(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6029227
(24)【登録日】2016年10月28日
(45)【発行日】2016年11月24日
(54)【発明の名称】キャパシタの形成とともに不揮発性メモリのゲートスタックをパターニングするための方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/8247 20060101AFI20161114BHJP
H01L 27/115 20060101ALI20161114BHJP
H01L 21/336 20060101ALI20161114BHJP
H01L 29/788 20060101ALI20161114BHJP
H01L 29/792 20060101ALI20161114BHJP
H01L 27/10 20060101ALI20161114BHJP
【FI】
H01L27/10 434
H01L29/78 371
H01L27/10 481
【請求項の数】5
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2012-81775(P2012-81775)
(22)【出願日】2012年3月30日
(65)【公開番号】特開2012-216835(P2012-216835A)
(43)【公開日】2012年11月8日
【審査請求日】2015年3月26日
(31)【優先権主張番号】13/077,563
(32)【優先日】2011年3月31日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】504199127
【氏名又は名称】フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】ブラッドリー ピー.スミス
(72)【発明者】
【氏名】メフール ディ.シュロフ
【審査官】
上田 智志
(56)【参考文献】
【文献】
特開2003−124356(JP,A)
【文献】
特開2003−243541(JP,A)
【文献】
特開2002−141469(JP,A)
【文献】
特開2009−164504(JP,A)
【文献】
特開2004−356580(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/8247
H01L 21/336
H01L 27/10
H01L 27/115
H01L 29/788
H01L 29/792
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板のキャパシタ領域にキャパシタを、および前記基板のNVM領域に不揮発性メモリセルを形成するための方法であって、
前記基板の前記キャパシタ領域および前記NVM領域に第1誘電体層を形成するステップと、
前記第1誘電体層の上に第1導電体層を形成するステップと、
前記キャパシタ領域に第1の側面および第2の側面を有する下部キャパシタ層を形成し、およびNVM領域にパターニングされた浮遊ゲート層を形成するために、第1導電体層をパターンエッチングするステップと、
前記下部キャパシタ層および前記浮遊ゲート層の上に第2誘電体層を形成するステップと、
前記下部キャパシタ層、および前記浮遊ゲート層の上方にある前記第2誘電体層上に、かつ前記下部キャパシタ層の前記第1の側面および第2の側面を越えて延びるように、第2導電体層を形成するステップと、
前記第2導電体層のパターンエッチングを実行するステップであって、前記キャパシタ領域に第1の側面および第2の側面を有するパターニングされた前記第2導電体層を与え、前記下部キャパシタ層の上部は前記パターニングされた前記第2導電体層の前記第1の側面と前記下部キャパシタ層の前記第1の側面との間で露出され、前記パターニングされた前記第2の導電体層の前記第2の側面が前記下部キャパシタ層の前記第2の側面を越えて延びる、前記第2導電体層のパターンエッチングを実行するステップと、
前記キャパシタ領域上に上部キャパシタ電極のための第1パターンを有する第1マスクを、および前記NVM領域上にNVMビットセルの制御ゲートのパターンを含む第2パターンを有する第2マスクを、形成するステップと、
前記パターニングされた前記第2導電体層、前記第2誘電体、および前記下部キャパシタ層を貫通してエッチングを行い、前記下部キャパシタ層の前記第2の側面の上を越えて延びる前記パターニングされた前記第2導電体層から前記上部キャパシタ電極を残し、および前記浮遊ゲート層上の前記パターニングされた第2導電体層から前記制御ゲートを残す、前記パターニングされた前記第2導電体層、前記第2誘電体、および前記下部キャパシタ層を貫通してエッチングを行うステップであって、前記下部キャパシタ層および前記上部キャパシタ電極領域の第3の側面の位置は整合され、前記第3の側面の反対側にある第4の側面において前記下部キャパシタ層および前記上部キャパシタ電極領域の位置は整合される、ステップと、
を備える、方法。
【請求項2】
前記第1導電体層の前記露出された部分に第1コンタクトを形成するステップをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1コンタクトおよび第2コンタクトは前記キャパシタのコンタクトであるように、前記第2導電体層に第2コンタクトを形成するステップをさらに備える請求項2に記載の方法.
