(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6028955
(24)【登録日】2016年10月28日
(45)【発行日】2016年11月24日
(54)【発明の名称】多点点火エンジン
(51)【国際特許分類】
F02B 23/08 20060101AFI20161114BHJP
F02P 15/02 20060101ALI20161114BHJP
F02P 15/08 20060101ALI20161114BHJP
H01T 13/46 20060101ALI20161114BHJP
【FI】
F02B23/08 M
F02P15/02
F02P15/08 301D
H01T13/46
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-128127(P2016-128127)
(22)【出願日】2016年6月13日
【審査請求日】2016年7月8日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】391007828
【氏名又は名称】ミヤマ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】南 克明
【審査官】
二之湯 正俊
(56)【参考文献】
【文献】
特開2013−239438(JP,A)
【文献】
特開平1−161691(JP,A)
【文献】
特開2009−41366(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02B 1/00−23/10
F02P 1/00− 3/12
F02P 7/00−17/12
H01T 7/00−23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
多点点火エンジンであって、
シリンダヘッド、ヘッドガスケット、又はシリンダブロックに形成される挿入孔に挿入され、燃焼室内で圧縮された混合気に点火して燃焼させる多点点火プラグを備え、
前記多点点火プラグは、
扁平に形成されて先端部が前記燃焼室に臨むように前記挿入孔に挿入される本体部と、
前記先端部の長手方向に間隙を空けて一対設けられる側方電極と、
前記側方電極の前記間隙に設けられ、前記先端部の長手方向に沿って複数の点火ギャップを形成する中間電極と、を備えることを特徴とする多点点火エンジン。
【請求項2】
請求項1に記載の多点点火エンジンであって、
前記多点点火プラグは、前記燃焼室内における混合気の温度が低い箇所に設けられることを特徴とする多点点火エンジン。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の多点点火エンジンであって、
前記燃焼室の上部に設けられ、前記燃焼室内で圧縮された混合気に前記多点点火プラグと共に点火して燃焼させる点火プラグを更に備え、
前記多点点火プラグは、前記点火プラグから離間した位置に設けられることを特徴とする多点点火エンジン。
【請求項4】
請求項3に記載の多点点火エンジンであって、
前記多点点火プラグは、吸気バルブを挟んで前記点火プラグから離間した位置と、排気バルブを挟んで前記点火プラグから離間した位置と、にそれぞれ設けられることを特徴とする多点点火エンジン。
【請求項5】
請求項3に記載の多点点火エンジンであって、
前記多点点火プラグは、排気バルブを挟んで前記点火プラグから離間した位置にだけ設けられることを特徴とする多点点火エンジン。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の点火ギャップを有する多点点火プラグを有する多点点火エンジンに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、エンジンのシリンダヘッドとシリンダブロックとの間に介装されるヘッドガスケットに保持される複数の中間部材によって複数の点火ギャップを形成する多点点火装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−041366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の多点点火装置では、点火プラグを交換する際には、ヘッドガスケットごと交換するので、シリンダブロックからシリンダヘッドを取り外す必要があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、広い範囲での多点点火が可能であると共に多点点火プラグの交換が容易な多点点火エンジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、多点点火エンジンは、シリンダヘッド、ヘッドガスケット、又はシリンダブロックに形成される挿入孔に挿入され、燃焼室内で圧縮された混合気に点火して燃焼させる多点点火プラグを備え、前記多点点火プラグは、扁平に形成されて先端部が前記燃焼室に臨むように前記挿入孔に挿入される本体部と、前記先端部の長手方向に間隙を空けて一対設けられる側方電極と、前記側方電極の前記間隙に設けられ、前記先端部の長手方向に沿って複数の点火ギャップを形成する中間電極と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この態様では、多点点火プラグの扁平に形成される本体部の先端部には、長手方向に沿って複数の点火ギャップが形成される。