(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6028114
(24)【登録日】2016年10月21日
(45)【発行日】2016年11月16日
(54)【発明の名称】Wi−Fi管理コンソール
(51)【国際特許分類】
H04L 12/46 20060101AFI20161107BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20161107BHJP
H04W 12/06 20090101ALI20161107BHJP
【FI】
H04L12/46 Z
H04W84/12
H04W12/06
【請求項の数】17
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2015-563178(P2015-563178)
(86)(22)【出願日】2014年5月29日
(65)【公表番号】特表2016-532324(P2016-532324A)
(43)【公表日】2016年10月13日
(86)【国際出願番号】US2014039918
(87)【国際公開番号】WO2014194029
(87)【国際公開日】20141204
【審査請求日】2015年12月22日
(31)【優先権主張番号】13/906,784
(32)【優先日】2013年5月31日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】508178054
【氏名又は名称】フェイスブック,インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】トクスヴィグ、マイケル ジョン マッケンジー
(72)【発明者】
【氏名】ヒューズ、チャールズ ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ツェン、エリック
【審査官】
安藤 一道
(56)【参考文献】
【文献】
特開2012−242898(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 12/46
H04W 12/06
H04W 84/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
第1のエンティティのサーバー・システムによって、第2のエンティティの第1のルータを遠隔設定することにより、前記第1のルータを前記第2のエンティティの通信ネットワークにリンクさせることであって、前記第1のルータの設定は、前記第1のエンティティの前記サーバー・システム上で、前記第2のエンティティの1つまたは複数の第2のルータに対する設定データを記憶する、前記第1のルータを前記第2のエンティティの通信ネットワークにリンクさせること、
前記第1のエンティティの前記サーバー・システムによって、前記第2のエンティティの地理的位置とルータをリンクさせるページ・オブジェクト、及び前記設定データを格納するサイト・オブジェクトを作成すること、
前記第1のエンティティの前記サーバー・システムによって、第2のエンティティの第2のルータのうちの1つまたは複数を設定することにより、前記第1のエンティティの前記サーバー・システム上に記憶された設定データのうちの少なくとも一部を用いて、第2のルータのうちの1つまたは複数を前記通信ネットワークにリンクさせることを備える方法。
【請求項2】
前記第1のエンティティの前記サーバー・システムによって、前記第2のエンティティの前記地理的位置の地理的変化に応答して前記ページ・オブジェクトを修正することをさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記地理的変化が、前記地理的位置を規定する1つまたは複数の地理座標の修正を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記設定データが、
認証手続きを実行せずに前記通信ネットワークにクライアントデバイスを接続させるかどうかを示すバイパス・モード、または前記認証手続きを実行する場合に前記クライアントデバイスに登録するためのバイパス・コードを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記通信ネットワークが、Wi−Fiネットワークを含み、
前記第1のエンティティが、ソーシャルネットワーキング・システムを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のエンティティの前記サーバー・システムによって、前記第1のルータまたは第2のルータを設定するルータ設定コンソールを提示することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のルータを前記通信ネットワークにリンクさせることは、
前記第1のエンティティの前記サーバー・システムによって、前記第1のルータを前記通信ネットワークにリンクさせる要求の受信に応答して認証情報を前記第1のルータに送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、
コンピューティング・デバイスにより実行された場合に、
第1のエンティティの第1のルータを遠隔設定することにより、前記第1のルータを第1のエンティティの通信ネットワークにリンクさせることであって、前記第1のルータの設定は、第2のエンティティのサーバー・システム上で、前記第1のエンティティの1つまたは複数の第2のルータに対する設定データを記憶する、前記第1のルータを第1のエンティティの通信ネットワークにリンクさせること、
前記第1のエンティティの地理的位置とルータをリンクさせるページ・オブジェクト、及び前記設定データを格納するサイト・オブジェクトを作成すること、
前記第2のエンティティの前記サーバー・システム上に記憶された設定データのうちの少なくとも一部を用いて、前記第1のエンティティの1つまたは複数の第2のルータを設定することにより、第2のルータのうちの1つまたは複数を前記通信ネットワークにリンクさせること、
を実行するように構成されたソフトウェアを実装する1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項9】
前記ソフトウェアが、前記第1のエンティティの前記地理的位置の地理的変化に応答して前記ページ・オブジェクトを修正するようにさらに構成されている、請求項8に記載の1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項10】
前記地理的変化が、前記地理的位置を規定する1つまたは複数の地理座標の修正を含む、請求項9に記載の1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
前記設定データが、
認証手続きを実行せずに前記通信ネットワークにクライアントデバイスを接続させるかどうかを示すバイパス・モードまたは前記認証手続きを実行する場合に前記クライアントデバイスに登録するためのバイパス・コードを含む、請求項8に記載の1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
前記通信ネットワークが、Wi−Fiネットワークを含み、
前記第2のエンティティが、ソーシャルネットワーキング・システムを含む、請求項8に記載の1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
前記ソフトウェアが、ルータを設定するルータ設定コンソールを提示するようにさらに構成されている、請求項8に記載の1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
前記ソフトウェアが、前記第1のルータを前記通信ネットワークにリンクさせる要求の受信に応答して認証情報を前記第1のルータに送信するようにさらに構成されている、請求項8に記載の1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
第1のエンティティのサーバー・システムであって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合された1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であって、