【請求項4】
基板のキャパシタ領域にキャパシタを、および前記基板のNVM領域に不揮発性メモリセルを形成するための方法であって、
前記基板の前記キャパシタ領域および前記NVM領域に酸化物層を成長させるステップと、
前記酸化物層の上にポリシリコン層を形成するステップと、
前記キャパシタ領域に、第1の側面および該第1の側面と平行な第2の側面を有する下部キャパシタ層を有するパターニング済みポリシリコン層を、および、前記NVM領域に浮遊ゲート層を形成するために、前記キャパシタ領域および前記NVM領域において前記ポリシリコン層をパターンエッチングするステップと、
前記パターニング済みポリシリコン層上に絶縁体層を形成するステップと、
前記絶縁体層上に、かつ前記キャパシタ領域および前記NVM領域にわたるように、導電体層を形成するステップと、
前記キャパシタ領域の上方の前記導電体層から上部電極層を残すように前記導電体層のパターンエッチングを実行するステップであって、前記上部電極層は下部電極層上の第1の側面および前記下部電極層から離隔した第2の側面を有し、前記上部電極層の第1および第2の側面は前記下部電極層の前記第1および第2の側面と平行である、前記導電体層のパターンエッチングを実行するステップと、
前記キャパシタ領域上に上部キャパシタ電極のための第1パターンを有する第1マスクを、および前記NVM領域上にNVMビットセルの制御ゲートのパターンを有する第2パターンを有する第2マスクを、形成するステップと、
前記上部電極層、前記絶縁体層、前記下部電極層、前記NVM領域上の前記導電体層、および前記浮遊ゲート層を貫通してエッチングを行うステップであって、それによって、前記上部電極層から第1パターンを、前記下部キャパシタ層から下部電極を、前記NVM領域の上方の前記導電体層から前記制御ゲートを、および前記浮遊ゲート層から浮遊ゲートを残し、前記上部電極は前記上部電極層の前記第1および第2の側面の間に第3の側面および該第3の側面に平行な第4の側面を形成し、前記下部電極は、前記下部電極層の前記第1および第2の側面の間に第3の側面および該第3の側面に平行な第4の側面を形成し、前記上部電極の第3の側面の位置は前記下部電極の第3の側面の位置に整合し、前記上部電極の第4の側面の位置は前記下部電極の第4の側面の位置に整合し、前記浮遊ゲートは前記浮遊ゲート層の前記第1および第2の側面の間に第3の側面および該第3の側面に平行な第4の側面を形成し、前記制御ゲートは前記浮遊ゲートの前記第3の側面の位置と整合した第1の側面、および前記浮遊ゲートの前記第4の側面の位置と整合した第2の側面を有する、前記上部電極層、前記絶縁体層、前記下部電極層、前記NVM領域上の前記導電体層、および前記浮遊ゲート層を貫通してエッチングを行うステップと、
前記制御ゲートをマスクとして用いて注入を行うステップであって、前記NVM領域の前記制御ゲートに隣接したソース/ドレイン領域を与える、注入を行うステップと
を備える、方法。
【請求項5】
基板のキャパシタ領域にキャパシタを、および前記基板のNVM領域に不揮発性メモリセルを形成するための方法であって、
前記基板の前記キャパシタ領域にウェル領域を形成するステップと、
ゲート誘電体として前記基板の前記ウェル領域および前記NVM領域に酸化物層を成長させるステップと、
前記酸化物層の上に第1ポリシリコン層を形成するステップと、
前記ウェル領域に下部電極層および前記NVM領域に浮遊ゲート層を形成するために前記ウェル領域および前記NVM領域におけるポリシリコン層のパターンエッチングを実行するステップと、
前記ポリシリコン層の上に絶縁層を形成するステップと、
前記ウェル領域および前記NVM領域の上方において、前記絶縁層の上に導電体層を形成するステップと、
パターニングされた導電体層を形成するために前記ウェル領域にて前記導電体のパターンエッチングを実行するステップであって、前記下部電極層の第1部分および前記下部電極層から離れて配置される第1の側面と平行な第2の側面を露出するために前記パターニングされた導電体層が前記下部電極における第1の側面を有する、前記導電体のパターンエッチングを実行するステップと、
前記下部電極層から下部電極、前記上部電極層から上部電極、前記NVM領域上の前記導電体層から制御ゲート、前記浮遊ゲート層から浮遊ゲートを残すために前記導電体層、前記絶縁層、前記下部キャパシタ層、および前記浮遊ゲート層を通してパターンエッチングを実行するステップであって、前記下部電極が前記上部電極に覆われる部分および前記上部電極によって覆わない部分を有し、前記上部電極が前記下部電極から離れて配置されて延びる部分を有し、前記制御ゲートが第1方向で前記浮遊ゲートを越えて延びて、前記浮遊ゲートの第1の側面に配列される第1の側面および前記浮遊ゲートの第2の側面と配列される第2の側面を有する、ステップと、を備える、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、不揮発性メモリ(NVM)一般的に関し、さらに詳しくはNVMのゲートスタックをパターニングすることに関する。
