特許第6030820号(P6030820)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6030820
(24)【登録日】2016年10月28日
(45)【発行日】2016年11月24日
(54)【発明の名称】電池電圧監視回路
(51)【国際特許分類】
   G01R 19/165 20060101AFI20161114BHJP
   G01R 19/00 20060101ALI20161114BHJP
   G01R 31/04 20060101ALI20161114BHJP
   H01M 10/48 20060101ALI20161114BHJP
   H02J 7/02 20160101ALI20161114BHJP
【FI】
   G01R19/165 J
   G01R19/00 B
   G01R31/04
   H01M10/48 P
   H02J7/02 H
【請求項の数】1
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2010-248213(P2010-248213)
(22)【出願日】2010年11月5日
(65)【公開番号】特開2012-98238(P2012-98238A)
(43)【公開日】2012年5月24日
【審査請求日】2013年8月8日
【審判番号】不服2015-18914(P2015-18914/J1)
【審判請求日】2015年10月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006220
【氏名又は名称】ミツミ電機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】西澤 昭宏
(72)【発明者】
【氏名】武田 貴志
【合議体】
【審判長】 清水 稔
【審判官】 大和田 有軌
【審判官】 須原 宏光
(56)【参考文献】
【文献】 特開2008−86069(JP,A)
【文献】 特開平04−172927(JP,A)
【文献】 特開平08−068820(JP,A)
【文献】 特開2008−092655(JP,A)
【文献】 特開2009−288034(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01R 19/00 - 19/32
G01R 31/04
G01R 31/36
H01M 10/48
H02J 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の二次電池が直列接続された電池パックに接続され前記複数の二次電池の正極端子と負極端子間の電圧を監視する半導体集積回路の電池電圧監視回路であって、
差動段にnチャネルMOSトランジスタを使用したNヘッド型の第1比較器及び差動段にpチャネルMOSトランジスタを使用したPヘッド型の第2比較器を備え、
前記電池パックの正極端子が接続される第1の電源端子の他に、前記電池パックの正極端子が接続される第1の電源電圧センス用端子を設け、
前記第1の電源端子と前記第1の電源電圧センス用端子の間に接続される、第1スイッチと第1抵抗との直列接続回路と、
前記電池パックの正極端子に接続される正極側二次電池の負極端子が接続される第2の電源電圧センス用端子と前記第1の電源端子の間に接続される、第2スイッチと第2抵抗との直列接続回路と、
前記第1の電源電圧センス用端子と前記第2の電源電圧センス用端子の間に接続される、第3スイッチと前記第2抵抗との直列接続回路と、
前記第1の電源電圧センス用端子と前記第2の電源電圧センス用端子との間に直接接続され、前記第2抵抗の抵抗値と同じ桁数の抵抗値を有する電圧分圧抵抗を有し、前記第1の電源電圧センス用端子と前記第2の電源電圧センス用端子に接続される二次電池の電圧を検出する第1電圧検出ブロックを有し、
前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは、前記電池パックの正極端子と前記第1の電源端子の間の断線を検出する第1の断線検出時にオンされ、前記第1の断線検出時以外でオフされ、
前記第1の断線検出時に、前記第1の電源端子の電圧と前記第1の電源電圧センス用端子の電圧を前記第1比較器で比較し、比較結果に応じて前記電池パックの正極端子と前記第1の電源端子の間の断線を検出し、
前記第3スイッチは、前記電池パックの正極端子と前記第1の電源電圧センス用端子の間の断線を検出する第2の断線検出時にオンされ、前記第2の断線検出時以外でオフされ、
