技術分野
この発明は、疼痛における中枢機能改善薬に関するものであり、更に詳細には、GIRKチャンネル活性化電流抑制作用を有するGIRKチャンネル活性化電流抑制化合物と麻薬性鎮痛薬とを有効成分とする疼痛における中枢機能改善薬に関するものである。
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
この発明は、GIRKチャンネル活性化電流抑制作用を有する化合物(以下、「GIRKチャンネル抑制化合物」ともいう)と、麻薬性鎮痛薬が有効成分である疼痛における中枢機能改善薬(以下、単に「中枢機能改善薬」ともいう)であって、該GIRKチャンネル抑制化合物の用量がそれ単独では疼痛に対する鎮痛作用効果を発現できない第1用量であり、また該麻薬性鎮痛薬の用量がそれ単独では疼痛に対する鎮痛作用効果を発現できない第2用量であるが、該第1用量と該第2用量を合わせた第3用量は疼痛に対する鎮痛作用効果を発現可能な用量であることからなる疼痛における中枢機能改善薬およびその中枢機能改善薬としての用途を提供することを目的としている。
この発明は、その好ましい態様として、GIRKチャンネル抑制化合物が、クロペラスチン、塩酸クロペラスチン、フェンジゾ酸クロペラスチン、塩酸カラミフェン、エタンジスルフォン酸カラミフェン、塩酸エプラジノン、ヒベンズ酸チペピジン、クエン酸チペピジンおよびクエン酸イソアミニルからなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物である疼痛における中枢機能改善薬およびその用途を提供することを目的としている。
この発明は、その好ましい態様として、麻薬性鎮痛薬が、モルヒネ等の強オピオイド鎮痛剤またはコデイン等の弱オピオイド鎮痛剤などであることからなる疼痛における中枢機能改善薬およびその用途を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
目的を達成するために、この発明は、チペピジンと麻薬性鎮痛薬としてのモルヒネとからなる疼痛における中枢機能改善薬であって、チペピジンの用量がそれ単独では疼痛に対する鎮痛作用効果を発現しない2.5mg/kg体重〜40mg/kg体重、好ましくは5mg/kg体重〜40mg/kg体重である第1用量であり、また麻薬性鎮痛薬の用量がそれ単独では疼痛に対する鎮痛作用効果を発現しない0.05mg/kg体重・・・ 続きを
知財ポータルサイト IP Force にログインして見る
【発明の効果】
この発明に係る疼痛における中枢機能改善薬は、長年小児領域で鎮咳薬として使用されている副作用が極めて少ないチペピジンなどのGIRKチャンネル抑制化合物と、モルヒネなどの麻薬性鎮痛剤とを有効成分として含有する薬剤であることから、疼痛の治療に当たって疼痛改善作用により中枢機能が改善できる薬剤である。
この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】 酢酸ライジング法によるチペピジンとモルヒネとの併用投与の鎮痛効果を示す図。
【図2】 酢酸ライジング法によるチペピジン単独投与の鎮痛効果を示す図。
【図3】 酢酸ライジング法によるモルヒネ単独投与の鎮痛効果を示す図。
【図4】 酢酸ライジング法によるモルヒネ単独投与ならびにエタノール単独投与と、モルヒネ/エタノール併用投与の鎮痛効果を比較した結果を示す図。
【図5】 酢酸ライジング法によるモルヒネ単独投与ならびにエタノール単独投与、およびモルヒネ/エタノール併用投与の鎮痛効果を比較した結果を示す図。
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録