特許第6027679号(P6027679)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6027679祭日用売れ筋商品を決定するための方法及びデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6027679
(24)【登録日】2016年10月21日
(45)【発行日】2016年11月16日
(54)【発明の名称】祭日用売れ筋商品を決定するための方法及びデバイス
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/02 20120101AFI20161107BHJP
【FI】
   G06Q30/02 310
【請求項の数】4
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2015-521947(P2015-521947)
(86)(22)【出願日】2013年4月11日
(65)【公表番号】特表2015-528170(P2015-528170A)
(43)【公表日】2015年9月24日
(86)【国際出願番号】CN2013074109
(87)【国際公開番号】WO2014067261
(87)【国際公開日】20140508
【審査請求日】2015年1月20日
(31)【優先権主張番号】201210421172.7
(32)【優先日】2012年10月29日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513218385
【氏名又は名称】ベイジン ジンドン センチュリー トレーディング シーオー.,エルティーディー.
【氏名又は名称原語表記】Beijing Jingdong Century Trading Co., Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100107984
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 雅紀
(74)【代理人】
【識別番号】100102255
【弁理士】
【氏名又は名称】小澤 誠次
(74)【代理人】
【識別番号】100096482
【弁理士】
【氏名又は名称】東海 裕作
(74)【代理人】
【識別番号】100188352
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 一弘
(74)【代理人】
【識別番号】100131093
【弁理士】
【氏名又は名称】堀内 真
(74)【代理人】
【識別番号】100150902
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 正子
(74)【代理人】
【識別番号】100177714
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昌平
(74)【代理人】
【識別番号】100141391
【弁理士】
【氏名又は名称】園元 修一
(74)【代理人】
【識別番号】100198074
【弁理士】
【氏名又は名称】山村 昭裕
(72)【発明者】
【氏名】リ ダンダン
【審査官】 川▲崎▼ 博章
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−334328(JP,A)
【文献】 特開2002−304508(JP,A)
【文献】 特開2004−171592(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 50/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータにより実行される、祭日用売れ筋商品を決定するための方法であって、
前記コンピュータが、複数の商品の中のそれぞれの商品に関して、所定の祭日中における前記商品の売上と、前記祭日が続く所定の期間における売上との比較に基づいて、前記祭日中における前記商品の売れ筋度を計算するステップと、
前記コンピュータが、より高い売れ筋度を有する商品を前記祭日用売れ筋商品として決定するステップとを含み、
前記祭日中における商品の売れ筋度を計算するステップが、次の3つの公式グループA〜C、すなわち、
グループA)変動=祭日売上/基準売上、
ローカリティ=1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上、
前記祭日中における前記商品の前記売れ筋度=(前記変動+前記ローカリティ)×調整加重;又は
グループB)変動=祭日売上/基準売上−祭日販売促進/基準販売促進、
ローカリティ=1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上−1日平均祭日販売促進/1日平均ローカル販売促進、及び
前記祭日中における前記商品の前記売れ筋度=(前記変動+前記ローカリティ)×調整加重;又は
グループC)変動=ln(祭日売上/基準売上−祭日販売促進/基準販売促進)、
ローカリティ=ln(1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上−1日平均祭日販売促進/1日平均ローカル販売促進)、及び
前記祭日中における前記商品の前記売れ筋度=(前記変動+前記ローカリティ)×調整加重
のうち、1つの公式グループに従って計算を行うステップを含み、