第2のエンティティの第1のルータを遠隔設定することにより、前記第1のルータを前記第2のエンティティの通信ネットワークにリンクさせることであって、前記第1のルータの設定は、前記第1のエンティティの該サーバー・システム上で、前記第2のエンティティの1つまたは複数の第2のルータに対する設定データを記憶する、前記第1のルータを前記第2のエンティティの通信ネットワークにリンクさせること、
前記第2のエンティティの地理的位置とルータをリンクさせるページ・オブジェクト、及び前記設定データを格納するサイト・オブジェクトを作成すること、
前記第1のエンティティの前記サーバー・システム上に記憶された設定データのうちの少なくとも一部を用いて、前記第2のエンティティの1つまたは複数の第2のルータを設定することにより、第2のルータのうちの1つまたは複数を前記通信ネットワークにリンクさせること、
を実行するソフトウェアを実装する前記1つまたは複数の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体と、を備えるサーバー・システム。
【請求項16】
前記設定データが、
認証手続きを実行せずに前記通信ネットワークにクライアントデバイスを接続させるかどうかを示すバイパス・モードまたは前記認証手続きを実行する場合に前記クライアントデバイスに登録するためのバイパス・コードに関連する情報を含む、請求項15に記載のサーバー・システム。
【請求項17】
前記通信ネットワークが、Wi−Fiネットワークを含み、
前記第1のエンティティが、ソーシャルネットワーキング・システムを含む、請求項15に記載のサーバー・システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は一般的に、通信ネットワークに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォン、タブレット・コンピュータ、またはラップトップ・コンピュータ等のモバイル・コンピューティング・デバイスは、その位置、方向、または姿勢を決定する、GPS受信機、コンパス、またはジャイロスコープ等の機能を具備している場合がある。また、このようなデバイスは、Bluetooth通信、近距離無線通信(NFC:near−field communication)、または赤外線(IR)通信または無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)もしくは携帯電話ネットワークを用いた通信等の無線通信のための機能を具備している場合がある。また、このようなデバイスは、1つまたは複数のカメラ、スキャナ、タッチスクリーン、マイク、またはスピーカを具備している場合がある。また、モバイル・コンピューティング・デバイスは、ゲーム、ウェブ・ブラウザ、またはソーシャルネットワーキング・アプリケーション等のソフトウェア・アプリケーションを実行する場合がある。ソーシャルネットワーキング・アプリケーションにより、ユーザは、それぞれのソーシャル・ネットワークにおいて、他のユーザとの接続、通信、および情報共有を行う場合がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
特定の実施形態において、特定の通信ネットワークの1つまたは複数のルータは、以前に設定されたルータの設定によって、遠隔設定されるようになっていてもよい。特定の実施形態においては、特定のエンティティ(たとえば、企業)に関連付けられた特定のウェブページに対応したサイト・オブジェクトが作成されるようになっていてもよい。たとえば、サイト・オブジェクトは、バイパス・コードおよびバイパス・モードを含んでいてもよく、上記特定の通信ネットワークの任意のゲートウェイまたはルータに対して同じであってもよい。特定の実施形態において、ルータは、通信ネットワークへのチェックインをネットワーク設定が省略可能なキャプティブ・ポータル・ウェブビューを対象としている場合またはバイパス・コードを必要としている場合、2つのバイパス・モードの一方を有するように構成されていてもよい。さらに、設定にバイパス・コードが必要な場合は、該バイパス・コードが設定に格納される。
【0004】
特定の実施形態において、ルータの設定は、特定の設定コンソールにより遠隔で行われるようになっていてもよい。設定コンソールは、設定するルータを介してアクセスされるようになっていてもよく、設定プロセスを開始する対話型要素またはハイパーリンクを具備していてもよい。たとえば、設定プロセスでは、ルータからページに要求を送信させることにより、通信ネットワーク上でルータを認証する認証情報を受信するようにしてもよい。さらに、ページは、サイト・オブジェクトが既に存在する場合、ルータとサイト・オブジェクトとの間のリンクを作成するようにしてもよい。そうでなければ、サイト・オブジェクトが作成されるようになっていてもよい。各ルータを介して設定コンソールにアクセスし、特定のサイト・オブジェクトを選択することによって、別のルータが設定されるようになっていてもよい。
【0005】
設定の他の選択肢には、コンピューティング・デバイスとルータとの間の接続を継続可能な長さまたは流入トラヒックの範囲の規定を含んでいてもよい。ルータは、コンピューティング・デバイスの動作が設定により規定された範囲内であるか否かを定期的に判定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】ソーシャルネットワーキング・システムに関連付けられた例示的なネットワーク環境を示している。
【
図3】複数のルータを設定する例示的な方法を示している。
【
図4】例示的なモバイル・コンピューティング・デバイスを示している。
【
図5】例示的なコンピューティング・システムを示している。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、ソーシャルネットワーキングシステムに関連する例示的なネットワーク環境100を示す。ネットワーク環境100は、ネットワーク110によって互いに接続されたクライアントシステム130、ソーシャルネットワーキングシステム160、およびサードバーティシステム170を含む。
図1は、クライアントシステム130、ソーシャルネットワーキングシステム160、サードバーティシステム170、およびネットワーク110の特定の構成を示すが、本開示は、クライアントシステム130、ソーシャルネットワーキングシステム160、サードバーティシステム170、およびネットワーク110の任意の好適な構成を想定する。限定ではなく例として、クライアントシステム130、ソーシャルネットワーキングシステム160、およびサードバーティシステム170のうちの2つ以上が、ネットワーク110を避けて互いに直接接続され得る。別の例として、クライアントシステム130、ソーシャルネットワーキングシステム160、およびサードバーティシステム170のうちの2つ以上が、全体的または部分的に物理的にまたは論理的に同じ場所に置かれ得る。さらに、
図1は、特定の数のクライアントシステム130、ソーシャルネットワーキングシステム160、サードバーティシステム170、およびネットワーク110を示すが、本開示は、任意の好適な数のクライアントシステム130、ソーシャルネットワーキングシステム160、サードバーティシステム170、およびネットワーク110を想定する。限定ではなく例として、ネットワーク環境100は、複数のクライアントシステム130、ソーシャルネットワーキングシステム160、サードバーティシステム170、およびネットワーク110を含み得る。
【0008】
本開示は、任意の好適なネットワーク110を想定する。限定ではなく例として、ネットワーク110の1つまたは複数の部分は、アドホックネットワーク、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベートネットワーク(VPN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線LAN(WLAN)、広域ネットワーク(WAN)、無線WAN(WWAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(PSTN)の一部、セルラ電話ネットワーク、またはこれらのうちの2つ以上の組合せを含み得る。ネットワーク110は、1つまたは複数のネットワーク110を含み得る。
