特許第6022925号(P6022925)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6022925
(24)【登録日】2016年10月14日
(45)【発行日】2016年11月9日
(54)【発明の名称】生産管理用表示システムとその表示方法
(51)【国際特許分類】
   G05B 19/418 20060101AFI20161027BHJP
   B21D 37/20 20060101ALI20161027BHJP
   G06Q 50/04 20120101ALI20161027BHJP
【FI】
   G05B19/418 Z
   B21D37/20 Z
   G06Q50/04
【請求項の数】10
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2012-273476(P2012-273476)
(22)【出願日】2012年12月14日
(65)【公開番号】特開2014-119871(P2014-119871A)
(43)【公開日】2014年6月30日
【審査請求日】2015年11月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100091096
【弁理士】
【氏名又は名称】平木 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100105463
【弁理士】
【氏名又は名称】関谷 三男
(74)【代理人】
【識別番号】100129861
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 滝治
(74)【代理人】
【識別番号】100182176
【弁理士】
【氏名又は名称】武村 直樹
(72)【発明者】
【氏名】田上 英行
(72)【発明者】
【氏名】浅尾 容子
(72)【発明者】
【氏名】林 芳文
(72)【発明者】
【氏名】井藤 勝弘
(72)【発明者】
【氏名】浅井 康弘
(72)【発明者】
【氏名】上坂 幸司
(72)【発明者】
【氏名】山田 崇
(72)【発明者】
【氏名】日比 達也
(72)【発明者】
【氏名】比嘉 力
(72)【発明者】
【氏名】上原 良太
(72)【発明者】
【氏名】小林 昭弘
【審査官】 青山 純
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−335004(JP,A)
【文献】 特開2006−004231(JP,A)
【文献】 特開2005−063109(JP,A)
【文献】 特開2008−134734(JP,A)
【文献】 特開平04−162101(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G05B 19/418
B21D 37/20
G06Q 50/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも金型製作の計画に関する計画情報と、金型加工用の工作機から得られる加工情報と、前記計画情報と加工情報から得られる金型加工もしくは金型作業の進捗情報とを有する金型生産管理装置と、金型部品もしくはワークに付随して移送される表示装置と、を備え、前記金型生産管理装置の情報に基づいて前記表示装置の表示画面を更新する金型生産管理用表示システムであって、
前記表示システムは、前記金型生産管理装置の情報に基づいて表示用データを作成し、該表示用データを少なくともマスター画像データと該マスター画像データのミラー画像データを含む複数の画像データに変換する画像変換サーバと、該画像変換サーバによって変換された画像データを保存するとともに、該画像データのうち前記ミラー画像データを前記表示装置へ送信して該表示装置の表示画面を更新する保存サーバと、をさらに備えている金型生産管理用表示システム。
【請求項2】
前記保存サーバには、前記表示装置の表示画面の画像データ数が予め記憶されており、前記保存サーバが、該画像データ数に応じた通信回数で前記表示装置へ前記ミラー画像データを送信して該表示装置の表示画面を更新するようになっている、請求項1に記載の金型生産管理用表示システム。
【請求項3】
前記保存サーバは、前記金型製作の計画に関する計画情報、または、前記金型加工もしくは金型作業の進捗情報に基づく更新間隔もしくは更新タイミングで、前記表示装置へ前記ミラー画像データを送信して前記表示装置の表示画面を更新するようになっている、請求項1または2に記載の金型生産管理用表示システム。
【請求項4】
前記保存サーバは、金型を構成する各構成部品の各工程に要する工程時間のうち最も長い工程時間に基づく更新間隔もしくは更新タイミングで、前記表示装置へ前記ミラー画像データを送信して前記表示装置の表示画面を更新するようになっている、請求項3に記載の金型生産管理用表示システム。
【請求項5】
