特許第6026650号(P6026650)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6026650ウィジェット調整の方法、装置、端末、プログラム及び記録媒体
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6026650
(24)【登録日】2016年10月21日
(45)【発行日】2016年11月16日
(54)【発明の名称】ウィジェット調整の方法、装置、端末、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20130101AFI20161107BHJP
   H04M 1/247 20060101ALI20161107BHJP
【FI】
   G06F3/0481 170
   H04M1/247
【請求項の数】13
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2015-516447(P2015-516447)
(86)(22)【出願日】2013年8月15日
(65)【公表番号】特表2015-528150(P2015-528150A)
(43)【公表日】2015年9月24日
(86)【国際出願番号】CN2013081535
(87)【国際公開番号】WO2014026623
(87)【国際公開日】20140220
【審査請求日】2014年12月10日
(31)【優先権主張番号】201210291529.4
(32)【優先日】2012年8月15日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513224180
【氏名又は名称】小米科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Xiaomi Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】110000729
【氏名又は名称】特許業務法人 ユニアス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲偉▼星
(72)【発明者】
【氏名】▲許▼ 斐
(72)【発明者】
【氏名】▲孫▼ 大▲慶▼
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲イーン▼
【審査官】 笠田 和宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開平04−242792(JP,A)
【文献】 特開2005−182463(JP,A)
【文献】 特開2010−061570(JP,A)
【文献】 特表2012−504267(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0146440(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0060788(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第101800793(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC G06F 3/01
3/03− 3/0489
3/14− 3/153
H04M 1/00
1/24− 1/82
99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウィジェットを調整するウィジェット調整の方法であって、
前記ウィジェットは、グリッド配置を備える端末のインターフェースに、グリッドに従って配列され、
前記方法は、
前記端末のインターフェースのグリッド配置が、第一のグリッド配置から第二のグリッド配置に切り替えられた後、ウィジェットの寸法値を取得し、
前記第二のグリッド配置におけるグリッド毎の寸法値に基づいて、前記ウィジェットにより占用されるグリッド数を確定することを、含むことを特徴とするウィジェット調整の方法。
【請求項2】
前記端末のインターフェースのグリッド配置が、第一のグリッド配置から第二のグリッド配置に切り替えられることは、
インターフェースのグリッド配置を切り替える請求を受信した後、選定された第二のグリッド配置を取得し、
第一のグリッド配置を取消し、前記第二のグリッド配置を端末の現在のインターフェースのグリッド配置とすることを、含むことを特徴とする請求項1に記載のウィジェット調整の方法。
【請求項3】
前記第二のグリッド配置におけるグリッド毎の寸法値に基づいて前記ウィジェットにより占用されるグリッド数を確定することは、
前記ウィジェットの長さの値と前記グリッドの長さの値との長さの比を取得し、
前記長さの比に基づいて、前記ウィジェットにより占用される横方向のグリッド数を取得することと共に、
前記ウィジェットの幅の値と前記グリッドの幅の値との幅の比を取得し、
前記幅の比に基づいて、前記ウィジェットにより占用される縦方向のグリッド数を取得することを、含むことを特徴とする請求項1に記載のウィジェット調整の方法。