【0009】
リンク150は、クライアントシステム130、ソーシャルネットワーキングシステム160、およびサードバーティシステム170を通信ネットワーク110にまたは互いに接続し得る。本開示は、任意の好適なリンク150を想定する。特定の実施形態において、1つまたは複数のリンク150は、1つまたは複数の(例えば、デジタル加入者線(DSL)もしくはデータオーバーケーブルサービスインターフェース仕様(DOCSIS)などの)有線、(例えば、Wi−Fiもしくはマイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMAX)などの)無線、または(例えば、同期光ネットワーク(SONET)もしくは同期デジタルハイアラーキ(SDH)などの)光リンクを含む。特定の実施形態において、1つまたは複数のリンク150は、いずれも、アドホックネットワーク、イントラネット、エクストラネット、VPN、LAN、WLAN、WAN、WWAN、MAN、インターネットの一部、PSTNの一部、セルラテクノロジーに基づくネットワーク、衛星通信テクノロジーに基づくネットワーク、別のリンク150、または2つ以上のそのようなリンク150の組合せを含む。リンク150は、必ずしもネットワーク環境100全体を通じて同じである必要はない。1つまたは複数の第1のリンク150は、1または2以上の第2のリンク150と1つまたは複数の点で異なってもよい。
【0010】
特定の実施形態において、クライアントシステム130は、ハードウェア、ソフトウェア、もしくは組み込み論理構成要素、または2つ以上のそのような構成要素の組合せを含み、クライアントシステム130によって実装またはサポートされる適切な機能を実行することができる電子デバイスであり得る。限定ではなく例として、クライアントシステム130は、デスクトップコンピュータ、ノートブックもしくはラップトップコンピュータ、ネットブック、タブレットコンピュータ、電子ブックリーダ、全地球測位システム(GPS)デバイス、カメラ、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルド電子デバイス、セルラ電話、スマートフォン、その他の好適な電子デバイス、またはこれらの任意の好適な組合せなどのコンピュータシステムを含み得る。本開示は、任意の好適なクライアントシステム130を想定する。クライアントシステム130は、クライアントシステム130のネットワークユーザがネットワーク110にアクセスできるようにし得る。クライアントシステム130は、そのクライアントシステム130のユーザがその他のクライアントシステム130のその他のユーザと通信できるようにし得る。
【0011】
特定の実施形態において、クライアントシステム130は、MICROSOFT INTERNET EXPLORER、GOOGLE CHROME、またはMOZILLA FIREFOXなどのウェブブラウザ132を含んでもよい、1つまたは複数のアドオン、プラグイン、またはTOOLBARもしくはYAHOO TOOLBARなどのその他の拡張機能を有してもよい。クライアントシステム130のユーザは、ウェブブラウザ132を(サーバ162、またはサードバーティシステム170に関連するサーバなどの)特定のサーバに振り向けるユニフォームリソースロケータ(URL)またはその他のアドレスを入力してもよく、ウェブブラウザ132は、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)要求を生成し、HTTP要求をサーバに伝達してもよい。サーバは、HTTP要求を受け付け、HTTP要求に応じた1つまたは複数のハイパーテキストマークアップ言語(HTML)ファイルをクライアントシステム130に伝達し得る。クライアントシステム130は、ユーザに対して表示するためにサーバからのHTMLファイルに基づいてウェブページをレンダリングし得る。本開示は、任意の好適なウェブページファイルを想定する。限定ではなく例として、ウェブページは、特定の必要に応じて、HTMLファイル、拡張可能ハイパーテキストマークアップ言語(XHTML)ファイル、または拡張可能マークアップ言語(XML)ファイルからレンダリングされ得る。そのようなページは、例えば、限定することなく、JAVASCRIPT(登録商標)、JAVA(登録商標)、MICROSOFT SILVERLIGHTなどのスクリプト、AJAX(非同期JAVASCRIPTおよびXML)などのマークアップ言語とスクリプトとの組合せなどを実行してもよい。本明細書において、ウェブページへの言及は、適切な場合、(ブラウザがウェブページをレンダリングするために使用し得る)1つまたは複数の対応するウェブページファイルを包含し、その逆も同様である。
【0012】
特定の実施形態において、ソーシャルネットワーキングシステム160は、オンラインソーシャルネットワークをホストすることができるネットワークアドレス指定可能なコンピューティングシステムであり得る。ソーシャルネットワーキングシステム160は、例えば、ユーザプロファイルデータ、概念(concept)プロファイルデータ、ソーシャルグラフ情報、またはオンラインソーシャルネットワークに関連するその他の好適なデータなどのソーシャルネットワーキングデータを生成、記憶、受信、および送信し得る。ソーシャルネットワーキングシステム160は、直接かまたはネットワーク110を介するかのどちらかでネットワーク環境100のその他の構成要素によってアクセスされ得る。特定の実施形態において、ソーシャルネットワーキングシステム160は、1つまたは複数のサーバ162を含み得る。各サーバ162は、単一のサーバであるか、または複数のコンピュータもしくは複数のデータセンターに広がる分散型サーバであってもよい。サーバ162は、例えば、限定することなく、ウェブサーバ、ニュースサーバ、メールサーバ、メッセージサーバ、広告サーバ、ファイルサーバ、アプリケーションサーバ、エクスチェンジサーバ(exchange server)、データベースサーバ、プロキシサーバ、本明細書において説明される機能もしくは方法を実行するのに好適な別のサーバ、またはこれらの任意の組合せなどのさまざまな種類であってもよい。特定の実施形態において、各サーバ162は、ハードウェア、ソフトウェア、もしくは組み込み論理構成要素、またはサーバ162によって実装またはサポートされる適切な機能を実行するための2つ以上のそのような構成要素の組合せを含み得る。特定の実施形態において、ソーシャルネットワーキングシステム164は、1つまたは複数のデータストア164を含み得る。データストア164は、さまざまな種類の情報を記憶するために使用され得る。特定の実施形態において、データストア164に記憶される情報は、特定のデータ構造に従って編成され得る。特定の実施形態において、各データストア164は、リレーショナルデータベース、列指向データベース、相関データベース(correlation database)、またはその他の好適なデータベースであってもよい。本開示は、特定の種類のデータベースを説明または例示するが、任意の好適な種類のデータベースを想定する。特定の実施形態は、クライアントシステム130、ソーシャルネットワーキングシステム160、またはサードバーティシステム170がデータストア164に記憶された情報を管理、検索、修正、追加、または削除できるようにするインターフェースを提供し得る。
【0013】
特定の実施形態において、ソーシャルネットワーキングシステム160は、1つまたは複数のデータストア164に1つまたは複数のソーシャルグラフを記憶し得る。特定の実施形態において、ソーシャルグラフは、複数のノード−−これらの複数のノードは(各々が特定のユーザに対応する)複数のユーザノードまたは(各々が特定の概念に対応する)複数の概念ノードを含み得る−−およびノード同士を接続する複数のエッジ(edge)を含み得る。ソーシャルネットワーキングシステム160は、オンラインソーシャルネットワークのユーザにその他のユーザとコミュニケーションおよびインタラクションする能力を提供し得る。特定の実施形態において、ユーザは、ソーシャルネットワーキングシステム160を介してオンラインソーシャルネットワークに参加し、それから、それらのユーザがつなげられたいソーシャルネットワーキングシステム160の何人かのその他のユーザへのつながり(例えば、関係)を追加し得る。本明細書において、用語「友達」は、ソーシャルネットワーキングシステム160を介してユーザがつながり、関連付け、または関係を形成したソーシャルネットワーキングシステム160の任意のその他のユーザを指すことがある。
