技術分野
電源ノイズに起因するAMラジオ放送の受信障害を回避すると共に、電源ノイズの低減を図ったスイッチング電源装置
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
しかしながら特許文献2に紹介されるスイッチング周波数のジッタ制御技術を用いて電源ノイズを低減したとしても、その電源ノイズによってAMラジオ放送の受信障害が回避されるとは限らない。むしろスイッチング周波数をジッタ制御した場合、電源ノイズのパワースペクトラムが特定周波数に集中することなく周波数軸上で拡散する。この為、電源ノイズ周波数がAMラジオ周波数帯域と重なる(干渉する)可能性が高まり、かえってAMラジオ放送の受信障害の要因となることが懸念される。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、電源ノイズ周波数とAMラジオ周波数帯域との干渉を避けてAMラジオ放送の受信障害を回避すると共に、電源ノイズの低減を図ったスイッチング電源装置を提供することにある。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
上述した目的を達成するべく本発明に係るスイッチング電源装置は、
電源周波数fsでオン・オフ駆動される半導体スイッチング素子を用いて直流電力をスイッチングすると共に、スイッチングされた電力を整流・平滑化してAMラジオ受信機を含む電子機器に直流電圧を供給するスイッチング電源装置本体と、
AMラジオ受信周波数fcを検出する受信周波数検出手段と、
前記半導体スイッチング素子のスイッチング・・・ 続きを
知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
構成のスイッチング電源装置によれば、受信対象とするAMラジオ受信周波数の側帯域幅BWを避けてスイッチングの電源周波数fsに対するジッタ幅Δfを決定し、電源高調波成分を含まない前記AMラジオ受信周波数の側波帯側において前記電源周波数fsをジッタ制御するので、電源ノイズ周波数とAMラジオ周波数帯域との干渉を避けることができ、以てAMラジオ放送の受信障害を回避することができる。
しかも電源周波数fsのジッタ制御によって電源ノイズ周波数のパワースペクトルを拡散し、そのノイズレベルを低減することができるので、AMラジオ受信機を含む電子機器に対する雑音障害を大幅に軽減することができる。またスイッチング電源装置を搭載した車両が移動し、これに伴って受信可能なAMラジオ周波数が変化しても、受信対象とするAMラジオ放送の周波数に応じて前記電源周波数fsのジッタ制御幅を適応的に変更することができるので、その環境(車両の移動地域)に応じて効果的に電源ノイズの低減を図ることが可能となる。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 本発明の一スイッチング電源装置の概略構成図。
【図2】 図1に示すスイッチング電源装置におけるマイクロコンピュータでの処理機能を示す図。
【図3】 スイッチング電源周波数のジッタ制御の概念を示す図。
【図4】 三角波を用いたスイッチング電源周波数のジッタ制御の例を示す図。
【図5】 スイッチング電源周波数のジッタ制御に伴う電源ノイズ強度の変化を示す図。
1 スイッチング電源装置
10 スイッチング電源装置本体(DC・DCコンバータ)
11 絶縁トランス
12 インダクタ
13 入力コンデンサ
14 半導体スイッチング素子
15 電源IC
15a 発振器(スイッチング駆動部)
15b ジッタ制御部
16 整流ダイオード
17 出力コンデンサ
20 AMラジオ受信機(電子機器)
30 マイクロコンピュータ(マイコン)
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録