【請求項4】
前記ウィジェットが端末のインターフェース上に位置する時、前記ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいて、前記ウィジェットが端末のインターフェース上に位置する位置を調整し、
前記ウィジェットが端末のインターフェース上に位置していない時、前記ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいて、前記ウィジェットが表示されるグリッド属性を調整することを特徴とする請求項1または3に記載のウィジェット調整の方法。
【請求項5】
前記ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいて、前記ウィジェットが端末のインターフェース上に位置する位置を調整することは、
前記ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数である時、前記ウィジェットをグリッドに従って置き、
前記ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数でない時、前記ウィジェットを真ん中になるように、その外接グリッド中に置くか、または前記ウィジェットの長さの値及び/または幅の値を整数までに増大または減少させた後、前記ウィジェットをグリッドに従って置くことを含むことを特徴とする請求項4に記載のウィジェット調整の方法。
【請求項6】
ウィジェットを調整するウィジェット調整の装置であって、
前記ウィジェットは、グリッド配置を備える端末のインターフェースに、グリッドに従って配列され、
前記装置は、
前記端末のインターフェースのグリッド配置が第一のグリッド配置から第二のグリッド配置に切り替えられた後、ウィジェットの寸法値を取得するための取得モジュールと、
前記第二のグリッド配置におけるグリッド毎の寸法値に基づいて、前記ウィジェットにより占用されるグリッド数を確定する確定モジュールとを備えることを特徴とするウィジェット調整の装置。
【請求項7】
インターフェースのグリッド配置を切り替える請求を受信した後、選定された第二のグリッド配置を取得し、第一のグリッド配置を取消して、前記第二のグリッド配置を端末の現在のインターフェースのグリッド配置とする切り替えモジュールを更に備えることを特徴とする請求項6に記載のウィジェット調整の装置。
【請求項8】
前記確定モジュールは、
前記ウィジェットの長さの値と前記グリッドの長さの値との長さの比を取得し、
前記長さの比に基づいて前記ウィジェットにより占用される横方向のグリッド数を取得することと共に、
前記ウィジェットの幅の値と前記グリッドの幅の値との幅の比を取得し、
前記幅の比に基づいて前記ウィジェットにより占用される縦方向のグリッド数を取得することを、特徴とする請求項6に記載のウィジェット調整の装置。
【請求項9】
前記ウィジェットが端末のインターフェース上に位置する時、前記ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいて、前記ウィジェットが端末のインターフェース上に位置する位置を調整し、
前記ウィジェットが端末のインターフェース上に位置していない時、前記ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいて、前記ウィジェットが表示されるグリッド属性を調整する調整モジュールとを更に備えることを特徴とする請求項6または8に記載のウィジェット調整の装置。
【請求項10】
前記調整モジュールは、
前記ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数である時、前記ウィジェットを、グリッドに従って置き、
前記ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数でない時、前記ウィジェットを、真ん中になるようにその外接グリッドの中に置くか、または前記ウィジェットの長さの値及び/または幅の値を整数までに増大または減少させた後、前記ウィジェットをグリッドに従って置くことを特徴とする請求項9に記載のウィジェット調整の装置。
【請求項11】
請求項6から請求項10のいずれか一項に記載のウィジェット調整の装置を含むことを特徴とする端末。
【請求項12】
プロセッサに実行されることにより、請求項1から請求項5のいずれかに記載のウィジェット調整の方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術領域に関するものであり、特にウィジェット(widget)を調整するウィジェット調整の方法、その装置およびその端末、プログラム及び記録媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
