【課題を解決するための手段】
【0010】
前述の目的を達成するために、本願発明の非公開情報閲覧方法は、第1の端末が、特定の者に関する非公開情報をコンテンツサーバに登録する非公開情報登録ステップと、前記第1の端末が、前記非公開情報の閲覧を許可するか否かを表示し、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を取得する閲覧許可ステップと、前記第1の端末又は前記コンテンツサーバが前記非公開情報を閲覧可能にするパスワードを発生させ、前記コンテンツサーバが前記パスワードを前記非公開情報に関連付けて記憶するパスワード記憶ステップと、前記第1の端末とは異なる第2の端末が前記コンテンツサーバに記憶されている前記特定の者に関する非公開情報にアクセスするとともに前記パスワード記憶ステップで発生させたパスワードを取得して送信し、前記コンテンツサーバが、前記第2の端末からパスワードを受信し、前記第2の端末が予め定められた正規の端末でありかつ受信した前記パスワードが前記特定の者の非公開情報に関連付けられていることを確認し、当該確認ができた場合に前記特定の者の非公開情報を前記第2の端末に送信するパスワード照合型非公開情報送信ステップと、を順に有する。
【0011】
本願発明の非公開情報閲覧方法は、非公開情報登録ステップと、閲覧許可ステップと、パスワード記憶ステップと、を有するため、非公開情報の本人と登録者との合意の上で、非公開情報の閲覧を許可する権限を前記特定の者に付与することができる。本願発明の非公開情報閲覧方法は、パスワード照合型非公開情報送信ステップを有するため、非公開情報の所有者が関与することなく前記特定の者の許可を取得するだけで、非公開情報を第2の端末で閲覧可能にすることができる。したがって、非公開情報の本人の安心感が得られ、かつ非公開情報の所有者の負担にならない非公開情報閲覧方法を提供することができる。
【0012】
本願発明の非公開情報閲覧方法では、前記パスワード記憶ステップにおいて、前記第1の端末が前記パスワードを発生させて表示するとともに前記コンテンツサーバに送信し、送信されたパスワードを前記コンテンツサーバが前記非公開情報に関連付けて記憶してもよい。
本発明は、非公開情報の登録者がパスワードを決定することができるため、非公開情報に直接関与した人がパスワードの管理をすることができる。
【0013】
また、本願発明の非公開情報閲覧方法では、前記パスワード記憶ステップにおいて、前記コンテンツサーバが前記パスワードを発生させて前記第1の端末に送信するとともに前記非公開情報に関連付けて記憶し、前記コンテンツサーバから送信された前記パスワードを前記第1の端末が表示してもよい。
本発明により、コンテンツサーバにおいてパスワードを一括管理することができるため、パスワードの重複を避けることができる。
【0014】
また、本願発明の非公開情報閲覧方法では、前記パスワード記憶ステップにおいて、前記コンテンツサーバが前記パスワードを発生させて前記第1の端末及び前記第2の端末とは異なる第3の端末に送信するとともに前記非公開情報に関連付けて記憶してもよい。
本発明により、コンテンツサーバにおいてパスワードを一括管理することができるため、パスワードの重複を避けることができる。さらに、第3の端末がパスワードを記憶するため、非公開情報の本人によるパスワードの紛失を防止することができる。
【0015】
本願発明の非公開情報閲覧方法では、前記閲覧許可ステップ以降前記パスワード照合型非公開情報送信ステップの前までに、前記第1の端末が、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を前記コンテンツサーバに登録してもよい。
本発明により、非公開情報の登録者が許可しない情報については第三者による閲覧を防止することができる。
【0016】
前述の目的を達成するために、本願発明の非公開情報閲覧方法は、第1の端末が、特定の者に関する非公開情報をコンテンツサーバに登録する非公開情報登録ステップと、前記第1の端末が、前記非公開情報の閲覧を許可するか否かを表示し、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を取得する閲覧許可ステップと、前記第1の端末と異なる第3の端末が暗証番号を取得して記憶し、当該暗証番号及び前記非公開情報を特定する情報を前記コンテンツサーバに送信し、前記コンテンツサーバが、前記第3の端末が前記特定の者に関連付けられた正規の端末であることを確認し、前記暗証番号を前記非公開情報に関連付けて記憶する暗証番号記憶ステップと、前記第1の端末及び前記第3の端末とは異なる第2の端末が前記コンテンツサーバに記憶されている前記特定の者に関する非公開情報にアクセスするとともに前記暗証番号記憶ステップで前記第3の端末が記憶した暗証番号を取得して送信し、前記コンテンツサーバが、前記第2の端末から暗証番号を受信し、前記第2の端末が予め定められた正規の端末でありかつ受信した前記暗証番号が前記特定の者の非公開情報に関連付けられていることを確認し、当該確認ができた場合に前記特定の者の非公開情報を前記第2の端末に送信する暗証番号照合型非公開情報送信ステップと、を順に有する。
