83mmol)を加え、この反応混合物を100℃で19時間加熱した。この反応混合物を室温まで冷ました。この反応混合物を水に加え、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を1MNa
2CO
3で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(ヘキサン:EtOAc、5%〜30%、20分間)オレンジ色の固体として標題化合物を得た(0.821g、64%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.27(s,1H),7.50−7.34(m,2H),7.27(d,J=8.9Hz,2H),7.10(dd,J=8.6,1.1Hz,2H),6.02(s,3H)。
【0360】
工程B:6−クロロ−5−フェノキシ−1H−ベンゾイミダゾール。DMF(12mL)中の5−クロロ−2−ニトロ−4−フェノキシフェニルアミン(0.810g、3.06mmol)溶液に、オルト蟻酸トリメチル(12mL)を加え、次いで亜ジチオン酸ナトリウム(2.66g、15.3mmol)及び氷酢酸(1.5mL)を加えた。この反応混合物を密封試験管中で、100℃で14時間加熱した。追加の亜ジチオン酸ナトリウム(0.5g)及び酢酸(1mL)を加え、120℃で更に3時間加熱を続けた。この反応フラスコを氷で冷やし、半飽和の重炭酸ナトリウム溶液(300mL)に注意深く加え、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を5%NaHCO
3で洗い、食塩水で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(ヘキサン:EtOAc、0%〜5%、20分間)黄色い非晶質の固体として、互変異性体混合物の標題化合物を得た(0.57g、76%)。MS(ESI/CI):C
13H
9ClN
2Oの質量計算値、244;m/z実測値、245[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):9.55(s,1H),8.06(s,1H),8.0−7.2(m,2H),7.32(t,J=7.9Hz,2H),7.09(t,J=7.3Hz,1H),6.96(d,J=8.3Hz,2H)。
【0361】
工程C:6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−フェノキシ−1H−ベンゾイミダゾール。乾燥DMF(10mL)中の6−クロロ−5−フェノキシ−1H−ベンゾイミダゾール(0.565g、2.31mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.890mL、5.08mmol)の溶液に、0℃でMEM塩化物(0.29mL、2.54mmol)を加えた。室温で3日置いた後、この反応混合物を飽和NH
4Cl(100mL)に加え、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を0.5Mクエン酸、5% NaHCO
3、食塩水で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(DCM:MeOH、0%〜5%、10分間)、赤い油状の標題化合物を得た(0.563g、73%)。これは1:1の位置異性体混合物であった。この粗物質を直接次の工程に使用した。
【0362】
工程D:2,6−ジクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−フェノキシ−1H−ベンゾイミダゾール。−78℃浴で冷却した乾燥THF(2mL)中のジイソプロピルアミン(260μL、1.85mmol)溶液に、ヘキサン中のn−ブチルリチウム(1.16mL、1.6M溶液)を加えた。45分後、フラスコの内容物を、注射器を使って、−78℃の乾燥THF(2mL)中の6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−フェノキシ−1H−ベンゾイミダゾール(0.560g、1.68mmol)溶液に加えた。60分後、THF(3mL)中のN−クロロスクシンイミド(0.247g、1.85mmol)を注射器を使ってこの暗色の溶液に加え、この時点で色は明るい茶色に変化した。この反応混合物を室温まで温めてから、飽和NH
4Cl水溶液に加え、EtOAcで抽出した。合わせた有機層を0.5Mクエン酸、5% NaHCO
3水溶液、食塩水で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)、位置異性体の混合物として標題化合物を得た(0.251g、41%、オレンジ色の油)。MS(ESI/CI):C
17H
16Cl
2N
2O
3の質量計算値、366;m/z実測値、367[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3)δ7.80(s,1H),7.62(s,1H),7.37(s,1H),7.36−7.29(m,4H),7.18(s,1H),7.14−7.04(m,2H),6.98−6.90(m,4H),5.63(s,2H),5.54(s,2H),3.72−3.63(m,2H),3.63−3.57(m,2H),3.57−3.50(m,2H),3.49−3.42(m,2H),3.38(s,3H),3.28(s,3H)。
【0363】
工程E:1−(6−クロロ−5−フェノキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。乾燥DMF(4mL)中の2,6−ジクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−フェノキシ−1H−ベンゾイミダゾール(0.251g、0.684mmol)及びエチルピラゾール−4−カルボキシレート(0.115g、0.820mmol)の攪拌溶液に、無水炭酸セシウム(0.535g、1.64mmol)を加えた。攪拌された懸濁液を、密封試験管中、80℃の温浴で2時間加熱した。室温に冷ました後、反応混合物を氷水(100mL)に加え、1N HCl(3mL)で酸性にし、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機層を水、食塩水で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、オレンジ色の粗ペーストとして標題化合物を得た(0.361g)。MS(ESI/CI):C
23H
23ClN
4O
5の質量計算値、470;m/z実測値、471[M+H]
+。
【0364】
工程F:1−(6−クロロ−5−フェノキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−(6−クロロ−5−フェノキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.361g)を氷酢酸(9mL)及び6N HCl(9mL)に溶かし、密封試験管中で100℃で6時間加熱した。氷で冷やした後、水(5mL)を加え、固形物を濾過により回収し、水で洗い、減圧下で乾燥させた(60℃、1.3kPa(10mmHg))。結果として得られた褐色粉末をMeOH:水(10mL、10:1)で再結晶させ、濾過により回収し、減圧下で乾燥させて褐色固体の標題化合物を得た(115mg、90%)。Mp=134〜138℃(dec.)。MS(ESI/CI):C
17H
11ClN
4O
3の質量計算値、354;m/z実測値、355[M+H]
+,396[MH+MeCN]
+。
1H NMR(互変異性体の混合物)(500MHz、DMSO−d6):13.60(s,0.5H),13.50(s,0.5H),12.93(s,1H),8.89(s,1H),8.30(s,1H),7.90(s,0.5H),7.65(s,0.5H),7.42(m,2.5H),7.15(m,1.5H),7.02−6.75(m,2H)。
【0365】
実施例58:1−(5−ブロモ−7−メチル−1H−イミダゾ[4,5−f]キノリン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0366】
【化72】
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【0367】
実施例57、工程B〜Fと同様の方法で、工程Bにおいて8−ブロモ−2−メチル−6−ニトロ−キノリン−5−イルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−フェノキシフェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
10BrN
5O
2の質量計算値、371.0;m/z実測値、372.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.94(s,1H),8.83(d,J=8.3Hz,1H),8.33(s,1H),8.28(s,1H),7.62(d,J=8.4Hz,1H),2.74(s,3H)。
【0368】
実施例59:1−(5−ベンジルオキシ−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0369】
【化73】
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【0370】
工程A:5−ベンジルオキシ−4−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの調製。ベンジルアルコール(12.5mL、0.121mol)、4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミン(5.00g、24.2mmol)、炭酸セシウム(15.7g、48.3mmol)及びDMA(110mL)を合わせて密封可能な圧力容器に入れた。この容器を乾燥窒素でパージし、密封し、80℃で17時間加熱した。この反応混合物を食塩水(400mL)に注ぎ、0℃に冷却した。結果として得られた沈殿を回収し、EtOAc(400mL)に溶かした。有機層を水(50mL)及び食塩水(50mL)で洗った。有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(1〜50%のEtOAc/ヘキサン、乾燥荷重)、標題化合物を得た(2.47g、収率37%)。MS(ESI/CI):C
13H
11ClN
2O
3の質量計算値、278.1;m/z実測値、279.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.20(s,1H),7.50−7.30(m,5H),6.23(s,1H),6.19(br s,2H),5.16(s,2H)。
【0371】
工程B:1−(5−ベンジルオキシ−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27と同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
13ClN
4O
3の質量計算値、368.1;m/z実測値、369.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.45−13.28(m,1H),12.93(br s,1H),8.84(s,1H),8.27(s,1H),7.81−7.13(m,7H),5.25(s,2H)。
【0372】
実施例60:1−(6−クロロ−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0373】
【化74】
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【0374】
工程A:4−クロロ−2−ニトロ−5−m−トリルスルファニル−フェニルアミン。3−メチル−ベンゼンチオール(2.30mL、19.3mmol)、4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミン(2.00g、9.66mmol)、炭酸カリウム(2.67g、19.3mmol)及びDMF(48mL)の混合物を90℃で16時間加熱した。この反応混合液を23℃まで冷ました。EtOAcを加え、有機層を飽和NaHCO
3水溶液(2×80mL)及び食塩水(1×80mL)で洗った。この水性層をEtOAc(3×80mL)で抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(2.30g、81%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.12(s,1H),7.41−7.36(m,3H),7.34−7.30(m,1H),5.95(s,1H),5.88(br s,2H),2.41(s,3H)。
【0375】
工程B:4−クロロ−5−m−トリルスルファニル−ベンゼン−1,2−ジアミンの調製。4−クロロ−2−ニトロ−5−m−トリルスルファニル−フェニルアミン(2.30g、7.80mmol)、塩化アンモニウム(6.26g、117mmol)、アセトン(32.5mL)、及び水(6.5mL)の氷浴冷却した溶液(0℃)に、亜鉛粉末を部分に分けて加えた(5.10g、78.0mmol)。反応混合物を氷浴から取り出し、30分後、この反応混合物をCelite(登録商標)パッドで濾過し、EtOAcで洗った。濾液を分液漏斗に入れ、有機層を回収した。有機層を乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。この粗材料を更に精製することなく次の反応に使用した。
【0376】
工程C:6−クロロ−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾールの調製。4−クロロ−5−m−トリルスルファニル−ベンゼン−1,2−ジアミン(2.07g、7.80mmol)及びオルト蟻酸トリメチル(5.81mL、53.0mmol)の冷却した(0℃)溶液に、濃HCl(0.722mL、11.5mmol)を加えた。この反応混合物を16時間かけて23℃に温め、次に減圧下で濃縮した。EtOAc(100mL)をこの粗生成物に加え、有機層を飽和NaHCO
3水溶液(2×75mL)で洗った。水性層をEtOAc(2×50mL)で抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。この粗材料を更に精製することなく次の反応工程に使用した。MS(ESI/CI):C
14H
11ClN
2Sの質量計算値、274.0;m/z実測値、275.1[M+H]
+。
【0377】
工程D:6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾール。6−クロロ−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾール(2.14g、7.78mmol)及びTHF(39mL)の冷却した溶液(0℃)に、DIPEA(2.71mL、15.6mmol)を加えた。1−クロロメトキシ−2−メトキシ−エタン(0.977mL、8.56mmol)を滴下して加え、この反応混合物を16時間かけて23℃に温めた。この反応混合物を濃縮した。残留物を精製し(FCC)(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の1:1混合物として標題化合物を得た(1.89g、67%)。MS(ESI/CI):C
18H
19ClN
2O
2Sの質量計算値、362.1;m/z実測値、363.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):7.95(s,1H),7.92(s,1H),7.88(s,1H),7.64(s,1H),7.59(s,1H),7.41(s,1H),7.22−7.18(m,3H),7.16−7.13(m,2H),7.11−7.05(m,3H),5.56(s,2H),5.47(s,2H),3.57−3.54(m,2H),3.52−3.49(m,2H),3.48−3.45(m,2H),3.44−3.42(m,2H),3.35(s,3H),3.30(s,3H),2.30(s,6H)。
【0378】
工程E:2,6−ジクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾール。6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾール(1.89g、5.21mmol)及びTHF(13mL)の溶液を、アセトン/ドライアイス浴中で−78℃まで冷却した。ブチルリチウム(ヘキサン中2.2M溶液、2.60mL、5.73mmol)を滴下して加え、この反応混合物を−78℃で1時間攪拌した。(リチウムジイソプロピルアミドをTHF/ヘプタン/エチルベンゼン中2.0M溶液として、塩基として使用することもできる。)N−クロロスクシンイミド(765mg、5.73mmol)及びTHF(11.5mL)の溶液を加えた。この反応混合物を23℃に温め、2時間攪拌した。飽和NH
4Cl水溶液(20mL)を加え、この粗生成物CH
2Cl
2(3×75mL)に抽出した。有機層を乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の1:1混合物として標題化合物を得た(1.46g、71%)。MS(ESI/CI):C
18H
18Cl
2N
2O
2Sの質量計算値、396.0;m/z実測値、397.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):7.74(s,1H),7.57(s,1H),7.40(s,1H),7.29(s,1H),7.23−7.18(m,3H),7.18−7.14(m,2H),7.12−7.07(m,3H),5.58(s,2H),5.48(s,2H),3.64−3.60(m,2H),3.54−3.48(m,4H),3.43−3.40(m,2H),3.34(s,3H),3.29(s,3H),2.30(s,6H)。
【0379】
工程F:1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。2,6−ジクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾール(0.500g、1.26mmol)及びDMF(2.52mL)の溶液に、炭酸セシウム(0.820g、2.52mmol)及び1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.194g、1.38mmol)を加えた。この混合物を密封試験管中で、80℃で2時間加熱した。この混合物を23℃まで冷まし、食塩水(40mL)に注ぎ、EtOAcで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層を食塩水(40mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(0〜50%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の1:1混合物として標題化合物を得た(0.387g、61%)。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):8.84(s,1H),8.79(s,1H),8.14(s,2H),7.77(s,1H),7.68(s,1H),7.44(s,1H),7.41(s,1H),7.23−7.18(m,4H),7.18−7.16(m,1H),7.12(d,J=7.6Hz,2H),7.09(d,J=7.5Hz,1H),6.09(s,2H),5.98(s,2H),4.36−4.27(m,4H),3.66−3.60(m,2H),3.55−3.50(m,2H),3.48−3.42(m,2H),3.38−3.34(m,2H),3.28(s,3H),3.24(s,3H),2.32(s,3H),2.31(s,3H),1.38−1.30(m,6H)。
【0380】
工程G:1−(6−クロロ−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.190g、0.379mmol)及びEtOH(1mL)の混合物に、ジオキサン中4M HCl(1mL)を加えた。この混合物を23℃で3時間攪拌した。この反応混合物を濃縮し、Et
2O(10mL)を加えた。固形物を濾過し、Et
2Oで洗って、標題化合物を得た(0.143g、91%)。MS(ESI/CI):C
20H
17ClN
4O
2Sの質量計算値、412.1;m/z実測値、413.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.95(s,1H),8.35(s,1H),7.77(s,1H),7.41(s,1H),7.29(t,J=7.7Hz,1H),7.19−7.14(m,2H),7.12−7.06(m,1H),4.30(q,J=7.1Hz,2H),2.29(s,3H),1.31(t,J=7.0Hz,3H)。
【0381】
工程H:1−(6−クロロ−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−(6−クロロ−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.100g、0.242mmol)、THF(1mL)、及び水(0.3mL)の混合物に、LiOH・H
2O(40.7mg、0.969mmol)を加えた。この混合物を23℃で18時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、水(3mL)を加え、この混合物を1M HClで酸性にした。結果として得られた白色沈殿を濾過し、乾燥させて、標題化合物を得た(85.0mg、89%)。MS(ESI/CI):C
18H
13ClN
4O
2Sの質量計算値、384.0;m/z実測値、385.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.82(s,1H),8.22(s,1H),7.73(s,1H),7.43(s,1H),7.27(t,J=7.9Hz,1H),7.15−7.10(m,2H),7.04(d,J=7.9Hz,1H),2.27(s,3H)。
【0382】
実施例61:1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−フェニルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0383】
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0384】
実施例60と同様の方法で、工程Aにおいて4−クロロ−ベンゼンチオールを3−メチル−ベンゼンチオールの代わりに、及び工程Eにおいてリチウムジイソプロピルアミドをブチルリチウムの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
10Cl
2N
4O
2Sの質量計算値、404.0;m/z実測値、405.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.84(s,1H),8.23(s,1H),7.76(s,1H),7.57(s,1H),7.44−7.40(m,2H),7.23−7.18(m,2H)。
【0385】
実施例62:1−(6−クロロ−5−フェニルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0386】
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0387】
実施例60と同様の方法で、工程Aにおいてベンゼンチオールを3−メチル−ベンゼンチオールの代わりに、及び工程Eにおいてリチウムジイソプロピルアミドをブチルリチウムの代わりに用いて、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
11ClN
4O
2Sの質量計算値、370.0;m/z実測値、371.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):12.93(s,1H),8.87(s,1H),8.29(s,1H),7.78(br s,1H),7.49−7.37(m,3H),7.37−7.27(m,3H)。
【0388】
実施例63:1−[6−クロロ−5−(3,4−ジクロロ−フェニルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0389】
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0390】
実施例60と同様の方法で、工程Aにおいて3,4−ジクロロ−ベンゼンチオールを3−メチル−ベンゼンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
9Cl
3N
4O
2Sの質量計算値、437.9;m/z実測値、438.9[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.82(s,1H),8.17(s,1H),7.78(s,1H),7.75(s,1H),7.56(d,J=8.5Hz,1H),7.33(d,J=1.8Hz,1H),7.06(dd,J=8.5,2.2Hz,1H)。
【0391】
実施例64:1−[6−クロロ−5−(3−メトキシ−フェニルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0392】
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0393】
実施例60と同様の方法で、工程Aにおいて3−メトキシ−ベンゼンチオールを3−メチル−ベンゼンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
13ClN
4O
3Sの質量計算値、400.0;m/z実測値、401.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.87(d,J=0.5Hz,1H),8.28(d,J=0.5Hz,1H),7.78(br s,1H),7.50(br s,1H),7.32−7.29(m,1H),6.89(ddd,J=8.3,2.4,0.9Hz,1H),6.82−6.79(m,2H),3.72(s,3H)。
【0394】
実施例65:1−[6−クロロ−5−(4−メトキシ−フェニルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0395】
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
実施例60と同様の方法で、工程Aにおいて4−メトキシ−ベンゼンチオールを3−メチル−ベンゼンチオールの代わり、及び工程Eにおいてリチウムジイソプロピルアミドをブチルリチウムの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
13ClN
4O
3Sの質量計算値、400.0;m/z実測値、401.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.72(s,1H),8.14(s,1H),7.64(s,1H),7.39(d,J=8.6Hz,2H),7.08(s,1H),7.04(d,J=8.8Hz,2H),3.80(s,3H)。
【0397】
実施例66:1−(5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0398】
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0399】
方法A:
工程A:5−ベンジルスルファニル−4−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミン。4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミン(3.00g、14.5mmol)及びDMF(72mL)の混合物に、K
2CO
3(5.31g、29.0mmol)及びフェニル−メタンチオール(3.94g、31.7mmol)を加えた。この反応混合物を70℃に18時間加熱してから、23℃まで冷ました。この反応混合物をEtOAc(200mL)に溶かし、飽和重炭酸ナトリウム溶液(100mL)で洗い、食塩水(3×100mL)で洗った。有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(5〜45%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(2.39g、56%)。MS(ESI/CI):C
13H
11ClN
2O
2Sの質量計算値、294.0;m/z実測値、295.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):7.96(s,1H),7.56(s,2H),7.50(d,J=7.2Hz,2H),7.37(t,J=7.5Hz,2H),7.31(t,J=7.4Hz,1H),7.05(s,1H),4.27(s,2H)。
【0400】
工程B:1−[5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。実施例27、工程A〜Eと同様の方法で、工程Aにおいて5−ベンジルスルファニル−4−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
24H
25ClN
4O
4Sの質量計算値、500.1;m/z実測値、501.1[M+H]
+。
【0401】
工程C:1−(5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(96.0mg、0.192mmol)及びEtOH(5mL)の混合物に、ジオキサン中4M HCl(5mL、20mmol)を加えた。この混合物を23℃で18時間攪拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、結果として得られた残留物をEt
2O中で粉砕した。結果として得られた懸濁液を濾過し、Et
2Oで洗って、標題化合物を得た(69.0mg、87%)。MS(ESI/CI):C
20H
17ClN
4O
2Sの質量計算値、412.1;m/z実測値、413.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):13.53(d,J=12.3Hz,1H),8.95(s,1H),8.35(s,1H),7.78(s,0.5H),7.65(s,0.5H),7.55(s,0.5H),7.44(s,0.5H),7.38(d,J=7.2Hz,2H),7.31(t,J=7.4Hz,2H),7.25(s,1H),4.32−4.26(m,4H),1.32(t,J=7.1Hz,3H)。
【0402】
工程D:1−(5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−(5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(57.0mg、0.127mmol)、THF(2mL)、及び水(0.67mL)の混合物に、LiOH・H
2O(27.0mg、0.654mmol)を加えた。この混合物を23℃で18時間攪拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、水(3mL)を加え、この混合物を1M HClでpH=3の酸性にした。結果として得られた白色沈殿を濾過し、乾燥させて、標題化合物を得た(39.0mg、80%)。MS(ESI/CI):C
18H
13ClN
4O
2Sの質量計算値、384.0;m/z実測値、385.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.86(s,1H),8.29(s,1H),7.67(s,1H),7.53(s,1H),7.39(d,J=7.4Hz,2H),7.31(t,J=7.4Hz,2H),7.25(t,J=7.1Hz,1H),4.29(s,2H)。
【0403】
方法B:
工程A:1−[5−tert−ブチルスルファニル−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。実施例66、方法A、工程A〜Bと同様の方法で、工程Aにおいて2−メチル−プロパン−2−チオールをフェニル−メタンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製し、位置異性体の1:1混合物を得た。MS(ESI/CI):C
21H
27ClN
4O
4Sの質量計算値、466.1;m/z実測値、467.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.89−8.88(m,2H),8.19(s,2H),8.03(s,1H),7.93(s,1H),7.85(s,1H),7.78(s,1H),6.17(s,2H),6.13(s,2H),4.39−4.33(m,4H),3.71−3.64(m,4H),3.50−3.42(m,4H),3.31(s,J=5.1Hz,3H),3.30(s,3H),1.43−1.29(m,24H)。
【0404】
工程B:1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(2−ニトロ−フェニルジスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[5−tert−ブチルスルファニル−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(3.00g、6.42mmol)及びDCM(32mL)の攪拌溶液に、炭酸カリウム(1.78g、12.9mmol)を加えた。この反応混合物を2−ニトロベンゼンスルフェニルクロリド(3.05g、16.1mmol)で処理し、23℃で16時間攪拌した。結果として得られた残留物を濃縮し、FCCによって精製し(5〜30%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体比2:1の標題化合物を得た(2.99g、粗収率82%)。この化合物を、更に精製することなく、後続の反応に使用した。MS(ESI/CI):C
