特許第6027963号(P6027963)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6027963腐敗しやすい医療製品管理システム、腐敗しやすい医療製品管理方法、及び腐敗しやすい医療製品再販方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6027963
(24)【登録日】2016年10月21日
(45)【発行日】2016年11月16日
(54)【発明の名称】腐敗しやすい医療製品管理システム、腐敗しやすい医療製品管理方法、及び腐敗しやすい医療製品再販方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/22 20120101AFI20161107BHJP
【FI】
   G06Q50/22
【請求項の数】10
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2013-508230(P2013-508230)
(86)(22)【出願日】2011年4月27日
(65)【公表番号】特表2013-529337(P2013-529337A)
(43)【公表日】2013年7月18日
(86)【国際出願番号】US2011034208
(87)【国際公開番号】WO2011137194
(87)【国際公開日】20111103
【審査請求日】2014年4月10日
(31)【優先権主張番号】12/772,019
(32)【優先日】2010年4月30日
(33)【優先権主張国】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】515121265
【氏名又は名称】エイチ‐ソース,インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(74)【代理人】
【識別番号】110000132
【氏名又は名称】大菅内外国特許事務所特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ウォールデン,ジム,マレー
【審査官】 小原 正信
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−259778(JP,A)
【文献】 特開2006−048500(JP,A)
【文献】 特開2002−024586(JP,A)
【文献】 特開2007−026035(JP,A)
【文献】 特開2007−323373(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
腐敗しやすい医療製品管理システムの双方向通信を実現するように構成された通信インターフェースと、
数の腐敗しやすい医療製品に関する情報を記憶するように構成され記憶装置回路であって、前記情報は、前記腐敗しやすい医療製品の各々の耐用年数の互いに異なる残り時間の量に関する複数の閾値を含む、記憶装置回路と、
前記通信インターフェース及び前記記憶装置回路結合された処理回路とを含み、
前記処理回路は、
前記記憶装置回路に記憶された前記情報に基づいて、前記腐敗しやすい医療製品の前記耐用年数の残り時間の量を監視
前記監視結果として、前記複数の閾値のうちの第一の閾値が、前記腐敗しやすい医療製品のうちの前記耐用年数の終わりに近づいている1つの腐敗しやすい医療製品に関してトリガーされたことを検出し
前記第一の閾値がトリガーされたことを検出した結果として、前記1つの腐敗しやすい医療製品の第一のクラスの可能性ある取得者に、前記1つの腐敗しやすい医療製品が前記耐用年数の終わりに近づいていることを示す第一の伝達を出力するよう前記通信インターフェースを制御し、
前記監視の結果として、前記複数の閾値のうちの第二の閾値が、前記1つの腐敗しやすい医療製品に関してトリガーされたことを検出し、前記第一及び第二の閾値は、前記1つの腐敗しやすい医療製品の前記耐用年数の互いに異なる残り時間を表し、前記第二の閾値が表す残り時間は前記第一の閾値が表す残り時間よりも少なく、
前記第二の閾値がトリガーされたことを検出した結果として、前記1つの腐敗しやすい医療製品の第二のクラスの可能性ある取得者に、前記1つの腐敗しやすい医療製品が前記耐用年数の終わりに近づいていることを示す第二の伝達を出力するよう、前記通信インターフェースを制御する、
ように構成されている、ことを特徴とする腐敗しやすい医療製品管理システム。
【請求項2】
前記処理回路は、前記第一及び第二のクラスの可能性ある取得者によって受信される安全な通信を含む前記第一及び第二の伝達を出力するよう、前記通信インターフェースを制御するように構成されることを特徴とする請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記記憶装置回路は、医療製品消費事業体によって購入され且つ前記医療製品消費事業体の在庫にある前記腐敗しやすい医療製品に関す前記情報を記憶することを特徴とする請求項1記載のシステム。
【請求項4】
前記医療製品消費事業体は、第一の医療製品消費事業体であり、前処理回路は、第二の医療製品消費事業体への前記1つの腐敗しやすい医療製品の再販に費用を関連付けるように構成されることを特徴とする請求項記載のシステム。
【請求項5】
前記処理回路は、前記1つの腐敗しやすい医療製品が前記医療製品消費事業体からの再販に利用可能であるという指示を各々含む前記第一及び第二の伝達を出力するよう、前記通信インターフェースを制御するように構成されることを特徴とする請求項記載のシステム。
【請求項6】
前記処理回路は、前記医療製品消費事業体への警告として第三の伝達を出力するよう、前記通信インターフェースを制御するように構成されることを特徴とする請求項記載のシステム。
【請求項7】
前記医療製品消費事業体は、第一医療製品消費事業体を含み、前記システムは、前記通信インターフェース、前記記憶装置回路、及び前記処理回路を含むサーバを更に含み、前記サーバは、前記第一医療製品消費事業体を含む複数の医療製品消費事業体の外部あることを特徴とする請求項記載のシステム。
【請求項8】
処理回路によって実行される、腐敗しやすい医療製品の管理方法であって、
前記処理回路が
複数の腐敗しやすい医療製品に関する情報を記憶装置回路に記憶するよう制御することであって、前記記憶された情報は、前記複数の腐敗しやすい医療製品のそれぞれがいつ失効するかを示す複数の失効日を含む、ことと
前記失効日を用いて前記複数の腐敗しやすい医療製品のそれぞれが失効するまでの残り時間の量を監視することであって、該監視することは、前記複数の腐敗しやすい医療製品のうちの1つの腐敗しやすい医療製品が失効するまでの残り時間の量を、前記1つの腐敗しやすい医療製品に対する複数の閾値と比較することを含む、ことと
