(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6030858
(24)【登録日】2016年10月28日
(45)【発行日】2016年11月24日
(54)【発明の名称】機能部材の屋根への設置構造
(51)【国際特許分類】
E04D 13/00 20060101AFI20161114BHJP
E04D 13/18 20140101ALI20161114BHJP
H02S 20/23 20140101ALI20161114BHJP
【FI】
E04D13/00 J
E04D13/18ETD
H02S20/23 B
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2012-129369(P2012-129369)
(22)【出願日】2012年6月6日
(65)【公開番号】特開2013-253413(P2013-253413A)
(43)【公開日】2013年12月19日
【審査請求日】2015年4月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】503367376
【氏名又は名称】ケイミュー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
(74)【代理人】
【識別番号】100155745
【弁理士】
【氏名又は名称】水尻 勝久
(74)【代理人】
【識別番号】100143465
【弁理士】
【氏名又は名称】竹尾 由重
(74)【代理人】
【識別番号】100155756
【弁理士】
【氏名又は名称】坂口 武
(74)【代理人】
【識別番号】100161883
【弁理士】
【氏名又は名称】北出 英敏
(74)【代理人】
【識別番号】100167830
【弁理士】
【氏名又は名称】仲石 晴樹
(74)【代理人】
【識別番号】100136696
【弁理士】
【氏名又は名称】時岡 恭平
(74)【代理人】
【識別番号】100162248
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 豊
(72)【発明者】
【氏名】倉田 育郎
(72)【発明者】
【氏名】西田 俊文
(72)【発明者】
【氏名】吉田 達夫
【審査官】
油原 博
(56)【参考文献】
【文献】
特開2000−027377(JP,A)
【文献】
特許第2779134(JP,B2)
【文献】
特開平10−068193(JP,A)
【文献】
特開2003−253827(JP,A)
【文献】
特開平08−326223(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04D 1/30、 3/40
E04D 13/00、13/18
H02S 20/10、20/23
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機能部材が屋根へ設置された構造であって、前記屋根が、上面に高低差を有する立体瓦を葺設して形成され、前記立体瓦の上面に前記立体瓦と別部材の受け材が固定され、前記受け材の下面が前記立体瓦の上面に合致するように形成され、前記受け材の端縁の断面形状が鋭角をなしており、前記立体瓦の上面の最低部を通る溝が棟側から軒側にかけて前記受け材の下面に形成され、前記受け材の上面に前記受け材と別部材の支持具が固定されていると共に前記支持具に前記機能部材が支持されていることを特徴とする機能部材の屋根への設置構造。
【請求項2】
機能部材が屋根へ設置された構造であって、前記屋根が、上面に高低差を有する立体瓦を葺設して形成され、前記立体瓦の上面に前記立体瓦と別部材の受け材が固定され、前記受け材の下面が前記立体瓦の上面に合致するように形成され、前記受け材の端縁の断面形状が鋭角をなしており、前記立体瓦の上面の最低部を通る隙間が棟側から軒側にかけて形成されるように前記受け材が分割され、分割された前記受け材の上面に前記受け材と別部材の支持具が架け渡して固定されていると共に前記支持具に前記機能部材が支持されていることを特徴とする機能部材の屋根への設置構造。
【請求項3】
前記立体瓦と前記受け材との間に防水材が介在されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の機能部材の屋根への設置構造。
【請求項4】
前記受け材に上面から下面に貫通するビス孔が形成され、前記ビス孔に防水シール材が充填され、ビスが前記支持具から前記受け材の前記ビス孔に打入されることによって前記受け材の上面に前記支持具が固定されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の機能部材の屋根への設置構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機能部材の屋根への設置構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、太陽電池(PV:Photovoltaic)、太陽熱温水器、看板類、アンテナ等の機能部材1を屋根2へ設置するにあたっては、例えば、
図5に示すように、機能部材1を支持するための支持具70が一体化した立体瓦3が用いられている。