前記グループAの公式において、前記祭日売上が、所定の祭日中における前記商品の売上数量を表し、前記基準売上が、前記祭日に先立つ及び前記祭日の後に続く前記祭日と同じ長さの期間における前記商品の売上数量を表し、前記1日平均祭日売上が、前記所定の祭日中における前記商品の1日平均売上を表し、前記1日平均ローカル売上が、前記祭日が続く所定の期間における前記商品の1日平均売上を表し、前記調整加重が、所定の加重を表し、
前記グループBの公式において、前記祭日売上が、所定の祭日中における前記商品の売上数量を表し、前記基準売上が、前記祭日に先立つ及び前記祭日の後に続く前記祭日と同じ長さの期間における前記商品の売上数量を表し、前記祭日販売促進が、前記所定の祭日中における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、前記基準販売促進が、前記祭日に先立つ及び前記祭日の後に続く前記祭日と同じ長さの期間における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、前記1日平均祭日売上が、前記所定の祭日中における前記商品の1日平均売上を表し、前記1日平均ローカル売上が、前記祭日が続く所定の期間における1日平均売上を表し、前記1日平均祭日販売促進が、前記所定の祭日中における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、前記1日平均ローカル販売促進が、前記祭日が存在する所定の期間における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、前記調整加重が、所定の加重を表し、
前記グループCの公式において、前記祭日売上が、所定の祭日中における前記商品の売上数量を表し、前記基準売上が、前記祭日に先立つ及び前記祭日の後に続く前記祭日と同じ長さにおける前記商品の売上数量を表し、前記祭日販売促進が、前記所定の祭日中における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、前記基準販売促進が、前記祭日に先立つ及び前記祭日の後に続く前記祭日と同じ長さの期間における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、前記1日平均祭日売上が、前記所定の祭日中における前記商品の1日平均売上を表し、前記1日平均ローカル売上が、前記祭日が続く所定の期間における1日平均売上を表し、前記1日平均祭日販売促進が、前記所定の祭日中における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、前記1日平均ローカル販売促進が、前記祭日が続く所定の期間における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、ln()が自然対数を表し、前記調整加重が、所定の加重を表す、前記方法。
【請求項2】
調整加重が、次の公式、すなわち、
前記調整加重=(祭日売上/ln祭日販売促進)×通常期間売上ランキングスコア
に従って計算され、
ここで前記通常期間売上ランキングスコアが、すべてのカテゴリのうちで前記商品が属するカテゴリの売上のランキングに基づいて決定された値であり、より低いランキングを有するカテゴリが、より高い通常期間売上ランキングスコアに対応する、請求項に記載の方法。
【請求項3】
祭日用売れ筋商品を決定するためのデバイスであって、
複数の商品の中のそれぞれの商品に関して、所定の祭日中における前記商品の売上と、前記祭日が続く所定の期間における売上との比較に基づいて、前記祭日中における前記商品の売れ筋度を計算するための商品祭日スコアリングモジュールと、
より高い売れ筋度を有する商品を前記祭日用売れ筋商品として決定するための祭日用売れ筋商品識別モジュールとを含み、
前記商品祭日スコアリングモジュールがさらに、次の3つの公式グループA〜C、すなわち、
グループA)変動=祭日売上/基準売上、
ローカリティ=1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上、及び
祭日中における商品の売れ筋度=(前記変動+前記ローカリティ)×調整加重;又は
グループB)変動=祭日売上/基準売上−祭日販売促進/基準販売促進、
ローカリティ=1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上−1日平均祭日販売促進/1日平均ローカル販売促進、及び
祭日中における商品の売れ筋度=(前記変動+前記ローカリティ)×調整加重;又は
グループC)変動=ln(祭日売上/基準売上−祭日販売促進/基準販売促進)、
ローカリティ=ln(1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上−1日平均祭日販売促進/1日平均ローカル販売促進)、及び
祭日中における商品の売れ筋度=(前記変動+前記ローカリティ)×調整加重
のうちの1つに従って計算を行うために使用され、
前記グループAの公式において、前記祭日売上が、所定の祭日中における前記商品の売上数量を表し、前記基準売上が、前記祭日に先立つ及び前記祭日の後に続く前記祭日と同じ長さの期間における前記商品の売上数量を表し、前記1日平均祭日売上が、前記所定の祭日中における前記商品の1日平均売上を表し、前記1日平均ローカル売上が、前記祭日が続く所定の期間における前記商品の1日平均売上を表し、前記調整加重が、所定の加重を表し、