前記監視を用いて、前記複数の腐敗しやすい医療製品のうちの1つの腐敗しやすい医療製品が、前記1つの腐敗しやすい医療製品に関連する、前記複数の失効日のうちの1つの失効日に近づいていること、を検出することであって、該検出することは、前記1つの腐敗しやすい医療製品が失効するまでの前記残り時間の量が前記複数の閾値のうちの第一及び第二の閾値を互いに異なる時点でトリガーすることを検出することを含む、ことと
前記1つの腐敗しやすい医療製品が失効するまでの前記残り時間の量が前記第一の閾値をトリガーしたことを検出した結果として、前記1つの腐敗しやすい医療製品の第一のクラスの可能性ある取得者へ、前記1つの腐敗しやすい医療製品がその耐用年数の終わりに近づいているという第一の指示を通信するよう、通信インターフェースを制御することと、
前記1つの腐敗しやすい医療製品が失効するまでの前記残り時間の量が前記第二の閾値をトリガーしたことを検出した結果として、前記1つの腐敗しやすい医療製品の第二のクラスの可能性ある取得者へ、前記1つの腐敗しやすい医療製品がその耐用年数の終わりに近づいているという第二の指示を通信するよう、前記通信インターフェースを制御することであって、前記第一及び第二の閾値は、前記1つの腐敗しやすい医療製品が失効するまでの互いに異なる残り時間を表し、前記第二の閾値が表す残り時間は前記第一の閾値が表す残り時間よりも少ない、ことと、
を実行することを含む、ことを特徴とする腐敗しやすい医療製品管理方法。
【請求項9】
前記1つの腐敗しやすい医療製品は、医療製品消費事業体の在庫にあり、前記第一及び第二の指示は、それぞれ、前記1つの腐敗しやすい医療製品を前記第一及び第二のクラスの可能性ある取得者に再販する提案を含む、ことを特徴とする請求項記載の方法。
【請求項10】
前記1つの腐敗しやすい医療製品は、医療製品消費事業体の在庫にあり、前方法は、前記医療製品消費事業体へ警告を通信することを更に含むことを特徴とする請求項記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、腐敗しやすい医療製品管理システム、腐敗しやすい医療製品管理方法、及び腐敗しやすい医療製品再販方法に関する。
【背景技術】
【0002】
様々な事業体は、日々の業務中に製品を消費する。幾つかの事業は、製品手許有高の在庫を維持し、便利、即時の使用、緊急などに対して発生するニーズとしてこれらの製品がすぐに利用できるようにし得る。幾つかの製品は、比較的に長い寿命を有し、そして故に、製品が製品の使用前に在庫に残り得る。しかし、幾つかの事業の種類に対して、様々な事業業務を果たすために腐敗しやすい製品が用いられ得る。失効前までに消費又は使用されなければ、腐敗しやすい製品の価値は、おそらく無になるほど著しく減少するであろう。更に、腐敗しやすい製品の種類に依存して、幾つかの製品は、購入した製造者、供給者、流通者又は他の事業体(主体、entity)に返品することができなく、そして、失効又は未使用製品の価値の損失は、事業の業務コストを増やす。
【0003】
本開示の少なくとも幾つかの実施形態は、腐敗しやすい製品を含む製品の管理を補助する装置及び方法に向ける。
【図面の簡単な説明】
【0004】
本開示の実施形態例は、後続の添付の図面と関連して次に述べられる。
図1図1は、1つの実施形態に従う腐敗しやすい製品管理システムの機能ブロック図を示す。
図2図2は、1つの実施形態に従うコンピュータシステムの機能ブロック図を示す。
図3図3は、1つの実施形態に従う製品消費事業体によって実施されてもよい方法のフローチャートを示す。
図4図4は、1つの実施形態に従う管理装置によって実施されてもよい方法のフローチャートを示す。
図5図5は、1つの実施形態に従う異なる階層における腐敗しやすい製品の提供方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本発明は、“科学の進歩及び有用技術を促進する”(第1項、8条)の米国特許法の憲法制定目的の推進において提出された。
【0006】
1つの実施形態によれば、腐敗しやすい医療製品管理システムは、通信インターフェースと、前記腐敗しやすい医療製品の耐用年数に関する情報を含む複数の腐敗しやすい医療製品に関連情報を記憶するように構成される記憶装置回路と、前記通信インターフェース及び記憶装置回路と結合する処理装置とを含み、前記処理装置は、前記腐敗しやすい医療製品の前記耐用年数の時間の残量を監視するように構成され、監視結果として耐用年数の終わりに近づいている前記腐敗しやすい1つの医療製品を検出し、そして、耐用年数の終わりに近づいている前記1つの腐敗しやすい医療製品の検出結果としてその耐用年数の終わりに近づいている前記1つの腐敗しやすい医療製品を示す伝達を出力するように前記通信インターフェースを制御する。
【0007】
1つの付加的な実施形態によれば、腐敗しやすい医療製品管理方法は、複数の腐敗しやすい医療製品に関連情報を記憶し、前記情報は、前記腐敗しやすい医療製品のそれぞれがいつ失効するかを示す複数の失効日を含み、前記失効日を用いて前記腐敗しやすい医療製品のそれぞれが失効するまでの残り時間の量を監視し、前記監視を用いて1つの前記腐敗しやすい医療製品に関連する1つの失効日に近づいている前記1つの腐敗しやすい医療製品を検出し、そして前記検出の結果として前記1つの腐敗しやすい医療製品がその耐用年数の終わりに近づいていることを示す通信を行うことを含む。
【0008】
他の実施形態によれば、腐敗しやすい医療製品再販方法は、腐敗しやすい医療製品に関連する失効日に近づいている前記腐敗しやすい医療製品を検出し、前記腐敗しやすい医療製品は、医療製品消費事業体の在庫にあり、前記検出の結果として前記腐敗しやすい医療製品が取得可能であることを示す伝達を生成し、そして通信後に前記腐敗しやすい医療製品を取得する異なる事業体の希望を示す応答を受信する。
【0009】
本発明の少なくとも幾つかの形態は、その耐用年数の終わりに近づこうとする腐敗しやすい製品を処分する補助の提供を含む事業業務を実施するために使用される製品管理を補助する装置、方法及びプログラムを含む。例えば、ある事業体は、事業の業務中に使用され又は消費される製品(消費可能)の在庫を維持してもよい。幾つかの在庫は、制限される耐用年数(例えば、関連失効日)を有してもよく、その後これらの製品はもはや有用ではなく又は価値が無いような減少された価値を有することに成り得る。1つの医療実施形態例において、病院又は他の医療/健康管理事業体(営利又は非営利目的のため)は、様々な医療処置のために使われる医療製品(例えば、移植可能装置)の在庫を維持してもよい。幾つかの医療製品は、腐敗しやすく、そして失効日を有し、その後その医療製品がもはや患者の治療に使用されなくなるであろう。幾つかの実施例実施形態によれば、事業体に腐敗しやすい製品の耐用年数の終わり前までに腐敗しやすい製品を処分する補助のための装置、方法及びプログラムが述べられる。
