特許6031853IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

定着装置および画像形成装置に関し、特に、抵抗発熱層を有する定着ベルトを用いた定着装置

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、の構成からなる定着装置では、下記の課題が生じている。
定着ベルトの定着ニップにおいて、装置の累積稼動時間が長くなると、電極が形成されている部分と無い部分との境界で定着ベルトが破断してしまう。これは、電極が形成されている部分と無い部分とで、定着ベルトを構成する層構造が異なるため、両部分の剛性に差が生じるためである。すなわち、電極が形成されている部分は無い部分よりも剛性が高いため、電極が形成されている部分は、無い部分よりも変形し難い。このため、両部分間に変形量の差が生じ、両部分の境界で定着ベルトの1回転を1周期とする繰り返し応力が発生し、これが原因でやがて破断してしまうのである。これにより、定着ベルトの寿命が短くなってしまう。 これに対処するため、電極が形成されている部分の剛性を無い部分の剛性に近づけるため、電極の厚みをより薄くすることが考えられる。しかし、そうすると、電極のベルト幅方向(軸心方向)の剛性(強度)が不足してしまい、定着ベルトがその幅方向に移動し、電極外縁が前記規制部材に当接した際に、座屈を起こして電極が変形してしまう。電極が変形すると、当該電極に給電する給電部材の当該電極との接触が不安定となって両者間にスパークが発生するといた不具合が生じてしまう。 本発明は、した課題に鑑み、可能な限り、した破断の発生を抑制できると共に、蛇行規制部材に当接することによる変形も防止することが可能な受電部材を有する定着ベルトを備えた定着装置、およびそのような定着装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

の目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、抵抗発熱層を含む定着ベルトの外周面に加圧部材を押圧して定着ニップを形成し、未定着画像の形成されたシートを当該定着ニップに通紙して熱定着する定着装置であって、ベルト幅方向における前記抵抗発熱層の両側端部に、一部が導電状態で積層された積層部と当該積層部からベルト幅方向の外側に延出された非積層部とを含む一対の筒状をした受電部材と、各受電部材の前記非・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
の構成からなる定着装置によれば、定着ベルトにおいて、ベルト幅方向における抵抗発熱層の両端部に、一部が導電状態で積層された積層部と当該積層部からベルト幅方向の外側に延出された非積層部とを含む一対の筒状をした受電部材を、その外周面と内周面の少なくとも一方に、ベルト幅方向に延びた凹条部が周方向に列設されてなるものとしているので、凹条部の底部の厚みを薄くできる関係上、受電部材に径方向に作用する加圧部材による押圧力に対して変形し易くなる。その結果、定着ベルトにおいて、受電部材が積層されている領域とされていない領域との変形量の差に起因するした破断を可能な限り抑制することができる。 また、前記凹条部を有するため、受電部材の横断面形状が、凹条部の存する凹部とその間の凸部とが連続する凹凸形状になっているため、当該凹凸を有しない滑らかな横断面形状をした従来の受電部材と比較して、定着ベルトが幅方向に移動して、受電部材の外縁が蛇行規制部材に当接した際に当該蛇行規制部材から受ける反力に対する剛性が高くなっている。その結果、可能な限り、蛇行規制部材に当接することによる変形も防止することができる。 また、の構成からなる定着装置によれば、定着ベルトにおいて、ベルト幅方向における抵抗発熱層の両端部に、一部が導電状態で積層された積層部と当該積層部からベルト幅方向の外側に延出された非積層部とを含む一対の筒状をした受電部材を、その縦断面における面積が第1の大きさとなる第1の部分と、当該面積が第1の大きさよりも小さな第2の大きさとなる第2の部分とが、周方向において交互に形成されてなるものとしているので、前記第2の部分の厚みを薄くできる関係上、受電部材に径方向に作用する加圧部材による押圧力に対して変形し易くなる。その結果、定着ベルトにおいて、受電部材が積層されている領域とされていない領域との変形量の差に起因するした破断を可能な限り抑制することができる。 また、前記第1の部分の厚みを厚くできるため、定着ベルトが幅方向に移動して、受電部材の外縁が蛇行規制部材に当接した際に当該蛇行規制部材から受ける反力に対する剛性を高くできる。その結果、可能な限り、蛇行規制部材に当接することによる変形も防止することができる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)

この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】実施の形態1に係るタンデム型フルカラープリンターの概略構成を示す図である。

【図2】プリンターの実施における定着装置の概略構成を示す図である。

【図3】定着装置における定着ベルトの積層構造を説明するための、筒状電極側の端部を含む部分における縦断面図である。

【図4】(a)は、筒状電極の横断面図であり、(b)は、同斜視図である。

【図5】定着ベルトの幅方向における中央位置で、定着ベルト、弾性体ローラー、および加圧ローラーを切断した横断面図である。

【図6】定着ベルト、弾性体ローラー、および蛇行規制部材の縦断面図である。

【図7】(a)は、実施の形態2に係る定着装置における筒状電極の横断面図であり、(b)は、同斜視図である。

【図8】実施の形態3に係る定着装置における筒状電極の斜視図である。

【図9】(a)は、実施の形態4に係る定着装置における筒状電極の横断面図であり、(b)は、同斜視図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

10 タンデム型フルカラープリンター   22 定着装置   50 定着ベルト   54 加圧ローラー   66,68,106,108,110 筒状電極   70 抵抗発熱層   94,100 蛇行規制部材

全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録

[広告欄]

ログインすれば広告は減ります

ログインすれば広告は減ります