(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6035648
(24)【登録日】2016年11月11日
(45)【発行日】2016年11月30日
(54)【発明の名称】電磁式燃料噴射弁
(51)【国際特許分類】
F02M 51/06 20060101AFI20161121BHJP
【FI】
F02M51/06 K
F02M51/06 J
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2012-243866(P2012-243866)
(22)【出願日】2012年11月5日
(65)【公開番号】特開2014-92100(P2014-92100A)
(43)【公開日】2014年5月19日
【審査請求日】2015年9月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】000141901
【氏名又は名称】株式会社ケーヒン
(74)【代理人】
【識別番号】100071870
【弁理士】
【氏名又は名称】落合 健
(74)【代理人】
【識別番号】100097618
【弁理士】
【氏名又は名称】仁木 一明
(74)【代理人】
【識別番号】100152227
【弁理士】
【氏名又は名称】▲ぬで▼島 愼二
(72)【発明者】
【氏名】須坂 順也
(72)【発明者】
【氏名】町田 啓介
(72)【発明者】
【氏名】近藤 大輔
(72)【発明者】
【氏名】竹中 涼介
【審査官】
木村 麻乃
(56)【参考文献】
【文献】
特開2011−241701(JP,A)
【文献】
特開2003−028022(JP,A)
【文献】
特開2010−180785(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2012/0067981(US,A1)
【文献】
欧州特許出願公開第02466109(EP,A1)
【文献】
欧州特許出願公開第02282042(EP,A1)
【文献】
特開2005−256759(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F02M 37/00−71/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前端に弁座(8)を有する弁ハウジング(1)と、この弁ハウジング(1)の後端に連設される中空の固定コア(6)と、固定コア(6)の吸引面(6a)に対置される可動コア(16)と、前記固定コア(6)の外周に配設されるコイル(37)と、前記可動コア(16)に連結されて前記弁座(8)と協働する弁体(15)と、前記弁体(15)を閉弁方向に付勢する弁ばね(33)とを備え、前記コイル(37)の通電により前記固定コア(6)が前記可動コア(16)を吸引することで前記弁体(15)を開弁するようにし、前記固定コア(6)の内周面にガイドブッシュ(18)を圧入する一方、前記弁体(15)を、前記弁座(8)と協働する弁部(15a)と、この弁部(15a)に連設されて前記ガイドブッシュ(18)に向かって延びる弁杆(15b)とで構成し、この弁杆(15b)に、前記ガイドブッシュ(18)の内周面に摺動自在に嵌合する摺動部材(20)を圧入した電磁式燃料噴射弁であって、
前記ガイドブッシュ(18)は、その前部の前記固定コア(6)の内周面に圧入する圧入部(18a)と、後部の前記固定コア(6)との間で環状間隙(s1)を有する非圧入部(18b)とからなり、前記非圧入部(18b)の範囲において、前記ガイドブッシュ(18)には環状に隆起した摺動面(18c)が形成され、
前記摺動部材(20)は、前記弁杆(15b)に圧入する圧入部(20c)と、前記弁杆(15b)との間で環状間隙(s2)を有する非圧入部(20d)とからなり、前記非圧入部(20d)の範囲において、前記摺動部材(20)には半径方向に張り出した鍔部(20b)が形成され、
前記摺動面(18c)に前記鍔部(20b)が摺動自在に嵌合していることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
【請求項2】
請求項1記載の電磁式燃料噴射弁において、
前記摺動部材(20)の外周面に、前記固定コア(6)の中空部(6b)を前記弁ハウジング(1)内に連通する切欠き(25)を設けたことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前端に弁座を有する弁ハウジングと、この弁ハウジングの後端に連設される中空の固定コアと、固定コアの吸引面に対置される可動コアと、前記固定コアの外周に配設されるコイルと、前記可動コアに連結されて前記弁座と協働する弁体と、前記弁体を閉弁方向に付勢する弁ばねとを備え、前記コイルの通電により前記固定コアが前記可動コアを吸引することで前記弁体を開弁するようにした電磁式燃料噴射弁の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
