(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による、画像表示装置10を含む画像表示システム1の機能ブロック図の一例である。
【0016】
画像表示システム1は、
図1に示すように、左目用画像及び右目用画像を含む3D画像(立体画像)を表示する画像表示装置10と、3D画像を視るために用いられる3D画像観賞用メガネ(シャッター装置。以下、「3Dメガネ」という)20と、画像表示装置10を制御するリモコン30とを備える。画像表示装置10は、例えば、3Dテレビ、プロジェクターなどが該当する。リモコン30は、画像表示装置10の付属品であってもよい。なお、
図1において1つの3Dメガネ20を示したが、画像表示システム1は複数の3Dメガネ20を備えていてもよい。
【0017】
(画像表示装置10)
画像表示装置10は、制御部(CPU)100、画像表示部110、通信部120及び調整情報記憶部190を備える。制御部100は、画像制御部102、光源制御部104、タイミング制御部106及び同期信号生成部108を有する。画像表示部110は、液晶パネル112及び光源114を有する。通信部120は、同期信号送信部122及び調整情報受信部124を有する。
【0018】
画像制御部102は、外部又は内部から3D画像を取得(受信)する。例えば、画像制御部102は、外部装置(例えば、パーソナルコンピューター、サーバー)から3D画像を取得する。また、例えば、画像表示装置10がアンテナ部(非図示)を備える場合、画像制御部102は、アンテナ部を介して、放送局(放送波)から3D画像を受信する。また、例えば、画像表示装置10が画像記憶部(非図示)を内蔵する場合、画像制御部102は、画像記憶部から3D画像を取得する。画像制御部102は、取得した3D画像を一時記憶する。
【0019】
また、画像制御部102は、表示タイミング(表示タイミング信号)を取得する。画像制御部102は、外部(例えば、パーソナルコンピューター、サーバー、放送局)から3D画像を取得する態様の場合、タイミング制御部106から表示タイミングを取得する。また、画像制御部102は、内部(例えば、内蔵する画像記憶部)から3D画像を取得する態様の場合、内部(例えば、タイミング記憶部(非図示))から表示タイミングを取得してもよい。
【0020】
画像制御部102は、表示タイミングを取得した場合、取得した表示タイミングにて、一時記憶している3D画像を液晶パネル112に出力する。即ち、画像制御部102は、一時記憶している3D画像に対し必要な処理(スケーリング、キーストーン、フレームレート変換等)を実行し、取得した表示タイミングで液晶パネル112を駆動して3D画像を表示する。
【0021】
また、画像制御部102は、タイミング制御部106から表示タイミングを取得した場合、タイミング制御部106から取得した表示タイミングを光源制御部104に出力する。また、画像制御部102は、タイミング記憶部から表示タイミングを取得した場合、タイミング記憶部から取得した表示タイミングを光源制御部104及びタイミング制御部106に出力する。
【0022】
光源制御部104は、画像制御部102から表示タイミングを取得する。光源制御部104は、画像制御部102から表示タイミングを取得した場合、画像制御部102から取得した表示タイミングと、調整情報記憶部190に記憶されている調整情報(後述)とに従って、光源114を制御する。なお、光源制御部104の詳細は後述する。
【0023】
液晶パネル112は、画像制御部102から取得した3D画像を表す画像データに基づいて、光源114から射出された光を変調する光変調装置である。なお、画像表示装置10がプロジェクターである場合、液晶パネル112によって変調された3D画像を表す光は、レンズ(非図示)によって、画像表示装置10の前面に設置されたスクリーン(非図示)に投射される。
【0024】
タイミング制御部106は、外部(例えば、パーソナルコンピューター、サーバー、放送局)、又は、画像制御部102から表示タイミングを取得する。タイミング制御部106は、外部から表示タイミングを取得した場合には、外部から取得した表示タイミングを、画像制御部102及び同期信号生成部108に出力する。また、タイミング制御部106は、画像制御部102から表示タイミングを取得した場合には、画像制御部102から取得した表示タイミングを、同期信号生成部108に出力する。
【0025】
同期信号生成部108は、タイミング制御部106から表示タイミングを取得する。同期信号生成部108は、タイミング制御部106から表示タイミングを取得した場合、タイミング制御部106から取得した表示タイミングと、調整情報記憶部190に記憶されている調整情報(後述)とに従って、3Dメガネ20に送信する同期信号を生成する。
【0026】
