【氏名又は名称】ワイドミュラー インターフェース ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記操作装置が、電子回路(105)と、前記工具を用いて行なわれた切断の数に直接的に、または間接的に関連する前記情報項目を表示する為の1または複数のLED表示装置とを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の操作装置。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は、導光体2の処理、特にパッケージングのため、とりわけ、例えば光波の伝送のために使用されるポリマー光ファイバ(POF)の処理、特にパッケージングのための工具1を示している。
【0017】
工具は、特に、プラグインデバイスを用いた2つの導光体2(特に、いわゆるPOFデュプレックス(2芯)導光体およびプラグインデバイス)をパッケージングする目的で設計され、そのため、1つの特定の特徴は、本発明の工具を用いたパッケージングを、一般に導光体切断面をその後に更に研磨する必要なく行なうことができるという事実からなる。
【0018】
図1に示される実施形態のこの目的のための工具は、「POF導光体を剥離する」、「POF導光体に対してプラグを圧着する」、「POF導光体を適切な長さまでカットする」、および、「トラクションリリーフ(traction relief)をプラグに圧着する」という機能を果たすための装置を与える。なお、これらの機能の全てを1つの工具に組み込むことは特に有益であることを理解されたい。しかし、本発明との関連において、これらの機能の全てが単一の手動トングに組み込まれることは必須ではない。
【0019】
図1に示される工具1は手動トングとして形成される。工具は、互いに対して移動させることができる2つのグリッパフィンガ3、4と、ペンチヘッド5とを有する。グリッパフィンガ3、4にはハンドルシェル6、7が設けられる。
【0020】
ペンチヘッド5は、互いに相対的に移動できる、この場合には揺動できる2つの処理チーク(treatment cheek)8、9を更に有し、これらの処理チークは、開位置および閉位置へ揺動させることができ、それらの相互作用によりトングのビットを形成する。
【0021】
まず、一方の処理チーク8は、一方のグリッパフィンガ3と強固に結合され、このグリッパフィンガ3と一体に形成されるのが好ましい。
【0022】
他方の処理チーク9は、第1の処理チーク8の回転ベアリング11を中心に揺動可能に移動される。
【0023】
グリッパフィンガ3は枢軸11を介してクランプジョー13と移動可能に接続され、クランプジョー13によって開閉動作が行なわれる。クランプジョーは、プッシュブレイス14、グリッパフィンガ4、および、クランプジョー13からなるトグルジョイント機構12によって駆動される。
【0024】
2つのグリッパフィンガ3、4が手で一緒に押圧されると、第2のグリッパフィンガ4が回転ベアリング15に作用し、その結果、プッシュブレイス14、グリッパフィンガ4、および、クランプジョー13からなるトグルジョイント機構12が引き延ばされ、それにより、クランプジョー13が回転ベアリング11の周りで揺動され、その結果、処理チーク8、9が互いの方へ移動して、トングのビットが閉じられる。
【0025】
処理チーク8、9内または処理チーク8、9上には様々な工具が示されている。これらの工具は、第一に、処理チーク8、9の側方に配置されて対応する切断領域18、19を有する2つの剥離ナイフ16、17(
図2a、3a参照)を備える。
【0026】
これらの切断領域18、19は、切断領域18、19内に挿入される導光体2で切断が行なわれるように寸法付けられ、この切断により、導光体2の実質的な内部ガラス繊維ラインから被覆ジャケットを引き剥がすことができる(
図3aも参照)。
【0027】
トングの工具ヘッド/ビットの閉塞の結果、処理状態の導光体2は、上側ダイおよび下側ダイにある、あるいは処理チークにあるガイド35、36内の正しい位置に配置されて、その位置で固定される。