かゝる電磁式燃料噴射弁は、特許文献1に開示されるように、既に知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−180785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、かゝる電磁式燃料噴射弁において、弁体の開閉姿勢を安定させるために、弁体の弁杆の後端部を固定コアの中空部内まで延ばして、その後端部に摺動部材を固着し、これを固定コアの内周面に摺動自在に支承させることが知られている。ところで、各部の製作誤差や、固定及び可動コア間に発生する斜め方向の吸引力等に起因して、摺動部材及び固定コア間に偏荷重(サイドスラスト)が作用することがあり、その作用によれば、摺動部材及び固定コア間に発生する大きな摩擦抵抗により、弁体の開閉応答性が低下したり、摺動部の摩耗を早めたりする不都合を招く。
【0005】
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、製作誤差等による固定コア及び弁杆間の摺動部への偏荷重を吸収して、その摺動部の摩
擦抵抗を減少させ得るようにした前記電磁式燃料噴射弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、前端に弁座を有する弁ハウジングと、この弁ハウジングの後端に連設される中空の固定コアと、固定コアの吸引面に対置される可動コアと、前記固定コアの外周に配設されるコイルと、前記可動コアに連結されて前記弁座と協働する弁体と、前記弁体を閉弁方向に付勢する弁ばねとを備え、前記コイルの通電により前記固定コアが前記可動コアを吸引することで前記弁体を開弁するようにし、前記固定コアの内周面にガイドブッシュを圧入する一方、前記弁体を、前記弁座と協働する弁部と、この弁部に連設されて前記ガイドブッシュに向かって延びる弁杆とで構成し、この弁杆に、前記ガイドブッシュの内周面に摺動自在に嵌合する摺動部材を圧入した電磁式燃料噴射弁であって、
前記ガイドブッシュは、その前部の前記固定コアの内周面に圧入する圧入部と、後部の前記固定コアとの間で環状間隙を有する非圧入部とからなり、前記非圧入部の範囲において、前記ガイドブッシュには環状に隆起した摺動面が形成され、前記摺動部材は、前記弁杆に圧入する圧入部と、前記弁杆との間で環状間隙を有する非圧入部とからなり、前記非圧入部の範囲において、前記摺動部材には半径方向に張り出した鍔部が形成され、前記摺動面に前記鍔部が摺動自在に嵌合していることを第1の特徴とする。
【0007】
また本発明は、第1の特徴に加え
て、前記摺動部材の外周面に、前記固定コアの中空部を前記弁ハウジング内に連通する切欠きを設けたことを第
2の特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の第1の特徴によれ
ば、ガイドブッシュ及び摺動部材の摺動領域で前記固定コア及びガイドブッシュ間、並びに弁杆及び摺動部材間にそれぞれ環状
間隙を設けたので、
製作誤差や、固定及び可動コア間に発生する斜め方向の吸引力等に起因して、ガイドブッシュ及び摺動部材間に偏荷重が作用した場合には、ガイドブッシュ及び摺動部材の両方の、前記環状間隙に対応する部分で弾性変形が生じて、その偏荷重を効果的に吸収することができ、これによりガイドブッシュ及び摺動部材相互の、より円滑な摺動を確保し、弁体の開閉応答性を一層高めることができる。
【0009】
しかも、燃料噴射弁の組立時、ガイドブッシュを固定コアの内周面に圧入するときには、ガイドブッシュの、その外周の環状間隙に対応する部分は非圧入部となるので、ガイドブッシュの固定コアへの圧入荷重によるガイドブッシュの摺動面の変形を防ぐことができ、また摺動部材を弁杆の外周面に圧入するときには、摺動部材の、その内周の環状間隙に対応する部分は非圧入部となるので、摺動部材の弁杆への圧入荷重による摺動部材の摺動部の変形を防ぐことができる。
【0010】
本発明の第
2の特徴によれば、摺動部材の外周面に、固定コアの中空部を前記弁ハウジング内に連通する切欠きを設けたので、摺動部材に邪魔されることなく、固定コアの中空部から弁ハウジング側へ前記切欠きを通して燃料を流通させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施形態に係る電磁式燃料噴射弁をエンジンに装着した状態で示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の実施形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
