【文献】
さばなび編集部,暗い夜道も怖くない!護身用のスタンガン付きiPhoneケース!Yellow Jacket(イエロージャケット)[online],2013年11月 1日,全文、全図,平成28年2月2日検索,URL,http://www.saba-navi.com/2013/11/01/yellow_jacket_iphone_case/
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は前記のような問題点を改善するために発明されたもので、携帯用端末機を外部衝撃から保護するケース本然の機能を遂行するのはもちろん、危急状況の時携帯用端末機の所持者を脅威要因から積極的に保護して防御するようにする電気衝撃機能を具備した携帯用端末機のケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、携帯用端末機の本体を収納するケース本体と、前記ケース本体の一側に収納及び突出自在に具備され前記ケース本体に具備された電源供給部から供給された電気エネルギーを増幅させて高い電流を発生させる衝撃部と、前記衝撃部と前記電源供給部及び前記携帯用端末機と電気的に連結され危急状況の時前記衝撃部を稼動させる操作部と、前記ケース本体の一側に具備され前記操作部により前記衝撃部が稼動される時の状況を音声または映像に収集するマルチメディア部と、及び前記衝撃部と前記操作部と前記電源供給部及び前記携帯用端末機と電気的に連結され、前記衝撃部の稼動時前記マルチメディア部に収集された音声または映像とともに前記携帯用端末機の現在位置を特定機関に送信する通信部と、を含むことを特徴とする電気衝撃機能を具備した携帯用端末機のケースを提供することができる。
【0009】
ここで、前記衝撃部は、前記ケース本体の一側に設置され、前記操作部の稼動により長手方向に収納または突出されながら伸縮自在に配置される複数の単位棒とからなる衝撃棒と、前記ケース本体の一側に設置され、前記操作部の稼動により前記衝撃棒を前記ケース本体の一側から突出させるとか収納させる作動アセンブリーと、を含むことを特徴とする。
【0010】
この時、前記操作部は、前記電源供給部と前記衝撃部の間の電気的な連結を維持または遮断するとか前記衝撃部の衝撃棒を前記ケース本体の一側から収納または突出させるスィッチであることを特徴とする。
【0011】
そして、前記操作部は、前記スィッチを1回作動させると前記衝撃棒が前記ケース本体の一側から突出される準備モードと、前記準備モードで前記スィッチをもう1回作動させると前記衝撃棒に電気エネルギーが流れるようにする作動モードと、前記作動モードで前記スィッチをもう1回作動させると前記衝撃棒の電気エネルギーを遮断し前記衝撃棒を前記ケース本体の一側に収納させる締め切りモードと、を含むことを特徴とする。
【0012】
そして、前記マルチメディア部は、前記ケース本体に装着され危急状況の時前記操作部に連動し稼動されながら現在の状況を録音し音声を収集するマイクと、前記ケース本体に装着され危急状況の時前記操作部に連動し稼動されながら現在の状況を撮影し映像を収集するカメラと、を含んで、前記マイクと前記カメラは前記通信部と連動し前記携帯用端末機の通信機に前記音声と映像を伝達することを特徴とする。
【0013】
そして、前記通信部は、前記ケース本体に装着され前記携帯用端末機に内蔵されたブルートゥース
(登録商標)(Bluetooth(登録商標))通信網及び前記衝撃部と電気的に連結され、前記ブルートゥース通信網と同期化し前記衝撃部が稼動されることを感知すれば、前記ブルートゥース通信網を通じて前記衝撃部の使用情報を前記携帯用端末機側に伝送し、前記使用情報が伝達されば前記マルチメディア部を可動させ前記音声または映像を収集するブルートゥースモジュールを含んで、前記ブルートゥースモジュールは前記マルチメディア部が収集した音声または映像を特定機関または既に入力した特定連絡先に送信する前記携帯用端末機の通信機に伝達することを特徴とする。
【0014】
そして、前記ケース本体は、前記ケース本体の一側から延長されるカバーと、前記携帯用端末機のディスプレーパネルと対向する前記カバーの面にコーティングされた銀ナノ遮蔽層と、前記ケース本体の一側に具備され前記電源供給部と連結されるオンオフスィッチと、前記ケース本体の一側に具備され前記操作部により点燈されるエルイーディーライトと、をさらに含むことを特徴とする。
【0015】
また、前記電気衝撃機能を具備した携帯用端末機のケースは、前記操作部と電気的に連結され、前記ケース本体の所有者の本人が最初に接触入力し保存された指紋情報と現在ケース本体に接触された指紋情報が一致すると前記操作部が作動するようにする指紋認識部をさらに含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
上記の構成の本発明によれば、次のような効果を図ることができる。
