特許第6031871号(P6031871)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6031871
(24)【登録日】2016年11月4日
(45)【発行日】2016年11月24日
(54)【発明の名称】DCDCコンバータ
(51)【国際特許分類】
   H02M 3/155 20060101AFI20161114BHJP
   H03K 17/06 20060101ALI20161114BHJP
【FI】
   H02M3/155 H
   H03K17/06 063
【請求項の数】3
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2012-164550(P2012-164550)
(22)【出願日】2012年7月25日
(65)【公開番号】特開2014-27733(P2014-27733A)
(43)【公開日】2014年2月6日
【審査請求日】2015年4月6日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005223
【氏名又は名称】富士通株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100119987
【弁理士】
【氏名又は名称】伊坪 公一
(74)【代理人】
【識別番号】100081330
【弁理士】
【氏名又は名称】樋口 外治
(74)【代理人】
【識別番号】100114177
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 龍
(72)【発明者】
【氏名】近藤 雅文
(72)【発明者】
【氏名】森 俊彦
【審査官】 ▲桑▼原 恭雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2005−304226(JP,A)
【文献】 特開平02−188024(JP,A)
【文献】 特開2004−072829(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 3/155
H03K 17/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
N型の極性を有するハイサイドスイッチと、
前記ハイサイドスイッチと直列に接続されるローサイドスイッチと、
前記ローサイドスイッチがオン状態の時に充電され、充電された電圧で前記ハイサイドスイッチをオン状態にする駆動電圧を引き上げるコンデンサと、
前記ハイサイドスイッチを制御する制御信号を入力して出力するバッファと、
前記バッファが出力した前記制御信号を第1入力部で入力して保持し且つ前記ハイサイドスイッチに出力するラッチであって、前記バッファとは独立して動作可能であり、前記バッファの機能が停止している状態において動作可能なラッチと、
前記ラッチが出力する前記制御信号を入力して、前記バッファの機能を停止するスイッチと、
を備えたDCDCコンバータ。
【請求項2】
前記ハイサイドスイッチを制御する制御信号の反転信号を入力して、前記ラッチの第2入力部に前記反転信号を出力する第2のバッファを備え、
前記ラッチは、前記反転信号を前記第2入力部に入力することにより、前記バッファが機能を停止した後も、前記バッファが出力した前記ハイサイドスイッチをオン状態にする前記制御信号を保持して前記ハイサイドスイッチに出力し続ける請求項1に記載のDCDCコンバータ。
【請求項3】
前記ラッチが出力する前記ハイサイドスイッチをオフ状態にする前記制御信号を入力して、前記第2のバッファの機能を停止する第2のスイッチを備える請求項2に記載のDCDCコンバータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、DCDCコンバータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、DCDCコンバータが用いられている。
【0003】
電子機器へ直流を供給する電源として、スイッチング式のDCDCコンバータが用いられている。DCDCコンバータは、所定の直流電圧を入力し、入力電圧を降圧又は昇圧して、電子機器で使用する直流電圧に変圧する。
【0004】
例えば、降圧型のDCDCコンバータは、直流電圧源と接地との間にハイサイドスイッチとローサイドスイッチとが直列に接続して配置される。そして、ハイサイドスイッチとローサイドスイッチとの接続部にインダクタを接続し、このインダクタの出力と接地との間にインダクタの出力を平滑化するコンデンサが接続される。ハイサイドスイッチとローサイドスイッチとを交互に駆動することにより、インダクタが磁気エネルギーの蓄積と放出とを繰り返して、インダクタから出力される電圧をコンデンサにより平滑化して、降圧された直流電圧が得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2011−101452号公報
【特許文献2】特開2006−254577号公報