前記保存サーバは、前記金型生産管理装置の情報を金型部品もしくはワークに関する情報と作業者に関する情報とに判別し、該金型生産管理装置の情報のうち金型部品もしくはワークに関する情報に基づいて前記表示装置の表示画面を更新するようになっている、請求項1から4のいずれか一項に記載の金型生産管理用表示システム。
【請求項6】
少なくとも金型製作の計画に関する計画情報と、金型加工用の工作機から得られる加工情報と、前記計画情報と加工情報から得られる金型加工もしくは金型作業の進捗情報とからなる情報に基づいて、金型部品もしくはワークに付随して移送される表示装置の表示画面を更新する金型生産管理用表示方法であって、
画像変換サーバによって前記情報に基づいて表示用データを作成し、該表示用データを少なくともマスター画像データと該マスター画像データのミラー画像データを含む複数の画像データに変換する変換ステップと、
前記画像変換サーバによって変換された画像データを保存サーバに保存する保存ステップと、
前記保存サーバに保存された画像データのうち前記ミラー画像データを前記表示装置へ送信して該表示装置の表示画面を更新する更新ステップと、からなる金型生産管理用表示方法。
【請求項7】
前記更新ステップにおいて、前記表示装置の表示画面の画像データ数に応じた通信回数で前記表示装置へ前記ミラー画像データを送信して該表示装置の表示画面を更新する、請求項6に記載の金型生産管理用表示方法。
【請求項8】
前記更新ステップにおいて、前記金型製作の計画に関する計画情報、または、前記金型加工もしくは金型作業の進捗情報に基づく更新間隔もしくは更新タイミングで、前記表示装置へ前記ミラー画像データを送信して前記表示装置の表示画面を更新する、請求項6または7に記載の金型生産管理用表示方法。
【請求項9】
前記更新ステップにおいて、金型を構成する各構成部品の各工程に要する工程時間のうち最も長い工程時間に基づく更新間隔もしくは更新タイミングで、前記表示装置へ前記ミラー画像データを送信して前記表示装置の表示画面を更新する、請求項8に記載の金型生産管理用表示方法。
【請求項10】
前記変換ステップにおいて、前記情報を金型部品もしくはワークに関する情報と作業者に関する情報とに判別し、
前記更新ステップにおいて、前記情報のうち金型部品もしくはワークに関する情報に基づいて前記表示装置の表示画面を更新する、請求項6から9のいずれか一項に記載の金型生産管理用表示方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生産管理用表示システムとその表示方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、たとえば車両の外板やエンジンのシリンダーブロックのような自動車用部品を製造するために用いられる金型は、NC(Numerical Control)工作機によって金型を構成する複数の構成部品を個別に製造し、それら複数の構成部品を組み合わせることで金型を製作している。
【0003】
近年、このような金型の構成部品を製造するために、複数のNC工作機を複数の加工ラインに配置し、それらのNC工作機の稼働状況を中央のコンピュータで一括管理する(群管理(DNC:Direct Numerical Control))ことで、金型製作のリードタイムの短縮と製造コストの抑制が図られている。また、群管理される複数のNC工作機の加工状況等の管理データは、中央コンピュータに設けられた画面上で同時に表示され、管理者や作業者等が複数のNC工作機の加工状況を一時に確認できるようになっている。
【0004】
ところで、金型を構成する各構成部品の製造ラインの管理方法として、各構成部品の加工内容や作業内容、組み立て仕様などが記入された紙製の作業指示書をそれら各構成部品に貼り付け、当該作業指示書を各構成部品とともに製造ラインで移動させる方法が知られている。たとえば、金型生産に携わる作業者は、自席に戻って書類やPCを確認する必要はなく、各構成部品に貼り付けられた各作業指示書を参照することによって、金型を構成する各構成部品に対して生産段階に応じた所望の加工もしくは作業を行うことができる。
【0005】
しかしながら、このような紙製の作業指示書を用いた従来の管理方法では、工作機による加工工程や作業者による作業工程などといった多様な工程を要する金型の製造ラインにおいて、上記作業指示書が嵩張って作業者や管理者が各構成部品の加工内容や作業内容を迅速に把握することが難しいといった問題があった。また、作業者や管理者が各構成部品の加工内容や作業内容などの履歴情報を作業指示書に記載した場合に後工程の作業者や管理者がその履歴情報を参照したり、作業者や管理者が各構成部品の加工内容や作業内容などを追加入力することが困難であり、リアルタイムに各構成部品の加工内容や作業内容、組み立て情報などを管理することができないといった問題もあった。さらに、金型の生産が完了すると多量の作業指示書が廃棄されるため、環境負荷が高いといった問題もあった。
【0006】
