【課題を解決するための手段】
【0014】
フェイスリフトおよび深部組織引き締め、および/または光老化した組織、にきび、脂腺、および/または汗腺の処置などに使用する非侵襲性の組織処置ための方法およびシステムが提供される。
【0015】
例えば、フェイスリフトおよび深部組織引き締めのために、典型的な方法と処置システムは、SMAS領域の処置のための画像化、監視、および焼灼を行うよう構成することができる。典型的な実施例によると、典型的な方法とシステムは、第一に治療部周囲構造を特定するために関心領域を画像化し、第二に目的とする治療効果を得るための深度、分布、タイミング、エネルギーレベルで超音波エネルギーを導入し、第三に成果の計画と判定、および/またはフィードバックの提供のため、治療前、治療中、治療後に治療部の監視を行うことにより、SMAS領域を処置するよう構成される。
【0016】
典型的な実施例によると、典型的な処置システムは、画像化/治療プローブ、制御システム、および表示システムを備える。画像化/治療プローブは、様々なプローブおよび/またはトランスデューサ構成を備えることができる。例えばプローブは、結合したデュアルモード画像化/治療トランスデューサ、連結あるいは共格納された画像化/治療トランスデューサ、あるいは単なる治療プローブと画像化プローブを構成することができる。また、制御システムおよび表示システムは、プローブとシステムの機能性を制御する様々な構成も備えることができる。これには例えば、特に、ソフトウェアと複数の入力/出力装置を備えるマイクロプロセッサ、電子的および/または機械的走査、および/またはトランスデューサの多重化を制御するシステム、パワー導入システム、監視システム、プローブおよび/またはトランスデューサの空間位置の感知システム、またユーザ入力を処理し、処置成果を記録するシステムが含まれる。
【0017】
典型的な実施例によると、超音波画像化は、特に、顔面神経(運動神経)、耳下腺、顔面動脈、および三叉神経(感覚機能を果たす)などの重要な構造の損傷を避けるなどの安全目的で使用することができる。例えば、超音波画像化は、顔面筋肉上層のエコーによって明確に定められる表層としてSMASを識別するために使用することができる。このような筋肉は、動かすことにより容易に観察し、またより明確に識別することができ、また信号および画像処理によって、それらの画像をさらに向上することができる。
【0018】
典型的な実施例によると、一つの要素、複数の要素、環状配置、一次元、二次元、または三次元配置、広帯域トランスデューサ、および/またはその組み合わせからの集束超音波、焦点の配置、焦点の位置、線焦点、および/または回折パターンによる、レンズ、音響要素、機械的および/または電子的集束を有する、または有しない超音波治療は、一定および/または可変深度、あるいは動的に制御可能な深度でのSMAS領域の処置に使用される。
【0019】
フェイスリフトおよび深部組織引き締めに加え、光老化組織の超音波処置を行う方法とシステムが提供される。例えば、典型的な方法と処置システムは、第一に治療部を特定するために関心領域の超音波画像化を行い、第二に目的とする治療効果を得るための深度およびパターンで超音波エネルギーを導入し、第三に成果の判定、および/またはフィードバックの提供のため、治療中、治療後に治療部の監視を行うよう構成することができる。典型的な処置の方法およびシステムは、表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層の光老化組織の構成部を処置するために、サブミリメートル以上の熱剥離域の配置を形成するよう構成することができる。
【0020】
典型的な実施例によると、処置の方法とシステムは、集束、非集束、および/または発散超音波を使用して、強度、深度、および/または集束の種類、エネルギーレベル、およびタイミング合わせを調整し、表皮、真皮上層、真皮、真皮中層、および/または真皮深層の光老化組織の構成部を処置する。例えば、集束超音波は、皮膚の奥深くまたは皮下組織内にまで微視的熱損傷の正確な配置を作成するために使用できる。超音波の反響の変化検知は、組織における目的とする効果を検知するためのフィードバック制御に使用することができ、また暴露の強度、時間および/または位置の制御にも使用できる。
【0021】