現在、携帯電話の普及度がかなり大きく、携帯電話向けのアプリケーション機能も多くなりつつある。携帯電話中の機能を便利かつ快速的に使用させるため、携帯電話のインターフェースに対してウィジェット(widget)を挿入しても良い。例えば、時計ウィジェットを使用して携帯電話のインターフェース上に現在の時間を表示させたり、天気ウィジェットを使用して携帯電話のインターフェース上に現在の天気を表示させたりすることができる。
【0003】
携帯電話は、全てインターフェース上にはグリッド配置を備え、インターフェース上におけるアイコンやウィジェット等すべては、インターフェースの全体に表示された内容が整然として配列するように、グリッドに従って配列している。
【0004】
しかしながら、現在ウィジェットが占用しようとするグリッド数は、固定になっているため、グリッド配置の変更すると共にダイナミック的に計算しないことになっている。このため、グリッドを配置した後にはウィジェットの表示効果が悪くなる。
【発明の概要】
【0005】
本発明の実施例は、端末のインターフェースのグリッドを変更させた時、端末におけるウィジェットにより占用されるグリッド数を自動調整して表示効果を向上できるウィジェット調整の方法、装置及び端末、プログラム及び記録媒体を提供した。
【0006】
本発明の実施例に提供されたウィジェットを調整するウィジェット調整の方法は、端末のインターフェースのグリッド配置が、第一のグリッド配置から第二のグリッド配置に切り替えられた後、ウィジェットの寸法値を取得し、前記第二のグリッド配置におけるグリッド毎の寸法値に基づいて、前記ウィジェットにより占用されるグリッド数を確定することを含む。
【0007】
本発明の実施例に提供されたウィジェットを調整するウィジェット調整の装置は、端末のインターフェースのグリッド配置が第一のグリッド配置から第二のグリッド配置に切り替えられた後、ウィジェットの寸法値の取得するための取得モジュールと、前記第二のグリッド配置におけるグリッド毎の寸法値に基づいて、前記ウィジェットにより占用されるグリッド数を確定する確定モジュールとを備える。
【0008】
本発明の実施例に提供された端末は、本発明の実施例に提供された上記ウィジェット調整の装置を備える。本発明のその他の実施態様は、プロセッサに実行されることにより、前記方法を実現することを特徴とするプログラムを提供する。本発明のその他の実施態様は、前記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
【0009】
本発明の実施例による有益な効果は、以下のことを含む。
【0010】
本発明の実施例に提供されたウィジェット調整の方法、装置及び端末、プログラム及び記録媒体は、端末のインターフェースのグリッド配置が第一のグリッド配置から第二のグリッド配置に切り替えられた後、ウィジェットの寸法値を取得し、前記第二のグリッド配置におけるグリッド毎の寸法値に基づいて、前記ウィジェットにより占用されるグリッド数を確定する。グリッド配置が変更された後にウィジェットの寸法が不変または現在の単位グリッド寸法に適応できるように、ウィジェットの寸法を自動的に現在グリッド配置のグリッド数に変換することによって、表示効果以及びユーザ感受度を向上できた。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明の実施例に提供されたウィジェット調整の方法のフローチャートである。
図2図2は、本発明のその他の実施例に提供されたウィジェットを調整する過程のフローチャートである。
図3a図3aは、本発明の実施例における端末のインターフェースのグリッドの模式図である。
図3b図3bは、本発明の実施例における端末のインターフェースのグリッドの模式図である。
図4a図4aは、本発明の実施例においてウィジェットが第一のグリッド配置で表示されたグリッド属性を示す図である。
図4b図4bは、本発明の実施例においてウィジェットが第二のグリッド配置で表示されてグリッド属性を示す図である。
図5a図5aは、本発明の実施例においてウィジェットフレームが4×4のグリッド配置で占用されるグリッド数の模式図である。
図5b図5bは、本発明の実施例においてウィジェットフレームが2×2のグリッド配置で占用されるグリッド数の模式図である。
図5c図5cは、本発明の実施例においてウィジェットフレームが3×3のグリッド配置で占用されるグリッド数の模式図である。
図5d図5dは、本発明の実施例においてウィジェットフレームが3×3のグリッド配置で占用されるグリッド数のその他の模式図である。
図5e図5eは、本発明の実施例においてウィジェットフレームが3×3のグリッド配置で占用されるグリッド数のさらに他の模式図である。
図6図6は、本発明の実施例においてウィジェット調整の装置の構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施例に提供されたウィジェット調整の方法、装置及び端末の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
本発明の実施例に提供されたウィジェット調整の方法は、図1に示すように、具体的に、ステップ101と、ステップ102とを含む。
【0014】