23H
22ClN
5O
6S
2の質量計算値、563.1;m/z実測値、564.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、CDCl
3):8.85−8.82(m,2H),8.17(s,2H),7.75(s,0.66H),7.72(s,1.34H),7.68(s,1.34H),7.64(s,0.66H),7.45−7.42(m,4H),7.31−7.26(m,4H),6.09(d,J=2.1Hz,4H),4.36(q,J=7.1Hz,4H),3.67−3.62(m,4H),3.49−3.42(m,4H),3.31(d,J=1.9,6H),1.38(t,J=7.1Hz,6H)。
【0405】
工程C:1−[6−クロロ−5−メルカプト−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(2−ニトロ−フェニルジスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(2.99g、5.29mmol)及びEtOH(24mL)の溶液を攪拌冷却(0℃)し、NaBH
4(0.729g、19.3mmol)、EtOH(24mL)、及び水(10mL)の溶液を10分間かけて滴下して加えた。この反応混合物を15分間攪拌し、EtOH(16mL)中のNaBH
4(0.486g、12.8mmol)及び水(6.7mL)を追加で加えた。この反応混合物を更に30分間攪拌してから、DCM(200mL)と水(200mL)とに分割した。この水性層を1M HClでpH5まで酸性にし、この生成物をDCM(3×300mL)で抽出した。有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(5〜80%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体2:1混合物として標題化合物を得た(1.27g、48%)。MS(ESI/CI):C
17H
19ClN
4O
4Sの質量計算値、410.1;m/z実測値、411.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、CDCl
3):8.85−8.84(m,2H),8.17(s,2H),7.75(s,0.67H),7.72(s,1.33 H),7.68(s,1.33H),7.64(s,0.67H),6.10−6.09(m,4H),4.36(q,J=7.1Hz,4H),4.02(s,0.67H),3.93(s,1.33H),3.66−3.62(m,4H),3.47−3.44(m,4H),3.31−3.30(m,6H),1.38(t,J=7.1Hz,6H)。標題化合物の大規模合成は、二量体の副生成物をも生成し、ここにおいて二量体結合は1−[6−クロロ−5−メルカプト−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステルのジスルフィド中間体を形成する硫黄結合を介しており、この副生成物は分離されているが試験は行われていない。MS(ESI/CI):C
34H
36Cl
2N
8O
8S
2の質量計算値、818.1;m/z実測値、819.1[M+H]
+。
【0406】
工程D:1−[5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[6−クロロ−5−メルカプト−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.300g、0.730mmol)、臭化ベンジル(0.130mL、1.10mmol)及びDMF(20mL)の溶液に、炭酸カリウム(0.151g、1.10mmol)を加えた。この反応混合物を23℃で15分間攪拌し、水(40mL)に注いだ。この生成物をEtOAcで抽出した(3×50mL)。有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(2〜50%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(0.330g、90%)。MS(ESI/CI):C
24H
25ClN
4O
4Sの質量計算値、500.1;m/z実測値、501.1[M+H]
+。
【0407】
工程E:1−(5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(160mg、0.319mmol)及びEtOH(3.2mL)の混合物に、ジオキサン中4M HCl(3.21mL、12.8mmol)を加えた。この混合物を23℃で18時間攪拌した。この反応混合物を濃縮し、結果として得られた残留物をEt
2O中で粉砕した。この懸濁液を濾過し、Et
2Oで洗って、標題化合物を得た(0.125g、95%)。MS(ESI/CI):C
20H
17ClN
4O
2Sの質量計算値、412.1;m/z実測値、413.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6);13.53(d,J=12.3Hz,1H),8.95(s,1H),8.35(s,1H),7.78(s,0.5H),7.65(s,0.5H),7.55(s,0.5H),7.44(s,0.5H),7.38(d,J=7.2Hz,2H),7.31(t,J=7.4Hz,2H),7.25(s,1H),4.32−4.26(m,4H),1.32(t,J=7.1Hz,3H)。
【0408】
工程F:1−(5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−(5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.115g、0.256mmol)、THF(4.8mL)、及び水(1.2mL)の混合物に、LiOH・H
2O(0.107g、2.56mmol)を加えた。この混合物を23℃で18時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、水(3mL)を加え、この混合物を1M HClでpH3まで酸性にした。結果として得られた白色沈殿を濾過し、乾燥させて、標題化合物を得た(97.0mg、99%)。MS(ESI/CI):C
18H
13ClN
4O
2Sの質量計算値、384.0;m/z実測値、385.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.86(s,1H),8.29(s,1H),7.67(s,1H),7.53(s,1H),7.39(d,J=7.4Hz,2H),7.31(t,J=7.4Hz,2H),7.25(t,J=7.1Hz,1H),4.29(s,2H)。
【0409】
実施例67:1−[5−(4−tert−ブチル−ベンジルスルファニル)−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0410】
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0411】
実施例66、方法Aと同様の方法で、工程Aにおいて(4−tert−ブチル−フェニル)−メタンチオールをフェニル−メタンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
22H
21ClN
4O
2Sの質量計算値、440.1;m/z実測値、441.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.80(s,1H),8.21(s,1H),7.64(s,1H),7.59(s,1H),7.34−7.23(m,4H),4.21(s,2H),1.26(s,9H)。
【0412】
実施例68:1−[6−クロロ−5−(4−フルオロ−ベンジルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0413】
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0414】
実施例66、方法Aと同様の方法で、工程Aにおいて(4−フルオロ−フェニル)−メタンチオールをフェニル−メタンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
12ClFN
4O
2Sの質量計算値、402.0;m/z実測値、403.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.85(s,1H),8.28(s,1H),7.67(s,1H),7.60−7.46(m,1H),7.39(dd,J=8.7,5.5Hz,2H),7.19−7.06(m,2H),4.27(s,2H)。
【0415】
実施例69:1−[6−クロロ−5−(2−クロロ−ベンジルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0416】
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0417】
実施例66、方法Aと同様の方法で、工程Aにおいて(2−クロロ−フェニル)−メタンチオールをフェニル−メタンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
12Cl
2N
4O
2Sの質量計算値、418.0;m/z実測値、419.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.84(s,1H),8.26(s,1H),7.68(s,1H),7.52(s,1H),7.46(dd,J=7.9,1.2Hz,1H),7.34(dd,J=7.5,1.7Hz,1H),7.29(td,J=7.6,1.8Hz,1H),7.24(td,J=7.4,1.3Hz,1H),4.31(s,2H)。
【0418】
実施例70:1−(6−クロロ−5−フェネチルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0419】
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0420】
実施例66、方法Aと同様の方法で、工程Aにおいて2−フェニル−エタンチオールをフェニル−メタンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
15ClN
4O
2Sの質量計算値、398.1;m/z実測値、399.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):13.26(s,1H),8.86(s,1H),8.28(s,1H),7.69(s,1H),7.60(s,1H),7.34−7.29(m,4H),7.24−7.21(m,1H),3.30−3.25(m,2H),2.95−2.90(m,2H)。
【0421】
実施例71:1−(6−メチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0422】
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0423】
工程A:5−メチルスルファニル−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミン。5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミン(2.02g、8.40mmol)及びDMF(40mL)の溶液に、ナトリウムチオメトキシド(0.618g、8.82mmol)を加えた。この混合物を90℃に50分間加熱してから、食塩水に注いだ。水を加えて合計体積を300mLとし、オレンジ色の沈殿を回収して、標題化合物を得た(2.02g、95%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.42(s,1H),6.51(s,1H),6.39(br s,2H),2.53(s,3H)。
【0424】
工程B:1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−メチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。実施例27、工程A〜Eと同様の方法で、工程Aにおいて5−メチルスルファニル−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。結果として得られた生成物は位置異性体の1:1混合物として回収された。MS(ESI/CI):C
19H
21F
3N
4O
4Sの質量計算値、458.1;m/z実測値、459.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.91(s,1H),8.88(s,1H),8.21−8.19(m,2H),8.03(s,1H),7.96(s,1H),7.76(s,1H),7.65(s,1H),6.22−6.19(m,4H),4.37(q,J=7.1Hz,4H),3.70−3.63(m,4H),3.49−3.45(m,4H),3.32−3.30(m,6H),2.61−2.57(m,6H),1.39(t,J=7.1Hz,6H)。
【0425】
工程C:1−(6−メチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−メチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.200g、0.436mmol)及び酢酸(1.3mL)の攪拌溶液に、6M塩酸水溶液(1.3mL)を加えた。この反応混合物を100℃に18時間加熱してから、23℃まで冷ました。沈殿を回収して、塩酸塩として標題化合物を得た(0.118g、収率71%)。MS(ESI/CI):C
13H
9F
3N
4O
2Sの質量計算値、342.0;m/z実測値、343.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.92(d,J=0.6Hz,1H),8.33(d,J=0.4Hz,1H),7.90(s,1H),7.68(s,1H),2.59(s,3H)。
【0426】
実施例72:1−(6−プロピルスルファニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0427】
【化86】
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【0428】
工程A:2−ニトロ−5−プロピルスルファニル−4−トリフルオロメチル−フェニルアミン。5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミン(1.50g、6.26mmol)、炭酸カリウム(1.72g、12.5mmol)、及びDMF(31mL)の混合物に、1−プロパンチオール(0.620mL、6.86mmol)を加えた。この反応混合物を90℃で16時間加熱してから、23℃に冷まし、氷/食塩水(300mL)に注いだ。結果として得られた黄色い沈殿を回収し、標題化合物を得た(1.67g、95%)。MS(ESI/CI):C
10H
11F
3N
2O
2Sの質量計算値、280.1;m/z実測値、281.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.41(s,1H),6.58(s,1H),6.36(br s,2H),2.97(t,J=7.3Hz,2H),1.87−1.72(m,2H),1.10(t,J=7.4Hz,3H)。
【0429】
工程B:1−(6−プロピルスルファニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例71、工程B〜Cと同様の方法で、標題化合物を調製した。残留物は逆相HPLCによって精製され、標題化合物を得た。MS(ESI/CI):C
15H
13F
3N
4O
2Sの質量計算値、370.1;m/z実測値、371.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.77(s,1H),13.02(s,1H),8.92(d,J=0.6Hz,1H),8.34(d,J=0.6Hz,1H),8.17−7.54(m,2H),3.02(t,J=7.1Hz,2H),1.68−1.52(m,2H),0.98(t,J=7.3Hz,3H)。
【0430】
実施例73:1−(6−イソプロピルスルファニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0431】
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【0432】
実施例72と同様の方法で、工程Aにおいて2−プロパンチオールを1−プロパンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
13F
3N
4O
2Sの質量計算値、370.1;m/z実測値、371.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、互変異性による拡幅):8.94(s,1H),8.21(s,1H),8.03−7.78(m,2H),3.53−3.38(m,1H),1.29(d,J=6.7Hz,6H)。
【0433】
実施例74:1−(5−フルオロ−6−メチルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0434】
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0435】
実施例71と同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジフルオロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
9FN
4O
2Sの質量計算値、292.0;m/z実測値、293.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.87(s,1H),8.29(s,1H),7.48(d,J=6.7Hz,1H),7.43(d,J=10.1Hz,1H),2.52(s,3H)。
【0436】
実施例75:1−(5−クロロ−6−メチルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0437】
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
実施例71と同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
9ClN
4O
2Sの質量計算値、308.0;m/z実測値、309.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.87(d,J=0.6Hz,1H),8.30(d,J=0.5Hz,1H),7.67(s,1H),7.43(s,1H),2.54(s,3H)。
【0439】
実施例76:1−(5−クロロ−6−エチルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0440】
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【0441】
実施例71と同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、及びナトリウムチオエトキシドをナトリウムチオメトキシドの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
11ClN
4O
2Sの質量計算値、322.0;m/z実測値、323.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.85(s,1H),8.27(s,1H),7.65(s,1H),7.53(s,1H),2.99(q,J=7.3Hz,2H),1.25(t,J=7.3Hz,3H)。
【0442】
実施例77:1−(5−クロロ−6−イソプロピルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0443】
【化91】
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【0444】
実施例71と同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、及びナトリウムチオイソプロポキシドをナトリウムチオメトキシドの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
13ClN
4O
2Sの質量計算値、336.0;m/z実測値、337.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.89(s,1H),8.30(s,1H),7.70(s,1H),7.68(s,1H),3.56−3.48(m,1H),1.27(d,J=6.6Hz,6H)。
【0445】
実施例78:1−(5−クロロ−6−プロピルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0446】
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0447】
実施例72と同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、工程Bで逆相HPLCによる精製なしに最終化合物を沈殿させて、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
13ClN
4O
2Sの質量計算値、336.0;m/z実測値、337.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.88(s,1H),8.30(s,1H),7.68(s,1H),7.55(s,1H),2.98(t,J=7.2Hz,2H),1.64(h,J=7.3Hz,2H),1.02(t,J=7.3Hz,3H)。
【0448】
実施例79:1−(6−メチルスルファニル−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0449】
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
【0450】
実施例71と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
9F
3N
4O
3Sの質量計算値、358.0;m/z実測値、359.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.00(br s,1H),8.88(s,1H),8.32(s,1H),7.81−7.12(m,2H),2.54(s,3H)。
【0451】
実施例80:1−(6−イソプロピルスルファニル−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0452】
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
【0453】
実施例72と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、及び2−プロパンチオールを1−プロパンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
13F
3N
4O
3Sの質量計算値、386.1;m/z実測値、387.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.65(s,1H),13.00(s,1H),8.89(d,J=0.5Hz,1H),8.32(d,J=0.5Hz,1H),7.65(br s,2H),3.57−3.44(br m,1H),1.24(d,J=6.6Hz,6H)。
【0454】
実施例81:1−(6−プロピルスルファニル−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0455】
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
実施例72と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
13F
3N
4O
3Sの質量計算値、386.1;m/z実測値、387.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.80−12.75(m,2H),8.88(d,J=0.6Hz,1H),8.32(d,J=0.6Hz,1H),7.57(s,2H),2.98(t,J=7.2Hz,2H),1.68−1.53(m,2H),0.99(t,J=7.3Hz,3H)。
【0457】
実施例82:1−[6−クロロ−5−(トルエン−3−スルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0458】
【化96】
[この文献は図面を表示できません]
【0459】
工程A:1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(トルエン−3−スルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例60の中間体、工程Fの生成物)(0.160g、0.319mmol)及びMeOH(1.6mL)の溶液に、23℃で、Oxone(登録商標)(0.412g、0.671mmol)及び水(1.7mL)を加えた。この反応混合物を23℃で16時間攪拌した。ジクロロメタン(30mL)を加えた後、80%飽和NaHCO
3水溶液(30mL)中のチオ硫酸ナトリウム(0.106g、0.670mmol)溶液を加えた。この混合物を、両層とも透明になるまで、激しく攪拌した。有機層を回収し、水層をCH
2Cl
2で抽出した(2×50mL)。有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の混合物として標題化合物を得た(0.105mg、62%)。MS(ESI/CI):C
24H
25ClN
4O
6Sの質量計算値、532.1;m/z実測値、533.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.90(d,J=0.6Hz,1.5H),8.89(d,J=0.6Hz,0.5H),8.73(br s,1.5H),8.69(br s,0.5H),8.19(d,J=0.6Hz,0.5H),8.18(d,J=0.6,1.5H),7.79−7.75(m,2H),7.75−7.72(m,2H),7.71(s,0.5H),7.67(s,1.5H),7.39−7.36(m,4H),6.27(s,1H),6.14(s,3H),4.40−4.32(m,4H),3.71−3.67(m,1H),3.66−3.61(m,3H),3.49−3.45(m,1H),3.44−3.39(m,3H),3.28(s,1.5H),3.24(s,4.5H),2.38(br s,6H),1.38−1.33(m,6H)。
【0460】
工程B:1−[6−クロロ−5−(トルエン−3−スルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例60、工程G〜Hと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
13ClN
4O
4Sの質量計算値、416.0;m/z実測値、417.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.93(d,J=0.5Hz,1H),8.44(s,1H),8.33(d,J=0.4Hz,1H),7.75−7.69(m,3H),7.53−7.48(m,2H),2.37(s,3H)。
【0461】
実施例83:1−(5−ベンゼンスルホニル−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0462】
【化97】
[この文献は図面を表示できません]
【0463】
実施例82と同様の方法で、1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−フェニルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例62の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
11ClN
4O
4Sの質量計算値、402.0;m/z実測値、403.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.94(s,1H),8.47(s,1H),8.35(s,1H),7.95−7.89(m,2H),7.76(br s,1H),7.74−7.67(m,1H),7.65−7.58(m,2H)。
【0464】
実施例84:1−[6−クロロ−5−(4−メトキシ−ベンゼンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0465】
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0466】
実施例82と同様の方法で、1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(4−メトキシ−フェニルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例65の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
13ClN
4O
5Sの質量計算値、432.0;m/z実測値、433.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):14.09(br s,1H),13.04(br s,1H),8.94(s,1H),8.42(s,1H),8.35(s,1H),7.89−7.84(m,2H),7.75(br s,1H),7.14−7.10(m,2H),3.84(s,3H)。
【0467】
実施例85:1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0468】
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0469】
工程A:1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−フェニルスルファニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例61の中間体)(2.69g、5.16mmol)及びジクロロメタン(26mL)の溶液に、23℃で、mCPBA(2.43g、10.8mmol)を加えた。この反応物を23℃で16時間攪拌した。ジクロロメタン(30mL)を加えた後、80%飽和NaHCO
3水溶液(30mL)中のチオ硫酸ナトリウム(1.71g、10.8mmol)溶液を加えた。この混合物を、両層とも透明になるまで、激しく攪拌した。有機層を回収し、水性層をCH
2Cl
2で抽出した(2×80mL)。有機層を合わせ、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(0〜100%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の混合物として標題化合物を得た(2.55g、89%)。MS(ESI/CI):C
23H
22Cl
2N
4O
6Sの質量計算値、552.1;m/z実測値、553.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.91−8.89(m,2H),8.73(s,1.4H),8.68(s,0.6H),8.20(d,J=0.6Hz,0.6H),8.18(d,J=0.6Hz,1.4H),7.91−7.87(m,4H),7.72(s,0.6H),7.68(s,1.4H),7.48−7.43(m,4H),6.27(s,1.2 H),6.15(s,2.8H),4.39−4.32(m,4H),3.71−3.66(m,1.2H),3.67−3.62(m,2.8H),3.48−3.45(m,1.2H),3.44−3.40(m,2.8H),3.28(s,1.8H),3.24(s,4.2H),1.40−1.34(m,6H)。
【0470】
工程B:1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(2.55g、4.61mmol)及びEtOH(11.5mL)の混合物に、ジオキサン中4M HCl(11.5mL)を加えた。この混合物を23℃で3時間攪拌した。この反応混合物を濃縮し、Et
2Oを加えた。固形物を濾過し、Et
2Oで洗って、標題化合物を得た(1.92g、89%)。MS(ESI/CI):C
19H
14Cl
2N
4O
4Sの質量計算値、464.0;m/z実測値、465.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):9.02(s,1H),8.45(s,1H),8.40(s,1H),7.95−7.92(m,2H),7.76(br s,1H),7.70−7.67(m,2H),4.30(q,J=7.1Hz,2H),1.32(t,J=7.1Hz,3H)。
【0471】
工程C:1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−ベンゼンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(1.92g、4.13mmol)、THF(16mL)、及び水(5mL)の混合物に、LiOH・H
2O(0.693g、16.5mmol)を加えた。この混合物を23℃で18時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、水(10mL)を加え、この混合物を1M HClで酸性にした。結果として得られた沈殿を濾過し、乾燥させて、標題化合物を得た(1.73g、94%)。MS(ESI/CI):C
