特許第6022950号(P6022950)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シャープ株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6022950-携帯情報端末 図000002
  • 特許6022950-携帯情報端末 図000003
  • 特許6022950-携帯情報端末 図000004
  • 特許6022950-携帯情報端末 図000005
  • 特許6022950-携帯情報端末 図000006
  • 特許6022950-携帯情報端末 図000007
  • 特許6022950-携帯情報端末 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6022950
(24)【登録日】2016年10月14日
(45)【発行日】2016年11月9日
(54)【発明の名称】携帯情報端末
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/32 20060101AFI20161027BHJP
   G06F 3/0482 20130101ALI20161027BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20161027BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20161027BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20161027BHJP
   H04M 1/73 20060101ALI20161027BHJP
【FI】
   G06F1/32 Z
   G06F3/0482
   G06F3/0484 120
   G06F3/0488
   H04M1/00 R
   H04M1/73
【請求項の数】5
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2013-6733(P2013-6733)
(22)【出願日】2013年1月17日
(65)【公開番号】特開2014-137753(P2014-137753A)
(43)【公開日】2014年7月28日
【審査請求日】2015年9月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107847
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 聡
(72)【発明者】
【氏名】櫻井 佑輔
【審査官】 佐賀野 秀一
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/124454(WO,A1)
【文献】 特開2012−181847(JP,A)
【文献】 特開2012−175213(JP,A)
【文献】 特開2012−105237(JP,A)
【文献】 特開2005−084276(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 1/32
G06F 3/0482
G06F 3/0484
G06F 3/0488
H04M 1/00
H04M 1/73
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通常モード及び上記通常モードよりも消費電力を低減させた省電力モード間で動作モードを切替可能な携帯情報端末において、
表示面上に画像を表示するとともに、上記表示面へのタッチ操作を検出するタッチパネルと、
非ロック状態では、アプリケーションプログラム又はコンテンツデータを選択するためのメニュー画面を上記表示面に表示し、ロック状態では、ロック画面を上記表示面に表示する表示制御手段と、
上記ロック画面上の第1のロック解除操作子に対するユーザ操作に基づいて、上記タッチパネルを非ロック状態に遷移させる第1のロック解除手段と、
上記ロック画面上の第2のロック解除操作子に対するユーザ操作に基づいて、上記タッチパネルを非ロック状態に遷移させるとともに、動作モードを上記通常モードに切り替える第2のロック解除手段と、
内蔵電池の電池残量を検出する電池残量検出手段とを備え、
上記表示制御手段は、上記電池残量及び上記動作モードに基づいて、第2のロック解除操作子を上記ロック画面上に表示することを特徴とする携帯情報端末。
【請求項2】
上記ロック画面上の第3のロック解除操作子に対するユーザ操作に基づいて、上記タッチパネルを非ロック状態に遷移させるとともに、動作モードを上記省電力モードに切り替える第3のロック解除手段を備え、
上記表示制御手段は、上記電池残量及び上記動作モードに基づいて、第2のロック解除操作子及び第3のロック解除操作子のいずれか一方を上記ロック画面上に表示することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報端末。
【請求項3】
