(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6032971
(24)【登録日】2016年11月4日
(45)【発行日】2016年11月30日
(54)【発明の名称】医療用デバイス
(51)【国際特許分類】
A61M 25/04 20060101AFI20161121BHJP
A61M 25/10 20130101ALI20161121BHJP
A61M 25/00 20060101ALI20161121BHJP
A61B 17/34 20060101ALI20161121BHJP
【FI】
A61M25/04
A61M25/10
A61M25/00 530
A61B17/34
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2012-147076(P2012-147076)
(22)【出願日】2012年6月29日
(65)【公開番号】特開2014-8242(P2014-8242A)
(43)【公開日】2014年1月20日
【審査請求日】2015年6月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000376
【氏名又は名称】オリンパス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(72)【発明者】
【氏名】岡崎 善朗
【審査官】
鶴江 陽介
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2006/0247672(US,A1)
【文献】
特開2011−10834(JP,A)
【文献】
特開2010−82262(JP,A)
【文献】
特開2011−78525(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2004/0087831(US,A1)
【文献】
米国特許第6423051(US,B1)
【文献】
特開2012−35005(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 25/00−25/14
A61B 17/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
心膜を貫通して心膜腔内に挿入される細長い挿入部と、
該挿入部の先端を心膜に固定する固定手段とを備え、
前記挿入部が、心膜に固定される可動部と、心膜外の組織に固定される固定部と、該固定部と前記可動部との間に配置され、前記可動部の前記挿入部の長手方向に沿う位置を、前記心膜の位置に応じて調節する位置調節手段とを備え、
該位置調節手段が、前記可動部を前記挿入部の長手方向に沿って基端側に付勢する付勢手段である医療用デバイス。
【請求項2】
前記付勢手段が引っ張りコイルバネである請求項1に記載の医療用デバイス。
【請求項3】
前記固定部が、前記挿入部の長手方向に延びる貫通孔を有する筒状に構成され、
前記可動部が、前記固定部の貫通孔内に長手方向に移動可能に嵌合される形状を有し、
前記付勢手段が、前記固定部の貫通孔内に配置されている請求項2に記載の医療用デバイス。
【請求項4】
心膜を貫通して心膜腔内に挿入される細長い挿入部と、
該挿入部の先端を心膜に固定する固定手段とを備え、
前記挿入部が、心膜に固定される可動部と、心膜外の組織に固定される固定部と、該固定部と前記可動部との間に配置され、前記可動部の前記挿入部の長手方向に沿う位置を、前記心膜の位置に応じて調節する位置調節手段と、前記心膜の動きを検出する検出部と、該検出部により検出された心膜の動きに基づいて前記位置調節手段を制御する制御部とを備え、
前記位置調節手段が、前記固定部に対して前記可動部を前記挿入部の長手方向に変位させるアクチュエータである医療用デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用デバイスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、先端部に径方向に拡張可能なバルーンや超弾性拡張部材を備え、組織壁を貫通して先端部が体内に挿入された状態で、バルーンや超弾性拡張部材を拡張させることにより抜け止めを図る胃瘻カテーテルやトラカールが知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−158486号公報
【特許文献2】特開平9−28666号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これら特許文献1,2の装置を心膜に貫通した状態に固定する場合には、心膜内の空間を広げるように心膜を心臓の外面から引き離す方向に引っ張る必要があるが、心膜は、心臓の激しい拍動に伴って動くため、この動きによって装置が心膜から外れれてしまう不都合がある。
【0005】