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】V.Pinon,et.al.,“A single−chip WCDMA Enveloope Reconstruction LDMOS PA with 130MHz Switched−Mode Power Supply,”,ISSCC International Solid−State Circuits Conference/Session31/RF&mm−Wave Power Amplifiers/31.4,Dig.Teck,Papers,page564−565,2008-Feb
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
DCDCコンバータが搭載される電子機器の小型化に伴って、DCDCコンバータ自体を小型化することが求められている。
【0008】
図1に示すように、従来は電源ICの外部に配置されていたインダクタを小型化して、インダクタを他のDCDCコンバータ回路と共に電源ICの内部に配置することが提案されている。同様に、コンデンサも、他のDCDCコンバータ回路と共に電源ICの内部に配置することが提案されている。
【0009】
このようにインダクタ及びコンデンサの寸法を小型化しても、DCDCコンバータの出力電圧のリップル特性は維持されることが好ましい。そして、DCDCコンバータの出力電圧のリップル特性を維持する方法として、スイッチング周波数を上昇することがある。
【0010】
スイッチング周波数が上昇すると、寄生容量の充放電による電力ロスが増加する。そこで、電力ロスを抑制するために、ハイサイドスイッチとして、寄生容量を小さくできるN型の極性を有するトランジスタを用いることが提案されている。
【0011】
ハイサイドスイッチとしてN型の極性を有するトランジスタを用いる場合には、ハイサイドスイッチをオン状態にする駆動電圧を引き上げるブースト回路を用いる。
【0012】
また、ハイサイドスイッチをオン状態にする駆動電圧が、ブースト回路によって引き上げられた場合、トランジスタ等の回路素子に印加される電圧を、各回路素子の耐圧以内におさめる回路が用いられる。
【0013】
そのため、ハイサイドスイッチとしてN型の極性を有するトランジスタを備えたDCDCコンバータは、ブースト回路又は上述した回路を有することにより、消費電力の増加又は動作速度の低下という問題を有している。
【0014】
そこで、本明細書では、上述した問題を解決し得るDCDCコンバータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本明細書に開示するDCDCコンバータの一形態によれば、N型の極性を有するハイサイドスイッチと、上記ハイサイドスイッチと直列に接続されるローサイドスイッチと、上記ローサイドスイッチがオン状態の時に充電され、充電された電圧で上記ハイサイドスイッチをオン状態にする駆動電圧を引き上げるコンデンサと、上記ハイサイドスイッチを制御する制御信号を入力して出力するバッファと、上記バッファが出力した上記制御信号を第1入力部で入力して保持し且つ上記ハイサイドスイッチに出力するラッチと、上記ラッチが出力する上記制御信号を入力して、上記バッファの機能を停止するスイッチと、を備える。
【発明の効果】
【0016】
上述した本明細書に開示するDCDCコンバータの一形態によれば、消費電力を低減する。
【0017】
また、上述した本明細書に開示するDCDCコンバータの一形態によれば、動作速度が向上する。
【0018】
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるだろう。
【0019】
前述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】電源ICを説明する図である。
図2】本明細書に開示するDCDCコンバータの第1実施形態を示す図である。
図3】本明細書に開示するDCDCコンバータの第2実施形態を示す図である。
図4】第2実施形態のDCDCコンバータの動作例を説明する図(その1)である。
図5】第2実施形態のDCDCコンバータの動作例を説明する図(その2)である。
図6】第2実施形態のDCDCコンバータの動作例を説明する図(その3)である。
図7】第2実施形態のDCDCコンバータの動作例を説明する図(その4)である。
図8】第2実施形態のDCDCコンバータの動作例を説明する図(その5)である。
図9】第2実施形態のDCDCコンバータの動作例を説明する図(その6)である。
図10】第2実施形態のDCDCコンバータの動作例を説明する図(その7)である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本明細書で開示するDCDCコンバータの好ましい実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
【0022】
図2は、本明細書に開示するDCDCコンバータの第1実施形態を示す図である。
【0023】
本実施形態のDCDCコンバータ10は、直流電圧源14から入力する電圧Viを降圧して、出力電圧Voを負荷に供給する。