上記表示制御手段は、上記電池残量を第1閾値及び第1閾値よりも小さい第2閾値と比較した比較結果に基づいて、第2のロック解除操作子及び第3のロック解除操作子のいずれか一方を上記ロック画面上に表示することを特徴とする請求項2に記載の携帯情報端末。
【請求項4】
上記内蔵電池が充電中であるか否かを判別する充電状態判別手段を備え、
上記表示制御手段は、上記電池残量を第1閾値及び第2閾値と比較した比較結果と、上記内蔵電池が充電中であるか否かの判別結果とに基づいて、第2のロック解除操作子及び第3のロック解除操作子のいずれか一方を上記ロック画面上に表示することを特徴とする請求項3に記載の携帯情報端末。
【請求項5】
上記表示制御手段は、上記省電力モードであり、かつ、上記電池残量が第1閾値以上である場合と、上記省電力モードであり、かつ、上記内蔵電池が充電中である場合とに、第2のロック解除操作子を上記ロック画面上に表示することを特徴とする請求項4に記載の携帯情報端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯情報端末に係り、さらに詳しくは、表示面へのタッチ操作を検出するタッチパネルを備えた携帯情報端末の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯情報端末には、表示面上に画像を表示するとともに、表示面へのタッチ操作を検出するタッチパネルを備えたものが少なくない。この種の携帯情報端末には、無駄な電力消費による内蔵電池の消耗を抑制するために、一定時間操作が行われなければスリープ状態に自動的に遷移させる機能が設けられている。スリープ状態では、タッチパネルへの電源供給が遮断され、スリープ状態の解除には、タッチパネルとは別個に設けられた操作キーを押下する必要がある。
【0003】
通常、スリープ状態の解除後は、タッチパネルのロック状態であり、ユーザにロック解除操作を促すためのロック画面が表示面に表示される。例えば、ロック画面上の操作子に対し所定の操作を行うことにより、タッチパネルは、非ロック状態に遷移し、各種のアプリケーションプログラム又はコンテンツデータを選択するためのメニュー画面が表示面に表示される。ロック画面上の操作子に対する所定の操作以外の操作ではロック状態を解除することはできず、また、一定時間操作が行われなければスリープ状態に遷移する。
【0004】
上述した操作子に対する所定の操作からなるロック解除操作は、携帯情報端末を使用するたびに繰り返されるユーザ操作であることから、ロック解除操作によってロック解除以外の処理も実行させることができれば、ユーザの利便性を向上させることができる。例えば、ロック画面上にロック解除用のアイコンを表示し、アイコンを操作することにより、タッチパネルを非ロック状態に遷移させるとともに、動作モードをマナーモードに切り替える携帯端末が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2012−95069号公報
【特許文献2】特開2012−133787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
最近の携帯情報端末では、高機能化、大画面化に伴って消費電力が増大し、内蔵電池が早く消耗してしまうという問題があった。このため、不必要な電力消費を抑制することにより、1回の充電によって使用できる時間を長くすることが重要になってきている。そこで、通常モードと通常モードよりも消費電力を低減させた省電力モードとの間で動作モードを切り替えることが可能な携帯情報端末では、タッチパネルのロック解除と同時に動作モードを省電力モード及び通常モード間で切り替えることが考えられる。
【0007】
通常、動作モードの切替は、操作キーの押下操作によってメニュー画面を表示させ、表示面へのタッチ操作によって所望のメニュー項目を選択するという一連のユーザ操作によって行われる。このため、ロック解除操作によって動作モードを省電力モード及び通常モード間で切り替えることにより、煩雑なユーザ操作を行わなくても動作モードを切り替えることができる。
【0008】
しかしながら、内蔵電池の電池残量が少ないにもかかわらずロック解除操作によって動作モードを通常モードに切り替えれば、消費電力の増大によって内蔵電池の消耗が早くなってしまうという問題がある。また、携帯情報端末の使用環境によっては、内蔵電池が十分な電池残量を有する状態であっても、省電力モードを維持することによって携帯情報端末の使用可能な時間を十分に確保することが望ましい場合がある。例えば、屋外での使用時など、充電が困難な環境下で長時間の使用が見込まれるような場合が考えられる。この様な場合には、電池残量が多いからといってロック解除操作によって動作モードを通常モードに切り替えれば、利便性が著しく損なわれてしまうという問題もある。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、煩雑なユーザ操作を必要とすることなく、ロック解除操作によって動作モードを通常モードに切り替えることができる携帯情報端末を提供することを目的とする。特に、内蔵電池の電池残量に応じて、動作モードを通常モードに切り替えることができる携帯情報端末を提供することを目的とする。