前記グループBの公式において、前記祭日売上が、所定の祭日中における前記商品の売上数量を表し、前記基準売上が、前記祭日に先立つ及び前記祭日の後に続く前記祭日と同じ長さの期間における前記商品の売上数量を表し、前記祭日販売促進が、前記所定の祭日中における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、前記基準販売促進が、前記祭日に先立つ及び前記祭日の後に続く前記祭日と同じ長さの期間における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、前記1日平均祭日売上が、前記所定の祭日中における前記商品の1日平均売上を表し、前記1日平均ローカル売上が、前記祭日が続く所定の期間における1日平均売上を表し、前記1日平均祭日販売促進が、前記所定の祭日中における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、前記1日平均ローカル販売促進が、前記祭日が続く所定の期間における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、前記調整加重が、所定の加重を表し、
前記グループCの公式において前記祭日売上が、所定の祭日中における前記商品の売上数量を表し、前記基準売上が、前記祭日に先立つ及び前記祭日の後に続く前記祭日と同じ長さにおける前記商品の売上数量を表し、前記祭日販売促進が、前記所定の祭日中における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、前記基準販売促進が、前記祭日に先立つ及び前記祭日の後に続く前記祭日と同じ長さの期間における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、前記1日平均祭日売上が、前記所定の祭日中における前記商品の1日平均売上を表し、前記1日平均ローカル売上が、前記祭日が続く所定の期間における1日平均売上を表し、前記1日平均祭日販売促進が、前記所定の祭日中における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、前記1日平均ローカル販売促進が、前記祭日が続く所定の期間における販売促進価格での前記商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、ln()が自然対数を表し、前記調整加重が、所定の加重を表す、前記デバイス。
【請求項4】
商品祭日スコアリングモジュールがさらに、次の公式、すなわち、
調整加重=(祭日売上/ln祭日販売促進)×通常期間売上ランキングスコア
に従って計算を行うために使用され、
ここで前記通常期間売上ランキングスコアが、すべてのカテゴリのうちで前記商品が属するカテゴリの売上のランキングに基づいて決定された値であり、より低いランキングを有するカテゴリが、より高い通常期間売上ランキングスコアに対応する、請求項に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、祭日用売れ筋商品を決定するための方法及びデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
よく知られているように、祝日又は祭日中には消費の集中が生じ、したがって販売業者たちは、一連の祭日マーケティング活動、例えば、ブランドの販売促進、商品の割引、クーポンの発行、及び無料サンプルなどのためにすべてを出し尽くす。マーケティングにおける電子商取引の利点のおかげで、電子商取引における祭日マーケティングは、伝統的な祭日、例えば、春節、中秋節、国慶節などに限定されず、呼び物の祭日、例えば、母の日、父の日、中国のバレンタインデー、独身の日などが、マーケティングにとって不可欠な祭日になっている。
【0003】
祭日中には、いくつかの商品の売上は、来たる祭日の影響により増大することになるが、その他の商品には、そのような影響がない。したがって、実際には祭日は、別々の商品の売上に別々の影響を及ぼす。祭日マーキングの鍵となる部分は、祭日をテーマにした商品の販売促進であり、これは、電子商取引ウェブサイトを訪問するように消費者を引き付けて、それによって販売業者のブランドの認識を高めること、並びにすべての商品への訪問回数及びすべての商品の購入を増大させることを目的としている。したがって、それは、祭日をテーマにした商品の選択にとってきわめて重要になっている。そのような商品は、祭日をテーマにしているため、通常は祭日中に、より人気がある。販売業者にとっては、どの特定の商品が祭日をテーマにしているかを考えて識別することが必要である。識別された祭日用売れ筋商品は、祭日マーケティングのための候補商品としての役割を果たすことができ、そのような商品の在庫は、事前に増やしておくことが可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
祭日用売れ筋商品を識別するための現在の方法は、主として、販売業者の経験と、参考としてのいくつかの売上データとに依存している。しかしながら、ビジネス分野の拡張と、さまざまなカテゴリの商品における変更及び更新とに伴って、並びに、呼び物の祭日が多数生み出されていることと、その他のいくつかの外部影響要因とに伴って、単に経験と、売上をただ集めて統計的に分析することとを通じて得られる結果は、ますます洗練されたマーケティングを求める販売業者の要求を満たさなくなる。したがって、多数の商品の中から祭日用売れ筋商品をさらに正確に選別するのに適している、祭日用売れ筋商品を識別するための方法が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記に鑑みて、本発明は、多数の商品から祭日用売れ筋商品をさらに正確に選別することができる、祭日用売れ筋商品を決定するための方法及びデバイスを提供する。