以下、同期信号生成部108が3Dメガネ20に送信する同期信号のうち、表示タイミングに基づく同期信号を第1の同期信号という。また、同期信号生成部108が3Dメガネ20に送信する同期信号のうち、第1の同期信号を調整情報(後述)に基づいて調整(補正)した調整(補正)後の同期信号を第2の同期信号という。なお、同期信号生成部108の詳細は後述する。
【0027】
同期信号生成部108は、同期信号(第1の同期信号又は第2の同期信号)を生成した場合、生成した同期信号を同期信号送信部122に出力する。なお、同期信号送信部122に出力された同期信号は、3Dメガネ20に送信され、シャッター部240の駆動タイミングを制御するシャッター駆動信号の生成に用いられる。つまり、同期信号生成部108は、同期信号を生成することによって、3Dメガネ20のシャッター部240の駆動タイミングを制御する。
【0028】
同期信号送信部122は、同期信号生成部108から同期信号を取得する。同期信号送信部122は、同期信号生成部108から同期信号を取得した場合、同期信号生成部108から取得した同期信号を無線通信によって3Dメガネ20に送信する。なお、「無線通信」とは、伝送路として線を使わない通信である。画像表示装置10と3Dメガネ20間の無線通信として、3Dメガネ20が1つの場合には赤外線通信又はブルートゥースを利用し、3Dメガネ20が複数の場合にはブルートゥースを利用してもよい。
【0029】
調整情報受信部124は、リモコン30から調整情報を受信する。調整情報受信部124は、リモコン30から調整情報を受信した場合、リモコン30から受信した調整情報を調整情報記憶部190に記憶する。
【0030】
なお、調整情報とは、3D画像の表示タイミングと、3Dメガネ20との同期を調整するための情報であって、シャッター部240の駆動タイミングを変更するための情報である。より詳細には、調整情報とは、同期信号生成部108が、第1の同期信号から第2の同期信号を生成する際に参照する参照情報(映像の明るさとクロストークのバランスを調整するために参照される情報)である。換言すれば、映像の明るさとクロストークのバランスを調整情報によって調整される前の既定(標準)の同期信号が第1の同期信号に相当し、映像の明るさとクロストークのバランスを調整情報によって調整された後の同期信号が第2の同期信号に相当する。なお、調整情報は、メガネ制御タイミング変更情報とも称する。
【0031】
調整情報記憶部190は、調整情報受信部124によって受信された調整情報を記憶する。調整情報は、同期信号生成部108に加え、光源制御部104によっても参照される。
【0032】
なお、画像表示装置10は、複数の3Dメガネ20を以下のように制御する。調整情報受信部124は、リモコン30から複数の3Dメガネ20の夫々の調整情報を受信する。調整情報記憶部190は、調整情報受信部124によって受信された夫々の調整情報を記憶する。同期信号生成部108は、表示タイミングと、調整情報記憶部190に記憶されている夫々の調整情報とに従って、夫々の3Dメガネ20に送信する夫々の同期信号(第1の同期信号又は第2の同期信号)を生成する。光源制御部104は、表示タイミングと、夫々の調整情報のうち左目用画像及び右目用画像の透過時間(シャッター開口時間)を最大に調整する調整情報とに従って、光源を制御する。
【0033】
(リモコン30)
リモコン30は、調整情報送信部324及び調整情報受付部380を備える。調整情報受付部380は、ユーザーから調整情報の入力(設定)を受け付ける。調整情報送信部324は、調整情報受付部380によって受け付けられた調整情報を無線通信によって画像表示装置10に送信する。
【0034】
(3Dメガネ20)
3Dメガネ20は、通信部220、シャッター駆動部230及びシャッター部240を備える。通信部220は、同期信号受信部222を有する。シャッター駆動部230は、信号解析部232及び駆動信号生成部234を有する。シャッター部240は、それぞれ液晶パネルを含む左目シャッター240L、及び右目シャッター240Rを有する。
【0035】
同期信号受信部222は、無線通信によって、画像表示装置10から同期信号(第1の同期信号又は第2の同期信号)を受信する。具体的には、リモコン30(調整情報送信部324)によって、当該3Dメガネのシャッター部240の駆動タイミングを調整する旨の調整情報(例えば、設定値「0」以外)を送信していない場合、若しくは、当該3Dメガネ20のシャッター部240の駆動タイミングを調整しない旨の調整情報(例えば、設定値「0」)を送信していた場合には、同期信号受信部222は、画像表示装置10から第1の同期信号を受信する。また、リモコン30(調整情報送信部324)によって、シャッター部240の駆動タイミングを調整する旨の調整情報を送信していた場合には、同期信号受信部222は、画像表示装置10から第2の同期信号を受信する。同期信号受信部222は、画像表示装置10から同期信号を受信した場合、画像表示装置10から受信した同期信号を信号解析部232に出力する。