また、ロック解除と共に動作モードを通常モードに切り替えるか否かを選択することができる携帯情報端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明による携帯情報端末は、通常モード及び上記通常モードよりも消費電力を低減させた省電力モード間で動作モードを切替可能な携帯情報端末であって、表示面上に画像を表示するとともに、上記表示面へのタッチ操作を検出するタッチパネルと、非ロック状態では、アプリケーションプログラム又はコンテンツデータを選択するためのメニュー画面を上記表示面に表示し、ロック状態では、ロック画面を上記表示面に表示する表示制御手段と、上記ロック画面上の第1のロック解除操作子に対するユーザ操作に基づいて、上記タッチパネルを非ロック状態に遷移させる第1のロック解除手段と、上記ロック画面上の第2のロック解除操作子に対するユーザ操作に基づいて、上記タッチパネルを非ロック状態に遷移させるとともに、動作モードを上記通常モードに切り替える第2のロック解除手段と、内蔵電池の電池残量を検出する電池残量検出手段とを備え、上記表示制御手段が、上記電池残量及び上記動作モードに基づいて、第2のロック解除操作子を上記ロック画面上に表示するように構成される。
【0011】
この様な構成によれば、内蔵電池の電池残量と動作モードとに応じて、第2のロック解除操作子がロック画面上に表示されるので、動作モードが省電力モードであり、かつ、十分な電池残量がある場合に、第2のロック解除操作子をロック画面に表示させることができる。この場合、煩雑なユーザ操作を行わなくても、第2のロック解除操作子に対し所定の操作を行うことにより、ロック解除と共に動作モードを通常モードに切り替えることができる。また、第1のロック解除操作子に加えて第2のロック解除操作子が表示されるので、ユーザは、ロック解除のみ行うのか、或いは、ロック解除と共に動作モードを通常モードに切り替えるのかを選択することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明による携帯情報端末では、煩雑なユーザ操作を必要とすることなく、ロック解除操作によって動作モードを通常モードに切り替えることができる。特に、内蔵電池の電池残量に応じて、動作モードを通常モードに切り替えることができる。従って、内蔵電池が十分な電池残量を有する状態であるにもかかわらず、省電力モードが維持され続けるのを防止することができる。また、ロック解除と共に動作モードを通常モードに切り替えるか否かを選択することができる。従って、携帯情報端末の使用環境に応じて、動作モードを通常モードに切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施の形態による携帯情報端末の一構成例を示した斜視図であり、携帯情報端末の一例として携帯電話機1が示されている。
図2図1の携帯電話機1の動作状態の変化の一例を示した状態遷移図である。
図3図1の携帯電話機1のタッチパネル11に表示される通常画面NS及びロック画面RS1〜RS3の一例を示した図である。
図4図1の携帯電話機1内の機能構成の一例を示したブロック図である。
図5図4のプロセッサ20の構成例を示したブロック図である。
図6図5のプロセッサ20におけるロック画面の表示処理の一例を示したフローチャートであり、動作モードが通常モードRMである場合の処理手順が示されている。
図7図5のプロセッサ20におけるロック画面の表示処理の一例を示したフローチャートであり、動作モードが省電力モードEMである場合の処理手順が示されている。
【発明を実施するための形態】
【0014】
<携帯電話機1>
図1は、本発明の実施の形態による携帯情報端末の一構成例を示した斜視図であり、携帯情報端末の一例として、タッチパネル11を備えた携帯電話機1が示されている。この携帯電話機1は、略矩形の操作面を有する薄型筐体10からなり、通話時には縦長状態になる上記操作面には、タッチパネル11、受話用のレシーバ12、送話用のマイクロホン13及び操作キー14a〜14cが設けられている。また、薄型筐体10内には、内蔵電池15が収容されている。
【0015】
レシーバ12は、薄型筐体10の長手方向の一方の端部に配置され、マイクロホン13及び操作キー14a〜14cは、他方の端部に配置されている。内蔵電池15は、繰り返し充放電可能な二次電池である。
【0016】
タッチパネル11は、表示面上に画像を表示するための表示装置11bと、上記表示面へのタッチ操作を検出するタッチパネルセンサ11aにより構成される。例えば、表示装置11bは、LCD(液晶ディスプレイ)と、LCDを背面側から照明するためのバックライトにより構成される。タッチパネルセンサ11aは、表示面に対するタッチ操作の操作位置を検出する操作入力装置である。例えば、タッチパネルセンサ11aには、静電容量方式のセンサが用いられる。
【0017】
レシーバ12は、受話音を出力するための音声出力装置である。マイクロホン13は、送話音を入力するための音声入力装置である。操作キー14a〜14cは、いずれもユーザの押下操作を検出する接点式スイッチからなり、各種機能が割り当てられる。例えば、操作キー14aは、前の画面に戻るためのリターンキーである。また、操作キー14bは、ホーム画面を表示するためのホームキーである。また、操作キー14cは、メニュー画面を表示するためのメニューキーである。ホーム画面は、アプリケーションプログラムを選択するためのプログラム選択画面の一つである。