【0013】
図1及び
図2において、エンジンのシリンダヘッドEには、燃焼室Eaに開口する装着孔Ebが設けられており、この装着孔Ebに電磁式の燃料噴射弁Iが装着される。この燃料噴射弁Iは、燃焼室Eaに向かって燃料を噴射し得る。尚、燃料噴射弁Iにおいて、燃料の噴射側を前方、燃料の流入側を後方とする。
【0014】
この燃料噴射弁Iの弁ハウジング1は、中空円筒状の弁ハウジングボディ2と、この弁ハウジングボディ2の前端部内周面に嵌合して溶接される有底円筒状の弁座部材3と、弁ハウジングボディ2後端の大径部2aの外周に嵌合して溶接される磁性円筒体4と、この磁性円筒体4の後端に同軸に結合される非磁性円筒体5とで構成される。非磁性円筒体5の後端には固定コア6が同軸に結合され、この固定コア6の後端に燃料入口筒7が同軸に一体に連設される。固定コア6は、燃料入口筒7の内部に連通する中空部6bを有する。
【0015】
磁性円筒体4は、軸方向中間部にフランジ状のヨーク部4aを一体に有しており、このヨーク部4aが、シリンダヘッドEの前記装着孔Ebの上端開口部を囲繞する荷重受け孔Ecにクッション部材11を介して支承される。而して、ヨーク部4aは、燃料噴射弁Iの軸方向においてシリンダヘッドEに支持される第1荷重受け部を構成する。
【0016】
燃料入口筒7の入口には燃料フィルタ14が装着され、燃料入口筒7の外周には、高圧力の燃料を分配する燃料分配管Dがシール部材9を介して嵌装される。この燃料分配管Dと固定コア6の後端面6cとの間には、板ばねよりなる弾性保持部材13が介装され、この弾性保持部材13に所定のセット荷重(圧縮荷重)を付与するようにして、燃料分配管DのブラケットDaが、シリンダヘッドEに設けられる支柱Edにボルト12で固着される。而して、固定コア6の後端面6cは、燃料噴射弁Iの軸方向において弾性保持部材13に支持される第2荷重受け部を構成する。こうして、燃料噴射弁Iは、弾性保持部材13のセット荷重をもって、シリンダヘッドE及び弾性保持部材13間で挟持され、エンジンの燃焼室Eaの高圧力に抗するようになっている。
【0017】
弁座部材3は、その前端壁に円錐状の弁座8と、この弁座8の中心近傍に開口する複数の燃料噴孔10とが設けられる。
【0018】
弁座部材3から非磁性円筒体5に至る弁ハウジング1内には弁体15及び可動コア16よりなる弁組立体17が収容される。弁体15は、前記弁座8と協働して燃料噴孔10を開閉する球状の弁部15aと、この弁部15aを支持して固定コア6の中空部6
bまで延出する弁杆15bとで構成される。その弁部15aは、弁座部材3の内周面に摺動自在に支承されるよう球状に形成され、その外周面には、燃料の流通を可能にする複数の平坦部が設けられる。
【0019】
図3に示すように、固定コア6の内周面には、その前端の吸引面6aに開口する嵌合凹部19が形成され、この嵌合凹部19に円筒状のガイドブッシュ18が圧入され、その際、ガイドブッシュ18は、その前端部が固定コア6の前端面、即ち吸引面6aより僅かに突出するように配置される。
【0020】
ガイドブッシュ18の外周面には、その前部に圧入部18aが、また残余の後部に圧入部18aより小径の非圧入部18bがそれぞれ形成され、その圧入部18aが前記嵌合凹部19の内周面に圧入され、非圧入部18bと
嵌合凹部19の内周面との間には環状間隙s1が画成される。またガイドブッシュ18の内周面には、非圧入部18bの範囲内で環状に隆起した摺動面18cが形成される。
【0021】
可動コア16は、弁杆15bに溶接ビード21を介して固着される。そして可動コア16は、ガイドブッシュ18の前端との間に弁体15の開弁ストロークに対応するギャップgを形成するようにして、固定コア6の吸引面6aに対置される。
【0022】
弁杆15bには、可動コア16の後端面に当接して前記ガイドブッシュ18の内周面に摺動自在に嵌合する摺動部材20が圧入される。この摺動部材20は、弁杆15bに圧入される円筒軸部20aと、この円筒軸部20aの後端部外周より半径方向に張り出してガイドブッシュ18の摺動面18cに摺動自在に嵌合する鍔部20bとより構成され、その鍔部20bには、その前後間での燃料の流通を可能にする切欠き25が設けられる。
【0023】
摺動部材20の円筒軸部20aの内周面には、その前部に圧入部20cが、また残余の後部に圧入部20cより大径の非圧入部20dがそれぞれ形成され、その圧入部20cが前記弁杆15bの外周面に圧入され、非圧入部20dと弁杆15bの外周面との間には環状間隙s2が画成される。円筒軸部20aの上端内周縁は、溶接ビード23により弁杆15bに結合される。
【0024】
而して、弁組立体17は、弁座部材3とガイドブッシュ18の二点で軸方向摺動自在に支持され、その二点間の距離は、弁組立体17の略最長の距離であり、弁組立体17の安定支持
