【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の例示の実施形態によれば、第1構造要素と、第2構造要素と、モータ要素を有するモータ装置とを有する、モータ補助運動アセンブリが提供される。第1構造要素および第2構造要素は、第1構造要素に配置されたモータ装置を用いて互いに対して移動可能である。第2構造要素は、第1構造要素に対する第2構造要素の所望の運動の手動指示を受けるように適合される。モータ装置は、手動指示に従って第1構造要素に対する第2構造要素の運動を補助するように適合される。モータ要素は、手動指示を検出するように適合される。
【0010】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、X線発生装置と、X線検出器と、モータ補助運動アセンブリとを有する、X線装置が提供される。X線発生装置およびX線検出器は、X線発生装置およびX線検出器の少なくとも一方を物体に対して動かすよう適合されたモータ補助運動アセンブリを用いて検査される物体のX線像を取得するよう動作可能に接続されるとともに配置される。
【0011】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、モータ要素で、第1構造要素に対する第2構造要素の所望の運動の手動指示を検出するステップと、所望の運動を補助するステップとを含む、モータで補助される運動の方法が提供される。
【0012】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、モータ補助運動アセンブリが、X線装置、移動X線装置、Cアーク装置および患者支持器装置の少なくとも1つで使用される。
【0013】
本発明は、第2構造要素に対する第1構造要素の手動制御された運動への制御性能の向上および改良された機能の付加として見られ得る。
【0014】
例えば、手術中の場合、例えばCアークのような、X線取得装置が用いられる。例えばX線技師等の操作者が、手術前、手術中および手術後に、例えば外科医のために、関連する画像を取得するために必要とされる。Cアークは物体の関心領域の規定された平面の2次元画像しか取得できないので、異なる視野平面(plane of view)のX線像の取得のために、Cアーク、少なくともそのCボウ(C−bow)要素を移動させることまたはCアークを再調整することが必要となり得る。
【0015】
また、手術中のスペースの必要性またはスペースの制限は、画像が取得されないときにCアーク装置の手術台から離れる位置決めと、その後に画像が取得されるときにCアーク装置を手術野の中および外に動かすことが必要となり得る。
【0016】
Cアークは通常かなりの重量を有するので、X線発生装置およびX線検出器の少なくとも一方の再配置はうんざりする任務になり得る。
【0017】
さらに、Cアークを動かすときに、X線発生装置およびX線検出器を、例えば、外科手術の確定した部分の後等、特にマッチするその後のX線像を得るために、以前の画像取得に使用された規定された位置に再調整することが必要とされ得る。
【0018】
したがって、X線装置の個別の要素またはX線装置全体のモータで補助され手動で制御された運動は有益になり得る。
【0019】
特に、機械的にバランスされた装置の手動により制御された運動中、モータ装置により能力の向上が存在し得る。操作者は、例えば、X線発生装置および/またはX線検出器の1つの軸周りの回転等、所望の運動を手ほどきする。この手ほどきされた運動または運動の指示は決定され、適切に配置されたモータは摩擦および移動される要素の質量の感覚を減少させるための重ね合わせるまたは追加の力を加え得るので、操作者の手ほどきされた運動/運動の指示により手動で制御される間運動を補助する。特に、例えば、センサを有さないかもしれないハンドグリップ、スイッチまたは同様のもの等、手動制御要素は、運動の指示を提供するために用いられ得る。専用の手動制御要素は決して必要とされないが、有益であり得る。これに一致する手動制御要素は特に、手動制御入力の受信をもたらし得るとともに全ての実現可能な運動または運動方向のための適切な入力を受け取るために適し得る。
【0020】