【0018】
この携帯電話機1では、無駄な電力消費による内蔵電池15の消耗を抑制するために、一定時間操作が行われなければスリープ状態S1に自動的に遷移させる機能が設けられている。このスリープ状態S1は、操作キー14a〜14cの押下操作に基づいて解除される。スリープ状態S1の解除後は、タッチパネル11のロック状態S2であり、ロック画面RSが表示装置11bに表示される。ロック状態S2の解除後は、通常画面NSが表示装置11bに表示される。
【0019】
<スリープ状態S1,ロック状態S2及び非ロック状態S3>
図2は、図1の携帯電話機1の動作状態の変化の一例を示した状態遷移図である。この携帯電話機1は、その動作状態がスリープ状態S1、ロック状態S2又は非ロック状態S3のいずれかに遷移可能である。スリープ状態S1は、タッチパネル11のバックライトを消灯して表示を行わない端末状態であり、上記動作状態の中では最も消費電力が少ない。例えば、スリープ状態S1では、タッチパネル11への電源供給が遮断される一方、通信回路などの一部のデバイスには電源供給が行われる。
【0020】
スリープ状態S1において、所定のスリープ解除操作を行えば、動作状態をロック状態S2に移行させることができる。例えば、いずれかの操作キー14a〜14cに対し押下操作を行うことにより、携帯電話機1の動作状態はロック状態S2に遷移する。ロック状態S2は、ロック画面RSを表示装置11bに表示し、ロック解除操作以外のユーザ操作を受け付けない端末状態である。ロック画面RSには、ロック解除のためのロック解除操作子が表示される。ロック解除操作は、ロック解除操作子に対する所定の操作からなる。
【0021】
ロック状態S2において、ロック解除操作を行えば、タッチパネル11のロックが解除される。すなわち、ロック解除操作を行うことにより、携帯電話機1の動作状態は非ロック状態S3に遷移する。非ロック状態S3は、通常画面NSを表示装置11bに表示し、任意のユーザ操作を受け付ける端末状態である。
【0022】
ただし、ロック状態S2又は非ロック状態S3のいずれの動作状態であっても、一定時間操作を行わなければ、携帯電話機1の動作状態はスリープ状態S1に遷移する。すなわち、ロック状態S2又は非ロック状態S3において、一定時間以上無操作状態が継続すれば、動作状態はスリープ状態S1に移行する。
【0023】
携帯電話機1では、スリープ状態S1から非ロック状態S3に遷移させるのに、操作キー14a〜14cの押下操作と、ロック画面RS上の操作子に対する所定の操作とからなる一連のユーザ操作を要求することにより、無駄な電力消費を抑制しつつ、ユーザの意思に反してアプリケーションプログラムやコンテンツデータが選択されるのを防止している。
【0024】
また、ロック解除時に認証処理が行われる場合には、ロック解除操作によって認証画面が表示され、パスワード認証などの認証処理が行われる。この場合、非ロック状態S3への移行は、当該認証処理に成功した場合にのみ行われる。
【0025】
この携帯電話機1は、通常モードRMと、通常モードRMよりも消費電力を低減させた省電力モードEMとの間で動作モードを切り替えることができる。省電力モードEMは、周辺回路などの一部のデバイスの機能を停止し、或いは、制限したり、アプリケーションプログラムの動作を停止し、或いは、制限したりすることにより、電力消費の少ない動作モードである。また、通常モードRMに比べて、CPUなどのプロセッサの動作速度を遅くし、或いは、表示装置11bのバックライトの輝度を下げた動作モードを省電力モードEMとしても良い。
【0026】
通常モードRM及び省電力モードEMの切替は、操作キー14cの押下操作によってメニュー画面を表示させ、表示面へのタッチ操作によって所望のメニュー項目を選択するという一連のユーザ操作によって行うことができる。しかし、その様な一連のユーザ操作を行うことは、ユーザにとって煩雑であり、操作性が良くなかった。
【0027】
そこで、本実施の形態による携帯電話機1では、タッチパネル11のロック解除と同時に動作モードを通常モードRM及び省電力モードEM間で切り替えることができる。すなわち、煩雑なユーザ操作を必要とすることなく、ロック画面RS上のロック解除操作子に対しタッチ操作を行うだけで、動作モードを通常モードRM及び省電力モードEM間で切り替えることができる。この様な動作モードを切り替えられるロック解除操作子は、内蔵電池15の電池残量と動作モードとに基づいて表示される。
【0028】
<通常画面NS及びロック画面RS1〜RS3>
図3は、図1の携帯電話機1のタッチパネル11に表示される通常画面NS及びロック画面RS1〜RS3の一例を示した図である。図中の(a)には、非ロック状態S3において表示される通常画面NSが示されている。
【0029】