そのため、多点点火プラグによる広い範囲での多点点火が可能である。また、多点点火プラグの本体部は、先端部が燃焼室に臨むように多点点火エンジンのシリンダヘッド、ヘッドガスケット、又はシリンダブロックに形成される挿入孔に挿入される。よって、挿入孔から多点点火プラグを引き抜いて、新たな多点点火プラグを挿入するだけで、多点点火プラグを交換することができる。したがって、広い範囲での多点点火が可能であると共に多点点火プラグの交換が容易な多点点火エンジンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態に係る多点点火エンジンの燃焼室を上面から見た図である。
【
図2B】
図2Bは、多点点火プラグのエンジンへの他の取り付け状態を説明する側面図である。
【
図5】
図5は、本発明の実施形態の変形例に係る多点点火エンジンの燃焼室を上面から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る多点点火エンジン(以下、単に「エンジン」と称する。)1について説明する。
【0010】
まず、
図1,
図2A,及び
図2Bを参照して、エンジン1の構成について説明する。
【0011】
図1に示すように、エンジン1は、シリンダブロック2内に形成されるシリンダ2aと、シリンダ2a内を往復動するピストン2bと、シリンダブロック2に取り付けられてシリンダ2aの頂部を閉塞するシリンダヘッド3(
図2A参照)と、を備える。エンジン1には、シリンダ2aとピストン2bとシリンダヘッド3とによって燃焼室4が形成される。エンジン1は、燃焼室4内で圧縮された混合気に点火プラグ7と多点点火プラグ100とが共に点火して燃焼させることによって動力を得る火花点火内燃機関である。点火プラグ7は、燃焼室4の上部に設けられ、多点点火プラグ100は、点火プラグ7から離間した位置に設けられる。
【0012】
エンジン1は、多点点火プラグ100を挿入するための一対の挿入孔5を有する。
図2Aに示すように、挿入孔5は、シリンダヘッド3に形成される。これに限らず、
図2Bに示すように、挿入孔5を、シリンダブロック2とシリンダヘッド3との間のヘッドガスケット6に形成してもよい。また、図示しないが、挿入孔5を、シリンダブロック2に形成してもよい。即ち、挿入孔5は、エンジン1のいずれかの部分に多点点火プラグ100を挿入可能なように形成される。
【0013】
挿入孔5は、多点点火プラグ100の本体部10に対応する扁平な丸角長方形の貫通孔である。エンジン1では、挿入孔5は、燃焼室4における吸気バルブ8側と排気バルブ9側との点火プラグ7から離れた位置(燃焼室4の下端部)にそれぞれ形成される。これにより、多点点火プラグ100は、吸気バルブ8を挟んで点火プラグ7から離間した位置と、排気バルブ9を挟んで点火プラグ7から離間した位置と、にそれぞれ設けられる。エンジン1では、点火プラグ7に加えて多点点火プラグ100によっても点火が行われるので、燃焼による火炎流動を発生させることができる。その結果、スキッシュエリアを設けることなく急速燃焼を実現でき、冷却損失を減少させることができる。
【0014】
なお、これに限らず、挿入孔5を、燃焼室4において点火プラグ7から離間しており、かつ混合気の温度が低い箇所、即ちノッキングが発生しやすい箇所に形成してもよい。また、挿入孔5を、燃焼室4の一箇所のみに形成してもよく、三箇所以上の複数箇所に形成してもよい。このように、燃焼室4の形状に応じて挿入孔5を形成することで、任意の数の多点点火プラグ100を設けることができる。
【0015】
次に、
図3及び
図4を参照して、多点点火プラグ100の構成について説明する。
【0016】
多点点火プラグ100は、扁平に形成されて先端部11が燃焼室4に臨むようにシリンダヘッド3の挿入孔5に挿入される本体部10と、先端部11の長手方向に間隙を空けて一対設けられる側方電極12と、一対の側方電極12の間隙に設けられ、先端部11の長手方向に沿って複数の点火ギャップ14を形成する中間電極13と、先端部11から燃焼室4内に突出し側方電極12及び中間電極13を保持する電極保持部としての碍子15と、本体部10と比較して大きく形成されてシリンダヘッド3に取り付けられる取付部としてのフランジ部20と、を備える。
【0017】