【0036】
信号解析部232は、同期信号受信部222から同期信号を取得する。信号解析部232は、同期信号受信部222から同期信号を取得した場合、同期信号受信部222から取得した同期信号を解析する。具体的には、信号解析部232は、プロトコル記憶部(非図示)に記憶されているプロトコル情報を用いて同期信号を解析する。信号解析部232は、同期信号の解析結果を駆動信号生成部234に出力する。
【0037】
駆動信号生成部234は、信号解析部232から同期信号の解析結果を取得する。駆動信号生成部234は、信号解析部232から同期信号の解析結果を取得した場合、信号解析部232から取得した同期信号の解析結果に基づいて、シャッター部240を駆動させるシャッター駆動信号(左目シャッター240Lの液晶パネルの透過率、及び、右目シャッター240Rの液晶パネルの透過率を制御する信号)を生成する。駆動信号生成部234は、生成したシャッター駆動信号をシャッター部240に出力する。
つまり、シャッター駆動部230(信号解析部232、駆動信号生成部234)は、画像表示装置10から受信した同期信号に基づいてシャッター駆動信号を生成し、シャッター駆動信号による駆動タイミングでシャッター部240を駆動させている。
【0038】
シャッター部240は、駆動信号生成部234からシャッター駆動信号を取得する。シャッター部240は、駆動信号生成部234からシャッター駆動信号を取得した場合、駆動信号生成部234から取得したシャッター駆動信号に従って、左目シャッター240L、右目シャッター240Rを交互に駆動させる。つまり、シャッター部240の左目シャッター240Lは、シャッター駆動信号に従って、画像表示装置10が表示する3D画像(例えば、プロジェクターが投射した3D画像、3Dテレビが表示する3D画像)の左目用画像を透過し、右目用画像を遮断する。一方、右目シャッター240Rは、画像表示装置10が表示する3D画像の右目用画像を透過し、左目用画像を遮断する。これにより、3Dメガネ20を通して3D画像を視た場合、ユーザーの左目と右目に交互に、左目用画像と右目用画像とが透過され、意図したように3D画像を見ることができる。
【0039】
ここで、3Dメガネ20は、画像表示装置10から第1の同期信号を受信した場合には、映像の明るさとクロストークのバランスに関し、標準的なバランスの3D画像をユーザーに提供する。一方、3Dメガネ20は、画像表示装置10から第2の同期信号を受信した場合には、映像の明るさとクロストークのバランスに関し、標準的なバランスから調整(補正)したバランスの3D画像をユーザーに提供する。
【0040】
図2は、本発明の第1の実施形態による調整情報に関する画面例である。リモコン30は、表示部(非図示)を備え、表示部に調整情報に関する画面を表示する。例えば、リモコン30は、
図2(a)の画面を表示する。
図2(a)の画面は、3つの3Dメガネ20(「3DメガネA」「3DメガネB」「3DメガネC」)の調整情報(設定値)を表している。なお、リモコン30(調整情報受付部380)においてユーザーから入力された調整情報(設定値)は、上述の如く、画像表示装置10(調整情報記憶部190)に保持されるが、
図2(a)の画面を表示するため、リモコン30内にも保持しておく。
【0041】
ユーザーは、
図2(a)の画面において、調整情報の値(「−50」〜「+50」。初期値「0」)を設定する。例えば、ユーザーは、映像の明るさとクロストークのバランスに関し、映像の明るさを優先させるときはマイナスの値を設定する。また、ユーザーは、映像の明るさとクロストークのバランスに関し、クロストークの削減を優先(以下、「画質の優先」とも称する)させるときはプラスの値を設定する。なお、
図2(a)の三角は設定値を示している。つまり、3DメガネAは調整無(設定値「0」)に設定され、3DメガネBは明るさ優先(設定値「−30」)に設定され、3DメガネCは画質優先(設定値「+20」)に設定されている。
【0042】
なお、
図2(a)の画面を表示する場合、ユーザーは、リモコン30上のハードボタン(PUSHスイッチ、スライドスイッチ等。非図示)を用いて、3Dメガネ20を選択し、選択した3Dメガネ20の設定値を変更(増減)する。3DメガネBの下部の線は、3DメガネBが選択されている旨を表している。
【0043】
なお、リモコン30は、
図2(a)の画面に代えて
図2(b)又は
図2(c)の画面を表示してもよい。
図2(b)の画面を表示する場合、ユーザーは、画面上に設けられた3Dメガネ20毎の増減ボタン(プラスボタン、マイナスボタン)を用いて設定値を変更する。