前記第2の断線検出時に、前記第1の電源電圧センス用端子の電圧と基準電圧とを前記第1比較器で比較し、比較結果に応じて前記電池パックの正極端子と前記第1の電源電圧センス用端子の間の断線を検出することを特徴とする電池電圧監視回路。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、直列接続された複数の二次電池の電池電圧を監視する電池電圧監視回路に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、二次電池としてリチウムイオン電池がデジタルカメラなど携帯機器に搭載されている。リチウムイオン電池は過充電及び過放電に弱いため、過充電及び過放電の保護回路を備えることが必須となっている。
【0003】
複数のリチウムイオン電池を直列接続して1つの電池パックとして使用する場合、保護回路では個々のリチウムイオン電池の過充電電圧検出、過放電電圧検出を適切に実施するためには電池と保護回路の間の接続に断線があってはならず、断線があった場合には、充放電禁止等の制御が必要となる。また、電池電圧が何等かの原因で低下した場合、その後の充電は危険を伴うので充電禁止をする必要がある。
【0004】
ところで、2本以上の電池を直列接続した2次電池のための充放電制御回路であり、各々の電池には電圧分割回路が接続され、その分割電圧を電圧検出回路で検出し、各々の電池が過放電又は過充電状態になると電圧検出回路の電圧が変化し、その信号を制御回路に入力して過放電又は過充電を止めるように信号を電源装置に設けられたスイッチ回路へ出力し、電池の接続点と充放電制御回路の接続点が外れたことを検出するために定電流回路を付加した構成とする技術が知られている。(例えば特許文献1参照)。
【0005】
また、複数の単電池を直列に接続した組電池から引き出された配線の断線の有無を検出する組電池監視装置において、単電池の夫々と並列に設定抵抗値を有する補助電流経路が接続され、補助電流経路用のスイッチ装置を閉じ状態としたときの検出電圧に基づいて、配線の断線の有無を検出する技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平8−308115号公報
【特許文献2】特開2009−288034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の電池電圧監視回路では、電池パックの正極端子と電池電圧監視回路の電源端子VDDとの接続部の断線検出、電池パックの負極端子と電池電圧監視回路の電源端子VSSとの接続部の断線検出を行うことはできなかった。このため、上記電源端子の接続部の断線があった場合には充放電禁止等の制御を行うことができないという問題があった。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、電池パックの電極端子と電池電圧監視回路の電源端子との接続部の断線を検出できる電池電圧監視回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施態様による電池電圧監視回路は、複数の二次電池(B1〜B5)が直列接続された電池パックに接続され前記複数の二次電池の正極端子と負極端子間の電圧を監視する半導体集積回路の電池電圧監視回路であって、
差動段にnチャネルMOSトランジスタを使用したNヘッド型の第1比較器(COM2)及び差動段にpチャネルMOSトランジスタを使用したPヘッド型の第2比較器(COM1)を備え、
前記電池パックの正極端子が接続される第1の電源端子(VDD)の他に、前記電池パックの正極端子が接続される第1の電源電圧センス用端子(V5)を設け、
前記第1の電源端子(VDD)と前記第1の電源電圧センス用端子(V5)の間に接続される、第1スイッチ(SD5)と第1抵抗(R03)との直列接続回路と、
前記電池パックの正極端子に接続される正極側二次電池(B5)の負極端子が接続される第2の電源電圧センス用端子(V4)と前記第1の電源端子(VDD)の間に接続される、第2スイッチ(S42,SD2)と第2抵抗(R00)との直列接続回路と、
前記第1の電源電圧センス用端子と前記第2の電源電圧センス用端子の間に接続される、第3スイッチ(S42,S52)と前記第2抵抗(R00)との直列接続回路と、
前記第1の電源電圧センス用端子(V5)と前記第2の電源電圧センス用端子(V4)との間に直接接続され、前記第2抵抗の抵抗値と同じ桁数の抵抗値を有する電圧分圧抵抗を有し、前記第1の電源電圧センス用端子と前記第2の電源電圧センス用端子に接続される二次電池の電圧を検出する第1電圧検出ブロック(15)を有し、
前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは、前記電池パックの正極端子と前記第1の電源端子(VDD)の間の断線を検出する第1の断線検出時にオンされ、前記第1の断線検出時以外でオフされ、
