(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記1つ以上のクライアントデバイスが前記アカウントと関連付けられるべきであるとの判定が、前記1つ以上のクライアントデバイスの数が、しきい値の数よりも大きいことを判定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
前記1つ以上のクライアントデバイスの各々が、それぞれのデバイス識別子と関連付けられ、前記関連付けが、前記デバイス識別子の各々を前記アカウントに登録することを含み、前記方法が、
前記クライアントデバイスのうちの第1のクライアントデバイスが最初に電源を投入されたときの表示であって、前記第1のクライアントデバイスの第1のデバイス識別子を含む、表示を、ネットワークを介して受信することと、
前記第1のデバイス識別子が前記アカウントに登録されていることを判定することと、をさらに含み、
構成命令の前記送出が、前記第1のデバイス識別子が前記アカウントに登録されているとの判定に少なくとも部分的に応答して、前記構成命令を前記第1のクライアントデバイスに送出することを含む、請求項1に記載の方法。
前記アカウントは複数のサブグループと関連付けられ、第1のサブグループは、第1のグループのデバイスによってアクセス可能な第1のコンテンツと関連付けられ、第2のサブグループは、第2のグループのデバイスによってアクセス可能な第2のコンテンツと関連付けられる、請求項6に記載のシステム。
前記1つ以上のクライアントデバイスの各々が、それぞれのデバイス識別子と関連付けられ、前記関連付けが、前記デバイス識別子の各々を前記アカウントに登録することを含み、前記システムが、
前記クライアントデバイスのうちの第1のクライアントデバイスが最初に電源を投入されたときの表示であって、前記第1のクライアントデバイスの第1のデバイス識別子を含む、表示を、ネットワークを介して受信することと、
前記第1のデバイス識別子が前記アカウントに登録されていることを判定することと、をさらに含み、
構成命令の前記送出が、前記第1のデバイス識別子が前記アカウントに登録されているとの判定に少なくとも部分的に応答して、前記構成命令を前記第1のクライアントデバイスに送出することを含む、請求項6に記載のシステム。
前記行為が、前記第2の信号の受信に少なくとも部分的に応答して、前記装置の少なくとも1つの設定を更新することをさらに含み、前記少なくとも1つの設定が前記アカウントの管理者によって指定される、請求項10に記載の装置。
【発明を実施するための形態】
【0016】
例示の集合デバイスのオーダリングおよび分配。
【0017】
図1は、電子デバイスの集合を管理する例示的アーキテクチャ100である。図示するように、アーキテクチャ100は、複数の電子デバイスと関連付けられているアカウントを管理する、企業、教育機関、または他のエンティティなどのアカウント所有者102を含む。アカウント所有者102は、アカウントと関連付けられているデバイスのアイデンティティ、デバイスによって実装される設定などのアカウントの特徴を管理することが可能な少なくとも1人の管理者104と関連付けられ得る。さらにそのうえ、管理者104は、これに限られないが、アカウント102内のいくつかのグループまたはサブグループの各々の内部の複数のデバイスの各々と関連付けられるコンテンツおよびパラメータの設定を含む特徴を管理し得る。例えば、管理者は、小学校などのアカウント所有者の校長先生であり得る。校長先生は、小学校内の異なる学年レベル(グループ)と関連付けられたデバイスに対応する特定のコンテンツおよび好ましい設定を管理し得る。またさらに、校長先生は、小学校内の各々の学年レベル(サブグループ)を持つ特定の先生と関連付けられたデバイスに対応するこのようなコンテンツまたは設定を管理し得る。
【0018】
管理者104は、オファリングサービス110からデバイスオーダリングインターフェース108にアクセスするために、コンピューティングデバイス106を用い得る。オファリングサービス110は、電子書籍(イーブック)読み取りデバイス、携帯電話、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータなどの獲得されるように提供されている1つ以上の電子デバイスをオーダリングするために、ウェブサイトまたはネットワーク112上でアクセス可能な他のサイトを含み得る。ネットワーク112は、インターネット、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、無線エリアネットワーク(WWAN)、無線ネットワークなど、および前述したものの組み合わせを含む任意のタイプの通信ネットワークであり得る。
【0019】
コンピューティングデバイス106は、パソコンとして図示されているが、無線電話、タブレットコンピュータ、イーブック読み取りデバイス、ラップトップコンピュータなどの他のデバイスとしても実装され得る。コンピューティングデバイス106は、1つ以上のプロセッサと、アプリケーションおよびデータを記憶するメモリとを装備している。ブラウザまたは他のクライアントアプリケーションはメモリに記憶され、プロセッサ上で実行されて、オファリングサービス110からデバイスオーダリングインターフェース108にアクセスし得る。
【0020】
オファリングサービス110からのデバイスオーダリングインターフェース108は、恐らくサーバファームとして配列された、1つ以上のサーバ114(1)、・・・、114(M)上でホストされる。一部の実装例では、サーバ114(1)は、プロセッサ116およびメモリ118を含む。図示するように、メモリ118は、個々のデバイスをアカウントに関連付けるまたは登録することを容易化するために、アカウント登録モジュール120を含む。モジュール120はまた、好ましいアカウント設定の実装を容易化するために、管理アカウントパラメータモジュール122を含む。例えば、管理者は、モジュール122を利用して、ある好ましいパラメータまたは設定を、アカウントと関連付けられた個々のデバイス上に実装し得る。
【0021】