【0010】
図1を参照し、1つの可能な構成に従う製品管理システム10の1つの実施形態が示される。示された管理システム10は、製品管理装置12及び1つ又は複数の製品消費システム14(2つの製品消費システム14a、14bは、図1の実施形態の例に示される)を含む。製品消費システム14は、製品を消費又は使用する図1に示される複数の製品消費事業体15a、15bに関連してもよい。例えば、事業体15a、15bは、事業業務中に製品を使用又は消費する事業体であってもよく、そして製品消費システム14a、14bは、事業体15a、15bのそれぞれの在庫の製品を管理してもよい。
【0011】
1つの実施形態において、管理装置12は、サーバベース計算システムであり、そして製品消費システム14は、1つの実施形態において用いられるための事業体15のそれぞれの在庫に維持される腐敗しやすい製品を含む製品を所有する製品消費事業体15に関連する計算システムである。
【0012】
管理装置12及び製品消費システム14を含む管理システム10の上述の実施形態例は、説明的であり、そして他の実施形態が可能である。例えば、1つの実施形態において、単一事業体15は、在庫の自製品の管理のための複数の製品消費システム14を用いてもよく、又は関連し得る単一の製品消費システム14を用いてもよく、そして複数の事業体15の在庫の製品を管理する。幾つかの実施形態において、製品消費システム14は、管理装置12と合わせて在庫内の製品の管理を実施する。他の実施形態において、管理装置12が省略されてもよく、そして製品消費システム14a、14bは、それぞれの事業体15a、15bのための製品の管理を提供する。幾つかの実施形態において、複数の製品消費システム14は、共同グループ内の他の1つと関連してもよい(例えば、GPOs及びIDNsのような共同所有又は管理グループ下の複数異なる病院)。
【0013】
幾つかの在庫は、製品消費事業体15によって使用される腐敗しやすい製品を含んでもよい。腐敗しやすい製品は、制限される耐用年数を有する製品を含んでもよい。1つのより具体的な例において、腐敗しやすい製品は、腐敗しやすい製品の耐用年数がいつ失効又は価値が下がるかの特定日を定義する関連失効日を有してもよい。幾つかの形態に従って、腐敗しやすい製品管理システム10は、製品消費事業体15a、15bに在庫内の製品の管理及び以前に購入され(又は、その在庫内に)、そしてこれらの耐用年数の終わりに近づいている腐敗しやすい製品の処分を補助するように配置される。
【0014】
次により詳細に述べられる管理システム10の1つの医療応用例において、製品消費事業体15a、15bは、患者に健康管理サービスを提供しながら製品(例えば、バルブ、ステント、カテーテル等)を使用する健康管理施設(例えば、病院、医院)を含む。幾つかの医療製品は、腐敗しやすくそして固定耐用年数を有する。腐敗しやすい医療製品の例は、患者に移植され又は外科的な措置中に使用され、そして装置のための固定耐用年数を設定する関連失効日を有する移植可能装置、典型的に一回使用されて捨てられ、そして固定耐用年数を有してもよい“使い捨て”(disposable)又は“頓用” (single−use)品目、及び固定耐用年数も有してもよい医薬(例えば、薬)を含む。幾つかの事業体15は、製造者、供給者又は他の供給源から腐敗しやすい医療製品を購入し、そして患者の治療に必要とされれば製品が利用できるように腐敗しやすい医療製品のそれぞれの在庫を維持する。しかし、幾つかの腐敗しやすい医療製品は、比較的に高価であり、そして製品が購入された事業体に返却できなく、そして管理システム10は、これらの耐用年数の終わり前までに腐敗しやすい製品の処分を補助してもよい。
【0015】
1つの例において、事業体15において従事する医師は、それぞれの実態15の在庫に継続供給で取って置かれる腐敗しやすい医療製品の特定銘柄及び種類を指定してもよい。その医師は、実態15の雇用を去り、そして後続の医師は、腐敗しやすい医療製品の異なる銘柄又は種類を使用してもよく、製品の失効前までに事業体15によって殆ど使用されない腐敗しやすい医療製品を事業体15に残してしまう。
【0016】
従って、幾つかの腐敗しやすい製品は、購入されてもよく、そして事業体15の在庫に維持されてよいが、腐敗しやすい医療製品の耐用年数の失効前までに事業体15によって使用されない可能性がある。上述のように、幾つかのこれらの腐敗しやすい製品は、比較的に大幅な価値(例えば、各々は数千ドル)を有し、そして従って無駄を減らすためにこれらの耐用年数の失効前までに腐敗しやすい製品の使用又は処分することが望まれるであろう。上述の幾つかの実施形態において、管理システム10は、製品の耐用年数の失効前までに腐敗しやすい製品の処分を補助するように構成される。腐敗しやすい製品の処分例は、製品使用(例えば、患者に製品を移植する)又は他の製品消費事業体15に製品の再販又は譲渡を含む。腐敗しやすい製品の処分に関連する本発明の幾つかの形態は、幾つかの実施形態例に従って次に述べられる。
【0017】
述べられた実施形態において、管理装置12は、製品消費システム14と通信するように構成される。通信を実施するための任意の適切な配置が用いられてもよい。1つの例において、管理装置12と製品消費システム14は、適切な通信ネットワーク16を通じて通信する。通信ネットワーク16は、1つ又は複数の通信を実施する有線ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、インターネット、及び/又はセルラーネットワークの適した配置を含んでもよい。通信ネットワーク16は、管理システム10の一部であってもよく又は可能な配置で管理システム10の外部であってもよい。通信ネットワーク16は、1つ又は複数のプライベートネットワークを用いて保護通信を実施してもよく、そして管理システム10の1つ又は複数の構成要素のアクセスから不適当なパーティーを排除する様にファイアーウォール機能をまた含んでもよい。1つの実施形態において、ここに述べられる管理システム10の通信、そして管理システム10のアクセスは、保護されてもよく、そして管理システム10に送信又は通信を受信し、かつアクセスを希望するパーティーは、ウェブページのアクセス、製品広告、製品注文又は管理システム10へのアクセスを得る等のシステム10を通じて通信を実施する(例えば、通信の送信又は受信)前に、適切なパスワード、特定、認証、及び/又は他の情報を提供するように要求されてもよい。幾つかの配置において、管理装置12は、省略されてもよく、そして製品消費システム14は、任意の適した有線及び/又は無線接続を通じて他の1つと直接に通信してもよい。
【0018】