さらなる機能は、好ましいまたは予め設定された位置への誘導のためのプログラム可能な停止であってもよい。この好ましいまたは予め設定された位置は、例えば、X線装置をX線像の取得のために規定されたおよび/または以前に使用された位置に再配置するために提供され得る制御アプリケーションあるいはプログラム中に保存され得る。また、モータ補助の異なる個別のレベルについての個々の使用者のプロフィールが実装されてもよい。
【0021】
ダイレクトドライブモータ技術のダイレクトドライブ作用、例えば、特定の歯車伝達比を有する分離したギヤボックスの必要性のない駆動装置等、が採用され得るので、動力伝達装置の駆動部品の数を減少させる。
【0022】
ダイレクトドライブの原理は、例えば、駆動動作モード、クラッチ動作モード、ブレーキ動作モード等、動作の異なるモードの実装を可能にし得る。
【0023】
駆動動作モードは、上述のようにモータで補助された手動の制御された運動を用いることを可能にし得る。
【0024】
モータ要素からの供給パワーの遮断により、実質的にフリーランニング(free running)モータ要素が得られ、これは構造要素の補助されない手動運動に対するさらなる加えられる力を必要としない基本的にフリーランニングと見なされ得る。これに一致する動作はクラッチ動作モードと称され得る。
【0025】
ブレーキ動作モードでは、X線発生装置および/またはX線検出器は予め規定された位置で停止することができるとともに、例えばCアークまたは少なくともCボウ要素等に、場合により意図せずに加えられる力に対抗するモータにより前記位置に保持されることさえできる。
【0026】
これに一致するモータ要素は、ブラシまたはブラシレスモータであってよい。ブラシレスモータは高トルクおよびゼロ速度を含む低速での良好な制御挙動を提供し得る。その結果、低減速比の動力伝達装置または直接の動力伝達装置が使用されることができ、したがって、高効率伝達装置をもたらし得る。
【0027】
本質的にダイレクトドライブのさらなる利点は、モータ要素電流が規定された負荷での対応するトルクの良い測定器または表示になり得るということである。運動制御要素はトルクまたは電流モードに設定されることができ、モータに加えられたトルクは、モータ補助機能の基礎である、生じるモータ電流により決定される。言い換えると、モータは、操作者が何をするつもりであるか/操作者がどの運動を望んでいるかを決定することができ、その結果、運動制御要素は位置フィードバックに反応することができるとともにモータ要素によりX線装置を要求通りに動かすために必要な力の一部を供給し得る。
【0028】
停止、好ましい位置決めおよび制動のようなさらなる機能は、トルクモードから速度あるいは位置モードへの、例えば、「即座のスイッチング(on the fly switching)」等、実質的に瞬間的なスイッチングにより達成され得、ここでは、場合によりX線発生装置および/またはX線検出器を有する、第1構造要素および第2構造用の絶対位置が決定される。位置はまた、第1構造要素および第2構造用の互いに対する相対位置を含み得る。
【0029】
モータ補助機能のさらなる重要な点は安全の側面であり得る。既知の装置では、患者の周囲のモータ駆動部分は、「デッドマン制御(dead man control)」下のボタンにより制御され、すなわち、ボタンが解放されると、運動が実質的に即座に停止される。本発明の特徴は、例えばモータ駆動要素の制御または手ほどきのためのスイッチまたはボタン等、専用の駆動要素の省略として見なされ得るので、さらなる安全対策が実装されなければならないかもしれない。安全対策は、例えば、補助された運動のトルクおよび運動速度を、略一定の力または操作者の指示を必要とするあるレベルに制限することであり得る。この一定の力または指示がもはや存在しない場合には、運動は基本的に即座に停止し得る。これに一致する安全機能は、「単一故障安全要件(single fault safety requirement)」を満たすことができ、如何なる単一の構成部品の故障または必要とされる一定の力または指示を提供することができないことも、安全な状態での/安全な状態への装置の停止に導くものとなるとともにそれぞれの問題が修正されるまでその後の自動動作を止めることを意味する。
【0030】
本発明は特に以下の特徴を提供する。
【0031】