17H
10Cl
2N
4O
4Sの質量計算値、436.0;m/z実測値、437.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.89(s,1H),8.40(s,1H),8.25(s,1H),7.93−7.90(m,2H),7.69−7.66(m,3H)。
【0472】
実施例86:1−[6−クロロ−5−(4−トリフルオロメトキシ−ベンゼンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0473】
【化100】
[この文献は図面を表示できません]
【0474】
工程A:1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(4−トリフルオロメトキシ−フェニルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。実施例60、工程A〜Fと同様の方法で、工程Aにおいて4−トリフルオロメトキシ−ベンゼンチオールを3−メチル−ベンゼンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。
【0475】
工程B:1−[6−クロロ−5−(4−トリフルオロメトキシ−ベンゼンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例85と同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
10ClF
3N
4O
5Sの質量計算値、486.0;m/z実測値、487.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.77(s,1H),8.29(s,1H),8.02(s,1H),8.01−7.97(m,2H),7.56(d,J=8.1Hz,2H),7.45(s,1H)。
【0476】
実施例87:1−[6−クロロ−5−(3,4−ジクロロ−ベンゼンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0477】
【化101】
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【0478】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−5−(3,4−ジクロロ−フェニルスルファニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例63の中間体)から標題化合物を調製した。MS(CI):C
17H
9Cl
3N
4O
4Sの質量計算値、469.9;m/z実測値、468.9[M−H]
-。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.95(s,1H),8.48(br s,1H),8.34(s,1H),8.16(d,J=1.6Hz,1H),7.92−7.88(m,2H),7.78(br s,1H)。
【0479】
実施例88:1−[6−クロロ−5−(3−メトキシ−ベンゼンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0480】
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
【0481】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(3−メトキシ−フェニルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例64の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
13ClN
4O
5Sの質量計算値、432.0;m/z実測値、433.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):14.15(s,1H),13.04(s,1H),8.95(d,J=0.5Hz,1H),8.45(s,1H),8.36(s,1H),7.77(br s,1H),7.53(t,J=8.0Hz,1H),7.48−7.43(m,1H),7.41−7.38(m,1H),7.27(ddd,J=8.3,2.6,1.0Hz,1H),3.81(s,3H)。
【0482】
実施例89:1−(6−クロロ−5−フェニルメタンスルホニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0483】
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0484】
実施例85と同様の方法で、1−[5−ベンジルスルファニル−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例66の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
13ClN
4O
4Sの質量計算値、416.0;m/z実測値、417.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.92(s,1H),8.33(s,1H),7.98−7.82(m,2H),7.33−7.15(m,5H),4.86(s,2H)。
【0485】
実施例90:1−[6−クロロ−5−(2,4,6−トリメチル−フェニルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0486】
【化104】
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【0487】
工程A:1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(2,4,6−トリメチル−ベンジルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。実施例66、方法A、工程A〜Bと同様の方法で、工程Aにおいて(2,4,6−トリメチル−フェニル)−メタンチオールをフェニル−メタンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
27H
31ClN
4O
4Sの質量計算値、542.2;m/z実測値、543.2[M+H]
+。
【0488】
工程B:1−[6−クロロ−5−(2,4,6−トリメチル−フェニルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例85と同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
21H
19ClN
4O
4Sの質量計算値、458.1;m/z実測値、459.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.95(s,1H),8.35(s,1H),8.13(s,1H),7.94(s,1H),6.90(s,2H),4.85(s,2H),2.32(s,6H),2.23(s,3H)。
【0489】
実施例91:1−[6−クロロ−5−(4−メトキシ−フェニルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0490】
【化105】
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【0491】
工程A:1−[6−クロロ−5−(4−メトキシ−ベンジルスルファニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。実施例66、方法A、工程A〜Bと同様の方法で、工程Aにおいて(4−メトキシ−フェニル)−メタンチオールをフェニル−メタンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
25H
27ClN
4O
5Sの質量計算値、530.1;m/z実測値、531.1[M+H]
+。
【0492】
工程B:1−[6−クロロ−5−(4−メトキシ−フェニルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例85と同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
15ClN
4O
5Sの質量計算値、446.1;m/z実測値、447.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.92(s,1H),8.34(s,1H),8.03(s,0.6H),7.92(s,0.4H),7.83(s,0.6H),7.74(s,0.4H),7.11(d,J=8.7Hz,2H),6.82(d,J=8.4Hz,2H),4.79(s,2H),3.68(s,3H)。
【0493】
実施例92:1−[6−クロロ−5−(4−フルオロ−フェニルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0494】
【化106】
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【0495】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−5−(4−フルオロ−ベンジルスルファニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例68の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
12ClFN
4O
4Sの質量計算値、434.0;m/z実測値、435.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.92(s,1H),8.32(s,1H),7.95−7.83(m,2H),7.26−7.21(m,2H),7.11(t,J=8.8Hz,2H),4.87(s,2H)。
【0496】
実施例93:1−[6−クロロ−5−(2−クロロ−フェニルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0497】
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0498】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−5−(2−クロロ−ベンジルスルファニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例69の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
12Cl
2N
4O
4Sの質量計算値、450.0;m/z実測値、451.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):14.05(s,1H),13.02(s,1H),8.94(s,1H),8.34(s,1H),8.04−7.83(m,2H),7.43(dd,J=7.2Hz,2.1Hz,1H),7.40(dd,J=7.7Hz,1.5,1H),7.34(pd,J=7.3Hz,1.8Hz,2H),5.02(s,2H)。
【0499】
実施例94:1−[6−クロロ−5−(2−フェニル−エタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0500】
【化108】
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【0501】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−フェネチルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例70の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
15ClN
4O
4Sの質量計算値、430.1;m/z実測値、431.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.95(s,1H),8.35(s,1H),8.16(s,1H),7.84(s,1H),7.22−7.16(m,4H),7.15−7.11(m,1H),3.88−3.82(m,2H),2.96−2.87(m,2H)。
【0502】
実施例95:1−(5−クロロ−6−エタンスルフィニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0503】
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0504】
工程A:1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−エチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。実施例71、工程A〜Bと同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに、及びナトリウムチオエトキシドをナトリウムチオメトキシドの代わりに用い、標題化合物を調製した。位置異性体の1:1混合物が観察された。
1H NMR(600MHz、CDCl
3):8.86(d,J=0.6Hz,1H),8.85(d,J=0.6Hz,1H),8.18(s,2H),7.75(s,1H),7.68(s,1H),7.67(s,1H),7.56(s,1H),6.14(s,2H),6.10(s,2H),4.36(q,J=7.1Hz,4H),3.68−3.63(m,4H),3.48−3.44(m,4H),3.31(s,3H),3.31(s,3H),3.02(p,J=7.3Hz,4H),1.41−1.36(m,12H)。
【0505】
工程B:1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−エチルスルフィニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−エチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.501g、1.14mmol)及びMeO(5.7mL)の混合物に、水(5.7mL)中のOxone(登録商標)/ペルオキシ一硫酸カリウム(1.47g、2.40mmol)溶液を加えた。この混合物を23℃で44時間攪拌した。EtOAc(50mL)及び水(30mL)を加え、この二層性混合物を攪拌した。層を分離し、水性層を更にEtOAc(50mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜80%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物(0.232g、収率45%、位置異性体の2:1混合物)及び1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−エチルスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.260g、収率48%、位置異性体の5:2混合物)を得た。MS(ESI/CI):C
13H
23ClN
4O
5Sの質量計算値、454.1;m/z実測値、455.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.90(d,J=0.6Hz,1H),8.20(d,J=0.6Hz,1H),8.13(s,1H),7.74(s,1H),6.25−6.16(m,2H),4.37(q,J=7.1Hz,2H),3.68−3.62(m,2H),3.46−3.41(m,2H),3.27(s,3H),3.26−3.13(m,1H),2.94−2.83(m,1H),1.39(t,J=7.1Hz,3H),1.27(t,J=7.4Hz,3H)。
【0506】
工程C:1−(5−クロロ−6−エタンスルフィニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。エタノール(2mL)中の1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−エチルスルフィニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.191g、0.420mmol)溶液に、ジオキサン中の4M HCl(2mL)を加えた。この反応混合物を23℃で2時間攪拌した。結果として得られた沈殿を回収し、ジエチルエーテルですすぎ、標題化合物を得た(0.103g、収率67%)。MS(ESI/CI):C
15H
15ClN
4O
3Sの質量計算値、366.1;m/z実測値、367.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.02(d,J=0.6Hz,1H),8.40(d,J=0.6Hz,1H),7.87(s,1H),7.80(s,1H),4.30(q,J=7.1Hz,2H),3.17(dq,J=14.6,7.3Hz,1H),2.84(dq,J=14.6,7.4Hz,1H),1.32(t,J=7.1Hz,3H),1.08(t,J=7.3Hz,3H)。
【0507】
工程D:1−(5−クロロ−6−エタンスルフィニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−(5−クロロ−6−エタンスルフィニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(100mg、0.273mmol)、THF(1.0mL)、及び水(0.33mL)の溶液に、水酸化リチウム(31.3mg、0.818mmol)を加えた。この混合物を短時間超音波処理し、23℃で56時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、水を加え、結果として得られた溶液を1M HCl水溶液を用いてpH1まで酸性にした。沈殿を回収し、標題化合物を得た(79.1mg、収率85%)。MS(ESI/CI):C
13H
11ClN
4O
3Sの質量計算値、338.0;m/z実測値、339.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.88(br s,1H),13.01(br s,1H),8.94(s,1H),8.40(s,1H),8.03−7.55(m,2H),3.23−3.11(m,1H),2.89−2.78(m,1H),1.08(t,J=7.4Hz,3H)。
【0508】
実施例96:1−(5−クロロ−6−エタンスルホニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0509】
【化110】
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【0510】
工程A:1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−エチルスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−エチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例95、工程Aの生成物)(0.501g、1.14mmol)及びメタノール(5.7mL)の混合物に、水(5.7mL)中のOxone(登録商標)/ペルオキシ一硫酸カリウム(1.47g、2.40mmol)溶液を加えた。この混合物を23℃で44時間攪拌した。EtOAc(50mL)及び水(30mL)を加え、この二層性混合物を攪拌した。層を分離し、水性層を更にEtOAc(50mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜80%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物(0.260g、収率48%、位置異性体の5:2混合物)及び1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−エチルスルフィニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.232g、収率45%、位置異性体の2:1混合物)を得た。MS(ESI/CI):C
13H
23ClN
4O
6Sの質量計算値、470.1;m/z実測値、471.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.91(d,J=0.6Hz,1H),8.53(s,1H),8.20(d,J=0.6Hz,1H),7.82(s,1H),6.21(s,2H),4.37(q,J=7.1Hz,2H),3.72−3.67(m,2H),3.53−3.42(m,4H),3.29(s,3H),1.39(t,J=7.1Hz,3H),1.30(t,J=7.4Hz,3H)。
【0511】
工程B:1−(5−クロロ−6−エタンスルホニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例95、工程C〜Dと同様の方法で、1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−エチルスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステルから標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
11ClN
4O
4Sの質量計算値、354.0;m/z実測値、355.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.02(br s,1H),8.95(d,J=0.6Hz,1H),8.36(d,J=0.5Hz,1H),8.18(s,1H),7.90(br s,1H),3.53(q,J=7.4Hz,2H),1.14(t,J=7.4Hz,3H)。
【0512】
実施例97:1−(6−メタンスルホニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0513】
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
【0514】
実施例95と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
9F
3N
4O
4Sの質量計算値、374.0;m/z実測値、375.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.41(br s,1H),13.08(br s,1H),8.99(s,1H),8.60−7.85(m,3H),3.33(s,3H)。
【0515】
実施例98:1−(5−フルオロ−6−メタンスルホニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0516】
【化112】
[この文献は図面を表示できません]
【0517】
実施例95と同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジフルオロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
9FN
4O
4Sの質量計算値、324.0;m/z実測値、325.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.03(br s,1H),13.04(br s,1H),8.95(d,J=0.4Hz,1H),8.36(s,1H),8.15−7.41(m,2H),3.35(s,3H)。
【0518】
実施例99:1−(5−クロロ−6−メタンスルホニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0519】
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0520】
実施例95と同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
9ClN
4O
4Sの質量計算値、340.0;m/z実測値、341.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.10(br s,1H),13.05(br s,1H),8.96(s,1H),8.37(s,1H),8.32−7.63(m,2H),3.40(s,3H)。
【0521】
実施例100:1−(6−メタンスルホニル−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0522】
【化114】
[この文献は図面を表示できません]
【0523】
実施例95と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
9F
3N
4O
5Sの質量計算値、390.0;m/z実測値、391.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.19(br s,1H),13.07(br s,1H),8.95(s,1H),8.38(s,1H),8.11(br s,1H),7.81(br s,1H),3.33(s,3H)。
【0524】
実施例101:1−[5−クロロ−6−(プロパン−2−スルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0525】
【化115】
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【0526】
工程A:4−クロロ−5−イソプロピルスルファニル−2−ニトロ−フェニルアミン。4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミン(3g、14.5mmol)及びDMF(73mL)の溶液に、ナトリウムチオイソプロポキシド(4.95g、45.6mmol)を加えた。この溶液を100℃に4日間加熱し、冷まし、食塩水(300mL)に注いだ。この水性層をEtOAc(3×200mL)で抽出し、合わせた有機層を水(3×200mL)及び食塩水(1×200mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。この粗生成物を更に精製することなく次の工程で使用した。MS(ESI/CI):C
9H
11ClN
2O
2Sの質量計算値、246.0;m/z実測値、247.0[M+H]
+。
【0527】
工程B:1−[5−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−(プロパン−2−スルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。実施例27、工程A〜Eと同様の方法で、工程Aにおいて4−クロロ−5−イソプロピルスルファニル−2−ニトロ−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。位置異性体の1:1混合物が得られた。MS(ESI/CI):C
20H
25ClN
4O
4Sの質量計算値、452.1;m/z実測値、453.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、CDCl
3):8.87−8.86(m,2H),8.18(d,J=0.4Hz,2H),7.81(s,1H),7.77(s,1H),7.72(s,1H),7.70(s,1H),6.14(s,2H),6.11(s,2H),4.36(q,J=7.1Hz,4H),3.69−3.62(m,4H),3.55−3.43(m,6H),3.31(s,3H),3.30(s,3H),1.38(t,J=7.1Hz,6H),1.35(dd,J=6.7,2.0Hz,12H)。
【0528】
工程C:1−[5−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−(プロパン−2−スルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[5−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−(プロパン−2−スルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.249g、0.550mmol)及びジクロロメタン(2.8mL)の溶液に、m−CPBA(0.259g、1.15mmol、77%w/w)を加えた。この反応混合物を23℃で2.5日間攪拌した。酢酸エチル(20mL)、及び80%飽和炭酸ナトリウム水溶液(10mL)中のチオ硫酸ナトリウム(0.182g、1.15mmol)溶液を加え、透明になるまで層を10分間激しく攪拌した。層を分離し、水性層をEtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水(10mL)で洗い、乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜60%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の10:9混合物として標題化合物を得た(0.254g、収率95%)。MS(ESI/CI):C
20H
25ClN
4O
6Sの質量計算値、484.1;m/z実測値、485.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、CDCl
3):8.91(d,J=0.5Hz,1H),8.51(s,1H),8.20(d,J=0.5Hz,1H),7.81(s,1H),6.21(s,2H),4.37(q,J=7.1Hz,2H),3.90−3.83(m,1H),3.72−3.68(m,2H),3.49−3.45(m,2H),3.29(s,3H),1.39(t,J=7.1Hz,3H),1.35(d,J=6.8Hz,6H)。
【0529】
工程D:1−[5−クロロ−6−(プロパン−2−スルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。エタノール(1.8mL)中の1−[5−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−(プロパン−2−スルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.243g、0.501mmol)溶液に、ジオキサン中4M HCl(1.8mL)を加えた。この反応混合物を23℃で1.5時間攪拌した。ジエチルエーテルを加え、沈殿を回収して、標題化合物を得た(0.183g、収率92%)。MS(ESI/CI):C
16H
17ClN
4O
4Sの質量計算値、369.1;m/z実測値、397.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO):9.03(d,J=0.6Hz,1H),8.42(d,J=0.6Hz,1H),8.16(s,1H),7.90(s,1H),4.31(q,J=7.1Hz,2H),3.89−3.76(m,1H),1.33(t,J=7.1Hz,3H),1.21(d,J=6.8Hz,6H)。
【0530】
工程E:1−[5−クロロ−6−(プロパン−2−スルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−[5−クロロ−6−(プロパン−2−スルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.179mg、0.451mmol)、THF(1.7mL)、及び水(0.55mL)の溶液に、LiOH・H
2O(56.8mg、1.35mmol)を加えた。この混合物を短時間超音波処理し、23℃で56時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、水を加え、結果として得られた溶液を1M HCl水溶液を用いてpH1まで酸性にした。沈殿を回収し、標題化合物を得た(0.146g、収率86%)。MS(ESI/CI):C
14H
13ClN
4O
4Sの質量計算値、368.0;m/z実測値、369.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.07(s,1H),13.03(s,1H),8.95(d,J=0.4Hz,1H),8.36(s,1H),8.16(s,1H),8.09−7.64(m,1H),3.88−3.76(m,1H),1.22(d,J=7.9Hz,6H)。
【0531】
実施例102:1−[5−クロロ−6−(プロパン−1−スルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0532】
【化116】
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【0533】
工程A:4−クロロ−2−ニトロ−5−プロピルスルファニル−フェニルアミン。4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミン(3.50g、16.9mmol)、炭酸カリウム(4.67g、33.8mmol)、及びDMF(85mL)の混合物に、1−プロパンチオール(2.30mL、25.4mmol)を加えた。この反応混合物を90℃で1.5時間加熱し、23℃まで冷ました。この混合物を氷/食塩水(600mL)に注ぎ、結果として得られた沈殿を回収して、標題化合物を得た(4.09g、98%)。
1H NMR(600MHz、CDCl
3):8.11(s,1H),6.46(s,1H),6.10(br s,2H),2.91(t,J=7.3Hz,2H),1.85−1.76(m,2H),1.12(t,J=7.4Hz,3H)。
【0534】
工程B:1−[5−クロロ−6−(プロパン−1−スルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例101、工程B〜Eと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
