特許第6028611号(P6028611)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6028611デジタルサイネージ装置及びデジタルサイネージ装置のコンテンツ再生方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6028611
(24)【登録日】2016年10月28日
(45)【発行日】2016年11月16日
(54)【発明の名称】デジタルサイネージ装置及びデジタルサイネージ装置のコンテンツ再生方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20161107BHJP
   G09F 19/00 20060101ALI20161107BHJP
   H04N 21/482 20110101ALI20161107BHJP
【FI】
   G06F13/00 351C
   G09F19/00 Z
   H04N21/482
   G06F13/00 547V
【請求項の数】7
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-28707(P2013-28707)
(22)【出願日】2013年2月18日
(65)【公開番号】特開2014-157531(P2014-157531A)
(43)【公開日】2014年8月28日
【審査請求日】2015年10月29日
(73)【特許権者】
【識別番号】308036402
【氏名又は名称】株式会社JVCケンウッド
(72)【発明者】
【氏名】植木 悌
【審査官】 木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−022369(JP,A)
【文献】 特開2011−078014(JP,A)
【文献】 特開2010−087836(JP,A)
【文献】 特開2010−044512(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
G09F 19/00
H04N 21/482
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツデータ格納部と、
プレイリスト格納部と、
内部時計と、
前記コンテンツデータ格納部に格納されたコンテンツデータを再生処理する信号処理部と、
前記プレイリスト格納部に格納されたプレイリストに基づき、前記コンテンツデータの再生処理を前記信号処理部に指示する制御部と、
表示部と
を備え、
前記プレイリスト格納部は、
再生時刻を規定した第1のプレイリストと、再生時刻を規定しない第2のプレイリストの少なくとも2種類のプレイリストを格納しており、
前記制御部は、前記第1のプレイリストが規定した再生時刻が前記内部時計の示す時刻に該当するか否かを判定し、
該当すると判定した場合、前記第1のプレイリストに基づいてコンテンツデータの再生を前記信号処理部に指示し、
該当しないと判定した場合、前記第2のプレイリストに基づいてコンテンツデータの再生を前記信号処理部に指示する
ことを特徴とするデジタルサイネージ装置。
【請求項2】
コンテンツデータ格納部と、
記憶するプレイリスト格納部と、
内部時計と、
前記コンテンツデータ格納部に格納されたコンテンツデータを再生処理する信号処理部と、
前記プレイリスト格納部に格納されたプレイリストに基づき、前記コンテンツデータの再生処理を前記信号処理部に指示する制御部と、
表示部と
を備え、
前記プレイリスト格納部は、
再生時刻を規定した第1のプレイリストと、再生時刻を規定しない第2のプレイリストの少なくとも2種類のプレイリストを格納しており、
前記制御部は、前記内部時計が校正されているか否かを判定し、
校正されていると判定した場合前記第1のプレイリストに基づいてコンテンツデータの再生処理を前記信号処理部に指示し、
校正されていないと判定した場合前記第2のプレイリストに基づいてコンテンツデータの再生処理を前記信号処理部に指示する
ことを特徴とするデジタルサイネージ装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記信号処理部が前記第2のプレイリストに基づいてコンテンツデータを再生している時に、前記第1のプレイリストが規定する再生時刻が前記内部時計の示す時刻に該当すると判定すると、前記信号処理部に前記第1のプレイリストに基づいてコンテンツデータを再生することを指示する
ことを特徴とする請求項1記載のデジタルサイネージ装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記信号処理部が前記第2のプレイリストに基づいてコンテンツデータを再生している時に、前記内部時計が校正されたと判定すると、前記信号処理部に前記第1のプレイリストに基づいてコンテンツデータを再生することを指示する
ことを特徴とする請求項2記載のデジタルサイネージ装置。
【請求項5】
ネットワークを介してNTPサーバや配信サーバと通信を行うネットワーク接続部を更に備え、
前記内部時計は前記NTPサーバとの通信によって時刻の校正を行なう
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のデジタルサイネージ装置。
【請求項6】