【0006】
上述の目的を実現するために、一態様によれば、本発明は、祭日用売れ筋商品を決定するための方法を提供する。
【0007】
祭日用売れ筋商品を決定するための方法は、複数の商品の中のそれぞれの商品に関して、所定の祭日中におけるその商品の売上と、その祭日が続く所定の期間における売上との比較に基づいて、その祭日中におけるその商品の売れ筋度を計算するステップと、より高い売れ筋度を有する商品を祭日用売れ筋商品として決定するステップとを含む。
【0008】
祭日中における商品の売れ筋度を計算するステップは、次の公式、すなわち、変動=祭日売上/基準売上、ローカリティ=1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上、及び、祭日中における商品の売れ筋度=(変動+ローカリティ)×調整加重に従って計算を行うステップを含んでいてもよく、ここで祭日売上は、所定の祭日中における商品の売上数量を表し、基準売上は、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日と同じ長さの期間における商品の売上数量を表し、1日平均祭日売上は、所定の祭日中における商品の1日平均売上を表し、1日平均ローカル売上は、祭日が続く所定の期間における商品の1日平均売上を表し、調整加重は、所定の加重を表す。
【0009】
祭日中における商品の売れ筋度を計算するステップは、次の公式、すなわち、変動=祭日売上/基準売上−祭日販売促進/基準販売促進、ローカリティ=1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上−1日平均祭日販売促進/1日平均ローカル販売促進、及び、祭日中における商品の売れ筋度=(変動+ローカリティ)×調整加重に従って計算を行うステップを含んでいてもよく、ここで祭日売上は、所定の祭日中における商品の売上数量を表し、基準売上は、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日と同じ長さの期間における商品の売上数量を表し、祭日販売促進は、所定の祭日中における販売促進価格での商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、基準販売促進は、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日と同じ長さの期間における販売促進価格での商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、1日平均祭日売上は、所定の祭日中における商品の1日平均売上を表し、1日平均ローカル売上は、祭日が続く所定の期間における1日平均売上を表し、1日平均祭日販売促進は、所定の祭日中における販売促進価格での商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、1日平均ローカル販売促進は、祭日が続く所定の期間における販売促進価格での商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、調整加重は、所定の加重を表す。
【0010】
祭日中における商品の売れ筋度を計算するステップは、次の公式、すなわち、変動=ln(祭日売上/基準売上−祭日販売促進/基準販売促進)、ローカリティ=ln(1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上−1日平均祭日販売促進/1日平均ローカル販売促進)、及び、祭日中における商品の売れ筋度=(変動+ローカリティ)×調整加重に従って計算を行うステップを含んでいてもよく、ここで祭日売上は、所定の祭日中における商品の売上数量を表し、基準売上は、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日と同じ長さにおける商品の売上数量を表し、祭日販売促進は、所定の祭日中における販売促進価格での商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、基準販売促進は、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日と同じ長さの期間における販売促進価格での商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、1日平均祭日売上は、所定の祭日中における商品の1日平均売上を表し、1日平均ローカル売上は、祭日が続く所定の期間における1日平均売上を表し、1日平均祭日販売促進は、所定の祭日中における販売促進価格での商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、1日平均ローカル販売促進は、祭日が続く所定の期間における販売促進価格での商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、ln()は自然対数を表し、調整加重は、所定の加重を表す。
【0011】
調整加重は、次の公式、すなわち、調整加重=(祭日売上/ln祭日販売促進)×通常期間売上ランキングスコアに従って計算されてもよく、ここで通常期間売上ランキングスコアは、すべてのカテゴリのうちでその商品が属するカテゴリの売上のランキングに基づいて決定された値であり、より低いランキングを有するカテゴリが、より高い通常期間売上ランキングスコアに対応する。