図示するアーキテクチャ100では、オファリングサービス110は、いくつかのイーブック読み取りデバイス124(1)、・・・、124(N)に対する注文を管理者104から受信する。各々のイーブック読み取りデバイス124(1)〜(N)は、ネットワーク112を介してオファリングサービス110に接続するおよびこれと通信することが可能な無線通信技術を有し得る。いくつかのデバイスに対する注文を受信したことに応答して、オファリングサービス110は、いくつかの注文されたデバイス124(1)〜(N)が、アカウント所有者102のアカウントと関連付けられるかどうかを判定する。一部の実装例では、オファリングサービス110は、いくつかの注文されたデバイス124(1)〜(N)がアカウント所有者102のアカウントと関連付けられることを、注文されたデバイスの数がしきい値の数よりも大きいかどうかに基づいて判定する。しきい値の数は、2、5、25、もしくは1000個のデバイスまたは他の数であり得る。他の実装例では、オファリングサービス110は、いくつかの注文されたデバイス124(1)〜(N)がアカウント所有者102のアカウントと関連付けられることを、管理者104からの要求に基づいておよび/またはいずれか他の判断基準に基づいて判定する。例えば、1つ以上のデバイスをオーダリングするときに、または、その後のいずれかのときに、管理者104は、1つ以上のデバイスがデバイスの数とは無関係に特定のアカウントと関連付けられることを要求し得る。
【0022】
いくつかの注文されたデバイスがアカウント所有者102のアカウントと関連付けられていると判定したことに応答して、オファリングサービス110は、いくつかのデバイスの各々をアカウント所有者102と関連付けるまたはこれに登録する。またしても、一部の例では、オファリングサービス110は、管理者がデバイスをアカウントと関連付けたがっているかどうかを最初に確認し得る。さらに別の例では、オファリングサービス110は、注文されたデバイスの数とは無関係に、デバイスをアカウントに関連付けるオプションを管理者104に対して許容し得る。どちらの例でも、注文されたデバイスをアカウントと関連付けるために、オファリングサービス110は、デバイス識別子(例えば、通し番号など)をアカウント所有者102のアカウントに関連付けて、それぞれのデバイスをアカウントにリンクさせ得る。
【0023】
アカウント所有者102のアカウントは、関連付けられたまたは登録されたデバイス124(1)〜124(N)の各々に対して利用可能とされた特定のコンテンツと関連付けられ得る。例えば、アカウント所有者102が教育機関を含むとき、対応するアカウントは、教科書などの教育機関の学生のあるコンテンツと関連付けられ得る。したがって、特定のデバイスがアカウントと関連付けられたとき、そのデバイスは、以下により詳述するように、特定のコンテンツにアクセスし得る。
【0024】
いくつかのクライアントデバイスに対する注文を受信して、デバイス識別子をアカウントにリンクした後では、オファリングサービス110は、デバイス124(1)〜124(N)に対する受信された注文をコンパイルして、デバイスプロバイダ126と通信して、アカウント所有者102の管理者104に対するデバイスの出荷を調整する。
【0025】
デバイスの集合をデバイスプロバイダ126から受領すると、アカウント所有者102は、受領したデバイスを個々のユーザ128(1)、・・・、128(N)に分配し得る。例えば、小学校は、管理者として機能する校長先生を有し得る。校長先生は、小学校のアカウントと関連付けられたデバイスの各々を、ある五年生クラスの各々の生徒に分配し得る。
【0026】
その後で、オファリングサービス110は、分配されたデバイスのうちの1つが最初に電源が投入されたときに、ネットワーク112上で表示を受信し得る。この表示は、電源を投入されたデバイスのデバイス識別子を含み得る。この表示を受信したことに応答して、オファリングサービス110は、電源を投入されたデバイスのデバイス識別子がアカウント所有者102と関連付けられたアカウントにあらかじめリンクされていると判定し得る。オファリングサービス110がこのような判定をすると、オファリングサービス110は、ネットワーク112上で、電源を投入されたデバイスに対して、デバイス上の設定を変更して、デバイスがアカウント所有者102と関連付けられたアカウントから分離するまたは登録解除することを防止する信号を送出する。
【0027】
他の実装例では、オファリングサービス110は、アカウント所有者102に関連付けられたまたは登録されたデバイスの各々に好ましい設定またはパラメータを実装する要求を、管理者104から受信し得る。この要求を受信したことに応答して、オファリングサービス110は、好ましい設定またはパラメータを、アカウント所有者102と関連付けられたデバイスの各々とネットワーク112上で通信することによって、実装し得る。ある実装例では、好ましい設定を実装するという、管理者からの要求は、デバイスに対する注文がオファリングサービス102に出されたときになされる。このような状況下では、好ましい設定を実装するためのオファリングサービス102からの通信は、アカウント所有者102と関連付けられたデバイスの各々が最初に電源を投入されたときに、デバイスの各々で発生する。他の実装例では、他の実装例では、好ましい設定を実装する要求は、アカウント所有者102と関連付けられたデバイスの各々が個々のユーザ128(1)〜(N)に分配された後で発生し得る。
【0028】
一部の例では、好ましい設定またはパラメータは、各々のそれぞれのクライアントデバイス上のウェブブラウザを禁止すること、各々のそれぞれのクライアントデバイスからのウェブ記憶装置へのアクセスを禁止すること、各々のそれぞれのユーザが、それぞれのクライアントデバイスにアクセスするためのパスワードを実装することを要求すること、各々のそれぞれのクライアントデバイス上のメディアプレイヤを禁止すること、各々のそれぞれのクライアントデバイスを禁止すること、各々のそれぞれのユーザが、それぞれのクライアントデバイスにアクセスするための最小のパスワード長を実装することを要求すること、各々のそれぞれのクライアントデバイスによる指定された無線ネットワークの使用を禁止すること、それぞれのクライアントデバイス用の無線ネットワークフィルタを可能とすること、それぞれのクライアントデバイスが、指定されたゲームをプレイすることを防止すること、およびアカウント所有者のアカウントに特有のコンテンツに対するアクセスを可能とすること等を含む。
【0030】
図2は、アカウント所有者と関連付けられたコンテンツを表示し得る
図1のデバイス124(1)中に実装され得る例としての構成要素を示す。この例では、デバイスは、専用の手持ち式イーブック読み取りデバイスとして示されているが、しかしながら、他の電子デバイスによって、これらの技法を実装してもよく、本明細書に記載する機能性のいくつかを含んでもよい。
【0031】
デバイス124(1)の基本構成は、1つ以上の処理ユニット202およびメモリ204を含む。デバイス124(1)の構成次第で、メモリ204(および、この文書全体にわたって記載される他のメモリ)は、コンピュータ記憶媒体の1例であり、かつ、揮発性および不揮発性のメモリを含み得る。したがって、メモリ204は、これに限られないが、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ、もしくは他のメモリ技術または、デバイス124(1)によってアクセスすることが可能な媒体項目もしくはアプリケーションおよびデータを記憶するために用いることが可能ないずれかの他の媒体を含み得る。