コンテンツデータを記憶するステップと、
再生時刻を規定した第1のプレイリストと、再生時刻を規定しない第2のプレイリストの少なくとも2種類のプレイリストを記憶するステップと、
前記第1のプレイリストが規定する再生時刻が内部時計の示す時刻に該当するか否かを判定するステップと、
前記第1のプレイリストが規定する再生時刻が前記内部時計の示す時刻に該当すると判定した場合、前記第1のプレイリストに基づいて前記コンテンツデータの再生処理を行ない、前記第1のプレイリストが規定する再生時刻が前記内部時計の示す時刻に該当しないと判定すると、前記第2のプレイリストに基づいて前記コンテンツデータの再生処理を行なうステップと
を有することを特徴とするデジタルサイネージ装置のコンテンツ再生方法。
【請求項7】
コンテンツデータを記憶するステップと、
再生時刻を規定した第1のプレイリストと、再生時刻を規定しない第2のプレイリストの少なくとも2種類のプレイリストを記憶するステップと、
内部時計が校正されているか否かを判定するステップと、
前記内部時計が校正されていると判定した場合前記第1のプレイリストに基づいてコンテンツデータを再生し、校正されていないと判定した場合前記第2のプレイリストに基づいてコンテンツデータを再生するステップと
を有することを特徴とするデジタルサイネージ装置のコンテンツ再生方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録したコンテンツをプレイリストに従って再生するデジタルサイネージ装置及びデジタルサイネージ装置のコンテンツ再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、大型ディスプレイを公共スペースや店舗などに設置し、不特定多数の人に広告映像や文字情報を表示するデジタルサイネージ装置が普及してきている。(例えば、特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−295016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
デジタルサイネージ装置には、配信サーバ等からネットワークを介して配信されたコンテンツを記憶し、事業主等によって指定されたタイムスケジュールに従って再生させるものがある。このようなデジタルサイネージ装置では、内部時計の時間情報が再生の基準になる。
【0005】
ネットワーク接続する機器の場合、内部時計の校正はNTP(Network Time Protocol)サーバから取得した正確な時間情報により行うことができる。一般的には、機器の電源投入時にNTPサーバと接続して内部時計を合わせる。従って、内部時計の校正をNTPサーバによって行うデジタルサイネージ装置において、ネットワークトラブル等でNTPサーバから時間情報を取得できない状態になった場合、機器の内部時計を合わせることができなくなる。よって内部時計の時間情報に基づいてスケジューリングされたコンテンツを再生することができなくなるという問題が発生する。
【0006】
この問題を解決するために、電池を使った時計バックアップを行う構成とすることが考えられるが、この場合電源回りの回路が煩雑になりコストアップに繋がる。また、電波時計を利用する構成とした場合は、同様にコストアップに繋がる上、機器の設置場所が電波の届く範囲に制約されてしまう。
そこで、内部時計が合っていない状態でもコンテンツを再生し表示できるようにすることが課題となる。本発明は内部時計が合っていない状態でも必要最低限のコンテンツを再生し表示することが可能な、デジタルサイネージ装置及びデジタルサイネージ装置のコンテンツ再生方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上述した従来技術の課題を解決するため、コンテンツデータ格納部(108)と、プレイリスト格納部(106)と、内部時計(114)と、前記コンテンツデータ格納部に格納されたコンテンツデータを再生処理する信号処理部(110)と、前記プレイリスト格納部に格納されたプレイリストに基づき、前記コンテンツデータの再生処理を前記信号処理部に指示する制御部(104)と、表示部(112)とを備え、前記プレイリスト格納部は、再生時刻を規定した第1のプレイリストと、再生時刻を規定しない第2のプレイリストの少なくとも2種類のプレイリストを格納しており、前記制御部は、前記第1のプレイリストが規定した再生時刻が前記内部時計の示す時刻に該当するか否かを判定し、該当すると判定した場合、前記第1のプレイリストに基づいてコンテンツデータの再生を前記信号処理部に指示し、該当しないと判定した場合、前記第2のプレイリストに基づいてコンテンツデータの再生を前記信号処理部に指示することを特徴とするデジタルサイネージ装置を提供する。
【0008】
また、本発明は上述した従来技術の課題を解決するため、コンテンツデータ格納部と、記憶するプレイリスト格納部と、内部時計と、前記コンテンツデータ格納部に格納されたコンテンツデータを再生処理する信号処理部と、前記プレイリスト格納部に格納されたプレイリストに基づき、前記コンテンツデータの再生処理を前記信号処理部に指示する制御部と、表示部とを備え、前記プレイリスト格納部は、再生時刻を規定した第1のプレイリストと、再生時刻を規定しない第2のプレイリストの少なくとも2種類のプレイリストを格納しており、前記制御部は、前記内部時計が校正されているか否かを判定し、校正されていると判定した場合前記第1のプレイリストに基づいてコンテンツデータの再生処理を前記信号処理部に指示し、校正されていないと判定した場合前記第2のプレイリストに基づいてコンテンツデータの再生処理を前記信号処理部に指示することを特徴とするデジタルサイネージ装置を提供する。