【0024】
DCDCコンバータ10は、直流電圧源14の正極と負極との間に、N型の極性を有するハイサイドスイッチNh及びローサイドスイッチNlが直列に接続されて配置される。ハイサイドスイッチNhのドレインは、直流電圧源14の正極と接続する。ハイサイドスイッチNhのソースは、接続点Aを介して、ローサイドスイッチNlのドレインと接続する。ローサイドスイッチNlのソースは、直流電圧源14の負極と接続する。
【0025】
以下、接続点Aの電圧を、電圧Vlともいう。また、直流電圧源14の負極側の電圧を、電圧Vgともいう。
【0026】
本実施形態では、N型の極性を有するハイサイドスイッチNh及びローサイドスイッチNlとして、NMOSトランジスタを用いている。本明細書では図示しないが、NMOSトランジスタは、ソースと基板とが電気的に接続されている。
【0027】
ハイサイドスイッチNhとローサイドスイッチNlとの接続点AにはインダクタLが接続される。インダクタLの出力と直流電圧源14の負極との間には、インダクタLの出力を平滑化するコンデンサC2が配置される。
【0028】
インダクタLと直流電圧源14の負極との間から出力電圧Voが負荷15に対して供給される。
【0029】
ハイサイドスイッチNhのドレインとソースとの間には、コンデンサC1が接続される。コンデンサC1は、ローサイドスイッチNlがオン状態の時に充電され、充電された電圧でハイサイドスイッチNhをオン状態にする駆動電圧を引き上げる。
【0030】
また、ハイサイドスイッチNhのドレインとコンデンサC1との間には、コンデンサC1に充電された電圧が、直流電圧源14に印加することを防止するダイオードDが配置される。
【0031】
コンデンサC1におけるダイオードDと接続される高電位端側の電圧を以下、電圧Vbともいう。
【0032】
ハイサイドスイッチNhを制御する制御信号Spは、図示しない上位回路から、バッファ11に入力する。バッファ11は、入力した制御信号Spをラッチ12に出力する。
【0033】
ラッチ12は、バッファ11から制御信号Spを入力して保持し且つインバータIV1に制御信号Spを出力する。
【0034】
インバータIV1は、ハイ状態の信号を入力すると、接続点Aの電圧である電圧レベルVlの信号をインバータIV2に出力する。また、インバータIV1は、ロー状態の信号を入力すると、電圧レベルVbの信号をインバータIV2に出力する。
【0035】
インバータIV2は、ハイ状態の信号を入力すると、接続点Aの電圧である電圧レベルVlの信号をハイサイドスイッチNhのゲートに出力する。また、インバータIV2は、ロー状態の信号を入力すると、電圧レベルVbの信号をハイサイドスイッチNhのゲートに出力する。
【0036】
従って、制御信号SpがハイサイドスイッチNhをオン状態にする信号の時に、電圧レベルVbの信号が、ハイサイドスイッチNhのゲートに出力される。また、制御信号SpがハイサイドスイッチNhをオフ状態にする信号の時に、接続点Aの電圧である電圧レベルVlの信号が、ハイサイドスイッチNhのゲートに出力される。
【0037】
また、インバータIV2の出力信号は、スイッチ13にも出力される。スイッチ13は、ハイ状態の信号を入力すると、バッファ11の機能を停止する。従って、スイッチ13は、制御信号SpがハイサイドスイッチNhをオン状態にする信号の時に、バッファ11の機能を停止する。
【0038】
ラッチ12は、バッファ11が機能を停止した後も、バッファ11が出力したハイサイドスイッチNhをオン状態にする制御信号Spを保持して、インバータIV1、IV2を介して、ハイサイドスイッチNhに出力し続ける。
【0039】
また、DCDCコンバータ10では、ローサイドスイッチNlを制御する制御信号Spの反転信号Spxが、図示しない上位回路から、入力バッファ16を介して、ローサイドスイッチNlのゲートに入力する。
【0040】
入力バッファ16は、ハイ状態の信号を入力すると、直流電圧源14の電圧ViをローサイドスイッチNlのゲートに出力する。また、入力バッファ16は、ロー状態の信号を入力すると、電圧レベルVgの信号をローサイドスイッチNlのゲートに出力する。
【0041】
従って、制御信号SpがハイサイドスイッチNhをオフ状態にする信号の時に、即ち、反転信号Spxがハイ状態の信号の時に、電圧レベルViの信号が、ローサイドスイッチNlのゲートに出力される。また、制御信号SpがハイサイドスイッチNhをオン状態にする信号の時に、即ち、反転信号Spxがロー状態の信号の時に、電圧レベルVgの信号が、ローサイドスイッチNlのゲートに出力される。
【0042】
DCDCコンバータ10では、ローサイドスイッチNlがオン状態の時に、直流電圧源14によりコンデンサC1が充電される。そして、制御信号SpがハイサイドスイッチNhをオン状態にする信号の時に、直列に接続されたコンデンサC1及びコンデンサC2の充電電圧が加算された電圧レベルVbの信号が、ハイサイドスイッチNhのゲートに出力されて、ハイサイドスイッチNhがオン状態になる。また、ハイサイドスイッチNhがオン状態に、直流電圧源14によりコンデンサC2が充電される。