典型的な実施例によると、典型的な処置システムは、画像化/治療プローブ、制御システム、および表示システムを備える。画像化/治療プローブは、様々なプローブおよび/またはトランスデューサ構成を備えることができる。例えば、プローブは、結合したデュアルモード画像化/治療トランスデューサ、連結あるいは共格納された画像化/治療トランスデューサ、分離した治療プローブと画像化プローブ、あるいは単一の治療プローブを構成することができる。制御システムおよび表示システムは、プローブおよびシステムの機能性を制御する様々な構成も備えることができる。これには例えば、特に、ソフトウェアと複数の入力/出力およびコミュニケーション装置を備えるマイクロプロセッサ、電子的および/または機械的走査、および/またはトランスデューサの多重化を制御するシステム、パワー導入システム、監視システム、プローブの空間位置および/またはトランスデューサの時間パラメータの感知システム、またユーザ入力を処理し、処置入力および成果を記録するシステムが含まれる。
【0022】
にきびおよび脂腺の超音波処置のための方法とシステムが提供される。典型的な方法とシステムは、治療のみ、治療と監視、画像化と治療、または治療と画像化と監視を行うなど、様々な方法で脂腺の標的化処置を行うよう構成される。脂腺の標的化治療は、様々な空間および時間的エネルギー設定において、集束、非集束、または分散超音波を利用することで実行できる。
【0023】
典型的な方法とシステムは、様々な方法で、加熱および損傷領域を形成するよう構成される。例えば、処置される腺に関連するユーザ指定の処置層深度内で脂腺の機能を破壊することで加熱および損傷領域を形成するようよう構成され得る。また、典型的な方法とシステムは、組織の対象層の全体を加熱し破壊するのではなく、空間的に定められたパターンで処置層内に加熱および損傷領域を形成するようよう構成され得る。さらに、典型的な方法とシステムは、処置層内においてそのような加熱および損傷領域に特定的に照準を合わせ、脂腺の腺体と同位置で発生するよう構成することができる。
【0024】
典型的な実施例によると、典型的な処置システムは、制御システム、画像化/治療プローブ、および表示システムを備える。画像化/治療プローブは、様々なプローブおよび/またはトランスデューサ構成を備えることができる。例えば、プローブは、結合したデュアルモード画像化/治療トランスデューサ、連結または共格納された画像化/治療トランスデューサ、治療プローブ、あるいは単なる治療プローブと画像化プローブを構成するとこができる。制御システムおよび表示システムは、プローブおよびシステムの機能性を制御する様々な構成も備えることができる。これには例えば、特に、ソフトウェアと複数の入力/出力装置を備えるマイクロプロセッサ、電子的および/または機械的走査、および/またはトランスデューサの多重化を制御するシステム、パワー導入システム、監視システム、プローブおよび/またはトランスデューサの空間位置の感知システム、またユーザ入力を処理し、処置成果を記録するシステムが含まれる。
【0025】
典型的な実施例によると、超音波の画像化は、安全目的で、すなわち重要な構造の損傷を避けるために使用することができる。別の典型的な実施例によると、超音波の画像化は、関心領域における脂腺の位置および/または脂腺の深度を定めるために使用することができる。そのような腺は毛嚢に沿って見られ、それらの画像は信号および画像処理によってさらに向上することが可能である。
【0026】
典型的な実施例によると、一つの要素、複数の要素、環状配置、一次元、二次元、または三次元配置、広帯域トランスデューサ、および/またはその組み合わせからの焦点の配置または処置域の配置、焦点または処置域の配置、線焦点または線状処置域、表面的または容積的焦点あるいは表面的または容積的処置域、および/または回折パターンにより導入される、レンズ、音響要素、機械的および/または電子的集束または分散を有する、または有しない集束、非集束、あるいは分散超音波による超音波治療は、一定および/または可変深度、あるいは動的に制御可能な深度および位置での脂腺の処置に使用される。
【0027】
本発明は、汗腺疾患による症状の処置のために治療的超音波エネルギーを使用する非侵襲性の方法とシステムについて述べている。超音波システムおよび方法は、皮膚表面下で異常な数の感染が存在する特定の深度においてエネルギーを付与するように、超音波エネルギーを表面組織(例えば皮膚)の領域に導入するよう構成されるトランスデューサプローブおよび制御システムを備える。
【0028】