少なくとも1つの実施形態において上述されたように、管理装置12はサーバベース計算システムであってもよく、そして製品消費システム14は、製品消費事業体15と共に用いられる計算システムであってもよい。例えば、システム14は、事業体15に製品の管理を補助すると同様に彼らの実務の日常業務(例えば、電子メールの実施、患者予約の予定)を補助するように構成される計算システムであってもよい。他の実施形態において、システム14は、事業体15の製品の管理に関連する業務のみを実施するように構成される専用システムであってもよい。
【0019】
述べられた実施形態において、管理装置12は、製品消費事業体15の腐敗しやすい製品を管理するように構成される。例えば、事業体15のシステム14は、管理装置12に彼らのそれぞれの在庫の製品に関連する情報を提供してもよい。管理装置12は、この情報を記憶してもよく、そしてこの情報を用いて事業体15に腐敗しやすい製品の耐用年数の失効前までに彼らの在庫内の未使用の腐敗しやすい製品を処分するように補助する。
【0020】
幾つかの実施例において、管理装置12は、システム14から受信した情報(例えば、製品特定情報、失効日)を用いて、事業体15の腐敗しやすい製品の在庫を監視し、そして1つ又は複数の腐敗しやすい製品がその耐用年数の終わりに近づいているという適切な伝達又は警告を生成して提供してもよい。1つの実施形態において、腐敗しやすい製品の失効日に関連する1つ又は複数の時間枠を定義する1つ又は複数の閾値が設定又は提供されてもよい。閾値例は、腐敗しやすい製品の失効日前までの1つ又は複数の残り時間の量(例えば、異なる月数)を定義してもよく、そこで腐敗しやすい製品を処分する試みに関する1つ又は複数の行動が取られ得る。
【0021】
1つの実施形態において、管理装置12は、近づいている失効日の腐敗しやすい製品を所有する事業体15(つまり、ここで所有者事業体として参照する)に通知する伝達を提供するために1つの実施にインフラストラクチュアを提供する。所有者事業体15は、製品を使用又は処分する試みの行動を取ってもよい(例えば、最も古い製品の使用をまず優先する又は製品を他の事業体15に再販又は譲渡する)。更に、管理装置12は、腐敗しやすい製品の耐用年数の失効前までに腐敗しやすい製品の可能な再販、譲渡、又は処分のために、1つの事業体15の腐敗しやすい製品を他の事業体15に広告してもよい。1つの実施形態において、事業体15は、その腐敗しやすい製品の処分のために管理システム10のオペレータを補ってもよい。
【0022】
管理システム10の他の実施が、可能である。上述の実施形態の代替において、管理装置12が省略されてもよく、そして管理システム10は、1つ又は複数の製品消費システム14によって実施されてもよく、その各々の製品の在庫の管理に関連してそれぞれの事業体15を補助する。1つ以上の特定例において、管理システム10は、管理装置12のような外部装置を使用せずに製品消費事業体15の1つ又は複数の製品消費システム14内に実施されてもよい。
【0023】
例えば、耐用年数の終わりに近づいている腐敗しやすい製品の処分を促進する本発明の1つ形態を実施するために、それぞれの事業体15の製品消費システム14は、それぞれの事業体15の在庫の製品を監視し、そして他の製品消費システム14又は他の外部装置に直接に通信する。動作例は、腐敗しやすい製品の失効に近づいている事業体15のスタッフ又は管理者への通知とそのような製品に対して適切な行動を取るべき人を含む伝達を生成する。加えて、例えば他の事業体15に再販又は譲渡することによって腐敗しやすい製品の処分を促進するために、製品消費システム14はまた、外部装置(例えば、他の事業体15の他の製品消費システム14)に関連して通信を実施してもよい。
【0024】
他の可能な実施形態において、複数の管理装置12は、管理システム10に提供される。管理装置12は、製品消費事業体15の複数のグループのそれぞれの1つに対して提供されてもよい(例えば、共同所有者によって所有される病院のグループは、その管理装置12を有してもよく、病院の製品費システム14と通信し、そして他の病院のグループに関連する他の管理装置12と通信すると同様にそれぞれの病院の在庫を管理する)1つの構成において、管理装置12は、他の1つと通信してもよく、例えば、他の管理装置12に販売するためにそのそれぞれの在庫の腐敗しやすい製品を勧める。管理システム10のこれらの構成例は、説明のためであり、そして耐用年数の終わりに近づいている腐敗しやすい製品の処分を促進する他の構成及び/又は方法は可能である。
【0025】
図2を参照し、計算システム20の1つの構成例が示される。管理装置12及び/又は製品消費システム14の個々は、本発明の実施形態例における計算システム20に関連して述べられるように構成されてもよい。説明される配置において、計算システム20は、通信インターフェース22、処理回路24、記憶回路26とユーザインターフェース28を含む。計算システム20の他の構成は、それ以上、それ以下及び/又は付加構成要素を含む可能性がある。更に、管理装置12及び製品消費システム14は、他の実施形態において異なって構成されてもよい。
【0026】
通信インターフェース22は、関連する外部装置(図示しない)と計算システム20の通信を実施するように配置される。例えば、通信インターフェース22は、関連する計算システム20と双方向情報通信をするように配置されてもよい。関連する計算システム20との通信を実施するために、通信インターフェース22は、ネットワークインターフェースカード(NIC)、シリアル又はパラレル接続、USBポート、ファイアーワイヤインターフェース、フラッシュメモリインターフェース、又は任意の適切な配置として実施されてもよい。
【0027】
1つの実施形態において、処理回路24は、データを処理し、データアクセスと記憶を制御し、命令を発行し、かつ他の要望動作を制御するように配置される。少なくとも1つの実施形態において、処理回路24は、適切なコンピュータ読み出し可能な記憶媒体によって提供される要望プログラムを実施するように構成される回路を含んでもよい。例えば、処理回路24は、1つ又は複数のプロセッサ及び/又は例えばソフトウェア及び/又はファームウェア命令を含む実行可能な命令を実行するように構成される他の構造として実施されてもよい。処理回路24の他の実施形態例は、ハードーウェアロジック、PGA、FPGA、ASIC、状態マシン、及び/又は単独の他の構造又は1つ又は複数のプロセッサとの組み合わせを含む。処理回路24のこれらの実施例は説明のためであり、そして他の構成は可能である。
【0028】