前記第1の断線検出時に、前記第1の電源端子(VDD)の電圧と前記第1の電源電圧センス用端子(V5)の電圧を前記第1比較器(COM2)で比較し、比較結果に応じて前記電池パックの正極端子と前記第1の電源端子の間の断線を検出し、
前記第3スイッチは、前記電池パックの正極端子と前記第1の電源電圧センス用端子(V5)の間の断線を検出する第2の断線検出時にオンされ、前記第2の断線検出時以外でオフされ、
前記第2の断線検出時に、前記第1の電源電圧センス用端子(V5)の電圧と基準電圧とを前記第1比較器(COM2)で比較し、比較結果に応じて前記電池パックの正極端子と前記第1の電源電圧センス用端子の間の断線を検出する。
【0012】
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、電池パックの電極端子と電池電圧監視回路の電源端子との接続部の断線を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】電池電圧監視回路の第1実施形態の回路構成図である。
図2】電池電圧監視回路の第1実施形態の回路構成図である。
図3】電池電圧監視回路の第1実施形態の回路構成図である。
図4】信号タイミングチャートである。
図5】接続部xDDの断線検出時の等価回路図である。
図6】接続部xSSの断線検出時の等価回路図である。
図7】接続部x03の断線検出時の等価回路図である。
図8】論理回路ブロックの電源回路の回路構成図である。
図9】論理回路ブロックの電源回路の回路構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
【0016】
<第1実施形態の回路構成>
図1乃至図3は本発明の電池電圧監視回路の第1実施形態の回路構成図を示す。電池電圧監視回路は全体が半導体集積化されている。図1において、二次電池であるリチウムイオン電池B1〜B5は直列接続されて電池パックを構成している。電池パックの負極端子つまりリチウムイオン電池B1の負極端子は電池電圧監視回路の電源端子VSS及び電源電圧センス用の端子V0に接続され、リチウムイオン電池B1の正極端子はリチウムイオン電池B2の負極端子及び電池電圧監視回路の電源電圧センス用の端子V1に接続されている。リチウムイオン電池B2の正極端子はリチウムイオン電池B3の負極端子及び電池電圧監視回路の電源電圧センス用の端子V2に接続され、リチウムイオン電池B3の正極端子はリチウムイオン電池B4の負極端子及び電池電圧監視回路の電源電圧センス用の端子V3に接続されている。リチウムイオン電池B4の正極端子はリチウムイオン電池B5の負極端子及び電池電圧監視回路の電源電圧センス用の端子V4に接続され、電池パックの正極端子つまりリチウムイオン電池B5の正極端子は電池電圧監視回路の電源電圧センス用の端子V5及び電源端子VDDに接続されている。
【0017】
端子VDDはアナログスイッチSD3を介してコンパレータCOM1,COM2の反転入力端子(VM)に接続されている。端子V5はアナログスイッチS53を介してコンパレータCOM1,COM2の反転入力端子(VM)に接続されると共に、アナログスイッチS54を介してコンパレータCOM1,COM2の非反転入力端子(VP)に接続されいる。端子VDDと端子V5の間はアナログスイッチSD5と抵抗R03の直列接続回路で接続され、また、アナログスイッチSD1とアナログスイッチS51の直列接続回路で接続され、更に、アナログスイッチSD2とアナログスイッチS52の直列接続回路で接続されている。なお、アナログスイッチS52とアナログスイッチS53の接続点にアナログスイッチS54の一端が接続されている。
【0018】
端子V4はアナログスイッチS43を介してコンパレータCOM1,COM2の反転入力端子(VM)に接続されている。また、端子V5,V4間に保護回路としての電圧検出ブロック15が接続されている。
【0019】
端子V3はアナログスイッチS33を介してコンパレータCOM1,COM2の反転入力端子(VM)に接続されている。また、端子V4,V3間に保護回路としての電圧検出ブロック14が接続されている。
【0020】
端子V2はアナログスイッチS23を介してコンパレータCOM1,COM2の反転入力端子(VM)に接続されている。また、端子V3,V2間に保護回路としての電圧検出ブロック13が接続されている。
【0021】
端子V1はアナログスイッチS13を介してコンパレータCOM1,COM2の反転入力端子(VM)に接続されている。また、端子V2,V1間に保護回路としての電圧検出ブロック12が接続されている。
【0022】
端子V0はアナログスイッチS03を介してコンパレータCOM1,COM2の反転入力端子(VM)に接続されると共に、アナログスイッチS04を介してコンパレータCOM1,COM2の非反転入力端子(VP)に接続されいる。また、端子V1,V0間に保護回路としての電圧検出ブロック11が接続されている。