【背景技術】
【0002】
NVMビットセルのゲートスタックは多くの場合に、導電体材料からなる2つの層を含み、これらの導電体層のいずれかは、論理回路または他の回路を形成するためにも用いられる。典型的には、両方の導電体層は、ゲートスタックを形成するために同一マスクを用いてエッチングされる。NVMゲートスタックの2つの導電体材料のエッチングの間、オーバーエッチングを防止するために終点検出は重要である。このようなオーバーエッチングはNVMアレイの信頼性を減少し、および/またはNVMアレイのバラツキを生じ得る。
【0003】
図1〜3は、従来技術による、NVM領域およびタイル領域を有する集積回路の形成の間様々な段階の断面図を示す。
図1を参照する。第1ポリシリコン層はNVM領域およびタイル領域の両方において基板上に形成される。第1ポリシリコン層は、その部分が、NVMおよびタイル領域の各々において、分離領域の間に残るようにパターニングされる。その後、誘電体層はNVMおよびタイル領域の両方において第1ポリシリコン層上に形成され、NVMおよびタイル領域の両方において、第2ポリシリコン層が誘電体層上に形成される。
図2において、第2ポリシリコン層上にフォトレジスト層が形成され、パターニングされる。ここで、フォトレジスト層が残る部分がNVM領域におけるゲートスタック、およびタイル領域におけるタイルフィーチャ(ダミーフィーチャ、またはフィルフィーチャともいう)に相当する。第1ポリシリコン層、誘電体層、および第2誘電体層の各々は、パターンフォトレジスト層を用いてNVM領域およびタイル領域にて同時にエッチングされる。よって、
図3を参照すると、NVM領域およびタイル領域に同時にエッチングすることによって、NVM領域には第1ポリシリコン層の一部および第2ポリシリコン層を有するゲートスタックを形成し、タイル領域には第1ポリシリコン層および第2ポリシリコン層の両方の部分を有するタイルフィーチャを形成することを生じる。タイル領域におけるタイルフィーチャは基板上において、分離領域上ではなく、分離される領域の間に形成される。NVM領域にゲートスタックをエッチングする時に、タイル領域にタイルフィーチャを同時にエッチングすることによって、ゲートスタックエッチングの間、終点検出に使用するための追加的材料を提供する。得られるタイルフィーチャは電気的にアクティブではないことを理解されたい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第6424568号明細書
【特許文献2】米国特許第6664168号明細書
【特許文献3】米国特許第6898069号明細書
【特許文献4】米国特許出願公開第20050093050号明細書
【特許文献5】米国特許出願公開第20060024893号明細書
【特許文献6】米国特許出願公開第20060292815号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
NVMビットセルのゲートスタックは多くの場合に、導電体材料からなる2つの層を含み、これらの導電体層のいずれかは、論理回路または他の回路を形成するためにも用いられる。典型的には、両方の導電体層は、ゲートスタックを形成するために同一マスクを用いてエッチングされる。NVMゲートスタックの2つの導電体材料のエッチングの間、オーバーエッチングを防止するために終点検出は重要である。このようなオーバーエッチングはNVMアレイの信頼性を減少し、および/またはNVMアレイのバラツキを生じ得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの態様において、集積回路のNVM領域にNVMゲートスタックを形成する間、キャパシタは集積回路のキャパシタ領域に形成される。キャパシタは、NVMゲートスタックをシミュレートするように、NVMゲートスタックと同一材料の層を含んでなる複数の層のスタックから形成される。NVMゲートスタックのエッチングの間、キャパシタの対向する一対の側面が、NVMゲートスタックおよびキャパシタの対向する一対の側面と同時にエッチングされ、同時に終了するようにされる。材料の増加された量がエッチングされるために、これがNVMゲートスタックの改良される終点検出を可能にし得る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】従来技術による処理工程におけるNVM領域およびタイル領域を有する集積回路の断面図。
【
図2】従来技術による処理工程の
図1の後の工程を示す集積回路の断面図。
【
図3】従来技術による処理工程の
図2の後の工程を示す集積回路の断面図。
【
図4】本発明の一実施形態による処理工程でのNVM領域およびキャパシタ領域を有する集積回路の断面図。
【
図5】本発明の一実施形態による処理工程で
図4の後の工程でのNVM領域およびキャパシタ領域を有する集積回路の断面図。
【
図6】
図5のNVM領域およびキャパシタ領域の上面図。
【
図7】本発明の一実施形態による処理工程で