【0012】
本発明の別の態様によれば、祭日用売れ筋商品を決定するためのデバイスが提供される。
【0013】
本発明による、祭日用売れ筋商品を決定するためのデバイスは、複数の商品の中のそれぞれの商品に関して、所定の祭日中におけるその商品の売上と、その祭日が続く所定の期間における売上との比較に基づいて、その祭日中におけるその商品の売れ筋度を計算するための商品祭日スコアリングモジュールと、より高い売れ筋度を有する商品を祭日用売れ筋商品として決定するための祭日用売れ筋商品識別モジュールとを含む。
【0014】
商品祭日スコアリングモジュールはさらに、次の公式、すなわち、変動=祭日売上/基準売上、ローカリティ=1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上、及び、祭日中における商品の売れ筋度=(変動+ローカリティ)×調整加重に従って計算を行うために使用されてもよく、ここで祭日売上は、所定の祭日中における商品の売上数量を表し、基準売上は、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日と同じ長さの期間における商品の売上数量を表し、1日平均祭日売上は、所定の祭日中における商品の1日平均売上を表し、1日平均ローカル売上は、祭日が続く所定の期間における商品の1日平均売上を表し、調整加重は、所定の加重を表す。
【0015】
商品祭日スコアリングモジュールはさらに、次の公式、すなわち、変動=祭日売上/基準売上−祭日販売促進/基準販売促進、ローカリティ=1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上−1日平均祭日販売促進/1日平均ローカル販売促進、及び、祭日中における商品の売れ筋度=(変動+ローカリティ)×調整加重に従って計算を行うためのものであってもよく、ここで祭日売上は、所定の祭日中における商品の売上数量を表し、基準売上は、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日と同じ長さの期間における商品の売上数量を表し、祭日販売促進は、所定の祭日中における販売促進価格での商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、基準販売促進は、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日と同じ長さの期間における販売促進価格での商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、1日平均祭日売上は、所定の祭日中における商品の1日平均売上を表し、1日平均ローカル売上は、祭日が続く所定の期間における1日平均売上を表し、1日平均祭日販売促進は、所定の祭日中における販売促進価格での商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、1日平均ローカル販売促進は、祭日が続く所定の期間における販売促進価格での商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、調整加重は、所定の加重を表す。
【0016】
商品祭日スコアリングモジュールはさらに、次の公式、すなわち、変動=ln(祭日売上/基準売上−祭日販売促進/基準販売促進)、ローカリティ=ln(1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上−1日平均祭日販売促進/1日平均ローカル販売促進)、及び、祭日中における商品の売れ筋度=(変動+ローカリティ)×調整加重に従って計算を行うために使用されてもよく、ここで祭日売上は、所定の祭日中における商品の売上数量を表し、基準売上は、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日と同じ長さにおける商品の売上数量を表し、祭日販売促進は、所定の祭日中における販売促進価格での商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、基準販売促進は、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日と同じ長さの期間における販売促進価格での商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、1日平均祭日売上は、所定の祭日中における商品の1日平均売上を表し、1日平均ローカル売上は、祭日が続く所定の期間における1日平均売上を表し、1日平均祭日販売促進は、所定の祭日中における販売促進価格での商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、1日平均ローカル販売促進は、祭日が続く所定の期間における販売促進価格での商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、ln()は自然対数を表し、調整加重は、所定の加重を表す。
【0017】
商品祭日スコアリングモジュールはさらに、次の公式、すなわち、調整加重=(祭日売上/ln祭日販売促進)×通常期間売上ランキングスコアに従って計算を行うために使用されてもよく、ここで通常期間売上ランキングスコアは、すべてのカテゴリのうちでその商品が属するカテゴリの売上のランキングに基づいて決定された値であり、より低いランキングを有するカテゴリは、より高い通常期間売上ランキングスコアに対応する。
【0018】