本体部10は、挿入孔5の形状に対応する角丸長方形の断面形状を有し、挿入孔5に対応した長さに形成される。本体部10は、アルミニウム等の金属によって形成される。本体部10が扁平に形成されることによって、複数の点火ギャップ14を形成する電極17を有すると共に本体部10を扁平に形成しない場合と比較して、燃焼室4内における多点点火プラグ100が占める面積を小さくすることができる。したがって、燃焼室4内における多点点火プラグ100の配置の自由度を向上させることができる。
【0018】
図4に示すように、本体部10には、挿入孔5との隙間を閉塞する第1シール材としてのメタルガスケット16が巻装される。メタルガスケット16については、後で詳細に説明する。
【0019】
先端部11は、燃焼室4の内周と同じ形状に形成されて、燃焼室4の内周の一部を構成する。即ち、先端部11は、半球型の燃焼室4を有するシリンダヘッド3に多点点火プラグ100が取り付けられる場合には、半球型の燃焼室4と同一の半径を有する球面形状に形成される。また、先端部11は、ヘッドガスケット6に多点点火プラグ100が取り付けられる場合には、シリンダ2aの内周と同一の半径を有する曲面形状に形成される。
【0020】
側方電極12は、碍子15を介して本体部10に保持される。側方電極12は、碍子15から燃焼室4内に更に突出する。側方電極12は、先端部11からL字状に突出して形成される。一方の側方電極12は、本体部10及びフランジ部20を貫通して、後述する入力端子22まで延設される。同様に、他方の側方電極12は、本体部10及びフランジ部20を貫通して、後述する接続端子23まで延設される。一対の側方電極12は、互いの先端が対向するように設けられる。一方の側方電極12には、入力端子22を介してイグニッションコイル(図示省略)からの点火電流が入力される。
【0021】
中間電極13は、対向する一対の側方電極12の間に一対設けられる。中間電極13は、碍子15を介して本体部10に保持される。中間電極13は、碍子15から燃焼室4内に更に突出する。中間電極13は、側方電極12とは異なり本体部10を貫通せずに、本体部10に一部のみが挿入されて保持される。
【0022】
中間電極13は、対向する一対の側方電極12の間に三つの点火ギャップ14を等間隔に形成するように直線状に配置される。このように、扁平に形成される本体部10の先端部11には、長手方向に沿って複数の点火ギャップ14が形成されるので、燃焼室4内における広い範囲での多点点火が可能である。
【0023】
中間電極13は、一つのみ設けられてもよく、三つ以上の複数設けられてもよい。中間電極13の数は、本体部10の先端部11の長手方向の寸法や、設計上の点火ギャップ14の数などに応じて任意に設定される。
【0024】
中間電極13は、先端部11からT字状に突出して形成される。これにより、イグニッションコイルから一方の側方電極12に入力された点火電流を、点火ギャップ14を直線状に通過して他方の側方電極12に流すことができる。よって、確実に点火ギャップ14にて火花を発生させることができる。
【0025】
碍子15は、側方電極12及び中間電極13と本体部10との間を絶縁する。側方電極12を保持する碍子15は、先端部11から一部が突出すると共に、本体部10及びフランジ部20を貫通する長さに形成される。中間電極13を保持する碍子15は、先端部11から一部が突出すると共に、その一部が本体部10の内部に挿入される大きさに形成される。
【0026】
図1に示すように、メタルガスケット16は、多点点火プラグ100の本体部10を挿入孔5に挿入する際に、本体部10の外周に装着される。これにより、多点点火プラグ100が取り付けられると、メタルガスケット16が本体部10と挿入孔5との間の隙間をシールする。メタルガスケット16は、金属材料によって形成される。メタルガスケット16は、外周に突出するビード部16aを有する。
【0027】
フランジ部20は、本体部10の全周にわたり本体部10から外周に突出して形成される。フランジ部20は、アルミニウム等の金属によって、本体部10と一体に形成される。フランジ部20は、一対の締結孔25aを有する。フランジ部20は、締結孔25aを挿通する一対のボルト25によって、シリンダヘッド3の外面に締結される。フランジ部20には、シリンダヘッド3との当接面をシールする第2シール材としてのOリング21が設けられる。
【0028】
Oリング21は、フランジ部20における本体部10に臨む面に環状に形成されるOリング溝20aに挿入される。Oリング21は、ゴム材料によって形成される。
【0029】
Oリング21は、ボルト25の締結力によってシリンダヘッド3との間で押しつぶされる。これにより、フランジ部20がシリンダヘッド3に締結されると、Oリング21が本体部10と挿入孔5との隙間をシールする。
【0030】
なお、エンジン1では、多点点火プラグ100の本体部10とエンジン1の挿入孔5との隙間を、メタルガスケット16とOリング21とによって二重にシールしているが、メタルガスケット16とOリング21とのいずれか一方のみによってシールしてもよい。
【0031】
フランジ部20には、一方の側方電極12に接続され、イグニッションコイルからの点火電流が入力される入力端子22と、他方の側方電極12に接続され、他の多点点火プラグ100の入力端子22に接続される接続端子23と、が設けられる。