【0043】
制御信号SpがハイサイドスイッチNhをオン状態にする信号の時に、ハイサイドスイッチNhのゲートには電圧レベルVbの信号が印加され、ソースには、電圧Vlが印加されており、ゲート−ソース間の電圧差はVb−Vlとなる。この電圧差Vb−Vlは、具体的には、直流電圧源14の電圧Viである。従って、ハイサイドスイッチNhには、耐圧を超える電圧レベルが印加されない。
【0044】
このようにして、DCDCコンバータ10は、ハイサイドスイッチNhとローサイドスイッチNlとを交互に駆動することにより、インダクタLが磁気エネルギーの蓄積と放出とを繰り返す。そして、インダクタLから出力される電圧をコンデンサC2により平滑化して、降圧された直流の出力電圧Voが得られる。
【0045】
また、DCDCコンバータ10は、出力電圧Voを測定して、図示しない上位回路にフィードバックするフィードバック回路を有していても良い。また、図示しない上位回路は、ハイサイドスイッチNhとローサイドスイッチNlとが同時にオン状態にならないように制御信号を形成する回路を有していても良い。
【0046】
上述した本実施形態のDCDCコンバータ10によれば、N型の極性を有するハイサイドスイッチNh及びローサイドスイッチNlを用いるので、高速で動作させることができる。また、ハイサイドスイッチNh及びローサイドスイッチNlは、P型の極性を有するスイッチと比べて寸法を小さくできるので、寄生容量を低減して消費電力を抑制できる。
【0047】
また、本実施形態では、制御信号Spを入力するバッファ11と、バッファ11が出力した制御信号Spを保持し且つ出力するラッチ12とが、別の回路要素として配置されている。そのため、バッファ11の駆動能力を向上させて高速化するのと共に、ラッチ12を消費電力が低いサイジングで形成することができる。
【0048】
また、スイッチ13を配置することにより、バッファ11の機能を停止して、消費電力を更に低減することができる。
【0049】
次に、上述したDCDCコンバータの第2実施形態を、図3を参照しながら以下に説明する。第2実施形態について特に説明しない点については、上述の第1実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、同一の構成要素には同一の符号を付してある。
【0050】
図3は、本明細書に開示するDCDCコンバータの第2実施形態を示す図である。
【0051】
本実施形態のDCDCコンバータ10は、ハイサイドスイッチNhを制御する制御信号Spを入力して出力するバッファ11と、バッファ11が出力した制御信号Spを第1入力部12aで入力して保持するラッチ12とを備える。ラッチ12は、保持する制御信号Spを、出力部12cから、インバータIV1,IV2を介して、ハイサイドスイッチNhに出力する。
【0052】
また、DCDCコンバータ10は、ハイサイドスイッチNhを制御する制御信号Spの反転信号Spxを入力して、ラッチ12の第2入力部12bに反転信号Spxを出力する補助バッファ17を備える。
【0053】
ラッチ12は、反転信号Spxを第2入力部12bに入力することにより、バッファ11が機能を停止した後も、バッファ11が出力したハイサイドスイッチNhをオン状態にする制御信号Spを保持して、ハイサイドスイッチNhに出力し続ける。
【0054】
バッファ11は、差動対タイプに接続されたP型の極性を有するトランジスタP1、P2を有する。本実施形態では、P型の極性を有するトランジスタとして、PMOSトランジスタを用いている。
【0055】
トランジスタP1のソースは、コンデンサC1の高電位側の端部と接続しており、電圧Vbが供給される。トランジスタP1のドレインとゲートとは短絡している。また、トランジスタP1のゲートは、トランジスタP2のゲートと接続している。トランジスタP2のソースも、コンデンサC1の高電位側の端部と接続しており、電圧Vbが供給される。
【0056】
本明細書では図示しないが、PMOSトランジスタは、ソースと基板とが電気的に接続されている。
【0057】
トランジスタP1のドレインと、直流電圧源14の負極との間には、PMOSトランジスタであるトランジスタP3,P4と、NMOSトランジスタであるトランジスタN1,N2とが直列に接続して配置される。
【0058】
トランジスタP2のドレインと、直流電圧源14の負極との間には、PMOSトランジスタであるトランジスタP5と、NMOSトランジスタであるトランジスタN3,N4とが直列に接続して配置される。
【0059】
トランジスタN1,N3のゲートには、直流電圧源14の電圧Viが供給される。
【0060】
トランジスタN2のゲートには、図示しない上位回路から、ハイサイドスイッチNhを制御する制御信号Spが入力される。また、トランジスタN4のゲートには、図示しない上位回路から、ハイサイドスイッチNhを制御する制御信号Spの反転信号Spxが入力される。そして、入力した制御信号Spは、トランジスタP2のドレインから、ラッチ12の第1入力部12aに出力される。
【0061】