に有効となる。
【0025】
可動コア16には、固定コア6の中空部6
bを弁ハウジング1内に連通する複数の通孔22が設けられる。摺動部材20の、弁杆15b周りの後端面はばね座31とされ、固定コア6の中空部6bに圧入されるパイプ状のリテーナ32と上記ばね座31との間に摺動部材20を弁体15の閉弁側に付勢する弁ばね33が縮設される。その際、リテーナ32の固定コア6への嵌合深さにより弁ばね33のセット荷重が調整される。
【0026】
再び
図2において、磁性円筒体4の後端部から固定コア6に至る外周面にコイル組立体35が嵌装される。このコイル組立体35は、上記外周面に嵌合するボビン36と、これに巻装されるコイル37とからなっており、このコイル組立体35を収容するコイルハウジング38の前端部が磁性円筒体4の前記ヨーク4a上に載置され、溶接される。
【0027】
コイルハウジング38の後端部から固定コア6の後端部にわたりそれらの外周面を被覆する合成樹脂製
の被覆層40がモールド成形される。この被覆層40には、固定コア6の一側方に張り出すカプラ41が一体に連設され、このカプラ41により、前記コイル37に連なる端子42が保持される。
【0028】
次に、この実施形態の作用について説明する。
【0029】
コイル37の非通電状態では、弁体15は、弁ばね33のセット荷重により前方に押圧され、弁座8に着座して燃料噴孔10を閉鎖する。即ち閉弁状態にあり、可動コア16は、固定コア6の吸引面より突出したガイドブッシュ18の前端との間に所定のギャップgを保っている。
【0030】
コイル37に通電すると、それにより生ずる磁束が固定コア6、コイルハウジング38、磁性円筒体4及び可動コア16を順次走り、その磁力により、可動コア16が弁ばね33のセット荷重に抗して固定コア6の吸引面6aに吸引され、弁杆15bを引き上げることで弁部15aを弁座8から離座させるので、弁体15は開弁状態となる。その際、可動コア16が、ガイドブッシュ18の前端に当接することで弁体15の開弁位置が規制される。
【0031】
弁体15が開弁すると、燃料分配管Dから燃料入口筒7に圧送された高圧の燃料は、パイプ状のリテーナ32内部、固定コア6の中空部6b、摺動部材20の切欠き25、可動コア16の通孔22、弁ハウジング1の内部、弁座8を順次経て燃料噴孔10からエンジンの燃焼室Eaに直接噴射される。
【0032】
弁体15が開弁する過程において、弁部15aが弁座部材3の内周面を、また弁杆15b上の摺動部材20の鍔部20bが、固定コア6内のガイドブッシュ18の摺動面18cをそれぞれ摺動することで、弁体15の開弁姿勢は安定する。
【0033】
ところで、ガイドブッシュ18の摺動面18cの範囲で固定コア6及びガイドブッシュ18間、並びに弁杆15b及び摺動部材20間には、それぞれ環状間隙s1、s2が設けられるので、製作誤差や固定及び可動コア6、16間に屡々発生する斜め方向の吸引力等に起因して、ガイドブッシュ18及び摺動部材20間に偏荷重が作用した場合には、ガイドブッシュ18及び摺動部材20の、上記環状間隙s1、s2に対応する部分で僅かな弾性変形が生じて、その偏荷重を吸収することができ、これによりガイドブッシュ18及び摺動部材20相互の円滑な摺動を確保し、弁体15の開閉応答性を高めることができる。
【0034】
また燃料噴射弁Iの組立時、ガイドブッシュ18を固定コア6の内周面に圧入するときには、ガイドブッシュ18の
前部の圧入部18aが圧入され、その後部の非圧入部18bと固定コア6との間には環状間隙s1が形成され、その環状間隙s1に対応するガイドブッシュ18の内周に摺動面18cが存在するので、圧入部18aの固定コア6への圧入荷重による摺動面18cの変形を防ぐことができる。
【0035】
一方、摺動部材20を弁杆15bの外周面に圧入するときには、摺動部材20の
前部の圧入部20cが圧入され、その後部の非圧入部20dと弁杆15bとの間には環状間隙s2が形成され、その環状間隙s2に対応する摺動部材20の摺動部、即ち鍔部20bが存在するので、圧入部20cの弁杆15bへの圧入荷重による鍔部20bの変形を防ぐことができる。
【0036】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、本発明は、燃料噴射弁Iをエンジンの吸気系に取り付ける形式のものにも適用可能である。
【符号の説明】
【0037】
I・・・・・・燃料噴射弁
s1、s2・・・・環状間隙
1・・・・・・弁ハウジング
6・・・・・・固定コア
6a・・・・・固定コアの吸引面
6b・・・・・固定コアの中空部
8・・・・・・弁座
15・・・・・弁体
15a・・・・弁部
15b・・・・弁杆
16・・・・・可動コア
18・・・・・ガイドブッシュ
20・・・・・摺動部材
25・・・・・切欠き
33・・・・・弁ばね
37・・・・・コイル