【0014】
特定の実施形態において、ソーシャルネットワーキングシステム160は、ソーシャルネットワーキングシステム160によってサポートされるさまざまな種類のアイテム(item)またはオブジェクトに対するアクションを行う能力をユーザに提供し得る。限定ではなく例として、アイテムおよびオブジェクトは、ソーシャルネットワーキングシステム160のユーザが属する可能性があるグループもしくはソーシャルネットワーク、ユーザが関心を持っている可能性があるイベントもしくは予定表のエントリ、ユーザが使用し得るコンピュータに基づくアプリケーション、ユーザがサービスを介してアイテムを購入もしくは販売できるようにするトランザクション、ユーザが実行し得る広告とのインタラクション、またはその他の好適なアイテムもしくはオブジェクトを含み得る。ユーザは、ソーシャルネットワーキングシステム160、またはソーシャルネットワーキングシステム160と分かれており、ネットワーク110を介してソーシャルネットワーキングシステム160に結合されるサードバーティシステム170の外部システムによって示され得る任意のものとインタラクションし得る。
【0015】
特定の実施形態において、ソーシャルネットワーキングシステム160は、さまざまな主体をリンクできてもよい。限定ではなく例として、ソーシャルネットワーキングシステム160は、ユーザが互いにインタラクションし、サードバーティシステム170もしくはその他の主体からコンテンツを受信するか、またはユーザがアプリケーションプログラミングインターフェース(API)もしくはその他の通信チャネルを通じてこれらの主体とインタラクションできるようにし得る。
【0016】
特定の実施形態において、サードバーティシステム170は、1つもしくは複数の種類のサーバ、1つもしくは複数のデータストア、APIを含むがこれに限定されない1つもしくは複数のインターフェース、1つもしくは複数のウェブサービス、1つもしくは複数のコンテンツソース、1つもしくは複数のネットワーク、またはサーバが通信し得る任意のその他の好適な構成要素を含んでもよい。サードバーティシステム170は、ソーシャルネットワーキングシステム160を運用する主体とは異なる主体によって運用されてもよい。しかし、特定の実施形態において、ソーシャルネットワーキングシステム160およびサードバーティシステム170は、互いに連係して動作して、ソーシャルネットワーキングシステム160またはサードバーティシステム170のユーザにソーシャルネットワーキングサービスを提供し得る。この意味で、ソーシャルネットワーキングシステム160は、サードバーティシステム170などのその他のシステムがインターネットを介してユーザにソーシャルネットワーキングサービスおよび機能を提供するために使用し得るプラットフォームまたはバックボーンを提供してもよい。
【0017】
特定の実施形態において、サードバーティシステム170は、サードバーティコンテンツオブジェクトプロバイダを含み得る。サードバーティコンテンツオブジェクトプロバイダは、クライアントシステム130に伝達され得るコンテンツオブジェクトの1つまたは複数のソースを含み得る。限定ではなく例として、コンテンツオブジェクトは、例えば、映画の上映時間、映画の批評、レストランの批評、レストランのメニュー、製品の情報および批評、またはその他の好適な情報などのユーザが関心を持っているものまたは活動に関する情報を含み得る。限定ではなく別の例として、コンテンツオブジェクトは、クーポン、割引チケット、商品券、またはその他の好適なインセンティブオブジェクトなどのインセンティブコンテンツオブジェクトを含み得る。
【0018】
特定の実施形態において、ソーシャルネットワーキングシステム160は、ソーシャルネットワーキングシステム160とのユーザのインタラクションを向上させ得るユーザによって生成されたコンテンツオブジェクトも含む。ユーザによって生成されたコンテンツは、ユーザがソーシャルネットワーキングシステム160に追加、アップロード、送信、または「投稿」することができる任意のものを含み得る。限定ではなく例として、ユーザは、クライアントシステム130からソーシャルネットワーキングシステム160に投稿を伝達する。投稿は、最新の近況もしくはその他のテキストデータ、位置情報、写真、動画、リンク、音楽、またはその他の同様のデータもしくは媒体などのデータを含み得る。コンテンツは、ニュースフィードまたはストリームなどの「通信チャネル」を通じてサードバーティによるソーシャルネットワーキングシステム160に追加されてもよい。
【0019】
特定の実施形態において、ソーシャルネットワーキングシステム160は、さまざまなサーバ、サブシステム、プログラム、モジュール、ログ、およびデータストアを含み得る。特定の実施形態において、ソーシャルネットワーキングシステム160は、以下、すなわち、ウェブサーバ、アクションロガー、API要求サーバ、関連性およびランク付けエンジン(relevance−and−ranking engine)、コンテンツオブジェクト分類器、通知コントローラ、アクションログ、第三者コンテンツオブジェクト露出ログ、推定モジュール、認可/プライバシーサーバ、検索モジュール、広告ターゲティングモジュール(ad−targeting module)、ユーザインターフェースモジュール、ユーザプロファイルストア、つながりストア(connection store)、サードバーティコンテンツストア、または位置ストアのうちの1つまたは複数を含み得る。ソーシャルネットワーキングシステム160は、ネットワークインターフェース、セキュリティメカニズム、ロードバランサ、フェイルオーバサーバ、管理およびネットワーク操作コンソール、その他の好適な構成要素、またはこれらの任意の好適な組合せなどの好適な構成要素も含んでもよい。特定の実施形態において、ソーシャルネットワーキングシステム160は、ユーザプロファイルを記憶するための1つまたは複数のユーザプロファイルストアを含み得る。ユーザプロファイルは、例えば、経歴、デモグラフィック情報、行動情報、ソーシャル情報(social information)、あるいは職歴、学歴、趣味もしくは嗜好、興味、アフィニティ(affinity)、または位置などのその他の種類の記述情報を含んでもよい。関心の情報は、1つまたは複数のカテゴリに関連する関心を含み得る。カテゴリは、大まかでもよくまたは詳細であってもよい。限定ではなく例として、ユーザが、靴のブランドに関する記事「に対して『いいね』を表明する(like)」場合、カテゴリは、ブランドであるか、または大まかなカテゴリ「靴」もしくは「衣料品」であり得る。つながりストアは、ユーザについてのつながり情報を記憶するために使用され得る。つながり情報は、同様のもしくは共通の職歴、グループへの所属、趣味、学歴を有するか、または何らかの形で関連があるか、もしくは共通の属性を共有するユーザを示し得る。つながり情報は、異なるユーザと(内部と外部との両方の)コンテンツとの間のユーザによって定義されたつながりを含んでもよい。ウェブサーバは、ソーシャルネットワーキングシステム160をネットワーク110を介して1つもしくは複数のクライアントシステム130または1つもしくは複数のサードバーティシステム170にリンクするために使用され得る。ウェブサーバは、メールサーバ、またはメッセージを受信し、ソーシャルネットワーキングシステム160と1つまたは複数のクライアントシステム130との間でルーティングするためのその他のメッセージング機能を含み得る。API要求サーバは、サードバーティシステム170が1つまたは複数のAPIを呼び出すことによってソーシャルネットワーキングシステム160の情報にアクセスできるようにし得る。アクションロガーは、ソーシャルネットワーキングシステム160に対するユーザのアクションまたはソーシャルネットワーキングシステム160に対してではないユーザのアクションについてのウェブサーバからの通信を受信するために使用され得る。アクションログと併せて、ユーザに対するサードバーティコンテンツオブジェクトの露出のサードバーティコンテンツオブジェクトログが、保有され得る。