記憶回路26は、実行可能なコード又は命令(例えば、ソフトウェア及び/又はファームウェア)のようなプログラム、電子データ、データベース、画像データ、又は他のディジタル情報を記憶するように構成され、そしてコンピュータ読み出し可能な記憶媒体を含んでもよい。ここに述べられる少なくとも幾つかの実施形態又は形態は、記憶回路26の1つ又は複数のコンピュータ読み出し可能な記憶媒体内に記憶されるプログラムを用いて実施されてもよく、そして適切な処理回路24を制御するように構成される。述べられた計算システム20として構成される管理装置12又は製品消費システム14の実施形態例において、記憶回路26は、製品消費事業体15の製品のデータベースを維持するように構成される。
【0029】
コンピュータ読み出し可能な記憶媒体は、実施形態例内の処理回路24を含む命令実行システムによって用いるための又はそれに関連するプログラム、データ及び/又はディジタル情報を包含、記憶、又は維持することができる1つ又は複数の製造の物品に組み込まれてもよい。例えば、代表的なコンピュータ読み出し可能な記憶媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、紫外線又は半導体媒体のような任意の物理的媒体を含んでもよい。コンピュータ読み出し可能な記憶媒体の幾つかのより具体的な実施例は、限定しないが、フロッピー(登録商標)ディスクのような携帯磁気コンピュータディスク、ジップディスク、ハードドライブ、ランダムアクセスメモリ、リードオンリーメモリ、フラッシュメモリ、キャッシュメモリ、及び/又はプログラム、データ、又は他のディジタル情報を記憶できる他の構成を含む。
【0030】
ユーザインターフェース28は、ユーザと対話するように構成され、ユーザからの入力の受信と同様にユーザにデータの伝達(ユーザによって観察するための視覚の画像を表示する)を含む。1つの実施形態において、ユーザインターフェース28は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)として構成される。ユーザインターフェース28は、他の実施形態において異なって構成されてもよい。1つの実施形態において、ユーザインターフェース28は、1つ又は複数の腐敗しやすい製品がそれらの耐用年数の終わりに近づいていることを管理システム10又は事業体15の職員に警告を提供するように構成されてもよい。
【0031】
図3を参照し、それぞれの製品消費事業体15の製品消費システム14によって実行されてもよい1つの方法例が1つの実施形態に従って述べられる。説明される方法は、1つの配置内のシステム14の処理回路によって実行されてもよい。他の方法は、それ以上、それ以下及び/又は代替行動を含む可能性がある。
【0032】
行動A10において、製品消費事業体の製品消費システムは、管理装置にログインしてもよい。幾つかの実施形態において、管理システムは、実態メンバーのみに利用できる閉じたシステムであり、そして適切なパーティーが管理装置をアクセスすることを保障するようにログインを実行するために事業体の製品消費システムの識別及びパスワードが管理装置に提出されてもよい。他の実施形態において、本発明に述べられる腐敗しやすい製品管理動作は、オープンシステムに提供されそして管理動作がメンバーのみに限定されない。
【0033】
行動A12において、ユーザは、そのそれぞれの在庫の製品に関連する情報を製品消費システムに入力する。提供される情報は、製品を識別する識別情報を含んでもよい。加えて、腐敗しやすい製品に対して、提供される情報はまた、腐敗しやすい製品の耐用年数に関連する情報を含んでもよい(例えば、製品失効される又はより低い価値を有すると見なされる失効日)。更に、1つ又は複数の閾値が、入力されてもよくそして製品に関連されてもよい。下記に詳細に追加的に論じられるように、製品の処分に関連して実行される異なる動作を可能にするために(例えば、警告発行、販売のための次の製品、対象受容者への伝達を送信、等)、閾値は、失効日よりもの異なる期間を定義してもよい。入力された情報は、正確さのために入力後に検証されてもよい。
【0034】
幾つかの実施形態において、在庫の状態に関連する自動化された情報(例えば、製品の識別、製品の数、製品の失効日等)を提供するための追跡システムが実施されてもよい。例えば、製品が製品消費事業体によって購入され、製品は、それぞれのバーコード又はラジオ周波数識別装置(RFID)に関連されてもよい。製品消費システムは、製品のバーコード又はRFIDを読み、製品が使用、再販、譲渡され又は在庫から除去されるまで事業体の在庫の内容を追跡及び監視するように構成される。他のシステムは、他の実施形態において在庫を追跡するために用いられてもよい。
【0035】
行動A14において、製品消費システムは、その内部記憶回路のデータベース内に製品に関連する情報(製品識別、製品失効、関連閾値)を記憶する。
【0036】
行動A16において、製品消費システムは、管理されるそのそれぞれの在庫の関連製品情報を管理装置に提供する。提供される情報は、製品を識別する識別情報を含んでもよい。加えて、腐敗しやすい製品のために、提供される情報はまた、腐敗しやすい製品の耐用年数に関連する情報(例えば、失効日)及び閾値を含んでもよい。行動A16において提供される情報は、1つの実施形態において、それぞれの事業体の在庫の全製品に関連する情報を含む初期情報であってもよい。
【0037】
行動A18において、事業体の製品消費システムは、それぞれの事業体の在庫を監視し続けてもよい。使用され又は消費される製品は、在庫から除去されてもよい。更に、上述のように、幾つかの構成に用いられ得る自動化された監視システムは、在庫の状態を決定するために異なる短い時間において在庫の製品をスキャンするバーコードリーダ又はRFIDリーダを含んでもよい。例えば、消費された製品は、在庫内の利用可能な製品の在庫から除去されてもよく、そして新しく受信した製品は、在庫に加えられてもよい。幾つかの実施形態において異なる技術が用いられてもよく、製品消費システムにそのそれぞれの事業体の在庫の監視を補助する。他の実施形態が可能であり、例えば、それぞれの在庫内の製品の情報の手動入力及び監視である。
【0038】
行動A20において、製品消費システムは、1つの実施形態において、そのそれぞれの在庫の適切な更新を管理装置に通信してもよい。更新は、1つの可能な実施形態において、ある期間(例えば、毎日)に従って通信されてもよい。
【0039】
行動A22において、製品消費システムは、製品及びそれらの近づいている失効日を識別する失効通知又は警告の形式で管理装置からの伝達を受信してもよい。通知を受信した後、製品消費システムは、耐用年数の終わりに近づいている腐敗しやすい製品を処分する試みにおける1つ又は複数の動作を実行してもよい。動作例は、識別された製品を優先的に使用し得る、腐敗しやすい製品の失効に近づいている事業体のスタッフ又は管理者への通知等伝達を生成することを含む。加えて、製品の処分を促進するように腐敗しやすい製品の再販又は譲渡を試みるために、製品消費システムはまた、外部装置(例えば、他の事業体の他の製品消費システム)に関連して通信を実施してもよい。