本発明の技術的な解決策によれば、祭日中の売上を祭日中以外の売上と比較すること、及び売上に対する販売促進の影響を考慮に入れることによって、祭日用売れ筋商品が決定される。これは、商品の売上に対する祭日の影響を客観的に反映する上で、及び販売業者によって祭日用売れ筋商品を決定する上で役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図面は、本発明をよりよく理解するために使用され、本発明の不適切な限定を構成するものではない。
図1】本発明の一実施形態による、祭日用売れ筋商品を決定するための方法の基本的なステップの概略図である。
図2】本発明の一実施形態による、祭日用売れ筋商品を決定するためのデバイスの概略図である。
図3】本発明の一実施形態による、祭日用売れ筋商品を決定するための方法の特定のフローの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の例示的な実施形態が、以降で図面を参照しながら示されており、以降では、理解を容易にするために、本発明の実施形態のさまざまな詳細が含まれている。それらの実施形態は、単なる例示とみなされるべきである。したがって、本明細書において示されている実施形態に対してさまざまな変更及び修正を行うことができ、その結果は本発明の範囲及び趣旨から逸脱しないことを当業者なら理解するはずである。同様に、明確さ及び簡潔さのために、本明細書においては、一般に知られている機能及び構造を示すことは省略されている。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態による、祭日用売れ筋商品を決定するための方法の基本的なステップの概略図である。図1において示されているように、祭日用売れ筋商品を決定するための方法は、主としてステップS11及びS12を含む。
【0022】
ステップS11:複数の商品の中のそれぞれの商品に関して、所定の祭日中におけるその商品の売上と、その祭日が続く所定の期間における売上との比較に基づいて、その祭日中におけるその商品の売れ筋度を計算するステップ。
【0023】
ステップS12:より高い売れ筋度を有する商品を祭日用売れ筋商品として決定するステップ。
【0024】
ステップS11においては、特に次の公式、すなわち、
変動=祭日売上/基準売上、
ローカリティ=1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上、及び
祭日中における商品の売れ筋度=(変動+ローカリティ)×調整加重
に従って計算を実行することができ、ここで、祭日売上は、所定の祭日中における商品の売上数量を表し、基準売上は、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日と同じ長さの期間における商品の売上数量を表し、1日平均祭日売上は、所定の祭日中における商品の1日平均売上を表し、1日平均ローカル売上は、祭日が続く所定の期間における商品の1日平均売上を表し、調整加重は、所定の加重を表す。
【0025】
祭日中における商品の売上の増大は、一方では祭日そのものの影響から生じる場合がある。他方、販売促進が実行されるケース、すなわち、販売促進価格(通常は、販売促進時以外の価格よりも安い)での商品の販売においては、商品の売上が増大する可能性があるだろう。したがって、販売促進が存在する場合には、商品の売上に対する祭日の影響を実際に反映するために、別法として、上述の変動及びローカリティを次の公式、すなわち、
変動=祭日売上/基準売上−祭日販売促進/基準販売促進、
ローカリティ=1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上−1日平均祭日販売促進/1日平均ローカル販売促進
に従って計算することができ、ここで、祭日販売促進は、所定の祭日中における販売促進価格での商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、基準販売促進は、所定の祭日期間に先立つ及び所定の祭日期間の後に続く祭日期間と同じ長さの期間における販売促進価格での商品の販売によって生み出された平均販売促進割引額を表し、1日平均祭日販売促進は、所定の祭日中における販売促進価格での商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表し、1日平均ローカル販売促進は、祭日が続く所定の期間における販売促進価格での商品の販売によって生み出された1日平均販売促進割引額を表す。
【0026】
上述の計算は、下記の自然対数(ln()によって表される)を使用することができる。
変動=ln(祭日売上/基準売上−祭日販売促進/基準販売促進)、
ローカリティ=ln(1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上−1日平均祭日販売促進/1日平均ローカル販売促進)
【0027】
この実施形態における祭日用売れ筋商品を決定するためのデバイスはさらに、祭日のさまざまな特徴、販売促進の影響等などの要因を考慮に入れ、したがって識別された商品は、祭日の強力な特徴を有することになる。具体的には、図2(本発明の一実施形態による、祭日用売れ筋商品を決定するためのデバイスの概略図が提示されている)において示されているように、祭日用売れ筋商品を決定するためのデバイス20は、商品祭日スコアリングモジュール201、及び祭日用売れ筋商品識別モジュール202を含む。図2は、販売業者システム21、及び祭日関連データベース22も示している。
【0028】