モータは手動で制御された運動を補助することができるので、モータで補助された運動は、検査される物体に対してX線装置を動かすおよび/または位置決めするための必要な操作力を低いレベルに減少させることができ、少なくとも操作力を実質的に減少させる。これらの減少した操作力は、X線装置またはX線ビームのより速いおよび/またはより正確な位置決めをもたらす。
【0032】
独立した、専用の「移動を可能にさせる」アクチュエータ、スイッチまたはボタンは必要とされなくてもよい。
【0033】
さらに、事前にプログラムされた停止が実装され得る。言い換えると、X線装置の望ましい所定の位置決めが都合良くプログラムされることができるとともに自動的に実行され得る。これは、以前に使用された位置に復帰する、すなわち戻る、発展性またはオプションを含み得る。
【0034】
また、モータ駆動の停止および保持/ブレーキ機能が実装され得る。モータ要素またはモータ装置は、例えば使用者に知覚される移動質量および摩擦等、操作力を減少させるようにプログラムされ得るが、速度に影響を受ける制動または速度に依存する制動を利用することにより運動の最大速度も制限し得る。
【0035】
例えば、駆動モード、駆動動作モード、クラッチ動作モードおよび/またはブレーキ動作モード等のような、動作の異なるモードは、モータ装置をそれに応じてプログラムすることにより単一の構成部品で実現し得る。しかし、X線装置を手動で位置決めする可能性も常にあり得、または、特にモータ要素が駆動されないときにはX線装置を手動で位置決めする可能性が常にあり得る。この全ては、使用者または操作者の制御が利かなくなる装置の可能性の無い本質的に安全な装置につながり得る。
【0036】
通常、X線装置のモータ装置、特に医用画像のためのCアークを用いたX線装置は、タイミングベルト装置に基づいている。タイミングベルトは、一方の構造要素に、他方の構造要素に配置されたモータ要素とともに取付けられることができる。この構造要素は、互いに対して移動可能なものであり得る。例えば、Cアーク装置のタイミングベルトはCボウ要素の一端から他端に動き得るとともに特に十分な駆動剛性を得るために高い予張力をもって取付けられ得る。
【0037】
モータ要素の歯付駆動ホイールは、場合により、例えばタイミングベルトの歯等と、組み合う/噛み合う。このタイミングベルトは、少なくとも2つの案内ホイールを介してCボウからモータ要素に送られるが、本発明の更なる態様によれば、2重ベルト駆動装置、すなわちオメガ駆動装置(Omega drive)のさらなる実施形態が用いられてもよい。
【0038】
2重ベルト駆動装置は、例えば両方が歯付きである、2つのベルトを有する。一方のベルトは、Cボウに略その全長に沿って直接取付けられ得る一方、他方のベルトは歯と歯の噛み合いを有して取付けられ、さらにモータ要素に配置される。モータ要素のモータ軸が回転すると、ベルトは、第1の案内ホイールの近傍で一方の側に噛み合わず第2の案内ホイールに配置された第2の側に噛み合う。案内ホイールまたはローラは、誤差を含むことの無い適切な噛み合いを確実にする。したがって、モータ要素を駆動することにより、第1構造要素および第2構造要素は互いに対して移動可能になる。ベルトの力/張力は2つの案内ホイールの間の比較的小さい領域にのみ存在するとみなされることができ、実質的に関連するベルトの長さを減少させるとともに剛性が生み出されることに寄与する。
【0039】
案内ホイールまたはローラからCボウの両側または端に延びる、モータ軸に配置されるベルトの部品は、駆動剛性に寄与しないと見なされ得るので、通常のオメガ駆動装置の張力に相当する張力を有することを通常は必要とされない。2重ベルトは特に、小容量ベルトおよび張力の無いまたは減らされた張力であっても、駆動装置の高剛性を提供し得る。小さいベルトが用いられることができ、これはコンパクトな設計をもたらし得る。予張力の欠如または減少は、Cボウの如何なる加重も取り除く。したがってベアリングが小さくコンパクトになり得、小さいピッチの使用の可能性が駆動の精度を高めることができるとともに、ベルトの剛性がモータ要素またはモータ装置から見て全ストローク/最大の可能な運動に対して一定とみなされ得る。
【0040】
以下では、本発明のさらなる例示の実施形態が特にモータ補助運動アセンブリに関して記載される。しかし、これらの説明がモータ補助運動アセンブリを有するX線装置、モータ補助運動の方法およびモータ補助運動アセンブリの使用にも応用されることを理解すべきである。