【0023】
端子VSSはアナログスイッチSS3を介してコンパレータCOM1,COM2の非反転入力端子(VP)に接続されている。端子V0と端子VSSの間は抵抗R04とアナログスイッチSS0の直列接続回路で接続され、また、アナログスイッチS00とアナログスイッチSS1の直列接続回路で接続され、更に、アナログスイッチS02とアナログスイッチSS2の直列接続回路で接続されている。なお、アナログスイッチS02とアナログスイッチS03の接続点にアナログスイッチS04の一端が接続されている。
【0024】
アナログスイッチSD1とアナログスイッチS51の接続点には定電流回路16の一端が接続され、定電流回路16の他端はnチャネルMOSトランジスタMN0のドレイン及びゲートに接続されると共に、アナログスイッチSXを介してコンパレータCOM1,COM2の非反転入力端子(VP)に接続されている。MOSトランジスタMN0のソースはアナログスイッチS41を介して端子V4に接続され、アナログスイッチS31を介して端子V3に接続され、アナログスイッチS21を介して端子V2に接続され、アナログスイッチS11を介して端子V1に接続されると共に、アナログスイッチS00とSS1の接続点に接続されている。
【0025】
アナログスイッチSD2とアナログスイッチS52の接続点には抵抗R00の一端が接続され、抵抗R00の他端はアナログスイッチS42を介して端子V4に接続され、アナログスイッチS32を介して端子V3に接続され、アナログスイッチS22を介して端子V2に接続され、アナログスイッチS12を介して端子V1に接続されると共に、アナログスイッチS02とSS2の接続点に接続されている。
【0026】
なお、図1におけるxDD,x05,x04,x03,x02,x01,x00,xSSそれぞれは、リチウムイオン電池B5〜B1と端子VDD,V5,V4,V3,V2,V1,V0,VSSとの接続部を示している。
【0027】
コンパレータCOM1は反転入力端子(VM)=非反転入力端子(VP)のとき出力が値0となるようにオフセットを与えたPヘッド型(差動段にpチャネルMOSトランジスタを使用)のものであり、コンパレータCOM2は反転入力端子(VM)=非反転入力端子(VP)のとき出力が値0となるようにオフセットを与えたNヘッド型(差動段にnチャネルMOSトランジスタを使用)のものである。コンパレータCOM1,COM2の出力信号VOUT(異常時に値1となる)はアンド回路17とオア回路18を経てD型フリップフロップ19に供給される。
【0028】
D型フリップフロップ19はアンド回路21で信号INH_DET1と信号INH_DET2から生成した信号RESETを供給されてリセットし、インバータ22から信号CL1Nの反転信号を供給されてオア回路18出力を取り込む。フリップフロップ19のQ端子出力はオア回路18にフィードバックされてフリップフロップ19はラッチ回路を構成している。フリップフロップ19のQ出力である信号Q1はD型フリップフロップ20に供給され、信号CL2Nによってフリップフロップ20に取り込まれる。フリップフロップ20のQ端子出力は信号RESULTとして出力される。
【0029】
図2において、例えば周波数1kHzのクロックCLNはインバータ30を経てD型フリップフロップ31のクロック入力端子に供給される。D型フリップフロップ31〜37は縦続接続されており、D型フリップフロップ31〜36それぞれはQN端子出力(Q端子の反転出力)をD入力端子にフィードバックされることで入力信号の1/2分周を行っている。フリップフロップ37の出力する信号INH_DET1はD型フリップフロップ38で1クロック分だけ移相されて信号INH_DET2として出力される。
【0030】
ノア回路39,40,41はフリップフロップ31〜33それぞれの出力信号と信号INH_DET1から信号TA,TB,TCそれぞれを生成する。バッファ42は信号TCを信号SHDNとして出力する。ノア回路43は信号TCと信号INH_DET1から信号SHDPを生成する。なお、アンド回路44は信号INH_DET1の反転信号とクロックCLNから信号CL1Nを生成し、アンド回路45は信号INH_DET1とクロックCLNと反転した信号INH_DET2から信号CL2Nを生成する。
【0031】
図4に上記の各信号CLN,INH_DET1,INH_DET2,CL1N,TA,TB,TC,SHDP,SHDN,CL2N,RESET,Q1,RESULT等のタイミングチャートを示す。
【0032】