【0028】
導光体2を正確に測定された長さまで剥離する必要はない。これは、導光体2の最終的な切断が以下の圧着プロセス中でのみ行なわれ、その最中に導光体が自動的に正しい長さまでカットされるからである。
【0029】
導光体2のこの最終的な切断は、ここではペンチヘッドの同じ閉塞動作中に効果的に行なわれ、上記閉塞動作中に導光体端部の圧着も行なわれる。
【0030】
手動トングの工具は、処理チーク8、9の互いに対向する面に幾つかの圧着ダイ20、21および22を更に備える(
図2)。
【0031】
2つの圧着ダイ20、21を使用して、プラグインデバイスの2つのプラグ40、41(
図3b〜
図3e)が導光体2に対して圧着される。一方、第3の圧着ダイ22は、2つのプラグ40、41が押し込まれるプラグハウジング43に対してトラクションリリーフスリーブ42を圧着するようになっている(
図3i参照)。
【0032】
剥離ナイフ16、17から離れて面する処理チーク8、9の側面には、ストッパ24を有するプラグハウジングを受けるためのシート領域23が更に取り付けられて形成されている。これは
図2cにおいて特に明確に見ることができる。
【0033】
ストッパ24は、処理されるべき多数のプラグ40、41および導光体2を有しており、その数は挿通開口25、26の数に対応する。
【0034】
また、ストッパ24は、2つのプラグ40、41をそれらが更なる処理のためにとらなければならない位置にのみ挿入できるように輪郭付けられている。これは、圧着後にプラグ40、41を導光体軸線周りに回転させることがもはやできないからである。
【0035】
プラグ40、41を工具にあるいは圧着ダイ20、21に固定するため、後者が僅かに閉じられ、その際、2つの導光体2が挿通開口25、26から前方に突出するようにプラグ内に導入される。工具を閉じることにより、その後、2つのプラグがPOF導光体2に対して圧着される。
【0036】
ストッパ24から離れて面するこれらの挿通開口25、26の側には、2つの圧着ダイ20、21を用いる圧着中および圧着後に導光体の長さを調整するために使用される長さトリミング機構27が更に形成される。
【0037】
長さトリミング機構27は、ストッパ24から距離を隔てて側方に装着されて傾斜外周面、傾斜面31(
図2b)を有する押圧ディスク128を備える。圧力ディスク28は、ねじ33およびワッシャ34を用いて下側処理チーク9に螺合できる。圧力ディスク28自体を回転可能に配置させることができる。
【0038】
長さトリミング機構27は回転ブレード29を更に有し、回転ブレード29は、それ自体がレバーアーム30上に回転可能に配置されるとともに、揺動可能なレバーアーム30の端部におけるその配置により、圧着中または圧着後に挿通開口25、26から依然として突き出される導光体2の任意の端部を切断するために使用できるように円弧セグメントに沿って長手方向に移動させることができる。
【0039】
回転ブレード29は、レバーアーム30上におけるその配置により、圧力ディスク28とストッパ24との間の隙間領域(
図2b参照)内で揺動させることができる。
【0040】
レバーアーム30自体は、それに対して作動レバー32の端部が作用するため揺動され、作動レバーは、グリッパフィンガと強固に接続されるとともに、圧着プロセスの終端へ向けてハンドル3、4を一緒に押圧する過程で圧着中または圧着後にレバー30に再び作用する(
図3f、
図3g、
図3h)。
【0041】
ハンドル4が作動レバー32を揺動させ、また、作動レバー32が回転ブレード29と共にレバー30を揺動させ、このようにして、回転ブレード29が、挿通開口25、26を通じて突出する導光体2の端部に押し付けられて導光体の端部を切断する。
【0042】
ストッパ24内へのプラグの挿入中、プラグ40、41の弾性的に配置される端部が回転ブレード29と衝突し、それにより、プラグ40、41の個々の部品の公差が釣り合わせられるとともに、プラグ40、41がいわば何らの遊びもなく回転ブレード29に当接する。