このような問題に対し、特許文献1には、製造ラインの各作業工程における作業の内容を適切なタイミングでかつ正確に作業者に伝えることによって製造物の生産管理を行う技術が開示されている。
【0007】
特許文献1に開示されている生産管理システムは、作業者に作業の内容を伝える作業指示書を製造物に付随させて製造ラインを移動させて製造を行うための生産管理システムにおいて、作業指示書が書き換え可能な情報記憶手段およびメモリ性を有し且つ作業の内容を表示する書き換え可能な表示手段を含み、変更指示情報に従って作業指示書の表示手段の表示内容を書き換えて当該工程における作業の内容を表示させる表示情報書換手段と、変更指示情報を作業指示書の記憶手段に書き込む記憶情報書換手段と、製造ラインを管理するとともに作業指示書を書き換える際に表示情報書換手段および記憶情報書換手段に対して変更指示情報を送るホスト管理手段を有しているシステムである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2005−63109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に開示されている生産管理システムによれば、製造工程において作業指示書に表示される作業内容を随時更新することができるため、紙製の作業指示書を用いた従来の管理方法と比較して、作業内容の変更を容易かつ確実に作業者に伝えることができる。また、それぞれの製造工程に応じた作業内容の表示を行うことができるため、作業者は作業の内容を容易かつ的確に把握して作業に当たることができる。また、作業指示書に表示する作業の内容を変更するたびに、その変更履歴を作業指示書内に保存することができるため、製造過程で履歴を残すことができるとともに、それまでの製造工程の履歴を参照することができる。さらに、生産管理情報とリンクさせることによって、リアルタイムに製造ライン上に存在する製品タイプの種類や製造状態、工程の進捗度合いなどの情報を把握することができる。
【0010】
しかしながら、複数の加工工程や作業工程を経て製造される金型の製造ラインでは、金型を構成する各構成部品の各工程に要する工程時間が各構成部品で大きく相違する場合がある。そのため、たとえば加工時間の長い構成部品をNC工作機で加工する際に、製造ライン上で別の構成部品の待機時間が極めて長くなる場合がある。このようなことから、特許文献1に開示されている生産管理システムにおいては、作業内容を随時更新する作業指示書が待機時間中にバッテリ切れを起こす可能性があり、たとえば作業者が実際の作業もしくは加工に携わる際に、各構成部品の加工内容や作業内容、組み立て情報などを把握することができなくなるといった問題が生じ得る。
【0011】
本発明は上記する課題に鑑みてなされたものであり、複数の加工工程や作業工程を経て製造される金型の製造ラインにおいて、金型を構成する各構成部品の加工内容や作業内容、組み立て情報などを確実に表示することのできる生産管理用表示システムとその表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を達成すべく、本発明の生産管理用表示システムは、少なくとも金型製作の計画に関する計画情報と、金型加工用の工作機から得られる加工情報と、前記計画情報と加工情報から得られる金型加工もしくは金型作業の進捗情報とを有する金型生産管理装置と、金型部品もしくはワークに付随して移送される表示装置と、を備え、前記金型生産管理装置の情報に基づいて前記表示装置の表示画面を更新する金型生産管理用表示システムであって、前記表示システムは、前記金型生産管理装置の情報に基づいて表示用データを作成し、該表示用データを少なくともマスター画像データと該マスター画像データのミラー画像データを含む複数の画像データに変換する画像変換サーバと、該画像変換サーバによって変換された画像データを保存するとともに、該画像データのうち前記ミラー画像データを前記表示装置へ送信して該表示装置の表示画面を更新する保存サーバと、をさらに備えているものである。
【0013】
上記する生産管理用表示システムによれば、当該表示システムが、金型生産管理装置の情報に基づいて表示用データを作成し、この表示用データをマスター画像データと該マスター画像データのミラー画像データを含む複数の画像データに変換する画像変換サーバと、画像変換サーバによって変換された画像データを保存するとともに、該画像データのうち前記ミラー画像データを表示装置へ送信する保存サーバと、を備えることによって、表示装置で表示用データを作成して複数の画像データに変換する必要がないため、表示装置の表示画面を更新する際の消費電力を抑制することができる。また、当該表示システムが上記保存サーバを備えることによって、表示用データを変換した画像データを保存サーバ内に保有することができるため、金型生産管理装置の情報を前記表示装置の表示画面に表示させるとともに、たとえば作業者や管理者などの個人用PCの画面や中央コンピュータに設けた表示パネルの画面などに当該金型生産管理装置の情報を表示させることができる。