図6の後の工程でのNVM領域およびキャパシタ領域を有する集積回路の上面図。
【
図8】
図7のNVM領域およびキャパシタ領域の断面図。
【
図9】本発明の一実施形態による処理工程で
図8の後の工程でのNVM領域およびキャパシタ領域を有する集積回路の上面図。
【
図10】
図9のNVM領域およびキャパシタ領域の断面図。
【
図11】本発明の一実施形態による処理工程で
図10の後の工程でのキャパシタ領域の簡易化された三次元図。
【
図12】本発明の一実施形態にしたがって、
図11のキャパシタ領域の簡易化された三次元図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明は例示の方法により説明されており、添付の図面により限定されるものではなく、図面において、同様の参照符号は類似の要素を示す。図中の要素は簡潔かつ明確に説明されており、必ずしも寸法通りに描かれていない。
【0009】
図4は、キャパシタ領域(左の部分)およびNVM領域(右の部分)を有する集積回路の断面図を示す。
図4は、処理の早い段階でのキャパシタ26(左の部分)およびNVMゲートスタック24(右の部分)を示す。
図4には、NVM領域では基板28と、基板上のゲート誘電体32を、キャパシタ領域では基板28と、基板28上のゲート誘電体34が示されている。基板28は、ガリウム砒素、シリコンゲルマニウム、シリコン・オン・インシュレータ(SOI)、シリコン、単結晶シリコンなど、またはこれらのもの組み合わせのような任意の半導体材料またはその材料の組み合わせであってよい。1つの実施形態において、ゲート誘電体32および34の各々は、基板28上に酸化物層を成長させることによって形成される。また、キャパシタ領域では、基板28が、分離領域20,22(フィールド分離領域ともいう)を含む。
【0010】
図5は、キャパシタ領域ではゲート誘電体32上にパターニングされた導電体層48を形成し、NVM領域ではゲート誘電体34上にパターニングされた導電体層54を形成した後の状態における、キャパシタ26およびNVM24の断面図を示す。1つの実施形態において、ポリシリコンのような導電体層はゲート誘電体32およびゲート誘電体34上に堆積される。パターニングされた導電体層48およびパターニングされた導電体層54を形成するために、この導電体層は次にキャパシタ領域およびNVM領域の各々にパターニングされる。キャパシタ領域では、このパターニングが導電体層48の対向する側面64,66を形成する。1つの実施形態において、酸化物層32の露出された部分は導電体層48のエッチングの間に除去されてもよい。導電体層48は、下部キャパシタ層または下部電極層として呼ばれてもよいことを理解されたい。NVM領域において、パターニングされた導電体層54は、NVMゲートスタック24の下部層を形成するために用いられ、パターニングされた浮遊ゲート層として呼ばれてもよい。パターニングされた導電体層48およびパターニングされた導電体層54の形成後、誘電体層50はキャパシタ領域のパターニングされた導電体層48上に形成され、誘電体層56はNVM領域のパターニングされた導電体層54上に形成される。誘電体層50,56は絶縁層とも呼ばれる。1つの実施形態において、誘電体層50,56は同一層から形成されてもよく、酸化物、そして窒化物、次に酸化物と順次的に堆積されることによって形成され得る。このような層はONO層と呼ばれる。他の誘電体または誘電体の組み合わせも誘電体層50,56に用いられてもよい。導電体層52はキャパシタ領域における誘電体層50上に形成され、導電体層58はNVM領域における誘電体層56上に形成される。1つの実施形態において、導電体層52,58は同一層から形成され、ポリシリコン層であってよい。1つの実施形態において、導電体52および58はデポジションによって形成される。導電体層48,54,52,58がポリシリコンである場合、層48,54を第1ポリと呼び、層52,58を第2ポリと呼ぶことができる。誘電体層50および導電体層52の各々が側面64および66の各々をオーバラップするように誘電体層50および導電体層52の各々が側64および66の各々を超えて延びる。図示された実施形態において、エッジ64は分離領域20上にあり、エッジ66は分離領域22上にあるように、パターニングされた導電体層48が分離領域20および22上に広がるように、導電体層48を形成する。しかしながら、代替の実施形態において、パターニングされた導電体層48はアクティブ基板領域上に形成され得る。
【0011】
図6は、
図5のキャパシタ26およびNVMゲートスタック24の上面図を示す。よって、導電体層52がキャパシタ領域における導電体層48の島に重なり、導電体層58がNVM領域における導電体層54の島に重なる。
【0012】
図7は、
図6の後の工程におけるキャパシタ26およびNVMゲートスタック24の上面図を示す。
図7において、ゲート誘電体32の部分を露出するために導電体層52および誘電体層50(