【0032】
メモリ204は、処理ユニット(複数可)202上で実行可能な任意の数の機能構成要素ならびに、デバイス124(1)によってレンダリングされるデータおよびコンテンツを記憶するために用いられ得る。したがって、メモリ204は、オペレーティングシステムと、イーブック、オーディオブック、歌、ビデオ、静止画像などの1つ以上のコンテンツ項目206を記憶する記憶データベースとを記憶し得る。
【0033】
インターフェースモジュール208はまた、メモリ204中に提供されてもよく、ユーザによるデバイス124(1)の使用に備えて、処理ユニット(複数可)202上で実行可能であってもよい。インターフェースモジュール208は、要求のテキスト入力(例えば、カーソル、コントローラ、キーボードなどを介して)、要求の音声入力(例えば、マイクロフォンを介して)、またはいずれかの他の様式による要求の入力を容易化し得る。
【0034】
メモリ204はまた、デバイス124(1)のユーザに対するパーソナライズを容易化するために、設定モジュール210を含み得る。設定モジュール210中に記憶される例としての設定は、デバイス登録、デバイス名、Wi−Fi設定、デバイスパスワードなどを含み得る。
【0035】
自動式登録解除ロックモジュール212はまた、メモリ204中に提供されてもよく、ネットワーク112などのネットワーク上でオファリングサービスから信号を受信するために、処理ユニット(複数可)202上で実行されてもよい。この信号を受信すると、モジュール212は、アカウントと関連付けられたデバイス124(1)を変更して、デバイス124(1)が、
図1に関して説明したように、アカウントから登録解除することを防止する。
【0036】
管理アカウントパラメータモジュール214は、これもまた上述したように、アカウント所有者102の管理者104によって要求された好ましい設定を実装する目的で、ネットワーク112から信号を受信するために、メモリ204に含まれ得る。例えば、管理者104が、対応するアカウントの各々のクライアントデバイス上に好ましい設定を実装することを要求するとき、モジュール214は、オファリングサービスから信号を受信して、設定をデバイス上に実装し得る。
【0037】
図2は、デバイス124(1)が、受光型、発光型、またはいずれかの他の形態のディスプレイであり得るディスプレイ216を含み得ることをさらに示している。1つの実装例では、ディスプレイは、電子ペーパー(イーペーパー)表示技術を用いるが、この技術は、双安定性であり、それが、ほとんどまたはまったく電力がディスプレイに供給されないときにさえも、テキストまたは他のレンダリングされた画像を維持することが可能であることを意味する。本明細書に記載する実装例で用いられ得る一部の例としてのイーペーパー様のディスプレイは、双安定性LCD、MEMS、コレステリック式、有色電気泳動式、およびその他のそれを含む。他の実装例または他のタイプのデバイスでは、ディスプレイは、LCDおよびOLEDなどの他の技術を用いて具現化されてもよく、タッチ画面インターフェースをさらに含んでもよい。一部の実装例では、タッチ画面機構は、ディスプレイと共に実装されて、タッチ画面ディスプレイを形成し得る。
【0038】
デバイス124(1)は、様々な入/出力(I/O)構成要素218をさらに備え得る。一部の構成要素は、様々なユーザインターフェース制御機器(例えば、ボタン、ジョイスティック、キーボード、など)、カメラ、バーコード読み取り装置、オーディオスピーカー、接続ポートなどを含み得る。
【0039】
ネットワークインターフェース220は、セルラー方式ネットワーク、ラジオ、Wi−Fiネットワーク、短距離ネットワーク(例えば、ブルートゥース)、IRなどの様々なネットワークに対する有線接続と無線接続の双方に対応する。イーブック読み取りデバイス124(1)もまた、バッテリおよび電力制御ユニット222を含む。バッテリおよび電力制御ユニットは、デバイスが消費する電力、すなわち電気的エネルギーの量を動作可能に制御する。読み取りデバイスによって消費される電力の量を能動的に制御することは、バッテリに蓄えられる電気的エネルギーのより効率的な使用を達成し得る。
【0040】
デバイス124(1)は、さらなる特徴または機能性を有し得る。例えば、デバイス124(1)はまた、例えば、磁気ディスク、光ディスク、またはテープなどのさらなるデータ記憶デバイス(取り外し式および/または固定式)を含み得る。このさらなるデータ記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報の記憶のためのいずれかの方法または技術で実装される揮発性および不揮発性、取り外し式および固定式の媒体を含み得る。
【0041】
本明細書に記載する様々な命令、方法、および技法は、1つ以上のコンピュータまたは他のデバイスによって実行される、プログラムモジュールなどのコンピュータ実行可能命令の一般的な文脈で考慮され得る。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施するまたは特定の抽象的なデータタイプを実装するために、ルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含む。これらのプログラムモジュールなどは、仮想マシンまたは他のJITコンパイル実行環境の中などで、ネイティブコードとして実行され得る、または、ダウンロードされて実行され得る。一般的には、プログラムモジュールの機能性は、様々な実施形態で、所望次第で、組み合わされるまたは分配される。これらのモジュールおよび技法の実装物は、一部の形態のコンピュータ読み取り可能媒体上で記憶または送信され得る。
【0042】
例としてのユーザインターフェース。
図3〜6は、集合デバイス上に表示される様々な例としてのユーザインターフェースを示す。
図3は、一般に、個々のユーザ128(1)が設定モジュール210にアクセスするときに、デバイス124(1)上に表示されるユーザインターフェース300を示す。ある実装例では、デバイス124(1)がアカウント所有者102のアカウントに関連付けられるまたは登録されている場合、「登録解除」機能302はロックされている。一部の実装例では、登録解除機能が禁止されているという表示は、「登録解除」302という語が抹消されているまたは灰色表示されていることをインターフェース300内で提示することによって示すことが可能である。他の実装例では、登録解除機能は、ユーザインターフェース内のユーザに対して、選択可能なオプションとして提示され得ない。上述したように、デバイスの登録解除機能は、デバイスがアカウントと関連付けられることをオファリングサービス110が認識するときに、ロックするように自動的に構成される。