図2(c)の画面を表示する場合、ユーザーは、画面上に設けられたタブから3Dメガネ20を選択し、増減ボタンを用いて設定値を変更する。
【0044】
図3は、本発明の第1の実施形態による調整情報の記憶例である。画像表示装置10の調整情報記憶部190(リモコン30も同様)は、
図3に示すように、各3Dメガネ20の調整情報を記憶する。
図3の場合、調整情報記憶部190は、3Dメガネ名と、3Dメガネ識別情報と、調整情報とを対応付けて記憶している。
【0045】
図4〜
図6は、本発明の第1の実施形態における、調整情報と、生成される同期信号と、3Dメガネ20(シャッター装置)の駆動タイミングとの関係を説明する説明図である。具体的には、
図4は、3DメガネAの調整情報(
図2、
図3参照)と、3DメガネAに送信するために生成された同期信号(第1の同期信号)と、3DメガネAの駆動タイミングとの関係を説明する説明図である。
図5は、3DメガネBの調整情報(
図2、
図3参照)と、3DメガネBに送信するために生成された同期信号(第1、第2の同期信号)と、3DメガネBの駆動タイミングとの関係を説明する説明図である。
図6は、3DメガネCの調整情報(
図2、
図3参照)と、3DメガネCに送信するために生成された同期信号(第1、第2の同期信号)と、3DメガネCの駆動タイミングとの関係を説明する説明図である。
【0046】
なお、
図4〜
図6において、映像信号Rは右目用画像、映像信号Lは左目用画像である。破線は、左目用画像及び右目用画像の透過時間の中心時刻である。「R_open」「R_close」「L_open」「L_close」は同期信号である。具体的には、「R_open」は右目シャッター240Rのオープン(透過開始)信号、「R_close」は右目シャッター240Rのクローズ(透過終了)信号、「L_open」は左目シャッター240Lのオープン信号、「L_close」は左目シャッター240Lのクローズ信号である。また、
図4〜
図6において、右目シャッター透過率は右目シャッター240Rの液晶パネルの透過率、左目シャッター透過率は左目シャッター240Lの液晶パネルの透過率である。
【0047】
(3DメガネAの制御)
同期信号生成部108は、まず、
図4に示すように、表示タイミングに基づいて同期信号(第1の同期信号)を生成する。続いて、同期信号生成部108は、調整情報記憶部190から3DメガネAの調整情報(設定値「0」)を読み出して、第1の同期信号の調整(補正)を要しないと解釈(判断)する。続いて、同期信号生成部108は、同期信号送信部122を介して、第1の同期信号を3DメガネAに送信する。
一方、3DメガネAは、自身宛の同期信号(第1の同期信号)を受信し、
図4に示すように、シャッター部240の駆動タイミングを制御する。
【0048】
(3DメガネBの制御)
同期信号生成部108は、まず、
図5に示すように、表示タイミングに基づいて同期信号(第1の同期信号)を生成する。続いて、同期信号生成部108は、調整情報記憶部190から3DメガネBの調整情報(設定値「−30」)を読み出して、第1の同期信号に対する明るさ優先の調整(補正)を要すると解釈(判断)し、調整情報(設定値「−30」)に基づいて第1の同期信号を補正して第2の同期信号を生成する。具体的には、同期信号生成部108は、
図5に示すように、第1の同期信号による左目用画像及び右目用画像の透過時間(シャッター開口時間)の中心時刻を変化させないように、設定値「−30」に相当する時間、オープンのタイミングを早くし、クローズのタイミングを遅くする。中心時刻を変化させないのは、なるべく、左目用画像と右目用画像との切り替わり部分(図中の点線内)を見えないようにするためである。続いて、同期信号生成部108は、同期信号送信部122を介して、第2の同期信号を3DメガネBに送信する。
一方、3DメガネBは、自身宛の同期信号(第2の同期信号)を受信し、
図5に示すように、シャッター部240の駆動タイミングを制御する。つまり、3DメガネBの場合、3DメガネAに比べ、透過時間が拡大する(画像が明るくなる)。
【0049】
(3DメガネCの制御)
同期信号生成部108は、まず、
図6に示すように、表示タイミングに基づいて同期信号(第1の同期信号)を生成する。続いて、同期信号生成部108は、調整情報記憶部190から3DメガネCの調整情報(設定値「+20」)を読み出して、第1の同期信号に対する画質優先の調整(補正)を要すると解釈(判断)し、調整情報(設定値「+20」)に基づいて第1の同期信号を補正して第2の同期信号を生成する。具体的には、同期信号生成部108は、
図6に示すように、第1の同期信号による左目用画像及び右目用画像の透過時間の中心時刻を変化させないように、設定値「+20」に相当する時間、オープンのタイミングを遅くし、クローズのタイミングを早くする。続いて、同期信号生成部108は、同期信号送信部122を介して、第2の同期信号を3DメガネCに送信する。