図7の上面図では見えない)のパターンエッチングが実行される。パターンエッチングが、導電体層48の側面64に重なり、かつ対向する側面51,49を有するパターニングされた導電体層52(上部電極層も呼ばれてもよい)を生じる。図示される実施形態において、側64,66,61,49はすべて互いに平行である。導電体層52の第1部分はゲート誘電体32の直接の上に残り、導電体層48の側面64を超えて延びて、導電体層52の第2部分が導電体層48にかぶさることを注意されたい。すなわち、側面51は導電体層48上にあるのではなく、側面49が導電体層48上にある。よって、導電体層48(側面49に隣接し、側面49と側面66との間に配置される)の上面部分はこのパターニエッチングの結果として露出される。1つの実施形態において、下にある基板28を露出するようにゲート誘電体32の露出された部分も除去され得る。また、このエッチングがNVM領域における導電体層58のいかなる部分をも除去しないことを注意されたい。
【0013】
図8は、
図7のキャパシタ26およびNVMゲートスタック24の断面図を示す。導電体層48の上部および導電体層48の側面66が露出され、同時に、導電体層52および誘電体層50が導電体層48の側面64にかぶさることを注意されたい。
【0014】
図9は、
図8の後の処理工程におけるキャパシタ26およびNVMゲートスタック24の上面図を示す。パターンエッチングは、キャパシタ領域では、導電体層52、誘電体層50、および導電体層48を通して、NVM領域では、導電体層58、誘電体層56、および導電体54を通して実行される。よって、まず、キャパシタ領域を参照すると、パターンエッチングが導電体層48の対向する側面68,70を形成し、よってキャパシタ26を形成する。導電体層52の一部が導電体層48の上部から導電体層48の側面64を超えて延びて、導電体層48の側面70および68と位置整合される。導電体層52がキャパシタ26の上部キャパシタ電極領域を形成し、導電体層48がキャパシタ26の下部キャパシタ層(すなわち、下部電極)を形成する。よって、1つの実施形態において、パターンエッチングは、キャパシタ領域上に一定のパターンを有するマスクを形成することによって実行され、ここで、このパターンは上部キャパシタ電極領域のパターンである。下部キャパシタ層の側面70,68は位置整合され、領域72(導電体層52の側面51と49と間および導電体層48の側面64と66と間に配置される)と共に上部導電体キャパシタ電極領域の相当する側面と平行である。
【0015】
NVMを参照する。パターンエッチングが、導電体層54、導電体層54上にあるゲート誘電体56、およびゲート誘電体56上にある導電体層58を含むNVMゲートスタック24を形成する。よって、1つの実施形態において、パターにエッチングは、NVMビットセル(すなわち、NVMゲートスタック24の制御ゲート)の制御ゲートを定義するNVMビットセルのワード線のパターンを有するマスクをNVM領域上に形成することによって実行される。このパターンエッチングの間、導電体層58および54は、異方性エッチングを用いて、好適にはほぼ垂直な側壁を有するようにパターニングされる。このエッチングは、エッチングがNVMゲートスタック24のNVM領域におけるゲート誘電体34に到達すること検出することによって終了される。エッチングがこれ以上ポリシリコンを垂直エッチングせず、ゲート誘電体34をゆっくりエッチングする時、エッチングチャンバ内材料組成の変化が検出され、成長酸化物(熱酸化物とも呼ばれる)となっている可能性がある。よって、キャパシタ領域におけるエッチングが、NVMゲートスタックエッチングの終点に到達したことを検出するための追加的材料を与える。例えば、側面70および68を形成するエッチングが導電体層52、誘電体層50、および導電体層48の全体を通すことを注意されたい。このように、同一タイプの層がエッチングされるために、エッチングがNVMゲートスタック24を形成するためにNVM領域に実行されるエッチングを模している。NVM領域におけるパターンエッチングがNVMメモリセルの浮遊ゲート(導電体層54の残りの部分)上にあるNVMメモリセルの制御ゲート(導電体層58の残りの部分)を生じることを注意されたい。
図9に示されるキャパシタ領域およびNVM領域におけるパターンエッチングを完成した後、1つの実施形態において、ソース/ドレイン領域および側壁スペーサが、NVMゲートスタック24に隣接して形成される。1つの実施形態において、ソース/ドレイン領域は、マスクとしてNVMゲートスタックの制御ゲートを用いて基板28に注入を実行することによって形成される。1つの実施形態において、ソース/ドレイン注入を実行した後、ゲートスタック24に隣接する誘電体層56は除去され得る。1つの実施形態において、NVMゲートスタック24の制御ゲートはワード線の一部であることを注意されたい。側面70,68と平行な導電体層54の側面は、導電体層58の対向する側面と位置整合される。
【0016】
図10は
図9のキャパシタ26およびNVMゲートスタック24の断面図を示す。