【0041】
請求項に記載された構成の間の、特に装置タイプの請求項、方法タイプの請求項および使用タイプの請求項に関する実施形態の間の1つまたは複数の特徴の任意の変形および置換が、考えられるとともに本出願の範囲および開示の中であることが明確に記載される。
【0042】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、モータ要素はモータ装置に加えられたトルクを検出するように適合されてもよい。
【0043】
言い換えると、例えば手動制御要素等が所望の運動の指示を提供するために使用されるとき、指示は、モータ要素軸を回転させようとする試みとして見られ得る方法で、モータ要素、特にモータ要素の軸に作用する、並進または回転力をもたらし得るので、トルクをモータ要素に加える。
【0044】
モータ要素軸のこの試みられた回転は、例えば、モータ要素内で生成される電流をもたらし得る。この電流は、モータ要素の電気的な接続において、例えばモータ自身または連続する制御装置等により検出され得る。したがって、この生成された電流は、モータ装置に加えられたトルクを検出するために使用されることができ、場合により規定された反応をもたらす。
【0045】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、モータ装置はダイレクトドライブモータ装置であってもよい。
【0046】
ダイレクトドライブモータ装置は、実施的に歯車の無いまたは伝達装置の無いモータ装置として理解され得るので、例えば歯車列または変速機列等、動かされる追加的な要素を必要とする、伝達比を提供する必要なしに、回転が直接伝達され、したがって、モータ装置の出力の要件を減らしながら精度を高める。
【0047】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、ダイレクトドライブモータ装置は、駆動動作モード、クラッチ動作モードおよび/またはブレーキ動作モードを有するように適合される。
【0048】
駆動動作モードは、モータ補助運動が提供される動作モードとして解釈され得る。クラッチ動作モードは、実質的にフリーの、補助されない、特に第2構造要素に対する第1構造要素の手動運動が提供される動作モードとして見られ得る。クラッチ動作モードでは、実質的にモータ装置/モータ要素に出力が供給されなくてもよい。ブレーキ動作モードでは、外部の、場合により意図的ではない力が構造要素に作用しても、第2構造要素に対する第1構造要素の規定された位置が維持され得る。ブレーキ動作モードは特に、互いに対する構造要素の絶対位置の決定が必要になり得る。また、ブレーキ動作モードでは、モータ補助運動は規定された位置に到達するまで減速され、付加的な外力に対抗している間でも、この位置はそれ以降維持される。
【0049】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、モータ要素はブラシレスモータ要素である。
【0050】
ブラシレスモータ要素は、ブラシモータのブラシに基づく機械的な整流システムとは対照的に、電子的に制御される整流システムを有するモータ要素としてみられてもよい。ブラシレスモータ要素では、電流とトルクおよび印加電圧と回転速度(毎分の回転数またはRPM)が線形に関連すると考えられ得る。ブラシレスモータは、モータ要素およびモータアセンブリそれぞれの好ましいダイレクトドライブ挙動を可能にする。
【0051】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、モータ装置は、第2構造要素の、特に第1構造要素に対する、知覚された移動抵抗を少なくとも部分的に減少させることにより、第2構造要素の運動を補助するよう適合され得る。
【0052】
移動抵抗は特に、摩擦、手動移動力および/または第1構造要素に対する第2構造要素のアンバランスに関係し得る。
【0053】
これらの値は物理的な前提条件のために提供され得るので、実際の摩擦、移動される物体のアンバランスおよび/または質量は影響されないと理解されるが、使用者または操作者により少なくとも知覚された摩擦、物体の質量および/またはアンバランスは下がるまたは減少され得る。