前記暗証番号記憶ステップにおいて、前記非公開情報を前記暗証番号で暗号化し、前記暗証番号照合型非公開情報送信ステップにおいて、前記確認ができた場合に前記暗証番号を用いて前記特定の者の非公開情報を復号化して前記第2の端末に送信してもよい。
【0017】
本願発明の非公開情報閲覧方法は、非公開情報登録ステップと、閲覧許可ステップと、暗証番号記憶ステップと、を有するため、非公開情報の本人と登録者との合意の上で、非公開情報の閲覧を許可する権限を前記特定の者に付与することができる。本願発明の非公開情報閲覧方法は、暗証番号照合型非公開情報送信ステップを有するため、非公開情報の所有者が関与することなく前記特定の者の許可を取得するだけで、非公開情報を第2の端末で閲覧可能にすることができる。したがって、非公開情報の本人の安心感が得られ、かつ非公開情報の所有者の負担にならない非公開情報閲覧方法を提供することができる。
【0018】
本願発明の非公開情報閲覧方法では、前記閲覧許可ステップ以降前記暗証番号照合型非公開情報送信ステップの前までに、前記第1の端末が、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を前記コンテンツサーバに登録してもよい。
本発明により、非公開情報の登録者が許可しない情報については第三者による閲覧を防止することができる。
【0019】
前述の目的を達成するために、本願発明の非公開情報閲覧方法は、第1の端末が、特定の者に関する非公開情報をコンテンツサーバに登録する非公開情報登録ステップと、前記第1の端末が、前記非公開情報の閲覧を許可するか否かを表示し、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を取得する閲覧許可ステップと、前記第1の端末と異なる第3の端末が、当該第3の端末の記憶している前記特定の者に関する情報である利用者情報及び前記非公開情報を特定する情報を前記コンテンツサーバに送信し、前記コンテンツサーバが、前記第3の端末が前記特定の者に関連付けられた正規の端末であることを確認し、前記利用者情報を前記非公開情報に関連付けて記憶
し、前記非公開情報を前記利用者情報で暗号化する利用者情報記憶ステップと、前記第1の端末及び前記第3の端末とは異なる第2の端末が前記コンテンツサーバに記憶されている前記特定の者に関する非公開情報にアクセスし、前記コンテンツサーバが、前記第3の端末から前記利用者情報を受信し、前記第2の端末が予め定められた正規の端末でありかつ受信した前記利用者情報が前記特定の者の非公開情報に関連付けられていることを確認し、当該確認ができた場合に
当該利用者情報を用いて前記特定の者の非公開情報を
復号化して前記第2の端末に送信する利用者情報照合型非公開情報送信ステップと、を順に有する。
【0020】
本願発明の非公開情報閲覧方法は、非公開情報登録ステップと、閲覧許可ステップと、利用者情報記憶ステップと、を有するため、非公開情報の本人と登録者との合意の上で、非公開情報の閲覧を許可する権限を前記特定の者に付与することができる。本願発明の非公開情報閲覧方法は、利用者情報照合型非公開情報送信ステップを有するため、非公開情報の所有者が関与することなく前記特定の者の許可を取得するだけで、非公開情報を第2の端末で閲覧可能にすることができる。したがって、非公開情報の本人の安心感が得られ、かつ非公開情報の所有者の負担にならない非公開情報閲覧方法を提供することができる。
【0021】
本願発明の非公開情報閲覧方法では、前記閲覧許可ステップ以降前記利用者情報照合型非公開情報送信ステップの前までに、前記第1の端末が、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を前記コンテンツサーバに登録してもよい。
本発明により、非公開情報の登録者が許可しない情報については第三者による閲覧を防止することができる。
【0022】
本願発明の非公開情報閲覧方法では、前記非公開情報は、電子カルテであり、前記第1の端末が、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を前記コンテンツサーバに登録する際に、スキャナが、カルテの属性情報を示すコードが付された透明ケースに前記カルテが格納された状態で、前記カルテ及び前記コードを画像データに変換する画像変換ステップと、前記カルテの画像データの格納を承認する認証サーバが、前記カルテ及び前記コードの画像データから前記コードの画像を識別し、識別した前記コードの画像から前記カルテの属性情報を抽出し、抽出した前記カルテの属性情報を前記カルテの画像データの属性情報として設定する属性情報設定ステップと、を順に有してもよい。