図11は、誘電体層55およびコンタクト54,56を形成した後のキャパシタ26を示す。コンタクト54が導電体層52(キャパシタ26の上部導体)に接続し、コンタクト56が導電体層48(キャパシタ26の下部導体)に接続する。1つの実施形態において、コンタクトは導電体層48に隣接する基板28におけるアクティブ領域に形成され得る。すなわち、このコンタクトは、導電体層48に横に隣接する
図10の紙面の前面または裏面に配置される。図示される実施形態において、コンタクト54は、コンタクト54が分離領域20上の導電体層52に接続し、コンタクト56が分離領域22上の導電体層48に接続するように形成され得る。このように、コンタクト54および56を形成するためのコンタクトエッチングの間における誘電体32への損害は防止され得る。しかしながら、代替え実施形態において、分離領域20および22は導電体層52および48の下に存在しない可能性がある。
【0017】
図12は、キャパシタ26の3次元図を示す。図解のために、コンタクト54および56が示されず(その代わりに、コンタクト54および56の位置はそれぞれのコンタクト位置60および62によって示される)、基板28の露出される部分上のゲート誘電体32が示されていない。
図12には、導電体層48の対向する側面64および66、導電体層48の対向する側面68および70をも示す。1つの実施形態において、側面64、68、70、および66は導電体層48のそれぞれの第1、第2、第3、および第4の側面と呼ばれてもよく、ここで、側面68および70の各々が側面64に隣接する。よって、キャパシタ26の部分が第1導電体層48上の誘電体層50および第2導電体層52を含むことを注意されたい。このように、キャパシタ領域26の部分がNVM領域におけるNVMアレイのために用いられるゲートスタックをシミュレートする。よって、改良される終点検出を可能にするために、第1および第2導電体層48および52(NVMゲートスタック24における材料のスタックに存在する同一層)の配列される垂直な側壁を露出するエッチングのキャパシタ26の対向する側面(例えば、側68および70)はNVMゲートスタック24のエッチングと同時にエッチングされ得る。簡潔のために、他の追加ステップ(例えば、分離形成、ゲート誘電体形成、様々な埋め込み、洗浄、アニール)は
図12に示されない。
【0018】
1つの実施形態において、導電体層48および52の形成に先立って、ウェル領域は基板28に形成され得る。また、ウェル領域と導電体層48との間のキャパシタ領域に存在する第2キャパシタおよびウェル領域と導電体層52との間のキャパシタ領域に存在する第3キャパシタの電極へのコンタクトとして機能するために、ウェル領域におけるドープされるコンタクト領域は導電体層48および52に隣接して形成され得る。
【0019】
よって、NVMゲートスタックに存在する材料のスタックをミミックする材料のスタックのキャパシタの一部を同時にエッチングすることによってNVMゲートスタックエッチングの間改良される終点検出の方法が提供されることが理解される。
【0020】
前述の詳細な説明は、具体的な例示の実施の形態を参照しながら本発明を説明するものである。しかし、添付の特許請求の範囲で定義された本発明の範囲から逸脱することなく様々な修正及び変更が加えられ得ることが理解されよう。詳細な説明及び添付図面は限定するものではなく、単に例と見なされるべきであり、そのような修正又は変更は、すべて本明細書で説明され定義された本発明の範囲内に入るものとする。以上、具体的な実施例に関して、利益、他の利点、及び問題の解決方法について説明してきたが、利益、利点、問題の解決方法、及びこうした利益、利点、問題 の解決方法をもたらし、又はより顕著なものにする構成要素は、全ての請求項又は何れかの請求項において重要とされ、要求され、不可欠とされる機能や構成要 素であると見なされるべきではない。
【0021】
さらに、明細書及び特許請求の範囲において、「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「上に」、「下に」など用語が、もしあるとすれば、説明の目的で用いられているが、これは必ずしも恒久的な相対関係を説明するものではない。これらのそのように用いられた用語は、適切な状況下においては交換可能であり、本明細書において説明される発明の実施形態は、例えば、明細書において図示または説明されたもの以外の位置づけによる動作が可能である。
【0022】
特に明記しない限り、「第1」及び「第2」等の用語は、そのような用語が述べる要素間を任意に区別するために用いる。したがって、これらの用語は、必ずしもそのような要素の時間的な又は他の優先順位付けを示そうとするものではない。
【0023】
本発明の様々な実施形態は次に述べる。