【0043】
図3に示すように、ユーザインターフェース300は、デバイス124(1)が「Wendell Berry」という名称のユーザを登録したことを304で示す。ユーザインターフェース300は、デバイスが通し番号306を有することを、「Device Info:」(デバイス情報:)の下にさらに示す。通し番号306は、デバイスをアカウント所有者102のアカウントとリンクするために、オファリングサービス110によってデバイス識別子として用いられ得る。ユーザインターフェース300はまた、このデバイスが「Managed Device」(管理デバイス)308であることを図示して、デバイスがアカウントに関連付けられたまたは登録されたことを示す。さらに、310で、ユーザインターフェース300は、デバイス124(1)によってアクセス可能なアカウント所有者の特定のポリシーIDまたは特定のコンテンツを図示する。例えば、「大学のポリシー」は、デバイス124(1)がアカウントと関連付けられ、したがって、特定のコンテンツにアクセスすることが可能であることを示す。このポリシーはまた、デバイスが、管理者104によって設定されたものなどの、アカウントと関連付けられたある好ましいパラメータを実装することを指示し得る。
【0044】
図4は、個々のユーザ128(1)の「登録解除」機能302の選択に応答して、デバイス124(1)上に表示される例としてのユーザインターフェース400を図示する。この例では、テキストボックス402は、「登録解除」機能302が選択されたときに、Wendell Berryに表示され得る。一部の実装例では、テキストボックス402内のテキストは、好ましいメッセージをユーザに表示するように、アカウント所有者102の管理者104によってカスタマイズされ得る。この例では、テキストボックス402は、集合デバイスの登録に関するさらなる情報を求めて、「あなたの大学の管理者に接触する」ことをユーザに命令する。
【0045】
図5は、デバイス124(1)上に表示されたユーザインターフェース500を図示する。この表示されたインターフェースは、メモリ204内に記憶された例としてのコンテンツ項目206を示す。この例では、コンテンツ項目206は、イーブックであり得る。具体的には、ユーザインターフェース500は、ハイパーリンク502がイーブックのテキスト内に埋め込まれたイーブックを図示する。上述したように、デバイス124(1)は、アカウント所有者102のアカウントと関連付けられる。したがって、アカウント所有者102の管理者104は、アカウント所有者102のアカウントと関連付けられたデバイスの各々上に好ましい設定を実装することを要求する機能を有する。次に
図5に戻ると、ユーザインターフェース500はまた、ポインタ504が、個々のユーザ128(1)によるハイパーリンク502の選択を示しているところを図示する。
【0046】
個々のユーザ128(1)がハイパーリンク502を選択することに応答して、
図6は、テキストボックス602が、デバイス124(1)が「管理されたデバイス」であること、および、「ウェブブラウザがブロックされている」ことを、個々のユーザ128(1)に示しているところを図示する。テキストボックス602は、デバイス124(1)のウェブブラウザを禁止する好ましいパラメータを実装するように、アカウント所有者102の管理者104がオファリングサービス110に要求することに対する応答として、表示されている。上述したように、個々のユーザ128(1)に対してデバイス124(1)上のユーザインターフェース600中で表示されるメッセージは、アカウント所有者102の管理者104によって完全にカスタマイズされる。
【0047】
一部の実装例では、ハイパーリンク502は、ユーザインターフェース600内でアンダーラインされたり、または、可視であることはできない。他の実装例では、個々のユーザ128(1)の、ハイパーリンク502またはいずれかの他の制限されたアカウント設定の選択に応答して、個々のユーザ128(1)は、アカウント所有者102の管理者104がブラウザに対するおよび/またはハイパーリンク502と関連付けられた特定のURLに対するアクセス権をユーザに与えることを要求することを、個々のユーザ128(1)に許容するように、テキストボックスで督促され得る。
【0048】
管理された集合へのオプトインを許容することの解説的な例。
【0049】
図7〜11は、個々のユーザに対して、ユーザの個々に所有するデバイスをアカウント所有者のアカウントに関連付けるまたは登録することを可能とする例としてのアーキテクチャおよびユーザインターフェースを示す。
【0050】
アーキテクチャ700では、アカウント所有者102のアカウント、グループ、またはサブグループに登録されているまたはされていないことがあり得るデバイス704を持つ個々のユーザ702は、デバイス704をアカウント所有者102のアカウント、グループ、またはサブグループに登録するように要求し得る。一部の実装例では、デバイス704は、すでに、アカウント所有者のグループまたはサブグループと関連付けられ得る。その場合、個々のユーザ702は、デバイス704をアカウント所有者のアカウント内のさらなるグループまたはサブグループと関連付けるように要求している。
【0051】
図7に示すように、この要求は、個々のユーザ702が画像をキャプチャしたまたは走査したとの表示を、ネットワーク112を介して、オファリングサービス110が受信することを含む。一部の実装例では、画像は、即答コード706またはバーコード708を含み得る。画像は、アカウント保有者102のアカウント、グループ、またはサブグループに固有である。走査またはキャプチャすることは、デバイス124(1)に関して上述したように、カメラまたはバーコード読み取り装置などの入/出力構成要素218によって容易化され得る。
【0052】
例えば、すでにイーブック読み取りデバイスを所有している学生は、彼らのイーブック読み取りデバイスを利用して、大学と関連付けられた画像の写真を撮ることによって、大学のアカウントに登録またはオプトインするように要求することが可能である。一部の実装例では、大学は、クラスの黒板に表示される、QRコードなどの画像を、前もって、オファリングサービスから受信し得る。他の実装例では、画像は、オファリングサービス110によって保たれているウェブページから印刷されて、アカウント所有者102によってどこかのロケーションに掲示され得る。他の実装例では、画像は、大学の管理者によって保たれているウェブページ上に表示され得る。
【0053】