本発明により、カルテを透明ケースに格納し、カルテを透明ケースに格納した状態で、スキャン開始指示をスキャナに与えるのみでよい。よって、カルテを画像データに変換するときに、画像データのファイル名を入力する必要がなくなる。そして、透明ケースを最初に準備すれば、透明ケースをその後使い回すことができる。さらに、透明ケースに付されたコードの位置は、カルテの更新の度に変更されることはないため、コードの画像を自動的に識別することができ、コードの認識率を高めることができる。
【0023】
前述の目的を達成するために、本願発明の非公開情報閲覧システムは、特定の者に関する非公開情報をコンテンツサーバに登録し、前記非公開情報の閲覧を許可するか否かを表示し、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を取得する第1の端末と、前記第1の端末から受信した前記非公開情報及びパスワードを格納し、前記第1の端末とは異なる第2の端末がアクセスすると、前記第2の端末が予め定められた正規の端末でありかつ前記第2の端末から受信したパスワードが前記特定の者の非公開情報に関連付けられていることを確認し、当該確認ができた場合に前記特定の者の非公開情報を前記第2の端末に送信するコンテンツサーバと、前記コンテンツサーバに記憶されている前記特定の者に関する非公開情報にアクセスするとともに前記パスワードを取得して送信し、前記コンテンツサーバから送信された前記特定の者の非公開情報を表示する前記第1の端末とは異なる第2の端末と、を備える。
【0024】
本願発明の非公開情報閲覧システムは、第1の端末と、コンテンツサーバと、第2の端末と、を備えるため、非公開情報の所有者が関与することなく第2の端末の認証情報及びパスワードを入力するだけで、非公開情報を第2の端末で閲覧可能にすることができる。また、第1の端末が非公開情報の閲覧を許可する旨を取得した上でパスワードを発生させるため、非公開情報の本人と登録者との合意の上で、非公開情報の閲覧を許可する権限を前記特定の者に付与することができる。したがって、非公開情報の本人の安心感が得られ、かつ非公開情報の所有者の負担にならない非公開情報閲覧方法を提供することができる。
【0025】
本願発明の非公開情報閲覧システムでは、前記第1の端末が前記パスワードを発生させて表示するとともに前記コンテンツサーバに送信し、送信されたパスワードを前記コンテンツサーバが前記非公開情報に関連付けて記憶してもよい。
本発明は、非公開情報の登録者がパスワードを決定することができるため、非公開情報に直接関与した人がパスワードの管理をすることができる。
【0026】
本願発明の非公開情報閲覧システムでは、前記コンテンツサーバが前記パスワードを発生させて前記第1の端末に送信するとともに前記非公開情報に関連付けて記憶し、前記コンテンツサーバから送信された前記パスワードを前記第1の端末が表示してもよい。
本発明により、コンテンツサーバにおいてパスワードを一括管理することができるため、パスワードの重複を避けることができる。
【0027】
本願発明の非公開情報閲覧システムでは、前記コンテンツサーバが前記パスワードを発生させて前記第1の端末及び前記第2の端末とは異なる第3の端末に送信するとともに前記非公開情報に関連付けて記憶してもよい。
本発明により、コンテンツサーバにおいてパスワードを一括管理することができるため、パスワードの重複を避けることができる。さらに、第3の端末がパスワードを記憶するため、非公開情報の本人によるパスワードの紛失を防止することができる。
【0028】
本願発明の非公開情報閲覧システムでは、前記第1の端末が、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を前記コンテンツサーバに登録してもよい。
本発明により、非公開情報の登録者が許可しない情報については第三者による閲覧を防止することができる。
【0029】
前述の目的を達成するために、本願発明の非公開情報閲覧システムは、特定の者に関する非公開情報をコンテンツサーバに登録し、前記非公開情報の閲覧を許可するか否かを表示し、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を取得する第1の端末と、暗証番号を取得して記憶し、当該暗証番号及び前記非公開情報を特定する情報を前記コンテンツサーバに送信する、前記第1の端末とは異なる第3の端末と、前記第1の端末から受信した前記非公開情報及び前記第3の端末から受信した前記暗証番号を格納し、前記第1の端末及び前記第3の端末とは異なる第2の端末がアクセスすると、前記第2の端末が予め定められた正規の端末でありかつ前記第2の端末から受信した暗証番号が前記特定の者の非公開情報に関連付けられていることを確認し、当該確認ができた場合に前記特定の者の非公開情報を前記第2の端末に送信するコンテンツサーバと、前記コンテンツサーバに記憶されている前記特定の者に関する非公開情報にアクセスするとともに前記第3の端末の記憶している暗証番号を取得して送信し、前記コンテンツサーバから送信された前記特定の者の非公開情報を表示する前記第1の端末及び前記第3の端末とは異なる第2の端末と、を備える。