13ClN
4O
4Sの質量計算値、368.0;m/z実測値、369.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.05(s,1H),13.02(s,1H),8.95(s,1H),8.36(s,1H),8.30−8.08(m,1H),8.07−7.64(m,1H),3.57−3.44(m,2H),1.64−1.55(m,2H),0.94(t,J=7.4Hz,3H)。
【0535】
実施例103:1−[6−(プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0536】
【化117】
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【0537】
実施例102と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに、及び2−プロパンチオールを1−プロパンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
13F
3N
4O
4Sの質量計算値、402.1;m/z実測値、403.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.68−12.50(m,1H),8.99(s,1H),8.39(s,1H),8.29(s,1H),8.18(s,1H),3.59−3.47(m,1H),1.22(d,J=6.8Hz,6H)。
【0538】
実施例104:1−[6−(プロパン−1−スルホニル)−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0539】
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0540】
実施例102と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
13F
3N
4O
4Sの質量計算値、402.1;m/z実測値、403.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6,tautomeric broadening):14.37(s,1H),13.08(s,1H),8.99(s,1H),8.51−7.88(m,3H),3.40−3.32(m,2H),1.75−1.57(m,2H),0.95(t,J=7.4Hz,3H)。
【0541】
実施例105:1−[6−(プロパン−2−スルホニル)−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0542】
【化119】
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【0543】
実施例102と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに、及び2−プロパンチオールを1−プロパンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
13F
3N
4O
5Sの質量計算値、418.1;m/z実測値、419.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.17(s,1H),13.07(s,1H),8.95(s,1H),8.40−8.35(m,1H),8.08(s,1H),7.78(s,1H),3.59−3.45(m,1H),1.20(d,J=6.8Hz,6H)。
【0544】
実施例106:1−[6−(プロパン−1−スルホニル)−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0545】
【化120】
[この文献は図面を表示できません]
【0546】
実施例102と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
13F
3N
4O
5Sの質量計算値418.1;m/z実測値419.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.17(s,1H),13.06(s,1H),8.95(s,1H),8.37(s,1H),8.09(s,1H),7.78(s,1H),3.44−3.34(m,2H),1.67−1.51(m,2H),0.93(t,J=7.4Hz,3H)。
【0547】
実施例107:1−(5−ベンゼンスルフィニル−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0548】
【化121】
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【0549】
実施例82と同様の方法で、1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−フェニルスルファニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例61の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
10Cl
2N
4O
3Sの質量計算値、420.0;m/z実測値、421.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):13.94(br s,1H),13.05(br s,1H),8.93(s,1H),8.34(s,1H),8.06(br s,1H),7.78(br s,1H),7.76(d,J=8.6Hz,2H),7.65−7.58(m,2H)。エナンチオマーは、Kromasil(登録商標)DMB 250×21.2mm(長さ×内径)分取SFCカラムで、40℃において、8.5mL/minの0.2%ジイソプロピルアミンを含有するMeOH、及び34g/minのCO
2を使用して、紫外線検出214nmにより、分離された。この2つのエナンチオマーはジイソプロピルアミン塩として分離された。MS(ESI/CI):C
17H
10Cl
2N
4O
3Sの質量計算値、420.0;m/z実測値、421.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.56(s,1H),7.85(s,1H),7.71(s,1H),7.70−7.66(m,2H),7.60−7.56(m,2H),7.39(s,1H),1.11(d,J=6.4Hz,12H)。
【0550】
実施例108:1−(6−メタンスルフィニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0551】
【化122】
[この文献は図面を表示できません]
【0552】
工程A:1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−メチルスルフィニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−6−メチルスルファニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例71の中間体、工程Bの生成物)(0.300g、0.654mmol)及びメタノール(3.3mL)の混合物に、水(3.3mL)中のOXONE(登録商標)/ペルオキシ一硫酸カリウム(0.402g、0.654mmol)溶液を加えた。この混合物を、23℃で4時間攪拌した。EtOAc(40mL)及び水(20mL)を加え、この二層性混合物を攪拌した。層を分離し、水性層を更にEtOAc(30mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水(15mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(20〜100%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の10:9混合物として標題化合物を得た(0.249g、収率80%)。MS(ESI/CI):C
19H
21F
3N
4O
5Sの質量計算値、474.1;m/z実測値、475.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.94(d,J=0.6Hz,1H),8.58(s,1H),8.22(s,1H),8.08(s,1H),6.34−6.23(m,2H),4.38(q,J=7.1Hz,2H),3.74−3.66(m,2H),3.51−3.41(m,2H),3.28(s,3H),2.81(s,3H),1.40(t,J=7.1Hz,3H)。
【0553】
工程B:1−(6−メタンスルフィニル−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程F〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
9F
3N
4O
3Sの質量計算値、358.0;m/z実測値、359.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.25(br s,1H),13.06(br s,1H),8.98(s,1H),8.38(d,J=0.5Hz,1H),8.34(br s,1H),8.05(br s,1H),2.79(s,3H)。
【0554】
結果として得られたエナンチオマーは、分取キラルSFCを用いて、それぞれのイソプロピルアミン塩として分離された。この分離は、Chiralpak(登録商標)AD−Hカラムを用い、40℃において、流量8.6mL/minの0.2%イソプロピルアミン含有メタノール、及び流量33mL/minのCO
2で、カラム圧力3700kPa(37bar)で実施された。絶対的立体化学分析は、これらの化合物についてはなされなかった。MS(ESI/CI):C
13H
9F
3N
4O
3Sの質量計算値、358.0;m/z実測値、359.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.78(s,1H),8.26−7.14(br s,3H),8.16(s,1H),8.04(s,1H),7.77(s,1H),3.29(m,1H),2.70(s,3H),1.17(d,J=6.5Hz,6H)。
【0555】
実施例109:1−(6−ブロモ−5−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0556】
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0557】
工程A:5−ブロモ−4−フルオロ−2−ニトロ−フェニルアミン。1−ブロモ−2,5−ジフルオロ−4−ニトロ−ベンゼン(1.50g、6.30mmol)及びメタノール中の7Mアンモニア(25mL)の混合物を、密封試験管に入れ、60℃で15時間加熱した。この反応混合物を丸底フラスコに移し、密封試験管をEtOAcで洗った。この反応混合物を濃縮し、粗材料を更に精製することなく次の工程で使用した。
【0558】
工程B:1−(6−ブロモ−5−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例60、工程B〜Hと同様の方法で、工程Bにおいて5−ブロモ−4−フルオロ−2−ニトロ−フェニルアミンを4−クロロ−2−ニトロ−5−m−トリルスルファニル−フェニルアミンの代わりに、及び工程Eにおいてリチウムジイソプロピルアミドをブチルリチウムの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
6BrFN
4O
2の質量計算値、324.0;m/z実測値、325.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):12.92(s,1H),8.88(s,1H),8.29(s,1H),7.84(br s,1H),7.57(br s,1H)。
【0559】
実施例110:1−(4−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0560】
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0561】
実施例60、工程B〜Hと同様の方法で、工程Bにおいて2−フルオロ−6−ニトロ−フェニルアミンを4−クロロ−2−ニトロ−5−m−トリルスルファニル−フェニルアミンの代わりに、及び工程Eにおいてリチウムジイソプロピルアミドをブチルリチウムの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
7FN
4O
2の質量計算値、246.1;m/z実測値、247.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.91(d,J=0.5Hz,1H),8.28(d,J=0.4Hz,1H),7.35(d,J=8.0Hz,1H),7.22(td,J=8.1,4.9Hz,1H),7.06(dd,J=11.0,8.1Hz,1H)。
【0562】
実施例111:1−(4,5−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0563】
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0564】
実施例60、工程D〜Hと同様の方法で、工程Bにおいて4,5−ジフルオロベンゾイミダゾールを6−クロロ−5−m−トリルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾールの代わりに、及び工程Eにおいてリチウムジイソプロピルアミドをブチルリチウムの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
6F
2N
4O
2の質量計算値、264.1;m/z実測値、265.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.76(br s,1H),12.97(br s,1H),8.94(s,1H),8.31(d,J=0.6Hz,1H),7.38−7.21(m,2H)。
【0565】
実施例112:1−(4,6−ジフルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0566】
【化126】
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【0567】
実施例60、工程C〜Hと同様の方法で、工程Cにおいて3,5−ジフルオロ−ベンゼン−1,2−ジアミンを4−クロロ−5−m−トリルスルファニル−ベンゼン−1,2−ジアミンの代わりに、及び工程Eにおいてリチウムジイソプロピルアミドをブチルリチウムの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
11H
6F
2N
4O
2の質量計算値、264.1;m/z実測値、265.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.84(br s,1H),12.95(br s,1H),8.91(s,1H),8.30(s,1H),7.19−7.11(m,2H)。
【0568】
実施例113:1−(6−クロロ−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0569】
【化127】
[この文献は図面を表示できません]
【0570】
方法A:
実施例27と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを3−クロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
6ClF
3N
4O
3の質量計算値、346.0;m/z実測値、347.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.37(s,1H),8.88(s,1H),8.29(s,1H),7.80(s,1H),7.71(s,1H)。
【0571】
方法B:
工程A:6−クロロ−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール。5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミン(2.00g、7.80mmol)、亜ジチオン酸ナトリウム(7.06g、40.5mmol)、オルト蟻酸トリメチル(23.1mL、210mmol)、DMF(23mL)、及び酢酸(4.0mL)の混合物を、密封試験管中、100℃で15時間加熱した。この反応混合物を23℃に冷まし、EtOAc(100mL)と飽和NaHCO
3水溶液(100mL)とに分割した。有機層を回収し、水性層をEtOAcで抽出した(2×80mL)。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(0〜15%のMeOH/DCM)、標題化合物を得た(1.46g、78%)。MS(ESI/CI):C
8H
4ClF
3N
2Oの質量計算値、236.0;m/z実測値、237.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、CDCl
3):8.11(s,1H),7.74(s,1H),7.64(s,1H)。
【0572】
工程B:1−(6−クロロ−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例60、工程D〜Hと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
6ClF
3N
4O
2の質量計算値、46.0;m/z実測値、347.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.90(s,1H),8.32(s,1H),7.83(br s,1H),7.74(br s,1H)。
【0573】
方法C:
工程A:4−クロロ−5−トリフルオロメトキシ−ベンゼン−1,2−ジアミン。5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミン(180g、0.7mol、1.0当量)を乾燥DMF(1L)中に溶かし、5%Pt/C含有の50.2%水(4.0g)を加えた。この反応溶液を室温で16時間、水素添加した(344.7kPa(50psi))。HPLC分析で、反応完了が示された。MS[M+H]
+は225.2であった。この反応溶液を、分離することなく次の工程で使用した。
【0574】
工程B:5−クロロ−6−トリフルオロメトキシ−1,3−ジヒドロ−ベンゾイミダゾル−2−オン。工程AのPt/Cを濾別し、乾燥DMF(250mL)で洗った。この濾過溶液を750mLまで濃縮した。活性3Aモレキュラーシーブ(100g)を加え、この溶液を室温で3時間攪拌した。モレキュラーシーブを濾別し、乾燥DMF(250mL)で洗った。乾燥させたDMF溶液に、室温で固体CDI(125g、0.77mol、1.1当量)を加えた(わずかに発熱性)。その後室温で30分間攪拌した。水(1.8L)を加えた。得られた懸濁液を室温で一晩攪拌した。沈殿した白色固形物を濾過により回収し、水で洗浄し、完全に乾燥させて、標題化合物を得た(154.6g、87%)。MS[M+H]
+は253.1であった。
【0575】
工程C:2,6−ジクロロ−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール。完全に乾燥した5−クロロ−6−トリフルオロメトキシ−1,3−ジヒドロ−ベンゾイミダゾル−2−オン(154.6g、0.61mol、1.0当量)を、POCl
3(450mL、8.0当量)中に懸濁させた。この反応溶液を還流温度に6時間加熱し、室温まで冷ました。この溶液を、十分に攪拌しながら、砕いた氷/水(約3L)にゆっくり注いだ。この溶液をNaOHでpH=6.0に中和した。沈殿固形物を濾過により回収し、水で洗浄し、乾燥させて、標題化合物を得た(159.97g、96%)。この粗生成物を、更に精製することなく、次の反応に使用した。
【0576】
次の3工程はワンポット法で実施された。中間体は分離されなかった。
【0577】
工程D:1−(6−クロロ−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。2,6−ジクロロ−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール(160g、0.59mol、1.0当量)を乾燥DMF(1.5L)に溶かし、次にK
2CO
3(98g、0.71mol、1.2当量)及びジメチルスルファモイルクロリド(85g、0.59mol、1.0当量)を逐次加えた。この反応混合物を室温で16時間攪拌し、2,6−ジクロロ−5−トリフルオロメトキシ−ベンゾイミダゾール−1−スルホン酸ジメチルアミドを得た。2,6−ジクロロ−5−トリフルオロメトキシ−ベンゾイミダゾール−1−スルホン酸ジメチルアミドを分離せずに、1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(91g、0.65mol、1.1当量)及びK
2CO
3(98g、0.71mol、1.2当量)をこの反応混合物に加えた。反応混合物を70℃で10時間攪拌し、室温に冷まして、1−(6−クロロ−1−ジメチルスルファモイル−5−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステルを得た。粗反応混合物に、2.5Lの水中のLiOH・H
2O(124g、2.95mol、5.0当量)を加えた。この反応溶液を70℃で6時間加熱してから、室温に冷ました。濃HClを加えてpH=4.0に調節した。沈殿固形物を濾過により回収し、水で洗浄し、乾燥させた。固形物を高温のEtOAc(約3L)から再結晶させた。室温に冷まし、濾過した後、白色固体の純粋な化合物が得られた(109g、0.31mol、3工程で54%)。MS(ESI/CI):C
12H
6ClF
3N
4O
2の質量計算値、346.0;m/z実測値、347.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.79(s,1H),13.06(s,1H),8.91(s,1H),8.33(s,1H),7.79(br d,2H)。
【0578】
実施例114:1−(1H−ナフト[2,3−d]イミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0579】
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
【0580】
実施例60、工程C〜Hと同様の方法で、工程Cにおいて4−クロロ−5−m−トリルスルファニル−ベンゼン−1,2−ジアミンをナフタレン−2,3−ジアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
10N
4O
2の質量計算値、278.1;m/z実測値、279.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.12−12.83(m,1H),9.00(d,J=0.6Hz,1H),8.34(d,J=0.6Hz,1H),8.06(s,2H),8.01(dd,J=6.3,3.3Hz,2H),7.40(dd,J=6.4,3.2Hz,2H)。
【0581】
実施例115:1−(3H−ナフト[1,2−d]イミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0582】
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0583】
実施例60、工程C〜Hと同様の方法で、工程Cにおいて4−クロロ−5−m−トリルスルファニル−ベンゼン−1,2−ジアミンをナフタレン−1,2−ジアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
15H
10N
4O
2の質量計算値、278.1;m/z実測値、279.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):12.92(s,1H),8.95(d,J=0.6Hz,1H),8.51(d,J=8.0Hz,1H),8.32(d,J=0.5Hz,1H),8.02(d,J=8.0Hz,1H),7.75(q,J=8.8Hz,2H),7.67−7.59(m,1H),7.51(ddd,J=8.2,6.9,1.2Hz,1H)。
【0584】
実施例116:1−(5−フルオロ−4−メチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0585】
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0586】
工程A:1−[5−フルオロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−4−メチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。実施例60、工程B〜Fと同様の方法で、工程Bにおいて3−フルオロ−2−メチル−6−ニトロ−フェニルアミンを4−クロロ−2−ニトロ−5−m−トリルスルファニル−フェニルアミンの代わり、及び工程Eにおいてリチウムジイソプロピルアミドをブチルリチウムの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
21FN
4O
4の質量計算値、376.2;m/z実測値、377.1[M+H]
+。
【0587】
工程B:1−(5−フルオロ−4−メチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−[5−フルオロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−4−メチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.131g、0.481mmol)、氷酢酸(4.8mL)、及び6M HCl水溶液(4.8mL)の混合物を、密封試験管中で、100℃で4時間加熱した。この反応混合物を23℃に冷まし、次に0℃まで冷却した。結果として得られた沈殿を濾過し、冷水で洗って、標題化合物を得た(75.0mg、60%)。MS(ESI/CI):C
12H
9FN
4O
2の質量計算値、260.1;m/z実測値、261.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.88(s,1H),8.29(s,1H),7.35(dd,J=8.7,4.5Hz,1H),7.06(dd,J=10.4,8.8Hz,1H),2.46(d,J=1.3Hz,3H)。
【0588】
実施例117:1−(5−ピペリジン−1−イル−6−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0589】
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0590】
工程A:2−ニトロ−5−ピペリジン−1−イル−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミン。ピペリジン(1.2mL)を、密封試験管中の5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミン(0.757g、2.94mmol)に加え、この混合物を100℃に2時間加熱した。この混合物を23℃まで冷まし、水(50mL)に注ぎ、EtOAcで抽出した(3×80mL)。合わせた有機層を食塩水(50mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、標題化合物を得た(0.900g、99.9%)。MS(ESI/CI):C
12H
14F
3N
3O
3の質量計算値、305.1;m/z実測値、306.1[M+H]
+。
【0591】
工程B:5−ピペリジン−1−イル−6−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾール。2−ニトロ−5−ピペリジン−1−イル−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミン(0.900g、2.94mmol)、亜ジチオン酸ナトリウム(2.67g、15.3mmol)、オルト蟻酸トリメチル(8.72mL、79.6mmol)、DMF(8.56mL)、及び酢酸(1.45mL)の混合物を、密封試験管中で、100℃で15時間加熱した。この反応混合物を23℃に冷まし、EtOAc(80mL)と飽和NaHCO
3水溶液(80mL)とに分割した。有機層を回収し、水性層をEtOAcで抽出した(2×80mL)。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(0〜15%のMeOH/DCM)、標題化合物を得た(0.589g、71%)。MS(ESI/CI):C
13H
14F
3N
3Oの質量計算値、285.1;m/z実測値、286.1[M+H]
+。
【0592】
工程C:1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−ピペリジン−1−イル−6−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。実施例60、工程D〜Fと同様の方法で、工程Eにおいてリチウムジイソプロピルアミドをブチルリチウムの代わりに用い、位置異性体の1:1混合物として標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
23H
28F
3N
5O
5の質量計算値、511.2;m/z実測値、512.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.82(d,J=0.6Hz,1H),8.80(d,J=0.6Hz,1H),8.17−8.15(m,2H),7.56−7.55(m,1H),7.48−7.46(m,1H),7.36(s,1H),7.19(s,1H),6.08(s,2H),6.07(s,2H),4.39−4.32(m,4H),3.67−3.61(m,4H),3.48−3.42(m,4H),3.31(s,3H),3.30(s,3H),3.05−2.95(m,8H),1.79−1.70(m,8H),1.63−1.55(m,4H),1.41−1.34(m,6H)。
【0593】
工程D:1−(5−ピペリジン−1−イル−6−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−ピペリジン−1−イル−6−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.300g、0.586mmol)、氷酢酸(5.9mL)、及び6M HCl水溶液(6.9mL)の混合物を、密封試験管中で、100℃で4.5時間加熱した。この反応混合物を23℃に冷まし、次に0℃まで冷却した。結果として得られた沈殿を濾過し、冷水で洗って、標題化合物を得た(60.0mg、26%)。MS(ESI/CI):C
17H
16F
3N
5O
3の質量計算値、395.1;m/z実測値、396.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.84(d,J=0.6Hz,1H),8.27(d,J=0.6Hz,1H),7.47(br s,1H),7.21(br s,1H),2.98−2.89(m,4H),1.71−1.59(m,4H),1.58−1.47(m,2H)。
【0594】
実施例118:1−(5−フルオロ−6−ピペリジン−1−イル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0595】
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0596】
実施例117と同様の方法で、工程Aにおいて2−ニトロ−4,5−ジフルオロアニリンを2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−5−クロロアニリンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
16H
16FN
5O
2の質量計算値、329.1;m/z実測値、330.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.88(s,1H),8.28(s,1H),7.99(br s,1H),7.56(d,J=12.2Hz,1H),3.39(br s,4H),1.93(br s,4H),1.64(br m,2H)。
【0597】
実施例119:1−(6−エトキシ−5−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0598】
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0599】
実施例117と同様の方法で、工程Aにおいて2−ニトロ−4,5−ジフルオロアニリンを2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−5−クロロアニリンの代わり、及びナトリウムエトキシド(エタノール中21wt%溶液)をピペリジンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
11FN
4O
3の質量計算値、290.1;m/z実測値、291.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.63−12.41(m,2H),8.82(s,1H),8.25(s,J=0.5Hz,1H),7.61−6.97(m,2H),4.13(q,J=7.0Hz,2H),1.38(t,J=6.9Hz,3H)。
【0600】
実施例120:1−(5−フェニルカルバモイル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0601】
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【0602】