通知コントローラは、コンテンツオブジェクトに関する情報をクライアントシステム130に提供し得る。情報は、クライアントシステム130に通知としてプッシュされてもよく、またはクライアントシステム130から受信された要求に応じてクライアントシステム130からプルされてもよい。認可サーバは、ソーシャルネットワーキングシステム160のユーザの1つまたは複数のプライバシー設定を施行するために使用され得る。ユーザのプライバシー設定は、ユーザに関連する特定の情報がどのように共有され得るかを判定する。認可サーバは、ユーザが、例えば、適切なプライバシー設定を設定することによるなどしてそれらのユーザのアクションをソーシャルネットワーキングシステム160によってログに記録させるかまたはその他のシステム(例えば、サードバーティシステム170)と共有させることをオプトインまたはオプトアウトできるようにし得る。サードバーティコンテンツオブジェクトストアは、サードバーティシステム170などのサードバーティから受信されたコンテンツオブジェクトを記憶するために使用され得る。位置ストアは、ユーザに関連するクライアントシステム130から受信された位置情報を記憶するために使用され得る。広告値付けモジュールは、ソーシャル情報、現在の時間、位置情報、またはその他の好適な情報を組み合わせて、関連する広告を通知の形態でユーザに提供し得る。
【0020】
図2は、例示的な通信ネットワークを示している。特定の実施形態において、コンピュータ・システム50が管理する通信ネットワーク110は、1つまたは複数のルータ52を具備していてもよい。限定ではなく一例として、通信ネットワーク110を管理するコンピュータ・システム50は、演算、記憶、ネットワーク化、またはこれらの任意の組み合わせを行う1つまたは複数のコンポーネントを具備し得るコンピューティング基盤およびプラットフォームであってもよい。後述の通り、コンピュータ・システム50は、通信ネットワーク110の管理の一部として、特定のエンティティに関連付けられたウェブページ56、プレース・オブジェクト(place object)58、およびサイト・オブジェクト(site object)54をホストしていてもよい。特定の実施形態において、通信ネットワーク110を管理するコンピュータ・システム50は、通信ネットワーク110を所有する特定のエンティティと無関係であってもよい。限定ではなく一例として、通信ネットワーク110は、たとえばWi−Fiネットワーク等のLANであってもよく、通信ネットワーク110のルータ52は、たとえば企業等の特定のエンティティに関連付けられた地理的位置に配置されていてもよい。特定の実施形態において、ルータ52の設定は、後述する通り、コンピュータ・システム50にホストされた特定の設定コンソール(configuration console)により遠隔で行われるようになっていてもよい。限定ではなく一例として、設定コンソールは、設定する特定のルータ52を介してアクセスされるようになっていてもよく、設定プロセスを開始する対話型要素またはハイパーリンクを具備していてもよい。さらに、設定プロセスでは、ルータ52からサイト・オブジェクト54に対する要求を送信させることにより、通信ネットワーク110上でルータ52を認証する認証情報を送信するようにしてもよい。
【0021】
通信ネットワーク110を介して、たとえばインターネット等のWANへのアクセスが1つまたは複数のクライアント・システムに提供されるようになっていてもよい。限定ではなく一例として、1つまたは複数のクライアント・システムは、コンピュータ・システム50により、たとえばBOINGO等が管理する空港当局等の特定のエンティティの通信ネットワーク110を介してインターネットにアクセスするようにしてもよい。別の例として、コンピュータ・システム50は、上述のソーシャルネットワーキング・システムの少なくとも一部であってもよい。通信ネットワーク110へのアクセスは、クライアント・システムを介した該通信ネットワーク110への接続時にユーザが行うログオン手続きに応答して提供されるようになっていてもよい。特定の実施形態において、このログオン手続きは、ログイン・コードの取得、ユーザに関連する電子メール・アドレスの提供、特定のエンティティに関連付けられた地理的位置での「チェックイン」の実行、またはこれらの任意の組み合わせを含んでいてもよい。特定の実施形態において、ユーザは、クライアント・システムを介した通信ネットワーク110への接続に応答して、たとえばソーシャルネットワーキング・システムによりホストされた企業ページ等、コンピュータ・システム50によりホストされたウェブページまたはページ56を対象としていてもよい。
【0022】
特定の実施形態において、特定のエンティティのルータ52は、コンピュータ・システム50にホストされた設定ページまたはコンソールにより通信ネットワーク110にリンクされていてもよい。特定の実施形態において、サイト・オブジェクト54およびプレース・オブジェクト58は、通信ネットワーク110上での動作に向けたルータ52の設定に応答して、コンピューティング・システム50が作成するようになっていてもよい。限定ではなく一例として、プレース・オブジェクト58は、エンティティの地理的位置に対して通信ネットワーク110を関連付けるデータの受信に応答して、コンピュータ・システム50が生成するようになっていてもよい。別の例として、プレース・オブジェクト58は、コンピュータ・システム50にホストされたウェブページ56にリンクされていてもよい。プレース・オブジェクト58が格納した位置データは、特定のエンティティを地理的位置に関連付けるようにしてもよく、たとえばGoogle Mapsまたは地理情報システム(GIS:geographic information system)等のマッピングシステムが分解可能な地理座標、所在地住所、または任意適当な位置データを含んでいてもよい。
【0023】
サイト・オブジェクト54は、特定のエンティティの1つまたは複数のルータ52に対するルータ設定データを格納していてもよく、ページ56とリンクされていてもよい。限定ではなく一例として、サイト・オブジェクト54は、ルータ52を通信ネットワーク110に接続するリンク150の開始に応答して作成されるようになっていてもよい。特定の実施形態において、ルータ設定データは、バイパス・コード、バイパス・モード、またはこれらの任意の組み合わせに対応したデータを含んでいてもよい。限定ではなく一例として、ルータ52は、複数のバイパス・モードのうちの1つで動作するように構成されていてもよい。たとえば、特定のバイパス・モードにより、ルータ52のうちの1つを介して通信ネットワーク110に接続するユーザは、ネットワーク・アクセス・ページを介してバイパス・コードを提供する必要があってもよい。さらに、バイパス・コードを入力することによって、特定のエンティティの地理的位置でユーザが「チェックイン」することにより、プレース・オブジェクト58により格納された地理座標に対してクライアント・システムを関連付けるようになっていてもよい。別の例として、特定のバイパス・モードにより、ユーザは、認証手続きを行うことなく、ルータ52のうちの1つを介して通信ネットワーク110に直接接続可能であってもよい。別の例として、ルータ52は、クライアント・システムを通信ネットワーク110に接続可能な時間の長さまたはクライアント・システムが通信ネットワーク110に送信するデータ量を制限するように構成されていてもよい。さらに、ルータ52は、通信ネットワーク110上での各クライアント・システムの動作を監視し、該動作が、ルータ52の設定により規定された範囲内であるか否かを定期的に判定するように構成されていてもよい。
【0024】