前記コンテンツサーバは、前記非公開情報及び前記暗証番号を格納する際に前記非公開情報を前記暗証番号で暗号化し、前記確認ができた際に前記暗証番号を用いて前記特定の者の非公開情報を復号化して前記第2の端末に送信してもよい。
【0030】
本願発明の非公開情報閲覧システムは、第1の端末と、コンテンツサーバと、第2の端末と、を備えるため、非公開情報の所有者が関与することなく第2の端末の認証情報及び暗証番号を入力するだけで、非公開情報を第2の端末で閲覧可能にすることができる。また、第1の端末が非公開情報の閲覧を許可する旨を取得した上で第3の端末から暗証番号を送信するため、非公開情報の本人と登録者との合意の上で、非公開情報の閲覧を許可する権限を前記特定の者に付与することができる。したがって、非公開情報の本人の安心感が得られ、かつ非公開情報の所有者の負担にならない非公開情報閲覧方法を提供することができる。
【0031】
本願発明の非公開情報閲覧システムでは、前記第1の端末が、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を前記コンテンツサーバに登録してもよい。
本発明により、非公開情報の登録者が許可しない情報については第三者による閲覧を防止することができる。
【0032】
前述の目的を達成するために、本願発明の非公開情報閲覧システムは、特定の者に関する非公開情報をコンテンツサーバに登録し、前記非公開情報の閲覧を許可するか否かを表示し、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を取得する第1の端末と、前記特定の者に関する情報である利用者情報を格納し、当該利用者情報及び前記非公開情報を特定する情報を前記コンテンツサーバに送信する、前記第1の端末と異なる第3の端末と、前記第1の端末から受信した前記非公開情報及び前記第3の端末から受信した前記利用者情報を格納
し、前記非公開情報を前記利用者情報で暗号化し、前記第1の端末及び前記第3の端末とは異なる第2の端末がアクセスすると、前記第3の端末から前記利用者情報を受信し、前記第2の端末が予め定められた正規の端末でありかつ受信した前記利用者情報が前記特定の者の非公開情報に関連付けられていることを確認し、当該確認ができた場合に
当該利用者情報を用いて前記特定の者の非公開情報を
復号化して前記第2の端末に送信するコンテンツサーバと、前記コンテンツサーバに記憶されている前記特定の者に関する非公開情報にアクセスし、前記コンテンツサーバから送信された前記特定の者の非公開情報を表示する前記第1の端末及び前記第3の端末とは異なる第2の端末と、を備える。
【0033】
本願発明の非公開情報閲覧システムは、第1の端末と、コンテンツサーバと、第2の端末と、を備えるため、非公開情報の所有者が関与することなく第2の端末の認証情報及び利用者情報を入力するだけで、非公開情報を第2の端末で閲覧可能にすることができる。また、第1の端末が非公開情報の閲覧を許可する旨を取得した上で第3の端末から利用者情報を送信するため、非公開情報の本人と登録者との合意の上で、非公開情報の閲覧を許可する権限を前記特定の者に付与することができる。したがって、非公開情報の本人の安心感が得られ、かつ非公開情報の所有者の負担にならない非公開情報閲覧方法を提供することができる。
【0034】
本願発明の非公開情報閲覧システムでは、前記第1の端末が、前記非公開情報の閲覧を許可する旨を前記コンテンツサーバに登録してもよい。
本発明により、非公開情報の登録者が許可しない情報については第三者による閲覧を防止することができる。
【0035】
本願発明の非公開情報閲覧システムでは、前記非公開情報は、電子カルテであり、カルテの属性情報を示すコードが付された透明ケースに前記カルテが格納された状態で、前記カルテ及び前記コードを画像データに変換するスキャナをさらに備え、前記コンテンツサーバは、前記カルテ及び前記コードの画像データから前記コードの画像を識別し、識別した前記コードの画像から前記カルテの属性情報を抽出し、抽出した前記カルテの属性情報を前記カルテの画像データの属性情報として設定してもよい。
本発明により、カルテを透明ケースに格納し、カルテを透明ケースに格納した状態で、スキャン開始指示をスキャナに与えるのみでよい。よって、カルテを画像データに変換するときに、画像データのファイル名を入力する必要がなくなる。そして、透明ケースを最初に準備すれば、透明ケースをその後使い回すことができる。さらに、透明ケースに付されたコードの位置は、カルテの更新の度に変更されることはないため、コードの画像を自動的に識別することができ、コードの認識率を高めることができる。