図5では機能部材1は図示省略している。通常、立体瓦3の上面は凹曲面のように高低差を有するので、もし支持具70が別の部材で形成されていると、この支持具70を立体瓦3の上面に安定して固定することが困難となる。そのため、屋根2を形成する複数の立体瓦3のうち、一部の立体瓦3はあらかじめ支持具70を一体化して支持専用の立体瓦30として製造されている。
【0003】
しかし、支持専用の立体瓦30は、通常、アルミニウム製など特別仕様であるため、コストが高くなるという問題がある。
【0004】
他方、機能部材1を屋根2へ設置するにあたっては、
図6に示すように、支持具70の一端を野地板13に固定し、葺設した立体瓦3同士の間から支持具70の他端を出して、この他端で機能部材1を支持することも行われている。
図6では機能部材1は図示省略している。
【0005】
しかし、支持具70を野地板13に固定する場合には支持具70の設置強度が弱くなりやすいので、支持具70の設置個数を増やさなければならないという問題がある。
【0006】
しかも上記の
図5及び
図6のいずれの場合であっても、屋根2を形成した後に支持具70の位置に変更が生じた場合には、立体瓦3の葺設をやり直さなければならないという問題もある。
【0007】
そこで、立体瓦3の形状に沿って形成された支持台(図示省略)を立体瓦3と支持具70との間に介在させることが提案されている(例えば、特許文献1(
図18、
図19)参照)。
【0008】
しかし、この場合には雨天時に立体瓦3の上面に降った雨水が支持台で堰き止められ、特に支持台の棟側に雨水が溜まりやすくなるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特許第2779134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、機能部材を支持する支持具を受け材を介して立体瓦に安定して固定することができると共に、受け材の棟側などに雨水が溜まることを抑制することができる機能部材の屋根への設置構造を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る機能部材の屋根への設置構造は、機能部材が屋根へ設置された構造であって、前記屋根が、上面に高低差を有する立体瓦を葺設して形成され、前記立体瓦の上面に
前記立体瓦と別部材の受け材が固定され、前記受け材の下面が前記立体瓦の上面に合致するように形成され、
前記受け材の端縁の断面形状が鋭角をなしており、前記立体瓦の上面の最低部を通る溝が棟側から軒側にかけて前記受け材の下面に形成され、前記受け材の上面に
前記受け材と別部材の支持具が固定されていると共に前記支持具に前記機能部材が支持されていることを特徴とするものである。
【0012】
本発明に係る機能部材の屋根への設置構造は、機能部材が屋根へ設置された構造であって、前記屋根が、上面に高低差を有する立体瓦を葺設して形成され、前記立体瓦の上面に
前記立体瓦と別部材の受け材が固定され、前記受け材の下面が前記立体瓦の上面に合致するように形成され、
前記受け材の端縁の断面形状が鋭角をなしており、前記立体瓦の上面の最低部を通る隙間が棟側から軒側にかけて形成されるように前記受け材が分割され、分割された前記受け材の上面に
前記受け材と別部材の支持具が架け渡して固定されていると共に前記支持具に前記機能部材が支持されていることを特徴とするものである。
【0013】
前記機能部材の屋根への設置構造において、前記立体瓦と前記受け材との間に防水材が介在されていることが好ましい。
【0014】
前記機能部材の屋根への設置構造において、前記受け材に上面から下面に貫通するビス孔が形成され、前記ビス孔に防水シール材が充填され、ビスが前記支持具から前記受け材の前記ビス孔に打入されることによって前記受け材の上面に前記支持具が固定されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、立体瓦の上面に高低差があっても、受け材の下面が立体瓦の上面に合致するように形成されていることによって、機能部材を支持する支持具を受け材を介して立体瓦に安定して固定することができるものである。また受け材の下面に形成された溝又は受け材が分割されて形成された隙間が雨水の流路として機能することによって、受け材の棟側などに雨水が溜まることを抑制することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明に係る機能部材の屋根への設置構造の一例(実施形態1)を示す断面図である。
【
図2】
図1に示す機能部材の屋根への設置構造を形成する工程を示すものであり、(a)(b)は斜視図である。
【
図3】本発明に係る機能部材の屋根への設置構造の他の一例(実施形態2)を示す断面図である。
【
図4】
図3に示す機能部材の屋根への設置構造を形成する工程を示すものであり、(a)(b)は斜視図である。
【
図5】従来の機能部材の屋根への設置構造の一例を示す斜視図である。
【
図6】従来の機能部材の屋根への設置構造の他の一例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0018】
(実施形態1)