ステップ101において、端末のインターフェースのグリッド配置が第一のグリッド配置から第二のグリッド配置に切り替えられた後、ウィジェットの寸法値を取得する。
ステップ101を具体的に実施する際、インターフェースのグリッド配置を切り替える請求を受信した後、選定された第二のグリッド配置を取得し、第一のグリッド配置を取消して、第二のグリッド配置を端末の現在のインターフェースのグリッド配置とする。
【0015】
ステップ102において、第二のグリッド配置におけるグリッド毎の寸法値に基づいて、ウィジェットにより占用されるグリッド数を確定する。
【0016】
ステップ102を具体的に実施する際、ウィジェットの長さの値とグリッドの長さの値との長さの比を取得し、長さの比に基づいて、ウィジェットにより占用される横方向のグリッド数を取得するとともに、ウィジェットの幅の値とグリッドの幅の値との幅の比を取得し、幅の比に基づいて、ウィジェットにより占用される縦方向のグリッド数を取得する。
【0017】
ウィジェットが端末のインターフェース上に位置する時、ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいて、ウィジェットが端末のインターフェース上に位置する位置を調整し、一方、ウィジェットが端末のインターフェース上に位置していない時、ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいて、ウィジェットが表示されるグリッド属性を調整することがより好ましい。
【0018】
ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数である時、ウィジェットを、グリッドに従って置き、一方、ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数でない時、ウィジェットを真ん中になるようにその外接グリッド中に置くか、または、ウィジェットの長さの値及び/または幅の値を整数になるように増大または減少させた後、ウィジェットをグリッドに従って置くことがより好ましい。
【0019】
上記に記載した内容から分かるように、本発明の実施例に提供されたウィジェット調整の方法は、グリッド配置が変更された後にウィジェットの寸法が不変または現在の単位グリッド寸法に適用するように、ウィジェットの寸法を現在のグリッド配置のグリッド数に自動的に変換することによって、表示効果及びユーザの感受度を向上できた。
【0020】
以下は、具体的な実施例を用いて本発明が提供したウィジェット調整の方法を詳細に説明する。図2に示すように、ステップ201と、ステップ202と、ステップ203と、ステップ204と、ステップ205とを備える。
【0021】
ステップ201において、インターフェースのグリッド配置を切り替える請求を受信した後、選定された第二のグリッド配置を取得する。
【0022】
ユーザは、システムの設置中のグリッド配置によって端末のインターフェースのグリッド分割を変更させ、または端末のフォントの大きさを変更することで、端末のインターフェースのグリッド分割を変更させる。端末のインターフェースには複数の種類のグリッドが予め配置されても良い。図3aに示すように、端末のインターフェースは、4×4のグリッド配置となり、均等的に4×4個の矩形に分割されている。図3bに示すように、端末のインターフェースは、3×3のグリッド配置となり、均等的に3×3個の矩形に分割されている。ここで、実線は、スクリーンの縁であり、破線は、グリッド線である。3×3のグリッド配置では、端末のインターフェースに表示されたフォントが大きく、インターフェース上のアイコンも大きくなっている。
【0023】
ユーザがインターフェースのグリッド配置を切り替えたい時、例えば、第一のグリッド配置から第二のグリッド配置に切り替える時、予め配置した該当する第二のグリッド配置を取得する。
【0024】
ステップ202において、第一のグリッド配置を取消して、第二のグリッド配置を端末の現在のインターフェースのグリッド配置とする。
【0025】
ステップ203において、ウィジェットの長さの値とグリッドの長さの値との長さの比を取得し、この長さの比に基づいて、ウィジェットにより占用される横方向のグリッド数を取得する。
【0026】
ステップ204において、ウィジェットの幅の値とグリッドの幅の値との幅の比を取得し、この幅の比に基づいて、ウィジェットにより占用される縦方向のグリッド数を取得する。
【0027】
具体的に言えば、ウィジェットの長さの値をAとし、幅の値をBとし、グリッドの長さの値をaとし、幅の値をbとする際、長さの比がA/aになり、幅の比がB/bになる。
なお、ステップ203とステップ204は、実際の実行時に必然とした前後の順番にすることがない。
【0028】