通常画面NSは、非ロック状態S3のときに表示される画面であり、ロック解除の直後は、図に示したようなプログラム選択画面が表示される。このプログラム選択画面は、アプリケーションプログラムが対応づけられたメニュー項目2からなるメニュー画面であり、電波の受信状態、現在時刻、内蔵電池15の電池残量などを示すピクトグラム(絵文字)と、2以上のメニュー項目2が表示されている。
【0030】
ピクトグラムは、画面上端部に形成されたピクト表示領域内に配置されている。メニュー項目2は、タッチ操作によって選択可能な表示オブジェクト、例えば、アイコンであり、文字列、記号、絵文字、図形などからなるシンボルによって表される。いずれかのメニュー項目2に対しタッチ操作を行うことにより、当該メニュー項目2に対応づけられたアプリケーションプログラムを起動することができる。アプリケーションプログラムの起動後は、当該アプリケーションプログラムが生成する画面が通常画面NSとして表示され、アプリケーションプログラムの終了後は、再びプログラム選択画面が表示される。
【0031】
図中の(b)〜(d)には、ロック状態S2において表示されるロック画面RS1〜RS3がそれぞれ示されている。携帯電話機1では、ロック状態S2のときにロック画面RS1〜RS3のいずれかがロック画面RSとして表示される。ロック画面RS1〜RS3のいずれをロック画面RSとして表示するのかは、内蔵電池15の電池残量をハイレベル閾値L1及びローレベル閾値L2(L2<L1)と比較した比較結果と、動作モードとに基づいて決定される。
【0032】
ロック画面RS1は、従来のロック画面である。ロック画面RS2は、ロック解除と同時に省電力モードEMに切り替えることができるロック画面である。ロック画面RS3は、ロック解除と同時に通常モードRMに切り替えることができるロック画面である。
【0033】
ロック画面RS1には、通常スライダー3のみが、タッチ操作によって選択可能な選択オブジェクトとして設けられているのに対し、ロック画面RS2には、通常スライダー3に加えて、省電力スライダー4が選択オブジェクトとして設けられている。
【0034】
通常スライダー3は、ロック状態S2を解除するためのロック解除操作子であり、所定のタッチ操作、例えば、ドラッグ操作又はスライド操作によって左右方向に移動させることができるスライド部3aを備えたアイコンからなる。ユーザは、通常スライダー3に対しドラッグ操作を行い、スライド部3aを右へ移動させることにより、タッチパネル11をロック状態S2から非ロック状態S3に遷移させ、通常画面NSを表示させることができる。
【0035】
省電力スライダー4は、ロック状態S2の解除と同時に動作モードを省電力モードEMに切り替えるためのロック解除操作子であり、通常スライダー3と同様のスライド部4aを備えたアイコンからなる。ユーザは、省電力スライダー4に対しドラッグ操作を行い、スライド部4aを右へ移動させることにより、タッチパネル11をロック状態S2から非ロック状態S3に遷移させるとともに、動作モードを省電力モードEMに切り替えることができる。
【0036】
ロック画面RS3には、通常スライダー3に加えて、省電力解除スライダー5が選択オブジェクトとして設けられている。省電力解除スライダー5は、ロック状態S2の解除と同時に動作モードを通常モードRMに切り替えるためのロック解除操作子であり、通常スライダー3と同様のスライド部5aを備えたアイコンからなる。ユーザは、省電力解除スライダー5に対しドラッグ操作を行い、スライド部5aを右へ移動させることにより、タッチパネル11をロック状態S2から非ロック状態S3に遷移させるとともに、動作モードを通常モードRMに切り替えることができる。
【0037】
上述したロック画面RS2は、動作モードが通常モードRMであり、かつ、電池残量がローレベル閾値L2以下である場合に、表示される。また、ロック画面RS3は、動作モードが省電力モードEMであり、かつ、電池残量がハイレベル閾値L1以上である場合に、表示される。
【0038】
一方、ロック画面RS1は、その他の場合に表示される。すなわち、ロック画面RS1は、動作モードが省電力モードEMであり、かつ、電池残量がローレベル閾値L2以下である場合と、動作モードが通常モードRMであり、かつ、電池残量がハイレベル閾値L1以上である場合と、電池残量AhがL2<Ah<L1を満たす場合とに表示される。
【0039】
ハイレベル閾値L1やローレベル閾値L2は、予め定められる。例えば、ハイレベル閾値L1には、内蔵電池15の満充電レベルに近い値が指定され、ローレベル閾値L2には、プロセッサなどの動作限界レベル又は内蔵電池15の放電終了レベルに近い値が指定される。
【0040】
なお、ここでは、電池残量Ahを異なる2つのハイレベル閾値L1及びローレベル閾値L2と比較して、省電力スライダー4又は省電力解除スライダー5のいずれかを表示するものとしたが、1つの判定閾値Lによっていずれのロック解除操作子を表示するのかを判別するような構成であっても良い。
【0041】
図4は、図1の携帯電話機1内の機能構成の一例を示したブロック図である。この携帯電話機1は、タッチパネルセンサ11a、表示装置11b、レシーバ12、マイクロホン13、操作キー14a〜14c、プロセッサ20、セルラー通信部21、電池残量検出部22、周辺回路23、音声処理部24及びメモリ25により構成される。