【0040】
図4を参照し、1つの実施形態に従う管理装置12によって実行されてもよい1つの方法例が示される。説明される方法は、1つの配置内の管理装置12の処理回路によって実行されてもよい。方法例は、管理装置12がサーバとして実施され、インターネットを通じて複数の製品消費システム14によってアクセスされてもよい1つの実施形態に関連して述べられる。他の方法は、それ以上、それ以下及び/又は代替行動を含む可能性がある。
【0041】
行動A30を参照し、管理装置は、管理装置へのアクセスを試みている製品消費システムに関連する検証動作を実行してもよい。1つの実施形態において、管理装置は、管理装置へのアクセスを試みる製品消費システムに関連する認証動作を実行してもよい。
【0042】
行動A32において、管理装置は、正しく検証された1つ又は複数の製品消費システムから製品データを受信する。製品データは、現在製品データを提供している製品消費システムに関連する製品消費事業体の在庫に現在ある製品のリストを含んでもよい。製品データは、任意の製品が腐敗しやすくそして固定耐用年数を有するかを識別してもよい。例えば、製品データは、失効日及び腐敗しやすい任意の製品に関連する閾値を含んでもよい。
【0043】
行動A34において、管理装置は、それぞれの製品消費事業体のためのデータベースに製品データを記憶する。腐敗しやすい製品の失効日は、失効日以前の1つ又は複数の時間の閾値に関連して荷札付けされてもよく、下記に詳細に追加的に論じられるようにそれぞれの製品の処分に関連する動作をトリガーするために用いられてもよい。
【0044】
行動A36において、管理装置は、行動A34における製品データよって示される在庫と比較された在庫変化を示す在庫更新を製品消費システムから受信してもよい。在庫更新は、消費され任意の製品を識別してもよく(そして、従って在庫からその製品が削除れる)、そして任意の新しく受けとった製品を識別してもよい(そしてその製品は、在庫に加えられてもよい)。
【0045】
行動A38において、管理装置は、それぞれの製品消費事業体に対してそれらのデータベースにおける在庫を更新する(例えば、項目を加える及び/又は除去する)。
【0046】
行動A40において、管理装置は、管理装置によって監視されるそれぞれの製品消費システムに対する在庫を監視する。監視は、1つの実施形態において、進行で実行されてもよい(例えば、毎日)。監視例は、任意の腐敗しやすい製品がその耐用年数の終わりに近づいているかを決定する試みを含む。1つのより具体的な例において、腐敗しやすい製品の耐用年数の残り時間の量を監視し、そして1つ又は複数の腐敗しやすい製品がその耐用年数の終わりに近づいているかを決定するために、監視は、現在の日付に対する任意の腐敗しやすい製品の失効日のチェックを含んでもよい。
【0047】
上述のように、複数の閾値は、腐敗しやすい製品の失効日に関連して荷札付け(記録)されてもよい。異なる閾値は、腐敗しやすい製品の失効日よりもの異なる期間に対して指定されてもよい(例えば、1つの実施例において、失効日よりもの6ヶ月の各々)。監視装置は、現在の日付に関連して監視される在庫の腐敗しやすい製品に対する荷札エントリ(記録項目)をチェックしてもよい。監視装置は、監視結果として、製品に対する異なる閾値のトリガーに依存する製品の可能な処分のための異なる行動を取ってもよく、又は異なる動作を実施してもよい。1つの実施形態例において、在庫の監視は、その耐用年数の終わりに近づく製品及び製品が失効するまでの残る時間の量を識別する(例えば、述べられる例における1ヶ月と6ヶ月の間)。
【0048】
行動A42において、行動A40において検出された製品に対する1つ又は複数の閾値のトリガーによって示されるその耐用年数の終わりに近づいている腐敗しやすい製品を処分する試みにおいて、異なる動作が実施されてもよい。以下に述べられる幾つかの例において、管理装置は、腐敗しやすい製品がその耐用年数の終わりに近づいていて、再販、譲渡、又は他の処分のために利用可能であるということを広告する伝達を生成して1つ又は複数の受取人に転送してもよく、この伝達には製品に関連する情報を含んでもよい。1つの例において、腐敗しやすい製品は、腐敗しやすい製品の失効接近を考慮して割引価格で再販するために提供されてもよい。次に述べられるように、与えられる腐敗しやすい製品の異なる閾値のトリガーの結果として、異なる事業体への異なる伝達を含む異なる動作が実施されてもよい。
【0049】
管理装置12がサーバとして実装される1つの実施形態において、管理装置は、その耐用年数の終わりに近づいている腐敗しやすい製品に関連する情報を含むようにウェブページを通じて提供される伝達を更新してもよい。情報は、製品に関連する識別情報を含んでもよい。医療適用例において、製品は心臓バルブであってもよく、そして情報は、心臓バルブの製造業、モデル番号と失効日を含んでもよい。加えて、情報は、製品を譲渡する価格を含んでもよい。例えば、製品は、割引価格又は製品の処分をしてもよい製品を有する製品消費事業体が指示し得る他の条件で再販されてもよい。他の製品消費システム(又は幾つかの実施形態における他の事業体)は、ウェブページをアクセスしてもよく、そして利用できる製品をよく調査してもよい。幾つかの実施形態において、製品は、公共の異なる部分によって観覧され得るウェブページ上に掲示されてもよい。1つの実施例において、ウェブページは、パスワードを提供するように要求され得る承認された事業体のメンバーのみによって観覧されてもよい。他の実施例において、ウェブページは、一般公衆によって観覧されてもよい。1つのより具体的なの実施形態において、複数の異なる段に関連して次に述べられるように、製品は、失効する製品の耐用年数以前の時間の残量に依存して異なるウェブページ上に掲示されてもよい(例えば、公共の異なる部分によって観覧され得る)。幾つかの実施例において、ウェブページ掲示の製品は、複数の可能性ある購入者が製品を購入するのに異なるオファーを提示するためにオークション形式で掲示されてもよい。他の実施形態において、固定価格は、掲示される製品に関連してもよい。
【0050】
他の実施例において、管理装置は、伝達を生成してもよく、そして他の事業体の他の製品消費システムに転送してもよい。例えば、管理装置は、他の事業体の製品消費システムに直接に利用可能な製品の製品情報を通信してもよい。
【0051】
更なる実施例において、管理装置はまた、その耐用年数の終わりに近づいている腐敗しやすい製品を所有するそれぞれの事業体の製品消費システムと通信してもよい。例えば、管理装置は、失効日に近づいている製品消費システム所有者に通知するための警報として伝達を生成してもよく、そして事業体は、腐敗しやすい製品を処分する試みにおける行動を実施してもよい(例えば、最初に利用可能な製品を優先させる)。他の動作又は伝達は、追加の実施形態における腐敗しやすい製品を処分する試みにおいての行動A42にて実施されてもよい。