特定の実施形態において、ルータ52のうちの最初の1つを設定して通信ネットワーク110にリンクさせることにより、サイト・オブジェクト54に格納されたルータ設定データが確立される(establish)ようになっていてもよい。限定ではなく一例として、通信ネットワーク110の最初のルータ52は、上述の通り、設定コンソールにより設定されるようになっていてもよい。さらに、コンピュータ・システム50のサイト・オブジェクト54上で確立されたルータ設定データは、後続のルータ52の設定および通信ネットワーク110へのリンクに用いられるようになっていてもよい。また、ルータ52をサイト・オブジェクト54にリンクさせることによって、ルータ52が特定のエンティティのページ56およびプレース・オブジェクト58にリンクされるようになっていてもよい。特定の実施形態において、特定のエンティティの通信ネットワーク110のルータ52は、リンク150を介してサイト・オブジェクト54またはプレース・オブジェクト58にリンクされていてもよい。本開示では、たとえば後述のバスまたは上述のリンク150等、コンピューティング・システム50のサイト・オブジェクトまたはプレース・オブジェクト等のオブジェクトをリンクさせる任意適当な方法が考えられる。特定の実施形態において、サイト・オブジェクト54またはプレース・オブジェクト58の変化は、ルータ52に自動的に伝わるようになっていてもよい。限定ではなく一例として、通信ネットワーク110のルータ52は、特定のエンティティの地理的位置の別の地理的位置に対する地理的変化に応答して、更新された地理的位置と自動的に関連付けられるようになっていてもよい。別の例として、ルータ52の動作は、バイパス・モードに対応したルータ設定データの修正に応答して、自動的に更新されるようになっていてもよい。
【0025】
図3は、複数のルータを設定する例示的な方法を示している。この方法は、ステップ300で開始するようになっていてもよく、第1のエンティティのコンピュータ・システムは、第2のエンティティの第1のルータを設定することにより、第1のルータを第2のエンティティの通信ネットワークにリンクさせる。特定の実施形態において、第1のルータの設定は、第1のエンティティのコンピュータ・システム上で、通信ネットワークに対するルータ設定データを確立する。特定の実施形態において、第1のルータは、設定コンソールを介して、通信ネットワークにリンクされていてもよい。ステップ302において、第1のエンティティのコンピュータ・システムは、第2のエンティティの第2のルータを設定することにより、第1のエンティティのコンピュータ・システム上で確立された通信ネットワークに対するルータ設定データのうちの少なくとも一部を用いて、第2のルータを通信ネットワークにリンクさせるようになっていてもよく、ここで、この方法は終了となってもよい。特定の実施形態において、上述のバイパス・コードおよびバイパス・モードは、設定コンソールにより設定されるようになっていてもよい。本開示では、
図3の方法の特定のステップが特定の順序で起こるものとして説明および図示しているが、
図3の方法の任意適当なステップが任意適当な順序で起こることも考えられる。特定の実施形態においては、必要に応じて、
図3の方法の1つまたは複数のステップを繰り返すようにしてもよい。さらに、本開示は、特定のコンポーネントが
図3の方法の特定のステップを実行するものとして説明および図示しているが、たとえばモバイル・コンピューティング・デバイスのプロセッサまたはコンピューティング・システムのサーバ等、任意適当なコンポーネントの任意適当な組み合わせが
図3の方法の任意適当なステップを実行することも考えられる。
【0026】
図4は、例示的なモバイル・コンピューティング・デバイスを示している。特定の実施形態において、クライアント・システムは、上述の通り、モバイル・コンピューティング・デバイス10であってもよい。本開示では、任意適当な物理的形態のモバイル・コンピューティング・デバイス10が考えられる。特定の実施形態において、モバイル・コンピューティング・デバイス10は、後述のようなコンピューティング・システムであってもよい。限定ではなく一例として、モバイル・コンピューティング・デバイス10は、シングルボード・コンピュータ・システム(SBC)(たとえば、コンピュータ・オン・モジュール(COM)もしくはシステム・オン・モジュール(SOM))、ラップトップもしくはノートブック・コンピュータ・システム、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレット・コンピュータ・システム、またはこれらのうちの2つ以上の組み合わせであってもよい。特定の実施形態において、モバイル・コンピューティング・デバイス10は、入力コンポーネントとしてタッチ・センサ12を有していてもよい。
図4の例においては、モバイル・デバイス10の前面にタッチ・センサ12が組み込まれている。容量式タッチ・センサの場合は、送信用および受信用の2種類の電極が存在していてもよい。これらの電極は、電気パルスで送信用電極を駆動するとともに、タッチまたは近接入力による受信用電極からのキャパシタンスの変化を測定するように設計されたコントローラに接続されていてもよい。
図4の例においては、モバイル・コンピューティング・デバイス10の1つまたは複数の面に1つまたは複数のアンテナ14A〜14Bが組み込まれていてもよい。アンテナ14A〜14Bは、電流から電波への変換およびその逆を行うコンポーネントである。信号送信中、送信機は、振動する無線周波数(RF)電流をアンテナ14A〜14Bの端子に印加し、アンテナ14A〜14Bは、印加された電流のエネルギーを電磁(EM)波として放射する。信号受信中、アンテナ14A〜14Bは、それぞれの端子において、入力EM波の電力を電圧に変換する。この電圧は、受信機に送られて増幅されるようになっていてもよい。
【0027】
モバイル・コンピューティング・デバイス10は、アンテナ14A〜14Bに結合され、イーサネット(登録商標)等の有線ベースのネットワークもしくは無線NIC(WNIC)と通信する通信コンポーネント、たとえばWi−Fiネットワーク等の無線ネットワークと通信する無線アダプタ、または第3世代移動体通信(3G)もしくはLTE(Long Term Evolution)ネットワーク等のセルラー・ネットワークと通信するモデムを具備していてもよい。本開示では、任意適当なネットワークおよびその任意適当な通信コンポーネントが考えられる。限定ではなく一例として、モバイル・コンピューティング・デバイス10は、アド・ホック・ネットワーク、パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、またはインターネットの1つもしくは複数の部分、またはこれらのうちの2つ以上の組合せと通信するようになっていてもよい。これらネットワークのうちの1つまたは複数の1つまたは複数の部分は、有線であってもよいし、無線であってもよい。別の例として、モバイル・コンピューティング・デバイス10は、無線PAN(WPAN)(たとえば、Bluetooth WPAN等)、Wi−Fiネットワーク、Wi−MAXネットワーク、携帯電話ネットワーク(たとえば、GSM(Global System for Mobile Communications)、3GもしくはLTEネットワーク等)、もしくはその他適当な無線ネットワーク、またはこれらのうちの2つ以上の組合せと通信するようになっていてもよい。モバイル・コンピューティング・デバイス10は、必要に応じて、これらネットワークのうちのいずれかに用いる任意適当な通信コンポーネントを含んでいてもよい。
【0028】
図5は、例示的なコンピューティングシステムを示す。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータシステム60が、本明細書において説明または例示された1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を実行する。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータシステム60が、本明細書において説明または例示された機能を提供する。特定の実施形態においては、1つまたは複数のコンピュータシステム60で実行されるソフトウェアが、本明細書において説明もしくは例示された1つもしくは複数の方法の1つもしくは複数の工程を実行するか、または本明細書において説明もしくは例示された機能を提供する。特定の実施形態は、1つまたは複数のコンピュータシステム60の1つまたは複数の部分を含む。本明細書において、コンピュータシステムへの言及は、適切な場合、コンピューティングデバイスを包含する可能性がある。さらに、コンピュータシステムへの言及は、適切な場合、1つまたは複数のコンピュータシステムを包含する可能性がある。
【0029】