図3において、信号TA,TB,TCそれぞれはナンド回路51〜58に供給され、ナンド回路51〜58それぞれの出力がノア回路61〜68で信号INH_DET1と演算されて信号T0〜T7が生成される。信号T0〜T7はバッファ71〜78を経て信号0G〜7Gとして出力されると共に、オア回路81〜87及びノア回路88,89−1,89−2に供給され信号8G〜13G,15G〜18Gが生成される。この信号0G〜18Gが図1のアナログスイッチS00〜S54,SS0〜SS4,SD1〜SD5,Sxそれぞれの制御端子に供給される。アナログスイッチS00〜S54,SS0〜SS4,SD1〜SD5,Sxそれぞれは制御端子に値1の信号を供給されたときに導通し、値0の信号を供給されると非導通となる。
【0033】
本実施形態では、個々の電池電圧を検出するために、電池電圧監視回路に電池パックに中間端子が接続されるが、この接続に断線が発生すると各電池の電圧検出ブロック11〜15内の電圧分割抵抗が、電池電圧監視回路の電源VDDとVSS間に直列に接続されるために、分圧により断線発生の端子(V5,V4,V3,V2,V1,V0)に電圧が発生し、異常を検知することが困難となる。
【0034】
断線のある端子間電圧を異常電圧とするために、端子間に抵抗を接続して電圧低下を発生させ、基準電圧VREFより低い電圧となる場合に断線ありと判定する。断線がない場合は、リチウムイオン電池から電流が供給されて電圧は維持されるので、電圧低下は発生しない。
【0035】
また、断線による端子間電圧の低下ではなく、電池電圧が基準電圧VREF以下に低下する場合にも異常状態を検出することになり、断線によるものか電池によるものかの判別はできないが、異常状態として、その後の充放電を禁止することが可能となる。
【0036】
本実施形態では、第1に、電源端子VDD,VSSの接続部の断線検出のために、電源端子VDD,VSSと電源電圧センス用の端子V5,V0を設ける。
【0037】
第2に、接続部の断線発生時に、電池電圧監視回路の半導体集積回路内部で電源電圧センス用の端子V5,V0と電源端子VDD,VSS間に存在する寄生ダイオードに順方向電流が流れるような電圧を発生させないために、半導体集積回路内部で電源端子VDDと電源電圧センス用の端子V5間に抵抗R03とアナログスイッチSD5を設け、同様に、電源端子VSSと電源電圧センス用の端子V0間に抵抗R04とアナログスイッチSS0を設ける。通常、これらのアナログスイッチSD5,SS0はオフとする。そして、電源端子VDDの接続部xDDの断線検出のタイミングでアナログスイッチSD5をオンとし、電源端子VSSの接続部xSSの断線検出のタイミングでアナログスイッチSS0をオンとして、それぞれの断線を検出する。
【0038】
第3に、断線を検出するために、各端子V0〜V5間に接続する抵抗R00は共用とし、アナログスイッチで接続を切換えて、順次、各端子V0〜V5間に接続する。
【0039】
第4に、断線がある場合、抵抗接続により低下する端子間電圧の判定用の基準電圧VREFをMOSトランジスタMN0の閾値Vthを利用して発生し、断線検出と同様に基準電圧VREFを供給する端子を、順次、アナログスイッチSD2,S52,SS2,S02,S12,S22,S32,S42で切換えて選択し、コンパレータCOM1,COM2で電圧を比較する。
【0040】
第5に、基準電圧VREFは、電池電圧の低下検出の比較電圧としても供用する。
【0041】
第6に、電池電圧監視回路の電源VDDからVSSに相当する広範囲の比較入力に対応するために、差動段pチャネルMOSトランジスタ構成のコンパレータCOM1と差動段nチャネルMOSトランジスタ構成のコンパレータCOM2を準備し、それぞれの入力に対応して、使用するコンパレータを切換える。
【0042】
図1における抵抗R03,R04の抵抗値を例えば50kΩとし、抵抗R00の抵抗値を例えば1MΩとする。また、電圧検出ブロック11〜15それぞれにおける電圧検出用の電圧分割抵抗は5MΩとする。また、リチウムイオン電池B1〜B5それぞれの最大の充電電圧は4.2V、電圧低下の検出電圧は2.6Vとする。
【0043】
<断線検出時の等価回路>
図5は接続部xDDの断線検出時の等価回路図を示す。接続部xDDの断線時には、コンパレータCOM1における差電圧(VP−VM)は(1)式で求められる。なお、端子V4,V5の電圧をV4,V5とする。
【0044】
(VP−VM)=[(V5−V4)/(R03+R00)]×R03
=(V5−V4)/21 …(1)
差電圧(VP−VM)はリチウムイオン電池B5の電池電圧に依存するが、電池電圧は4.2Vから2.6Vの範囲であり、差電圧(VP−VM)は約200mV〜124mVでVOUT=1となり、コンパレータCOM2による判定が可能である。端子VDDと端子V5間の寄生ダイオードDpがオンする順方向電圧は、200mV以上であり、寄生ダイオードDpはオンしないので他の回路への影響は極めて小さい。なお、接続部xDDが断線していないときは、差電圧(VP−VM)は略0となり、VOUT=0となる。
【0045】