項目1は、基板のキャパシタ領域にキャパシタを、および前記基板のNVM領域に不揮発性メモリセルを形成するための方法であって、前記基板の前記キャパシタ領域および前記NVM領域に第1誘電体層を形成するステップと、前記第1誘電体層の上に第1導電体層を形成するステップと、前記キャパシタ領域に、第1の側面および第2の側面を有する下部キャパシタ層を形成するために、前記キャパシタ領域において第1導電体層をパターンエッチングするステップと、前記下部キャパシタ層上に第2誘電体層を形成するステップと、前記第2誘電体層上に、かつ前記下部キャパシタ層の前記第1の側面および第2の側面を越えて延びるように、第2導電体層を形成するステップと、前記第2導電体層のパターンエッチングを実行するステップであって、第1の側面および第2の側面を有するパターニングされた前記第2導電体層を与え、前記下部キャパシタ層の上部は前記パターニングされた前記第2導電体層の前記第1の側面と前記下部キャパシタ層の前記第1の側面との間に露出され、前記パターニングされた前記第2の導電体層の前記第2の側面が前記下部キャパシタ層の前記第2の側面を越えて延びる、前記第2導電体層のパターンエッチングを実行するステップと、前記キャパシタ領域上に上部キャパシタ電極領域のための第1パターンを有する第1マスクを、および前記NVM領域上にNVMビットセルの制御ゲートのパターンを含む第2パターンを有する第2マスクを、形成するステップと、前記パターニングされた前記第2導電体層、前記第2誘電体、および前記下部電極を貫通してエッチングを行い、前記下部キャパシタ層の前記第2の側面の上野前記下部キャパシタ層を越えて延びる前記パターニングされた前記第2導電体層から前記上部キャパシタ電極を残し、および前記浮遊ゲート上の前記パターニングされた第2導電体層から前記制御ゲートを残す、前記パターニングされた前記第2導電体層、前記第2誘電体、および前記下部電極を貫通してエッチングを行うステップであって、前記下部キャパシタ層および前記上部電極領域の第3の側面の位置は整合され、前記下部キャパシタ層および前記上部電極領域の前記第3の側面の反対側にある第4の側面の位置は整合され、浮遊ゲート上にパターニングされた第2導電体層から前記制御ゲートを残る、ステップとを備える、方法を要旨とする。項目2は項目1の方法において、前記第1導電体層の前記露出された部分に第1コンタクトを形成するステップをさらに備える。項目3は項目2の方法において、前記第1コンタクトおよび第2コンタクトは前記キャパシタのコンタクトであるように、前記第2導電体層に第2コンタクトを形成するステップをさらに備える。項目4は項目1の方法において、制御ゲートはワード線の一部である。項目5は項目1の方法において、前記第1導電体がポリシリコンを含んでなり、前記第2導電体層がポリシコンを含んでなる。項目6は項目5の方法において、前記第1の側面および前記第2の側面を有するようにパターニングされた第2導電体層を残す前記第2導電体層のパターンエッチングを実行するステップは、前記第2誘電体層も前記第2導電体層と共にパターニングおよびエッチングされるように実行される。項目7は項目1の方法において、第2パターン導電体層を残る第2導電体層のパターンエッチングを実行するステップは、パターン第2誘電体層を残るために第2導電体層を用いて第2誘電体層をパターニングおよびエッチングされるように実行される。項目8は項目1の方法において、前記キャパシタ領域として前記基板にウェル領域を形成するステップであって、前記ウェル領域と前記第1導電体層との間に存在する前記第2キャパシタと前記ウェル領域と前記第2導電体層との間に存在する第3キャパシタとの間の電極へのコンタクトとして機能するために、前記第1導電体層および前記第2導電体層に隣接して前記ウェル領域にドープされる接触領域を形成する、前記キャパシタ領域として前記基板にウェル領域を形成するステップをさらに備える。項目9は項目1の方法において、ゲートスタック、キャパシタ領域における第2導電体層、およびキャパシタ領域における第1導電体層の露出される部分上に層間誘電体を形成するステップをさらに備える。項目10は項目9の方法において、層間誘電体を通して下部キャパシタ層を超えて延びる第2導電体層に第1コンタクトを形成するステップをさらに含む。項目11は項目1の方法において、前記NVM領域にソース/ドレイン領域を設けるためにマスクとして制御ゲートを用いて注入を実行するステップをさらに備える。
【0024】
項目12が、基板のキャパシタ領域にキャパシタを、および前記基板のNVM領域に不揮発性メモリセルを形成するための方法であって、前記基板の前記キャパシタ領域および前記NVM領域に酸化物層を成長させるステップと、前記酸化物層の上にポリシリコン層を形成するステップと、前記キャパシタ領域に、第1の側面および該第1の側面と平行な第2の側面を有する下部キャパシタ層を有するパターニング済みポリシリコン層を、および、前記NVM領域に浮遊ゲート層を形成するために、前記キャパシタ領域および前記NVM領域において前記ポリシリコン層をパターンエッチングするステップと、前記パターニング済みポリシリコン層上に絶縁体層を形成するステップと、前記絶縁体層上に、かつ前記キャパシタ領域および前記NVM領域にわたるように、導電体層を形成するステップと、前記キャパシタ領域の上方の前記導電体層から上部電極層を残すように前記導電体層のパターンエッチングを実行するステップであって、前記丈夫電極層は前記下部電極層上の第1の側面および前記下部電極層から離隔した第2の側面を有し、前記上部電極層の第1および第2の側面は前記下部電極層の前記第1および第2の側面と平行である、前記導電体層のパターンエッチングを実行するステップと、前記キャパシタ領域上に上部キャパシタ電極領域のための第1パターンを有する第1マスクを、および前記NVM領域上にNVMビットセルの制御ゲートのパターンを含む第2パターンを有する第2マスクを、形成するステップと、前記上部電極層、前記絶縁体層、前記下部電極層、前記NVM領域常の前記導電体層、および前記浮遊ゲート層を貫通してエッチングを行うステップであって、それによって、前期上部電極層から第1パターンを、前記下部キャパシタ層から下部電極を、前記NVM領域の上方の前記導電体層から前記制御ゲートを、および前記浮遊ゲート層から浮遊ゲートを残し、前記上部電極は前記上部電極層の前記第1および第2の側面の間に第3の側面および該第3の側面に平行な第4の側面を形成し、前記下部電極は、前記下部電極層の前記第1および第2の側面の間に第3の側面および該第3の側面に平行な第4の側面を形成し、前記上部電極の第3の側面の位置は前記下部電極の第3の側面の位置に整合し、前記上部電極の第4の側面の位置は前記下部電極の第4の側面の位置に整合し、前記浮遊ゲートは前記浮遊ゲート層の前記第1および第2の側面の間に第3の側面および該第3の側面に平行な第4の側面を形成し、前記制御ゲートは前記浮遊ゲートの前記第3の側面の位置と整合した第1の側面、および前記浮遊ゲートの前記第4の側面の位置と整合した第2の側面を有する、前記上部電極層、前記絶縁体層、前記下部電極層、前記NVM領域常の前記導電体層、および前記浮遊ゲート層を貫通してエッチングを行うステップと、前記制御ゲートをマスクとして用いて注入を行うステップであって、前記NVM領域の前記制御ゲートに隣接したソース/ドレイン領域を与える、注入を行うステップとを備える、方法を要旨とする。項目13は項目12の方法において、下部電極に第1コンタクトを形成するステップをさらに備える。項目14は項目13の方法において、上部電極に第2コンタクトを形成するステップをさらに備える。項目15は項目12の方法において、制御ゲートがポリシリコンを備える。項目16は項目12の方法において、制御ゲートがシリサイドをさらに備える。項目17は項目12の方法において、前記キャパシタ領域として前記基板にウェル領域を形成するステップをさらに備え、前記注入するステップは、前記上部電極および前記下部電極周りのウェル領域にドープされるコンタクト領域を形成する。項目18は項目12の方法において、ゲート、キャパシタ領域における導電体層、およびキャパシタ領域におけるポリシリコン層の露出された部分上に層間誘電体を形成するステップをさらに備える。項目19が項目18の方法において、層間誘電体を通して上部電極の部分に下部電極を越えて延びる第1コンタクトを形成するステップをさらに含む。
【0025】
項目20は、基板のキャパシタ領域にキャパシタを、および前記基板のNVM領域に不揮発性メモリセルを形成するための方法であって、前記基板の前記キャパシタ領域にウェル領域を形成するステップと、ゲート誘電体として前記基板の前記ウェル領域および前記NVM領域に酸化物層を成長させるステップと、前記酸化物層の上に第1ポリシリコン層を形成するステップと、前記ウェル領域に下部電極層および前記NVM領域に浮遊ゲート層を形成するために前記ウェル領域および前記NVM領域におけるポリシリコン層のパターンエッチングを実行するステップと、前記ポリシリコン層の上に絶縁層を形成するステップと、前記ウェル領域および前記NVM領域の上方において、前記絶縁層の上に導電体層を形成するステップと、パターニングされた導電体層を形成するために前記ウェル領域にて前記導電体のパターンエッチングを実行するステップであって、前記下部電極層の第1部分および前記下部電極層から離れて配置される前記第1の側面と平行な第2の側面を露出するために前記パターニングされた導電体層が前記下部電極における第1の側面を有する、前記導電体のパターンエッチングを実行するステップと、前記下部電極層から下部電極、前記上部電極層から上部電極、前記NVM領域上の前記導電体層から制御ゲート、前記浮遊ゲート層から浮遊ゲートを残すために前記導電体層、前記絶縁層、前記下部キャパシタ層、および前記浮遊ゲート層を通してパターンエッチングを実行するステップであって、前記下部電極が前記上部電極に覆われる部分および前記上部電極によって覆わない部分を有し、前記上部電極が前記下部電極から離れて配置されて延びる部分を有し、前記ゲートが第1方向で前記浮遊ゲートを越えて延びて、前記浮遊ゲートの第1の側面に配列される第1の側面および前記浮遊ゲートの第2の側面と配列される第2の側面を有する、ステップとを備える、方法を要旨とする。