図7に戻って、画像はオファリングサービス110によって受信され、これは、デバイス704によってキャプチャされた画像に対応するアカウント所有者102のアカウント、グループ、またはサブグループを特定する。一部の実装例では、デバイス704がアカウントと関連付けられた画像をキャプチャしたことを特定すると、オファリングサービス110は、デバイス704のディスプレイをユニフォームリソースロケータ(URL)に方向付けし、これが、個々のユーザ702に、デバイス704をアカウント所有者102の特定されたアカウントと関連付けることを容認または拒否するように督促する。他の実装例では、デバイス704がアカウントと関連付けられた画像をキャプチャしたことを特定すると、オファリングサービス110は、デバイス704を特定されたアカウントと自動的に関連付ける。
【0054】
図8は、デバイス704上に表示された例としてのユーザインターフェース800を図示する。図示し、上述したように、このインターフェースは、個々のユーザ702に、キャプチャされた画像と関連付けられたアカウントへの関連付けまたは登録を容認または拒否するように督促する確認である。ユーザインターフェース800はまた、キャプチャされた画像と関連付けられた特定されたアカウント所有者102を示す。さらに、かつ説明するように、ユーザインターフェース800はまた、キャプチャされた画像と関連付けられたアカウント所有者のアカウント内のグループ804またはさらなるサブグループ806を示す。
【0055】
図9は、個々のユーザ902がデバイス904をアカウントと関連付けるように要求するアーキテクチャ900を示す。このアーキテクチャでは、デバイス904は、個々のユーザ902によって所有されてもよく、アカウント所有者102のアカウント、グループ、またはサブグループとすでに関連付けられていても、いなくてもよい。さらにそのうえ、デバイス904は、上述したように画像をキャプチャするために必要なカメラまたはバーコード読み取り装置などの入/出力構成要素を含まない。ここで、デバイス904を用いる個々のユーザ902は、オファリングサービス110から、デバイス904をアカウント所有者102のアカウント、グループ、またはサブグループに関連付けるまたは登録するように要求する。このような要求を受信すると、オファリングサービス110は、デバイス904上で表示されるように、ネットワーク112上で画像906を送出または送信する。一部の実装例では、画像906は、QRコード、バーコードなどであり得る。画像906は、デバイス904に固有であり得る。
【0056】
図9に示すように、画像906がデバイス904上に表示された後、個々のユーザ902は、画像906をキャプチャするために、外部のまたはさらなるデバイス908を用い得る。さらなるデバイス908は、スマートフォンとして図示されているが、PDA、タブレットコンピュータ、イーブック読み取りデバイス、ラップトップコンピュータなどの別のデバイスとしても実装され得る。さらなるデバイス908は、1つ以上のプロセッサと、アプリケーションおよびデータを記憶するメモリとを装備し得る。ブラウザアプリケーションは、このメモリに記憶され、プロセッサ上で実行されて、ネットワーク112を介してオファリングサービス110にアクセスし得る。さらなるデバイス908が画像906をキャプチャした後、さらなるデバイス908は、それが画像をキャプチャしたとの表示を、ネットワーク112上でオファリングサービス110に送出する。
【0057】
図9〜10に示すように、オファリングサービス110は、画像906がさらなるデバイス908によってキャプチャされたとの表示を受信し、さらに、ある実施形態では、さらなるデバイス908のディスプレイをユニフォームリソースロケータ(URL)に方向付け、これが、個々のユーザ902に、デバイス904をアカウント所有者102のアカウント、グループ、またはサブグループと関連付けることを容認または拒否するように督促する。他の実装例では、さらなるデバイス908がアカウント、グループ、またはサブグループと関連付けられた画像をキャプチャしたことを特定すると、オファリングサービス110は、デバイス904を、特定されたアカウント、グループ、またはサブグループと自動的に関連付ける。
【0058】
一部の実装例では、上述した「オプトイン」技術の後、個々のユーザ702および902は、後で、彼らのそれぞれのデバイス704および904をアカウント所有者102のアカウント、グループ、またはサブグループから分離するように要求し得る。例えば、自身の個人用のデバイスを大学での特定のコースと関連付けていた学生は、その学生が後で、そのコースまたは大学から退席すると決心する場合、そのコースから分離することを希望し得る。この例では、個々のユーザ702または902は、それぞれのデバイス704および904をアカウント所有者102のアカウント、グループ、またはサブグループから分離する要求を、ウェブサイトを介してオファリングサービス110に送出し得る。この要求を受信すると、オファリングサービス110は、デバイスをアカウントから分離し得る。
【0059】
一部の実装例では、個々のユーザ702または902が、アカウント所有者102のアカウント、グループ、またはサブグループとの分離を要求するとき、オファリングサービス110または管理者104は、現在分離されているアカウント、グループ、またはサブグループと関連付けられていた特定のコンテンツに対するそれぞれのデバイス704および904からのアクセスを除去し得る。上記の例を用いて、自身のデバイスを大学が提案した特定のコースと関連付けることを決心する学生は、後で、そのコースから分離することを決心し得る。しかしながら、関連付けられたデバイスが、コースとの関連付けによって、教科書などの特定のコンテンツにアクセス権があった場合、分離すると、学生のデバイスはもはやこのような教科書にはアクセス権はない。もちろん、他の例では、デバイスは、アカウントと関連付けられたこのようなコンテンツに対するアクセス権を保持する。
【0060】
図11は、アカウント所有者102のアカウントが複数のグループ1102を含むツリー
図1100である。さらに、各々のグループ1102は、複数のサブグループ1104を含み得る。アカウント所有者102は、アカウントのマネージャであろう。しかしながら、各々のグループまたはサブグループは、アカウント所有者102の管理内の個別のアカウントであり得る。一部の実装例では、各々のグループまたはサブグループは、アカウント所有者102による管理を容易化するために、異なる管理者を有し得る。一部の実装例では、アカウント内の各々のグループまたはサブグループは、これもまたアカウントに関連付けられたまたは登録されたデバイスにとってアクセス可能とされる特定のコンテンツと関連付けられる。一部の実装例では、デバイスは、複数のアカウント所有者またはアカウント内の複数のグループもしくはサブグループに関連付けられ得るまたは登録され得る。