ステップ205において、ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいて、ウィジェットが端末のインターフェース上に位置する位置を調整する。ウィジェットが端末のインターフェース上に位置する時、ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいてウィジェットが端末のインターフェース上に位置する位置を調整し、ウィジェットが端末のインターフェースに位置していない時、ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいてウィジェットが表示されるグリッド属性を調整する。図4aは、グリッド配置が4×4である時、各ウィジェットが表示されるグリッド属性を示し、図4bは、グリッド配置が3×3である時、各ウィジェットが表示されるグリッド属性を示す。これで分かるように、グリッド配置が変更された後、相応的に、各ウィジェットにより占用されるグリッド数も、対応的に変更される。
【0029】
以下は、具体的な状況を区別し、ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいてウィジェットが端末のインターフェース上に位置する位置を調整することを具体的に説明する。
【0030】
第1の場合:ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数である時、ウィジェットをグリッドに従って置く。
【0031】
端末のインターフェースのグリッド配置が4×4のグリッド配置から2×2のグリッド配置に変換されることを例とし、4×4のグリッド配置におけるグリッド毎の長さをaとし、幅をbとする場合、2×2のグリッド配置におけるグリッド毎の長さが2aになり、幅が2bになる。図5aに示すように、ウィジェットは、フレームの長さが2aであり、幅が2bであり、4×4のグリッド配置で占用されるグリッド数が2×2となる。インターフェースのグリッド配置が、4×4のグリッド配置から2×2のグリッド配置に変換された後、ウィジェットフレームにより横方向に占用されるグリッド数は、2a/2a=1となり、縦方向に占用されるグリッド数は、2b/2b=1となる。これによって、図5bに示すように、ウィジェットをグリッドに従って置くようになる。
【0032】
第2の場合:ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数でない時、ウィジェットを、真ん中になるように、の外接グリッド中に置くようにする。
【0033】
端末のインターフェースのグリッド配置が4×4のグリッド配置から3×3のグリッド配置に変換されることを例とする。4×4のグリッド配置におけるグリッド毎の長さをaとし、幅をbとする時、3×3のグリッド配置におけるグリッド毎の長さがcになり、幅がdになる。ここで、c=4a/3、d=4b/3。ウィジェットフレームの長さが2aであり、幅が2bである時、図5aに示すように、4×4のグリッド配置下で占用されるグリッド数が2×2となる。インターフェースのグリッド配置が4×4のグリッド配置から3×3のグリッド配置に変換された後、ウィジェットフレームが横方向に占用されるグリッド数は2a/c=1.5となり、縦方向に占用されるグリッド数は2b/d=1.5となる。ウィジェットフレームの寸法が単位グリッドの整数倍となっていない。美観の効果を達するために、図5cに示すように、ウィジェットを、真ん中になるようにその外接グリッド中に置く。ここで、外接グリッドとは、ウィジェットへの距離が最も近いグリッド線からなるグリッドである。
【0034】
第3の場合:ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数でない時、ウィジェットの長さの値及び/または幅の値を整数までに増大させた後、ウィジェットをグリッドに従って置く。
【0035】
上記第二の場合を基礎に、即ち、ウィジェットフレームにより横方向に占用されるグリッド数が2a/c=1.5であり、縦方向に占用されるグリッド数が2b/d=1.5である時、ウィジェットの長さの値を2aから2cまでに増大させ、ウィジェットの幅の値を2bから2dまでに増大させる。このように、ウィジェットフレームにより占用されるグリッド数が2×2となる。その後、グリッドに従って置かせる。その最終効果が図5dに示している。
【0036】
第4の場合:ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数でない時、ウィジェットの長さの値及び/または幅の値を整数までに減少させた後、ウィジェットをグリッドに従って置く。
【0037】
上記第二の場合を基礎に、即ち、ウィジェットフレームにより横方向に占用されるグリッド数が2a/c=1.5となり、縦方向に占用されるグリッド数が2b/d=1.5となる時、ウィジェットの長さの値を2aからcまでに減少させ、ウィジェットの幅の値を2bからdまでに減少させる。このように、ウィジェットフレームが占用のグリッド数が1×1となる。その後、グリッドに従って置く。最終効果は、図5eに示している。
【0038】
上記に述べた内容から分かるように、本発明の実施例に提供されたウィジェット調整の方法は、グリッド配置が変更された後にウィジェットの寸法が不変または現在の単位グリッド寸法に適用できるように、ウィジェットの寸法を、現在のグリッド配置のグリッド数に自動的に変換することによって、端末の処理効率を向上させることと共にユーザの感受度を向上できた。