【0017】
まず、本発明は外部衝撃から携帯用端末機を保護するための一般的な形態のケース本体に電源供給部から電源の供給された衝撃部が操作部により稼動されこのような稼動状況を通信部を通じ特定機関に送るようにすることで、携帯用端末機を外部衝撃から保護するケース本然の機能を遂行することはもちろん、危急状況の時携帯用端末機の所持者を脅威要因から積極的に保護し防御することができるようになる。
【0018】
特に、本発明は操作部により衝撃部がケース本体の一側から一定長さだけ突出されるようにすることである程度離隔された脅威要因に対して携帯用端末機の所持者が積極的に対応することができるようになる。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを果たす方法は添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば明確になるだろう。
【0021】
しかしながら本発明はここで説明される実施形態に限らず他の形態に具体化されることもできる。
【0022】
むしろ、ここで紹介される実施形態は開示された内容が徹底的で完全になることができるように、そして当業者に本発明の思想が充分に伝達されることができるようにするために提供されるものである。
【0023】
図面たちにおいて、層及び領域たちの厚さは明確性を図るために誇張されたものである。
【0024】
上端、下端、上面、下面、または、上部、下部などの用語は構成要素において相対的な位置を区別するために使われるものである。
【0025】
例えば、便宜上図面上の上側を上部、図面上の下側を下部に名付ける場合、実際においては本発明の権利範囲を脱しないとともに上部は下部に名付けられることができるし、下部は上部に名付けられることもできる。
【0026】
本出願で使った用語はただ特定の実施形態を説明するために使われたことで、本発明を限定しようとする意図ではない。
【0027】
単数の表現は文脈上明白に違うように志さない限り、複数の表現を含む。
【0028】
本の出願で、"含む"または"持つ"などの用語は明細書上に記載した特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたのが存在することを指定しようとするのであって、一つまたはその以上の他の特徴たちや数字、段階、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性をあらかじめ排除しないことに理解されなければならない。
【0029】
違うように定義されない限り、技術的や科学的な用語を含んでここで使われるすべての用語は本発明が属する技術分野で通常の知識を持った者により一般的に理解されることと等しい意味がある。
【0030】
一般的に使われる辞典に定義されていることのような用語は関連技術の文脈上持つ意味と一致する意味があることに解釈されなければならないし、本出願で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味に解釈されない。
【0031】
以下、添付された図面を参照して本発明の望ましい実施形態をより詳細に説明する。
【0032】
図1は、本発明の一の実施形態に係る電気衝撃機能を具備した携帯用端末機のケース本体を正面から見た概念図であり、
図2は、本発明の一の実施形態に係る電気衝撃機能を具備した携帯用端末機のケース本体に背面及び側面から見た概念図で、
図3は、本発明の一の実施形態に係る電気衝撃機能を具備した携帯用端末機のケースの電気的結線及び結合関係を示したブロック線図だ。
【0033】
本発明は図示されたようにケース本体100と衝撃部300と操作部400とマルチメディア部700と通信部500を含む構造であることを把握できる。
【0034】
ケース本体100は、携帯電話またはスマートフォンなどのような携帯用端末機600の本体を収納するものであり、一般的な衝撃保護用のケースのような役目を遂行するものである。
【0035】
ここで、ケース本体100は、特別に図示しなかったが、長手方向または幅方向に長さが可変されるようにするスライディング脱着構造を適用し多様な大きさと幅を持った携帯用端末機600に対応することもできる。
【0036】
衝撃部300は、ケース本体100の一側に収納及び突出自在に具備されケース本体100に具備された電源供給部200から供給された電気エネルギーを増幅させて高い電流を発生させるものである。
【0037】
操作部400は、衝撃部300と電源供給部200及び携帯用端末機600と電気的に連結され危急状況の時衝撃部300を稼動させるものである。
【0038】
マルチメディア部700は、ケース本体100の一側に具備され操作部400により衝撃部300が稼動される時の状況を音声または映像に収集するものである。
【0039】