図6は接続部xSSの断線検出時の等価回路図を示す。接続部xSSの断線時には、コンパレータCOM1における差電圧(VP−VM)は(2)式で求められる。なお、端子V0,V1の電圧をV0,V1とする。
【0046】
(VP−VM)=[(V1−V0)/(R04+R00)]×R04
=(V1−V0)/21 …(2)
差電圧(VP−VM)はリチウムイオン電池B1の電池電圧に依存するが、電池電圧は4.2V〜2.6Vの範囲であり、差電圧(VP−VM)は約200mV〜124mVとでVOUT=1となり、コンパレータCOM1による判定が可能である。端子VSSと端子V0間の寄生ダイオードDpがオンする順方向電圧は、200mV以上であり、寄生ダイオードDpはオンしないので他の回路への影響は極めて小さい。なお、接続部xSSが断線していないときは、差電圧(VP−VM)は略0となり、VOUT=0となる。
【0047】
図7(A),(B)は接続部x03の断線検出時の等価回路図を示す。接続部x03の断線時には、コンパレータCOM2における差電圧(VP−VM)は(3)式で求められる。なお、端子V2の電圧をV2とし、リチウムイオン電池B1〜B5それぞれの電池電圧(4.2V〜2.6V)をVB、電圧検出ブロック13,14,15それぞれの抵抗を5M[Ω]とする。
【0048】
VP−V2=VREF
VM−V2={5×VB/[5M×4+R00×5M/(R00+5M]}
×R00×5M/(R00+5M
VP−VM=VREF−(5×VB/26) …(3)
接続部x03に断線があり、VB=4.2V、VREF=1.0Vとすると、VP−V2=1.0V、VM−V2=0.81VでVOUT=1となる。VB=2.6V、VREF=1.0Vとすると、VP−V2=1.0V、VM−V2=0.5VでVOUT=1となる。つまり、VBが2.6V〜4.2Vの範囲で接続部x03の断線が検出可能である。接続部x03に断線がなく、リチウムイオン電池B3の電池電圧がVREF未満となる場合にも、VOUT=1となり、異常検出となる。断線又は電池電圧低下のいずれの異常であるかの判別はできないが、異常の検出は可能であり、その後の充電禁止の処理は断線又は電池電圧低下であっても同じである。なお、接続部x03が断線していないときは、VP≦VMとなり、VOUT=0となる。
【0049】
図4に示すクロックCLNの周期はτ(例えば1ms)である。
【0050】
期間T0は接続部xSSの断線検出を行う期間であり、アナログスイッチSS2,S12,SS3,S03,SD1,S51をオン、SS0をオン(それ以外のアナログスイッチはオフ)とし、SHDP=1でコンパレータCOM1をイネーブルとする。接続部xSSの断線時には200mV>(VSS−V0)>124mVとなり、VP>VMとなり、VOUT=1となる。
【0051】
期間T1は接続部x00の断線検出を行う期間であり、アナログスイッチSD1,S51,S04,S12をオン、S02,S22をオン(それ以外のアナログスイッチはオフ)とし、コンパレータCOM1をイネーブルとする。接続部x00の断線時には、200mv>(VSS−V0)>124mV、かつ、VP>VMとなり、VOUT=1となる。
【0052】
期間T2は接続部x01の断線検出とリチウムイオン電池B1の低下検出を行う期間であり、アナログスイッチS00,SS1,SD1,S51,S13,SXをオン、SS2,S12をオン(それ以外のアナログスイッチはオフ)とし、コンパレータCOM1をイネーブルとする。接続部x01の断線又はB1の電圧低下時にはVP>VMとなり、VOUT=1となる。
【0053】
期間T3は接続部x02の断線検出とリチウムイオン電池B2の低下検出を行う期間であり、アナログスイッチSS0,S11,SD1,S51,S23,SXをオン、S12,S22をオン(それ以外のアナログスイッチはオフ)とし、コンパレータCOM1をイネーブルとする。接続部x02の断線又はB2の電圧低下時にはVP>VMとなり、VOUT=1となる。
【0054】
期間T4は接続部x03の断線検出とリチウムイオン電池B3の低下検出を行う期間であり、アナログスイッチSS0,S21,SD1,S51,S33,SXをオン、S22,S32をオン(それ以外のアナログスイッチはオフ)とし、コンパレータCOM2をイネーブルとする。接続部x03の断線又はB3の電圧低下時にはVP>VMとなり、VOUT=1となる。
【0055】
期間T5は接続部x04の断線検出とリチウムイオン電池B4の低下検出を行う期間であり、アナログスイッチSS0,S31,SD1,S51,S43,SXをオン、S32,S42をオン(それ以外のアナログスイッチはオフ)とし、コンパレータCOM2をイネーブルとする。接続部x03の断線又はB3の電圧低下時にはVP>VMとなり、VOUT=1となる。
【0056】