【0032】
これにより、一つの燃焼室4に設けられる一対の多点点火プラグ100を、プラグコード(図示省略)を介して直列に接続して同時に点火を行うことが可能である。また、一対の多点点火プラグ100の先に、プラグコード(図示省略)を介して点火プラグ7を更に直列に接続して同時に点火を行うことも可能である。このとき、点火プラグ7の接地電極7a(
図2A参照)がシリンダヘッド3に接触してアースとされる。
【0033】
次に、多点点火プラグ100の交換作業について説明する。
【0034】
多点点火プラグ100を交換する際には、まず、一対のボルト25を取り外して、本体部10をエンジン1の挿入孔5から引き抜く。次に、新たな多点点火プラグ100の本体部10にメタルガスケット16を巻装し、Oリング溝20aにOリング21を挿入して、エンジン1の挿入孔5に挿入する。そして、一対のボルト25を締結孔25aに挿通させて締結すれば、多点点火プラグ100の交換が完了する。
【0035】
このように、エンジン1の挿入孔5から多点点火プラグ100を引き抜いて、新たな多点点火プラグ100を挿入するだけで、多点点火プラグ100を交換することができるので、多点点火プラグ100の交換が容易である。
【0036】
また、このとき、点火プラグ7とは異なり、多点点火プラグ100自体を回転させてシリンダヘッド3の雌ねじに螺合させることがないため、側方電極12及び中間電極13を燃焼室4内の規定の位置に確実に配置することができる。よって、多点点火プラグ100を交換しても点火ギャップ14の位置が変化することはないので、設計したとおりに混合気を燃焼させることができる。
【0037】
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
【0038】
エンジン1では、多点点火プラグ100の扁平に形成される本体部10の先端部11には、長手方向に沿って複数の点火ギャップ14が形成される。そのため、点火プラグ7と多点点火プラグ100とによる広い範囲での多点点火が可能である。また、多点点火プラグ100の本体部10は、先端部11が燃焼室4に臨むようにエンジン1のシリンダヘッド3、ヘッドガスケット6、又はシリンダブロック2に形成される挿入孔5に挿入される。よって、挿入孔5から多点点火プラグ100を引き抜いて、新たな多点点火プラグ100を挿入するだけで、多点点火プラグ100を交換することができる。したがって、広い範囲での多点点火が可能であると共に多点点火プラグ100の交換が容易なエンジン1を提供することができる。
【0039】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
【0040】
例えば、
図5に示すように、排気バルブ9を挟んで点火プラグ7から離間した位置にだけ多点点火プラグ100を設けてもよい。この場合、排気バルブ9の近傍にて多点点火プラグ100による点火が行われることで、混合気の燃焼における窒素酸化物(NO
x)等の発生量を削減することができる。
【0041】
また、上記実施形態では、燃焼室4内の混合気に点火プラグ7と多点点火プラグ100とが共に点火する構成であるが、点火プラグ7を設けずに多点点火プラグ100のみを設けてもよい。例えば、燃焼室4の内径(ボア径)が比較的小さい場合には、多点点火プラグ100のみによる点火でも、上記実施形態と同様に急速燃焼を実現することができる。
【0042】
また、上記実施形態では、本体部10とフランジ部20とがアルミニウム等の金属によって一体に形成され、そこにセラミック等の絶縁性を有する材料によって形成される碍子15が挿入されている。これに代えて、本体部10と碍子15とをセラミック等の絶縁性を有する材料によって一体に形成し、そこにアルミニウム等の金属によって形成されるフランジ部20を取り付けてもよい。
【符号の説明】
【0043】
1 多点点火エンジン(エンジン)
2 シリンダブロック
3 シリンダヘッド
4 燃焼室
5 挿入孔
6 ヘッドガスケット
7 点火プラグ
8 吸気バルブ
9 排気バルブ
10 本体部
11 先端部
12 側方電極
13 中間電極
14 点火ギャップ
15 碍子(電極保持部)
100 多点点火プラグ
【要約】
【課題】広い範囲での多点点火が可能であると共に多点点火プラグの交換が容易な多点点火エンジン提供する。
【解決手段】エンジン1は、シリンダヘッド3、ヘッドガスケット6、又はシリンダブロック2に形成される挿入孔5に挿入され、燃焼室4内で圧縮された混合気に点火プラグ7と共に点火して燃焼させる多点点火プラグ100を備え、多点点火プラグ100は、扁平に形成されて先端部11が燃焼室4に臨むように挿入孔5に挿入される本体部10と、先端部11の長手方向に間隙を空けて一対設けられる側方電極12と、側方電極12の間隙に設けられ、先端部11の長手方向に沿って複数の点火ギャップ14を形成する中間電極13と、を備える。
【選択図】
図1