図1は本発明に係る機能部材1の屋根2への設置構造の一例を示すものである。これは、太陽電池(PV:Photovoltaic)、太陽熱温水器、看板類、アンテナ等の機能部材1が屋根2へ設置された構造である。
【0019】
屋根2は、野地板13の上面にアスファルトルーフィング14を貼設した後、この上面に複数の立体瓦3を軒棟方向に平行な方向及び軒棟方向に垂直な方向に葺設して形成されている。立体瓦3は、上面に凹曲面などの高低差を有するものであれば、特に限定されるものではない。このような立体瓦3は、窯業系材料を用いて形成することができる。屋根2の全体の形状は例えば切妻造や寄棟造などを挙げることができるが、これらのものに限定されるものではない。
【0020】
そして、機能部材1を屋根2へ設置するにあたっては、まず
図2(a)に示すように所定の立体瓦3の上面に受け材4を固定する。なお、
図2では受け材4を固定する立体瓦3を図示し、この立体瓦3の周囲に葺設される立体瓦3の図示は省略している。
【0021】
ここで、受け材4の下面は、立体瓦3の上面に合致するように形成されている。例えば、立体瓦3の上面が凹曲面状に形成されている場合には、この形状に合致するように受け材4の下面は凸曲面状に形成されている。また受け材4の下面には、棟側から軒側にかけて溝6が形成されている。この溝6は、立体瓦3の上面の最も低い箇所である最低部5を通っている。他方、受け材4の上面は、支持具7(後述)を固定しやすい形状に形成されていれば特に限定されるものではないが、以下では受け材4の上面が平坦状に形成されている場合について説明する。また受け材4には上面から下面に貫通するビス孔10が形成されている。このビス孔10にビス12を打入して、ビス12の先端を野地板13に突き刺すことによって、立体瓦3の上面に受け材4を固定することができる。上記のような受け材4は、窯業系材料を用いて形成することができる。
【0022】
次に
図2(b)に示すように受け材4の上面に支持具7を固定する。支持具7は、機能部材1を支持しやすい形状に形成されていれば特に限定されるものではないが、以下では支持具7として、底板15の両端から上方に側板16を延設して断面視略U字状に形成されたものを用いる場合について説明する。このような支持具7は、金属板を折曲して形成することができる。支持具7の固定は、受け材4の固定を行った後に、受け材4の上面に底板15を重ね、この底板15からビス12を打入して、ビス12の先端を受け材4に突き刺すことによって行うことができるが、次のようにして行ってもよい。すなわち、まず立体瓦3の上面に受け材4を載置し、さらにこの受け材4の上面に支持具7の底板15を重ねて支持具7を載置する。その後、支持具7の底板15から受け材4のビス孔10を貫通するようにビス12を打入して、ビス12の先端を野地板13に突き刺すことによって、立体瓦3の上面に受け材4及び支持具7を一度に固定するようにしてもよい。
【0023】
そして、支持具7に機能部材1を支持することによって、
図1に示すような機能部材1の屋根2への設置構造を形成することができる。支持具7によって機能部材1を支持する方法は特に限定されるものではないが、
図1に示すものでは次のようにして支持具7に機能部材1を支持している。機能部材1の下面には取付具17が設けられている。取付具17は、取付板18の両端から下方に取付片19を延設して断面視略逆U字状に形成されている。このような取付具17は、金属板を折曲して形成することができる。取付具17は、ビス留めや接着などにより取付板18で機能部材1の下面に固定されている。そして、支持具7に取付具17を被せ、ボルト及びナット等の固着具20により支持具7の側板16に取付具17の取付片19を取り付けることによって、支持具7に機能部材1を支持することができる。
【0024】
上記のように形成された機能部材1の屋根2への設置構造においては、立体瓦3の上面に高低差があっても、受け材4の下面が立体瓦3の上面に合致するように形成されていることによって、機能部材1を支持する支持具7を受け材4を介して立体瓦3に安定して固定することができるものである。また、受け材4の下面に形成された溝6が雨水の流路として機能することによって、受け材4の棟側などに雨水が溜まることを抑制することができるものである。
【0025】
また
図1に示すように、立体瓦3と受け材4との間には、パッキン材やシーリング材等の防水材9を介在させておくことが好ましい。防水材9は、例えば、ブチルゴム、EPDMゴム、シリコンゴム等で形成することができる。このような防水材9が立体瓦3と受け材4との間に介在されていると、受け材4などを立体瓦3に固定するためのビス12が立体瓦3の上面から下面に貫通して打入されている場合に、このビス12の貫通箇所を通って雨水が立体瓦3の上面から下面に浸入することを防水材9によって抑制することができるものである。また、受け材4が防水材9を被覆しているので、太陽光の紫外線が防水材9に直接照射されることを受け材4で抑制することができ、防水材9の耐久性を長期間維持することができるものである。
【0026】
また
図1に示すように、ビス孔10に防水シール材11を充填しておくことが好ましい。これにより、雨水が受け材4の上面から下面に浸入することを防水シール材11によって抑制することができるものである。
【0027】
(実施形態2)