工程A:2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル。3,4−ジアミノ−安息香酸メチルエステル(5.00g、30.1mmol)及びTHF(40mL)の溶液に、0℃で、カルボニルジイミダゾール(7.32g、45.1mmol)を加えた。この混合物を16時間攪拌し、23℃まで温めた。1M HCl水溶液(50mL)を0℃で加え、次に水(70mL)を加え、この混合物を1時間攪拌した。結果として得られた沈殿を濾過し、減圧下で18時間乾燥させて、標題化合物を得た(5.45g、94%)。これは更に精製することなく次の工程で使用された。MS(ESI/CI):C
9H
8N
2O
3の質量計算値、192.1;m/z実測値、193.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):11.01(s,1H),10.84(s,1H),7.63(dd,J=8.2,1.6Hz,1H),7.47(s,1H),7.02(d,J=8.2Hz,1H),3.82(s,3H)。
【0603】
工程B:2−クロロ−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル。2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル(3.00g、15.6mmol)及びオキシ塩化リン(30mL)を合わせて、100℃に48時間加熱した。この混合物を23℃まで冷まし、減圧下で濃縮した。残留物を0℃まで冷まし、冷たい飽和NaHCO
3水溶液(60mL)を注意深く加えた。23℃で15分間攪拌した後、この混合物を超音波処理し、結果として得られた残留物を濾過して、標題化合物を得た(3.13g、95%)。これは更に精製することなく次の工程で使用された。MS(ESI/CI):C
9H
7ClN
2O
2の質量計算値、210.02;m/z実測値、211.0[M+H]
+。
【0604】
工程C:2−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル。2−クロロ−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル(2.00g、9.50mmol)及びTHF(17mL)の混合物にDIPEA(2.46mL、14.3mmol)を加え、次に1−クロロメトキシ−2−メトキシ−エタン(1.30mL、11.4mmol)を23℃で加えた。18時間攪拌した後、反応混合物を減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(5−50%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の混合物として標題化合物を得た(1.71g、60%)。MS(ESI/CI):C
13H
15ClN
2O
4の質量計算値、298.1;m/z実測値、299.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.34−8.31(m,1H),8.21−8.20(m,1H),7.98(dd,J=8.6,1.6Hz,1H),7.91(dd,J=8.5,1.6Hz,1H),7.83(dd,J=8.6,0.5Hz,1H),7.74(dd,J=8.5,0.5Hz,1H),5.78(s,1H),5.73(s,1H),3.89(d,J=6.3Hz,6H),3.64−3.60(m,5H),3.43−3.39(m,5H),3.17(d,J=2.6Hz,6H)。
【0605】
工程D:2−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸。2−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル(0.600g、0.200mmol)、THF(10mL)、及び水(3.33mL)の混合物に、LiOH・H
2O(47.0mg、1.96mmol)を加えた。この混合物を23℃で18時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、水(5mL)を加え、この混合物を1M HClで酸性にした。結果として得られた白色沈殿を濾過し、乾燥させて、標題化合物を得た(0.490g、86%)。MS(ESI/CI):C
12H
13ClN
2O
4質量計算値、284.1;m/z実測値、285.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):12.93(s,2H),8.30(s,1H),8.18(d,J=1.4Hz,1H),7.96(dd,J=8.6,1.5Hz,1H),7.90(dd,J=8.5,1.6Hz,1H),7.80(d,J=8.6Hz,1H),7.71(d,J=8.5Hz,1H),5.74(d,J=17.5Hz,4H),3.64−3.60(m,4H),3.43−3.39(m,4H),3.18(d,J=0.6Hz,6H)。
【0606】
工程E:2−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸フェニルアミド。2−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸(0.235g、0.825mmol)及びアセトニトリル(4mL)の溶液に、HATU(0.408g、1.07mmol)を加えた。結果として得られた懸濁液を23℃で5分間攪拌し、DIPEA(0.428mL、2.48mmol)で処理し、更に20分間攪拌した。反応混合物を次にアニリン(90.0μL、0.990mmol)で処理し、2時間攪拌した。この反応混合物を水(10mL)で希釈し、EtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(5〜70%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の混合物として標題化合物を得た(0.265g、89%)。MS(ESI/CI):C
18H
18ClN
3O
3の質量計算値、359.1;m/z実測値、360.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):10.26(d,J=7.5Hz,2H),8.32(dd,J=3.6,1.5Hz,2H),7.99(dd,J=8.6,1.6Hz,1H),7.94(dd,J=8.5,1.6Hz,1H),7.87−7.73(m,6H),7.41−7.32(m,4H),7.16−7.02(m,2H),5.75(d,J=8.6Hz,4H),3.67−3.61(m,4H),3.43(ddd,J=6.3,4.7,3.1Hz,4H),3.19(d,J=1.5Hz,6H)。
【0607】
工程F:1−(5−フェニルカルバモイル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程E〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
13N
5O
3の質量計算値、347.1;m/z実測値、348.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.73(s,1H),12.93(s,1H),10.25(s,1H),8.94(s,1H),8.32(s,1H),8.24(s,1H),7.90(d,J=8.4Hz,1H),7.81(d,J=8.1Hz,1H),7.68(s,1H),7.36(t,J=7.9Hz,2H),7.10(t,J=7.2Hz,1H)。
【0608】
実施例121:1−(5−ベンジルカルバモイル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0609】
【化135】
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【0610】
実施例120と同様の方法で、工程Eにおいてベンジルアミンをアニリンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
15N
5O
3の質量計算値、361.1;m/z実測値、362.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.63(s,1H),12.93(s,1H),9.08(s,1H),8.92(s,1H),8.31(s,1H),8.22(s,0.5H),8.05(s,0.5H),7.85(s,1H),7.70(s,0.5H),7.55(s,0.5H),7.44−7.27(m,4H),7.25(s,1H),4.51(d,J=5.9Hz,2H)。
【0611】
実施例122:1−[5−(モルホリン−4−イルカルバモイル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0612】
【化136】
[この文献は図面を表示できません]
【0613】
実施例120と同様の方法で、工程Eにおいてモルホリン−4−イルアミンをアニリンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
16H
16N
6O
4の質量計算値、356.1;m/z実測値、357.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):12.95(s,1H),9.56(s,1H),8.92(s,1H),8.31(s,1H),8.02(s,1H),7.71(d,J=8.4Hz,1H),7.59(d,J=8.0Hz,1H),3.68(s,6H),2.93(s,5H)。
【0614】
実施例123:1−(5−ベンジルオキシメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0615】
【化137】
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【0616】
工程A:[2−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−5−イル]−メタノール。2−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−カルボン酸メチルエステル(実施例120の中間体、工程Cの生成物)(0.500g、1.67mmol)及びTHF(30mL)の攪拌溶液に、0℃で、水素化リチウムアルミニウム(THF中2M、0.836mL)を10分間かけて滴下して加えた。反応混合物を48時間攪拌して、23℃に温めた。この反応混合物を0℃に冷却して、水(20mL)を加え、結果として得られた混合物を1M HClで酸性にした。生成物をEtOAc(3×40mL)で抽出し、合わせた有機層を食塩水で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(5〜80%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の1:1混合物として標題化合物を得た(0.356g、78%)。MS(ESI/CI):C
12H
15ClN
2O
3の質量計算値、270.1;m/z実測値、271.1[M+H]
+。
1H(600MHz、CDCl
3):7.65−7.61(m,2H),7.52(s,J=0.7Hz,1H),7.45(d,J=8.3Hz,1H),7.35(dd,J=8.3Hz,1.5Hz,1H),7.27(dd,J=8.2Hz,1.5Hz,1H),5.63(s,2H),5.62(s,2H),4.81(s,2H),4.77(s,2H),3.64−3.60(m,4H),3.49(dd,J=5.4Hz,3.6Hz,4H),3.35(s,3H),3.34(s,3H),2.59(s,1H),2.50(s,1H)。
【0617】
工程B:5−ベンジルオキシメチル−2−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール。[2−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−5−イル]−メタノール(100mg、0.370mmol)及びDMF(3mL)の溶液に、0℃で、NaH(30.0mg、0.740mmol、鉱物油中60%懸濁液)を加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌し、次に臭化ベンジル(52.0μL、0.440mmol)で処理した。この反応混合物を16時間攪拌した。水(5mL)を加え、生成物をEtOAc(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(5〜50%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(100mg、75%)。MS(ESI/CI):C
19H
21ClN
2O
3の質量計算値、360.1;m/z実測値、361.1[M+H]
+。
【0618】
工程C:1−(5−ベンジルオキシメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の調製。実施例27、工程E〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
16N
4O
3の質量計算値、348.1;m/z実測値、349.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):13.31(s,1H),12.93(s,1H),8.88(s,1H),8.27(s,1H),7.62(s,1H),7.48(s,1H),7.39−7.35(m,4H),7.32−7.21(m,2H),4.64(s,2H),4.55(s,2H)。
【0619】
実施例124:1−(4−ブロモ−6−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0620】
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0621】
工程A:1−ベンゾイル−3−(2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェニル)−チオ尿素。2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェニルアミン(1.00g、3.72mmol)、ベンゾイルイソチオシアネート(0.600mL、4.46mmol)、ジメチル−ピリジン−4−イル−アミン(45.0g、0.370mmol)、及びトルエン(5mL)の混合物を、23℃で16時間攪拌した。結果として得られた沈殿を濾過により回収し、ヘキサンで洗浄して、標題化合物を得た(1.37g、85%)。MS(ESI/CI):C
14H
9Br
2FN
2OSの質量計算値、429.9;m/z実測値、430.9[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CD
3OD−d
4):8.05−7.98(m,2H),7.73−7.66(m,1H),7.62−7.55(m,4H)。
【0622】
工程B:(2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェニル)−チオ尿素。MeOH(12mL)中の1−ベンゾイル−3−(2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェニル)−チオ尿素(1.37g、3.17mmol)溶液に、0℃で、ナトリウムメトキシド溶液(MeOH中5.4M、1.29mL、6.96mmol)を滴下して加えた。混合液を23℃に温め、16時間攪拌した。減圧下でMeOHを濃縮した。残留物を水に溶かし、0℃に冷却し、1M HClでpH4まで酸性にした。結果として得られた沈殿を濾過により回収し、ヘキサンで洗浄して、標題化合物を得た(1.04g、99%)。MS(ESI/CI):C
7H
5Br
2FN
2Sの質量計算値、325.9;m/z実測値、326.9[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CD
3OD−d
4):8.05−8.01(m,2H)。
【0623】
工程C:2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェニル−シアナミド。(2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェニル)−チオ尿素(0.300g、0.920mmol)及び1M KOH水溶液(7.23mL)の溶液を、100℃に加熱した。水(2mL)中の酢酸鉛(II)三水和物(0.400g、1.05mmol)を加えた。この混合物を100℃で更に10分間加熱し、このとき沈殿が観察された。混合物を0℃に冷却し、濾過して、無色透明の溶液を得た。濾液を酢酸でpH5まで酸性にした。沈殿を濾過により回収して、標題化合物を得た(0.170g、63%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):7.80−7.78(m,2H)。
【0624】
工程D:1−[N−(2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェニル)−カルバムイミドイル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェニル−シアナミド(0.167g、0.570mmol)、エチルピラゾール−4−カルボキシレート(80.0mg、0.570mmol)、ジオキサン中4M HCl(0.156mL、0.630mmol)、及び1,4−ジオキサン(2mL)の混合物を加熱して2時間還流させ、この間に沈殿が形成された。混合物を23℃まで冷ました。Et
2O(10mL)をこの混合物に加えた。結果として得られた沈殿を濾過により回収し、Et
2Oで洗い、乾燥させて、HCl塩として標題化合物を得た(0.134g、50%)。MS(ESI/CI):C
13H
11Br
2FN
4O
2の質量計算値、431.9;m/z実測値、432.9[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.20(s,1H),7.43(s,1H),6.82(d,J=7.9Hz,2H),3.56(q,J=7.1Hz,2H),2.85(s,3H),0.57(t,J=7.1Hz,3H)。
【0625】
工程E:1−(4−ブロモ−6−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[N−(2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェニル)−カルバムイミドイル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.134g、0.290mmol)、CuI(6.00mg、0.0290mmol)、Cs
2CO
3(0.464g、1.43mmol)、及びDMF(2mL)の混合物を80℃に1時間加熱した。この混合物を23℃まで冷まし、EtOAc(3mL)で希釈し、Celite(登録商標)で濾過し、EtOAcですすいだ。この濾液を1M HCl水溶液及び水で洗い、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。ジクロロメタンを加え、結果として得られた沈殿を濾過により回収し、標題化合物を得た(17.0mg、17%)。MS(ESI/CI):C
13H
10BrFN
4O
2の質量計算値、353.2;m/z実測値、354.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.86(s,1H),8.95(s,1H),8.36(s,1H),7.45(dd,J=9.6,2.3Hz,1H),7.32(s,1H),4.30(q,J=7.1Hz,2H),1.33(t,J=7.1Hz,3H)。
【0626】
工程F:1−(4−ブロモ−6−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−(4−ブロモ−6−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(16.0mg、45.0mmol)、LiOH(10.0mg、0.230mmol)、THF(0.5mL)、及びH
2O(0.17mL)の混合物を23℃で16時間攪拌した。THFを減圧下で除去し、次にHCl水溶液を加えた。結果として得られた沈殿を回収し、水で洗浄して、標題化合物を得た(10.0mg、67%)。MS(ESI/CI):C
11H
6BrFN
4O
2の質量計算値、325.1;m/z実測値、326.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.82(s,1H),12.94(s,1H),8.87(s,1H),8.30(d,J=0.5Hz,1H),7.45(dd,J=9.6,2.3Hz,1H),7.32(s,1H)。
【0627】
実施例125:1−(8H−イミダゾ[4’,5’:3,4]ベンゾ[2,1−d]チアゾル−7−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0628】
【化139】
[この文献は図面を表示できません]
【0629】
実施例124、工程A〜Eと同様の方法で、工程Aにおいて4−ブロモ−ベンゾチアゾル−5−イルアミンを2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。工程Eにおいて以下の改変が行われた。
【0630】
工程E:1−(8H−イミダゾ[4’,5’:3,4]ベンゾ[2,1−d]チアゾル−7−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[N−(4−ブロモ−ベンゾチアゾル−5−イル)−カルバムイミドイル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステルの塩酸塩(0.128g、0.297mmol)、1,10−フェナントロリン(10.7mg、59.4μmol)、炭酸セシウム(0.290g、0.891mmol)、及びDME(5.5mL)をマイクロ波用密封試験管中で合わせた。この試験管を乾燥窒素でスパージし、ヨウ化銅(I)(5.70mg、29.7μmol)を加えた。反応混合物を更にスパージし、試験管を密封して、80℃で1.75時間加熱した。この反応混合物を、1M HCl水溶液(15mL)とEtOAc(25mL)とに分割した。この水性層を更にEtOAc(2×20mL)で抽出し、合わせた有機層を食塩水(10mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜60%のEtOAc/ヘキサン、乾燥荷重)、きれいな分画を濃縮し、残留物をジエチルエーテルで粉砕し、標題化合物を得た(19.5mg、収率21%)。MS(ESI/CI):C
14H
11N
5O
2Sの質量計算値、313.1;m/z実測値、314.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.75(s,1H),9.45(s,1H),9.05(s,1H),8.37(s,1H),8.00(d,J=8.6Hz,1H),7.65(d,J=6.0Hz,1H),4.31(q,J=7.0Hz,2H),1.34(t,J=7.1Hz,3H)。
【0631】
工程F:1−(8H−イミダゾ[4’,5’:3,4]ベンゾ[2,1−d]チアゾル−7−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例124、工程Fと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
7N
5O
2Sの質量計算値、285.0;m/z実測値、286.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):12.94(br s,1H),9.46(s,1H),8.98(d,J=0.47Hz,1H),8.31(s,1H),8.00(d,J=8.6Hz,1H),7.69(d,J=8.5Hz,1H)。
【0632】
実施例126:1−(5,6−ビス−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0633】
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0634】
実施例124と同様の方法で、工程Aにおいて2−ブロモ−4,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルアミンを2,6−ジブロモ−4−フルオロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
6F
6N
4O
2の質量計算値、364.0;m/z実測値、365.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):14.29(s,1H),13.06(s,1H),8.97(d,J=0.4Hz,1H),8.37(s,1H),8.15(s,2H)。
【0635】
実施例127:1−(4,5,6−トリクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0636】
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0637】
工程A:2,3,4−トリクロロ−6−ニトロ−フェニルアミン。4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミン(0.500g、2.42mmol)、N−クロロスクシンイミド(0.403g、3.02mmol)、及びDMF(5mL)の混合物を、100℃に1時間加熱した。23℃に冷却した後、この溶液を氷水に注いだ。黄色の沈殿を濾過により回収し、ジクロロメタンに溶かした。有機層を水で洗い、乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(0.468g、81%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.28(s,1H),6.70(s,2H)。この化合物はMSデータは得なかった。
【0638】
工程B:4,5,6−トリクロロ−1H−ベンゾイミダゾール。2,3,4−トリクロロ−6−ニトロ−フェニルアミン(0.250g、1.04mmol)、亜ジチオン酸ナトリウム(0.907g、5.21mmol)、オルト蟻酸トリメチル(4mL)、DMF(4mL)、及び酢酸(0.5mL)の混合物を密封試験管中、100℃で15時間加熱した。反応混合物を23℃に冷まし、EtOAcと飽和NaHCO
3水溶液とに分割した。有機層を回収し、水性層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、濃縮して、標題化合物を得た(0.098g、43%)。MS(ESI/CI):C
7H
3Cl
3N
2の質量計算値、219.9;m/z実測値、221.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.16(s,1H),8.43(s,1H),7.90(s,1H)。
【0639】
工程C:4,5,6−トリクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール。4,5,6−トリクロロ−1H−ベンゾイミダゾール(0.098g、0.446mmol)及びTHF(2.5mL)の混合物に、DIPEA(0.155mL、0.892mmol)を加え、次に1−クロロメトキシ−2−メトキシ−エタン(0.057mL、0.49mmol)を23℃で加えた。18時間攪拌した後、EtOAcを加えた。有機層を飽和NaHCO
3水溶液で洗った。水性層を更にEtOAcで抽出した。有機層を、MgSO
4を入れて乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)、位置異性体の混合物として標題化合物を得た(0.084g、61%)。MS(ESI/CI):C
11H
11Cl
3N
2O
2の質量計算値、308.0;m/z実測値、309.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.59(s,1H),8.58(s,1H),8.09(s,1H),8.04(d,J=8.5Hz,1H),5.84(s,2H),5.71(s,2H),3.59−3.57(m,2H),3.56−3.53(m,2H),3.42−3.38(m,4H),3.18(s,3H),3.17(s,3H)。
【0640】
工程D:2,4,5,6−テトラクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール。4,5,6−トリクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール(0.388g、1.26mmol)及びTHF(6mL)の溶液を、アセトン/ドライアイス浴で−78℃に冷却した。リチウムジイソプロピルアミド(THF中の1.0M溶液、2.52mL、2.52mmol)を滴下して加え、反応混合物を−78℃で1時間攪拌した。N−クロロスクシンイミド(0.336g、2.52mmol)及びTHF(2mL)の溶液を加えた。反応混合物を23℃に温め、2時間攪拌した。飽和NH
4Cl水溶液を加え、粗生成物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)、位置異性体の混合物として標題化合物を得た(0.267g、62%)。MS(ESI/CI):C
11H
10Cl
4N
2O
2の質量計算値、342.0;m/z実測値、343.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.18(s,1H),8.03(s,1H),5.88(d,J=5.8Hz,2H),5.71(s,2H),3.71−3.66(m,2H),3.64−3.61(m,2H),3.44−3.38(m,4H),3.17(t,J=1.7Hz,6H)。
【0641】
工程E:1−[4,5,6−トリクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。2,4,5,6−テトラクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾール(0.275g、0.80mmol)、Cs
2CO
3(0.524g、1.61mmol)、1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.124g、0.89mmol)、及びDMF(4mL)の混合物を、80℃に2時間加熱した。この混合物を23℃まで冷ました。EtOAcを加え、この混合物を食塩水で洗った。有機層を乾燥させ(MgSO
4)、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)、位置異性体の混合物として標題化合物を得た(0.166g、46%)。MS(ESI/CI):C
17H
17Cl
3N
4O
4の質量計算値、446.0;m/z実測値、447.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.01−8.97(m,2H),8.40(t,J=2.3Hz,1H),8.37(s,1H),8.21(s,1H),8.13(s,1H),6.09(s,2H),6.01(s,2H),4.30(qd,J=7.1Hz,2.9,8H),3.58−3.51(m,2H),3.44(d,J=4.9Hz,2H),3.11(s,3H),3.08(s,3H),1.32(tt,J=7.1Hz,1.7Hz,6H)。
【0642】
工程F:1−(4,5,6−トリクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−[4,5,6−トリクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.166g、0.372mmol)及び酢酸(6mL)の攪拌溶液に、6M塩酸水溶液(6mL)を加えた。この反応混合物を100℃に18時間加熱してから、23℃まで冷ました。この沈殿を回収し、HCl塩として標題化合物を得た(0.91g、収率74%)。MS(ESI/CI):C
11H
5Cl
3N
4O
2の質量計算値、330.0;m/z実測値、331.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.92(s,1H),8.34(s,1H),7.74(s,1H)。
【0643】
実施例128:1−(4−ブロモ−5,6−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0644】
【化142】
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【0645】
工程A:1−[4−ブロモ−5,6−ジクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。実施例127、工程A〜Eと同様の方法で、工程AにおいてN−クロロスクシンイミドをN−ブロモスクシンイミドに置き換え、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
17BrCl
2N
4O
4の質量計算値、490.0;m/z実測値、491.0[M+H]
+。
【0646】
工程B:1−(4−ブロモ−5,6−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[4−ブロモ−5,6−ジクロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.132g、0.27mmol)及びEtOH(2mL)の混合物に、ジオキサン中の4M HCl(2mL)を加えた。この混合物を23℃で18時間攪拌した。結果として得られた白色沈殿を濾過し、EtOHで洗って、標題化合物を得た(0.088g、81%)。MS(ESI/CI):C
13H
9BrCl
2N
4O