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、心臓の激しい拍動に関わらず、該心膜を貫通して固定された状態に維持することができる医療用デバイスを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、心膜を貫通して心膜腔内に挿入される細長い挿入部と、該記挿入部の先端を心膜に固定する固定手段とを備え、前記挿入部が、心膜に固定される可動部と、心膜外の組織に固定される固定部と、該固定部と前記可動部との間に配置され、前記可動部の前記挿入部の長手方向に沿う位置を、前記心膜の位置に応じて調節する位置調節手段とを備え
、該位置調節手段が、前記可動部を前記挿入部の長手方向に沿って基端側に付勢する付勢手段である医療用デバイスを提供する。
【0007】
本態様によれば、心膜を貫通して心膜腔内に挿入部の先端を挿入し、固定手段によって挿入部の先端が心膜に固定される。心膜が心臓の拍動によって変位すると、その位置に応じて、位置調節手段が、心膜に固定されている可動部の固定部に対する位置を調節するので、心膜に過大な張力が発生することが防止され、挿入部が心膜腔内から抜け出されてしまうことを防止することができる。
【0008】
上記態様においては、前記位置調節手段が、前記可動部を前記挿入部の長手方向に沿って基端側に付勢する付勢手段であ
る。前記付勢手段は引っ張りコイルバネであってもよい。
このようにすることで、可動部に設けられた固定手段によって可動部を心膜に固定した状態で、位置調節手段を構成する付勢手段によって可動部を挿入部の長手方向に沿って基端側に付勢することにより、心膜を心臓から引き離し、心膜腔内の空間を広げることができる。この場合に、心膜の位置が変動しても付勢手段によって心膜を心臓から引き離す方向に付勢し続けるので、可動部を心膜の変位に追従させて、心膜に過大な張力が発生することを防止することができる。
【0009】
また、上記態様においては、前記固定部が、前記挿入部の長手方向に延びる貫通孔を有する筒状に構成され、前記可動部が、前記固定部の貫通孔内に長手方向に移動可能に嵌合される形状を有し、前記付勢手段が、前記固定部の貫通孔内に配置されていてもよい。
このようにすることで、心膜を貫通する位置に可動部を配置すると、固定部は心膜外の皮下組織を貫通する位置に配置されるが、筒状の固定部の貫通孔内に配置された付勢手段は、固定部に覆われて皮下組織に直接接触せずに済む。これにより、固定部に移動可能に嵌合された可動部および付勢手段の動作が皮下組織によって阻害されることが防止され、可動部を心膜の変動にスムーズに追従させることができる。
【0010】
本発明の第2態様は、心膜を貫通して心膜腔内に挿入される細長い挿入部と、該挿入部の先端を心膜に固定する固定手段とを備え、前記挿入部が、心膜に固定される可動部と、心膜外の組織に固定される固定部と、該固定部と前記可動部との間に配置され、前記可動部の前記挿入部の長手方向に沿う位置を、前記心膜の位置に応じて調節する位置調節手段と、前記心膜の動きを検出する検出部と、該検出部により検出された心膜の動きに基づいて前記位置調節手段を制御する制御部とを備え、前記位置調節手段が、前記固定部に対して前記可動部を前記挿入部の長手方向に変位させるアクチュエータであ
る医療用デバイスを提供する。
本態様によれば、検出部により検出された心膜の動きに基づいて制御部がアクチュエータを制御することにより、可動部をより積極的に心膜の動きに追従させて、可動部が心膜から抜け落ちることを防止することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、心臓の激しい拍動に関わらず、該心膜を貫通して固定された状態に維持することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の一実施形態に係る医療用デバイスであって、(a)バルーンを収縮させた状態、(b)バルーンを膨張させた状態をそれぞれ示す縦断面図である。
【
図2】
図1の医療用デバイスにダイレータを装着した状態を示す縦断面図である。
【
図3】
図1の医療用デバイスを(a)心膜に貫通させた状態、(b)バルーンを膨張させた状態、(c)バルーンを心膜に引っ掛けて心膜に張力を付与した状態をそれぞれ示す縦断面図である。
【
図4】
図1の医療用デバイスの第1の変形例を示す縦断面図である。
【
図5】
図1の医療用デバイスの第2の変形例を示す縦断面図である。
【
図6】
図1の医療用デバイスの第3の変形例を示す全体構成図である。
【
図7】
図6の医療用デバイスにおいて、(a)アクチュエータを収縮させた状態、(b)アクチュエータを伸張させた状態をそれぞれ示す縦断面図である。
【
図8】
図6の医療用デバイスの検出部の変形例を示す可動部の先端部の部分的な拡大縦断面図である。
【
図9】