【0054】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、アセンブリはさらに、第1構造要素に対する第2構造要素の運動を制御するための運動制御要素を有してもよい。
【0055】
運動制御要素は特に、例えば手動制御要素を介してモータ要素に提供された力/トルクに反応し得るので、そこから所望の運動の指示が取り出され得るまたは決定され得、そのようにして生成された電流を検出および/または決定する。運動制御要素は、次に、例えば所望の運動と同じ方向に動かすよう、補助するために、例えばモータ要素を駆動することにより、所望の運動を補助し得る。
【0056】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、運動制御要素は、トルクモード、電流モード、速度モードおよび位置モードを含むグループの少なくとも1つの動作モードで動作可能であってもよい。
【0057】
特に、トルクモードと電流モード並びに速度モードと位置モードは、互いに組み合わされて、例えばトルク/電流モードおよび速度/位置モードに達する。
【0058】
トルク/電流モードでは、所望の運動が検出されることができる一方、速度/位置モードでは所望の位置が検出され、取り込まれおよび/または続いて保持されることができる。
【0059】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、運動制御要素の動作モードは、略瞬間的に切替可能であってもよい。
【0060】
特に、動作モードは、トルク/電流モードと速度/位置モードとの間で実質的に瞬間的に切替可能であり得る。これは、最初に所望の運動が運動制御要素に所望の位置に到達するために位置モードへの切り替えで指示される、複雑な運動を可能にする。そこでは第1構造要素に対する第2構造要素の位置が決定されるとともに続いて、所望の位置に等しい現在位置が決定されたときに、位置が維持され得る。運動制御要素は、所望の位置に到達するまで、トルク/電流モードと速度/位置モードとの間を連続的に切り替え得る。
【0061】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、モータアセンブリはさらに、オメガ駆動装置および/または2重ベルト駆動装置を有してもよい。
【0062】
それに一致する駆動装置は、第1構造要素の第2構造要素に対する高められた精度を有する簡単だが効果的な運動を可能にし得る。
【0063】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、2重ベルト駆動装置は、モータ装置に配置された可動ベルトと、第2構造要素に配置された固定ベルトとを有し得る。可動ベルトおよび固定ベルトは確実な結合(positive fit)をするように配置され得るとともにモータ装置は第1構造要素に対して第2構造要素を、可動ベルトを駆動することにより動かすように適合され得る。
【0064】
それに一致する2重ベルト駆動装置は、ベルト装置の力または張力を下げながら特に高められた精度での位置決めを可能にする。
【0065】
本発明のさらなる例示の実施形態によれば、アセンブリはさらに、第1構造要素に対する第2構造要素の位置を決定するための絶対位置決定要素、力決定要素、圧力決定要素、重量決定要素および傾斜決定要素からなるグループの少なくとも1つの要素を有してもよい。
【0066】
傾斜決定要素は特に、1軸または2軸の傾斜決定要素であり得る。決定要素のそれぞれは、モータ補助運動アセンブリの運動に影響を及ぼすパラメータを決定するために用いられ得る。それぞれの決定されたパラメータは特に、運動制御要素により補助された運動を制御するために使用され得る。パラメータは、使用者または操作者が気付くことの無い補助された運動のために用いられ得るので、好ましい自然な手動の制御をもたらす。決定要素は特にセンサであってもよい。
【0067】
本発明のこれらのおよび他の態様は、以降に示す実施形態から明らかになるとともに、以降に示す実施形態を参照して説明される。
【0068】
本発明の例示の実施形態は以下の図面を参照して以下に示される。
【0069】
図面の説明は概略である。異なる図面では、同様のまたは同じ要素は同様または同じ参照番号が与えられる。
【0070】
図は縮尺通りに描かれていないが、定性的な比率で描かれ得る。