様々な典型的な実施例によると、超音波トランスデューサは、エネルギー集中の深度と形状が処置領域に一致するように、多数の異なる周波数体制において実行することができる。さらに、トランスデューサから放射する超音波源またはビームは、円筒状または球状の幾何学的構成の高集束、低集束、あるいは発散型とすることができ、および/または平面的に指向性ビームを組織、あるいはその他様々な構成中に放射することもできる。さらに、超音波領域は、汗腺の処置にあたって最適な組織への効果、および/または共形病変の種類を得るのに適した方法で、空間的および時間的に可変である。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
非侵襲性のフェイスリフトおよび深部組織を引き締めるように構成される超音波治療システムであって、
該超音波治療システムの制御を促進するための制御システムと、
関心領域におけるSMAS層の画像を表示するための表示システムであって、該制御システムと連結される表示システムと、
組織を破壊し、該SMAS層の収縮を誘導するために、超音波エネルギーの該SMAS層内への標的化導入を行なうよう構成されるプローブシステムと、
を備える超音波治療システム。
(項目2)
前記制御システムは、前記プローブシステムによる前記SMAS層へのエネルギーの標的化導入を制御し、また該SMAS層の監視をするために、エネルギー導入前に画像化によって該SMAS層を特定するよう構成される、項目1に記載の超音波治療システム。
(項目3)
前記制御システムは、前記SMAS層への超音波エネルギーの導入前、導入中、および導入後に、該SMAS層を監視するように構成される画像化システムを備える、項目2に記載の超音波治療システム。
(項目4)
前記画像化システムは、前記SMAS層近位の深部組織構造の損傷を解消するよう構成される、項目3に記載の超音波治療システム。
(項目5)
前記画像化システムは、三次元画像化情報を作成するよう構成される、項目3に記載の超音波治療システム。
(項目6)
前記表示システムは、前記SMAS層に対応する画像の表示を備える、項目1に記載の超音波治療システム。
(項目7)
前記プローブシステムは、前記SMAS層内へ除去超音波の標的化を導入するよう構成される画像化/治療トランスデューサを備える、項目1に記載の超音波治療システム。
(項目8)
前記画像化/治療トランスデューサは、一つの変換要素内に複合トランスデューサを備える、項目7に記載の超音波治療システム。
(項目9)
前記画像化/治療トランスデューサは、集束、分散、および平面のうち一つの超音波エネルギー分布を実現する電子相遅延のために構成される電子開口の配置を備える、項目7に記載の超音波治療システム。
(項目10)
前記治療システムは、補助画像化および処置監視装置ならびに二次的な治療システムと結合した画像化、治療、および処置監視システムを備える、項目8に記載の超音波治療システム。
(項目11)
前記補助画像化装置は、撮影装置および光学モダリティーのうち少なくとも一つを備える、項目10に記載の超音波治療システム。
(項目12)
前記プローブシステムは、組織を破壊し、前記SMAS層の収縮を誘導するために、該SMAS層に加え、皮膚、真皮、顔面筋肉、および脂肪のうち少なくとも一つへの超音波エネルギーの標的化導入を行うよう構成される、項目1に記載の超音波治療システム。
(項目13)
非侵襲性のフェイスリフトおよび深部組織引き締めを提供するための方法であって、
関心領域におけるSMAS様筋膜層を特定するステップと、
除去超音波エネルギーの該SMAS様筋膜層への導入の標的化を行うステップと、
処置を引き続き計画するため、該SMAS様筋膜層内における該標的化導入中および導入後の該標的化導入成果を監視するステップと、
を含む、方法。
(項目14)
前記特定するステップは、前記SMAS様筋膜層を描写するための関心領域の画像化を含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記SMAS様筋膜層を特定する前記ステップは、そのようなSMAS様筋膜層下の顔面筋肉を動かすことを含む、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記導入の標的化を行うステップは、前記SMAS様筋膜層位置の画像化に基づく空間および時間パラメータの調整を含む、項目13に記載の方法。
(項目17)