トランジスタP3のゲートには、インバータIV2の出力した信号が入力する。ハイ状態の信号をゲートに入力したトランジスタP3は、オフ状態となる。トランジスタP3は、上述した第1実施形態のスイッチ13に対応する。
【0062】
バッファ11は、制御信号SpがハイサイドスイッチNhをオン状態にする信号を入力してラッチ12に出力した後、インバータIV2がハイ状態の信号を出力すると、トランジスタP3がオフ状態となることにより、機能を停止する。
【0063】
バッファ11では、トランジスタP2、P5、N3、N4は、ラッチ12に制御信号Spを出力する回路要素を形成する。トランジスタP2、P5、N3、N4の駆動能力を上げることにより、ラッチ12に対して、高速で立ち上がり且つ高速で立ち下がる信号を出力できる。
【0064】
また、バッファ11では、トランジスタP1、P3、P4、N1、N2は、トランジスタP2のゲートに駆動電圧を供給する回路要素を形成する。トランジスタP1、P3、P4、N1、N2は、トランジスタP2のゲートを駆動できる程度のサイジングを有していれば良い。従って、トランジスタP1、P3、P4、N1、N2は、トランジスタP2、P5、N3、N4と比べて消費電力が低いサイジングで形成することができる。
【0065】
ラッチ12は、PMOSトランジスタである2つのトランジスタP6,P7を有する。
【0066】
トランジスタP6のソースは、コンデンサC1の高電位側の端部と接続しており、電圧Vbが供給される。トランジスタP6のドレインは、第1入力部12aと接続している。また、トランジスタP6のドレインは、トランジスタP7のゲートと接続している。更に、トランジスタP6のドレインは、ラッチ12の出力部12cとも接続している。
【0067】
トランジスタP7のソースは、コンデンサC1の高電位側の端部と接続しており、電圧Vbが供給される。トランジスタP7のドレインは、トランジスタP6のゲートと接続している。また、トランジスタP7のドレインは、第2入力部12bと接続している。
【0068】
ラッチ12では、トランジスタP6,P7は、入力した制御信号Spを保持し且つ出力できる程度のサイジングを有していれば良い。従って、トランジスタP6,P7は、消費電力が低いサイジングで形成することができる。
【0069】
補助バッファ17は、制御信号Spの反転信号Spxをラッチ12に出力して、ラッチ12の動作を補助する。補助バッファ17は、制御信号Spをラッチ12に出力するバッファ11と同様の回路トポロジを有している。
【0070】
補助バッファ17は、差動対タイプに接続されるPMOSトランジスタである2つのトランジスタP8、P9を有する。
【0071】
トランジスタP9のソースは、コンデンサC1の高電位側の端部と接続しており、電圧Vbが供給される。トランジスタP9のドレインとゲートとは短絡している。また、トランジスタP9のゲートは、トランジスタP8のゲートと接続している。トランジスタP8のソースも、コンデンサC1の高電位側の端部と接続しており、電圧Vbが供給される。
【0072】
トランジスタP9のドレインと、直流電圧源14の負極との間には、PMOSトランジスタであるトランジスタP11,P12と、NMOSトランジスタであるトランジスタN7,N8とが直列に接続して配置される。
【0073】
トランジスタP8のドレインと、直流電圧源14の負極との間には、PMOSトランジスタであるトランジスタP10と、NMOSトランジスタであるトランジスタN5,N6とが直列に接続して配置される。
【0074】
トランジスタN5,N7のゲートには、直流電圧源14の電圧Viが供給される。
【0075】
トランジスタN8のゲートには、図示しない上位回路から、ハイサイドスイッチNhを制御する制御信号Spの反転信号Spxが入力する。また、トランジスタN6のゲートには、図示しない上位回路から、ハイサイドスイッチNhを制御する制御信号Spが入力する。そして、入力した反転信号Spxは、トランジスタP8のドレインから、ラッチ12の第2入力部12bに出力される。
【0076】
トランジスタP11のゲートには、インバータIV1の出力した信号が入力する。ハイ状態の信号をゲートに入力したトランジスタP11は、オフ状態となる。
【0077】
補助バッファ17は、制御信号SpがハイサイドスイッチNhをオフ状態にする信号を入力してラッチ12に出力した後、インバータIV1がハイ状態の信号を出力すると、トランジスタP11がオフ状態となることにより、機能を停止する。
【0078】
補助バッファ17を形成する各トランジスタは、入力した制御信号Spの反転信号Spxをラッチ12に出力できる程度のサイジングを有していれば良い。従って、各トランジスタは、消費電力が低いサイジングで形成することができる。
【0079】
第2実施形態のDCDCコンバータのその他の構成は、上述した第1実施形態と同様である。
【0080】
次に、上述した第2実施形態のDCDCコンバータの動作例を、図4図10を参照して、以下に説明する。
【0081】
以下の説明では、PMOSトランジスタの閾値電圧を−1V、NMOSトランジスタの閾値電圧を1V、Viを5Vとする。また、制御信号Sp及び反転信号Spxは、0〜5Vの範囲の電圧レベルを有するとする。また、主要な回路部位の電圧を数値で示している。