図1の医療用デバイスの固定部の皮下組織への固定方法であって、(a)挿入時の状態、(b)固定時の状態をそれぞれ示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の一実施形態に係る医療用デバイス1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る医療用デバイス1は、心膜を貫通して先端を心膜内に挿入状態に配置されるアクセスポートである。
【0014】
本実施形態に係る医療用デバイス1は、
図1(a),(b)に示されるように、長手方向に貫通する貫通孔2aを有する筒状の挿入部2と、該挿入部2の先端を心膜A(
図3参照。)に固定する固定手段3とを備えている。
挿入部2は、体外に固定される固定部2bと、心膜Aに固定される可動部2cと、これらの間に配置された付勢手段(位置調節手段)2dとを備えている。
【0015】
固定手段3は、例えば、挿入部2の心膜Aへの貫通時には、
図1(a)に示されるように収縮していて貫通を容易にし、貫通後には、
図1(b)に示されるように、膨張するバルーン(以下、バルーン3とも言う。)である。バルーン3は、膨張することにより、半径方向外方に拡張し、その外径寸法を拡大するようになっている。
付勢手段2d、は引っ張りコイルバネである。付勢手段2dの両端は、それぞれ固定部2bおよび可動部2cに部分的に埋め込まれることによって固定されている。
【0016】
このように構成された本実施形態に係る医療用デバイス1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る医療用デバイス1を心膜Aに貫通させた状態で固定するには、まず、図示しない穿刺針によって心膜Aを貫通し、穿刺針を介して図示しないガイドワイヤを設置する。そして、穿刺針を抜去してガイドワイヤのみを心膜Aを貫通した状態に留置する。
【0017】
この状態で、
図2に示されるように、本実施形態に係る医療用デバイス1の挿入部2の貫通孔2aに、ダイレータ4を嵌合させた状態に組み付ける。このとき、バルーン3は収縮させた状態とする。
【0018】
ダイレータ4は、その先端に、可動部2cの先端まで滑らかに接続する先細部分4aを有するとともに、ガイドワイヤを貫通可能な径寸法の貫通孔4bを有する。この貫通孔4bにガイドワイヤを貫通させた状態で、ダイレータ4および医療用デバイス1の組立体をガイドワイヤに沿って前進させて行く。これにより、ダイレータ4先端の先細部分4aによって組織が押し開かれて組立体が進行し、さらに、先細部分4aによって心膜Aに形成された孔が拡径させられる。
【0019】
そして、
図3(a)に示されるように心膜A内に可動部2cに備えられたバルーン3が完全に入るまで組立体を前進させた状態で、ダイレータ4およびガイドワイヤを抜去する。
この状態で、
図3(b)に示されるように、バルーン3を膨張させることにより、可動部2cの先端が心膜A内から抜け出されないようにすることができる。
【0020】
そして、
図3(c)に示されるように、固定部2bを可動部2cから引き離す方向に外力を加えると、外力は付勢手段2dを介して可動部2cに伝達され、可動部2cが心膜Aから抜き出される方向に移動する。可動部2cに設けられたバルーン3は、外径寸法を拡大するように膨張させられているので、バルーン3が心膜Aに引っ掛かって、抜け出しが防止される。
【0021】
また、バルーン3が心膜Aに引っ掛かった状態で、固定部2bにさらに外力を加えると、可動部2cに伝達された外力が心膜Aにも伝達されて、心膜Aが引っ張られ、心臓の表面との間の心膜腔を拡大させられる。そして、付勢手段2dが伸びることにより、心膜Aに発生した張力と固定部に作用させた外力とが釣り合った状態となる。
【0022】
この状態で、心臓の拍動によって心膜Aが矢印の方向に変位すると、心膜Aに作用する張力が変動するが、その張力の変動に釣り合わせるように付勢手段2dが伸縮するので、心膜Aに作用する張力が過大となることが防止され、心膜A位置が変動しても可動部2cが抜け出されないように防止することができる。また、心膜Aの変位に追従して可動部2cが変位するので、心膜腔が広がった状態に維持され、貫通孔2aを介して導入する内視鏡や処置具による観察あるいは処置を容易にすることができる。
【0023】
なお、本実施形態においては、固定手段3としてバルーン3を例示したが、これに代えて、他の任意の固定手段を採用してもよい。また、付勢手段2dとして引っ張りコイルバネを例示したが、これに限定されるものではなく、ゴムチューブや板バネ等の任意の付勢手段を採用してもよい。
【0024】
また、本実施形態においては、付勢手段2dを半径方向外方に露出させた構造のものを例示したが、これに代えて、
図4に示されるように、固定部2bに付勢手段2dの半径方向外方を覆う筒状部5を設けることにより、付勢手段2dが半径方向外方に露出しないようにしてもよい。
【0025】