【0014】
また、上記する生産管理用表示システムは、前記保存サーバには、前記表示装置の表示画面の画像データ数が予め記憶されており、前記保存サーバが、該画像データ数に応じた通信回数で前記表示装置へ前記ミラー画像データを送信して該表示装置の表示画面を更新するようになっているものである。
【0015】
上記する生産管理用表示システムによれば、保存サーバと表示装置が表示装置の表示画面の画像データ数に応じた通信回数で通信し、保存サーバが、その通信回数で表示装置へミラー画像データを送信して表示装置の表示画面を更新することによって、表示装置の表示画面を更新する際に保存サーバと表示装置を適正な通信回数で通信させることができるため、表示装置の消費電力を更に抑制することができる。
【0016】
また、上記する生産管理用表示システムは、前記保存サーバが、前記金型製作の計画に関する計画情報、または、前記金型加工もしくは金型作業の進捗情報に基づく更新間隔もしくは更新タイミングで、前記表示装置へ前記ミラー画像データを送信して前記表示装置の表示画面を更新するようになっているものである。
【0017】
上記する生産管理用表示システムによれば、保存サーバが、金型製作の計画に関する計画情報、または、金型加工もしくは金型作業の進捗情報に基づく更新間隔もしくは更新タイミングで表示装置へミラー画像データを送信することによって、複数の加工工程や作業工程を要する金型の製造工程において適正な更新間隔もしくは更新タイミングで表示装置へミラー画像データが送信され、適正な更新間隔もしくは更新タイミングで表示装置の表示画面が更新されるため、表示装置の消費電力を効果的に抑制することができる。
【0018】
また、上記する生産管理用表示システムは、前記保存サーバが、金型を構成する各構成部品の各工程に要する工程時間のうち最も長い工程時間に基づく更新間隔もしくは更新タイミングで、前記表示装置へ前記ミラー画像データを送信して前記表示装置の表示画面を更新するようになっているものである。
【0019】
上記する生産管理用表示システムによれば、保存サーバが、金型を構成する各構成部品の各工程に要する工程時間のうち最も長い工程時間に基づく更新間隔もしくは更新タイミングで表示装置へミラー画像データを送信することよって、金型を構成する各構成部品の各工程に要する工程時間が各構成部品で大きく相違する金型の製造工程において、適正な更新間隔もしくは更新タイミングで表示装置へミラー画像データが送信され、適正な更新間隔もしくは更新タイミングで表示装置の表示画面が更新されるため、表示装置の消費電力をより効果的に抑制することができる。
【0020】
また、上記する生産管理用表示システムは、前記保存サーバが、前記金型生産管理装置の情報を金型部品もしくはワークに関する情報と作業者に関する情報とに判別し、該金型生産管理装置の情報のうち金型部品もしくはワークに関する情報に基づいて前記表示装置の表示画面を更新するようになっているものである。
【0021】
上記する生産管理用表示システムによれば、保存サーバが、金型生産管理装置の情報を金型部品もしくはワークに関する情報と作業者に関する情報とに判別し、金型生産管理装置の情報のうち金型部品もしくはワークに関する情報に基づいて表示装置の表示画面を更新することによって、保存サーバと表示装置との間の通信時間や通信負荷を抑制することができるため、表示装置の表示画面を更新する際の消費電力をより一層抑制することができる。
【0022】
また、本発明の生産管理用表示方法は、少なくとも金型製作の計画に関する計画情報と、金型加工用の工作機から得られる加工情報と、前記計画情報と加工情報から得られる金型加工もしくは金型作業の進捗情報とからなる情報に基づいて、金型部品もしくはワークに付随して移送される表示装置の表示画面を更新する金型生産管理用表示方法であって、画像変換サーバによって前記情報に基づいて表示用データを作成し、該表示用データを少なくともマスター画像データと該マスター画像データのミラー画像データを含む複数の画像データに変換する変換ステップと、前記画像変換サーバによって変換された画像データを保存サーバに保存する保存ステップと、前記保存サーバに保存された画像データのうち前記ミラー画像データを前記表示装置へ送信して該表示装置の表示画面を更新する更新ステップと、からなる方法である。
【0023】
上記する生産管理用表示方法によれば、画像変換サーバによって表示用データを作成して複数の画像データに変換し、画像変換サーバによって変換された画像データを保存サーバに保存し、保存サーバに保存された画像データのうちミラー画像データを表示装置へ送信することによって、表示装置で表示用データを作成して複数の画像データに変換する必要がないため、表示装置の表示画面を更新する際の消費電力を抑制することができる。また、画像変換サーバで変換された画像データを保存サーバに保存することによって、計画情報や加工情報、金型加工もしくは金型作業の進捗情報などの情報を前記表示装置の表示画面に表示させるとともに、たとえば作業者や管理者などの個人用PCの画面や中央コンピュータに設けた表示パネルの画面などに当該情報を表示させることができる。
