特許第6029573号(P6029573)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6029573
(24)【登録日】2016年10月28日
(45)【発行日】2016年11月24日
(54)【発明の名称】制振材および制振材取付方法
(51)【国際特許分類】
   F16F 15/02 20060101AFI20161114BHJP
   E04B 1/98 20060101ALI20161114BHJP
【FI】
   F16F15/02 S
   F16F15/02 R
   E04B1/98 M
【請求項の数】5
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-260648(P2013-260648)
(22)【出願日】2013年12月17日
(65)【公開番号】特開2015-117744(P2015-117744A)
(43)【公開日】2015年6月25日
【審査請求日】2015年12月4日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006208
【氏名又は名称】三菱重工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】310010564
【氏名又は名称】三菱重工コンプレッサ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 宏明
(74)【代理人】
【識別番号】100118762
【弁理士】
【氏名又は名称】高村 順
(72)【発明者】
【氏名】細谷 浩之
(72)【発明者】
【氏名】香田 拓郎
【審査官】 竹村 秀康
(56)【参考文献】
【文献】 特開平07−332575(JP,A)
【文献】 特開平08−296787(JP,A)
【文献】 特開平05−051980(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16F 15/00 − 15/08
E04B 1/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材の凸曲状に形成された外面に取り付けられる制振材であって、
前記外面に接着される取付面に複数の切込が交差して形成されて複数のブロックに分けられ、各前記ブロックの前記取付面と相反する表面側が連結して形成された曲げ変形可能な粘弾性体からなる制振部材を有し、
前記制振部材は、前記切込により複数のブロックに分断され、各前記ブロックの前記取付面に相反する表面側が、前記外面の凸曲形状に沿うように曲げ変形可能なシート部材を介して連結して形成されていることを特徴とする制振材。
【請求項2】
前記制振部材は、前記切込が前記取付面側に向かって漸次広がるV溝状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の制振材。
【請求項3】
前記制振部材は、前記取付面が前記切込により多角形状のブロックに分けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の制振材。
【請求項4】
基材の凸曲状に形成された外面に制振材を取り付ける制振材取付方法であって、
前記基材の前記外面に接着される制振部材の取付面に切込を形成して複数のブロックに分断し、かつ各前記ブロックの前記取付面と相反する表面側にシート部材を設けて各前記ブロックを連結した制振材を形成し、前記制振部材の前記取付面を前記基材の前記外面に接着することを特徴とする制振材取付方法。
【請求項5】
前記制振部材における前記切込を前記取付面側に向かって漸次広がるV溝状に形成することを特徴とする請求項4に記載の制振材取付方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動を抑制したい基材の外面に取り付けられる制振材、および当該制振材を基材に取り付ける制振材取付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1に記載の複層防音材は、凸面などを有する表面不均一な基材(構造部材)に適用されるものである。この複層防音材は、基材側に粘弾性部材である制振部材を設け、制振部材の外側に吸音部材を設けた複層シート状物である。なお、吸音部材は、凸面に対応するように、切り込みが設けられ、切り込み部分に隙間を空けて取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭64−42227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1では、制振部材は、粘弾性部材で構成されて表面不均一な基材の凸面に追従して密着すると示されている。しかし、制振部材は、配管の直線部(直管部)の外面に対してはその形状に追従できるかもしれないが、例えば、配管の屈曲部の外面に対しては複数方向に複合して変形した形状に追従することが困難である。この場合、制振部材に皺などができて基材との間に隙間が生じ、制振性能が低下することになる。なお、特許文献1では、制振部材を熱軟化して基材の形状に追従させ、その後に硬化剤により硬化させており、制振部材の取り付けに手間を要している。