医療用デバイス1が心膜Aに取り付けるアクセスポートである場合、付勢手段2dの周囲には皮下組織が存在する。皮下組織の圧力が高い場合には、皮下組織が付勢手段2dに食い込むようになる。この場合には、付勢手段2dの動作、ひいては、可動部2cの動作が阻害される可能性があるので、筒状部5によって覆い、皮下組織の付勢手段2dへの接触を阻止することにより、可動部2cをよりスムーズに作動させることが可能となる。
【0026】
また、皮下組織の圧力がさらに高く、
図4の構造によっても可動部2cの動きが阻害される可能性がある場合には、
図5に示されるように、可動部2cを2重構造にしてもよい。すなわち、
図5に示す例では、固定部2bに第1の可動部6aが第1の付勢手段7aによって移動可能に連結され、第2の可動部6bが第1の可動部6aに第2の付勢手段7bによって移動可能に連結されている。
【0027】
そして、第1の付勢手段7aは固定部2bに設けられた筒状部5aによって半径方向外方を覆われ、第2の付勢手段7bは第1の可動部6aに設けられた筒状部5bによって半径方向外方を覆われている。
このように構成することで、皮下組織の圧力が高い場合でも、皮下組織が第1,第2の付勢手段7a,7bに食い込むことが防止される。また、皮下組織の圧力が高く、摩擦によって第1の可動部6aの動作が妨げられた場合でも、第2の可動部6bを変位させることで、抜け止めおよび心膜腔の拡大効果を達成することができる。
【0028】
また、本実施形態においては、位置調節手段として引っ張りコイルバネのような付勢手段を採用したが、これに代えて、引っ張りコイルバネを内蔵した蛇腹を採用してもよい。これにより、皮下組織がコイルバネの線間から貫通孔2a内に進入することを防止できる。
【0029】
また、位置調節手段としては、付勢手段に代えて、固定部2bと可動部2cとの間にアクチュエータ8を配置することにしてもよい。
アクチュエータ8としては、例えば、エアシリンダのような直動式のアクチュエータ8を採用することができる。
図6に示す例では、心膜
Aの動きを検出する検出部9と、エアシリンダからなるアクチュエータ8と、該アクチュエータ8を制御する制御部10とが備えられている。
【0030】
検出部9は、例えば、心電波形を検出するようになっている。
制御部10は、検出部9により検出された心電波形に基づいて、心臓が膨張して心膜Aが外側に変位するときには、
図7(a)に示されるようにアクチュエータ8を収縮させ、心臓が収縮して心膜Aが内側に変位するときには、
図7(b)に示されるように、アクチュエータ8を伸張させることにより、可動部を心膜Aの動きに追従させるようになっている。
【0031】
このようにすることで、心膜Aにかかる張力を一定にするようにアクチュエータ8を制御することができ、心膜Aに過大な負荷が掛かることを防止することができるという利点がある。
なお、検出部9としては、心電波形を検出するものの他、
図8に示されるように、可動部2cの先端に配置されて、心膜腔内の圧力あるいは心膜Aと心臓との間の距離を検出するセンサ11を採用してもよい。また、可動部2cとアクチュエータ8との接続部分に設けられ、可動部2cに加わる圧力を検出する加重センサ(図示略)を採用してもよい。
【0032】
また、固定部2bを皮下組織Bに固定するために、
図9に示されるように、固定部2bに対して長手方向に移動可能に設けられたスライダ12と、スライダ12の操作によって固定部2bの半径方向に突出させられる突起部13とを備えるものを採用してもよい。突起部13は、
図9(a)に示されるように、該スライダ12を固定部2bに対して後方に引いたときには可動部2cの外周面に沿うように延びていて皮下組織Bへの挿入性を向上し、
図9(b)に示されるようにスライダ12を固定部2bに対して前方に押し出したときには可動部2cの外周面から半径方向外方に突出して周辺の皮下組織Bに食い込むようになっている。
【0033】
このようにすることで、バルーン3の膨張後に固定部2bを皮下組織Bから抜き出す方向に引き、バルーン3を心膜Aに引っ掛けて心膜Aを心臓の表面から引き離した適当な位置において、固定部2bに対してスライダ12を前方に押し出すことにより、突起部13を皮下組織Bに食い込ませて固定部2bを皮下組織Bの任意の位置に固定することができる。また、スライダ12と突起部13に代えて、図示しないベルト等によって固定部を患者の身体に動かないように固定することにしてもよい。
【0034】
また、本実施形態においては、医療用デバイスとしてアクセスポートを例示して説明したが、これに代えて、内視鏡の挿入部の先端に同様の構造を採用してもよい。
また、上記各実施形態においては可動部2cの軸方向の長さを固定部2bよりも短くしたが、これに代えて、可動部2cを固定部2bより長くしてもよい。
【符号の説明】
【0035】
A 心膜
B 皮下組織(組織)
1 医療用デバイス
2 挿入部
2a 貫通孔
2b 固定部
2c 可動部
2d,7a,7b 付勢手段(位置調節手段)
3 バルーン(固定手段)
8 アクチュエータ
9 検出部
10 制御部