前記成果の監視を行うステップは、除去超音波の前記標的化導入中および後における、可視化された前記SMAS様筋膜層の収縮の検知を含む、項目13に記載の方法。
(項目18)
前記SMAS様筋膜層への除去超音波エネルギー導入を標的化するステップは、該SMAS様筋膜層に加え、皮膚、真皮、筋膜層、および脂肪のうち少なくとも一つへの除去超音波の導入の標的化をさらに含む、項目13に記載の方法。
(項目19)
前記SMAS様筋膜層への除去超音波エネルギー導入を標的化するステップは、広頸筋、側頭筋膜、および/または後頭筋膜のうち少なくとも一つへの除去超音波の導入の標的化を含む、項目13に記載の方法。
(項目20)
前記導入を標的化するステップは、処置を促進するための皮膚および前記SMAS様筋膜層を含み両者間に位置する任意の組織領域の冷却も含む、項目13に記載の方法。
(項目21)
組織における光老化の影響を処置するよう構成される超音波治療システムであって、
該超音波治療システムの制御を促進するための制御システムと、
関心領域における表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうちの少なくとも一つの画像を表示するための表示システムであって、該制御システムと連結される表示システムと、
該表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうち該少なくとも一つを処置し、組織における光老化の影響を軽減させるために、サブミリメートル以上の熱剥離域の配置を実現する超音波エネルギーの標的化導入を行うよう構成されるプローブシステムと、
を備える、超音波治療システム。
(項目22)
前記制御システムが、前記プローブシステムにより表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうち少なくとも一つへのエネルギーの標的化導入を制御し、また該標的化導入後に該表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうち前記少なくとも一つの監視を行うために、該表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうち該少なくとも一つを、エネルギー導入前に画像化によって特定するよう構成される、項目21に記載の超音波治療システム。
(項目23)
前記制御システムは、前記表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうち前記少なくとも一つへの超音波エネルギーの導入前、導入中、および導入後に、該表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうちの前記少なくとも一つを監視するよう構成される画像化システムを備える、項目22に記載の超音波治療システム。
(項目24)
前記画像化システムは、前記標的化導入を促進するフィードバックを提供するよう構成される、項目23に記載の超音波治療システム。
(項目25)
前記表示システムは、前記表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうち前記少なくとも一つに対応する画像の表示を含む、項目21に記載の超音波治療システム。
(項目26)
前記プローブシステムは、前記表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうち前記少なくとも一つにおいて、除去超音波の標的化導入を行うよう構成される画像化/治療トランスデューサを備える、項目21に記載の超音波治療システム。
(項目27)
前記画像化/治療トランスデューサは、一つの変換要素内に複合トランスデューサを備える、項目26に記載の超音波治療システム。
(項目28)
前記画像化/治療トランスデューサは、複数の除去域を生成するよう構成される一つの変換要素と複数のマスクを含む一つの要素配置を備え、該複数の除去域のそれぞれは、集束、分散、および平面のうち少なくとも一つの超音波エネルギー分布を備える、項目26に記載の超音波治療システム。
(項目29)
前記処置システムは、補助画像化および処置監視装置ならびに二次的な治療システムのうち少なくとも一つと結合した画像化、治療、および処置監視システムを備える、項目21に記載の超音波治療システム。
(項目30)
前記補助画像化は、撮影装置および光学モダリティーのうちの少なくとも一つを備える、項目21に記載の超音波治療システム。