4の質量計算値、402.9;m/z実測値、403.9[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):14.22−13.94(m,1H),8.98(s,1H),8.40(s,1H),7.74(s,1H),4.30(q,J=7.1Hz,2H),1.33(t,J=7.1Hz,3H)。
【0647】
工程C:1−(4−ブロモ−5,6−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。LiOH・H
2O(0.046g、1.09mmol)を、1−(4−ブロモ−5,6−ジクロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.088g、0.22mmol)、THF(1mL)、及び水(0.33mL)の混合物に加え、この混合物を23℃で18時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、水(3mL)を加え、この混合物を1M HClで酸性にした。結果として得られた白色沈殿を濾過し、乾燥させて、標題化合物を得た(0.068g、83%)。MS(ESI/CI):C
11H
5BrCl
2N
4O
2の質量計算値、374.9;m/z実測値、375.9[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.89(s,1H),8.32(s,1H),7.74(s,1H)。
【0648】
実施例129:1−(6−フルオロ−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0649】
【化143】
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【0650】
工程A:N−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アセトアミド。3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミン(16.9g、92.6mmol)、N,N−ジメチル−4−アミノピリジン(1.13g、9.26mmol)、及びトルエン(230mL)の混合物に、無水酢酸(13.1mL、0.139mol)を加えた。反応混合物を3時間還流加熱し、23℃で16時間攪拌した。この反応混合物を濃縮し、粗生成物をEtOAc(100mL)に溶かした。有機層を水(40mL)及び食塩水(40mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗固形物をDCM/ヘキサンから粉砕し、標題化合物を得た(16.5g、収率81%)。MS(ESI/CI):C
9H
7F
4NOの質量計算値、221.1;m/z実測値、222.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):7.68(d,J=12.5Hz,1H),7.52(t,J=8.3Hz,1H),7.45(br s,1H),7.19(d,J=8.5Hz,1H),2.22(s,3H)。
【0651】
工程B:N−(5−フルオロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アセトアミド。N−(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アセトアミド(0.663g、3.00mmol)及び硫酸(3mL)の溶液を激しく攪拌したものに、硝酸カリウム(0.607g、6.00mmol)及び濃硫酸(3mL)の溶液を0℃で滴下して加えた。反応混合物を0℃で1時間攪拌してから、氷/水中に攪拌しながらピペットでゆっくりと移した。結果として得られた沈殿を回収し、減圧下で乾燥させ、単一の位置異性体として標題化合物を得た(0.648g、収率81%)。この化合物はMSデータは得なかった。
1H NMR(600MHz、CDCl
3):10.67(br s,1H),8.86(d,J=12.9Hz,1H),8.57(d,J=7.2Hz,1H),2.35(s,3H)。
【0652】
工程C:5−フルオロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミン。HCl水溶液(3M、400mL)中のN−(5−フルオロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アセトアミド(17.8g、67.0mmol)懸濁液を、3時間還流加熱した。この結果得られた懸濁液を0℃に冷却し、NaHCO
3でpH8にした。結果として得られた固形物を回収し、標題化合物を得た(13.7g、収率91%)。この化合物はMSデータは得なかった。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.48(d,J=7.3Hz,1H),6.75−6.18(m,3H)。
【0653】
工程D:1−(6−フルオロ−5−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例71、工程B〜Cと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
6F
4N
4O
2の質量計算値、314.0;m/z実測値、315.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CD
3OD、互変異性による拡幅):8.93(s,1H),8.20(s,1H),7.87(br s,1H),7.49(br s,1H)。
【0654】
実施例130:1−(6−クロロ−5−エチルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0655】
【化144】
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【0656】
工程A:1−[6−クロロ−5−エチルアミノ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。4Åモレキュラーシーブ(1.2g)及び1−[5−アミノ−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例41の中間体、工程Aの生成物)(0.300g、0.762mmol)、及びエタノール(3mL)のスラリーに、0℃で、密封可能なマイクロ波用試験管中、アセトアルデヒド(0.500mL、8.91mmol)を加えた。この試験管を密封し、反応混合物を16時間かけて23℃まで温めた。反応混合物を60℃で1時間加熱した。結果として得られた溶液から、モレキュラーシーブを濾過により取り除き、濾液を減圧下で濃縮した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.242g、1.14mmol)、THF(3mL)、及び氷酢酸(0.04mL)を、この残留物に加え、結果として得られた懸濁液を23℃で7.5時間攪拌した。反応混合物を濃縮し、残留物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液とEtOAc(35mL)とに分割した。水性層を更にEtOAc(2×35mL)で抽出し、合わせた有機層を食塩水(15mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜45%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(0.169g、粗収率47%)。この化合物を、更に精製することなく、後続の反応に使用した。MS(ESI/CI):C
19H
24ClN
5O
4の質量計算値、421.2;m/z実測値、422.1[M+H]
+。
【0657】
工程B:1−(6−クロロ−5−エチルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程F〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
12ClN
5O
2の質量計算値、305.1;m/z実測値、306.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):8.84(s,1H),8.27(s,1H),7.60(s,1H),7.03(br s,1H),3.22(q,J=6.9Hz,2H),1.25(t,J=7.1Hz,3H)。
【0658】
実施例131:1−(6−クロロ−5−プロピルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0659】
【化145】
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【0660】
工程A:1−[6−クロロ−5−エチルアミノ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[5−アミノ−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例41の中間体、工程Aの生成物)(0.300g、0.762mmol)及びTHF(3mL)中のプロピオンアルデヒド(61.0μL、0.838mmol)の溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.226g、1.07mmol)を加え、次に酢酸(40.9μL、0.762mmol)を加えた。反応混合物を23℃で22時間攪拌した。モレキュラーシーブ(4Å、1.2g)を加え、反応を40〜50℃で24時間維持した。次の48時間、プロピオンアルデヒド及びトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムの両方の2つの追加部分を加えた。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を加えて、反応を止めた。水性層をEtOAc(3×35mL)で抽出し、合わせた有機層を食塩水(25mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜45%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の1:1混合物として標題化合物を得た(0.178g、収率54%)。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.83(s,1H),8.76(s,1H),8.15(s,2H),7.63(s,1H),7.55(s,1H),6.94(s,1H),6.76(s,1H),6.03(s,4H),4.42(br s,1H),4.35(q,J=7.1Hz,4H),4.27(br s,1H),3.65−3.59(m,4H),3.49−3.41(m,4H),3.33(s,3H),3.32(s,3H),3.23−3.12(m,4H),1.82−1.69(m,4H),1.37(t,J=7.1Hz,6H),1.11−1.01(m,6H)。
【0661】
工程B:1−(6−クロロ−5−エチルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程F〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
14ClN
5O
2の質量計算値、319.1;m/z実測値、320.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):12.91(br s,1H),8.80(s,1H),8.24(s,1H),7.51(br s,1H),6.71(br s,1H),3.10(t,J=7.1Hz,2H),1.69−1.59(m,2H),0.96(t,J=7.4Hz,3H)。
【0662】
実施例132:1−(5−ベンジルアミノ−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0663】
【化146】
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【0664】
工程A:1−[5−(ベンジリデン−アミノ)−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。ベンズアルデヒド(93.0mg、0.876mmol)、1−[5−アミノ−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例41の中間体、工程Aの生成物)(0.300g、0.762mmol)、THF(3mL)、及び4Åモレキュラーシーブ(0.910g)を合わせ、23℃で18時間攪拌した。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.242g、1.14mmol)を加え、4日間攪拌を続けた。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(15mL)を加えて反応を止め、ジクロロメタン(25mL)を加えて攪拌した。この混合物を濾過し、層を分離した。水性層をジクロロメタン(2×25mL)で抽出し、合わせた有機層を食塩水(20mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜45%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の4:3混合物として標題化合物を得た(0.288g、収率78%)。標題化合物は、マススペクトルを得るには安定性が不十分であった。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.87(s,1H),8.48(s,1H),8.19(s,1H),8.03−7.94(m,2H),7.73(s,1H),7.58−7.48(m,3H),7.39(s,1H),6.12(s,2H),4.36(q,J=7.1Hz,2H),3.7−3.6(m,2H),3.5−3.4(m,2H),3.32(s,3H),1.39(t,J=7.1Hz,3H)。
【0665】
工程B:1−[5−ベンジルアミノ−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。エタノール(7mL)中の1−[5−(ベンジリデン−アミノ)−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.177g、0.366mmol)のスラリーに、0℃で、水素化ホウ素ナトリウム(41.6mg、1.10mmol)を加えた。この黄色のスラリーを24時間かけて23℃に温めた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重炭酸ナトリウム水溶液(25mL)を加えた。この反応混合物をEtOAc(3×25mL)で抽出し、合わせた有機層を食塩水(20mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜45%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の6:5混合物として標題化合物を得た(0.144g、収率81%)。MS(ESI/CI):C
24H
26ClN
5O
4の質量計算値、483.2;m/z実測値、484.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.79(s,1H),8.14(s,1H),7.58(s,1H),7.43−7.27(m,5H),6.92(s,1H),6.03(s,2H),4.75(t,J=6.0Hz,1H),4.49−4.43(m,2H),4.34(q,J=7.2Hz,2H),3.65−3.61(m,2H),3.47−3.44(m,2H),3.32(s,1H),1.36(t,J=7.1Hz,3H)。
【0666】
工程C:1−(5−ベンジルアミノ−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程F〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
14ClN
5O
2の質量計算値、367.1;m/z実測値、368.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):12.87(br s,1H),8.76(d,J=0.5Hz,1H),8.20(s,1H),7.52(br s,1H),7.40−7.31(m,4H),7.25−7.20(m,1H),6.56(br s,1H),6.00(br s,1H),4.44(s,2H)。
【0667】
実施例133:1−(6−クロロ−5−フェニルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0668】
【化147】
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【0669】
工程A:1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−フェニルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。オーブンで乾燥させたフラスコに、1−[5−アミノ−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例41の中間体、工程Aの生成物)(0.100g、0.254mmol)、ブロモベンゼン(43.8mg、0.279mmol)、Pd(dba)
2(1.50mg、2.50μmol)、Q−Phos(3.60mg、5.10μmol)、及びナトリウムtert−ブトキシド(36.6mg、0.381mmol)を入れた。このフラスコをN
2でパージした。乾燥トルエン(0.5mL)を加え、スラリーを短時間、超音波処理した。反応混合物を50℃で18時間加熱した。この反応混合物を次にジクロロメタンで希釈し、Celite(登録商標)パッドで濾過した。濾過ケークをEtOAcですすぎ、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜45%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(7.1mg、収率6%)。これは更に精製することなく次の工程に使用された。MS(ESI/CI):C
23H
24ClN
5O
4の質量計算値469.2;m/z実測値470.1[M+H]
+。
【0670】
工程B:1−(6−クロロ−5−フェニルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程F〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
12ClN
5O
2の質量計算値、353.1;m/z実測値、354.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):12.94(br s,1H),8.86(s,1H),8.28(s,1H),7.74−7.69(m,2H),7.40(s,1H),7.24−7.18(m,2H),6.95(d,J=7.8Hz,2H),6.81(t,J=7.3Hz,1H)。
【0671】
実施例134:1−[6−クロロ−5−(2−モルホリン−4−イル−エチルアミノ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0672】
【化148】
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【0673】
工程A:1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(2−モルホリン−4−イル−エチルアミノ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。4Åモレキュラーシーブ(0.9g)、1−[5−アミノ−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例41の中間体、工程Aの生成物)(0.187g、0.475mmol)、ナトリウム1−ヒドロキシ−2−モルホリン−4−イル−エタンスルホネート(0.122g、0.523mmol)及びTHF(2.5mL)のスラリーに、トリエチルアミン(0.300mL、2.15mmol)を加えた。このスラリーを23℃で24時間攪拌し、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.282g、1.33mmol)を加えた。反応混合物を更に24時間攪拌した。追加のナトリウム1−ヒドロキシ−2−モルホリン−4−イル−エタンスルホネート(62.0mg、0.270mmol)を加え、反応を23℃で更に24時間継続させた。反応混合物をEtOAcで希釈し、濾過し、飽和NaHCO
3水溶液で洗った。水性層を更にEtOAc(2×30mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(EtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(30mg、粗収率12%)。この化合物を、更に精製することなく、後続の反応に使用した。MS(ESI/CI):C
23H
31ClN
6O
5の質量計算値、506.2;m/z実測値、507.2[M+H]
+。
【0674】
工程B:1−[6−クロロ−5−(2−モルホリン−4−イル−エチルアミノ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程F〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
19ClN
6O
3の質量計算値、390.1;m/z実測値、391.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、CD
3OD−d
4、互変異性による拡幅):8.77(s,1H),8.12(s,1H),7.50(br s,1H),6.86(br s,1H),3.79−3.74(m,4H),3.38(t,J=6.3Hz,2H),2.89−2.82(br m,2H),2.69(br s,4H)。
【0675】
実施例135:1−(6−クロロ−5−シクロプロパンスルホニルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0676】
【化149】
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【0677】
工程A:1−[6−クロロ−5−シクロプロパンスルホニルアミノ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。ピリジン(1.5mL)中の1−[5−アミノ−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例41の中間体、工程Aの生成物)(0.100g、0.254mmol)の攪拌溶液に、0℃で、シクロプロパンスルホニルクロリド(71.0mg、0.510mmol)を滴下して加えた。反応混合物をゆっくりと23℃まで温め、この温度を42時間維持した。飽和重炭酸ナトリウム水溶液(10mL)を加えて反応を止め、EtOAc(3×15mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水(10mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜55%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の5:4混合物として回収された標題化合物を得た(96.0mg、76%)。MS(ESI/CI):C
20H
24ClN
5O
6Sの質量計算値、497.1;m/z実測値、498.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.83(s,1H),8.19(s,1H),8.03(s,1H),7.71(s,1H),6.73(s,1H),6.14(s,2H),4.31−4.28(m,2H),3.71−3.64(m,2H),3.51−3.45(m,2H),3.32(s,3H),2.54−2.44(m,1H),1.43−1.35(m,3H),1.21−1.11(m,2H),1.00−0.92(m,2H)。
【0678】
工程B:1−(6−クロロ−5−シクロプロパンスルホニルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸の調製。実施例71、工程Cと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
12ClN
5O
4Sの質量計算値、381.0;m/z実測値、382.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.55(br s,1H),12.97(br s,1H),9.46(br s,1H),8.89(s,1H),8.31(s,1H),7.94−7.45(m,2H),2.69−2.59(m,1H),0.98−0.79(m,4H)。
【0679】
実施例136:1−(6−クロロ−5−メタンスルホニルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0680】
【化150】
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【0681】
実施例135と同様の方法で、工程Aにおいてメタンスルホニルクロリドをシクロプロパンスルホニルクロリドの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
12H
10ClN
5O
4の質量計算値、355.0;m/z実測値、356.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.48(s,1H),8.90(s,1H),8.31(s,1H),7.72(s,1H),7.61(s,1H),3.01(s,3H)。
【0682】
実施例137:1−(6−クロロ−5−エタンスルホニルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0683】
【化151】
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【0684】
実施例135と同様の方法で、工程Aにおいてエタンスルホニルクロリドをシクロプロパンスルホニルクロリドの代わりに用い、標題化合物を調製した。
1H NMRスペクトルで、互変異性体の5:4混合物が観察された。MS(ESI/CI):C
13H
12ClN
5O
4Sの質量計算値、369.0;m/z実測値、370.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.60−13.48(m,1H),12.97(br s,1H),9.46(s,1H),8.89(s,1H),8.31(s,1H),7.85−7.52(m,2H),3.18−3.04(m,2H),1.35−1.20(m,3H)。
【0685】
実施例138:1−(5−ベンゼンスルホニルアミノ−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0686】
【化152】
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【0687】
実施例135と同様の方法で、工程Aにおいてベンゼンスルホニルクロリドをシクロプロパンスルホニルクロリドの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
12ClN
5O
4Sの質量計算値、417.0;m/z実測値、418.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.58−13.46(m,1H),12.97(br s,1H),10.02−9.90(m,1H),8.93−8.81(m,1H),8.29(s,1H),7.70−7.42(m,6H),7.34(s,1H)。
【0688】
実施例139:1−(5−アセチルアミノ−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0689】
【化153】
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【0690】
工程A:1−[5−アセチルアミノ−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[5−アミノ−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例41の中間体、工程Aの生成物)(0.300g、0.762mmol)及びTHF(4mL)の攪拌懸濁液に、0℃で、ジイソプロピルエチルアミン(0.330mL、1.90mmol)を加えた。次に塩化アセチル(57.0μL、0.800mmol)を加えた。3時間後、水(10mL)を加えて反応を止め、EtOAc(3×35mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水(15mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(5〜65%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の2:1混合物として標題化合物を得た(0.270g、81%)。MS(ESI/CI):C
19H
22ClN
5O
5の質量計算値、435.1;m/z実測値、436.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.83(s,1H),8.71(s,1H),8.18(s,1H),7.79(br s,1H),7.74(s,1H),6.10(s,1H),4.36(q,J=7.1Hz,2H),3.66−3.62(m,2H),3.48−3.43(m,2H),3.29(s,3H),2.29(s,3H),1.38(t,J=7.1Hz,3H)。
【0691】
工程B:1−(5−アセチルアミノ−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程F〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
10ClN
5O
3の質量計算値、319.1;m/z実測値、320.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.54(s,1H),8.89(s,1H),8.94(s,1H),8.30(s,1H),7.82(s,1H),7.69(s,1H),2.11(s,3H)。
【0692】
実施例140:1−(6−クロロ−5−プロピオニルアミノ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0693】
【化154】
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【0694】
実施例139と同様の方法で、工程Aにおいて塩化プロピオニルを塩化アセチルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
12ClN
5O
3の質量計算値、333.1;m/z実測値、334.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.48(br s,1H),12.96(br s,1H),9.41(s,1H),8.88(s,1H),8.30(s,1H),7.93−7.43(m,2H),2.46−2.35(m,2H),1.11(t,J=7.6Hz,3H)。
【0695】
実施例141:1−(5−ベンゾイルアミノ−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0696】
【化155】
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【0697】
実施例139と同様の方法で、工程Aにおいて塩化ベンゾイルを塩化アセチルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
12ClN
5O
3の質量計算値、381.1;m/z実測値、382.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):12.96(br s,1H),10.10(s,1H),8.93(s,1H),8.32(s,1H),8.06−8.00(m,2H),7.78−7.72(m,2H),7.65−7.51(m,3H)。
【0698】
実施例142:1−[6−クロロ−5−(2−モルホリン−4−イル−アセチルアミノ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0699】
【化156】
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【0700】
工程A:1−[5−(2−ブロモ−アセチルアミノ)−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。ジイソプロピルエチルアミン(0.86mL、4.95mmol)、1−[5−アミノ−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例41の中間体、工程Aの生成物)(0.650g、1.65mmol)、及びTHF(8mL)の溶液に、0℃で、臭化ブロモアセチル(0.244mL、2.81mmol)を加えた。反応混合物をゆっくりと23℃まで温めた。臭化ブロモアセチルの第二のアリコート(0.244mL、2.81mmol)を加え、この反応混合物を更に25分間、23℃に維持した。水を加え(20mL)、水性層をEtOAc(2×75mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水(25mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残留物を精製し(FCC)(10〜45%のEtOAc/ヘキサン)、EtOAcで粉砕した後、標題化合物を得た(0.361g、収率42%)。