【発明の効果】
【0024】
以上の説明から理解できるように、本発明の生産管理用表示システムとその表示方法によれば、複数の加工工程や作業工程を経て製造される金型の製造ラインにおいて、金型部品もしくはワークに付随して移送される表示装置の表示画面を更新する際に当該表示装置の消費電力を抑制することができ、金型を構成する各構成部品の加工内容や作業内容、組み立て情報などを確実に表示することができるため、金型生産に携わる作業者や管理者が各構成部品の加工内容や作業内容などを確実に把握することができ、金型の生産工程を適正に管理することができ、金型の生産性を格段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の生産管理用表示システムの実施の形態1の全体構成を概略的に示す全体構成図である。
図2図1で示すワークかんばんの外観を概略的に示す斜視図である。
図3図2で示すワークかんばんの不揮発性表示部の原理を説明する図である。
図4】本発明の生産管理用表示方法の実施の形態1を概略的に説明するフロー図である。
図5】ワークかんばんの表示画面を示す図であって、(a)は正常時の表示画面の一例を示す図であり、(b)は遅れ発生時の表示画面の一例を示す図である。
図6】本発明の生産管理用表示システムの実施の形態2の全体構成を概略的に示す全体構成図である。
図7】SNRと認識率の関係を示す図であって、(a)は、話者毎のSNRと認識率の関係を示す図であり、(b)は、端末タイプ毎のSNRと認識率の関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面を参照して本発明の生産管理用表示システムとその表示方法の実施の形態を説明する。
【0027】
[生産管理用表示システムの実施の形態1]
まず、図1図3を参照して、本発明の生産管理用表示システムの実施の形態1を説明する。図1は、本発明の生産管理用表示システムの実施の形態1の全体構成を概略的に示す全体構成図である。また、図2は、図1で示すワークかんばんの外観を概略的に示す斜視図であり、図3は、図2で示すワークかんばんの不揮発性表示部の原理を説明する図である。
【0028】
図1に示す生産管理用表示システム100は、主として、金型生産管理装置1と、画像変換サーバ2と、Webサーバ(保存サーバ)3と、無線LANアクセスポイント4と、ワークかんばん(表示装置)5と、を備えており、それぞれが有線もしくは無線で接続されている。
【0029】
金型生産管理装置1は、たとえば実績収集サブシステム(POPともいう)11や進捗管理サブシステム12などを有しており、NC工作機13の稼働状況を一括管理するDNC(Direct Numerical Control)15を介して収集したNC工作機13の加工情報が実績収集サブシステム11へ送信されるようになっている。また、進捗管理サブシステム12は、実績収集サブシステム11と接続されていて、たとえば利用者PC19から入力される金型製作の計画に関する計画情報と実績収集サブシステム11から送信されるNC工作機13の加工情報とから金型加工もしくは金型作業の進捗情報(たとえば金型に対する加工や作業の着手や完了)を算出するとともに、NC工作機13に設けられた加工進捗表示装置14や、工程管理者や作業責任者等の詰め所、作業者全員が視認できる工場内のメイン通路脇やその頭上、加工ライン毎の頭上等に設けられた総合表示装置17にその進捗情報を表示するようになっている。なお、DNC15はCAD/CAM16と接続されていて、金型等の設計データをDNC15を介してNC工作機13へ送信できるようになっている。
【0030】
画像変換サーバ2は、金型生産管理装置1や利用者PC19の金型製作の計画に関する計画情報やNC工作機13の加工情報、金型加工もしくは金型作業の進捗情報などの各種情報を受信し、その各種情報に基づいて表示用データを作成する。また、この表示用データをマスター画像データと該マスター画像データのミラー画像データを含む複数の画像データに変換してWebサーバ3へ送信するようになっている。
【0031】
また、Webサーバ3は、画像変換サーバ2から送信された画像データを保存するとともに、金型部品もしくはワークに付随して加工ライン上で移送されるワークかんばん5に対して画像データのうちミラー画像データを無線LANアクセスポイント4を介して送信するようになっている。
【0032】
そして、ワークかんばん5は、Webサーバ3から送信されたミラー画像データに基づいてその表示画面を更新し、たとえば当該ワークかんばん5が付随する金型部品もしくはワークの各種情報をその表示画面に表示するようになっている。
【0033】