【0052】
更に、上述形態はまた、他の製品に関連して実施されてもよい。例えば、ある製品(腐敗しやすい又は腐敗しにくい)は、ある事業体によって不要としてタグ付けされてもよく、そしてタグ付けされた製品は、再販のために広告されてもよい(例えば、管理装置のウェブサイト上に掲示され、及び/又は他の製品消費システムへの直接伝達を含む)。
【0053】
1つの実施形態において、複数の階層(tier)が定義されてもよく、そしてどの階層の製品が時間における複数時刻に関連付けられるかに依存して製品を処分する試みのための複数の異なる動作が実施されてもよい。次に更に議論されるように、腐敗しやすい製品がそのそれぞれの失効日により接近するにつれて、腐敗しやすい製品は、第一の階層から最後に提供される階層前進してもよい。
【0054】
1つの実施例において、腐敗しやすい製品が他の製品消費事業体の第一のクラス(例えば、腐敗しやすい製品を現在所有する事業体に関連した、許容された又は特定の事業体)のみに再販又は譲渡可能にするように第一の階層が提供されてもよい。例えば、ある病院のグループが共同所有されてもよく、そしてグループの1つのメンバーによって専用ネットワークのウェブサイト掲示される腐敗しやすい製品は、可能な購入又は譲渡のために、同一グループのメンバーによってのみ観覧されてもよい。他の実施例において、腐敗しやすい製品が利用可能であることを示す伝達は、所有事業体からグループの他のメンバー事業体に直接送信されてもよい。
【0055】
えば、腐敗しやすい製品の所有者事業体が、既存の業務関係、例えば他の製品消費事業体と約関係、をしている場合に、第二の階層が定義されてもよく、これは腐敗しやすい製品の可能性ある購入者の第二のクラスと称し得る。腐敗しやすい製品は、これらの他の事業体によって管理装置12のウェブサイト上に観覧されてもよい。加えて、腐敗しやすい製品が利用可能であることを示す伝達は、所有者事業体からこれらの事業体に直接送信されてもよい。
【0056】
敗しやすい製品が事業体の第三のクラスに譲渡又は再販可能である場合に、第三の階層が提供されてもよい。例えば、第三のクラスの事業体は、管理システム10に関連付けられた事業体(例えば、管理システム10のメンバー)であってもよく、そして第三の階層の利用可能な任意の事業体から腐敗しやすい製品を観覧及び購入可能であってもよい。全事業体は、管理システム12を通じてこれらの製品の入手可能性について観覧可能であってもよく、及び/又は管理システム12は、他のメンバー事業体に第三の階層の製品の入手可能性に関連する情報を通信してもよい。
【0057】
異なる階層の製品の処分に伴う補助を有する述べられたこれらの異なる動作は、本発明の実施形態例のために述べられ、そして他の実施形態は可能である。
【0058】
行動A44において、管理装置は、購入又は他の譲渡のために可能である腐敗しやすい製品に関連する任意の応答を処理してもよい。例えば、管理装置は、利用可能な製品の1つを購入したい購入事業体からの購入要求を受信してもよい。1つの実施形態において、管理装置は、購入事業体への腐敗しやすい製品の再販又は譲渡を認可してもよい。他の実施形態において、管理装置は、考慮又は1つの実施形態においておそらく遂行するために腐敗しやすい製品の所有者事業体に購入要求を転送してもよい。売られ、譲渡され又は他の処分された製品は、1つの実施形態において、在庫から除去されてもよい。幾つかの実施形態において、可能性のある購入者が腐敗しやすい製品に関連する情報を観覧しそして腐敗しやすい製品のためのオファーを提示すために適切な承認を有するかを決定するために、管理装置によって受信される広告された製品を取得することに対する応答は、解析されてもよい(例えば、腐敗しやすい製品に関連する詳細が観覧され得る管理装置のウェブサイトへのアクセス許可前に作成者のパスワードの応答が確認されてもよい)。
【0059】
幾つかの実施形態において、管理システム10は、腐敗しやすい製品の再販又は譲渡の結果になる動作に費用を関連付けてもよい。上述の1つの実施形態において、複数の異なる階層は、製品の処分のために提供されてもよい。第一の階層の腐敗しやすい製品が処分されれば(例えば、同一所有者グループ又は事業体の加盟グループ内の他の事業体に再販され又は譲渡されれば)、取引は、簡易資産譲渡として考慮されてもよく、そして1つの実施例において、最終取引価格に基づく最小(0.25%)処理費用が課されてもよい。
【0060】
第二の階層に存在している間に処分される腐敗しやすい製品は、再販であるとして考慮され、そして最終再販価格に基づいて少し高い(0.5%)処理費用が課されてもよい。
【0061】
第三の階層に存在している間に処分される腐敗しやすい製品はまた、再販であるとして考慮され、そして最終再販価格に基づいて少し高い(1.0%)処理費用が課されてもよい。
【0062】
これらの実施例は説明だけのためであって、そして腐敗しやすい製品の処分に関連する費用又は代償を追跡するために他の方法が用いられてもよい。
【0063】
上述のように、複数の異なる閾値は、腐敗しやすい製品の失効日に関連付けられてもよい。異なる閾値は、失効日の以前までの時間の異なる長さを指定してもよい(例えば、失効日前の1−6ヶ月)。異なる動作は、トリガーされる異なる閾値の結果として腐敗しやすい製品の処分に関連して実施されてもよい。
【0064】
図5を参照し、異なる閾値のトリガーに依存して実行され得る異なる動作の実施のための1つの方法は、1つの実施形態に従って述べられる。この方法は、1つの実施形態において、管理装置12によって実行されてもよい。他の方法は、それ以上、それ以下及び/又は代替行動を含む可能性がある。
【0065】
第一の閾値は、腐敗しやすい製品がその耐用年数の終わりに近づいていることを示すように定義されてもよい。例えば、1つの実施形態において、腐敗しやすい製品の失効日前の6ヶ月の閾値が荷札付けされてもよい。この閾値のトリガーに基づいて、管理システム10は、腐敗しやすい製品を積極的に処分する試みにおける動作を実施してもよい。例えば、行動A46において、腐敗しやすい製品の所有者事業体は、第一の閾値がトリガーされる結果として腐敗しやすい製品が6ヶ月の残り耐用年数を有することについて通知されてもよい。所有者事業体は、可能ならば即用のためにそれぞれの消耗品を優先させるように試みてもよい。
【0066】
行動A48において、第二の閾値がトリガーされたか否かが決定される。1つのトリガー例は、失効日前の5ヶ月である。
【0067】
行動A48の閾値がトリガーされれば、方法は、腐敗しやすい製品が第一の階層に提供され、そして上述の製品を処分する試みのような動作が実施されてもよい行動A50を処理する。更に、腐敗しやすい製品の失効日に関連する他の警告通知は、腐敗しやすい製品の所有者事業体に送信されてもよい。