【0082】
まず、図4に示す状態では、バッファ11のトランジスタN2のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオフ状態にする制御信号Spが入力している。また、トランジスタN4のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオフ状態にする制御信号Spの反転信号Spxが入力している。トランジスタP1,P2はオフ状態にあり、トランジスタP2のドレインからは、制御信号Spに対応するロー状態の信号がラッチ12の入力部12aに出力される。
【0083】
補助バッファ17のトランジスタN8のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオフ状態にする制御信号Spの反転信号Spxが入力している。また、トランジスタN6のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオフ状態にする制御信号Spが入力している。トランジスタP8,P9はオフ状態にあり、トランジスタP8のドレインからは、反転信号Spxに対応するハイ状態の信号がラッチ12の第2入力部12bに出力される。
【0084】
ラッチ12は、バッファ11から入力したロー状態の信号を保持し且つ出力部12cからロー状態の信号をインバータIV1に出力する。
【0085】
ロー状態の信号を入力したインバータIV1は、電圧レベルVbの信号をインバータIV2に出力する。
【0086】
ハイ状態の信号としての電圧レベルVbの信号を入力したインバータIV2は、接続点Aの電圧である電圧レベルVlの信号をハイサイドスイッチNhのゲートに出力する。即ち、ハイサイドスイッチNhをオフ状態にする制御信号が、ハイサイドスイッチNhのゲートに出力されて、ハイサイドスイッチNhはオフ状態にある。
【0087】
ここで、コンデンサC1の高電位側の端部の電圧Vbは、電源電圧Viと同じ5Vにある。
【0088】
一方、入力バッファ16には、ローサイドスイッチNlをオン状態にする反転信号Spxが入力されている。そして、ハイ状態の信号である反転信号Spxを入力した入力バッファ16は、電圧レベルViの信号をローサイドスイッチNlのゲートに出力しており、ローサイドスイッチNlはオン状態にある。
【0089】
ローサイドスイッチNlがオン状態にあるので、コンデンサC1は、直流電圧源14により充電される。
【0090】
また、インダクタLから磁気エネルギーが放出されて、コンデンサC2により平滑化された出力電圧Voが負荷15に供給される。
【0091】
次に、図5に示す状態では、バッファ11のトランジスタN2のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオン状態にする制御信号Spが入力している。また、トランジスタN4のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオン状態にする制御信号Spの反転信号Spxが入力している。トランジスタP1,P2はオン状態となり、トランジスタP2のドレインからは、制御信号Spに対応するハイ状態の信号がラッチ12の第1入力部12aに出力される。
【0092】
また、バッファ11では、トランジスタP1、P3、P4、N1,N2の全てがオン状態となり、電圧Vbの高電圧側と電圧Vgの低電圧側とが短絡して、電流パスが生じている。
【0093】
補助バッファ17のトランジスタN8のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオン状態にする制御信号Spの反転信号Spxが入力している。また、トランジスタN6のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオン状態にする制御信号Spが入力している。トランジスタP8,P9はオフ状態にあるが、トランジスタP10、N5、N6がオン状態となり、トランジスタP8のドレインからは、反転信号Spxに対応するロー状態の信号がラッチ12の第2入力部12bに出力される。
【0094】
ラッチ12は、バッファ11から入力したハイ状態の信号を保持し且つ出力部12cからハイ状態の信号をインバータIV1に出力する。
【0095】
インバータIV1は、ハイ状態の信号を入力するが、インバータIV1は、まだ電圧レベルVbの信号をインバータIV2に出力している。
【0096】
ハイ状態の信号としての電圧レベルVbの信号を入力するインバータIV2は、接続点Aの電圧である電圧レベルVlの信号をハイサイドスイッチNhのゲートに出力する。従って、ハイサイドスイッチNhはオフ状態のままである。
【0097】
一方、入力バッファ16には、ローサイドスイッチNlをオフ状態にする反転信号Spxが入力している。そして、ロー状態の信号を入力した入力バッファ16は、電圧Vgレベルの信号をローサイドスイッチNlのゲートに出力しており、、ローサイドスイッチNlはオフ状態になる。