(項目31)
光老化組織の処置を提供する方法であって、
関心領域における表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうち少なくとも一つを特定するステップと、
トランスデューサプローブから該表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうち該少なくとも一つへの除去超音波エネルギー導入の標的化を行なうステップと、
処置を引き続き計画するため、該表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうちの該少なくとも一つにおける、該標的化導入中および導入後の該標的化導入成果を監視するステップと、
を含む方法。
(項目32)
前記特定するステップは、前記表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうちの前記少なくとも一つを識別するための関心領域の画像化を含む、項目31に記載の方法。(項目33)
除去超音波エネルギー導入を標的化する前記ステップは、前記表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうちの前記少なくとも一つにおいて、サブミリメートル以上の熱剥離域の配置形成を含む、項目31に記載の方法。
(項目34)
前記標的化を導入するステップは、前記表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織位置のうちの前記少なくとも一つの画像化に基づく空間および時間パラメータの調整を含む、項目31に記載の方法。
(項目35)
前記成果の監視を行うステップは、除去超音波の前記標的化導入中および導入後における、可視化された前記表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうちの前記少なくとも一つの処置の成果測定を含む、項目31に記載の方法。
(項目36)
サブミリメートル以上の熱剥離域の配置形成を行う前記ステップは、間隔のあいた処置地点のマトリックスを形成するために、前記光老化組織上の線上での前記トランスデューサプローブの走査を含む、項目31に記載の方法。
(項目37)
間隔のあいた処置地点のマトリックスを形成する前記ステップは、前記関心領域における処置深度の調整を含む、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記特定するステップは、三次元画像化情報を生成する、項目31に記載の方法。
(項目39)
前記標的化するステップは、三次元処置領域の処置を含む、項目31に記載の方法。
(項目40)
前記導入の標的化を行うステップは、処置を促進するため、前記表皮、真皮上層、真皮中層、および真皮深層組織のうちの前記少なくとも一つを含む組織領域の冷却をさらに含む、項目31に記載の方法。
(項目41)
にきびおよび脂腺を処置するよう構成される超音波治療システムであって、
該超音波治療システムの制御を促進するための制御システムと、
超音波エネルギーを標的化導入し、脂腺の機能を破壊する処置領域を形成するよう構成されるプローブシステムと、
を備える、超音波治療システム。
(項目42)
前記プローブシステムは、前記脂腺の特定によって識別される特定の処置深度において、前記脂腺の機能破壊を行うよう構成される、項目41に記載の超音波治療システム。
(項目43)
前記プローブは、空間的に定められたパターンで前記処置領域を形成し、組織の治癒を促進するよう構成される、項目41に記載の超音波治療システム。
(項目44)
前記空間的に定められたパターンは、十字型、葉巻型、楕円形、キノコ型、およびくさび型病変のうちの少なくとも一つを含む、間隔のあいた病変の離散位置を含む、項目43に記載の超音波治療システム。
(項目45)
前記制御システムは、前記脂腺への超音波エネルギー導入前、導入中、導入後に前記処置領域を監視するよう構成される画像化システムを備える、項目41に記載の超音波治療システム。
(項目46)
前記画像化システムは、フィードバックを提供し、前記標的化導入を促進するよう構成される、項目45に記載の超音波治療システム。
(項目47)
前記表示システムは、前記処置領域の温度プロフィールに対応する画像の表示を備える、項目41に記載の超音波治療システム。
(項目48)