【0005】
本発明は上述した課題を解決するものであり、基材の外面形状に沿って隙間なく配置することのできる制振材および制振材取付方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の目的を達成するために、本発明の制振材は、基材の凸曲状に形成された外面に取り付けられる制振材であって、前記外面に接着される取付面に複数の切込が形成されて複数のブロックに分けられ、各前記ブロックの前記取付面と相反する表面側が連結して形成された曲げ変形可能な制振部材を有することを特徴とする。
【0007】
この制振材によれば、制振部材の取付面を基材の外面に接着すると、取付面に相反する表面側が連結されているため、各ブロックの表面側が切込により離隔しないように拘束された状態で各ブロックの切込を介して対向する面が互いに密着され、基材の外面の凸曲形状に沿って隙間なく連続して制振部材が取り付けられる。この結果、基材に発生した振動エネルギーを損失させるに十分な曲げ変形を制振部材全体に生じさせることができ、基材の振動抑制効果を顕著に得ることができる。しかも、この制振材によれば、制振部材は、複数のブロックの切込を介して対向する面が相互に密着して配置されることから、密着した面同士の摩擦抵抗により基材に発生した振動エネルギーを損失させるため、振動抑制性能を向上することができる。
【0008】
また、本発明の制振材では、前記制振部材は、前記切込により複数のブロックに分断され、各前記ブロックの前記取付面に相反する表面側がシート部材を介して連結して形成されていることを特徴とする。
【0009】
この制振材によれば、シート部材により各ブロックの表面側が切込により離隔しないように保持するため、制振部材において各ブロックの切込を介して対向する面の密着性を向上することができる。この結果、振動抑制性能を向上することができる。
【0010】
また、本発明の制振材では、前記制振部材は、前記切込が前記取付面側に向かって漸次広がるV溝状に形成されていることを特徴とする。
【0011】
この制振材によれば、切込が取付面側に向かって漸次広がるV溝状に形成されていることで、基材の凸曲形状の外面への取り付けに際し、制振部材における各ブロックの切込を介して対向する面が相互に密着した場合に、V溝により制振部材の変形を抑えることができる。この結果、基材に発生した振動による制振部材の曲げ変形量を確保することができ、振動抑制性能を向上することができる。
【0012】
また、本発明の制振材では、前記制振部材は、前記取付面が前記切込により多角形状のブロックに分けられていることを特徴とする。
【0013】
この制振材によれば、取付面の多角形状を選択することで、基材の様々な凸曲形状の外面に取り付けることができる。
【0014】
上述の目的を達成するために、本発明の制振材取付方法は、基材の凸曲状に形成された外面に制振材を取り付ける制振材取付方法であって、前記基材の前記外面に接着される制振部材の取付面に切込を形成して複数のブロックに分断し、かつ各前記ブロックの前記取付面と相反する表面側にシート部材を設けて各前記ブロックを連結した制振材を形成し、前記制振部材の前記取付面を前記基材の前記外面に接着することを特徴とする。
【0015】
この制振材取付方法によれば、シート部材を介して切込により分断された各ブロックの表面側が連結されているため、シート部材を基材の外面の凸曲形状に沿わせるように巻き付ければ、制振部材の各ブロックを基材の外面の凸曲形状に沿わせて接着することができる。この結果、制振材を基材の外面に容易に取り付け施工することができる。
【0016】
また、本発明の制振材取付方法では、前記制振部材における前記切込を前記取付面側に向かって漸次広がるV溝状に形成することを特徴とする。
【0017】
この制振材取付方法によれば、切込が取付面側に向かって漸次広がるV溝状に形成されていることで、基材の凸曲形状の外面への取り付けに際し、制振部材における各ブロックの切込を介して対向する面が相互に密着した場合に、V溝により制振部材の変形を抑えることができる。この結果、制振部材の変形による反発が抑えられるので、制振材を基材の外面に容易に取り付け施工することができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、基材の外面形状に沿って隙間なく配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、本発明の実施形態に係る制振材の断面図である。