【0061】
例えば、アカウント所有者は大学であり得るが、大学は、生物学101、微積分学302、物理化学などの多くの異なる個々のコースを提案し得る。大学内の各々の個々のコースは、大学アカウント内のグループであろう。各々の個々のコースは、大学のアカウント内の他の個々のコースとは異なる特定のコンテンツおよびポリシーと関連付けられ得る。個々のコースは、さらなるサブグループを含み得る。例えば、生物学101は、異なる学生または異なる教授を含む複数のセクションに分割され得る。各々のサブグループは、アカウントのグループ内の他のサブグループとは異なる特定のコンテンツおよびポリシーと関連付けられ得る。
【0062】
例としてのプロセス。
図12は、しきい値数のデバイスをアカウントと関連付ける上述した技法を実装するための例としてのプロセス1200を示す。管理者104または個々のユーザ702もしくは902の下方の行為は、それぞれ管理者またはユーザによって実施され得る。オファリングサービス110の下に図示される行為は、オファリングサービス110によって実施され得る。
【0063】
プロセス1200(および本明細書に記載する各々のプロセス)は、論理フローグラフとして図示されているが、その各々の動作は、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせに実装可能な一連の動作を表す。ソフトウェアの文脈では、動作は、1つ以上のプロセッサによって実行されたときに、引用される動作を実施する、1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体上に記憶されるコンピュータ実行可能命令を表す。一般に、コンピュータ実行可能命令は、特定の機能を実施するまたは特定の抽象的なデータタイプを実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などを含む。最終的に、動作が記述される順序は、制限として解釈されることを意図するものではなくて、任意の数の記述された動作を、プロセスを実装するように、任意の順序および/または並列に組み合わせることが可能である。
【0064】
コンピュータ読み取り可能媒体は、非一時的なコンピュータ読み取り可能記憶媒体を含み得るが、これは、ハードドライブ、フロッピディスケット、光ディスク、CD−ROM、DVD、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、磁気もしくは光カード、ソリッドステートメモリデバイス、または、電子命令を記憶するのに適切な他のタイプの記憶媒体を含み得る。加えて、一部の実施形態では、コンピュータ読み取り可能媒体は、一時的コンピュータ読み取り可能信号(圧縮または非圧縮形態)を含み得る。コンピュータ読み取り可能信号の例は、搬送波を用いて変調されているかどうかは関係なく、しかしこれに限られないが、インターネットまたは他のネットワークを介してダウンロードされた信号を含めて、コンピュータプログラムをホストするまたは走行させるコンピュータシステムがアクセスするように構成することが可能である信号を含む。最終的には、動作が記述される順序は、制限として解釈されることを意図するものではなく、任意の数の記述された動作を、プロセスを実装するように、任意の順序および/または並列に組み合わせることが可能である。
【0065】
1202で、管理者104は、オファリングサービス110からデバイスを要求する。1204で、オファリングサービスは、要求を受信して、その要求が1206でアカウントと関連付けられるかどうかを判定する。1208で、要求されたデバイスの数が、アカウントと関連付けられるのであれば、オファリングサービス110は、要求された数に等しい数のデバイスを管理者104と関連付けられたアカウントと関連付ける。デバイスは、次に、1210でコンパイルされて出荷される。一部の例では、オファリングサービス110は、デバイスをアカウント所有者(例えば、管理者104)に提供し、一方他の例では、オファリングサービスは、オファリングサービス110から分離しているデバイスプロバイダを利用する。
【0066】
1212で、管理者104は、オファリングサービス110からデバイスを受領して、デバイスの各々を個々のユーザ1214に分配する。例えば、管理者が大学などのアカウント所有者と関連付けられている場合、デバイスは、ある英文学コース内の教授または学生などの個々のユーザに分配され得る。1216で、オファリングサービス110は、デバイスが最初に電源が投入されたとの表示を受信する。1218で、オファリングサービス110は、そのデバイスが管理者104と関連付けられているアカウントと関連付けられたかどうかを判定し、そうであれば、1220で信号を送出して、デバイスがアカウントから分離されるのを防止する。
【0067】
図13は、別の例としてのプロセス1300のフロー図を示す。1302で、アカウントの管理者104は、オファリングサービス110からデバイスを要求する。1304で、オファリングサービス110は要求を受信し、1306で、その要求がアカウントと関連付けられるデバイスの数に関するものであるかどうかを判定する。そうであれば、1308で、オファリングサービス110は、デバイスの各々をアカウントと関連付けて、1310で、そのデバイスを集荷目的でコンパイルする。
【0068】
1312で、管理者104は、オファリングサービス110からデバイスを受領し、1314で、デバイスの各々を個々のユーザに分配する。1316で、管理者104は、アカウントと関連付けられたデバイスの各々に好ましい設定の実装を要求する。上述したように、要求は、いつでもいくつかの方法で実装することが可能である。1318で、オファリングサービス110は、好ましい設定を実装する管理者の要求を受信し、1320で、好ましい設定を実装するための信号を送出する。
【0069】
図14は、別の例としてのプロセス1400のフロー図を示す。1402で、個々のユーザ702は、デバイスで画像をキャプチャすることによって、アカウントにオプトインするまたは関連付けることを要求する。1404で、オファリングサービスは要求を受信して、1406で、キャプチャされた画像に基づいてアカウントを特定する。1408で、オファリングサービス110は、オプトインを容認するまたは拒否するようにデバイスに督促する。個々のユーザは、それぞれ1410および1412で、この督促を受信して、オプトインに対する督促に対する応答を選択する。1414で、オファリングサービス110は、個々のユーザ702の選択を受信し、1416で、応答が、ユーザがそのように要求していることを示していれば、デバイスをアカウントと関連付ける。