一方、3DメガネCは、自身宛の同期信号(第2の同期信号)を受信し、
図6に示すように、シャッター部240の駆動タイミングを制御する。つまり、3DメガネCの場合、3DメガネAに比べ、透過時間が縮小する(クロストークが削減する)。
【0050】
図7は、本発明の第1の実施形態による光源114の制御例である。
図7において、同期信号Aは、3DメガネAに送信する同期信号(第1の同期信号。
図4参照)である。同期信号Bは、3DメガネBに送信する同期信号(第2の同期信号。
図5参照)である。同期信号Cは、3DメガネCに送信する同期信号(第2の同期信号。
図6参照)である。
【0051】
光源制御部104は、画像制御部102から表示タイミングを取得した場合、画像制御部102から取得した表示タイミングと、調整情報記憶部190に記憶されている夫々の調整情報のうち左目用画像及び右目用画像の透過時間を最大に調整する調整情報とに従って、光源114を制御する。
【0052】
例えば、
図3に示すように、3DメガネAの設定値「0」、3DメガネBの設定値「−30」、及び、3DメガネCの設定値「+20」が調整情報記憶部190に記憶されている場合、設定値「0」「−30」「+20」のうち、透過時間を最大に調整する設定値は、タイミング設定値「−30」である(
図4〜
図6参照)。従って、光源制御部104は、画像制御部102から取得した表示タイミングと、調整情報記憶部190に記憶されている設定値「−30」とに従って、
図7に示すように、光源114の発光タイミングを制御する。より詳細には、光源制御部104は、図中の一点鎖線にて示したように、少なくとも当該設定値「−30」による同期信号Bによる透過時間において、光源114が発光するように、光源114の発光タイミングを制御する。つまり、光源制御部104は、3DメガネA、3DメガネB、3DメガネCのうち、最も明るい画像(透過時間を最大の画像)を表示する3DメガネBに合わせて、光源114の発光タイミングを制御する。
【0053】
以下、
図8を参照して、画像表示システム1の動作を説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態による画像表示装置10を含む画像表示システム1の動作の一例を示すフローチャートである。
図8(a)は調整情報の取得に関する動作であって、左側はリモコン30の動作、右側は画像表示装置10の動作を表している。
図8(b)は調整情報による3Dメガネ20の制御に関する動作であって、左側は画像表示装置10の動作、右側は3Dメガネ20の動作を表している。
図8(c)は
図8(b)のステップS100の詳細を表している。
【0054】
図8(a)のフローチャートは、リモコン30の調整情報受付部380が、ユーザーから調整情報(設定値)の入力を受け付けることにより開始する。調整情報受付部380は、入力された調整情報を内部に記憶するとともに、調整情報送信部324に出力する。調整情報送信部324は、調整情報受付部380から取得した調整情報を画像表示装置10に送信する(ステップS10)。画像表示装置10の調整情報受信部124は、リモコン30から調整情報を受信し(ステップS20)、調整情報記憶部190に記憶する(ステップS22)。そして、
図8(a)のフローチャートは終了する。
【0055】
図8(b)のフローチャートは、画像表示装置10の画像制御部102が3D画像を取得することにより開始する。なお、タイミング制御部106は、表示タイミング(信号)を外部から取得し、画像制御部102及び同期信号生成部108に出力するものとする。
【0056】
画像制御部102は、タイミング制御部106から取得した表示タイミングを光源制御部104に出力するとともに、タイミング制御部106から取得した表示タイミングにて、3D画像を液晶パネル112に出力する(ステップS30)。光源制御部104は、画像制御部102から取得した表示タイミングと、調整情報記憶部190に記憶されている調整情報とに従って、光源114を制御する(ステップS32)。
【0057】
同期信号生成部108は、タイミング制御部106から取得した表示タイミングと、調整情報記憶部190に記憶されている調整情報とに従って、同期信号を生成する(ステップS100)。
【0058】
具体的には、
図8(c)に示すように、同期信号生成部108は、まず、タイミング制御部106から取得した表示タイミングに基づいて第1の同期信号を生成する(ステップS102)。続いて、同期信号生成部108は、調整情報記憶部190に記憶されている調整情報の設定値(複数の設定値が記憶されている場合には全ての設定値)がゼロであるか否かを判断する(ステップS104)。即ち、同期信号生成部108は、少なくとも1つの3Dメガネ20に対する第2の同期信号の生成(第1の同期信号の補正)の要否を判断する。