具体的には、ワークかんばん5は、図2で示すように、主として、プラスチック製の基板32と、マイクロカプセル型電気泳動方式を用いた不揮発性表示部31と、基板32の内部に設けられた無線通信部33と、を有している。
【0034】
基板32は、略矩形状(たとえば、約200mm×約140mm×約20mm)を呈しており、その側面には、不揮発性表示部31に表示される表示画面を切り換える切換ボタン34が配設され、その表面の角部には、不揮発性表示部31に表示される表示画面を最新の情報で更新する更新ボタン35が配設されている。
【0035】
また、不揮発性表示部31は、図3で示すように、表面側(ワークかんばん5の表示面側)の透明電極36と、背面側(ワークかんばん5の内部側)の背面電極37と、透明電極36と背面電極37の間に配置された複数のマイクロカプセル38と、を有しており、各マイクロカプセル38の内部には、帯電した白の顔料39aと黒の顔料39bが封入されている。
【0036】
これにより、たとえば予め設定された更新間隔や更新タイミング、作業者や管理者等の更新ボタン35の押圧、ワークかんばん5の起動などによって、Webサーバ3からワークかんばん5へミラー画像データが送信されると、不図示のディスプレイドライバによって透明電極36と背面電極37の間に上記ミラー画像データに応じた電界が印加され、白の顔料39aと黒の顔料39bがそれぞれマイクロカプセル38の内部で透明電極36側もしくは背面電極37側へ移動し、不揮発性表示部31の表示画面に所望の文字や形状を表示して不揮発性表示部31の表示画面を更新する。また、各マイクロカプセル38内の各顔料39a、39bは、一旦電界が印加された後はワークかんばん5の電源が切断された状態でも各顔料39a、39bの位置が変化せず、ワークかんばん5の電源(バッテリ)が切れても表示画面が変化しないようになっている。そのため、画面表示を継続するための電力が不要となり、さらに、表示画面を変更する際にも変更前と異なるマイクロカプセル38の部分のみに電界を印加させて表示画面を変更することができるため、不揮発性表示部31に表示画面を表示させる際の消費電力を大幅に低減することができる。これにより、金型を構成する各構成部品で工程時間が大きく相違するような金型の製造ラインでこのワークかんばん5を使用する場合であっても、ワークかんばん5のバッテリ切れを回避したり、仮にバッテリ切れが発生したとしてもワークかんばん5の表示画面が消えることを回避することができる。
【0037】
[生産管理用表示方法の実施の形態1]
次に、図4および図5を参照して、本発明の生産管理用表示方法の実施の形態1を説明する。図4は、本発明の生産管理用表示方法の実施の形態1を概略的に説明するフロー図である。また、図5は、ワークかんばんの表示画面を示す図であって、図5(a)は正常時の表示画面の一例を示す図であり、図5(b)は遅れ発生時の表示画面の一例を示す図である。
【0038】
図4で示すように、まず、STEP1では、金型生産管理装置1や利用者PC19から金型製作の計画に関する計画情報やNC工作機13の加工情報、金型加工もしくは金型作業の進捗情報などの各種情報を画像変換サーバ2へ送信する。
【0039】
次いで、STEP2では、画像変換サーバ2によってその各種情報に基づいて表示用データを作成し、表示用データをマスター画像データと該マスター画像データのミラー画像データを含む複数の画像データに変換してWebサーバ3へ送信する。
【0040】
次に、STEP3では、Webサーバ3によってその画像データを保存する。ここで、Webサーバ3では、ワークかんばん5毎に格納フォルダが作成されており、NC工作機13の加工情報や金型加工もしくは金型作業の進捗情報などの各種情報と各ワークかんばん5との関連付け(紐付けともいう)が行われている。また、Webサーバ3のワークかんばん5毎の各格納フォルダには、金型部品やワークの情報量、すなわちワークかんばん5に表示させる表示画面の画像データ数(たとえば10枚)に応じて複数のミラー画像データが保存される。
【0041】
そして、STEP4では、Webサーバ3に保存された画像データのうち必要数のミラー画像データをワークかんばん5へ送信してそのワークかんばん5の表示画面を更新する(図5(a)参照)。その際、Webサーバ3にはワークかんばん5に表示させる表示画面の画像データ数が予め記憶されており、Webサーバ3からその画像データ数に応じた通信回数でワークかんばん5へ必要数のミラー画像データを送信する。これにより、作業者や管理者等がワークかんばん5の側面に設けられた切換ボタン34を押圧すると、ワークかんばん5の表示画面に異なる情報からなる表示画面を表示させることができる。
【0042】
また、予め設定された更新間隔や更新タイミング、作業者や管理者等のワークかんばん5の更新ボタン35の押圧、ワークかんばん5の起動などによって、それらの信号がワークかんばん5からWebサーバ3へ送信されると、Webサーバ3は新たなミラー画像データをワークかんばん5へ送信してそのワークかんばん5の表示画面を更新する。たとえば、NC工作機の刃具の折れによって進捗状況に遅れが発生した場合には、図5(b)で示すように、作業者や管理者が「遅れ要因」や「進捗状況」を認識し易い画面でもってワークかんばん5の表示画面を更新する。