【0043】
2つのPOF導光体2をプラグ40、41内へ挿入する最中に、剥離された導光体2が、圧力ディスク28の回転傾斜面31(
図2b)に衝突し、したがって、この傾斜面31に沿ってスライドし、それにより、POF導光体は、シート領域23においてプラグ40、41内の導光体の長手方向軸線の位置合わせのために比較的容易に曲げられる(
図3d)。
【0044】
いわば一種の障害物が圧力ディスク28を用いて挿通開口の前方に配置されることが有益であり、この障害物は挿通開口25、26内の導光体の長手方向軸線の延在方向に沿って位置し、そのため、導光体はその障害物の周囲で斜めに置かれざるを得ず、僅かなプレストレスが引き起こされ、したがって、切断イメージが間違いなく向上する。
【0045】
曲げ作用の結果として導光体2にはテンションが加えられ、前記テンションは、導光体2のその後の切断中に、更なる研磨によって修正が加えられる必要がない優れた切断面をもたらす。切断によるだけで切断部位の脆弱化が大きく低減される。
【0046】
したがって、ユーザは、プラグ40、41を圧着するために使用される同じ閉動作により扱いが容易な方法でPOF導光体2を切断できる。最終的な解析では、切断が再び導光体に対して直角になされ、そのため、導光体がプラグと面一になる。
【0047】
工具が完全に閉じられる直前に、作動レバー32がレバー30に押し付き、その結果、回転ナイフ29は、突出する導光体2をプラグ40と面一に切断する(
図3h)。
【0048】
切断プロセス中、回転ブレード29が駆動され、その目的のために回転ブレード29のための駆動機構が設けられる。
【0049】
この場合、駆動機構は、少なくとも1つの駆動クラウンギヤ37と1つの戻り止め爪38とを備える(
図2b)。
【0050】
クラウンギヤ37および戻り止め爪38により、導光体2に対する切断が完了するまで回転ブレード29が回転動作される。
【0051】
導光体2の切断面を最適化するために、回転ブレード29が回転動作される(これに関しては
図2cも参照)。
【0052】
これは、レバーアーム30の揺動動作、クラウンギヤ、並びに、戻り止め爪38および第2の戻り止め爪44によって行なわれる(
図2d参照)。第1の戻り止め爪38はシート領域23と強固に接続され、クラウンギヤ37はナイフ29と強固に接続され、これらの両方は共に1つの軸上で回転するように配置される。
【0053】
レバーアーム30が作動されると、第1の戻り止め爪38が戻り止め爪位置37に対して圧力を及ぼし、それにより、ナイフ29が回転動作を行なう。戻り止め爪44は、クラウンギヤ37が逆回転すること、したがって回転ブレード29も逆回転することも防止し、そのため、各切断中にナイフが他のポイントで使用されるという有利な結果が得られる。
【0054】
トラクションリリーフのための圧着ダイ22は、構成要素「プラグ40、41、ハウジング43、ケーブルトラクションリリーフスリーブ42」を伴う事前に組み付けられたユニットを簡単な態様で圧着ダイ22に挿入して圧着ダイ22から取り出すことができるように、トングのビットに前もって形成され、あるいは配置される。
【0055】
図4の典型的な実施形態によれば、スキニングステーション内で導光体を良好に案内するため、および、導光体の絶縁体のより均一な切り込みのため、ガイドプレート61、62が剥離ナイフ16、17に隣接して配置される。剥離動作中、これらのガイドプレート61、62は、導光体2のための挿通開口を形成する凹部63、64に至るまで、互いに押し付けられる。ガイドプレート61、62は、それらが導光体の実質的な光伝送ファイバに対する任意の損傷を防止するという点においてスキニング動作中の切断品質を向上させる。また、ファイバを引き出すために必要とされる手動力が減少され、したがって、剥離ナイフ16、17によるファイバへの任意の損傷が防止される。
【0056】
図5は、本発明の手動トングの典型的な実施形態の他の有利な細部を示している。今回は、切断動作中に導光体の斜め位置を確保するように圧力ディスク28が設けられていない。その代り、この斜め位置はナイフ29とガイド49とによって達成される。これらの手動トングには、ペンチヘッド上に支持されるばね46が設けられる。