【0059】
設定値がゼロの場合(ステップS104:Yes)、即ち、全ての3Dメガネ20に対する第2の同期信号の生成(第1の同期信号の補正)を要しない場合、
図8(c)のフローチャートは終了し、
図8(b)のフローチャートのステップS34に進む。一方、設定値がゼロ以外の場合(ステップS104:No)、即ち、少なくとも1つの3Dメガネ20に対する第2の同期信号の生成(第1の同期信号の補正)を要する場合、同期信号生成部108は、当該3Dメガネ20に送信する第2の同期信号を生成する(ステップS106)。具体的には、同期信号生成部108は、当該3Dメガネ20の調整情報に基づいて第1の同期信号を補正して当該3Dメガネ20に送信する第2の同期信号を生成する。そして、
図8(c)のフローチャートは終了し、
図8(b)のフローチャートのステップS34に進む。
【0060】
同期信号生成部108は、ステップS100において生成した同期信号(第1の同期信号又は第2の同期信号)を同期信号送信部122に出力し、同期信号送信部122は、同期信号生成部108によって生成された夫々の3Dメガネ20宛の同期信号(第1の同期信号又は第2の同期信号)を夫々の3Dメガネ20に送信する(ステップS34)。
【0061】
3Dメガネ20の同期信号受信部222は、画像表示装置10から自身宛の同期信号を受信する(ステップS40)。信号解析部232は、同期信号受信部222によって受信された同期信号を解析し、解析結果を駆動信号生成部234に出力する。駆動信号生成部234は、信号解析部232が解析した解析結果に基づいてシャッター駆動信号を生成し、シャッター部240に出力し、左目シャッター240L、右目シャッター240Rを駆動させる(ステップS42)。そして、
図8(b)のフローチャートは終了する。
【0062】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態による、画像表示装置10を含む画像表示システム2の機能ブロック図の一例である。
【0063】
画像表示システム2は、
図9に示すように、画像表示装置10と3Dメガネ21とを備える。なお、
図9において1つの3Dメガネ21を示したが、画像表示システム2は複数の3Dメガネ21を備えていてもよい。
【0064】
(画像表示装置10)
画像表示システム2の画像表示装置10の構成は、画像表示システム1の画像表示装置10と同様である。但し、調整情報受信部124は、3Dメガネ20から調整情報を受信する。
【0065】
(3Dメガネ21)
3Dメガネ21は、通信部250、シャッター駆動部230、シャッター部240、調整情報受付部280を備える。通信部250は、同期信号受信部222及び調整情報送信部224を有する。画像表示システム2の3Dメガネ21は、画像表示システム1の3Dメガネ20に、リモコン30の機能(調整情報受付部380、調整情報送信部324)に相当する機能(調整情報受付部280、調整情報送信部224)を付加している。つまり、調整情報受付部280は、ユーザーから調整情報の入力(設定)を受け付ける。調整情報送信部224は、調整情報受付部280によって受け付けられた調整情報を無線通信によって画像表示装置10に送信する。
【0066】
図10は、本発明の第2の実施形態による調整情報に関する画面例である。3Dメガネ21は、表示部(非図示)を備え、表示部に調整情報に関する画面を表示する。例えば、3Dメガネ21は、
図10(a)の画面を表示する。
図10(a)の画面は、当該3Dメガネ20の調整情報(設定値)を表している。なお、3Dメガネ21(調整情報受付部280)においてユーザーから入力された調整情報(設定値)は、画像表示装置10(調整情報記憶部190)に保持されるが、
図10(a)の画面を表示するため、3Dメガネ21内にも保持しておく。
【0067】
なお、3Dメガネ21は、表示スペースの制約がある場合には、
図10(a)の画面に代えて、
図10(b)の如く設定値を表示してもよい。なお、
図10(a)又は
図10(b)の表示の場合、ユーザーは、3Dメガネ21上のハードボタン(PUSHスイッチ、スライドスイッチ等。非図示)を用いて設定値を変更する。また、3Dメガネ21は、
図10(a)の画面に代えて、
図10(c)の画面を表示してもよい。
図10(c)の画面を表示する場合、ユーザーは、画面上に設けられた増減ボタンを用いて設定値を変更する。
【0068】
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図11は、本発明の第3の実施形態による、画像表示装置11を含む画像表示システム3の機能ブロック図の一例である。
【0069】
画像表示システム3は、
図11に示すように、画像表示装置11と3Dメガネ20とを備える。なお、