【0070】
最後に、
図15は、別の例としてのオプトインプロセス1500のフロー図を示す。プロセス1500において、1502で、個々のユーザ902は、デバイスを用いて、そのデバイスをアカウントにオプトインするまたは関連付けることを要求する。1504および1506で、オファリングサービスは、この要求を受信して、デバイスで表示される画像を送出する。すでに詳述したように、この画像は、アカウントとそれが表示されるデバイスとの双方に対して固有である。1508で、個々のユーザ902は、デバイスに表示される画像を受信する。1510で、個々のユーザ902は、デバイス上に表示されている画像をさらなるデバイスでキャプチャする。1512で、さらなるデバイスが画像をキャプチャしたという表示が送出される。
【0071】
1514で、オファリングサービス110は、画像がさらなるデバイスによってキャプチャされたという表示を受信する。それに応答して、1516で、オファリングサービス110は、さらなるデバイスまたはアカウントと関連付けられるデバイスに、デバイスのアカウントとのオプトインまたは関連付けを容認するまたは拒否するように督促する。1518で、さらなるデバイスまたはアカウントと関連付けられるデバイスは、その督促を受信して、1520で、ユーザは督促に対する応答を選択する。1522で、オファリングサービス110は、個々のユーザ702の選択を受信し、1524で、応答がそのように示していれば、要求をするために最初に用いられたデバイスをアカウントと関連付ける。
【0072】
主題を、構造的特徴および/または方法的行為に固有の言葉で説明したが、添付クレームに定義された主題は、説明した特定の特徴または行為に必ずしも制限されないことを理解すべきである。むしろ、特定の特徴および行為は、クレームを実装する例示の形態として開示されている。
【0073】
(付記1)
方法であって、
実行可能な命令で構成された1つ以上のコンピューティングシステムの制御下で、
1つ以上のクライアントデバイスに対する注文を受信することと、
1つ以上のクライアントデバイスがアカウントと関連付けられるべきであるかどうかを判定することと、
1つ以上のクライアントデバイスをアカウントと関連付けるべきであるとの判定に少なくとも部分的に応答して、
1つ以上のクライアントデバイスの各々をアカウントと関連付けることと、
構成命令を1つ以上のクライアントデバイスの各々に送出することであって、構成命令が、それぞれのクライアントデバイスのアカウントからの分離を防止するように、1つ以上のクライアントデバイスの各々の設定を修正するように適合される、送出することと、を含み、
アカウントが、指定されたコンテンツと関連付けられ、指定されたコンテンツが、アカウントと関連付けられた各々のクライアントデバイスによってアクセス可能である、方法。
【0074】
(付記2)
アカウントが指定されたコンテンツと関連付けられ、指定されたコンテンツが、アカウントと関連付けられた各々のクライアントデバイスによってアクセス可能である、付記1に記載の方法。
【0075】
(付記3)
アカウントが複数のサブグループと関連付けられ、第1のサブグループが、第1のデバイスグループによってアクセス可能な第1のコンテンツと関連付けられ、第2のサブグループが、第2のデバイスグループによってアクセス可能な第2のコンテンツと関連付けられる、付記1に記載の方法。
【0076】
(付記4)
1つ以上のクライアントデバイスがアカウントと関連付けられることを判定することが、1つ以上のクライアントデバイスの数がしきい値の数よりも大きいことを判定することをさらに含む、付記1に記載の方法。
【0077】
(付記5)
1つ以上のクライアントデバイスが、個々のユーザに分配するためのものであり、アカウントが、少なくとも1人の管理者によって管理され、方法が、
1つ以上のクライアントデバイスの各々に対して設定を構成する要求を、少なくとも1人の管理者から受信することと、
少なくとも1人の管理者からの要求の受信に少なくとも部分的に応答して、1つ以上のクライアントデバイスの各々に対して設定を構成する命令を送出することと、をさらに含む、付記1に記載の方法。
【0078】
(付記6)
1つ以上のクライアントデバイスの各々が、それぞれのデバイス識別子と関連付けられ、関連付けが、デバイス識別子の各々をアカウントに登録することを含み、方法が、
クライアントデバイスのうちの第1のクライアントデバイスが最初に電源を投入されたときの表示であって、第1のクライアントデバイスの第1のデバイス識別子を含む、表示を、ネットワークを介して受信することと、
第1のデバイス識別子がアカウントに登録されていることを判定することと、をさらに含み、
構成命令の送出が、第1のデバイス識別子がアカウントに登録されているとの判定に少なくとも部分的に応答して、構成命令を第1のクライアントデバイスに送出することを含む、付記1に記載の方法。
【0079】
(付記7)
さらなるクライアントデバイスから、さらなるクライアントデバイスをアカウントと関連付ける要求を受信することと、
要求を受信することに少なくとも部分的に応答して、さらなるクライアントデバイスをアカウントと関連付けることと、をさらに含む、付記1に記載の方法。
【0080】
(付記8)
システムであって、
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体であって、1つ以上のプロセッサ上で実行されるとき、1つ以上のプロセッサに、
1つ以上のクライアントデバイスをアカウントと関連付ける要求を受信することと、
要求に応答して、1つ以上のクライアントデバイスの各々をアカウントと関連付けることと、
構成命令を1つ以上のクライアントデバイスの各々に送出することであって、構成命令が、それぞれのクライアントデバイスのアカウントからの分離を防止するようにクライアントデバイスの各々の設定を修正するように適合される、送出することと、を含む行為を実施させる、コンピュータ実行可能命令を記憶する、1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体と、を備える、システム。
【0081】
(付記9)
アカウントが、指定されたコンテンツと関連付けられ、指定されたコンテンツが、アカウントと関連付けられた各々のクライアントデバイスによってアクセス可能である、付記8に記載のシステム。
【0082】
(付記10)
アカウントが、教育機関または企業によって管理される、付記9に記載のシステム。
【0083】
(付記11)
アカウントが複数のサブグループと関連付けられ、第1のサブグループが、第1のデバイスグループによってアクセス可能な第1のコンテンツと関連付けられ、第2のサブグループが、第2のデバイスグループによってアクセス可能な第2のコンテンツと関連付けられる、付記9に記載のシステム。