【0042】
表示装置11bは、LCD31及びバックライト32からなる。LCD31は、透過型の液晶表示パネルであり、バックライト32を点灯させることにより画像表示を行うことができる。つまり、スリープ状態S1では、バックライト32を消灯させ、ロック状態S2や非ロック状態S3では、バックライト32を点灯させている。また、表示装置11bの明るさは、バックライト32の輝度によって調整される。
【0043】
プロセッサ20は、通話制御などの主要な制御を行う主制御部である。セルラー通信部21は、セルラー基地局を介して外部機器と通信し、通信相手と通話を行うための移動体通信部である。電池残量検出部22は、内蔵電池15の電池残量Ahを検出し、その検出結果をプロセッサ20へ出力する。例えば、電池残量Ahは、内蔵電池15の出力電圧Vに基づいて検知される。
【0044】
音声処理部24は、マイクロホン13により集音された音声信号を増幅し、デジタルデータに変換してプロセッサ20へ出力する一方、プロセッサ20から出力された音声データをアナログ信号に変換して駆動信号を生成し、レシーバ12へ出力する。メモリ25には、プロセッサ20の制御プログラムや、プロセッサ20が用いるデータが保持される。メモリ25には、揮発性のRAMや不揮発性のROMの他、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子、或いは、HDD(ハードディスクドライブ)などの磁気記憶装置が用いられる。
【0045】
周辺回路23は、WLAN通信部、近距離無線通信部、GPS受信部、歩数計などのデバイスからなる。WLAN通信部は、アクセスポイントとの間で無線通信を行う通信制御部である。近距離無線通信部は、近距離無線通信用の電波を利用して外部機器との間で無線通信を行う通信制御部である。例えば、近距離無線通信部は、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)制御部からなる。GPS受信部は、位置情報を取得するために、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)衛星から送信される測位信号を受信する。歩数計は、ユーザの歩数を計測する。
【0046】
<プロセッサ20>
図5は、図4のプロセッサ20の構成例を示したブロック図である。このプロセッサ20は、第1のロック解除部101、第2のロック解除部102、第3のロック解除部103、モード切替部104、閾値記憶部105、表示制御部106及び充電状態判別部107により構成される。
【0047】
モード切替部104は、ユーザ操作に基づいて、動作モードを通常モードRM及び省電力モードEM間で切り替える。表示制御部106は、非ロック状態S3では、プログラム選択画面などの通常画面NSをタッチパネル11の表示面に表示し、ロック状態S2では、ロック画面RS1〜RS3のいずれかを表示面に表示するための画面データを生成する。
【0048】
第1のロック解除部101は、ロック画面RS1〜RS3上の通常スライダー3に対するユーザ操作に基づいて、タッチパネル11を非ロック状態S3に遷移させる。第2のロック解除部102は、ロック画面RS3上の省電力解除スライダー5に対するユーザ操作に基づいて、タッチパネル11を非ロック状態S3に遷移させるとともに、動作モードを通常モードRMに切り替えるべくモード切替部104を制御する。
【0049】
第3のロック解除部103は、ロック画面RS2上の省電力スライダー4に対するユーザ操作に基づいて、タッチパネル11を非ロック状態S3に遷移させるとともに、動作モードを省電力モードEMに切り替えるべくモード切替部104を制御する。
【0050】
表示制御部106は、電池残量Ah及び動作モードに基づいて、省電力スライダー4又は省電力解除スライダー5のいずれか一方をロック画面RS上に表示する。具体的には、電池残量Ahをハイレベル閾値L1及びローレベル閾値L2と比較した比較結果と動作モードとに基づいて、省電力スライダー4又は省電力解除スライダー5のいずれか一方をロック画面RS上に表示する。閾値記憶部105には、ハイレベル閾値L1及びローレベル閾値L2が保持される。
【0051】
充電状態判別部107は、内蔵電池15が充電中であるか否かを判別し、その判別結果を表示制御部106へ出力する。例えば、内蔵電池15が充電中であるか否かは、充電端子の電圧レベルに基づいて判別される。
【0052】
内蔵電池15が充電中であれば、外部からの電源供給を利用することができるので、現時点で電池残量Ahが少なくても、電力消費を抑制すべき緊急性が低い。そこで、表示制御部106では、電池残量Ahをハイレベル閾値L1及びローレベル閾値L2と比較した比較結果と、内蔵電池15が充電中であるか否かの判別結果とに基づいて、省電力スライダー4又は省電力解除スライダー5のいずれか一方をロック画面RS上に表示する。
【0053】
具体的には、省電力モードEMであり、かつ、電池残量Ahがハイレベル閾値L1以上である場合と、省電力モードEMであり、かつ、内蔵電池15が充電中である場合とに、省電力解除スライダー5をロック画面RS上に表示する。すなわち、これらの場合には、ロック画面RS3が表示される。
