特許第6033995号(P6033995)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6033995-飲料缶ホルダー 図000002
  • 特許6033995-飲料缶ホルダー 図000003
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6033995
(24)【登録日】2016年11月4日
(45)【発行日】2016年11月30日
(54)【発明の名称】飲料缶ホルダー
(51)【国際特許分類】
   B65D 25/22 20060101AFI20161121BHJP
【FI】
   B65D25/22 Z
【請求項の数】1
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2016-545942(P2016-545942)
(86)(22)【出願日】2016年4月1日
(86)【国際出願番号】JP2016060869
【審査請求日】2016年7月8日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】591186109
【氏名又は名称】田中 稔
(72)【発明者】
【氏名】田中 稔
【審査官】 西堀 宏之
(56)【参考文献】
【文献】 特開平11−301791(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3097372(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3102706(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3066859(JP,U)
【文献】 特開2003−292095(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0105917(US,A1)
【文献】 米国特許第4712671(US,A)
【文献】 米国特許第5029495(US,A)
【文献】 米国特許第7143666(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 25/22
B67B 7/44
A47G 21/00
A47G 23/00
A44C 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
リングと、このリングに取り付けられた2つの位置固定突起とフックを有し、前記リングを小指付根に装着し、前記リングが回転しないように前記位置固定突起で薬指を挟み、前記フックに非分離型プルタブを掛け、飲料缶を吊るして保持する飲料缶ホルダーである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、料理の器を持った手で非分離型プルタブ飲料缶も保持するためのホルダーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、料理の器と飲料缶を片手で同時に持つためには、窪状の飲料缶ホルダーのあるプレートを使用したり、器にクリップなどで飲料缶ホルダーを装着していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許番号162860
【特許文献2】米国特許番号5421459
【特許文献3】米国特許番号7284737
【特許文献4】米国特許番号4961555
【特許文献5】米国特許番号1063321
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術である飲料缶保持用窪みのあるプレートは、保持できる飲料缶は外径が同じものに限られ、プレートの仕切りの形状や深さも設定された料理や量以外には合わなかった、製品サイズも大きくかさばり製造コストも高かった。またクリップなどでホルダーを器に装着するタイプでも保持できる飲料缶の形状と装着可能な器の形状が限定されていた。そのため、いろいろな飲料缶や料理の出る状況に用いることはできなかった。
本発明は、いろいろな形状の飲料缶を保持することができ、同時にいろいろな形状の器を持つことが出来る低コストでコンパクトなホルダーの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明は、リング(A)と、このリング(A)に取り付けられた2つの位置固定突起(B)とフック(C)を有し、前記リング(A)を小指付根に装着し、前記リング(A)が回転しないように前記2つの位置固定突起(B)で薬指を挟み、前記フック(C)に非分離型プルタブ(D)を掛け飲料缶(E)を吊るして保持する、飲料缶ホルダーである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、いろいろな形状の飲料缶を保持することができ、同時にいろいろな形状の器を持つことが出来る。製造コストが安く、小型で携帯性に優れているのでいろいろな状況に気軽に使用できとても便利である
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明のホルダーの形状例を示す斜視図
図2図1のホルダーの使用方法を示す斜視図
図3】器を持ちながら図1のホルダーを使用する状態の斜視図
図4】スマートフォンを持ちながら図1のホルダーを使用する状態の斜視図
図5】販促グッズとしてロゴマークを入れた図1のホルダーの1例を示す斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明は、飲料缶ホルダー単体であり、料理の器を持つ側の手に装着し使用するものである。
本発明の缶ホルダーは図1のリング(A)、2つの位置固定突起(B)、フック(C)からなる。
使用方法は、図2のようにリング(A)を小指付根に装着し前記位置固定突起(B)で薬指を挟みリング(A)が回転しないようにし、前記フック(C)に非分離型プルタブ(D)を掛け飲料缶(E)を保持する。図3のように本発明を使用した状態で、いろいろな形状の器を持つことが出来る。空いている方の手で箸やフォークなどを使い料理を食べる。缶飲料を飲む時はフォークなどを器に置き、空いた手で非分離型プルタブ(D)をフック(C)から外し飲む。
【実施例1】
【0009】
非分離型プルタブ(D)は掛けやすいように少し上げておくとよい、ただし飲む時に鼻に当たるので45度以内がよい。
【0010】
フック(C)は非分離型プルタブ(D)の掛け外しが容易な図1で示す形状がよい。
【0011】
お祭り屋台、BBQなどの立食時において便利である。
【0012】
フックをかけられるパーツをペットボトルやコップに付けて、缶以外にも使用することが出来る。
【実施例2】
【0013】
図4のようにスマートフォンなどの電子デバイスを持ちながら飲料缶を保持できて便利である。
【産業上の利用可能性】
【0014】
椅子、テーブルが無い立食フードコートなどで使用し、缶飲料を同時購入しやすくさせ、フードコート全体の売り上げを上げる。
【0015】
図5のようにロゴマークをプリントや成型出来るので販促用の景品に使用できる。
【符号の説明】
【0016】
A リング
B 位置固定突起
C フック
D プルタブ(非分離型)
E 飲料缶
F ロゴマークプリント
G成形ロゴマーク
【要約】
小指に装着したフックに非分離型プルタブを掛け飲料缶を吊るし、いろいろな形状の器と飲料缶を片手で保持できるようにする。またサイズをコンパクトにし製造コストを下げ携帯性を向上させる。
リング(A)、2つの位置固定用突起(B)と、フック(C)を有し、リング(A)を小指に装着し、2つの位置固定突起(B)に薬指を挟み、フック(B)に非分離型プルタブ(D)を掛け飲料缶(E)を吊るして保持する、飲料缶ホルダー。
図1
図2
図3
図4
図5