【0084】
(付記12)
1つ以上のクライアントデバイスの各々が、個々のユーザに配分されるためのものであり、アカウントが、少なくとも1人の管理者によって管理され、行為が、
1つ以上のクライアントデバイスの各々に設定を構成する要求を少なくとも1人の管理者から受信することと、
少なくとも1人の管理者からの要求を受信することに少なくとも部分的に応答して、1つ以上のクライアントデバイスの各々に設定を構成する命令を送出することと、をさらに含む、付記8に記載のシステム。
【0085】
(付記13)
送出することが、それぞれのクライアントデバイスをそれぞれの個々のユーザに分配した後で、ネットワーク上で1つ以上のクライアントデバイスの各々と通信することを含む、付記12に記載のシステム。
【0086】
(付記14)
設定が、各々のそれぞれのクライアントデバイス上のウェブブラウザを禁止することと、各々のそれぞれのクライアントデバイスからウェブ記憶装置へのアクセスを禁止することと、各々のそれぞれのユーザがそれぞれのクライアントデバイスにアクセスするためのパスワードを実装することを要求することと、各々のそれぞれのクライアントデバイス上のメディアプレイヤを禁止することと、各々のそれぞれのクライアントデバイスを禁止することと、各々のそれぞれのユーザが、それぞれのクライアントデバイスにアクセスするための最小のパスワード長を実装することを要求することと、それぞれのクライアントデバイスによる指定された無線ネットワークの使用を禁止することと、それぞれのクライアントデバイスに対する無線ネットワークフィルタを許可することと、特有のコンテンツに対するアクセスを許可することと、それぞれのクライアントデバイスが指定されたゲームをプレイすることを防止することと、を含む、付記12に記載のシステム。
【0087】
(付記15)
1つ以上のクライアントデバイスの各々が、それぞれのデバイス識別子と関連付けられ、関連付けが、デバイス識別子の各々をアカウントに登録することを含み、システムが、
クライアントデバイスのうちの第1のクライアントデバイスが最初に電源を投入されたときの表示であって、第1のクライアントデバイスの第1のデバイス識別子を含む、表示を、ネットワークを介して受信することと、
第1のデバイス識別子がアカウントに登録されていることを判定することと、をさらに含み、
構成命令の送出が、第1のデバイス識別子がアカウントに登録されているとの判定に少なくとも部分的に応答して、構成命令を第1のクライアントデバイスに送出することを含む、付記8に記載のシステム。
【0088】
(付記16)
行為が、1つ以上のクライアントデバイスの各々に表示されるメッセージを送出することをさらに含み、メッセージが、1つ以上のクライアントデバイスの各々がアカウントから分離され得ないことを示す、付記8に記載のシステム。
【0089】
(付記17)
行為が、
さらなるクライアントデバイスから、このさらなるクライアントデバイスをアカウントと関連付ける要求を受信することであって、この要求が、さらなるクライアントデバイスが画像をキャプチャしたとの表示を含む、受信することと、
要求を受信したことに少なくとも部分的に応答して、さらなるクライアントデバイスをアカウントと関連付けることと、を、さらに含む、付記8に記載のシステム。
【0090】
(付記18)
画像が、アカウントを特定する即答(QR)コードまたはバーコードを含む、付記17に記載のシステム。
【0091】
(付記19)
行為が、
さらなるクライアントデバイスから、アカウントと関連付ける要求を受信することと、
さらなるクライアントデバイス上に表示される画像を送出することと、
さらなるクライアントデバイス以外のデバイスがさらなるデバイス上に表示される画像をキャプチャしたとの表示を受信することと、
さらなるクライアントデバイスをアカウントと関連付けることと、さらに含む、付記8に記載のシステム。
【0092】
(付記20)
画像が、アカウントおよびさらなるクライアントデバイスを特定する即答(QR)コードまたはバーコード識別子を含む、付記19に記載のシステム。
【0093】
(付記21)
行為が、
さらなるクライアントデバイスから、さらなるデバイスをアカウントから分離する要求を受信することと、
要求を受信したことに少なくとも部分的に応答して、さらなるクライアントデバイスをアカウントから分離することと、
を、さらに含む、付記19に記載のシステム。
【0094】
(付記22)
装置であって、
ディスプレイと、
1つ以上のプロセッサであって、
装置から遠隔にあるアカウントサーバに第1の信号を送出することであって、第1の信号が、少なくとも部分的にアカウントサーバによって管理されるアカウントに装置を関連付けるように構成される、送出することと、
第1の信号の送出に少なくとも部分的に応答して、第2の信号をアカウントサーバから受信することと、
第2の信号の受信に少なくとも部分的に応答して、装置がアカウントから分離されることを防止するように、装置を構成することと、を含む行為を実施するように構成される、1つ以上のプロセッサと、
を備える、装置。
【0095】
(付記23)
行為が、第2の信号の受信に少なくとも部分的に応答して、装置の少なくとも1つの設定を更新することをさらに含み、少なくとも1つの設定がアカウントの管理者によって指定される、付記22に記載の装置。
【0096】
(付記24)
第1の信号が、装置が最初に電源を投入されたときに送出される、付記22に記載の装置。
【0097】
(付記25)
行為が、
第2のアカウントに登録することを要求することであって、第2のアカウントと関連付けられた画像をキャプチャすることを含む、要求することと、
キャプチャされた画像をアカウントサーバに送出することと、
第3の信号をアカウントサーバから受信することであって、第3の信号が、装置に、装置のユーザに、装置を第2のアカウントに登録するように督促させる、受信することと、
ユーザからの督促の選択を受信したことに少なくとも部分的に応答して、装置を第2のアカウントに登録することと、をさらに含む、付記22に記載の装置。
【0098】
(付記26)
行為が、
アカウントサーバに対して、第2のアカウントから登録解除する要求を送出することと、
第4の信号をアカウントサーバから受信することであって、第4の信号が、装置に、第2のアカウントから登録解除させる、受信することと、をさらに含む、付記25に記載の装置。
【0099】
(付記27)
行為が、
第2のアカウントに登録することを要求することと、
アカウントサーバから、第2のアカウントおよび装置に固有の、装置のディスプレイ上の画像を受信することと、
をさらに含む、付記22に記載の装置。