特許第6029318号(P6029318)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6029318
(24)【登録日】2016年10月28日
(45)【発行日】2016年11月24日
(54)【発明の名称】電柱の制震構造
(51)【国際特許分類】
   E04H 12/20 20060101AFI20161114BHJP
   E04H 12/00 20060101ALI20161114BHJP
   E04H 9/02 20060101ALI20161114BHJP
   F16F 9/02 20060101ALI20161114BHJP
   F16F 9/32 20060101ALI20161114BHJP
【FI】
   E04H12/20 B
   E04H12/00 B
   E04H9/02 351
   F16F9/02
   F16F9/32 N
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-112763(P2012-112763)
(22)【出願日】2012年5月16日
(65)【公開番号】特開2013-238072(P2013-238072A)
(43)【公開日】2013年11月28日
【審査請求日】2015年4月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000173784
【氏名又は名称】公益財団法人鉄道総合技術研究所
(73)【特許権者】
【識別番号】000000549
【氏名又は名称】株式会社大林組
(73)【特許権者】
【識別番号】000103644
【氏名又は名称】オイレス工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098095
【弁理士】
【氏名又は名称】高田 武志
(72)【発明者】
【氏名】豊岡 亮洋
(72)【発明者】
【氏名】室野 剛隆
(72)【発明者】
【氏名】坂井 公俊
(72)【発明者】
【氏名】江尻 譲嗣
(72)【発明者】
【氏名】田中 剛
(72)【発明者】
【氏名】長田 修一
(72)【発明者】
【氏名】河内山 修
【審査官】 佐藤 美紗子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−190713(JP,A)
【文献】 特開2004−068289(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 12/00−12/34
E04H 9/00−9/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
直列に配された鋼棒とダンパとを具備しており、この直列に配された鋼棒とダンパとは、鉄道電線柱及びこの鉄道電線柱が設置された高架橋間に張設されており、ダンパは、シリンダと、このシリンダを二室に画成するように、シリンダ内に配されているピストンと、二室を連通する通路と、一端部がピストンに連結されていると共にシリンダの一端部を摺動自在に貫通してシリンダ外に突出された第一のピストンロッドと、一端部がピストンに連結されていると共にシリンダの他端部を摺動自在に貫通してシリンダ外に突出されており、第一のピストンロッドの径よりも小径の第二のピストンロッドと、シリンダの内部に収容された可圧縮性の流体と、第二のピストンロッドの他端部に固着された連結部材とを具備しており、当該流体の圧縮及びその非圧縮状態への復元により減衰力を発生するようになっていると共に圧縮された可圧縮性の流体の非圧縮状態への復元力で鋼棒に張力を付与しており、ダンパは、連結部材で軸を介して高架橋に回動自在に連結されており、鉄道電線柱は、鉛直方向に伸びており、鉄道電線柱の電柱基部は、高架橋に設けられており、鉄道電線柱上部には吊架線を支持する水平方向に伸びた梁が設けられており、梁は、鉄道電線柱に片持ち支持されていると共に高架橋上の線路直角方向において当該高架橋上の線路側に向かって伸びており、連結部材は、線路直角方向において鉄道電線柱の電柱基部に対向するように高架橋に回動自在に連結されている鉄道電線柱の制震構造。
【請求項2】
鋼棒とダンパとに加えて、更にターンバックルが直列に配されており、ダンパの内部に収容された可圧縮性の流体は、ターンバックルの長さ調整により圧縮されている請求項1に記載の鉄道電線柱の制震構造。
【請求項3】
鉄道電線柱は、RC又はPC電柱である請求項1又は2に記載の鉄道電線柱の制震構造。
【請求項4】
鋼棒は、PC鋼棒である請求項1から3のいずれか一項に記載の鉄道電線柱の制震構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商用電力の給電線に対する電柱、鉄道の架線に対する電柱(鉄道電線柱)、特に、高架橋に設置される電柱の地震による振動を減衰する電柱の制震構造に関する。