【0043】
ここで、予め設定された更新間隔や更新タイミングは、たとえば金型生産管理装置1の金型製作の計画に関する計画情報や金型加工もしくは金型作業の進捗情報などに基づいて規定される。また、予め設定された更新間隔や更新タイミングが金型生産管理装置1の金型製作の計画に関する計画情報に基づいて規定される場合には、たとえば金型を構成する各構成部品の各工程に要する工程時間(たとえば、工作機による加工時間や作業者による作業時間)のうち最も長い工程時間に基づいて規定してもよいし、前記工程時間のうち最も短い工程時間に基づいて規定してもよい。
【0044】
たとえば、予め設定された更新間隔や更新タイミングを、金型を構成する各構成部品の各工程に要する工程時間のうち最も長い工程時間に基づいて規定する場合には、最も長い工程時間をワークかんばん5のバッテリ寿命と仮定し、そのバッテリ寿命を表示画面の更新毎のバッテリ消費量で除することで、ワークかんばん5の表示画面の更新間隔(たとえば30分)を規定することができる。これにより、ワークかんばん5の表示画面の更新回数を低減することができ、表示画面の更新によるワークかんばん5のバッテリ消費を抑制することができる。また、予め設定された更新間隔や更新タイミングを、金型を構成する各構成部品の各工程に要する工程時間のうち最も短い工程時間に基づいて規定する場合には、その最も短い工程時間を更新間隔に規定することができる。これにより、ワークかんばん5の表示画面の更新回数が増加するものの、ワークかんばん5の表示画面の情報鮮度を高めることができる。また、予め設定された更新間隔や更新タイミングを、金型加工もしくは金型作業の進捗情報に基づいて規定する場合には、金型加工もしくは金型作業の進捗情報の更新タイミングに同期するようにワークかんばん5の表示画面の更新タイミングを規定することができる。これにより、ワークかんばん5の表示画面の更新回数が増加するものの、ワークかんばん5の表示画面の情報鮮度を高めることができる。
【0045】
このように、本実施の形態1によれば、ワークかんばん5で表示用データを作成して複数の画像データに変換する必要がないため、ワークかんばん5の表示画面を更新する際の消費電力を抑制することができる。また、Webサーバ3とワークかんばん5の通信回数やワークかんばん5の表示画面の更新間隔や更新タイミングを適正に設定することによって、表示画面の更新によるワークかんばん5の消費電力を抑制することができる。さらに、表示用データを変換した画像データがWebサーバ3内に保有されるため、金型生産管理装置1の情報をワークかんばん5の表示画面に表示させるとともに、たとえば作業者や管理者などの個人用PCや中央コンピュータに設けた表示パネルの画面などに当該金型生産管理装置1の情報を同時に表示させることもでき、金型生産の管理効率を高めることができる。
【0046】
[生産管理用表示システムの実施の形態2]
次に、図6および図7を参照して、本発明の生産管理用表示システムの実施の形態2を説明する。図6は、本発明の生産管理用表示システムの実施の形態2の全体構成を概略的に示す全体構成図である。
【0047】
図6で示す実施の形態2の生産管理用表示システム100Aは、図1で示す実施の形態1の生産管理用表示システム100に対して、Webサーバ3に保存された画像データが作業者や管理者の携帯表示装置にも送信される点が相違しており、その他の構成は実施の形態1の生産管理用表示システム100と同様である。したがって、図1で示す実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0048】
図6で示す生産管理用表示システム100Aは、主として、金型生産管理装置1Aと、画像変換サーバ2Aと、Webサーバ(保存サーバ)3Aと、無線LANアクセスポイント4Aと、ワークかんばん(表示装置)5Aと、携帯表示装置6Aと、を備えており、それぞれが有線もしくは無線で接続されている。
【0049】
画像変換サーバ2Aは、金型生産管理装置1Aや利用者PC19Aの金型製作の計画に関する計画情報やNC工作機13Aの加工情報、金型加工もしくは金型作業の進捗情報などの各種情報を受信し、その各種情報に予め付与された「作業工程符号(作業者等が作業する工程に付与される符号)」などに基づいて各種情報を金型部品もしくはワークに関する情報と作業者に関する情報(たとえば、作業指示や不具合情報、工作機の故障など)とに判別する。次に、例えば作業工程符号などが付与された情報は、作業者等の「人」に関する情報であることから、その「人」に関する情報に基づいて携帯表示装置用の表示用データを作成する。一方で、例えば作業工程符号などが付与されていない情報は、工作機等の「機械」に関する情報であることから、その「機械」に関する情報に基づいてワークかんばん用の表示用データを作成する。そして、携帯表示装置用の表示用データを画像データ(マスター画像データ)に画像変換し、ワークかんばん用の表示用データをマスター画像データと該マスター画像データのミラー画像データを含む複数の画像データに画像変換して、Webサーバ3Aへ送信するようになっている。なお、携帯表示装置用やワークかんばん用の全ての表示用データを、マスター画像データと該マスター画像データのミラー画像データの二種類の画像データに画像変換して、Webサーバ3Aへ送信してもよい。