図11において1つの3Dメガネ20を示したが、画像表示システム3は複数の3Dメガネ20を備えていてもよい。
【0070】
(画像表示装置11)
画像表示装置11は、制御部100、画像表示部110、通信部130、調整情報受付部180及び調整情報記憶部190を備える。制御部100は、画像制御部102、光源制御部104、タイミング制御部106及び同期信号生成部108を有する。画像表示部110は、液晶パネル112及び光源114を有する。通信部130は、同期信号送信部122を有する。画像表示システム3の画像表示装置11は、画像表示システム1の画像表示装置10が備える調整情報受信部124に代えて、調整情報受付部180を備える。
【0071】
調整情報受付部180は、ユーザーから調整情報の入力(設定)を受け付ける。調整情報受付部180は、調整情報を調整情報記憶部190に記憶する。なお、画像表示装置11は、調整情報に関する画面として、
図2(a)、
図2(b)又は
図2(c)に示す画面を表示してもよい。
【0072】
(3Dメガネ20)
画像表示システム3の3Dメガネ20の構成は、画像表示システム1の3Dメガネ20と同様である。
【0073】
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図12は、本発明の第4の実施形態による、制御装置40を含む画像表示システム4の機能ブロック図の一例である。
【0074】
画像表示システム4は、
図12に示すように、画像表示装置12と制御装置40と3Dメガネ21とを備える。画像表示システム4は、画像表示装置10の一部の構成を分離し、制御装置40としたものである。なお、
図12において1つの3Dメガネ21を示したが、画像表示システム4は複数の3Dメガネ21を備えていてもよい。
【0075】
(画像表示装置12)
画像表示装置12は、制御部140、画像表示部110、通信部150及び調整情報記憶部190を備える。制御部140は、画像制御部102、光源制御部104及びタイミング制御部106を有する。画像表示部110は、液晶パネル112及び光源114を有する。通信部150は、タイミング送信部152及び調整情報受信部154を有する。
【0076】
タイミング送信部152は、タイミング制御部106から表示タイミングを取得する。タイミング送信部152は、タイミング制御部106から表示タイミングを取得した場合、タイミング制御部106から取得した表示タイミングを無線通信によって制御装置40に送信する。調整情報受信部154は、制御装置40から調整情報を受信する。調整情報受信部154は、制御装置40から調整情報を受信した場合、制御装置40から取得した調整情報を調整情報記憶部190に記憶する。
【0077】
(制御装置40)
制御装置40は、同期信号生成部408、通信部420及び調整情報記憶部490を備える。通信部420は、同期信号送信部422、調整情報受信部424、タイミング受信部426及び調整情報送信部428を有する。
【0078】
タイミング受信部426は、画像表示装置12から表示タイミングを受信する。タイミング受信部426は、画像表示装置12から表示タイミングを取得した場合、画像表示装置12から取得した表示タイミングを同期信号生成部408に出力する。
【0079】
同期信号生成部408は、タイミング受信部426から表示タイミングを取得する。同期信号生成部408は、タイミング受信部426から表示タイミングを取得した場合、タイミング受信部426から取得した表示タイミングと、調整情報記憶部490に記憶されている調整情報とに従って、3Dメガネ21に送信する同期信号(第1の同期信号又は第2の同期信号)を生成する。なお、同期信号生成部408による同期信号の生成方法は、画像表示システム1の画像表示装置10の同期信号生成部108による同期信号の生成方法と同様である。
【0080】
同期信号送信部422は、同期信号生成部408から同期信号を取得する。同期信号送信部422は、同期信号生成部408から同期信号を取得した場合、同期信号生成部408から取得した同期信号を無線通信によって3Dメガネ21に送信する。調整情報受信部424は、3Dメガネ21から調整情報を受信する。調整情報受信部424は、3Dメガネ21から調整情報を受信した場合、3Dメガネ21から受信した調整情報を調整情報記憶部490に記憶する。調整情報記憶部490は、調整情報受信部424によって受信された調整情報を記憶する。
【0081】
調整情報送信部428は、調整情報記憶部490に記憶されている調整情報を読み出して、無線通信によって画像表示装置12に送信する。なお、画像表示装置12に送信された調整情報は、画像表示装置12の光源制御部104によって光源114の制御に用いられる。つまり、調整情報送信部428は、調整情報を送信することによって、画像表示装置12の光源114を制御する。