【背景技術】
【0002】
電柱の制振構造に関して、例えば、所定の質量を有する付加質量部と、この付加質量部を電柱の長手方向に離間して位置せしめる支柱部と、この支柱部に接して設けられる振動減衰部とを備え、固有振動数を電柱の固有振動数と略等しくなるように調整した制振装置が特許文献1により提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−344452号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1で提案されている制振装置は、その固有振動数を電柱の固有振動数と略等しくなるように調整するものであるが、例えば地盤に構築された高架橋に設置された電柱は、地震動の発生時に、固有周期付近で増幅され得る高架橋の振動と共振して大きな振動を生じる虞がある。また、大規模地震(大規模地震対策特別措置法の対象となる地震)を受けた際における地盤、高架橋等を含む設置体に設置された電柱の振動を低減する手法については未だ十分に検討されていないのが実状である。今次(平成23年3月11日)の地震被害をはじめとした既往の被災事例に示されるように、電柱や架線等に被害が生じた場合、たとえ家屋、ビル、高架橋等の構築物自体の損傷が軽微であったとしても、家屋、ビル等への給電再開、列車の運行再開等に長期間を要する虞がある。
【0005】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、地震動の発生時における電柱の振動を減衰でき、例えば地盤に構築された高架橋と電柱との共振が生じる虞をなくし得る電柱の制震構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電柱の制震構造は、直列に配された鋼棒とダンパとを具備しており、この直列に配された鋼棒とダンパとは、電柱及びこの電柱が設置された設置体間に張設されており、ダンパは、シリンダと、このシリンダを二室に画成するように、シリンダ内に配されているピストンと、二室を連通する通路と、一端部がピストンに連結されていると共にシリンダの一端部を摺動自在に貫通してシリンダ外に突出された第一のピストンロッドと、一端部がピストンに連結されていると共にシリンダの他端部を摺動自在に貫通してシリンダ外に突出されており、第一のピストンロッドの径よりも小径の第二のピストンロッドと、シリンダの内部に収容された可圧縮性の流体とを具備しており、当該流体の圧縮及びその非圧縮状態への復元により減衰力を発生するようになっていると共に圧縮された可圧縮性の流体の非圧縮状態への復元力で鋼棒に張力を付与している。
【0007】
本発明の電柱の制震構造によれば、特に、シリンダの内部に収容された可圧縮性の流体の圧縮及びその非圧縮状態への復元により減衰力を発生するようになっており、圧縮された可圧縮性の流体の非圧縮状態への復元力で鋼棒には張力が付与されているために、地震動の発生時における電柱の振動を減衰でき、特に高架橋と電柱との共振が生じる虞をなくし得る。
【0008】
本発明の電柱の制震構造では、好ましくは、鋼棒とダンパとに加えて、更にターンバックルが直列に配されており、ダンパの内部に収容された可圧縮性の流体は、ターンバックルの長さ調整により圧縮されている。
【0009】
本発明の電柱の制震構造では、電柱は、RC又はPC電柱であってもよく、鋼棒は、PC鋼棒であってもよい。
【0010】
設置体は、一つの例では、地盤であり、他の一つの例では、地盤に構築された高架橋であり、設置体が地盤である場合には、直列に配された鋼棒とダンパとは、電柱及び地盤間に張設されていてもよく、設置体が地盤に構築された高架橋である場合には、直列に配された鋼棒とダンパとは、電柱及び高架橋間に張設されていてもよく、本発明に好適な電柱として、商用電力給電用の電柱又は鉄道車両給電用の鉄道電線柱を例示し得る。
【0011】
本発明の電柱の制震構造は、直列に配された鋼棒とダンパとの組を、好ましくは、斯かる鋼棒とダンパと、更にこれらに直列に配されたターンバックルとの組を少なくと一つ具備していればよいのであるが、振動減衰機能を分散させる場合、振動減衰機能を大きくする場合等では、これらの組を複数個具備していてもよい。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、地震動の発生時における電柱の振動を減衰でき、高架橋と電柱との共振が生じる虞をなくし得る電柱の制震構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明の実施の形態の例の全体説明図である。
図2図2は、図1に示す例の主にダンパの拡大断面説明図である。