【0050】
Webサーバ3Aは、画像変換サーバ2Aから送信された画像データを保存するとともに、無線LANアクセスポイント4Aを介して、ワークかんばん用の表示用データから変換された画像データのミラー画像データをワークかんばん5Aへ送信し、携帯表示装置用の表示用データから変換された画像データ(マスター画像データ)を作業者や管理者等の携帯表示装置6Aへ送信するようになっている。
【0051】
そして、ワークかんばん5Aは、Webサーバ3Aから送信されたミラー画像データに基づいてその表示画面を更新し、当該ワークかんばん5Aが付随する金型部品もしくはワークに関する情報をその表示画面に表示するようになっている。また、携帯表示装置6Aは、Webサーバ3Aから送信された画像データに基づいて当該携帯表示装置6Aを携帯する作業者等に関する情報をその表示画面に表示させるようになっている。
【0052】
これにより、Webサーバ3Aからワークかんばん5Aへ送信される情報を最適化することができ、Webサーバ3Aとワークかんばん5Aとの間の通信時間や通信負荷を抑制することができるため、ワークかんばん5Aの表示画面を更新する際の消費電力を抑制することができる。また、作業者や管理者等の携帯表示装置6Aに対して適切な情報を送信して表示させることができるため、金型生産に携わる作業者や管理者が確実に必要な情報を把握することができ、金型生産の作業効率や管理効率を高めることができ、金型の生産性を向上させることができる。
【0053】
また、携帯表示装置6Aは、作業者や管理者等の音声によって加工情報や作業情報などが入力されるようになっている。その際、金型の製造ラインでは様々なノイズが存在しており、作業者や管理者等の話者や携帯表示装置6Aの端末タイプ等に応じてその認識率やSNR(Signal to Noise Ratio)値が変化することが本発明者等によって確認されている。ここで、SNRとは、信号に対するノイズ(騒音)の量を対数で表したものであり、一般に20dB以上で騒音が少なく高品質の信号が得られるとされている値である。
【0054】
表1は、金型の製造ラインでのノイズ種類と各ノイズの騒音値、各ノイズにおける話者毎および端末タイプ毎の認識率、各ノイズにおけるSNR値の関係を表したものである。また、図7は、SNRと認識率の関係を示す図であって、図7(a)は、話者毎のSNRと認識率の関係を示す図であり、図7(b)は、端末タイプ毎のSNRと認識率の関係を示す図である。なお、図7(b)では、端末タイプ毎の話者Aと話者Bの平均を示している。
【0055】
<表1>
【0056】
表1および図7で示すように、たとえば認識率の閾値を90%とし、SNR値の閾値を20dBとした場合、金型の製造ラインにおいて携帯表示装置6Aが各作業者や各管理者等の音声を精緻に認識することができない場合がある。そこで、携帯表示装置6Aは、金型生産管理装置1Aの金型製作の計画に関する計画情報やNC工作機13Aの加工情報、金型加工もしくは金型作業の進捗情報などの各種情報に基づいてフィルタリング(ノイズキャンセル)するべき周波数を自動設定する。これにより、携帯表示装置6Aが各作業者や各管理者等の音声を精緻に認識することができ、作業者や管理者等が携帯表示装置6Aに加工情報や作業情報などの各種情報を正確に入力することができる。
【0057】
なお、上記する実施の形態では、マイクロカプセル型電気泳動方式を用いた不揮発性表示部を有するワークかんばんを利用した形態について説明したが、たとえば二色粒子回転制御素子やトナーディスプレイ方式、電子粉流体を応用した表示素子、コレステリック液晶、強誘電液晶などのメモリ性液晶などを応用した表示素子などを用いた表示部を有する表示装置を利用してもよい。
【0058】
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0059】
1…金型生産管理装置、2…画像変換サーバ、3…Webサーバ(保存サーバ)、4…無線LANアクセスポイント、5…ワークかんばん(表示装置)、6A…携帯表示装置、11…実績収集サブシステム、12…進捗管理サブシステム、13…NC工作機、14…加工進捗表示装置、15…DNC、16…CAD/CAM、17…総合表示装置、19…利用者PC、100、100A…生産管理用表示システム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7