期間T6は接続部x05の断線検出とリチウムイオン電池B5の低下検出を行う期間であり、アナログスイッチSS0,SS41,SD1,S53,SXをオン、S42,S52をオン(それ以外のアナログスイッチはオフ)とし、コンパレータCOM2をイネーブルとする。接続部x04の断線又はB4の電圧低下時にはVP>VMとなり、VOUT=1となる。
【0057】
期間T7は接続部xDDの断線検出を行う期間であり、アナログスイッチSS0,S42,SD2,SD3,S54をオン、SD5をオン(それ以外のアナログスイッチはオフ)とし、コンパレータCOM2をイネーブルとする。接続部xDDの断線時には、200mv>(VDD−V5)>124mV、かつ、VP>VMとなり、VOUT=1となる。
【0058】
上記の期間T0〜T7それぞれで、各接続点の断線及び各電池の電圧低下の検出を実行し、期間T0〜T7のいずれか一つでVOUT=1となると、フリップフロップ19のQ出力である信号Q1=1となる。信号Q1=1の状態はオア回路18による循環で保持され、信号CL2Nの立ち上がりでフリップフロップ20に読み込んで、図4にTで示す一周期後の検出タイミングまで保持する。
【0059】
ところで、期間T0,T1,T2では、リチウムイオン電池B1に抵抗R00が接続され、期間T3でリチウムイオン電池B2に抵抗R00が接続され、期間T4でリチウムイオン電池B3に抵抗R00が接続され、期間T5でリチウムイオン電池B4に抵抗R00が接続され、期間T6,T7でリチウムイオン電池B5に抵抗R00が接続されが、時間の割合では、リチウムイオン電池B1に3/8、リチウムイオン電池B2〜B4それぞれに1/8、リチウムイオン電池B5に2/8の割合になる。これがリチウムイオン電池の漏洩電流の一部となって電池容量がアンバランスとなる要因と成り得るか否かについて検証する。
【0060】
電池電圧4.2V、抵抗R00を1MΩ、検出の周期を1秒とすると、リチウムイオン電池B1の検出のための平均漏洩電流は、(4.2V/1MΩ)×(3/1000)=12.6nAであり、リチウムイオン電池B2〜B4それぞれの検出のための平均漏洩電流は、(4.2V/1MΩ)×(1/1000)=4.2nAであり、リチウムイオン電池B5の検出のための平均漏洩電流は、(4.2V/1MΩ)×(2/1000)=8.4nAである。これは、実際のリチウムイオン電池の漏洩電流に比べ、非常に微小なので、電池バランスを崩す原因とはならない。
【0061】
<論理回路ブロックの電源>
図1乃至図3に示す電池電圧監視回路のアナログスイッチSS0〜SS3,SD1〜SD5,S00〜S54,Sx及び定電流回路16〜ノア回路89−2で構成される論理回路ブロック90に与える電源は、半導体集積回路の占有面積を縮小するために低電圧で駆動するが、電池パック内の特定のリチウムイオン電池を供給源とすると電池パック内のリチウムイオン電池B1〜B5の電圧バランスを崩す原因となる。このため、電池パックの電圧を供給源として、論理回路ブロックを駆動する低電圧を発生させる。
【0062】
このとき、低電圧発生源と電池パックの接続端子が端子VDDと端子VSSだけの場合、片方の断線で論理回路ブロックへの電圧供給は実現不可能となり、論理回路ブロックの機能を果たせなくなる。
【0063】
このため、図8に示すように、電源端子VDD,VSS,電源電圧センス用の端子V5,V0それぞれと、低電圧発生源であるツェナーダイオードDzと論理回路ブロック90との間にpチャネルMOSトランジスタMP1,MP2,MP3とnチャネルMOSトランジスタMN1,MN2を配置し、論理回路ブロック90の電源となるツェナーダイオードDzの安全性を高め、かつ、断線の検出を可能とする構成とする。
【0064】
図8では、低電圧源(ツェナーダイオードDz)がVDDを基準とする場合を示しており、端子91は低電圧の供給端子である。MOSトランジスタMP1,MP2,MN1,MN2それぞれのゲートには図3において生成された信号6G,7G及び信号1GN(1Gの反転信号),0GN(0Gの反転信号)が供給される。
【0065】
図8(A)は電源端子VDD,VSSの接続線が導通している通常時(MP1,MP2,MN1,MN2がオン)の低電圧電源の供給経路を示している。図8(B)は電源端子VDDの接続線の断線検出時(MP1,MN1,MN2がオン、MP2がオフ)の低電圧電源の供給経路を示している。図8(C)は電源電圧センス用の端子V5の接続線の断線検出時(MP2,MN1,MN2がオン、MP1がオフ)の低電圧電源の供給経路を示している。図8(D)は電源端子VSSの接続線の断線検出時(MP1,MP2,MN1がオン、MN2がオフ)の低電圧電源の供給経路を示している。図8(E)は電源電圧センス用の端子V0の接続線の断線検出時(MP1,MP2,MN2がオン、MN1がオフ)の低電圧電源の供給経路を示している。
【0066】