【0057】
ここで、ばね46は、ねじ47およびナット48、場合によりワッシャを用いてペンチヘッド5に固定される板ばねである。ばねはペンチヘッド5の側面に配置され、ここには導光体2の長さを調整するための長さ切断機構27も配置される。
【0058】
ばね46は、ペンチの閉塞中にそれがプラグ40、41を当接部方向へ押圧するように設計されて配置される。ここで、この当接部はストッパ24によって構成される。
【0059】
このようにすると、プラグ41が所定の方法でばね46により押圧されて当接部に当接するようになるため、導光体2がそれらの長さを正しい軸方向ポイントで調整されたことを確かめることができる。
【0060】
このように、ばね46は、プラグ41の位置決めを自動的に助けるという効果を有する(
図6の(a)も参照)。
【0061】
図5は、特に回転ブレード29のための保護カバー60も示している。
【0062】
図6によれば、(a)と(b)に示される改良された長さ切断機構も回転ブレード29を有し、上記回転ブレードは、回転可能に配置されて、駆動させることができるとともに、揺動可能なレバーアーム30の端部におけるその配置により、圧着中または圧着後に依然として突出する導光体2の任意の端部を我々がそれを用いて切断できるように円弧セグメントに沿って移動させることができる。
【0063】
レバーアーム30は
図3に関連して説明したように揺動される。ここで、我々は、回転ブレードを回転させ、あるいは駆動させるクラウンギヤ37および戻り止め爪38を明確に見ることができる。
【0064】
回転ブレード29は、レバーアーム30上における隙間領域(
図7参照)内または凹部50内でのその配置により、シート24とガイド49との間で揺動させることができる。
【0065】
回転ブレード29は、クラウンギヤ37に直接に当接し、回転不能な方法でクラウンギヤ37と結合される。回転ブレード29は、クラウンギヤ37と反対のその側で、押圧ディスク128に当接する。この押圧ディスク128は、切断ナイフ29の直径よりもほんの僅かだけ小さい(好ましくは最大で20%小さい)直径を有することが好ましい。
【0066】
ワッシャ34およびばね、この場合にはばねワッシャ52がねじ33と押圧ディスク128との間に配置されるのが好ましい。押圧ディスク128は、切断ナイフ29に対する接触領域としての機能を果たす、軸方向肩部またはキャッチ53を有することが好ましい。このようにすると、回転ブレード29としての切断ナイフがこの領域で案内され(
図6の(b))、導光体2の切断中に切断ナイフが逃げることができない。
【0067】
実際の切断プロセスが
図7の(a)および(b)に示されている。
【0068】
図7は、どのようにしてプラグ41が光波ガイドと共にガイド49に載置するのかを示している。
【0069】
ガイド49は、ペンチヘッドに当接して、好ましくは下側処理チーク9に当接して配置されるとともに、ペンチヘッドに取り付けられ、あるいはペンチヘッドに成形される。切断ナイフ29を固定されたガイド49に対して移動させることができる。
【0070】
例えば、シート領域23のストッパ24とガイド49との間に凹部50を設けることが有益であり、切断プロセス中に切断ナイフ29が凹部50内に入り込むことができる。
【0071】
ガイド49は、切断されるべき導光体2の数に対応する数の挿通開口55、56(または、止まり穴)を更に有する。
【0072】
挿通開口55、56は、それらが導光体2の自由端へ向かう方向で幾分幅広くなるように形成されるのが好ましい。このようにすると、切断プロセス2中に導光体2の実質的なファイバが回転ブレード29によってほんの僅かだけ斜め上方に押し進められる。この僅かな傾斜位置は、導光体2の制御されない曲げを防止する。このようにしても、我々は、テンション下での容易な曲げを円滑に行なうことができる。しかしながら、それにもかかわらず、このような傾斜位置は、実際の切断が依然として導光体の長手方向軸線に対して垂直に正確に行なわれるように寸法付けられる。