1H NMRスペクトルで、位置異性体の3:2混合物が観察された。MS(ESI/CI):C
19H
21BrClN
5O
5の質量計算値、513.0;m/z実測値、514.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.89(s,1H),8.87(br s,1H),8.71(s,1H),8.18(s,1H),7.70(s,1H),6.13(s,2H),4.36(q,J=7.2Hz,2 H),4.13(s,2H),3.68−3.62(m,2H),3.49−3.43(m,2H),3.31(s,3H),1.38(t,J=7.1Hz,3H)。
【0701】
工程B:1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(2−モルホリン−4−イル−アセチルアミノ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。1−[5−(2−ブロモ−アセチルアミノ)−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.100g、0.194mmol)及びジクロロメタン(1mL)の懸濁液に、モルホリン(51.0μL、0.580mmol)を加えた。反応混合物を23℃で50分間攪拌した。この反応混合物をEtOAc(15mL)と水(10mL)とに分割し、水性層を更にEtOAc(2×15mL)で抽出した。合わせた有機層を食塩水(15mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、位置異性体の3:1混合物として標題化合物を得た(97mg、収率96%)。MS(ESI/CI):C
23H
29ClN
6O
6の質量計算値、520.2;m/z実測値、521.2[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):10.00(s,1H),8.89(s,1H),8.85(s,1H),8.18(s,1H),7.68(s,1H),6.12(s,2H),4.36(q,J=7.1Hz,2H),3.87−3.80(m,4H),3.67−3.60(m,2H),3.48−3.42(m,2H),3.32(s,2H),3.24(s,3H),2.73−2.67(m,4H),1.38(t,J=7.1Hz,3H)。
【0702】
工程C:1−[6−クロロ−5−(2−モルホリン−4−イル−アセチルアミノ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27、工程F〜Gと同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
17ClN
6O
4の質量計算値、404.1;m/z実測値、405.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.46(br s,1H),12.95(br s,1H),10.04−9.86(m,1H),8.88(s,1H),8.46(s,1H),8.29(s,1H),7.96−7.43(m,1H),3.73−3.65(m,4H),3.21(s,2H),2.64−2.56(m,4H)。
【0703】
実施例143:1−[6−クロロ−5−(2−ピペリジン−1−イル−アセチルアミノ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0704】
【化157】
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【0705】
実施例142と同様の方法で、工程Bにおいてピペリジンをモルホリンの代わりに用い、標題化合物を調製し、塩酸塩として回収された。MS(ESI/CI):C
18H
19ClN
6O
3の質量計算値、402.1;m/z実測値、403.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.68(br s,1H),13.00(br s,1H),10.47(s,1H),10.02(br s,1H),8.91(s,1H),8.32(s,1H),7.89−7.62(m,2H),4.32−4.13(m,2H),3.60−3.45(m,2H),3.21−3.02(m,2H),1.90−1.61(m,5H),1.50−1.33(m,1H)。
【0706】
実施例144:1−{6−クロロ−5−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−アセチルアミノ]−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル}−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0707】
【化158】
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【0708】
実施例142と同様の方法で、工程BにおいてN−メチルピペラジンをモルホリンの代わりに用い、標題化合物を調製した。標題化合物は塩酸塩として回収された。MS(ESI/CI):C
18H
20ClN
7O
3の質量計算値、417.1;m/z実測値、418.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.53(br s,1H),12.98(br s,1H),10.67(br s,1H),9.77(s,1H),8.89(s,1H),8.33−8.23(m,2H),7.77(br s,1H),3.50−3.35(m,4H),3.18−3.03(m,4H),2.85−2.70(m,5H)。
【0709】
実施例145:1−[6−クロロ−5−(4−メトキシ−フェノキシ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0710】
【化159】
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【0711】
実施例50と同様の方法で、工程Aにおいて4−メトキシ−フェノールを3,4−ジクロロ−フェノールの代わりに、及び4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
13ClN
4O
4の質量計算値、384.1;m/z実測値、385.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.23(s,2H),8.86(d,J=0.5Hz,1H),8.28(d,J=0.5Hz,1H),7.75(s,1H),7.13(s,1H),6.95(s,4H),3.75(s,3H)。
【0712】
実施例146:1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−2−フルオロ−フェノキシ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0713】
【化160】
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【0714】
実施例50と同様の方法で、工程Aにおいて4−クロロ−2−フルオロ−フェノールを3,4−ジクロロ−フェノールの代わりに、及び4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
9Cl
2FN
4O
3の質量計算値、406.0;m/z実測値、407.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.33(s,1H),8.87(s,1H),8.29(s,1H),7.79(s,1H),7.65(dd,J=10.9Hz,2.5Hz,1H),7.36(s,1H),7.23(dd,J=8.8Hz,1.6Hz,1H),6.91(t,J=8.9Hz,1H)。
【0715】
実施例147:1−[6−クロロ−5−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0716】
【化161】
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【0717】
実施例50と同様の方法で、工程Aにおいて4−トリフルオロメトキシ−フェノールを3,4−ジクロロ−フェノールの代わりに、及び4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
10ClF
3N
4O
4の質量計算値、438.0;m/z実測値、439.0[M+H]
+。
1H NMR(互変異性体の混合物、500MHz、DMSO−d
6):13.64(s,0.5H),13.58(s,0.5H),12.97(s,1H),8.89(s,1H),8.31(s,1H),7.92(s,0.5H),7.67(s,0.5H),7.59(s,0.5H),7.37(d,J=7.6,2H),7.28(s,0.5H),7.03(s,2H)。
【0718】
実施例148:1−[6−クロロ−5−(3−クロロ−4−フルオロ−フェノキシ)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0719】
【化162】
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【0720】
実施例50と同様の方法で、工程Aにおいて3−クロロ−4−フルオロ−フェノールを3,4−ジクロロ−フェノールの代わりに、及び4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
9Cl
2FN
4O
3の質量計算値、406.0;m/z実測値、407.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.88(s,1H),8.31(d,J=0.4Hz,1H),7.79(s,1H),7.41(t,J=9.0Hz,2H),7.19(d,J=2.8Hz,1H),6.94(d,J=9.0Hz,1H)。
【0721】
実施例149:1−(5−エチルスルファニル−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0722】
【化163】
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【0723】
工程A:4−クロロ−5−エチルスルファニル−2−ニトロ−フェニルアミン。5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミン(2.23g、9.25mmol)及びDMF(46mL)の溶液に、ナトリウムチオエトキシド(2.16g、23.1mmol)を加えた。反応混合物を100℃で18時間加熱し、冷まし、氷/食塩水(350mL)に注いだ。結果として得られた沈殿を回収し、標題化合物を得た(2.10g、収率85%)。この化合物はMSデータは得なかった。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.41(s,1H),6.59(s,1H),6.38(s,3H),3.02(q,J=7.4Hz,2H),1.43(t,J=7.4Hz,3H)。
【0724】
工程B:1−(5−エチルスルファニル−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27と同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
11F
3N
4O
2Sの質量計算値、356.1;m/z実測値、357.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.02(s,1H),8.92(d,J=0.6Hz,1H),8.34(d,J=0.6Hz,1H),7.91(s,1H),7.79(s,1H),3.06(q,J=7.3Hz,2H),1.23(t,J=7.3Hz,3H)。
【0725】
実施例150:1−(5−エチルスルファニル−6−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0726】
【化164】
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【0727】
実施例149と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
11F
3N
4O
3Sの質量計算値、372.1;m/z実測値、373.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.60(s,1H),12.99(s,1H),8.88(d,J=0.6Hz,1H),8.32(d,J=0.6Hz,1H),7.83−7.36(m,2H),3.02(q,J=7.3Hz,2H),1.25(t,J=7.3Hz,3H)。
【0728】
実施例151:1−(5−エチルスルファニル−6−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0729】
【化165】
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【0730】
実施例149と同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジフルオロ−2−ニトロ−フェニルアミンを5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
11FN
4O
2Sの質量計算値、306.1;m/z実測値、307.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.46(s,1H),12.97(s,1H),8.87(d,J=0.6Hz,1H),8.30(d,J=0.6Hz,1H),7.58(s,1H),7.44(s,1H),2.95(q,J=7.3Hz,2H),1.21(t,J=7.3Hz,3H)。
【0731】
実施例152:1−(6−フルオロ−5−プロピルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0732】
【化166】
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【0733】
工程A:4−フルオロ−2−ニトロ−5−プロピルスルファニル−フェニルアミン。4,5−ジフルオロ−2−ニトロ−フェニルアミン(1.51g、8.67mmol)、炭酸カリウム(2.40g、17.3mmol)、及びDMF(43mL)の混合物に、1−プロパンチオール(0.865mL、9.54mmol)を加えた。反応混合物を90℃で1.5時間加熱し、23℃まで冷ました。この混合物を氷/食塩水(400mL)に注ぎ、結果として得られた沈殿を回収して、標題化合物を得た(1.97g、収率98%)。MS(ESI/CI):C
9H
11FN
2O
2Sの質量計算値、230.1;m/z実測値、231.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):7.78(d,J=10.3Hz,1H),6.52(d,J=6.3Hz,1H),6.04(s,2H),2.93(t,J=7.3Hz,2H),1.84−1.70(m,2H),1.09(t,J=7.4Hz,3H)。
【0734】
工程B:1−(6−フルオロ−5−プロピルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。実施例27と同様の方法で、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
13F
3N
4O
2Sの質量計算値、320.1;m/z実測値、321.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.99−12.55(m,2H),8.87(d,J=0.6Hz,1H),8.30(d,J=0.6Hz,1H),7.87−7.18(m,2H),2.91(t,J=7.1Hz,2H),1.66−1.48(m,2H),0.98(t,J=7.3Hz,3H)。
【0735】
実施例153:1−(6−フルオロ−5−イソプロピルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0736】
【化167】
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【0737】
実施例152と同様の方法で、工程Aにおいて2−プロパンチオールを1−プロパンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
13FN
4O
2Sの質量計算値、320.1;m/z実測値、321.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.88−13.19(m,1H),12.97(s,1H),8.88(d,J=0.6Hz,1H),8.30(d,J=0.6Hz,1H),7.87−7.22(m,2H),3.46−3.33(m,1H),1.21(d,J=6.4Hz,6H)。
【0738】
実施例154:1−(5−エチルスルホニル−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0739】
【化168】
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【0740】
実施例101と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに、及びナトリウムチオエトキシドをナトリウムチオイソプロポキシドの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
11F
3N
4O
4Sの質量計算値、388.0;m/z実測値、389.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.38(s,1H),13.08(s,1H),8.99(s,1H),8.39(d,J=0.6Hz,1H),8.38−7.94(m,2H),3.39(q,J=7.4Hz,2H),1.18(t,J=7.4Hz,3H)。
【0741】
実施例155:1−(5−エチルスルホニル−6−トリフルオロメトキシ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0742】
【化169】
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【0743】
実施例101と同様の方法で、工程Aにおいて5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに、及びナトリウムチオエトキシドをナトリウムチオイソプロポキシドの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
11F
3N
4O
5Sの質量計算値、404.0;m/z実測値、405.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):14.19(s,1H),13.07(s,1H),8.95(s,1H),8.38(s,1H),8.09(s,1H),7.80(s,1H),3.40(q,J=7.4Hz,2H),1.13(t,J=7.4Hz,3H)。
【0744】
実施例156:1−(5−エチルスルホニル−6−フルオロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0745】
【化170】
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【0746】
実施例101と同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジフルオロ−2−ニトロ−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに、及びナトリウムチオエトキシドをナトリウムチオイソプロポキシドの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
13H
11FN
4O
4Sの質量計算値、338.1;m/z実測値、339.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.04(s,1H),13.04(s,1H),8.95(d,J=0.5Hz,1H),8.36(s,1H),8.09−7.35(m,2H),3.42(q,J=7.4Hz,2H),1.15(t,J=7.3Hz,3H)。
【0747】
実施例157:1−(6−フルオロ−5−プロピルスルホニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0748】
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0749】
実施例102と同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジフルオロ−2−ニトロ−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
13FN
4O
4Sの質量計算値、352.1;m/z実測値、353.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.04(s,1H),13.04(s,1H),8.94(d,J=0.6Hz,1H),8.36(s,1H),8.09−7.46(m,2H),3.44−3.37(m,2H),1.72−1.53(m,2H),0.94(t,J=7.4Hz,3H)。
【0750】
実施例158:1−(6−フルオロ−5−イソプロピルスルホニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0751】
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0752】
実施例102と同様の方法で、工程Aにおいて4,5−ジフルオロ−2−ニトロ−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに、及び2−プロパンチオールを1−プロパンチオールの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
14H
13FN
4O
4Sの質量計算値、352.1;m/z実測値、353.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):14.03(s,1H),13.04(s,1H),8.94(d,J=0.6Hz,1H),8.36(s,1H),8.08−7.45(m,2H),3.61−3.46(m,1H),1.22(d,J=6.8Hz,6H)。
【0753】
実施例159:1−(5−フェニルスルファニル−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0754】
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
【0755】
実施例60と同様の方法で、工程Aにおいてベンゼンチオールを3−メチル−ベンゼンチオールの代わりに、及び5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
11F
3N
4O
2Sの質量計算値、404.1;m/z実測値、405.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO):8.80(d,J=0.5Hz,1H),8.11(s,1H),7.92(s,1H),7.63(s,1H),7.31−7.26(m,2H),7.20−7.16(m,1H),7.12−7.09(m,2H)。
【0756】
実施例160:1−[5−(4−メトキシ−フェニルスルファニル)−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0757】
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
【0758】
実施例60と同様の方法で、工程Aにおいて4−メトキシ−ベンゼンチオールを3−メチル−ベンゼンチオールの代わりに、及び5−クロロ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチル−フェニルアミンを4,5−ジクロロ−2−ニトロ−フェニルアミンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
13F
3N
4O
3Sの質量計算値、434.1;m/z実測値、435.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO):8.79(s,1H),8.15(s,1H),7.87(s,1H),7.36(s,1H),7.32(d,J=8.6Hz,2H),6.98(d,J=8.7Hz,2H),3.76(s,3H)。
【0759】
実施例161:1−(5−ベンゼンスルホニル−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0760】
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
【0761】
実施例85と同様の方法で、1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−フェニルスルファニル−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例159の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
11F
3N
4O
4Sの質量計算値、436.0;m/z実測値、437.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO):14.40(s,1H),13.03(s,1H),8.98(s,1H),8.61(s,1H),8.38(s,1H),8.11(s,1H),7.85(d,J=7.7Hz,2H),7.70−7.66(m,1H),7.63−7.58(m,2H)。
【0762】
実施例162:1−[5−(4−メトキシ−ベンゼンスルホニル)−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0763】
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
【0764】
実施例85と同様の方法で、1−[1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(4−メトキシ−フェニルスルファニル)−6−トリフルオロメチル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例160の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
13F
3N
4O
5Sの質量計算値、466.1;m/z実測値、467.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO):14.35(s,1H),13.05(s,1H),8.97(s,1H),8.55(s,1H),8.38(s,1H),8.11(br s,1H),7.81(d,J=7.9Hz,2H),7.16−7.07(m,2H),3.83(s,3H)。
【0765】
実施例163:1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−ベンジルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0766】
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0767】
実施例66、方法Bと同様の方法で、工程Dにおいて1−ブロモメチル−4−クロロ−ベンゼンを臭化ベンジルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
12Cl
2N
4O
2Sの質量計算値、418.0;m/z実測値、419.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):13.50(s,1H),12.95(s,1H),8.87(s,1H),8.29(s,1H),7.84−7.49(m,2H),7.37(q,J=8.6Hz,4H),4.29(s,2H)。
【0768】
実施例164:1−[6−クロロ−5−(3−クロロ−ベンジルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0769】
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0770】
実施例66、方法Bと同様の方法で、工程Dにおいて1−ブロモメチル−3−クロロ−ベンゼンを臭化ベンジルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
12Cl
2N
4O
2Sの質量計算値、418.0;m/z実測値、419.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.86(d,J=0.5,1H),8.28(d,J=0.5Hz,1H),7.67(s,1H),7.53(s,1H),7.44(s,1H),7.34−7.29(m,3H),4.30(s,2H)。
【0771】
実施例165:1−(6−クロロ−5−シクロヘキシルメチルスルファニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0772】
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【0773】
実施例66、方法Bと同様の方法で、工程Dにおいてブロモメチル−シクロヘキサンを臭化ベンジルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
19ClN
4O
2Sの質量計算値、390.1;m/z実測値、391.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6)8.87(d,J=0.5Hz,1H),8.29(d,J=0.5Hz,1H),7.67(s,1H),7.53(s,1H),2.90(d,J=6.7Hz,2H),1.88(d,J=12.3Hz,2H),1.69(dd,J=9.6Hz,3.1Hz,2H),1.61(d,J=10.9Hz,1H),1.57−1.47(m,1H),1.25−1.10(m,3H),1.10−1.00(m,2H)。
【0774】
実施例166:1−[6−クロロ−5−(2−モルホリン−4−イル−エチルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0775】
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0776】
実施例66、方法Bと同様の方法で、工程Dにおいて4−(2−ブロモ−エチル)−モルホリンを臭化ベンジルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
17H
18ClN
5O
3Sの質量計算値、407.1;m/z実測値、408.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):13.62(s,1H),12.99(s,1H),8.86(s,1H),8.32(s,1H),7.86(s,1H),7.61(s,1H),3.97(s,2H),3.71(s,2H),3.50(s,2H),3.41(s,2H),3.35(s,2H),3.12(s,2H)。
【0777】
実施例167:1−[6−クロロ−5−(3,4−ジクロロ−ベンジルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0778】
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0779】
実施例66、方法Bと同様の方法で、工程Dにおいて4−ブロモメチル−1,2−ジクロロ−ベンゼンを臭化ベンジルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
11Cl
3N
4O
2Sの質量計算値、452.0;m/z実測値、452.9[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):13.52(s,1H),12.95(s,1H),8.87(s,1H),8.29(d,J=0.5Hz,1H),7.86−7.28(m,5H),4.30(s,2H)。
【0780】
実施例168:1−[6−クロロ−5−(2,6−ジクロロ−ベンジルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0781】
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0782】
実施例66、方法Bと同様の方法で、工程Dにおいて2−ブロモメチル−1,3−ジクロロ−ベンゼンを臭化ベンジルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
11Cl
3N
4O
2Sの質量計算値、452.0;m/z実測値、452.9[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.89(s,1H),8.31(s,1H),7.72(s,1H),7.57(s,1H),7.45(d,J=8.0Hz,2H),7.33(dd,J=8.4Hz,7.8Hz,1H),4.38(s,2H)。
【0783】
実施例169:1−[6−クロロ−5−(4−メチル−ベンジルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0784】