【0082】
(3Dメガネ21)
画像表示システム4の3Dメガネ21の構成は、画像表示システム2の3Dメガネ21と同様である。
【0083】
以上、第1〜第4の実施形態を説明したが、第1〜第4の実施形態に記載の画像表示装置10(11)、制御装置40は、調整情報に応じた同期信号を生成し、3Dメガネ20(21)に送信するため、画像表示装置10(11)、制御装置40によれば、ユーザーは、適宜、調整情報を入力し、3Dメガネ20(21)の駆動タイミング(透過時間)を調整し、自身の感覚にあった明るさとクロストークのバランスにおいて3D画像を視聴することができるようになる。
【0084】
例えば、クロストークが強くなるが明るさをあげたい場合は、オープン信号を出力してからクローズ信号を出力するまでの透過時間を長くすればよい。つまり、
図5に示すように、調整情報の設定値をマイナスの値にすればよい。逆に、明るさを犠牲にしてクロストークを弱くしたい場合は、オープン信号を出力してからクローズ信号を出力するまでの透過時間を短くすればよい。つまり、
図6に示すように、調整情報の設定値をプラスの値にすればよい。
【0085】
また、画像表示装置10(11)、制御装置40は、調整情報に応じて光源114を制御するため、ユーザーは、駆動タイミング(透過時間)の調整後においても、最適な光源発光期間による3D画像を視聴することができる。例えば、透過時間を長くした場合、光源制御によってランプ発光時間は、必要に応じて長くなる。一方、透過時間を短くした場合、光源制御によってランプ発光期間も必要に応じて短くなる。具体的には、
図7に示すように、透過時間が最も長い3Dメガネに合わせて、発光時間の長さを調整している。従って、必要な光を確保しつつ、節電することができる。
【0086】
なお、上記実施形態では、同期信号として「R_open」「R_close」「L_open」「L_close」を使用したが、使用する同期信号はこれに限定されない。例えば、上記に加えて更に、右目シャッター240Rのオープンと左目シャッター240Lのクローズとを同時に制御する「R_open&L_close」、左目シャッター240Lのオープンと右目シャッター240Rのクローズとを同時に制御する「L_open&R_close」を使用してもよい。
【0087】
また、上記実施形態では、調整情報の設定方法として、−50(最小値)〜+50(最大値)の範囲を細かなステップ(例えば、ピッチ1)にて設定する方法を示したが、調整情報の設定方法はこれに限定されない。例えば、「明るさ優先モード」「標準モード」「画質優先モード」の3段階のモードを設けるようにしてもよい。
【0088】
また、上記実施形態では、制御装置40は調整情報受信部424を備えるが、調整情報受信部424に代えて又は加えて調整情報受付部(非図示)を備えるようにしてもよい。画像表示装置10についても同様である。
【0089】
また、上記実施形態では、光変調装置として透過型の液晶パネルを用いた例を説明したが、光変調装置は透過型の液晶パネルに限定されない。例えば、光変調装置としてデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD:Digital Micro−Mirror Device)や、反射型の液晶パネル等を用いて、光源からの光を変調する構成にしてもよい。また、小型CRT(陰極線管)上の映像を被投写面に投写するCRTプロジェクターでもよい。
【0090】
また、上記実施形態では、画像表示装置10、11、12は透過型の表示デバイス(液晶パネル)を備えたが、自発光型の表示デバイス(プラズマディスプレイパネル、有機ELパネル)を備えてもよい。
【0091】
なお、本発明の各実施形態による画像表示装置10(11)又は制御装置40の処理を実行するためのプログラムをコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピューターシステムに読み込ませ、実行することにより、画像表示装置10(11)又は制御装置40の処理を実現させてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピューターシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリー等の書き込み可能な不揮発性メモリー、CD−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0092】
さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0093】
以上、この発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。