【0073】
図8はプラグ用の操作装置を示している。この操作装置はハウジング100を有しており、上記ハウジングから1つ、あるいは、好ましくは幾つかのピン101、102、103が突出する。ハウジングは、2つの比較的平坦な容易に保持されるハウジング半殻体を用いて組み立てることができる。
【0074】
ピン101、102、103は互いに平行に位置合わせされる。これらのピンのうちの2つ、この場合には外側ピン101、103は第3の中央ピン102よりも長い。
【0075】
2つの外側ピンは、いずれの場合にもプラグ40、41のうちの一方をそれらに突き刺すことができるように寸法付けられる(
図8a)。
【0076】
この構成は、シート23におけるこれらのプラグの特に簡単な位置決めを容易にする。
【0077】
操作装置は、工具が使用されない場合にはそれをグリッパフィンガ10
8(
図4)の中空空間内または凹部内に格納できるように形成することができる。その場合、例えば、操作装置を一方のグリッパフィンガのシート領域でロックさせることができる。
【0078】
操作装置がカットセンサとしても設計されることが好ましい。
【0079】
ここで、電子回路105をハウジング100内に組み込むこと、および、LED106などの1つ、または複数の表示装置をハウジング100に配置することが有益である。
【0080】
電子回路105は、ペンチが閉じられるときに、電流経路、例えば中央ピン102と外側ピン101,103のうちの一方にあるプラグ40,41のうちの一方との間の電流導電経路が処理工具の導電性の部分を介して閉じられるように設計される。
【0081】
電子回路は、電流経路のこの閉塞を信号として記録する。記録された信号が合計されて、総計信号が記憶される。総計信号は更に1または複数の境界値と比較される。この比較に応じて表示装置が起動される。
【0082】
いずれにしても、ペンチは、一般に、1または複数のプラグ40、41が挿入によってシートに置かれたときだけ閉じられるため、また、ペンチヘッドが圧着プロセスまたは長さ調整プロセスのために閉じられたため、合計信号は、プラグが挿入されるたびに切断が通例のように引き続いて起こるとすれば、行なわれた、あるいはいずれにしてもほぼそのようにされた切断の数に正確に、あるいはいずれにしてもほぼ正確に対応する情報項目を生成する。
【0083】
信号が記憶された境界値を超える場合には、対応する情報項目を生成することができる。例えば、LEDが点灯することができ、あるいは、LEDの色が変わることができる。LEDは、その色を数回変えることもでき、例えば、第1の境界値を下回る場合には緑色を発光でき、第2の境界値に達した場合には黄色を発光でき、それにより、ナイフ29が直ぐに交換されなければならないことを知らせ、また、二次的な境界値を超える場合には、赤色を点滅させて、ナイフ29を今から交換しなければならないことを知らせることができる。
【0084】
このようにすると、我々は、かなり高価な計測機構を用いる必要なくナイフ品質を簡単な方法で制御することができる。
【0085】
カウンタをRESETによって、例えばスイッチ(図示せず)によってゼロに戻すことができる。
【0086】
なお、好ましい典型的な実施形態の説明に関して、幾つかの好ましい実施形態が以下でも詳しく説明されるが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、むしろ、本発明を特許請求の範囲の文脈内において任意の様々な方法で設計することができることを理解されたい。特に、「上」、「下」、「前」、または、「後」などの用語は、何ら限定的な方法で解釈されるべきではなく、むしろ、特定の例示的な配置を示すにすぎない。更に、個々の部分が説明される場合、それらの部分は、他に何も示唆されていなければ、基本的に幾つかの変形例でも考えられる。特許権保護は、例示される構成およびプロセスの機能的な反転、並びに等価な実施形態をも更に対象とする。