前記プローブシステムは、前記処置領域において除去超音波の標的化導入を行うよう構成される画像化/治療トランスデューサを備える、項目41に記載の超音波治療システム。(項目49)
前記画像化/治療トランスデューサは、変換要素の電子配置において、複合トランスデューサを備える、項目48に記載の超音波治療システム。
(項目50)
前記画像化/治療トランスデューサは、複数の除去域を生成するよう構成される一つの変換要素と複数のマスクを含む一つの要素配置を備え、前記複数の除去域のそれぞれは、集束、分散、および平面のうちの少なくとも一つの超音波エネルギー分布を備える、項目48に記載の超音波治療システム。
(項目51)
前記プローブは、該プローブの空間パラメータおよび時間パラメータが調整可能な制御によって超音波エネルギーの標的化導入を行い、具体的に標的化された形状、大きさ、および方向性の共形病変を生成するよう構成される、項目41に記載の超音波治療システム。(項目52)
前記処置システムは、補助画像化および処置監視装置ならびに二次的な治療システムと結合した画像化、治療、および処置監視システムを備える、項目41に記載の超音波治療システム。
(項目53)
前記補助画像化装置は、撮影装置および光学モダリティーのうち少なくとも一つを備える、項目52に記載の超音波治療システム。
(項目54)
にきびおよび脂腺の処置を提供する方法であって、
関心領域における少なくとも一つの標的化領域を特定するステップであって、少なくとも一つの脂腺を識別するよう構成されるステップと、
トランスデューサプローブから該少なくとも一つの脂腺への除去超音波エネルギー導入の標的化を行うステップと、
処置を引き続き計画するため、該少なくとも一つの脂腺における該標的化導入中および導入後の該標的化導入成果を監視するステップと、
を備える方法。
(項目55)
前記特定するステップは、前記少なくとも一つの脂腺を識別するための関心領域の画像化を含む、項目54に記載の方法。
(項目56)
超音波エネルギーの導入を標的化する前記ステップは、前記脂腺の特定によって識別される特定の深度における前記脂腺の機能破壊を含む、項目54に記載の方法。
(項目57)
前記導入を標的化するステップは、具体的に標的化された形状、大きさ、および方向性の共形病変を生成するための前記トランスデューサプローブの空間パラメータおよび時間パラメータの調節可能な制御を含む、項目54に記載の方法。
(項目58)
前記導入を標的化するステップは、組織の治癒を促進するための、空間的に定められたパターンでの前記処置領域形成を含む、項目54に記載の方法。
(項目59)
前記空間的に定められたパターンを形成するステップは、十字型、葉巻型、およびくさび型病変のうちの少なくとも一つを含む間隔のあいた病変の離散位置の形成を含む、項目58に記載の方法。
(項目60)
前記成果の監視を行うステップは、除去超音波の前記標的化導入中および後における、可視化された前記少なくとも一つの脂腺の処置成果測定を含む、項目54に記載の方法。
(項目61)
前記監視を行うステップは、前記標的化領域の温度プロフィールの監視を含む、項目54に記載の方法。
(項目62)
前記標的化導入は、前記トランスデューサプローブの走査により作成された走査パターンにそって、病変の二次元および三次元マトリックスのうちの少なくとも一つを有する間隔のあいた処置地点のマトリックスの形成を含む、項目54に記載の方法。
(項目63)
前記空間的に定められたパターンの形成は、空間および時間パラメータの制御に基づく間隔のあいた共形病変の離散位置形成を含む、項目58に記載の方法。
(項目64)
前記特定するステップは、三次元画像化情報の生成を含み、前記標的化を行うステップは、三次元処置領域の処置を含む、項目54に記載の方法。
(項目65)
前記導入を標的化するステップは、処置を促進するための皮膚および前記少なくとも一つの脂腺を含み両者間に位置する任意の組織領域の冷却をさらに含む、項目53に記載の方法。
(項目66)
汗腺を処置するよう構成される超音波治療システムであって、
該超音波治療システムの制御を促進するための制御システムと、
超音波エネルギーを標的化導入し、該汗腺を破壊するための処置領域を形成するよう構成されるプローブシステムと、
を備える、超音波治療システム。
(項目67)
前記プローブシステムは、前記汗腺の特定により識別される特定の処置深度で前記汗腺を破壊するよう構成される、項目66に記載の超音波治療システム。
(項目68)