通信部500は、衝撃部300と操作部400と電源供給部200及び携帯用端末機600と電気的に連結され、衝撃部300の稼動時マルチメディア部700に収集された音声または映像とともに携帯用端末機600の現在位置を特定機関に送信するものである。
【0040】
本発明は前記のような実施形態の適用が可能であり、次のような多様な実施形態の適用も可能であることは勿論である。
【0041】
まず、ケース本体100は、携帯用端末機600を収納する部分外にもケース本体100の一側から延長されるカバー110を具備し、携帯用端末機600のディスプレーパネルを外部衝撃から保護することができる。
【0042】
そして、携帯用端末機600のディスプレーパネルと対向するカバー110の面には銀ナノ遮蔽層(以下、図示せず)がコーティングされるようにし電磁波を遮断し、携帯用端末機600の表面に細菌が増殖することを抑制することができる。
【0043】
そして、ケース本体100は、
図2(b)のようにケース本体100の一側に具備され電源供給部200と連結されるオンオフスィッチ120をさらに含み、装置全体の電源を遮断または供給するようにできる。
【0044】
そして、ケース本体100は、
図2(a)のようにケース本体100の一側に具備され操作部400により点燈されるエルイーディーライト130をさらに含み、サーチライト本然の機能を遂行することができることは勿論、暗い所や夜間に危急状況が発生した場合、現在の状況を鮮やかに撮影することができる。
【0045】
そして、ケース本体100には
図2(a)のように企業の販促や広報のために企業名や広報文具またはロゴ150などを印刷することもできる。
【0046】
また、ケース本体100は、特別に図示しなかったが、電源供給部200と連結される充電用端子をさらに具備し、電源供給用アダプダケーブルやUSBケーブルなどと脱着結合されるようにすることもできることは勿論である。
【0047】
一方、ケース本体100に具備された電源供給部200は携帯用端末機600と電気的に連結され、後述する衝撃部300の稼動のための電源供給用に具備されたことであり、大きく補助蓄電池210と整流回路220と充放電回路230を含む実施形態を適用することができる。
【0048】
すなわち、補助蓄電池210はケース本体100の一側に具備されるものであり、平常には携帯用端末機600の補助電源で活用してから、有事時に後述する衝撃部300の可用電源で活用することができるようになる。
【0049】
整流回路220は、補助蓄電池210と連結され衝撃部300及び携帯用端末機600に一定な電流を供給するものである。
【0050】
充放電回路230は補助蓄電池210と連結され補助蓄電池210の充放電を実施するものである。
【0051】
一方、衝撃部300は、前述のように高い電流を発生させ脅威要因になる人などの接近に対して電気的に衝撃を加えるようにしたもので、発振回路310と高圧トランス320と配電圧整流回路330を含む構造であることが分かる。
【0052】
発振回路310は、ケース本体100の一側に具備され、電源供給部200及び操作部400と電気的に連結されることで、電源供給部200から供給された電源を一定な周波数で発振させるものである。
【0053】
高圧トランス320は、発振回路310と電気的に連結され、電源供給部200から供給された電流を昇圧させるものである。
【0054】
配電圧整流回路330は、高圧トランス320と電気的に連結され、昇圧された電流を操作部400が稼動される時間の間一定するように維持させるものである。
【0055】
このような配電圧整流回路330による一定時間の間の昇圧された電流の維持は、後述する操作部400により行われる。
【0056】
また、衝撃部300は、ケース本体100の一側から収納または突出される機械的な動作のために衝撃棒340と作動アセンブリー350を含む実施形態の適用が可能である。
【0057】
衝撃棒340は、ケース本体100の一側に設置され、操作部400の稼動により長手方向に収納または突出されながら伸縮自在に配置される複数の単位棒341、342、343とからなるものである。
【0058】
作動アセンブリー350は、ケース本体100の一側に設置され、操作部400の稼動により衝撃棒340をケース本体100の一側から突出させるとか収納させるものである。
【0059】
作動アセンブリー350は、特別に図示しなかったが、複数の単位棒341、342、343を長手方向に突出させ収納させることができるように胎葉のように絡められた後、緩む鋼船と正及び逆回転自在なモーターの組合や、複数の単位棒341、342、343に内蔵されたラックとモーター駆動軸の端部に結合されたピニオンの組合など多様な応用及び変形設計が可能であることは勿論である。
【0060】
一方、操作部400は、電源供給部200と衝撃部300 の間の電気的な連結を維持または遮断するとか衝撃部300の衝撃棒340をケース本体100の一側から収納または突出させるスィッチ420であることが分かる。