商品祭日スコアリングモジュール201は、複数の商品の中のそれぞれの商品に関して、所定の祭日中におけるその商品の売上と、その祭日が続く所定の期間における売上との比較に従って、その祭日中におけるその商品の売れ筋度を計算するために使用される。この計算は、上述のようにさまざまなモードで実行することができる。売上、さまざまな祭日の影響のある期間の長さ、販売促進の影響等などの要因を総合的に考慮して、祭日スコアリングインデックスの計算は、さまざまな祭日中における商品のさまざまなスコアを得る。その上、相対的な量の値のみが計算され、絶対的な量の影響が除去される。したがって、別々の祭日における同じ商品のスコアどうしを互いに比較することができ、それによって、商品に著しい影響を及ぼす祭日を反映することができる。商品祭日スコアリングモジュールに基づいて、絶対的な量の影響、及び日々の売上加重をさらに考慮に入れて、それによって商品の祭日相対スコアを計算することができる。祭日用売れ筋商品識別モジュール202は、より高い売れ筋度を有する商品を祭日用売れ筋商品として決定するために使用される。
【0029】
図3は、本発明の一実施形態による、祭日用売れ筋商品を決定するための方法の特定のフローの概略図である。
【0030】
ステップ1:祭日関連データを定量化して取得するステップ。祭日関連データを定量化して取得し、それには、祭日データ、商品データ、及び販売促進データが含まれる。祭日データは、年間を通じたさまざまな祭日の特定の時期、祭日が公の祝日に関連しているかどうか、その祝日の長さ、その祭日の(1又は2以上の)日付が固定されているかどうか、及びその祭日が中国の伝統的な祭日であるかどうかに関するデータを示す。商品データは、主として、商品名、商品のカテゴリ、売上数量、企業購入からの売上数量、及びグループ購入からの売上である。販売促進活動中における商品の露出に関するデータ、及び販売促進中に商品を購入する際に顧客が享受する販売促進割引に関するデータとして、販売促進を定量化する。
【0031】
ステップ2:祭日の分類。別々の祭日は、商品の販売に対して別々の影響を及ぼすため、祭日をそれらの分類に従って処理する。例えば、春節によって生み出される消費に対する影響の作用時間は、祭日が実際に始まる前に比較的長い時間にわたって続き、そしてそれとは逆に、祭日期間中には低減することになる。しかしバレンタインデー及び母の日に関しては、消費に作用する影響は、数日間程度の短期間しか続かないが、実際の祭日の当日の売上は増大する。類似した特徴を有する祭日どうしを1つの分類へと分類することによって、年間を通じた祭日どうしを属性データに従って分類し、以降のステップにおいて計算を行うために、それぞれの分類の祭日に関して、影響のある時間の長さを定義する。
【0032】
ステップ3:売上データを刈り込むステップ。祭日用売れ筋商品の誤った判断を避ける目的で、企業購入又はグループ購入などの集団購入によって生じた売上における変化を除去するために、売上データを刈り込む。
【0033】
ステップ4:商品に関する祭日スコアデータインデックスを計算するステップ。このインデックスを計算するためのデータは、3つの態様において、商品売上データ、販売促進割引データ、及び販売促進露出データを含む。集まりの次元は、祭日期間データ、基準期間データ、及びローカル期間データである。さまざまな分類の祭日に関して、祭日の特徴を得るステップからの結果に従って、祭日そのものによって定義されている時間的長さの間におけるデータが、それぞれ選択されて集められ、祭日期間データとなる。基準期間データとは、祭日に先立つ及び祭日の後に続く祭日期間と同じ時間的長さの期間中におけるデータの集まりである。ローカル期間データとは、祭日を範囲内に含む季節的な四半期におけるデータの集まりである。最後に、それぞれの祭日に関して、別々の段階における、すなわち、その祭日に先立つ、その祭日の後に続く、及びその祭日中における合計及び1日平均の統計結果があるべきである。
【0034】
ステップ5:商品祭日スコアを得るステップ。商品祭日スコアは、主として2つのスコア、すなわち、変動スコア及びローカリティスコアから構成される。別々の祭日に関する計算は、別々に実行され、変動は、主として、通常期間中における商品の売上と比較した場合の祭日中における商品の売上における変化の変動度を反映し、ローカリティは、商品の販売期間における祭日期間の重要度を反映する。商品の売上に対する販売促進の影響を弱めるために、及び商品に対する祭日の影響を際立たせるために、変動及びローカリティのインデックスを計算する際には売上データのほかに販売促進データを考慮に入れることが必要である。量の次元の影響を除去するために、相対比データの対数計算を使用する。具体的な公式は、下記のとおりである。
変動=ln(祭日売上/基準売上−祭日販売促進/基準販売促進)、
ローカリティ=ln(1日平均祭日売上/1日平均ローカル売上−1日平均祭日販売促進/1日平均ローカル販売促進)、
商品祭日スコア=変動+ローカリティ。
【0035】
商品祭日スコアは、相対的な量の値を考慮に入れるだけであり、それによって絶対的な量の影響が除去される。したがって、同じ商品の別々の祭日スコアを互いに比較することができ、それによって、同じ商品に著しい影響を及ぼす祭日を識別することができる。
【0036】
ステップ6:商品祭日スコアをフィルタリングするステップ。商品祭日スコアの計算は、主として、販売促進の影響を弱めること、及び商品が祭日用の売れ筋の特徴を有しているかどうかを反映することを目的としている。商品祭日スコアが高ければ高いほど、その商品の祭日中における人気は高くなり、それは、その商品がその祭日中におけるマストバイ商品に属していることを示している。このフィルタリングステップは、祭日スコアにおける変動又はローカリティの値が0未満である祭日を除外することによって、祭日効果の弱い商品を除外する。