図3図3は、本発明の実施の形態の他の例の全体説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に本発明の実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0015】
図1及び2において、本例の電柱の制震構造1は、地盤に構築された設置体としての高架橋2を具備しており、直列に配された鋼棒3とダンパ4とターンバックル5とが電柱6及び高架橋2の床2a間に張設されている。鋼棒3はPC鋼棒からなり、高架橋2の床2aに設置された電柱6はPC電柱からなる。
【0016】
ダンパ4は、シリンダ11と、シリンダ11の内部に収容された可圧縮性の流体22を具備しており、流体22の圧縮及びその非圧縮状態への復元により減衰力を発生するようになっている。詳述すれば、ダンパ4は、シリンダ11と、シリンダ11を二室12及び13に画成するように、シリンダ11内に配されているピストン14と、二室12及び13を連通すると共にシリンダ11とピストン14との間の隙間からなる通路15と、一端部16がピストン14に連結されていると共にシリンダ11の一端部17を摺動自在に貫通してシリンダ11外に突出された大径のピストンロッド18と、一端部19がピストン14に連結されていると共にシリンダ11の他端部20を摺動自在に貫通してシリンダ11外に突出されており、ピストンロッド18の径よりも小径のピストンロッド21と、シリンダ11の二室12及び13に充填された可圧縮性の流体22と、ピストンロッド21の他端部23に固着された環状の連結部材24と、シリンダ本体11に固着された有底の円筒部材25と、円筒部材25の底部26に固着されたねじ棒27とを具備しており、ピストンロッド18及び21の伸びる方向である方向Zに伸縮変形自在である。通路15は、上記のように、シリンダ11とピストン14との間の隙間からなっていてもよいが、これに代えて又はこれと共に、ピストン14に形成された貫通孔からなっていてもよく、可圧縮性の流体22は、例えばシリコンオイル等のシリコン系の液体であってもよく、また、ビンガム流体であってもよく、更には、気体であってもよい。
【0017】
剛性の鋼材からなる鋼棒3は、長尺の鋼棒本体31と、鋼棒本体31の一端部32に固着された環状の連結部材33と、鋼棒本体31の他端部34に固着されたねじ棒35とを一体的に具備している。
【0018】
ターンバックル5は、一方ではねじ棒27に螺合しており、他方ではねじ棒35に螺合しており、これにより、ターンバックル5は、シリンダ11と電柱6との間に介在されている。
【0019】
ダンパ4は、その環状の連結部材24で軸51を介して高架橋2の床2aに回動自在に連結されており、而して、小径のピストンロッド21の他端部23は高架橋2に連結されており、鋼棒3は、その環状の連結部材33で軸52を介して電柱6に回動自在に連結されており、而して、高架橋2と電柱6とは、ダンパ4及びターンバックル5に加えて、これらダンパ4及びターンバックル5に直列に配された鋼棒3を介して連結されている。
【0020】
ターンバックル5は、ねじ棒27とねじ棒35とが互いに接近するように軸心Xの周りでR方向に回転されて、シリンダ11内の流体22を圧縮して内圧を生じさせ、この内圧に起因するダンパ4の引っ張り力に抗して、しかも、ピストン14を軸方向、即ち軸心Xに沿う方向Zに関してシリンダ11の略中央に位置させるようにダンパ4を伸長させている。このようなターンバックル5の長さ調整により、ダンパ4の内部に収容された可圧縮性の流体22は圧縮されており、鋼棒3には、圧縮された可圧縮性の流体22の非圧縮状態への復元力によって張力が付与されている。また、ターンバックル5は、そのR方向の回転によってシリンダ11に対するピストン14の方向Zの位置を可変設定できるようになっている。
【0021】
電柱6は、鉛直方向としての方向Vに伸びており、電柱基部61は高架橋2の床2aに設けられており、電柱上部62には吊架線63を支持する水平方向に伸びた梁64が設けられている。梁64はその一端で吊架線63を支持すると共にその他端で電柱上部62に取り付けられている。梁64は電柱6に片持ち支持されている。梁64は、高架橋2上の線路直角方向としての方向Yにおいて当該高架橋2上の線路65側に向かって伸びている。
【0022】
鋼棒3は、その環状の連結部材33が電柱6の梁64よりも下方の部位に回動自在に連結されている。ダンパ4は、本例ではその環状の連結部材24が方向Yにおいて電柱基部61に対向するように高架橋2の床2aに回動自在に連結されているが、例えば、方向Yにおいて電柱基部61から所定距離離れた部位でダンパ4を高架橋2の床2aに連結させ得ない場合には、前記部位に対して電柱基部61を中心とした回転移動した部位でダンパ4を高架橋2の床2aに連結させてもよい。
【0023】
上述のように高架橋2及び電柱6に張設された鋼棒3、ダンパ4及びターンバックル5は、鉛直方向Vに対して傾斜した方向Zに伸びている。