【0061】
このようなスィッチ420を含んだ操作部400は、何種類のモードで衝撃部300を作動させることができ、これはおおよそ準備モードM1と作動モードM2と締め切りモードM3とを含むことができる。
【0062】
準備モードM1では、スィッチ420を1回作動させると衝撃棒340がケース本体100の一側から突出される動作を実施するようになる。
【0063】
作動モードM2では、準備モードM1からスィッチ420をもう1回作動させると衝撃棒340に電気エネルギーが流れるようになる。
【0064】
締め切りモードM3では、作動モードM2からスィッチ420をもう1回作動させると衝撃棒340の電気エネルギーを遮断し衝撃棒340をケース本体100の一側に収納させる動作を実施するようになるものである。
【0065】
一方、マルチメディア部700は、前述のように音声と映像を収集するものであり、マイク710とカメラ720を含む構造であることを把握できる。
【0066】
マイク710は、ケース本体100に装着され危急状況の時操作部400に連動し稼動されながら現在の状況を録音し音声を収集するものである。
【0067】
カメラ720は、ケース本体100に装着され危急状況の時操作部400に連動し稼動されながら現在の状況を撮影し映像を収集するものである。
【0068】
したがって、マイク710とカメラ720は、後述する通信部500と連動し携帯用端末機600の通信機610に音声と映像を伝達するようになる。
【0069】
ここで、マルチメディア部700は、場合によりケース本体100に装着されたマイク710とカメラ720を省略し、スマートフォンとタブレットPCなどのような携帯用端末機600に基本的に内蔵されたマイクとカメラを利用することも可能であることは勿論である。
【0070】
一方、通信部500は、前述のように携帯用端末機600と通信作業を遂行するためのものであり、ブルートゥースモジュール510を含むものである。
【0071】
ブルートゥースモジュール510はケース本体100に装着され携帯用端末機600に内蔵されたブルートゥース(Bluetooth)通信網及び衝撃部300と電気的に連結され、ブルートゥース通信網と同期化し衝撃部300が稼動されることを感知すれば、ブルートゥース通信網を通じて衝撃部300の使用情報を携帯用端末機600側に伝送し、使用情報が伝達さればマルチメディア部700を可動させ音声または映像を収集するものである。
【0072】
したがって、ブルートゥースモジュール510は、マルチメディア部700が収集した音声または映像を特定機関または既に入力した特定連絡先に送信する携帯用端末機600の通信機610に伝達することができるようになる。
【0073】
すなわち、通信機610は、最近幅広く使われるスマートフォンとタブレットPCなどのような携帯用端末機にインストール可能な専用アプリケーションの形態に提供されることができる。
【0074】
具体的には、通信機610は、携帯用端末機600にインストールされる専用アプリケーションの形態でマルチメディア部700のマイク710とカメラ720を稼動させるようになり、録画または録音された音声及び映像は警察署や消防署または私設警報機関などのような特定機関にSMSとともに該当情報を送信する機能も遂行することができるようになる。
【0075】
また、通信機610は、携帯用端末機600自体のマイクまたはカメラを可動させ収集した音声及び映像を警察署や消防署または私設警報機関などのような特定機関にSMSとともに該当情報を送信する機能も遂行することができるとは勿論である。
【0076】
一方、本発明は子供の誤操作や、不純な目的を持った第3者の任意による操作を防止するために指紋認識部800をさらに具備するのが望ましい。
【0077】
指紋認識部800は操作部400と電気的に連結され、ケース本体100の所有者の本人が最初に指紋を入力して設定したデータと比べ、子供や不純な目的を持った第3者など他人が把持して操作しようとすると操作部400が作動されないようにするものであり、一種の安全装置として活用されることができる。
【0078】
したがって、指紋認識部800は所有者の本人の指紋を接触すれば初めて操作部400が作動できるようにすることで所有者の本人の身近をはっきりと保護することができるようになるだろう。
【0079】
以上のように本発明は、携帯用端末機を外部衝撃から保護するケース本然の機能を遂行するのはもちろん、危急状況の時携帯用端末機の所持者を脅威要因から積極的に保護し防御するようにする電気衝撃機能を具備した携帯用端末機のケースを提供することを基本的な技術的思想にしていることが分かる。
【0080】
そして、本発明の基本的な技術的思想の範疇内において当業界の通常の知識を持った者においては他の多い変形及び応用も可能であることは勿論である。