【0037】
ステップ7:調整加重を決定するステップ。調整加重は、祭日中における売上、販売促進、及び通常期間における商品の売上を考慮に入れて、祭日中における商品の絶対的な量を反映する。販売促進を弱めること、及び通常期間におけるより低いランキングを有する商品を際立たせることを基礎として、売上の絶対的な量の影響を考慮に入れ、通常期間における売上のランキングを、すべてのカテゴリのうちでその商品が属するカテゴリの売上の点から降順で5つの(1〜5の)分類へと分類し、それぞれの分類は、売上の20%をカバーし、ランキングスコアは、実際に商品の分類のランキングである。通常期間において売上がわずかな商品を際立たせるために、売上が高ければ高いほど、ランキングは低くなる。具体的な公式は、下記のとおりである。
調整加重=(祭日売上/ln祭日販売促進)×通常期間の売上ランキングスコア。
【0038】
ステップ8:商品の祭日相対スコアを決定するステップ。同じ祭日中に商品どうしを互いに比較するために、及び商品祭日スコアに基づいて調整を行うために、商品の祭日相対スコアを使用する。
相対商品祭日スコア=商品祭日スコア×調整加重。
【0039】
ステップ9:祭日用売れ筋商品を選別するステップ。商品を、商品祭日相対スコアの結果に基づいて降順に並べて、より高いランキングを有する商品を祭日用売れ筋商品として選別する。別々の祭日中における売れ筋商品を識別するために、別々の祭日に関してそれぞれ計算を実行する。
【0040】
上で示したことから理解できるように、本発明の実施形態の技術的な解決策から、下記の有益な効果を実現することができる。
【0041】
1.祭日用売れ筋商品を識別するためのデバイスは、単なる売上数量以上の影響要因を考慮に入れ、売上に対する販売促進の影響をある程度弱めて、別々の祭日の効果を際立たせる。したがって、そのようにして選別される商品の種類は一般に、祭日中における必需品に属し、これは、販売業者たちが、ユーザの訪問を引き付けるために、並びにブランドの認識及び祭日関連ではないその他の商品の露出及び販売機会を促進するために、並びに不必要な販売促進コストを節減するために、自分たちのマーケティング戦略、例えば、一括販売、広告の提示、販売促進キャンペーンなどを策定する上で役立つ。
【0042】
2.祭日用売れ筋商品をより正確に識別することによって、祭日中における売上の突然の増大を説明することができる。そのような突然の増大を識別することは、一般的な売上トレンドを予想して制御する上で役立つ。
【0043】
3.商品祭日スコアの計算は、別々の祭日の別々の長さの影響のある時間及びそれらの販売トレンドの影響を除去し、同じ商品に対する別々の祭日効果の比較、及び同じ祭日の別々の年における祭日効果の比較を可能にする。商品に関する年間を通じた又は四半期の販売促進戦略を策定することは、祭日効果の影響を最大化する上で役立つ。
【0044】
本発明の基本的な原理が、特定の実施形態を参照しながら上述されている。しかしながら、本発明による方法及びデバイスのありとあらゆるステップ又はコンポーネントは、任意のコンピューティングデバイス(プロセッサ、ストレージメディアなどを含む)又はコンピューティングデバイスのネットワークにおいてハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組合せとともに実装することができることを標準的な当業者なら理解することが可能であることに留意されたい。これは、標準的な当業者が本発明の説明を検討すれば、自分の基本的なプログラミングスキルを用いて実行することができる。
【0045】
したがって本発明の目的は、別法として、プログラム又はプログラムのセットを任意のコンピューティングデバイス上で実行することによって実施することもできる。そのコンピューティングデバイスは、よく知られている一般的なデバイスであることが可能である。したがって本発明の目的は、別法として、この方法又はデバイスを実施するためのプログラムコードを含むプログラム製品のみによって実施することもできる。すなわち、そのようなプログラム製品も本発明を構成し、そのようなプログラム製品が格納されているストレージメディアも本発明を構成する。当然ながら、それらのストレージメディアは、任意の既知のストレージメディア、又は今後開発されることになる任意のストレージメディアであることが可能である。
【0046】
さらに、本発明のデバイス及び方法においては、当然ながらそれぞれのコンポーネント及びそれぞれのステップを分解及び/又は再結合することができることに留意されたい。それらの分解及び/又は再結合は、本発明の均等な解決策であるとみなされるものとする。その上、上述の一連の処理のステップは、示されているシーケンスに自然に準拠する時間的なシーケンスに従って実行することができるが、その時間的なシーケンスに従うことは必須ではない。いくつかのステップは、並列に、又は互いに独立して実行することができる。
【0047】
上述の特定の実施形態は、本発明の保護範囲の限定を構成するものではない。設計要件及びその他の要因に応じて、さまざまな修正、組合せ、サブコンビネーション、及び代用が許容可能であることを当業者なら理解するであろう。本発明の趣旨及び原理内のあらゆる修正、均等な代用、改良などは、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
図1
図2
図3