【0098】
次に、図6に示す状態では、ハイ状態の信号を入力するインバータIV1は、接続点Aの電圧である電圧レベルVlの信号をインバータIV2に出力している。
【0099】
ロー状態の信号としての接続点Aの電圧である電圧レベルVlの信号を入力したインバータIV2は、電圧レベルVbの信号をハイサイドスイッチNhのゲートに出力する。即ち、ハイサイドスイッチNhをオン状態にする制御信号が、ハイサイドスイッチNhのゲートに出力されて、ハイサイドスイッチNhはオン状態になる。
【0100】
この状態では、コンデンサC1の高電位側の端部の電圧Vbは、まだ電源電圧Viと同じ5Vのままである。また、接続点Aの電圧Vlは電圧Vgと同じ0Vのままである。ハイサイドスイッチNhのゲートとドレイン間の電圧差は、電圧Vbと電圧Vlとの差の5Vである。
【0101】
また、バッファ11のトランジスタP3のゲートには、制御信号Spに対応するインバータIV2の出力したハイ状態の信号が入力される。ハイ状態の信号をゲートに入力したトランジスタP3はオフ状態となり、トランジスタP1からトランジスタN2に向かって生じていた電流パスが遮断されると共に、バッファ11の機能が停止する。
【0102】
ラッチ12の第2入力部12bには、補助バッファ17から反転信号Spxに対応するロー状態の信号が入力されているので、ラッチ12は、バッファ11から入力したハイ状態の信号を保持し且つ出力部12cからハイ状態の信号をインバータIV1に出力し続ける。
【0103】
ハイサイドスイッチNhがオン状態になるので、コンデンサC2は、直流電圧源14により充電され始める。
【0104】
次に、図7に示す状態では、直列に接続されたコンデンサC1及びコンデンサC2の充電電圧が加算されて、電圧Vbが10Vに上昇している。また、コンデンサC2の充電電圧の上昇に伴って、接続点Aの電圧Vlも5Vに上昇している。ハイサイドスイッチNhのゲートとドレインとの間の電圧差は、電圧Vbと電圧Vlとの差の5Vのままである。
【0105】
また、電圧Vbが10Vに上昇したことに伴って、オン状態にあるトランジスタP1、P2、P6のドレイン側の電圧も10Vに上昇している。
【0106】
また、バッファ11のトランジスタP3のゲートに印加される電圧も10Vに上昇している。
【0107】
ここで、バッファ11のトランジスタP3のドレイン側の電圧も、電圧Vbの上昇に伴って6V程度に上昇する。従って、トランジスタP3のゲート−ドレイン間又はソース−ドレイン間に印加される電圧は10Vよりも低く、トランジスタP3の耐電圧以下と成っている。
【0108】
また、バッファ11のトランジスタP4のソース−ドレイン間の電圧は6V程度であり、トランジスタP4の耐電圧以下と成っている。
【0109】
更に、バッファ11のトランジスタN3のソース−ドレイン間の電圧も6V程度であり、トランジスタN3の耐電圧以下と成っている。
【0110】
このように、バッファ11は、トランジスタP3,P4,N1,P5,N3を配置することにより、各トランジスタに印加される電圧を耐電圧以下となるように低減している。
【0111】
また、直流電圧源14の電圧ViがハイサイドスイッチNhを通ってインダクタLに印加されると、インダクタLには磁気エネルギーが蓄積されると共に自己誘導によって起電力が生じる。その結果、電圧Viは降圧されて、コンデンサC1によって平滑された出力電圧Voが負荷に供給される。
【0112】
次に、図8に示す状態では、バッファ11のトランジスタN2のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオフ状態にする制御信号Spが入力している。また、トランジスタN4のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオフ状態にする制御信号Spの反転信号Spxが入力している。トランジスタP1,P2、P3,P4,N1,N2はオフ状態となり、またトランジスタP5,N3,N4がオン状態となるので、トランジスタP2のドレインからは、制御信号Spに対応するロー状態の信号がラッチ12の第1入力部12aに出力される。
【0113】
補助バッファ17のトランジスタN8のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオフ状態にする制御信号Spの反転信号Spxが入力している。また、トランジスタN6のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオフ状態にする制御信号Spが入力している。トランジスタP8,P9はオン状態となり、トランジスタP8のドレインからは、反転信号Spxに対応するハイ状態の信号がラッチ12の第2入力部12bに出力される。
【0114】
また、補助バッファ17では、トランジスタP9,P11、P12、N7、N8が全てオン状態となり、電圧Vbの高電圧側と電圧Vgの低電圧側とが短絡して、電流パスが生じている。
【0115】
ラッチ12は、バッファ11から入力したロー状態の信号を保持し且つ出力部12cからロー状態の信号をインバータIV1に出力する。