前記空間的に定められたパターンは、十字型、葉巻型、楕円形、キノコ型、およびくさび型病変のうちの少なくとも一つを有する間隔のあいた病変の離散位置を含む、項目66に記載の超音波治療システム。
(項目69)
前記制御システムは、前記汗腺への超音波エネルギーの導入前、導入中、および導入後に、前記処置領域を監視するよう構成される画像化システムを備える、項目66に記載の超音波治療システム。
(項目70)
前記画像化システムは、前記標的化導入を促進するために、フィードバックを提供するよう構成される、項目69に記載の超音波治療システム。
(項目71)
前記表示システムは、前記処置領域の温度プロフィールに対応する画像の表示を備える、項目66に記載の超音波治療システム。
(項目72)
前記プローブシステムは、前記汗腺内に除去超音波を標的化導入するよう構成される画像化/治療トランスデューサを備える、項目66に記載の超音波治療システム。
(項目73)
前記画像化/治療トランスデューサは、変換要素の電子配置内に結合したトランスデューサ備える、項目72に記載の超音波治療システム。
(項目74)
前記画像化/治療トランスデューサは、複数の除去域を生成するよう構成される一つの変換要素と複数のマスクを有する一つの要素配置を備え、該複数の除去域のそれぞれが集束、分散、および平面のうちの少なくとも一つの超音波エネルギー分布を備える、項目72に記載の超音波治療システム。
(項目75)
前記プローブは、具体的に標的化された形状、大きさ、および方向性の共形病変を生成するために、該プローブの空間パラメータおよび時間パラメータの調整可能な制御によって超音波エネルギーを標的化導入するよう構成される、項目66に記載の超音波治療システム。
(項目76)
前記処置システムは、補助画像化および処置監視装置ならびに二次的な治療システムと結合した画像化、治療および処置監視システムを備え、また該補助画像化装置は、撮影装置および光学モダリティーのうちの少なくとも一つを備える、項目66に記載の超音波治療システム。
(項目77)
前記制御システムは、一次元、二次元、および三次元のうちの少なくとも一つの画像化あるいは治療を促進するよう構成される画像化システムを備える、項目66に記載の超音波治療システム。
(項目78)
にきびおよび汗腺の処置を提供する方法であって、
関心領域において少なくとも一つの標的化領域を特定するステップであって、少なくとも一つの汗腺を識別するよう構成されたステップと、
トランスデューサプローブから該少なくとも一つの汗腺に除去超音波エネルギー導入の標的化を行うステップと、
処置を引き続き計画するため、該標的化導入中および導入後に、該少なくとも一つの汗腺において該標的化導入の成果を監視するステップと、
を含む方法。
(項目79)
前記特定するステップは、前記少なくとも一つの汗腺を識別するための関心領域の画像化を含む、項目78に記載の方法。
(項目80)
超音波エネルギー導入の標的化を行う前記ステップは、前記汗腺の特定によって識別される特定の処置深度における該汗腺の破壊を含む、項目78に記載の方法。
(項目81)
前記導入の標的化は、具体的に標的化された形状、大きさ、および方向性の共形病変を生成するため、前記トランスデューサプローブの空間パラメータと時間パラメータの調整可能な制御を含む、項目78に記載の方法。
(項目82)
前記成果を監視するステップは、除去超音波の前記標的化導入中および導入後における、可視化された前記少なくとも一つの汗腺処置の成果測定を備える、項目78に記載の方法。
(項目83)
前記監視するステップは、前記標的化領域の前記温度プロフィールの監視を備える、項目78に記載の方法。
(項目84)
前記標的化導入は、前記トランスデューサプローブの走査により作成された走査パターンにそって、病変の二次元および三次元マトリックスのうち少なくとも一つを有する間隔のあいた処置地点のマトリックスの形成を含む、項目78に記載の方法。
(項目85)
前記空間的に定められたパターンの形成は、空間および時間パラメータの制御に基づく間隔のあいた共形病変の離散位置の形成を含む、項目84に記載の方法。
(項目86)
前記特定するステップは三次元画像化情報の生成を含み、また前記標的化を行うステップは三次元処置領域の処置を含む、項目78に記載の方法。
(項目87)
前記導入の標的化を行うステップは、処置を促進するための、皮膚および前記少なくとも一つの汗腺を含み両者間に位置する任意の組織領域の冷却をさらに含む、項目78に記載の方法。