【0054】
また、通常モードRMであり、かつ、電池残量Ahがローレベル閾値L2以下であり、かつ、内蔵電池15が充電中でない場合に、省電力スライダー4をロック画面RS上に表示する。すなわち、この場合には、ロック画面RS2が表示される。
【0055】
また、省電力モードEMであり、かつ、電池残量Ahがハイレベル閾値L1未満であり、かつ、内蔵電池15が充電中でない場合と、通常モードRMであり、かつ、電池残量Ahがローレベル閾値L2以下であり、かつ、内蔵電池15が充電中である場合と、通常モードRMであり、かつ、電池残量Ahがローレベル閾値L2よりも多い場合とに、通常スライダー3のみをロック画面RS上に表示する。すなわち、これらの場合には、ロック画面RS1が表示される。
【0056】
図6のステップS101〜S106は、図5のプロセッサ20におけるロック画面の表示処理の一例を示したフローチャートであり、動作モードが通常モードRMである場合の処理手順が示されている。まず、スリープ状態S1から復帰した後、表示制御部106は、ロック画面RS1をタッチパネル11の表示面に表示する(ステップS101)。次に、充電状態判別部107は、内蔵電池15の充電状態を確認し、充電中であれば、この処理を終了する(ステップS102,S103)。
【0057】
一方、内蔵電池15が充電中でなければ、表示制御部106は、内蔵電池15の電池残量Ahを確認し(ステップS103,S104)、電池残量Ahがローレベル閾値L2以下であれば、ロック画面RS1に代えてロック画面RS2を表示面に表示する(ステップS105,S106)。
【0058】
ロック画面RS2では、通常スライダー3に加えて省電力スライダー4が表示されるので、ロック解除のみ行うのか、或いは、ロック解除と同時に動作モードを省電力モードEMに切り替えるのかをユーザは選択することができる。
【0059】
図7のステップS201〜S206は、図1の携帯電話機1におけるロック画面の表示処理の一例を示したフローチャートであり、動作モードが省電力モードEMである場合の処理手順が示されている。まず、スリープ状態S1から復帰した後、表示制御部106は、ロック画面RS1をタッチパネル11の表示面に表示する(ステップS201)。次に、充電状態判別部107は、内蔵電池15の充電状態を確認し、充電中であれば、ステップS206の処理手順へ移行する(ステップS202,S203)。
【0060】
一方、内蔵電池15が充電中でなければ、表示制御部106は、内蔵電池15の電池残量Ahを確認し(ステップS203,S204)、電池残量Ahがハイレベル閾値L1以上であれば、ロック画面RS1に代えてロック画面RS3を表示面に表示する(ステップS205,S206)。
【0061】
ロック画面RS3では、通常スライダー3に加えて省電力解除スライダー5が表示されるので、ロック解除のみ行うのか、或いは、ロック解除と同時に動作モードを通常モードRMに切り替えるのかをユーザは選択することができる。
【0062】
本実施の形態によれば、内蔵電池15の電池残量Ahと動作モードとに応じて、省電力解除スライダー5がロック画面RS上に表示されるので、動作モードが省電力モードEMであり、かつ、十分な電池残量Ahがある場合に、省電力解除スライダー5をロック画面RSに表示させることができる。この場合、煩雑なユーザ操作を行わなくても、省電力解除スライダー5に対し所定の操作を行うことにより、ロック解除と共に動作モードを通常モードRMに切り替えることができる。また、通常スライダー3に加えて省電力解除スライダー5が表示されるので、ユーザは、ロック解除のみ行うのか、或いは、ロック解除と共に動作モードを通常モードRMに切り替えるのかを選択することができる。
【0063】
なお、本実施の形態では、電池残量Ahがハイレベル閾値L1以上であるか、或いは、内蔵電池15が充電中であれば省電力解除スライダー5をロック画面RS上に表示する場合の例について説明したが、本発明は、省電力解除スライダー5の表示条件をこれに限定するものではない。例えば、電池残量Ahがハイレベル閾値L1以上であり、かつ、内蔵電池15が充電中である場合にのみ、省電力解除スライダー5をロック画面RS上に表示するような構成であっても良い。
【0064】
また、本実施の形態では、携帯電話機1に本発明を適用する場合の例について説明したが、本発明は、通信機能を有する端末装置に限らず、通信機能を有しない端末装置、例えば、タブレット端末やPDAにも適用することができる。
【0065】
また、本実施の形態では、非ロック状態S3においてプログラム選択画面がタッチパネル11の表示面に表示される場合の一例について説明したが、本発明は、非ロック時に通常画面NSとして表示されるメニュー画面をこれに限定するものではない。例えば、電子書籍などのコンテンツデータを選択するためのコンテンツ選択画面を非ロック状態S3においてタッチパネル11の表示面に表示するような構成であっても良い。
【0066】
本発明の実施の形態による携帯情報端末の構成と対応する作用効果とを以下に整理してまとめる。