本開示は、任意の好適な数のコンピュータシステム60を想定する。本開示は、任意の好適な物理的形態をとるコンピュータシステム60を想定する。限定ではなく例として、コンピュータシステム60は、組み込みコンピュータシステム、システムオンチップ(SOC)、(例えば、コンピュータオンモジュール(COM)もしくはシステムオンモジュール(SOM)などの)単一ボードコンピュータシステム(SBC)、デスクトップコンピュータシステム、ラップトップもしくはノートブックコンピュータシステム、インタラクティブなキオスク、メインフレーム、コンピュータシステムのメッシュ、モバイル・コンピューティング・デバイス10、携帯情報端末(PDA)、サーバ、タブレットコンピュータシステム、またはこれらのうちの2つ以上の組合せである可能性がある。適切な場合、コンピュータシステム60は、1つもしくは複数のコンピュータシステム60を含むか、単一であるかもしくは分散されているか、複数の場所に広がっているか、複数のマシンに広がるか、複数のデータセンターに広がるか、または1つもしくは複数のネットワークの1つもしくは複数のクラウド構成要素を含み得るクラウドに存在する可能性がある。適切な場合、1つまたは複数のコンピュータシステム60は、本明細書において説明または例示された1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を実質的な空間的または時間的限定なしに実行し得る。限定ではなく例として、1つまたは複数のコンピュータシステム60は、本明細書において説明または例示された1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程をリアルタイムでまたはバッチ式で実行し得る。1つまたは複数のコンピュータシステム60は、適切な場合、本明細書において説明または例示された1つまたは複数の方法の1つまたは複数の工程を異なる時間にまたは異なる場所で実行し得る。
【0030】
特定の実施形態において、コンピュータシステム60は、プロセッサ62、メモリ64、ストレージ66、入力/出力(I/O)インターフェース68、通信インターフェース70、およびバス72を含む。本開示は、特定の数の特定の構成要素を特定の構成で有する特定のコンピュータシステムを説明し、例示するが、任意の好適な数の任意の好適な構成要素を任意の好適な構成で有する任意の好適なコンピュータシステムを想定する。
【0031】
特定の実施形態において、プロセッサ62は、コンピュータプログラムを構成する命令などの命令を実行するためのハードウェアを含む。限定ではなく例として、命令を実行するために、プロセッサ62は、内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ64、またはストレージ66から命令を取り出し(またはフェッチし)、それらの命令をデコードおよび実行し、それから、内部レジスタ、内部キャッシュ、メモリ64、またはストレージ66に1つまたは複数の結果を書き込み得る。特定の実施形態において、プロセッサ62は、データ、命令、またはアドレスのための1つまたは複数の内部キャッシュを含み得る。本開示は、適切な場合、任意の好適な数の任意の好適な内部キャッシュを含むプロセッサ62を想定する。限定ではなく例として、プロセッサ62は、1つまたは複数の命令キャッシュ、1つまたは複数のデータキャッシュ、および1つまたは複数のトランスレーションルックアサイドバッファ(TLB)を含み得る。命令キャッシュ内の命令は、メモリ64またはストレージ66内の命令のコピーである可能性があり、命令キャッシュは、プロセッサ62によるそれらの命令の取り出しを高速化し得る。データキャッシュ内のデータは、動作するためにプロセッサ62で実行される命令に関するメモリ64またはストレージ66のデータのコピーであるか、プロセッサ62で実行される後続の命令によるアクセスのためまたはメモリ64もしくはストレージ66への書き込みのための、プロセッサ62で実行された前の命令の結果であるか、あるいはその他の好適なデータである可能性がある。データキャッシュは、プロセッサ62による読み出しまたは書き込みを高速化し得る。TLBは、プロセッサ62に関する仮想アドレス変換を高速化し得る。特定の実施形態において、プロセッサ62は、データ、命令、またはアドレスのための1つまたは複数の内部レジスタを含み得る。本開示は、適切な場合、任意の好適な数の任意の好適な内部レジスタを含むプロセッサ62を想定する。適切な場合、プロセッサ62は、1つもしくは複数の算術論理演算ユニット(ALU)を含むか、マルチコアプロセッサであるか、または1つもしくは複数のプロセッサ62を含む可能性がある。本開示は、特定のプロセッサを説明し、例示するが、任意の好適なプロセッサを想定する。
【0032】
特定の実施形態において、メモリ64は、実行するためのプロセッサ62に関する命令または動作するためのプロセッサ62に関するデータを記憶するためのメインメモリを含む。限定ではなく例として、コンピュータシステム60は、命令をストレージ66または(例えば、別のコンピュータシステム60などの)別のソースからメモリ64にロードし得る。そして、プロセッサ62は、命令をメモリ64から内部レジスタまたは内部キャッシュにロードし得る。命令を実行するために、プロセッサ62は、内部レジスタまたは内部キャッシュから命令を取り出し、それらの命令をデコードし得る。命令の実行中または命令の実行後、プロセッサ62は、(中間結果または最終結果である可能性がある)1つまたは複数の結果を内部レジスタまたは内部キャッシュに書き込み得る。そして、プロセッサ62は、それらの結果のうちの1つまたは複数をメモリ64に書き込み得る。特定の実施形態において、プロセッサ62は、(ストレージ66またはその他の場所と対照的に)1つもしくは複数の内部レジスタもしくは内部キャッシュまたはメモリ64内の命令のみ実行し、(ストレージ66またはその他の場所と対照的に)1つもしくは複数の内部レジスタもしくは内部キャッシュまたはメモリ64内のデータのみに基づいて動作する。(各々がアドレスバスおよびデータバスを含み得る)1つまたは複数のメモリバスが、プロセッサ62をメモリ64に結合し得る。バス72は、以下で説明されるように、1つまたは複数のメモリバスを含み得る。特定の実施形態においては、1つまたは複数のメモリ管理ユニット(MMU)が、プロセッサ62とメモリ64との間に存在し、プロセッサ62によって要求されるメモリ64へのアクセスを容易にする。特定の実施形態において、メモリ64は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含む。このRAMは、適切な場合、揮発性メモリである可能性がある。適切な場合、このRAMは、ダイナミックRAM(DRAM)もしくはスタティックRAM(SRAM)である可能性がある。さらに、適切な場合、このRAMは、シングルポートRAMまたはマルチポートRAMである可能性がある。本開示は、任意の好適なRAMを想定する。メモリ64は、適切な場合、1つまたは複数のメモリ64を含み得る。本開示は、特定のメモリを説明し、例示するが、任意の好適なメモリを想定する。
【0033】
特定の実施形態において、ストレージ66は、データまたは命令のための大容量ストレージを含む。限定ではなく例として、ストレージ66は、ハードディスクドライブ(HDD)、フロッピーディスク(登録商標)ドライブ、フラッシュメモリ、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ、もしくユニバーサルシリアルバス(USB)ドライブ、またはこれらのうちの2つ以上の組合せを含み得る。ストレージ66は、適切な場合、取り外し可能なまたは取り外し不可能な(もしくは固定の)媒体を含み得る。ストレージ66は、適切な場合、コンピュータシステム60の内部または外部にある可能性がある。特定の実施形態において、ストレージ66は、不揮発性のソリッドステートメモリである。特定の実施形態において、ストレージ66は、読み出し専用メモリ(ROM)を含む。適切な場合、このROMは、マスクプログラムドROM、プログラマブルROM(PROM)、消去可能PROM(EPROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、電気的変更可能ROM(EAROM)、もしくはフラッシュメモリ、またはこれらのうちの2つ以上の組合せである可能性がある。本開示は、任意の好適な物理的形態をとる大容量ストレージ66を想定する。ストレージ66は、適切な場合、プロセッサ62とストレージ66との間の通信を容易にする1つまたは複数のストレージ制御ユニットを含み得る。適切な場合、ストレージ66は、1つまたは複数のストレージ66を含み得る。本開示は、特定のストレージを説明し、例示するが、任意の好適なストレージを想定する。