図2図2は、本発明の実施形態に係る制振材の平面図である。
図3図3は、本発明の実施形態に係る制振材の取付状態を示す断面図である。
図4図4は、本発明の実施形態に係る制振材の他の例を示す断面図である。
図5図5は、本発明の実施形態に係る制振材の他の例を示す断面図である。
図6図6は、本発明の実施形態に係る制振材の他の例を示す平面図である。
図7図7は、本発明の実施形態に係る制振材の他の例を示す平面図である。
図8図8は、本発明の実施形態に係る制振材の他の例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0021】
図1は、本実施形態に係る制振材の断面図であり、図2は、本実施形態に係る制振材の平面図であり、図3は、本実施形態に係る制振材の取付状態を示す断面図である。また、図4および図5は、本実施形態に係る制振材の他の例を示す断面図であり、図6図8は、本実施形態に係る制振材の他の例を示す平面図である。
【0022】
図1図3に示すように、本実施形態の制振材1は、図3に示すような凸曲状に形成された外面10aを有する基材10において、外面10aに接着されるものである。図3では、基材10として配管を示している。配管は、直線部(直管部)では図3に示す断面形状が直線状に連続するが、屈曲部では、断面形状の凸曲に屈曲形状の凸曲が加わることで、複数方向への曲げが複合した外面を形成し、例えば、球形状の一部を形成する。なお、基材10は、配管に限定されるものでなく、凸曲状の外面10aを有するものであれば、板部材や柱部材などであってもよい。
【0023】
制振材1は、制振部材2を有する。制振部材2は、基材10の外面10aに接着され、当該基材10に発生する振動エネルギーを、主に曲げ変形により損失させることで、振動を抑制するものである。従って、制振部材2は、基材10に発生する振動エネルギーにより曲げ変形可能なものが適用され、具体的には、ニトリル系、アクリル系ゴムや塩ビ系エラストマーなどの粘弾性体が好適である。
【0024】
この制振部材2は、基材10の外面10aに接着される取付面2aと、厚さ方向(基材10の外面10aから離れる方向)で取付面2aに相反して設けられた表面2bとを有する。そして、制振部材2は、取付面2aに複数の切込2cが形成されている。切込2cは、取付面2aにて交差するように形成され、これにより制振部材2は、複数のブロック2dに分けられる。図2では、切込2cが格子状に交差して形成され、平面視で矩形状のブロック2dが複数形成されている。
【0025】
また、制振部材2は、複数のブロック2dの表面2b側が連結して形成されている。連結の構成としては、図1および図3に示すように、制振部材2の表面2bにシート部材3が設けられることにより、当該シート部材3を介して切込2cにより分断された各ブロック2dの表面2b側が連結されている。シート部材3は、図3に示すように制振材1を基材10の外面10aに取り付けた際に、外面10aの凸曲形状に沿うように曲げ変形可能なものが適用され、具体的には、ゴム材やポリエステル系などの不織布などが好適である。
【0026】
なお、制振部材2において複数のブロック2dの連結の構成としては、図4に示すように、切込2cが表面2b側に貫通せず、制振部材2の厚さ方向の途中で終端して設けられることで、各ブロック2dに分けられると共に、各ブロック2dの表面2b側が連結されていてもよい。
【0027】
このような制振材1は、図3に示すように、制振部材2の取付面2aが基材10の外面10aに接着して取り付けられる。制振部材2の基材10への接着は、接着剤や両面接着シートなどを用いればよい。制振部材2は、取付面2aに相反する表面2b側が連結されているため、各ブロック2dの表面2b側が切込2cにより離隔しないように拘束された状態で基材10の外面10aの凸曲形状に沿って配置される。このため、曲げ変形可能な制振部材2は、各ブロック2dの切込2cを介して対向する面が互いに密着されつつ変形することで、基材10の外面10aの凸曲形状に沿って隙間なく連続して取り付けられる。切込2cが制振部材2の取付面2aに交差して形成されていることから、例えば、配管の屈曲部のように複数方向に複合して変形した凸曲形状の外面10aに対して追従するように各ブロック2dの対向する面が互いに密着されつつ変形する。なお、配管の直線部(直管部)のように一様曲率の凸曲形状の外面10aに対しては、直線方向に沿って切込2cが形成されていればよく、当該外面10aに対して追従するように各ブロック2dの対向する面が互いに密着されつつ変形する。
【0028】
また、制振材1は、シート部材3を有する場合、当該シート部材3を介して切込2cにより分断された各ブロック2dの表面2b側が連結されているため、シート部材3を基材10の外面10aの凸曲形状に沿わせるように巻き付ければ、制振部材2の各ブロック2dを基材10の外面10aの凸曲形状に沿わせて接着することができる。
【0029】