図3は本発明に係る機能部材1の屋根2への設置構造の他の一例を示すものである。これも実施形態1と同様に、太陽電池(PV:Photovoltaic)、太陽熱温水器、看板類、アンテナ等の機能部材1が屋根2へ設置された構造である。
【0028】
屋根2も、実施形態1と同様に形成されている。
【0029】
そして、機能部材1を屋根2へ設置するにあたっては、まず
図4(a)に示すように所定の立体瓦3の上面に受け材4を固定する。なお、
図4では受け材4を固定する立体瓦3を図示し、この立体瓦3の周囲に葺設される立体瓦3の図示は省略している。
【0030】
ここで、受け材4は、複数に分割されて形成されている。以下では受け材4を2つの分割受け材4a,4bに分割したものについて説明するが、分割数などはこれに限定されるものではない。受け材4を構成する各分割受け材4a,4bの下面は、立体瓦3の上面に合致するように形成されている。例えば、立体瓦3の上面が凹曲面状に形成されている場合には、この形状に合致するように各分割受け材4a,4bの下面は凸曲面状に形成されている。また分割受け材4a,4b同士の間には棟側から軒側にかけて隙間8が形成されている。この隙間8は、立体瓦3の上面の最も低い箇所である最低部5を通っている。他方、受け材4を構成する各分割受け材4a,4bの上面は、支持具7を固定しやすい形状に形成されていれば特に限定されるものではないが、以下では実施形態1と同様に各分割受け材4a,4bの上面が平坦状に形成されている場合について説明する。また各分割受け材4a,4bには上面から下面に貫通するビス孔10が形成されている。このビス孔10にビス12を打入して、ビス12の先端を野地板13に突き刺すことによって、立体瓦3の上面に各分割受け材4a,4bを固定することができる。上記のような分割受け材4a,4bも、窯業系材料を用いて形成することができる。
【0031】
次に
図4(b)に示すように分割された受け材4の上面に支持具7を架け渡して固定する。支持具7は、機能部材1を支持しやすい形状に形成されていれば特に限定されるものではないが、以下では実施形態1と同様の支持具7を用いる場合について説明する。支持具7の固定は、各分割受け材4a,4bの固定を行った後に、各分割受け材4a,4bの上面に底板15を架け渡して重ね、この底板15からビス12を打入して、ビス12の先端を各分割受け材4a,4bに突き刺すことによって行うことができるが、次のようにして行ってもよい。すなわち、まず立体瓦3の上面に各分割受け材4a,4bを載置し、さらにこれらの分割受け材4a,4bの上面に支持具7の底板15を架け渡して重ねて支持具7を載置する。その後、支持具7の底板15から各分割受け材4a,4bのビス孔10を貫通するようにビス12を打入して、ビス12の先端を野地板13に突き刺すことによって、立体瓦3の上面に各分割受け材4a,4b及び支持具7を一度に固定するようにしてもよい。
【0032】
そして、支持具7に機能部材1を支持することによって、
図3に示すような機能部材1の屋根2への設置構造を形成することができる。支持具7によって機能部材1を支持する方法は特に限定されるものではないが、
図3に示すものでは実施形態1と同様にして支持具7に機能部材1を支持している。すなわち、機能部材1の下面に設けられた取付具17を支持具7に被せ、ボルト及びナット等の固着具20により支持具7の側板16に取付具17の取付片19を取り付けることによって、支持具7に機能部材1を支持することができる。
【0033】
上記のように形成された機能部材1の屋根2への設置構造においては、立体瓦3の上面に高低差があっても、受け材4を構成する分割受け材4a,4bの下面が立体瓦3の上面に合致するように形成されていることによって、機能部材1を支持する支持具7を分割受け材4a,4bを介して立体瓦3に安定して固定することができるものである。また受け材4が分割されて形成された隙間8が雨水の流路として機能することによって、受け材4の棟側などに雨水が溜まることを抑制することができるものである。
【0034】
また
図3に示すように、立体瓦3と各分割受け材4a,4bとの間には、パッキン材やシーリング材等の防水材9を介在させておくことが好ましい。防水材9は、例えば、ブチルゴム、EPDMゴム、シリコンゴム等で形成することができる。このような防水材9が立体瓦3と各分割受け材4a,4bとの間に介在されていると、各分割受け材4a,4bなどを立体瓦3に固定するためのビス12が立体瓦3の上面から下面に貫通して打入されている場合に、このビス12の貫通箇所を通って雨水が立体瓦3の上面から下面に浸入することを防水材9によって抑制することができるものである。また、各分割受け材4a,4bが防水材9を被覆しているので、太陽光の紫外線が防水材9に直接照射されることを各分割受け材4a,4bで抑制することができ、防水材9の耐久性を長期間維持することができるものである。
【0035】
また
図3に示すように、ビス孔10に防水シール材11を充填しておくことが好ましい。これにより、雨水が各分割受け材4a,4bの上面から下面に浸入することを防水シール材11によって抑制することができるものである。
【符号の説明】
【0036】
1 機能部材
2 屋根
3 立体瓦
4 受け材
5 最低部
6 溝
7 支持具
8 隙間
9 防水材
10 ビス孔
11 防水シール材
12 ビス