【0034】
特定の実施形態において、I/Oインターフェース68は、コンピュータシステム60と1つまたは複数のI/Oデバイスとの間の通信のための1つまたは複数のインターフェースを提供するハードウェア、ソフトウェア、またはそれら両方を含む。コンピュータシステム60は、適切な場合、これらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数を含み得る。これらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数は、個人とコンピュータシステム60との間の通信を可能にし得る。限定ではなく例として、I/Oデバイスは、キーボード、キーパッド、マイクロフォン、モニタ、マウス、プリンタ、スキャナ、スピーカ、スチルカメラ、スタイラス、タブレット、タッチスクリーン、トラックボール、ビデオカメラ、別の好適なI/Oデバイス、またはこれらのうちの2つ以上の組合せを含み得る。I/Oデバイスは、1つまたは複数のセンサーを含み得る。本開示は、任意の好適なI/Oデバイス、およびそれらのI/Oデバイスのための任意の好適なI/Oインターフェース68を想定する。適切な場合、I/Oインターフェース68は、プロセッサ62がこれらのI/Oデバイスのうちの1つまたは複数を駆動することを可能にする1つまたは複数のデバイスまたはソフトウェアドライバを含み得る。I/Oインターフェース68は、適切な場合、1つまたは複数のI/Oインターフェース68を含み得る。本開示は、特定のI/Oインターフェースを説明し、例示するが、任意の好適なI/Oインターフェースを想定する。
【0035】
特定の実施形態において、通信インターフェース70は、コンピュータシステム60と1つもしくは複数のその他のコンピュータシステム60または1つもしくは複数のネットワークとの間の(例えば、パケットに基づく通信などの)通信のための1つまたは複数のインターフェースを提供するハードウェア、ソフトウェア、またはそれら両方を含む。限定ではなく例として、通信インターフェース70は、イーサネット(登録商標)もしくはその他の有線のネットワークによって通信するためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)もしくはネットワークアダプタ、またはWI−FIネットワークなどの無線ネットワークによって通信するための無線NIC(WNIC)もしくは無線アダプタを含み得る。本開示は、任意の好適なネットワーク、およびそのネットワークのための任意の好適な通信インターフェース70を想定する。限定ではなく例として、コンピュータシステム60は、アドホックネットワーク、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、もしくはインターネットの1つもしくは複数の部分、またはこれらのうちの2つ以上の組合せによって通信し得る。これらのネットワークのうちの1つまたは複数の部分は、有線または無線である可能性がある。例として、コンピュータシステム60は、(例えば、BLUETOOTH(登録商標) WPANなどの)無線PAN(WPAN)、WI−FIネットワーク、WI−MAXネットワーク、(例えば、移動体通信用グローバルシステム(GSM)ネットワークなどの)セルラ電話ネットワーク、もしくはその他の好適な無線ネットワーク、またはこれらの2つ以上の組合せによって通信し得る。コンピュータシステム60は、適切な場合、これらのネットワークいずれかのための任意の好適な通信インターフェース70を含み得る。通信インターフェース70は、適切な場合、1つまたは複数の通信インターフェース70を含み得る。本開示は、特定の通信インターフェースを説明し、例示するが、任意の好適な通信インターフェースを想定する。
【0036】
特定の実施形態において、バス72は、コンピュータシステム60の構成要素を互いに結合するハードウェア、ソフトウェア、またはそれら両方を含む。限定ではなく例として、バス72は、アクセラレーテッドグラフィックスポート(AGP)もしくはその他のグラフィックスバス、拡張業界標準アーキテクチャ(EISA)バス、フロントサイドバス(FSB)、HYPERTRANSPORT(HT)相互接続、業界標準アーキテクチャ(ISA)バス、INFINIBAND相互接続、ローピンカウント(LPC)バス、メモリバス、マイクロチャネルアーキテクチャ(MCA)バス、周辺装置相互接続(PCI)バス、PCI−Express(PCIe)バス、シリアルアドバンスドテクノロジーアタッチメント(SATA)バス、映像電子機器標準協会ローカル(VLB)バス、もしくは別の好適なバス、またはこれらの2つ以上の組合せを含み得る。バス72は、適切な場合、1つまたは複数のバス72を含み得る。本開示は、特定のバスを説明し、例示するが、任意の好適なバスまたは相互接続を想定する。
【0037】
本明細書において、1つのコンピュータ可読非一時的ストレージ媒体または複数のコンピュータ可読非一時的ストレージ媒体は、適切な場合、(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは特定用途向けIC(ASIC)などの)1つもしくは複数の半導体に基づくもしくはその他の集積回路(IC)、ハードディスクドライブ(HDD)、ハイブリッドハードドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピー(登録商標)ディスケット、フロッピーディスク(登録商標)ドライブ(FDD)、磁気テープ、ソリッドステートドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュアデジタルカードもしくはドライブ、任意のその他の好適なコンピュータ可読非一時的ストレージ媒体、またはこれらの2つ以上の任意の好適な組合せを含み得る。コンピュータ可読非一時的ストレージ媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性との組合せである可能性がある。
【0038】
本明細書において、「または」は、そうでないことが明示的に示されるか、またはそうでないことが文脈によって示されない限り、包含的であり、排他的でない。したがって、本明細書において、「AまたはB」は、そうでないことが明示的に示されるか、またはそうでないことが文脈によって示されない限り、「A、B、またはそれら両方」を意味する。さらに、「および」は、そうでないことが明示的に示されるか、またはそうでないことが文脈によって示されない限り、一緒の場合と個別の場合の両方である。したがって、本明細書において、「AおよびB」は、そうでないことが明示的に示されるか、またはそうでないことが文脈によって示されない限り、「AとBの両方またはどちらか一方」を意味する。
【0039】
本開示の範囲は、当業者が理解する、本明細書において説明または例示された例示的な実施形態に対するすべての変更、置き換え、変化、改変、および修正を包含する。本開示の範囲は、本明細書において説明または例示された例示的な実施形態に限定されない。さらに、本開示は、実施形態を本明細書において特定の構成要素、要素、機能、動作、または工程を含むものとして説明し、例示するが、これらの実施形態のいずれかが、当業者が理解する、本明細書の任意の箇所で説明または例示された構成要素、要素、機能、動作、または工程の任意の組合せまたはいずれかの変更形態を含む可能性がある。さらに、特定の機能を実行するように適合されるか、特定の機能を実行するように配列されるか、特定の機能を実行する能力があるか、特定の機能を実行するように構成されるか、特定の機能を実行することを可能にされるか、特定の機能を実行するように動作可能であるか、または特定の機能を実行するように機能する装置もしくシステムまたは装置もしくはシステムの構成要素に対する添付の請求項における言及は、そのような装置、システム、または構成要素がそのように適合されるか、配列されるか、能力があるか、構成されるか、可能にされるか、動作可能であるか、または機能する限り、その装置、システム、構成要素、またはその特定の機能が作動されるか、オンにされるか、またはロックを解除されるか否かにかかわらずその装置、システム、構成要素を包含する。