【0116】
インバータIV1は、ロー状態の信号を入力するが、インバータIV1は、まだ接続点Aの電圧レベルVlの信号をインバータIV2に出力している。
【0117】
ロー状態の信号としての接続点Aの電圧レベルVlの信号を入力するインバータIV2は、電圧レベルVbの信号をハイサイドスイッチNhのゲートに出力する。従って、ハイサイドスイッチNhはオン状態のままである。電圧レベルVbは、10V程度の値を維持している。
【0118】
一方、入力バッファ16には、ローサイドスイッチNlをオン状態にする反転信号Spxが入力されている。そして、ハイ状態の信号を入力した入力バッファ16は、直流電圧源14の電圧レベルViの信号をローサイドスイッチNlのゲートに出力するので、ローサイドスイッチNlはオン状態になる。
【0119】
次に、図9に示す状態では、ロー状態の信号を入力するインバータIV1は、電圧レベルVbの信号をインバータIV2に出力している。
【0120】
ハイ状態の信号としての電圧レベルVbの信号を入力したインバータIV2は、接続点Aの電圧である電圧レベルVlの信号をハイサイドスイッチNhのゲートに出力する。即ち、ハイサイドスイッチNhをオフ状態にする制御信号が、ハイサイドスイッチNhのゲートに出力されて、ハイサイドスイッチNhはオフ状態になる。この状態では、コンデンサC1の高電位側の端部の電圧Vbは、10Vのままである。
【0121】
また、補助バッファ17のトランジスタP11のゲートには、ハイサイドスイッチNhをオフ状態にする制御信号に対応して、インバータIV1の出力したハイ状態の信号が入力する。ハイ状態の信号をゲートに入力したトランジスタP11は、オフ状態となり、トランジスタP9からトランジスタN8に向かって生じていた電流パスが遮断されると共に、補助バッファ17の機能が停止する。
【0122】
補助バッファ17が機能を停止しても、ラッチ12の第1入力部12aには、バッファ11からロー状態の信号が入力され続けているので、ラッチ12は、ロー状態の信号を保持して、インバータIV1にロー状態の信号を出力し続ける。
【0123】
ハイサイドスイッチNhがオフ状態となり、ローサイドスイッチNhはオン状態にあるので、コンデンサC1は、直流電圧源14により充電され始める。また、ローサイドスイッチNhがオン状態になるので、コンデンサC2が放電し始める。
【0124】
次に、図10に示す状態では、コンデンサC1の高電位側の端部の電圧Vbが5Vに低下している。また、コンデンサC2の放電により、接続点Aの電圧Vlも0Vに低下している。
【0125】
また、電圧Vbが5Vに低下したことに伴って、オン状態にあるトランジスタP8、P9のドレイン側の電圧も5Vに低下している。そして、図4に示す状態へ移行する。
【0126】
以上が、第2実施形態のDCDCコンバータの動作例の説明である。
【0127】
本発明では、上述した実施形態のDCDCコンバータは、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。また、一の実施形態が有する構成要件は、他の実施形態にも適宜適用することができる。
【0128】
例えば、上述した各実施形態は、降圧型のDCDCコンバータで有ったが、インダクタを配置する位置を変更して、昇圧形のDCDCコンバータとしても良い。
【0129】
また、上述した各実施形態では、ローサイドスイッチがN型の極性を有していたが、ローサイドスイッチとして、P型の極性を有するスイッチを用いても良い。また、ローサイドスイッチとして、ダイオードを用いても良い。
【0130】
また、上述した第2実施形態に示すバッファ11又はラッチ12又は補助バッファ17又はスイッチ13の回路構成は一例であり、他の回路構成を用いても良い。
【0131】
ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、読者が、発明者によって寄与された発明及び概念を技術を深めて理解することを助けるための教育的な目的を意図する。ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、そのような具体的に述べられた例及び条件に限定されることなく解釈されるべきである。また、明細書のそのような例示の機構は、本発明の優越性及び劣等性を示すこととは関係しない。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、その様々な変更、置き換え又は修正が本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り行われ得ることが理解されるべきである。
【符号の説明】
【0132】
10 DCDCコンバータ
11 バッファ
12 ラッチ
13 スイッチ
14 直流電圧源
15 負荷
16 入力バッファ
17 補助バッファ(第2のバッファ)
P1〜P12 PMOSトランジスタ
N1〜N8 NMOSトランジスタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10