【0009】
また、本発明は上述した従来技術の課題を解決するため、コンテンツデータを記憶するステップと、再生時刻を規定した第1のプレイリストと、再生時刻を規定しない第2のプレイリストの少なくとも2種類のプレイリストを記憶するステップと、前記第1のプレイリストが規定する再生時刻が内部時計の示す時刻に該当するか否かを判定するステップと、前記第1のプレイリストが規定する再生時刻が前記内部時計の示す時刻に該当すると判定した場合、前記第1のプレイリストに基づいて前記コンテンツデータの再生処理を行ない、前記第1のプレイリストが規定する再生時刻が前記内部時計の示す時刻に該当しないと判定すると、前記第2のプレイリストに基づいて前記コンテンツデータの再生処理を行なうステップとを有することを特徴とするデジタルサイネージ装置のコンテンツ再生方法を提供する。
【0010】
また、本発明は上述した従来技術の課題を解決するため、コンテンツデータを記憶するステップと、再生時刻を規定した第1のプレイリストと、再生時刻を規定しない第2のプレイリストの少なくとも2種類のプレイリストを記憶するステップと、内部時計が校正されているか否かを判定するステップと、前記内部時計が校正されていると判定した場合前記第1のプレイリストに基づいてコンテンツデータを再生し、校正されていないと判定した場合前記第2のプレイリストに基づいてコンテンツデータを再生するステップとを有することを特徴とするデジタルサイネージ装置のコンテンツ再生方法を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、内部時計が合っていない場合でも必要最低限のコンテンツを再生し表示することが可能な、デジタルサイネージ装置及びデジタルサイネージ装置のコンテンツ再生方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】第1及び第2の実施形態に係るデジタルサイネージ再生装置の概略構成図である。
図2】第1及び第2の実施形態に係るプレイリストの一例である。
図3】第1及び第2の実施形態に係る代替プレイリストの一例である。
図4】第1実施形態における制御の流れを説明するためのフローチャートである。
図5】第2実施形態における制御の流れを説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係るデジタルサイネージ装置の一実施形態ついて、添付図面を参照して説明する。
【0014】
<第1実施形態>
図1は本実施形態に係るデジタルサイネージ装置の概略構成図である。デジタルサイネージ装置100は、ネットワーク200を通じて、NTPサーバ300や配信サーバ400と通信を行う。デジタルサイネージ装置100は、ネットワーク200と通信を行うネットワーク接続部102と、装置全体の制御を行う制御部104と、プレイリストを格納するプレイリスト格納部106と、コンテンツデータを格納するコンテンツデータ格納部108と、コンテンツデータの信号処理を行なう信号処理部110と、コンテンツを表示する表示部112と、内部時計114とから構成される。
【0015】
ネットワーク接続部102は、ネットワーク200を通じてNTPサーバ300から時間情報を受け取り、制御部104に送る。制御部104は受け取った時間情報に基づいて内部時計114の校正を行う。また、ネットワーク接続部102は同様にネットワーク200を通じて配信サーバ400と通信を行い、プレイリストとコンテンツデータを受けとり、プレイリストをプレイリスト格納部106へ、コンテンツデータをコンテンツデータ格納部108へ送る。プレイリスト格納部106は受け取ったプレイリストを記憶する。コンテンツデータ格納部108は受け取ったコンテンツデータを記憶する。プレイリスト格納部106とコンテンツデータ格納部108はハードディスクドライブや不揮発性メモリ等の記録媒体で構成すれば良く、1つの記録媒体を共有しても良い。
【0016】
制御部104は、内部時計114の時間情報を基準にプレイリスト格納部106に格納されたプレイリストに基づいて、信号処理部110にコンテンツの再生を指示する。信号処理部110は制御部104が指示するコンテンツのコンテンツデータを表示部112の表示形式に合わせて信号処理する。表示部112は、例えば液晶表示装置で構成され、コンテンツを表示する。
【0017】
通常使用するプレイリストには開始時刻と終了時刻が規定されており、その中で再生するコンテンツの表示順と表示時間が相対時間で定義されている。図2に本実施形態のプレイリストの一例を示す。図2の例では開始時刻が2012年9月25日の6時30分、終了時刻が同日の11時30分であり、コンテンツaaa.jpg、コンテンツbbb.jpg・・・の順に再生するように定義されている。プレイリストは複数使用可能とし、時間帯に応じて再生に適したコンテンツを設定できるようになっている。内部時計114が校正されている状態であれば、図2のように絶対時間で定義したプレイリストでコンテンツ再生が可能であり、通常はこのプレイリストに基づいてコンテンツを再生する。