このように、本実施形態の制振材1は、基材10の凸曲状に形成された外面10aに取り付けられるものであって、外面10aに接着される取付面2aに複数の切込2cが形成されて複数のブロック2dに分けられ、各ブロック2dの取付面2aと相反する表面2b側が連結して形成された曲げ変形可能な制振部材2を有する。
【0030】
この制振材1によれば、制振部材2の取付面2aを基材10の外面10aに接着すると、取付面2aに相反する表面2b側が連結されているため、各ブロック2dの表面2b側が切込2cにより離隔しないように拘束された状態で各ブロック2dの切込2cを介して対向する面が互いに密着され、基材10の外面10aの凸曲形状に沿って隙間なく連続して制振部材2が取り付けられる。この結果、基材10に発生した振動エネルギーを損失させるに十分な曲げ変形を制振部材2全体に生じさせることができ、基材10の振動抑制効果を顕著に得ることができる。しかも、この制振材1によれば、制振部材2は、複数のブロック2dの切込2cを介して対向する面が相互に密着して配置されることから、密着した面同士の摩擦抵抗により基材10に発生した振動エネルギーを損失させるため、振動抑制性能を向上することができる。
【0031】
また、本実施形態の制振材1では、制振部材2は、切込2cにより複数のブロック2dに分断され、各ブロック2dの取付面2aに相反する表面2b側がシート部材3を介して連結して形成されている。
【0032】
この制振材1によれば、シート部材3により各ブロック2dの表面2b側が切込2cにより離隔しないように保持するため、制振部材2において各ブロック2dの切込2cを介して対向する面の密着性を向上することができる。この結果、振動抑制性能を向上することができる。
【0033】
また、本実施形態の制振材1では、図5に示すように、制振部材2は、切込2cが取付面2a側に向かって漸次広がるV溝状に形成されていることが好ましい。
【0034】
この制振材1によれば、切込2cが取付面2a側に向かって漸次広がるV溝状に形成されていることで、基材10の凸曲形状の外面10aへの取り付けに際し、制振部材2における各ブロック2dの切込2cを介して対向する面が相互に密着した場合に、V溝により制振部材2の変形を抑えることができる。この結果、基材10に発生した振動による制振部材2の曲げ変形量を確保することができ、振動抑制性能を向上することができる。
【0035】
また、本実施形態の制振材1では、図2図6図8に示すように、制振部材2は、取付面2aが切込2cにより多角形状のブロック2dに分けられていることが好ましい。
【0036】
図2は、制振部材2が切込2cにより矩形状のブロック2dに分けられている形態を示し、図6は、制振部材2が切込2cにより三角形状のブロック2dに分けられている形態を示し、図7は、制振部材2が切込2cにより五角形状のブロック2dに分けられている形態を示し、図8は、制振部材2が切込2cにより六角形状のブロック2dに分けられている形態を示す。この制振材1によれば、制振部材2の取付面2aの多角形状を選択することで、基材10の様々な凸曲形状の外面10aに取り付けることができる。
【0037】
また、本実施形態の制振材取付方法は、基材10の凸曲状に形成された外面10aに制振材1を取り付ける方法であって、基材10の外面10aに接着される制振部材2の取付面2aに切込2cを形成して複数のブロック2dに分断し、かつ各ブロック2dの取付面2aと相反する表面2b側にシート部材3を設けて各ブロック2dを連結した制振材1を形成し、制振部材2の取付面2aを基材10の外面10aに接着する。
【0038】
この制振材取付方法によれば、シート部材3を介して切込2cにより分断された各ブロック2dの表面2b側が連結されているため、シート部材3を基材10の外面10aの凸曲形状に沿わせるように巻き付ければ、制振部材2の各ブロック2dを基材10の外面10aの凸曲形状に沿わせて接着することができる。この結果、制振材1を基材10の外面10aに容易に取り付け施工することができる。
【0039】
また、本実施形態の制振材取付方法では、制振部材2における切込2cを取付面2a側に向かって漸次広がるV溝状に形成することが好ましい。
【0040】
この制振材取付方法によれば、切込2cが取付面2a側に向かって漸次広がるV溝状に形成されていることで、基材10の凸曲形状の外面10aへの取り付けに際し、制振部材2における各ブロック2dの切込2cを介して対向する面が相互に密着した場合に、V溝により制振部材2の変形を抑えることができる。この結果、制振部材2の変形による反発が抑えられるので、制振材1を基材10の外面10aに容易に取り付け施工することができる。
【符号の説明】
【0041】
1 制振材
2 制振部材
2a 取付面
2b 表面
2c 切込
2d ブロック
3 シート部材
10 基材
10a 外面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8