【0039】
同じ発明の構想に基づいて、本発明の実施例から、ウィジェットを調整するウィジェット調整の装置及び端末を更に提供した。該装置及び端末は、問題を解決する原理が前述のウィジェット調整の方法とは相似しているので、該装置和端末の実施は、上記の方法の実施に参照すれば良い。その重複な説明は、省略した。
【0040】
本発明の実施例に提供されたウィジェット調整の装置は、図6に示すように、端末のインターフェースのグリッド配置が第一のグリッド配置から第二のグリッド配置に切り替えられた後、ウィジェットの寸法値を取得するための取得モジュール601と、
第二のグリッド配置におけるグリッド毎の寸法値に基づいてウィジェットにより占用されるグリッド数を確定するための確定モジュール602とを、備える。
【0041】
該装置は、インターフェースのグリッド配置を切り替える請求を受信した後、選定された第二のグリッド配置を取得し、第一のグリッド配置を取消して、第二のグリッド配置を端末の現在のインターフェースのグリッド配置とする切り替えモジュール603とをさらに備えることがより好ましい。
【0042】
確定モジュール602は、具体にウィジェットの長さの値とグリッドの長さの値との長さの比を取得し、長さの比に基づいてウィジェットにより占用される横方向のグリッド数を取得するとともに、ウィジェットの幅の値とグリッドの幅の値との幅の比を取得し、幅の比に基づいてウィジェットにより占用される縦方向のグリッド数を取得することがより好ましい。
【0043】
また、該装置が、ウィジェットが端末のインターフェース上に位置する時、ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいてウィジェットが端末のインターフェース上に位置する位置を調整し、一方、ウィジェットが端末のインターフェース上に位置していない時、ウィジェットにより占用されるグリッド数に基づいてウィジェットが表示されるグリッド属性を調整する調整モジュール604とを、さらに備えることがより好ましい。
【0044】
また、調整モジュール604は、ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数である時、ウィジェットをグリッドに従って置き、ウィジェットにより占用されるグリッド数が整数でない時、一方、ウィジェットを、真ん中になるように、その外接グリッド中に置くか、または、ウィジェットの長さの値及び/または幅の値を整数までに増大または減少させた後、ウィジェットをグリッドに従って置くことがより好ましい。
【0045】
また、本発明の実施例は、端末を更に提供した。該端末は、本発明の実施例に提供された上記ウィジェットを調整するウィジェット調整の装置を備える。該端末は、携帯電話やパームコンピューターやipad等のウィジェットを実行できる各種の端末である。
【0046】
以上の実施の形態の描写によれば、当業者にとっては、本発明の実施例が、ハードウェアによっても実現できるし、ソフトウェアに必要な汎用的なハードウェアプラットホームを加える形によっても実現できるのを明確に理解できる。このような理解のもとで、本発明の実施例の技術案は、ソフトウェア製品の形式で表すことが可能である。該ソフトウェア製品は、非揮発性記憶媒体(CD−ROM、USB、リムーブハードディスク等)に記憶されても良く、いくつかの指令を含み、コンピューターデバイス(パーソナルコンピューター、サーバまたはネットデバイス等)に本発明の各実施例に記載の方法を実行できるものである。
【0047】
また、図面が好ましい実施例を示す模式図であり、図面中のモジュール或フローが、本発明を実施するのに必ず必須ではないことは、当業者が理解できる。
【0048】
実施例における装置のモジュールが実施例の記載に従って実施例の装置に分布されても良いし、相応的な変化を行い、本実施例とは異なる一つまたは複数の装置に分布されても良いことは、当業者が理解できる。上記の実施例のモジュールは、一つのモジュールに合併しても良いし、さらに複数のサブモジュールに分解して良い。
【0049】
上記の本発明の実施例の番号は、ただ説明するためのものであり、実施例の優劣を示すものではない。
【0050】
本発明の実施例に提供されたウィジェット調整の方法、その装置及びその端末は、グリッド配置が変更された後にウィジェットの寸法が不変または現在の単位グリッド寸法に適用できるように、ウィジェットの寸法を、現在のグリッド配置のグリッド数に自動的に変換することによって、表示効果及びユーザの感受度を向上できた。
【0051】
当業者は、本発明の精神や範囲を逸脱しないように、本発明に対して各種の変更や変形を行うことができる。このように、本発明の範囲を逸脱しない任意の変更・同等の入替・改良などは、すべて本発明の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3a
図3b
図4a
図4b
図5a
図5b
図5c
図5d
図5e
図6