【0018】
内部時計114はバックアップ電源を持たないため、デジタルサイネージ装置100の電源を切ると時間情報が0にリセットされる。通常は、デジタルサイネージ装置100の電源立ち上げ後にNTPサーバから時間情報を取得して内部時計114が校正されるが、この時にネットワークトラブル等でNTPサーバから時間情報を取得できないと内部時計の校正ができず、図2のプレイリストではコンテンツの再生はできない。
【0019】
そこで、プレイリストの再生時刻を規定しない代替プレイリストを用いる。代替プレイリストの一例を図3に示す。図3の例では開始時刻、終了時刻の欄を両方とも0とし、コンテンツccc.jpg、コンテンツddd.jpg・・・の順に再生するように定義されている。
【0020】
更に図4のフローチャートを用いて制御の流れを説明する。ステップS1で、制御部104は内部時計114が校正されているか否かを判定する。校正されている(yes)と判定した場合、ステップS2に進み、通常のプレイリストに基づいてコンテンツ再生を行う。ステップS1で、校正されていない(no)と判定した場合、ステップS3に進み、代替プレイリストに基づいてコンテンツ再生を行う。制御部104は代替プレイリストでのコンテンツ再生中も内部時計114が校正されたか否かの判定を所定時間間隔毎に行い、内部時計が校正されたと判定(ステップS1:yes)すると、ステップS2に進み、通常プレイリストでのコンテンツ再生に移行する。内部時計が校正されているか否かの判定を行なう時間間隔は、例えば1分毎に行なうように設定しておけば良く、あるいはユーザが任意に設定できる構成としても良い。
【0021】
以上説明したように、再生時刻を規定したプレイリストと、再生時刻を規定しない代替プレイリストの2種類のプレイリストを用意し、内部時計が校正されているか否かでプレイリストを使い分けることで、内部時計が校正されていない状態でもコンテンツ再生を行うことができる。また、代替プレイリストでのコンテンツ再生中でも内部時計が校正されると通常のプレイリストによる再生に移行するため、ユーザの意図したコンテンツ再生を行うことができる。
【0022】
<第2実施形態>
本実施形態では、制御部104の動作が第1実施形態に対し一部異なる以外は第1実施形態と同様である。第1実施形態では、制御部104が内部時計114が校正されているか否かを判定して、その判定結果から通常のプレイリストを使用するか代替プレイリストを使用するかを制御したが、本実施形態では現在時刻に合うプレイリストがない場合に代替プレイリストを使用するように制御する。
【0023】
図4は本実施形態の制御の流れを説明するためのフローチャートである。ステップS11で、制御部104はプレイリスト格納部106に内部時計114が示す現在時刻に該当するプレイリストがあるか否かを判定する。現在時刻に該当するプレイリストがある(yes)と判定した場合、ステップS12に進み、該当するプレイリストに基づいてコンテンツ再生を行う。ステップS11で現在時刻に該当したプレイリストがない(no)と判定した場合、ステッS13に進み、代替プレイリストに基づいてコンテンツ再生を行う。制御部104は代替プレイリストでのコンテンツ再生中も現在時刻に該当するプレイリストの有無の判定を所定時間間隔毎に行い、現在時刻に該当するプレイリストがあると判定(ステップS11:yes)すると、ステップS12に進み、該当するプレイリストでのコンテンツ再生に移行する。現在時刻に該当するプレイリストがあるか否かの判定を行なう時間間隔は、例えば1分毎に行なうように設定しておけば良く、あるいはユーザが任意に設定できる構成としても良い。
【0024】
以上説明したように、再生時刻を規定したプレイリストと、再生時刻を規定しない代替プレイリストの2種類のプレイリストを用意し、現在時刻に該当するプレイリストがない場合に代替プレイリストを使用する構成とすることで、第1実施形態と同様に、内部時計が校正されていない状態でもコンテンツ再生を行うことができる。更に、ネットワークトラブル等で必要なプレイリストを受け取ることができなかった場合でも代替プレイリストによって再生を行うことができる。また、代替プレイリストでのコンテンツ再生中でも現在時刻に該当するプレイリストがあると判定されると、該当するプレイリストによる再生に移行するため、ユーザの意図したコンテンツ再生を行うことができる。
【0025】
第1、第2の実施形態で代替プレイリストは、開始時刻と終了時刻の両方が規定されていない例を示したが、両方とも規定されていない必要は無く、少なくとも開始時刻が規定されていなければ良い。また代替プレイリストの時刻設定欄の記載は0でなくとも良く、文字等でも良い。
本発明は以上説明した本実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。また、第1の実施形態の構成と第2の実施形態の構成は組み合わせて実施することも可能である。
【符号の説明】
【0026】
100 デジタルサイネージ装置、102 ネットワーク接続部、
104 制御部、106 プレイリスト格納部、
108 コンテンツデータ格納部、110 信号処理部、112 表示部、
114 時計、 200 ネットワーク、300 NTPサーバ、
400 配信サーバ
図1
図2
図3
図4
図5