また、図9に示すように、電源端子VDD,VSS,電源電圧センス用の端子V5,V0それぞれと、低電圧発生源であるツェナーダイオードDzと論理回路ブロック90との間にpチャネルMOSトランジスタMP1,MP2とnチャネルMOSトランジスタMN1,MN2,MN3を配置し、論理回路ブロック90の電源となるツェナーダイオードDzの安全性を高め、かつ、断線の検出を可能とする構成とする。
【0067】
図9では、低電圧源(ツェナーダイオードDz)がVSSを基準とする場合を示しており、端子92は低電圧の供給端子である。MOSトランジスタMP1,MP2,MN1,MN2それぞれのゲートには図3において生成された信号6G,7G及び信号1GN(1Gの反転信号),0GN(0Gの反転信号)が供給される。
【0068】
図9(A)は電源端子VDD,VSSの接続線が導通している通常時(MP1,MP2,MN1,MN2がオン)の低電圧電源の供給経路を示している。図9(B)は電源端子VDDの接続線の断線検出時(MP1,MN1,MN2がオン、MP2がオフ)の低電圧電源の供給経路を示している。図9(C)は電源電圧センス用の端子V5の接続線の断線検出時(MP2,MN1,MN2がオン、MP1がオフ)の低電圧電源の供給経路を示している。図9(D)は電源端子VSSの接続線の断線検出時(MP1,MP2,MN1がオン、MN2がオフ)の低電圧電源の供給経路を示している。図9(E)は電源電圧センス用の端子V0の接続線の断線検出時(MP1,MP2,MN2がオン、MN1がオフ)の低電圧電源の供給経路を示している。
【0069】
上記実施形態によれば、電源端子VDD,VSSについて電源電圧センス用の端子V5,V0を設けることで、端子VDD,VSS,V5,V0それぞれの接続部の断線検出を可能とした。また、端子VDD,VSS,V5〜V0それぞれの接続部の断線検出を期間T0〜T7に分割し、各機関に必要なアナログスイッチをオンとして検出を行うことで、確実に個々の接続部の断線検出を可能とした。
【0070】
端子VDD,V5間にアナログスイッチSD5と抵抗R03、アナログスイッチSD1とS51を接続し、端子VSS,V0間にアナログスイッチSS0と抵抗R04、アナログスイッチS00,SS1を接続する。通常は端子VDD,V5間はアナログスイッチSD5をオン、又は、SD1とS51をオンすることで接続し、端子VSS,V0間はアナログスイッチSS0をオン、又は、S00とSS1をオンすることで接続する。端子VDD,VSSの接続部に断線がある場合に端子V5,V0から電流供給をしながら、電源端子VDD,VSSと電源電圧センス用の端子V5,V0の間の電位差を寄生ダイオードの順方向電流が流れない電圧範囲に留め、半導体基板にベース電流を流さないようにすることで、他の回路への悪影響を避けることが可能となる。
【0071】
また、各リチウムイオン電池と各電池電圧監視回路の端子間の断線検出時に、隣同士のリチウムイオン電池の端子間に負荷となる抵抗R00を接続し、断線がある場合に異常電圧が発生するようにしているが、その場合の断線検出用の基準電圧と電池電圧低下時の判定用の基準電圧を同じ値VREFとすることで、断線検出と電池電圧低下の判定を同時に実行可能することができる。
【0072】
また、断線検出のコンパレータCOM1,COM2の入力は、電圧VSSからVDDと広範囲にわたっているので、差動段にpチャネルMOSトランジスタを使用したコンパレータCOM1と、差動段にnチャネルMOSトランジスタを使用したコンパレータCOM2を用意し、信号TCが値0のときにコンパレータCOM1、信号TCが値1のときにコンパレータCOM2と切換えて使用している。
【0073】
また、電池パックのリチウムイオン電池B1〜B5を供給源として、論理回路ブロック90に必要な低電圧を発生させているが、電源端子VDD,VSSと電源電圧センス用の端子V5,V0と、低電圧源(ツェナーダイオードDz)及び論理回路ブロック90の間に、MOSトランジスタMP1,MP2,MN1,MN2を設け、低電圧源(ツェナーダイオードDz)への電流供給に支障が起こらないようにして断線検出を可能としている。
【符号の説明】
【0074】
11〜15 電圧検出ブロック
16 定電流回路
17,44,45 アンド回路
18,81〜87 オア回路
19,20,31〜38 フリップフロップ
30 インバータ
39,40,41,43 ノア回路
42,71〜78 バッファ
51〜58 ナンド回路
61〜68,88,89−1,89−2 ノア回路
90 論理回路ブロック
B1〜B5 リチウムイオン電池
COM1,COM2 コンパレータ
R00,R03,R04 抵抗
S00〜S54,SS0〜SS4,SD1〜SD5,Sx アナログスイッチ
VDD、VSS、V0〜V5 端子
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9