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【0785】
実施例66、方法Bと同様の方法で、工程Dにおいて1−ブロモメチル−4−メチル−ベンゼンを臭化ベンジルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
15ClN
4O
2Sの質量計算値、398.1;m/z実測値、399.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):8.86(d,J=0.5Hz,1H),8.29(d,J=0.5Hz,1H),7.67(s,1H),7.53(s,1H),7.27(d,J=8.0Hz,2H),7.12(d,J=7.8Hz,2H),4.25(s,2H),2.26(s,3H)。
【0786】
実施例170:1−[6−クロロ−5−(4−トリフルオロメチル−ベンジルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0787】
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0788】
実施例66、方法Bと同様の方法で、工程Dにおいて1−ブロモメチル−4−トリフルオロメチル−ベンゼンを臭化ベンジルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
12ClF
3N
4O
2Sの質量計算値、452.0;m/z実測値、453.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.25(s,2H),8.86(d,J=0.4Hz,1H),8.29(d,J=0.5Hz,1H),7.70−7.47(m,6H),4.40(s,2H)。
【0789】
実施例171:1−[5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルスルファニル)−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0790】
【化185】
[この文献は図面を表示できません]
【0791】
実施例66、方法Bと同様の方法で、工程Dにおいて1−ブロモメチル−2,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンゼンを臭化ベンジルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
20H
11ClF
6N
4O
2Sの質量計算値、520.0;m/z実測値、521.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.56(s,2H),12.99(s,1H),8.88(s,1H),8.31(s,1H),8.05−7.99(m,2H),7.90−7.33(m,5H),4.45(s,2H)。
【0792】
実施例172:1−[6−クロロ−5−(2’−シアノ−ビフェニル−4−イルメチルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0793】
【化186】
[この文献は図面を表示できません]
【0794】
実施例66、方法Bと同様の方法で、工程Dにおいて4’−ブロモメチル−ビフェニル−2−カルボニトリルを臭化ベンジルの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
25H
16ClN
5O
2Sの質量計算値、485.1;m/z実測値、486.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):13.50(s,1H),12.98(s,1H),8.88(s,1H),8.30(s,1H),7.95(dd,J=7.7Hz,1.0Hz,1H),7.78(td,J=7.7Hz,1.3Hz,1H),7.74−7.50(m,8H),4.40(s,2H)。
【0795】
実施例173:1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−フェニルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0796】
【化187】
[この文献は図面を表示できません]
【0797】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−5−(4−クロロ−ベンジルスルファニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例163の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
12Cl
2N
4O
4Sの質量計算値、450.0;m/z実測値、451.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):14.01(s,1H),13.02(s,1H),8.96−8.90(m,1H),8.34(s,1H),7.87(s,2H),7.35(d,J=8.5Hz,2H),7.25−7.20(m,2H),4.90(s,2H)。
【0798】
実施例174:1−[6−クロロ−5−(3−クロロ−フェニルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0799】
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0800】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−5−(3−クロロ−ベンジルスルファニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例164の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
12Cl
2N
4O
4Sの質量計算値、450.0;m/z実測値、451.0[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):14.03(s,1H),13.03(s,1H),8.93(s,1H),8.33(s,1H),7.96−7.86(m,2H),7.37(ddd,J=8.0Hz,2.1Hz,0.9Hz,1H),7.34−7.28(m,2H),7.14(d,J=7.8Hz,1H),4.91(s,2H)。
【0801】
実施例175:1−(6−クロロ−5−シクロヘキシルメタンスルホニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0802】
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
【0803】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−5−シクロヘキシルメチルスルファニル−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例165の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
19ClN
4O
4Sの質量計算値、422.1;m/z実測値、423.1[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):14.06(s,1H),13.02(s,1H),8.95(s,1H),8.35(s,1H),8.19(s,1H),7.90(s,1H),3.44(d,J=6.2Hz,2H),1.89−1.81(m,1H),1.75(d,J=10.0Hz,2H),1.60(dd,J=9.3Hz,3.4Hz,2H),1.53(d,J=11.9Hz,1H),1.22−1.05(m,5H)。
【0804】
実施例176:1−[6−クロロ−5−(3,4−ジクロロ−フェニルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0805】
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
【0806】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−5−(3,4−ジクロロ−ベンジルスルファニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例167の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
11Cl
3N
4O
4Sの質量計算値、484.0;m/z実測値、484.9[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):14.05(s,1H),13.02(s,1H),8.94−8.93(m,1H),8.35(s,1H),8.10−7.82(m,2H),7.57(d,J=8.3Hz,1H),7.52(d,J=2.0Hz,1H),7.16(dd,J=8.3Hz,2.0Hz,1H),4.93(s,2H)。
【0807】
実施例177:1−[6−クロロ−5−(2,6−ジクロロ−フェニルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0808】
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
【0809】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−5−(2,6−ジクロロ−ベンジルスルファニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例168の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
18H
11Cl
3N
4O
4Sの質量計算値、484.0;m/z実測値、484.9[M+H]
+。
1H NMR(600MHz、DMSO−d
6):8.95(d,J=0.5Hz,1H),8.35(d,J=0.5Hz,1H),8.03−7.85(m,2H),7.50(d,J=7.9Hz,2H),7.41(dd,J=8.7Hz,7.5Hz,1H),5.16(s,2H)。
【0810】
実施例178:1−(6−クロロ−5−p−トリルメタンスルホニル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0811】
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0812】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(4−メチル−ベンジルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例169の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
15ClN
4O
4Sの質量計算値、430.1;m/z実測値、431.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.98(s,1H),13.02(s,1H),8.93(s,1H),8.34(s,1H),8.03(s,1H),7.85(s,1H),7.07(s,4H),4.82(s,2H),2.22(s,3H)。
【0813】
実施例179:1−[6−クロロ−5−(4−トリフルオロメチル−フェニルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0814】
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【0815】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−(4−トリフルオロメチル−ベンジルスルファニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例170の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
19H
12ClF
3N
4O
4Sの質量計算値、484.0;m/z実測値、485.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):14.05(d,J=57.4Hz,1H),13.03(s,1H),8.93(s,1H),8.35(s,1H),8.10−7.74(m,3H),7.69(d,J=8.1Hz,2H),7.46(d,J=8.1Hz,2H),5.02(s,2H)。
【0816】
実施例180:1−[5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−フェニルメタンスルホニル)−6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0817】
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0818】
実施例85と同様の方法で、1−[5−(2,4−ビス−トリフルオロメチル−ベンジルスルファニル)−6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例171の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
20H
11ClF
6N
4O
4Sの質量計算値、552.0;m/z実測値、553.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):14.10(s,1H),13.04(s,1H),8.96(s,1H),8.36(s,1H),8.16(d,J=8.2Hz,1H),8.13−7.98(m,3H),7.87(d,J=8.0Hz,1H),5.16(s,2H)。
【0819】
実施例181:1−[6−クロロ−5−(2’−シアノ−ビフェニル−4−イルメタンスルホニル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0820】
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0821】
実施例85と同様の方法で、1−[6−クロロ−5−(2’−シアノ−ビフェニル−4−イルメチルスルファニル)−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(実施例172の中間体)から標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
25H
16ClN
5O
4Sの質量計算値、517.1;m/z実測値、518.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.97(s,1H),13.03(s,1H),8.93(s,1H),8.34(s,1H),7.96(s,1H),7.94−7.83(m,2H),7.76(td,J=7.9Hz,1.3Hz,1H),7.60−7.55(m,2H),7.52(d,J=8.3Hz,2H),7.39(d,J=8.3Hz,2H),4.97(s,2H)。
【0822】
実施例182:1−(1H−イミダゾ[4,5−b]キノキサリン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0823】
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
工程A:1−カルバムイミドイル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル塩酸塩。1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(5.00g、35.7mmol)、シアナミド(1.50g、35.7mmol)、及びジオキサン(25mL)の溶液に、ジオキサン中の4M HCl溶液(9.80mL、39.3mmol)を加えた。反応混合物を100℃に3時間加熱した。反応物を23℃に冷まし、Et
2O(20mL)を加えた。結果として得られた白色沈殿を濾過し、標題化合物を得た(7.26g、93%)。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.65(br m,4H),9.29(s,1H),8.43(s,1H),4.31(q,J=7.1Hz,2H),1.31(t,J=7.1Hz,3H)。
【0825】
工程B:1−(1H−イミダゾ[4,5−b]キノキサリン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。DMF(2mL)中の、1−カルバムイミドイル−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル塩酸塩(0.220g、1.00mmol)、2,3−ジクロロ−キノキサリン(200mg、1.00mmol)、及びCs
2CO
3(1.63g、5.00mmol)溶液を、4時間攪拌した。H
2O(3mL)を加え、この混合物を1M HCl水溶液でpH2まで酸性にし、白色沈殿を形成させた。この沈殿を濾過し、無水EtOH(2mL)で粉砕し、濾過して、標題化合物を得た(0.130g、43%)。MS(CI):C
15H
12N
6O
2質量計算値、308.1;m/z実測値、309.1[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6):9.08(s,1H),8.23(s,1H),7.92(d,J=8.1Hz,1H),7.87(d,J=8.2Hz,1H),7.75(t,J=7.1Hz,1H),7.59(t,J=7.5Hz,1H),4.31(q,J=7.1Hz,2H),1.32(t,J=7.1Hz,3H)。
【0826】
工程C:1−(1H−イミダゾ[4,5−b]キノキサリン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。1−(1H−イミダゾ[4,5−b]キノキサリン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(0.110g、0.360mmol)、KOH水溶液(1M、3.0mL)及びTHF(3.0mL)の混合物を、4時間攪拌した。この混合物を濃縮し、水性残留物を1M HCl水溶液でpH2まで酸性にした。結果として得られた沈殿を濾過により回収して、標題化合物を得た(89.0mg、89%)。MS(ESI/CI):C
13H
8N
6O
2の質量計算値、280.2;m/z実測値、281.1[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.32−12.37(br m,1H),9.03(s,1H),8.19(s,1H),7.94(d,J=8.2Hz,1H),7.89(d,J=8.3Hz,1H),7.76(t,J=7.6Hz,1H),7.61(t,J=7.0Hz,1H)。
【0827】
実施例183:1−(6,7−ジクロロ−1H−イミダゾ[4,5−b]キノキサリン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0828】
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
【0829】
実施例182と同様の方法で、工程Bにおいて、2,3,6,7−テトラクロロ−キノキサリンを2,3−ジクロロ−キノキサリンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(CI):C
13H
6Cl
2N
6O
2の質量計算値、349.1;m/z実測値、349.0[M]
+。
1H NMR(500MHz、CD
3OD−d
4):9.23(s,1H),8.20(s,1H),8.12(s,1H),8.03(s,1H)。
【0830】
実施例184:1−(1H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0831】
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0832】
実施例182と同様の方法で、工程Bにおいて、2,3−ジクロロ−ピラジンを2,3−ジクロロ−キノキサリンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI):C
9H
6N
6O
2の質量計算値、230.2;m/z実測値、229.2[M−H]
-。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):13.21−12.59(br m,1H),8.93(s,1H),8.41(s,1H),8.25(s,1H),8.21(s,1H)。
【0833】
実施例185:1−(6−クロロ−9H−プリン−8−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0834】
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
【0835】
実施例182と同様の方法で、工程Bにおいて、4,5,6−トリクロロ−ピリミジンを2,3−ジクロロ−キノキサリンの代わりに用い、標題化合物を調製した。MS(ESI/CI):C
9H
5ClN
6O
2の質量計算値、264.6;m/z実測値、265.0[M+H]
+。
1H NMR(500MHz、DMSO−d
6):8.76(s,1H),8.51(s,1H),8.19(s,1H)。
【0836】
実施例186:1−(6−クロロ−5−フェニルスルファモイル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。
【0837】
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【0838】
工程A:1−[6−クロロ−5−クロロスルホニル−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。2M HCl水溶液(0.15mL、0.305mmol)中のジスルフィド(実施例66、方法B、工程Cの、大量合成時の副生成物)(0.100g、0.122mmol)及びアセトニトリル(0.75mL)の懸濁液に、0℃で、N−クロロスクシンイミド(97.7mg、0.732mmol)を加えた。反応混合物を75分間攪拌した。この時点で、EtOAc(20mL)で希釈し、食塩水(10mL)で洗浄し、乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した残留物をFCCにより精製し(5〜40%のEtOAc/ヘキサン)、位置異性体の1:1混合物として標題化合物を得た(77.0mg、収率66%)。MS(ESI/CI):C
17H
18Cl
2N
4O
6Sの質量計算値、476.0;m/z実測値、477.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、CDCl
3):8.96(d,J=0.6Hz,1H),8.92(d,J=0.6Hz,1H),8.54(s,1H),8.50(s,1H),8.23(d,J=0.5Hz,1H),8.22(d,J=0.5Hz,1H),7.92(s,1H),7.90(s,1H),6.29(s,2H),6.25(s,2H),4.38(q,J=7.1Hz,4H),3.75−3.67(m,4H),3.51−3.43(m,4H),3.29(s,3H),3.29(s,3H),1.43−1.37(m,6H)。
【0839】
工程B:1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−フェニルスルファモイル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。アニリン(15.8μL、0.173mmol)を、ピリジン(0.79mL)中の、1−[6−クロロ−5−クロロスルホニル−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(75.0mg、0.157mmol)溶液に加え、23℃で1.5時間攪拌した。ここで、EtOAc(20mL)と水(20mL)とに分割した。水性層を更にEtOAc(20mL)で抽出し、合わせた有機層を食塩水(10mL)で洗い、乾燥させ、濾過し、濃縮した。残留物をFCCにより精製し(5〜80%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(36.0mg、収率43%)。MS(ESI/CI):C
23H
24ClN
5O
6Sの質量計算値、533.1;m/z実測値、534.1[M+H]
+。
【0840】
工程C:1−(6−クロロ−5−フェニルスルファモイル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル。ジオキサン中の塩酸(4M、0.241mL)を、エタノール(0.50mL)中の1−[6−クロロ−1−(2−メトキシ−エトキシメチル)−5−フェニルスルファモイル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル]−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(35.0mg、65.5μmol)に加え、23℃で2.5時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、残留物をFCCにより精製し(5〜100%のEtOAc/ヘキサン)、標題化合物を得た(28.7mg、収率98%)。MS(ESI/CI):C
19H
16ClN
5O
4Sの質量計算値、445.1;m/z実測値、446.0[M+H]
+。
【0841】
工程D:1−(6−クロロ−5−フェニルスルファモイル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸。水酸化リチウム一水和物(7.90mg、0.188mmol)、1−(6−クロロ−5−フェニルスルファモイル−1H−ベンゾイミダゾル−2−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチルエステル(28.0mg、62.8μmol)、THF(0.24mL)、及び水(79μL)を合わせ、短時間超音波処理し、23℃で18時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、2mLの水を加えた。この溶液を、1M HCl水溶液でpH1にし、結果として得られた沈殿を回収し、乾燥させて、標題化合物を得た(20.6mg、収率75%)。MS(ESI/CI):C
17H
12ClN
5O
4Sの質量計算値、417.0;m/z実測値、418.0[M+H]
+。
1H NMR(400MHz、DMSO−d
6、互変異性による拡幅):13.96(s,1H),13.02(s,1H),10.55(s,1H),8.91(s,1H),8.33(s,1H),8.31−8.08(m,1H),7.95−7.53(m,1H),7.26−7.04(m,4H),6.96(t,J=7.2Hz,1H)。
【0842】
生物学的プロトコル
本明細書に示されているように(前記表を参照)、例示された化合物の生物学的活性が、次のプロトコルに従って測定された。
【0843】
PHD2
181〜417
の発現及び精製GenBankアクセッションID NM_022051のアミノ酸181〜417を含むヒトPHD2発現コンストラクトが、N−末端ヒスチジンタグ及びSmt3タグの両方を組み込んでpBADベクター(Invitrogen)にクローン化され、これらのタグは両方ともUlp1によって切断される。タンパク質産生は、100mg/mLアンピシリンを含むTerrific Broth中で成長したBL21細胞での発現によって達成された。細胞培養は、37℃で接種され、OD
600が0.8まで成長させた。培養は、0.1%アラビノースで誘導され、225rpmで継続的に振盪しながら20℃で一晩成長させた。細胞は次に遠心分離にかけて採取され、−80℃で保存された。細胞ペレットを緩衝液A(50mM Tris−HCl pH7.2、100mM NaCl、100mM L−アルギニン、1mM TCEP、0.05%(w/v)NP−40、50mMイミダゾール)中に懸濁させ、次にリゾチーム及びベンゾナーゼを加えた。超音波処理によって細胞を溶解させ、この溶解物を遠心分離により透明にした(15,000rpm、90分間、4℃)。HisTrap Crude FFカラム(GE Healthcare)を用いたニッケル親和性クロマトグラフィーによって、タンパク質を精製した。50〜200mMイミダゾール勾配で、試料を緩衝液Aに溶出させた。Ulp1プロテアーゼによるSmtタグの切断は、緩衝液Aに対する透析を行い一晩インキュベートすることにより達成された。PHD2
181〜417試料を次に第二のHisTrap Crude FFカラム(GE Healthcare)に通し、切断されていないタンパク質を除去した。次にこの通過液(flow-through)を、50mM MES pH6.0、1mM TCEP、5mM NaClに透析し、HiTrap SP Cation Exchangeカラム(GE Healthcare)でのイオン交換クロマトグラフィーにかけた。PHD2
181〜417タンパク質を0〜0.2M NaCl勾配で溶出させた。Superdex 75 Size Exclusion Column(GE Healthcare)でのサイズ排除クロマトグラフィーによる更なる精製のため、分画を蓄積した。最終的なタンパク質を4mg/mLに濃縮し、10mM PIPES pH7.0、100mM NaCl、0.5mM TCEPで透析した。このタンパク質は、ゲル電気泳動により、純度>95%を有することが測定された。
【0844】
酵素活性検定
ポリペプチドの酵素活性評価を行う前に、試験化合物と共にPHD2
181〜417ポリペプチド(3μg)を30分間プリインキュベートした。次にPHD酵素検定を実施した。これは、精製PHD2
181〜417ポリペプチド(3μg)と化合物との混合物を、反応緩衝液(40mM Tris−HCl、pH7.5、0.4mg/mLカタラーゼ、0.5mM DTT、1mMアスコルベート)中に、残基[KNPFSTGDTDLDLEMLAPYIPMDDDFQLRSFDQLS](10μM、California Peptide Research Inc.、カリフォルニア州ナパ)を含む合成HIF−1αペプチド、及び[5−
14C]−2−オキソグルタル酸(50mCi/mmol、Moravek Chemicals、カリフォルニア州ブレア)を含む、反応混合液0.5mLに入れ、化合物の存在下において10分間置くことによって行われた。50μLの70mM H
3PO
4及び50μLの500mM NaH
2PO
4、pH3.2を加えることにより、反応を止めた。反応混合物を、30%過塩素酸中で調製した100μLの0.16M DNPと共にインキュベートすることによって、[5−
14C]−2−オキソグルタル酸から分離することにより、[
14C]−コハク酸の検出が実施された。次に、50mLの未標識20mM 2−オキソグルタル酸/20mMコハク酸(放射能の担体)をこの混合物に加え、室温で30分間、反応を進行させた。この反応物を次に、50mLの1M 2−オキソグルタル酸と共に更に30分間室温でインキュベートし、過剰なDNPを沈殿させた。この反応物を次に、2800×g、室温で10分間遠心分離にかけ、上清中の[
14C]−コハク酸を、沈殿した[
14C]−ジニトロフェニルヒドラゾンから分離した。上清の分画(400μL)を、ベータカウンター(Beckman Coulter、カリフォルニア州フラートン)を用いて計測した。PHD2
181〜417活性の阻害は、[
14C]−コハク酸産生の減少として測定された。IC
50値は、GraphPad Prism(バージョン4.02)(Graph Pad Software、カリフォルニア州サンディエゴ)を用いて3パラメータ論理関数にデータを適合させることにより見積もられた。最大10μMのIC
50値が定量化され、それ以外は>10μMとして記載された。本検定では、すべての化合物が100% DMSO(w/v)で10mMに希釈され、10μM〜3nMの半対数連続希釈(最終濃度2% DMSO(w/v))で試験された。
【0845】
細胞検定
Hep−3B細胞(ATCC、バージニア州マナサス)を、96ウェルプレートで、ウェル当たり細胞数20,000、100μL DMEM(ウシ胎児血清10%、非必須アミノ酸1%、ペニシリン50IU/mL、及びストレプトマイシン50μg/mLを含む)中に蒔いた(細胞培養試薬はすべてInvitrogen、カリフォルニア州カールスバッド)。蒔いてから24時間後、化合物を加え、更に24時間インキュベートした。すべての試験化合物は、100% DMSO(w/v)中に10mMで溶解され、浸潤状態で試験され、最終化合物濃度は1% DMSO(w/v)中100μMであった。次に、上清50マイクロリットルを、ヒト低酸素症検定キット(Meso−Scale Discovery、メリーランド州ゲーサーズバーグ)に移した。上清中のエリスロポエチンが、以下のようにメーカーの指示書に従って検出された。EPO検出プレートを、PBS中3% BSAで一晩ブロックし、上清50μLを、軌道振盪器中、室温で2時間インキュベートした。0.5μg/mLの抗EPO検出抗体25マイクロリットルを加え、軌道振盪器中、室温で2時間置いた。PBSで3回洗浄した後、原液の読み取り用緩衝液(read buffer)150μLを加え、プレートをMSD SECTOR装置で測定する。次に、検定の対照化合物(7−[(4−クロロ−フェニル)−(5−メチル−イソキサゾル−3−イルアミノ)−メチル]−キノリン−8−オール)と比較した、10μM又は100μMの化合物の存在におけるEPO分泌のパーセンテージを測定することにより、データを分析した。データは、対照化合物に対するEPO分泌のパーセンテージとして報告され、再現性は10%以内であった。
【0846】
本発明を例示的な及び好ましい実施形態を参照することによって説明してきたが、本発明は前述の発明を実施するための形態に制限されるものではないことが意図されることを理解されよう。