特許6032337IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。 従来、トレンチゲートを有する縦型MOSFET(Metal‐Oxide‐Semiconductor Field−Effect Transistor)が知られている(例えば、非特許文献1参照)。トレンチゲートの底部における電界集中を緩和するべく、ゲートトレンチの底部よりも深い位置にp型領域を有するソーストレンチを設けていた(例えば、非特許文献2参照)。また、p型ベース領域に設けられたゲートトレンチの底部および側壁にイオン注入して、n型領域を形成していた(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[非特許文献1] Vertical GaN‐based trench metal oxide semiconductor field‐effect transistors on a free‐standing GaN substrate with blocking voltage of 1.6kV, Tohru Oka et al., Applied Physics Express 7, 021002(2014)
[非特許文献2] High Performance SiC Trench Devices with Ultra−low Ron, T.Nakamura et al., 26.5.1‐26.5.3, IEDM 2011
[特許文献1] 特許第4678902号公報 非特許文献2の場合、ソーストレンチの底部のp型領域を形成するべく、ソーストレンチにp型不純物を注入し、かつ、1,500℃以上の高温で熱処理する必要がある。それゆえ、ゲートトレンチおよびソーストレンチを同時に形成した場合には、高温の熱処理に起因して半導体基板およびトレンチの表面がダメージを受ける。これを避けるべく、ゲートトレンチおよびソーストレンチを別途の工程で形成する場合には、作製プロセスが複雑になり、良好なI‐V特性を得ることも困難になる。また、特許文献1の場合、p型ベース領域に設けられたゲートトレンチの底部および側壁にn型不純物をカウンタードープするので、MOSFETのゲート閾値(Vth)が低下する又はばらつくという問題がある。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】トレンチゲートの底部における電界集中を緩和する構造をより簡易に形成し、かつ、ゲート閾値(Vth)の低下又はばらつきを防ぐ半導体装置を提供する。
【解決手段】n+半導体基板10と、半導体基板の上方に設けられ、一部にn−型の第1半導体領域12を有するp−型の第2半導体領域20と、第2半導体領域上に設けられ、第2半導体領域よりも高い不純物濃度を有するp型の第3半導体領域30と、第3半導体領域を貫通しており、第1半導体領域上に設けられているゲートトレンチ40とを備える。ゲートトレンチは、ゲートトレンチの側壁42および底部44に設けられたゲート絶縁膜47と、ゲート絶縁膜に接して設けられたゲート電極48とを有する。
【選択図】図2

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

そこで、トレンチゲートの底部における電界集中を緩和する構造をより簡易に形成し、かつ、ゲート閾値(Vth)の低下又はばらつきを防ぐ。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の第1の態様においては、半導体基板と、第2導電型の第2半導体領域と、第2導電型の第3半導体領域と、ゲートトレンチとを備える。第2半導体領域は、半導体基板の上方に設けられてよい。第2半導体領域は、一部に第1導電型の第1半導体領域を有してよい。第3半導体領域は、第2半導体領域上に設けられてよい。第3半導体領域は、第2半導体領域よりも高い第2導電型の不純物濃度を有してよい。ゲートトレンチは、・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】半導体装置100の上面を示す概略図である。

【図2】第1実施形態における活性領域110のY‐Z平面における断面を示す図である。

【図3】第1実施形態における半導体装置100を製造する製造フロー200を示す図である。

【図4A】n−型領域12及びp−型領域20を形成する段階(S10)を示す図である。

【図4B】p型領域30を形成する段階(S20)を示す図である。

【図4C】ソース領域32を形成する段階(S30)を示す図である。

【図4D】ゲートトレンチ40を形成する段階(S40)を示す図である。

【図4E】n型領域14を形成する段階(S50)を示す図である。

【図4F】ゲート絶縁膜47およびゲート電極48を形成する段階(S60)を示す図である。

【図4G】層間絶縁膜52、ソース電極50およびドレイン電極60を形成する段階(S70)を示す図である。

【図5】第2実施形態における活性領域110のY‐Z平面における断面を示す図である。

【図6】第3実施形態における活性領域110のY‐Z平面における断面を示す図である。

【図7】第3実施形態の変形例を示す図である。

【図8】図7におけるp−型領域20およびp型領域30を拡大した図である。

【図9】第4実施形態における活性領域110のY‐Z平面における断面を示す図である。

【図10】第5実施形態における活性領域110のY‐Z平面における断面を示す図である。

【図11】第6実施形態における半導体装置100を製造する製造フロー210を示す図である。

【図12A】n型領域14を形成する段階(S14)を示す図である。

【図12B】p型領域30を形成する段階(S20)を示す図である。

【図12C】ソース領域32を形成する段階(S30)を示す図である。

【図12D】ゲートトレンチ40を形成する段階(S40)を示す図である。

選択図 図2出願人が指定した本件の代表的な図

10・・n+型基板、12・・n−型領域、14・・n型領域、16・・幅、18・・上部、20・・p−型領域、23・・角部、25・・接合界面、30・・p型領域、32・・ソース領域、40・・ゲートトレンチ、42・・側壁、43・・角部、44・・底部、46・・幅、47・・ゲート絶縁膜、48・・ゲート電極、50・・ソース電極、52・・層間絶縁膜、60・・ドレイン電極、70・・マスク材料、80・・ソーストレンチ、82・・p+型領域、84・・電極材料、90・・埋込領域、93・・角部、100・・半導体装置、110・・活性領域、112・・ゲートパッド、114・・ソースパッド、120・・周辺領域、200・・製造フロー、210・・製造フロー

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