第1の本発明による携帯情報端末は、通常モードRM及び通常モードRMよりも消費電力を低減させた省電力モードEM間で動作モードを切替可能な携帯情報端末であって、表示面上に画像を表示するとともに、表示面へのタッチ操作を検出するタッチパネル11と、非ロック状態S3では、アプリケーションプログラム又はコンテンツデータを選択するためのメニュー画面を表示面に表示し、ロック状態S2では、ロック画面RSを表示面に表示する表示制御部106と、ロック画面RS上の通常スライダー3に対するユーザ操作に基づいて、タッチパネル11を非ロック状態S3に遷移させる第1のロック解除部101と、ロック画面RS上の省電力解除スライダー5に対するユーザ操作に基づいて、タッチパネル11を非ロック状態S3に遷移させるとともに、動作モードを通常モードRMに切り替える第2のロック解除部102と、内蔵電池15の電池残量Ahを検出する電池残量検出部22とを備え、表示制御部106が、電池残量Ah及び動作モードに基づいて、省電力解除スライダー5をロック画面RS上に表示するように構成される。
【0067】
この様な構成によれば、内蔵電池15の電池残量Ahと動作モードとに応じて、省電力解除スライダー5がロック画面RS上に表示されるので、動作モードが省電力モードEMであり、かつ、十分な電池残量Ahがある場合に、省電力解除スライダー5をロック画面RSに表示させることができる。この場合、煩雑なユーザ操作を行わなくても、省電力解除スライダー5に対し所定の操作を行うことにより、ロック解除と共に動作モードを通常モードRMに切り替えることができる。また、通常スライダー3に加えて省電力解除スライダー5が表示されるので、ユーザは、ロック解除のみ行うのか、或いは、ロック解除と共に動作モードを通常モードRMに切り替えるのかを選択することができる。
【0068】
第2の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、ロック画面RS2上の省電力スライダー4に対するユーザ操作に基づいて、タッチパネル11を非ロック状態S3に遷移させるとともに、動作モードを省電力モードEMに切り替える第3のロック解除部103を備え、表示制御部106が、電池残量Ah及び動作モードに基づいて、省電力スライダー4及び省電力解除スライダー5のいずれか一方をロック画面RS上に表示するように構成される。この様な構成によれば、動作モードが省電力モードEMであり、かつ、十分な電池残量Ahがある場合には、省電力解除スライダー5をロック画面RSに表示させ、動作モードが通常モードRMであり、かつ、電池残量Ahが少ない場合には、省電力スライダー4をロック画面RSに表示させことができる。省電力スライダー4に対し所定の操作を行うことにより、ロック解除と共に動作モードを省電力モードEMに切り替えることができる。
【0069】
第3の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、表示制御部106が、電池残量Ahをハイレベル閾値L1及びハイレベル閾値L1よりも小さいローレベル閾値L2と比較した比較結果に基づいて、省電力スライダー4及び省電力解除スライダー5のいずれか一方をロック画面RS上に表示するように構成される。この様な構成によれば、電池残量Ahがハイレベル閾値L1以上である場合にだけ省電力解除スライダー5をロック画面RSに表示させ、電池残量Ahがローレベル閾値L2以下である場合にだけ省電力スライダー4をロック画面RSに表示させることができる。
【0070】
第4の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、内蔵電池15が充電中であるか否かを判別する充電状態判別部107を備え、表示制御部106が、電池残量Ahをハイレベル閾値L1及びローレベル閾値L2と比較した比較結果と、内蔵電池15が充電中であるか否かの判別結果とに基づいて、省電力スライダー4及び省電力解除スライダー5のいずれか一方をロック画面RS上に表示するように構成される。この様な構成によれば、内蔵電池15が充電中である場合には、省電力スライダー4を表示させないようにすることができる。
【0071】
第5の本発明による携帯情報端末は、上記構成に加え、表示制御部106が、省電力モードEMであり、かつ、電池残量Ahがハイレベル閾値L1以上である場合と、省電力モードEMであり、かつ、内蔵電池15が充電中である場合とに、省電力解除スライダー5をロック画面RS3上に表示するように構成される。この様な構成によれば、十分な電池残量Ahがあるか、或いは、内蔵電池15が充電中であるにもかかわらず、省電力モードEMが維持され続けるのを抑制することができる。
【符号の説明】
【0072】
1 携帯電話機
11 タッチパネル
20 プロセッサ
21 セルラー通信部
22 電池残量検出部
23 周辺回路
101 第1のロック解除部
102 第2のロック解除部
103 第3のロック解除部
104 モード切替部
105 閾値記憶部
106 表示制御部
107 充電状態判別部
3 通常スライダー
4 省電力スライダー
5 省電力解除スライダー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7