【0068】
行動A52において、第二の閾値がトリガーされたか否かが決定される。1つのトリガー例は、失効日前の4ヶ月である。
【0069】
行動A52の閾値がトリガーされれば、方法は、腐敗しやすい製品が第二の階層に提供され、そして上述の製品を処分する試みのような適切な動作が実施されてもよい行動A54を処理する。更に、腐敗しやすい製品の失効日に関連する他の警告通知は、腐敗しやすい製品の所有者事業体に送信されてもよい。
【0070】
行動A56において、第三の閾値がトリガーされたか否かが決定される。1つのトリガー例は、失効日前の3ヶ月である。
【0071】
行動A56の閾値がトリガーされれば、方法は、腐敗しやすい製品が第三の階層に提供され、そして上述の製品を処分する試みのような適切な動作が実施されてもよい行動A58を処理する。更に、腐敗しやすい製品の失効日に関連する他の警告通知は、腐敗しやすい製品の所有者事業体に送信されてもよい。
【0072】
行動A60において、腐敗しやすい製品の失効日がトリガーされたか否かが決定される。行動A60の閾値がトリガーされれば、方法は、腐敗しやすい製品が管理システム10による監視から除去される行動A62を処理する。
【0073】
更に、腐敗しやすい製品は、行動A62前に腐敗しやすい製品が処分されれば、任意の時間において図5の監視から除去されてもよい。
【0074】
上述の図3図5の方法の行動は、述べられた1つの実施例において、管理装置12及び製品消費システム14によって実施される。幾つかの述べられた実施形態は、最小限又は人間によらない入力で、在庫内の製品の状態を監視し、近未来に失効し得る腐敗しやすい製品を識別しそして失効前の腐敗しやすい製品を処分する試みにおける適切な行動を取ることに関連する多数の動作を実施してもよい自動化される在庫管理を提供する。
【0075】
上述の特定実施形態例において、図3の方法は、製品消費システム12によって実行されてもよく、そして図4図5の方法は、製品消費システム14との通信に基づいて管理装置12によって実施されてもよい。しかしながら、腐敗しやすい製品の管理に関連する動作を実施するために他の配置は可能である。
【0076】
例えば、上述の代替実施形態において、管理装置12が省略されてもよい。従って、図3図4の幾つかの行動は、結合されそして共通装置によって実施されてもよい。例えば、管理装置12が省略される実施形態において、それぞれの事業体15の製品消費システム14は、それぞれの事業体15の在庫内の腐敗しやすい製品のための管理動作を実施してもよい。より明確に、製品消費システム14は、それぞれのシステム14の在庫を維持して管理し、在庫内の腐敗しやすい製品の耐用年数を監視して腐敗しやすい製品の耐用年数がその終わりに近づくように適切な伝達を組み立てもよい。異なる閾値のトリガーは、上述のように実行される異なる動作結果になり得る。
【0077】
例えば、より具体的な実施例において、システム14は、腐敗しやすい製品の利用可能性について広告し、そして可能な取得に対する適切な装置(例えば、他のシステム14)によってアクセスされ得るウェブサイトをホストし、それぞれの事業体15の管理担当者に警告を発行し、及び/又は他の外部装置に腐敗しやすい製品の利用可能性を広告する他の指示を通信してもよい(例えば、他の事業体15の製品消費システム14への腐敗しやすい製品を広告する)。更に、それぞれの事業体15の製品消費システム14はまた、他の事業体15からの取得に対する腐敗しやすい製品の利用可能性を示す指示を他のシステム14から受信してもよい。管理システム10の他の構成が用いられてもよく、在庫を管理する異なるインフラストラクチャを含み、在庫内の腐敗しやすい製品を監視し、そしてその耐用年数の終わりに近づいている腐敗しやすい製品を処分する試みにおける適切な動作を実施する。
【0078】
本発明の少なくとも幾つかの形態は、その在庫内の腐敗しやすい製品を処分するように消費事業体を補助するために向けられる。在庫内の未使用の腐敗しやすい製品の失効による無駄又はもはや使用されない製品(例えば、医師によって以前に使用された腐敗しやすい製品の在庫を有する事業体において、その医師が事業体を去る)による無駄を減らすことにより事業体の運営コストが減少されることは間違いない。上述のように、幾つかの腐敗しやすい製品の種類は、購入後に製造者又は供給者に返品できず、そして従って、製品の価値の損失は、製品を所有する事業体にとっておそらく重大である。
【0079】
幾つかの述べられた実施形態は、消費事業体の製品の在庫を監視して製品の失効前に腐敗しやすい製品の耐用年数の残りを追跡する自動化システムを提供する。幾つかの実施形態において、システムは、腐敗しやすい製品が取得のために可能であることを示す上述の伝達を送ってもよく(例えば、通知、指示、腐敗しやすい製品の状態について警告)、そしてシステムは、受信した伝達への返答に対する応答を処理してもよい。上述のように、在庫を監視し、腐敗しやすい製品の失効を監視し、伝達を送り、応答を処理し、製品の再販又は譲渡を促進し、そして製品の譲渡に対する費用を割り当てる動作の1つ又は複数は、幾つかの実施形態に従って、最小限又はユーザの介入によらずに自動的に実施されてもよい。会社の在庫内の失効製品を再販する試みにおいて事業体の従業員が異なる事業体に電話をかけ回る手動配置に対して、上述の実施形態例は、改善を提供していることが間違いない。本開示の形態はまた、製造者から製品に対してより高い価格を支払いする前に利用可能な製品をチェックするために管理システムを定めてアクセスする保険会社、政府事業体又は他の事業体に対して有益であろう。
【0080】
法令順守において、本発明は、構造及び組織的な特徴に関して多少特定する言語で述べられてきた。しかしながら、ここに開示された手段は、本発明を実施する好ましい形式を含むため、本発明は、示されて述べられた特定の特徴に限定されるべきではないと理解されるべきである。本発明は、故に、添付の請求項の適切な範囲内の任意のその形式又は修正における請求は、均等物に一致すると適宣に解釈される。
【0081】
更に、本明細書の形態は、本開示の例示的な実施形態の構築及び/又は動作に置ける手引きのために提示されてきた。出願人はこれに関して、これらの述べられた例示的な実施形態はまた、明白に開示されたこれらへの追加における更なる独創的な形態を含み、開示し、そして記述することを考慮する。例えば、追加の独創的な形態は、例示的な実施形態において述べられた特徴より、それ以下、それ以上及び/又は代替特徴を含んでもよい。出願人は、本開示が、明白に開示された構造より、それ以下、それ以上及び/又は代替構造を含装置と同様に、明白に開示されたそれらの方法より、それ以下、それ以上及び/又は代替ステップを含む方法を含み、開示し、そして記述することを考慮する。
図1
図2
図3
図4
図5