【0024】
以上の電柱の制震構造1では、ダンパ4は、連結部材24又は連結部材33に方向Zの引っ張り外力が加わらない場合には、換言すれば、連結部材24と連結部材33とを方向Zに関して互いに引き離そうとする外力が加わらない場合には、二室12及び13における受圧面積の相違によるピストン14に加わる一端部17に向かう自身の力、すなわち方向Zに関する自身の引っ張り力により、方向Zに関して可能な最小に縮められた状態になる。そして、連結部材24と連結部材33とを方向Zに関して互いに引き離そうとする外力が、二室12及び13における受圧面積の相違によるピストン14に加わる一端部17に向かう自身の力よりも大きくなると、連結部材24と連結部材33とは、方向Zに関して互いに引き離されるようになり、ダンパ4は、方向Zに関して伸張されることになる一方、伸張後に連結部材24と連結部材33とを方向Zに関して互いに引き離そうとする外力が自身の引っ張り力よりも小さくなると、ダンパ4は、方向Zに関して縮むことになる。この伸縮において、ダンパ4は、通路15を介する流体22の室12と室13との間の移動により可及的速やかにダンパ4に加わる運動エネルギを減衰させることになる。
【0025】
電柱の制震構造1では、大径のピストンロッド18と小径のピストンロッド21との面積差と流体22の圧力とに基づく力以上の伸長力が外部から付加されない限りダンパ4が剛体のように振る舞い、したがって例えば連結部材33に取り付けられた電柱6をしっかり保持でき、地震などによりそれ以上の伸長力が外部から付加されると、通路15を介する流体22により斯かる電柱6の運動エネルギを可及的速やかに吸収して地震などによる電柱6の運動(振動)を減衰させることができる上に、ダンパ4でもって大径のピストンロッド18と小径のピストンロッド21との面積差と流体22の圧力とに基づく力、すなわち自身の引っ張り力が電柱6に印加されるために、移動後の電柱6を元の位置に戻すことができる。このような電柱の制震構造1の作用により、地震動によって振動する高架橋2と電柱6との共振を防止し得る。
【0026】
また、電柱の制震構造1においては、ターンバックル5をR方向に回転してシリンダ11に対するピストン14の方向Zの位置を変化させてダンパ4の引っ張り力を再設定又は調整することにより、電柱の制震構造1に最適な引っ張り力をダンパ4によって与えることができる。
【0027】
上記の例では、連結部材24を高架橋2の床2aに、連結部材33を電柱6に連結したが、これに代えて、連結部材24を電柱6に、連結部材33を高架橋2の床2aに連結してもよい。
【0028】
本例の高架橋2の床2aに設置される電柱6の制震構造1においては、直列に配された鋼棒3とダンパ4とが電柱6及び高架橋2の間に張設されており、ダンパ4は、シリンダ11と、シリンダ11の内部に収容された可圧縮性の流体22を具備しており、当該流体22の圧縮及びその非圧縮状態への復元により減衰力を発生するようになっており、圧縮された可圧縮性の流体22の非圧縮状態への復元力で鋼棒3には張力が付与されているために、電柱6の振動を好適に減衰することができて地震動の発生時における高架橋2と電柱6との共振が生じる虞をなくし得る。
【0029】
上記では、設置体として地盤に構築された高架橋2を、電柱として高架橋2に設置された電柱6(鉄道電線柱)を夫々例示したが、設置体としては、地盤自体でもよく、電柱としては、商用電力の給電線に対する電柱でも、地盤に敷設される鉄道の架線に対する電柱(鉄道電線柱)でもよい。
【0030】
更に上記の例は、鋼棒3とダンパ4とターンバックル5との組を一つ具備しているが、これに代えて、この組を例えば図3に示すように二つ具備して制震構造1を構成してもよく、図3に示す例の制震構造1では、一方の組の鋼棒3、ダンパ4及びターンバックル5は、Y方向に伸びると共に電柱6の中心を通る線71に対して角度θをもって張設されており、他方の組の鋼棒3、ダンパ4及びターンバックル5も、線71に対して角度θをもって線71に関して一方の組と平面視対称に張設されており、また、図1及び2に示す例では、連結部材24は、方向Yにおいて線路65及び電柱基部61の外側において高架橋2の床2aに回動自在に連結されているが、これに代えて、図3に示すように、列車の走行を阻害しないように、連結部材24は、線路65と電柱基部61との間において床2aに回動自在に連結されていてもよい。
【0031】
鋼棒3、ダンパ4及びターンバックル5の組の夫々が線71に対して角度θをもって張設された図3に示す制震構造1では、方向Yの振動に加えて線路65の伸びる方向における電柱6の振動をも減衰させ得る。
【符号の説明】
【0032】
1 制震構造
2 高架橋2
3 鋼棒
4 ダンパ
5 ターンバックル
11 シリンダ
22 流体
図1
図2
図3